JP2004315114A - ベルト式搬送装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】2本の無端ベルトコンベアより成る挟持コンベアをベルトコンベア上部に設け、該挟持コンベアの相対向した挟持面は、物品の側面形状に合わせて最適な接触状態が得られるように物品側面との接触角度が変更できるようにして、該挟持コンベアの相対向する物品搬送面の互いの物品搬送方向並びに搬送速度は、上記ベルトコンベアの搬送方向並びに搬送速度と同一にしたこと。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ベルトコンベアで搬送されるカップ等容器が転倒することなく高速で運搬できる挟持コンベアを有する搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
円筒形や角柱形状の容器をベルトコンベアで搬送する場合、比較的背が高い容器は搬送中に転倒しやすい、特に搬送コンベアと搬送コンベアとの乗り移り部分においては、両ベルトコンベアのプーリ径によって生じる曲面が存在しているため、ここをスムーズに通過させることが難しい、プーリ径などを可及的に小さくして乗り移り時の容器の揺動を少なくすることなども実施されているが搬送速度が増すとこの部分での容器の転倒が起こりやすくなってくる。このように転倒しやすい円筒形等の容器を搬送する場合の転倒防止方法として紹介されている文献に特許文献1がある。
【0003】
【特許文献1】
実用新案登録番号第3016944号公報
【0004】
この技術は搬送コンベア上に設けた挟持コンベアであって該挟持コンベアの各々が平行に対面した構造になっており、比較的背の高い物品を挟持して高速で搬送することが開示されている。また同様に容器等を挟持して搬送する技術として紹介されている文献に、特許文献2がある。
【0005】
【特許文献2】
特開平8−271324号公報
【0006】
ここに紹介されている技術は搬送コンベア上に設けた挟持コンベアであるが、やはり該挟持コンベアの各々が平行に対面した構造の挟持コンベアである。
【0007】
このように転倒しやすい物品(容器等)を安定して搬送する技術は種々紹介されているが、これらは何れも円筒形状の容器や角柱形状の容器のように、容器の側面形状が上下に平行な容器の場合であって、このような容器の場合には安定して挟持でき搬送も容易である。
【0008】
しかし容器の側面が上下に平行な容器でなく、底部の面積と上部の面積とが異なる形状をした容器、例えば即席ラーメンの容器とかヨーグルトカップのような容器であるが、側面が平行でないこれらの容器を上述した従来の挟持コンベアで挟持して安定した搬送をしようとしても、挟持コンベアの両ベルト面が該容器の側面全体を挟持せず最も大きい平面積のところ(円形の場合最も直径の大きいところ)のみを挟持するため、挟持した容器が安定せず揺動する。この状態で搬送すると容器の内容物が飛び出すおそれがあり、この種の容器を用いた生産ラインの高速化が困難であった。また近年、食品等の容器は多様化してきており、様々な側面形状のものが存在するようになった。しかしながら従来の挟持コンベアではこれら全ての容器において、その形状に合わせた挟持状態が実施できず高速で安定した搬送が困難であった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、容器の側面形状が上下に平行でなく異なっていても、それぞれの容器の側面形状に合致した接触状態を容易に確保できるようにし、安定した挟持状態を保持することにより高速で安定した搬送を行い、生産ラインの高速処理化を図ることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
そこで本発明によるベルト式搬送装置は、相対向した物品搬送面をほぼ垂直方向に設けた2本の無端ベルトコンベアより成る挟持コンベアをベルトコンベア上部に設け、その挟持コンベアの相対向した物品を搬送する挟持面は、物品の側面形状に合わせて最適な接触状態が得られるように物品側面との接触角度が変更できるようにして、安定した搬送ができるようにしたことと共に、上記挟持コンベアの相対向する物品搬送面の互いの物品搬送方向並びに搬送速度は、上記ベルトコンベアの搬送方向並びに搬送速度と略同一にすることによりスムーズな搬送ができるようにしたことを特徴としている。(請求項1)。
【0011】
また上記挟持コンベアは、無端ベルトにより構成された第1搬送コンベアの終端部と、連続して配置されている別の無端ベルトにより構成された第2搬送コンベアの始端部近傍の上部に設置されることを特徴としている。(請求項2)。このようにすることにより、搬送コンベアと搬送コンベアの乗り移り部分においてもスムーズな移送が実現できた。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1はベルト式搬送装置の概略の構成図である。図1において、1は挟持コンベアであって左右の無端ベルト1a、1bとそれぞれ両端プーリ1A−a、1A−b、1B−a、1B−bより構成された一対のコンベアである。2はモータで該挟持コンベア各々の駆動源である。3a、3bは挟持コンベア用フレーム、4a、4bは角度調整板で、挟持コンベア用フレーム3a、3bを支持している。5a、5bは角度調節金具で、7a、7bは蝶番であり、角度調節金具5a、5bと蝶番7a、7bとによりベースプレート6a、6bによりそれぞれ支持されている。また角度調節板4a、は蝶番7aにより、角度調節板4bは蝶番7bによりそれぞれ枢支されている。また角度調節金具5aは角度調整用枢軸5a−1と一体的に接続されており、その一部にはネジ部5a−2が設けられている。またベースプレート6aに固着されたナット部5a−3に螺合している。そして角度調節用枢軸5a−1の他端には角度調節用ハンドル13が設けられている。
【0013】
今、角度調整ハンドル13を回転させると、角度調節用枢軸5a−1と一体的に接続されたネジ部5a−2が回転してベースプレート6aに固着されたナット部5a−3との螺合により角度調節板4aが蝶番7aを枢支点として回動し、物品の側面形状に最適な角度で当接することができる。同時に角度調節用ハンドル13の回転は、11a、11bのタイミングプーリおよび12のタイミングベルトにより、もう一方の角度調節用枢軸5b−1に連動され、5a−1と同様にネジ部5b−2が回転してベースプレート6bに固着されたナット部5b−3との螺合により角度調節板4bは蝶番7bを枢支点として回動する。
【0014】
次に挟持幅を調節するために、幅調節用軸受け8a、8bがベースプレート6a、6bにそれぞれ固着されている。9は両側にネジ部9a、9bを有する幅調節用連結軸で、該ネジ部9aは幅調節用軸受け8aに螺合しており、ネジ部9bは8bに螺合している。そして幅調節用連結軸は幅調節用軸受け8aを貫通しており更に延伸してその端に幅調節用ハンドル10が設けられている。11a、11bは角度調節連動用タイミングプーリであって角度調節用枢軸5a−1、5b−1にそれぞれ嵌合固着されている。12は無端タイミングベルトで角度調節連動用タイミングプーリ11a〜11b間に張設されている。
【0015】
幅方向の調節方法について説明する。幅方向の調節には幅調節用ハンドル10を回転させて行う、幅調節用ハンドル10を回転させると幅調節用連結軸9が回転する。幅調節用連結軸には9a、9bと両サイドにネジ部が施され、例えば9aは右ネジで9bは左ネジとなっている。したがって幅調節用連結軸を回転させると、例えば幅調節用軸受け8aは右ネジで幅調節用連結軸9aに螺合し同様に8bは左ネジで9bに螺合している。幅調節用連結軸9を一方向に回転させても相対向する挟持コンベアは幅方向に広くなるかまたは狭くなる方向に連動して作動する。これによって、物品20のサイズが変更になっても適宜に対応できるようになっている。
【0016】
また、搬送用コンベア18および搬送用コンベア19上の物品(容器)20と挟持コンベア1との高さ方向の概略の調整は、各調整装置を含む挟持コンベア全体を支持するフレーム14と、架台15上に設置されたフレーム支え16、高さ調節ハンドル17とにより行うようになっている。
【0017】
【発明の効果】
在来の挟持コンベアは搬送面に対して垂直になっており、相対する挟持面が平行であるため、筒状のものでは比較的安定して搬送できたが、例えば即席ラーメンのカップやヨーグルトカップのように高さ方向に傾斜しているテーパー状の容器の場合は適応できなかった。しかし本発明においては、挟持コンベアの挟持面が容器等の側面形状に合わせて最も安定して挟持できる角度に変更できるようにしたので、比較的軽い容器から重い容器まで、また背が低い容器から背の高い容器まで様々な容器に対応できるようになった。特に搬送コンベアから次の搬送コンベアに乗り移る際の安定性が改善されたため、搬送速度も従来に比べて増加することができた。従って生産ラインの高速化が可能となるなど顕著な効果を奏している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のベルト式搬送装置の正面図である。
【図2】本発明のベルト式搬送装置の側面図である。
【符号の説明】
1 挟持コンベア
2 挟持コンベア駆動モータ
3 挟持コンベア用フレーム
4 角度調整板
5 角度調節金具
6 ベースプレート
7 蝶番
8 幅調節用軸受け
9 幅調節用連結軸
10 幅調節用ハンドル
11 タイミングプーリ
12 無端タイミングベルト
13 角度調節用ハンドル
14 フレーム
15 架台
16 フレーム支え
17 高さ調節ハンドル
18 搬送コンベア
19 搬送コンベア
20 物品(容器)
Claims (2)
- ベルトコンベア上部に設けられており、相対向した物品搬送面をほぼ垂直方向に設けた2本の無端ベルトコンベアより成る挟持コンベアを有し、該挟持コンベアの相対向した物品搬送面は、物品の側面形状に合わせて最適な接触状態が得られるように物品側面との接触角度が変更できると共に、上記挟持コンベアの相対向する物品搬送面の互いの物品搬送方向並びに搬送速度は、上記ベルトコンベアの搬送方向並びに搬送速度と略同一としたことを特徴とするベルト式搬送装置。
- 前記挟持コンベアは、無端ベルトにより構成された第1搬送コンベアの終端部と、連続して配置されている別の無端ベルトにより構成された第2搬送コンベアの始端部近傍上部に設置されることを特徴とする請求項1に記載のベルト式搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003108510A JP2004315114A (ja) | 2003-04-14 | 2003-04-14 | ベルト式搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003108510A JP2004315114A (ja) | 2003-04-14 | 2003-04-14 | ベルト式搬送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004315114A true JP2004315114A (ja) | 2004-11-11 |
Family
ID=33469954
Family Applications (1)
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JP2003108510A Pending JP2004315114A (ja) | 2003-04-14 | 2003-04-14 | ベルト式搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004315114A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7905077B2 (en) | 2006-07-13 | 2011-03-15 | Ishida Co., Ltd. | Transport apparatus and boxing apparatus provided with same |
CN106429330A (zh) * | 2016-12-05 | 2017-02-22 | 无锡市创恒机械有限公司 | 自动排桶装置 |
CN107912484A (zh) * | 2017-12-22 | 2018-04-17 | 登封市启明轩程控设备有限公司 | 一种面条生产线及其面条输送装置 |
CN111674828A (zh) * | 2020-06-12 | 2020-09-18 | 安徽省科亿信息科技有限公司 | 一种可多向调节的容器夹持机构 |
IT201900014766A1 (it) * | 2019-08-14 | 2021-02-14 | Tag Srl | Gruppo per il trasporto di vaschette. |
-
2003
- 2003-04-14 JP JP2003108510A patent/JP2004315114A/ja active Pending
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CN107912484B (zh) * | 2017-12-22 | 2023-11-17 | 登封市启明轩程控设备有限公司 | 一种面条生产线及其面条输送装置 |
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