JP2004314660A - 洗車機 - Google Patents

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英二 竹内
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Abstract

【課題】洗車機において、乾燥が終わったフロントガラス面に残る水滴を減少させて、車両退出時の運転者の視界を向上させる。
【解決手段】洗浄手段は、トップノズルよりも洗車機本体の往行方向前側に配置され、制御手段は、洗車機本体が往走行により所定の洗浄終了位置に達すると、その洗車機本体が復走行してトップノズルが車両の少なくともルーフから車体前端へかけて車体上面の乾燥を行い、その復走行によりトップノズルが車体前端を乾燥できる位置に達すると、洗車機本体が往走行してトップノズルが車両の少なくともルーフに達するまでは車体上面の乾燥を行い、往走行および復走行による車体上面の乾燥時にはトップノズルが車両のフロントガラス面の傾斜に追従して昇降するように、走行手段および乾燥手段を制御する。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗車機本体を走行させて、車両の車体表面の洗浄と乾燥とを行なう洗車機に関するものである。
【0002】
【従来技術】
従来、上記の洗車機として、洗車機本体を車両の前後方向に往復走行させる走行手段と、洗車機本体に設けられ、洗浄水を用いて車両の車体表面を洗浄するトップブラシ、サイドブラシ等の洗浄手段と、その洗浄手段よりも洗車機本体の往行方向前側で洗車機本体に設けられ、空気を噴射して車両の車体上面を乾燥する昇降可能なトップノズル及びサイドノズルを有する乾燥手段と、前記走行手段、洗浄手段および乾燥手段を制御する制御手段を備えた洗車機は、既に知られている(下記の特許文献1を参照)。
【0003】
また、図6に示すように、洗車機本体101において、トップブラシ110,サイドブラシ111等の洗浄手段を、トップノズル112及びサイドノズル113よりも洗車機本体の往行方向前側に配置した洗車機、即ち、上記特許文献1の洗車機の洗浄手段と乾燥手段の前後位置を入れ替えた洗車機も、既に知られている。
【0004】
【特許文献1】
特開平6−255455号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記公知の洗車機は、洗車機本体が所定のスタート位置(図6の101A)に停止している状態で、洗車機本体の往行方向前方の所定の洗車位置に車両を停止させる。そして、洗車機本体を走行させて洗浄と乾燥とを行い、洗車機本体が車両の後端を過ぎた洗車終了位置(図6の101B)に停止して、乾燥を終わり、洗車を終了させる。次に洗車機本体が上記洗車終了位置に停止している状態で、車両が前記洗車位置から前進(図6で左動)して退出する。そして車両が退出すると、洗車機本体が前記洗車終了位置から前記スタート位置に復帰移動する。
【0006】
上記従来の洗車機では、乾燥が終わったフロントガラス面に水滴が比較的多く残り、このため、洗車終了に伴い運転者が車両を前進させて退出するときに、フロントガラス面に残った水滴が運転者の視界を悪くする問題があった。
【0007】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、乾燥が終わったフロントガラス面に残る水滴を減少させて、車両退出時の運転者の視界を向上させることができる洗車機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、洗車機本体と、その洗車機本体を車両の前後方向に往復走行させる走行手段と、洗車機本体に設けられ、洗浄水を用いて前記車両の車体表面を洗浄する洗浄手段と、同じく洗車機本体に設けられ、空気を噴射して前記車両の車体上面を乾燥する昇降可能なトップノズルを有する乾燥手段と、前記走行手段、前記洗浄手段および前記乾燥手段を制御する制御手段とを備えた洗車機において、前記洗浄手段は、前記トップノズルよりも前記洗車機本体の往行方向前側に配置されており、前記制御手段は、前記洗車機本体が往走行により所定の洗浄終了位置に達すると、その洗車機本体が復走行して前記トップノズルが前記車両の少なくともルーフから車体前端へかけて車体上面の乾燥を行い、その復走行により前記トップノズルが車体前端を乾燥できる位置に達すると、前記洗車機本体が往走行して前記トップノズルが前記車両の少なくともルーフに達するまでは車体上面の乾燥を行い、前記往走行および前記復走行による車体上面の乾燥時には前記トップノズルが前記車両のフロントガラス面の傾斜に追従して昇降するように、前記走行手段および前記乾燥手段を制御することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、添付図面に例示した本発明の実施例に基づいて以下に具体的に説明する。
【0010】
添付図面において、図1〜図5は、本発明の一実施例に係る洗車機を示すものであって、図1は、洗車機の全体平面図、図2は、洗車機の全体側面図、図3は、洗車機の拡大正面図(図2の3−3矢視拡大断面図)、図4は、洗車機による洗車処理手順を示すフローチャート、図5は、洗車機による洗車処理の作用説明図である。
【0011】
洗車機の洗車機本体1は、車両としての自動車Vを跨ぎ得る門型フレーム2を備え、この門型フレーム2に設けられた左右一対の前車輪3,3および左右一対の後車輪4,4は、左右一対の走行レール5,5上を走行する。前車輪3,3には、走行モータ6,6が連結され、この走行モータ6,6を駆動して、門型フレーム2を往復走行させることができる。
【0012】
門型フレーム2の下部には、スタート位置カム7により作動して門型フレーム2がスタート位置にあることを検出するスタート位置検出スイッチ8が設けられている。また一方の走行モータ6の出力軸には、ロータリエンコーダ9が接続されている。そして、スタート位置検出スイッチ8がスタート位置カム7から離れたときから、ロータリエンコーダ9が出力するパルス信号を、門型フレーム2が往走行するときは加算し、門型フレーム2が復走行するときは減算することにより、スタート位置からの門型フレーム2の走行位置Lが検出される。
【0013】
門型フレーム2には、トップブラシ10、左右一対のサイドブラシ11,11トップノズル12、左右一対のサイドノズル13,13、洗浄水噴射管14及び濯ぎ水噴射管15が設けられている。尚、以下の説明で門型フレーム2の「前側」とは、洗車機本体1の往行方向前側(図1,2で右側)をいい、また「後側」とは、洗車機本体1の往行方向後側(図1,2で左側)をいう。
【0014】
トップブラシ10は、鉛直に昇降するように支持されており、図示されていないブラシ昇降モータで昇降できるようになっている。またトップブラシ10は、図示されていない回転用モータで回転駆動できるようになっている。
【0015】
門型フレーム1内において、左右一対のサイドブラシ11,11は、トップブラシ10よりも後側に配置されており、左右方向に開閉移動するように支持されている。またサイドブラシ11,11は、図示されていない開閉駆動手段で開閉移動できるようになっており、図示されていない回転用モータで回転駆動できるようになっている。そして、このサイドブラシ11,11を開閉駆動手段で開閉移動して、自動車Vの前面、側面および後面をブラッシングできるようになっている。
【0016】
また、門型フレーム2には、サイドブラシ11,11が図1に破線で示す開位置にあることを検出する開位置検出スイッチ(図示せず)と、図1に二点鎖線で示す閉位置にあることを検出する閉位置検出スイッチ(図示せず)とが設けられている。
【0017】
門型フレーム1内において、トップノズル12は、サイドブラシ11,11よりも後側に配置されており、鉛直に昇降するように支持されている。またトップノズル12は、図示されていないノズル昇降モータで昇降できるようになっている。そして、トップノズル12は、図示されていない送風機が接続されており、自動車Vの車体上面に空気を噴射して、その車体上面を乾燥できるようになっている。
【0018】
門型フレーム1内において、左右一対のサイドノズル13,13は、トップノズル12よりも後側に配置されている。そして、サイドノズル13,13は、図示されていない送風機が接続されており、車両の車体側面に空気を噴射して、その車体側面を乾燥できるようになっている。
【0019】
トップブラシ10よりも前側の門型フレーム2には、自動車Vの車体上面位置を検出する上面位置検出装置16が設けられている。上面位置検出装置16は、投光器17aと受光器17bとからなる光電センサー17が上下方向に等間隔で多数列配置されて構成されている。一点鎖線17cは、最上位の光電センサー17の光軸を表している。
【0020】
そして、上面位置検出装置16の最下部の光電センサー17Fは、自動車Vの前端を検出する前端検出手段に選定されている。
【0021】
洗浄水噴射管14は、トップブラシ10と上面位置検出装置16との間において門型フレーム2に設けられ門型に形成されている。そして、洗浄水噴射管14は、門型フレーム2の内方に噴口を向けた複数のノズル18を有し、図示されていない電磁弁を介して給水源に接続されている。従って、電磁弁を開弁すれば、複数のノズル18から洗浄水を噴射することができる。
【0022】
濯ぎ水噴射管15は、サイドブラシ11,11とトップノズル12との間において門型フレーム2に設けられ門型に形成されている。そして、濯ぎ水噴射管15は、門型フレーム2の内方に噴口を向けた図示されていない複数のノズルを有し、図示されていない電磁弁を介して給水源に接続されている。
【0023】
従って、電磁弁を開弁すれば、濯ぎ水噴射管15の複数のノズルから濯ぎ水を噴射することができる。なお、濯ぎ水噴射管15は、洗浄水噴射管14と同じ形状で同じ大きさに形成され、また濯ぎ水噴射管15のノズルは洗浄水噴射管14と同様に設けられている。
【0024】
門型フレーム2の後部には、投光器20aと受光器20bとからなる光電センサー20が設けられており、この光電センサー20で、自動車Vの後端を検出することができるようになっている。一点鎖線20cは光電センサー20の光軸を表している。
【0025】
走行レール5,5の間には、ストッパー21と光電センサー22とが設けられている。光電センサー22は投光器22aと受光器22bとからなる。一点鎖線22cは光電センサー22の光軸を表している。
【0026】
そして、自動車Vの右前輪をストッパー21に当てて停止させることにより、その自動車Vを所定の洗車位置における所定の前後位置に停止させることができるようになっている。
【0027】
また、光電センサー22は、自動車Vの右前輪を検出することで、自動車Vが所定の洗車位置に停止したことを検出できるようになっている。
【0028】
走行レール5,5の前端の前方には、洗車料金の支払い受付装置23が設置されている。また、走行レール5,5の後端の後方には、案内表示器24が設置されている。
【0029】
また門型フレーム2の前面には、洗車機を制御する制御装置25が設けられている。
【0030】
次に、前記実施例の作用を説明する。
【0031】
いま、洗車機本体1が図5(A)に実線で示すように、走行レール5,5の左端のスタート位置にあり、また、トップブラシ10およびトップノズル12が上限にあり、サイドブラシ11,11が開限にある状態とする。
【0032】
自動車Vの運転者は、図1に示す受付装置23の横の受付位置V1に自動車Vを停止させて、受付装置23に所定の料金を入れ、自動車Vを洗車位置V2へ前進させる。そして、自動車Vの右前輪をストッパー21に当てて、自動車Vを洗車位置V2に停止させる。そして、自動車Vの運転者は、洗車が行なわれる間、自動車Vに乗ったままでいる。
【0033】
受付装置23に所定の料金が入れられると(ステップS1)、制御装置25は光電センサー22が遮光されるのを待つ状態になる。自動車Vが洗車位置V2に達し、自動車Vの右前輪で光電センサー22が遮光され、その遮光状態が数秒間継続(例えば3秒)すると(ステップS2)、制御装置25は、自動車Vが洗車位置V2に停止したと判断し、トップブラシ10およびサイドブラシ11,11の回転と、洗浄水噴射管14のノズル18からの洗浄水の噴射と、濯ぎ水噴射管15のノズルからの濯ぎ水の噴射とを開始させる。そして、制御装置25は、洗車機本体1の右方向への往走行を開始させる(ステップS3)。
【0034】
この往走行のときに、上面位置検出装置16で自動車Vの車体上面位置が検出され、その上面位置検出装置16が検出した車体上面位置と、ロータリエンコーダ9の出力信号から検出した洗車機本体1の走行位置Lとにより、制御装置25は、自動車Vの車体上面形状を検出し、記憶する。そして、制御装置25は、その記憶した自動車Vの車体上面形状を用いて、車体上面からトップブラシ10の回転中心までの距離を所定値にするように、ブラシ昇降モータを制御する。従って、トップブラシ10は、車体上面形状に追従する。
【0035】
また、制御装置25は、サイドブラシ11,11を自動車Vの前面および側面に追従させるように、開閉駆動手段を制御する。
【0036】
而して、この往走行のときに、洗浄水と濯ぎ水との噴射を伴うトップブラシ10とサイドブラシ11,11による洗浄が行なわれる。即ち、自動車Vの車体前端から車体後端にかけて洗浄が行なわれる。
【0037】
洗車機本体1が往走行して、光電センサー17Fが図5(A)に示す17Fa位置になり遮光されると、即ち光電センサー17Fが自動車Vの前端を検出すると(ステップS4)、制御装置25は、そのときの走行位置L1を記憶する(ステップS5)。
【0038】
さらに洗車機本体1が往走行してサイドブラシ11,11が自動車Vの側面から後面に達すると、該ブラシ11,11はその後面をブラッシングしながら閉じ移動する。そして、そのサイドブラシ11,11が閉位置になったことを閉位置検出スイッチが検出すると(ステップS6)、制御装置25は、図5(B)に示すように、サイドブラシ11,11が自動車Vの後面近傍に位置した状態で洗車機本体1の往走行を停止させ(この往走行停止位置が本発明の洗浄終了位置となる)、またトップブラシ10及びサイドブラシ11,11の回転の停止と、洗浄水噴射管14のノズルからの洗浄水噴射の停止と、濯ぎ水噴射管15のノズルからの濯ぎ水噴射の停止とを行う。そして、トップブラシ10を上限位置へ上昇させ、その上限位置に保持する。またサイドブラシ11,11を開限位置へ開移動させ、その開限位置に保持する(ステップS7)。
【0039】
次に、制御装置25は、トップノズル12、サイドノズル13,13に接続された送風機を作動させる。そして、洗車機本体1の左方向への復走行を開始させる(ステップS8)。
【0040】
この復走行のとき、制御装置25は、前記ステップS7までに記憶した自動車Vの車体上面形状を用いて、車体上面からトップノズル12の下端までの距離を所定値にするように、ノズル昇降モータを制御する。従って、トップノズル12は、車体上面形状に追従するように昇降する。尚、図示例では、洗車機本体1の復走行開始と略同時にトップノズル12の下降を開始させるようにしているが、トップノズル12を下限位置又は所定の上下中間位置まで下降させた状態で洗車機本体1の復走行を開始させるようにしてもよい。
【0041】
而して、この復走行のときは、洗浄水および濯ぎ水の噴射は行なわれず、またトップブラシ10およびサイドブラシ11,11によるブラッシングは行なわれない。即ち、車体面の洗浄は行われず、トップノズル12とサイドノズル13,13による乾燥が行なわれる。
【0042】
この復走行による乾燥のとき、自動車Vのフロントガラス面Gおよびボンネット面においては、その上の残留水をトップノズル12が高い方から低い方へ吹き下げてゆき、これにより水が高い方から低い方へ無理なくスムーズに流動する。しかもフロントガラス面Gおよびボンネット面にトップノズル12を接近させた状態を維持するように、トップノズル12がフロントガラス面Gおよびボンネット面の下り傾斜に追従して下降するため、それら面を効果的に乾燥することができる。
【0043】
そして、洗車機本体1が復走行して、走行位置LがL2(L2=L1+A)になりトップノズル12が図5(C)に示す位置になると、即ち、トップノズル12が自動車Vの車体前端を乾燥できる位置に達すると(ステップS9)、制御装置25は、洗車機本体1の復走行を停止させる(ステップS10)。尚、前記Aは、光電センサー17Fとトップノズル12との水平距離である。
【0044】
次に、制御装置25は、洗車機本体1の再往走行を開始させる(ステップS11)。
【0045】
この往走行のとき、制御装置25は、前記ステップS7までに記憶した自動車Vの車体上面形状を用いて、車体上面からトップノズル12の下端までの距離を所定値にするように、ノズル昇降モータを制御する。従って、トップノズル12は、洗車機本体1の往走行に伴い自動車Vの前端に対応する位置から後端に対応する位置まで移動する間、車体上面形状に追従するように昇降する。
【0046】
また、この往走行のときも、洗浄水および濯ぎ水の噴射は行なわれず、またトップブラシ10およびサイドブラシ11,11によるブラッシングは行なわれない。即ち、車体面の洗浄は行われず、トップノズル12とサイドノズル13,13による乾燥が行なわれる。
【0047】
この往走行による乾燥のとき、自動車Vのボンネット面およびフロントガラス面Gにおいては、それら面にトップノズル12を接近させた状態を維持するように、トップノズル12がボンネット面およびフロントガラス面Gの上り傾斜に追従して上昇するため、それら面を効果的に乾燥することができる。
【0048】
この点を更に説明すると、前記した復走行による乾燥のときには、門型フレーム2の上部内面に付着していた水滴が、乾燥を終わった直後のフロントガラス面Gおよびボンネット面に落ちてしまうため、前記復走行による乾燥を終えた直後のフロントガラス面Gおよびボンネット面上に水滴が残ってしまう。しかるに、その後の往走行による乾燥のときに、自動車Vのボンネット面およびフロントガラス面Gにトップノズル12が極力接近し、その接近状態を維持するようにトップノズル12がボンネット面およびフロントガラス面Gの上り傾斜に追従して上昇してゆくため、その前の復走行の乾燥時に門型フレーム2の上部内面から落ちた水滴を効率よく移動、排出させて、それら面を更に効果的に乾燥することができる。
【0049】
洗車機本体1が往走行して、図5(E)に示すように、光電センサー20 が遮光から透過になると、即ち自動車Vの後端が検出されると(ステップS12)、制御装置25は、洗車機本体1の往走行の停止と、トップノズル12、サイドノズル13,13に接続された送風機の停止とを行い、そして、トップノズル12を上限位置へ上昇させ、その上限位置に保持する。更に、案内表示器24に「洗車終了」、「前進」を表示させる(ステップS13)。
【0050】
次に、制御装置25は、自動車Vが洗車位置V2から退出を始めたか否かに関係なく洗車機本体1の復走行を開始させる(ステップS14)。なお、この復走行のときに、制御装置25は、光電センサー20が遮光になると、その遮光されている間、洗車機本体1の復走行を停止させるように制御する。即ち、洗車機本体1の復走行により、光電センサー20が洗車位置V2に停車している自動車Vまたは後述する退出中の自動車Vにより遮光されると、その遮光されている間、洗車機本体1の復走行を停止し、これにより、洗車機本体1と自動車Vとの衝突を未然に防止できるようにする。
【0051】
而して前記ステップS13で、案内表示器24に「洗車終了」、「前進」が表示されると、自動車Vに乗車している運転者は、図5(E)において、洗車位置V2から左方向へ自動車Vを前進させて退出する。
【0052】
次に、洗車機本体1がスタート位置に達すると(ステップS15)、制御装置25は、洗車機本体1の復走行を停止させる(ステップS16)。そして、次に受付装置に料金が入れられるのを待つ。
【0053】
而して、トップブラシ10、左右一対のサイドブラシ11,11、洗浄水噴射管14および濯ぎ水噴射管15は、本発明の洗浄手段を構成し、洗浄水噴射管14のノズル18から噴射する洗浄水および濯ぎ水噴射管15のノズルから噴射する濯ぎ水は、本発明の洗浄水に該当し、走行モータ6,6は、本発明の走行手段に該当し、トップノズル12、トップノズル12を昇降駆動する図示しないノズル昇降モータ、サイドノズル13,13及びこれらノズルに接続された送風機は、本発明の乾燥手段を構成し、制御装置25、スタート位置検出スイッチ8、ロータリエンコーダ9、上面位置検出装置16、光電センサー17Fは、本発明の制御手段を構成する。
【0054】
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はその実施例に限定されることなく、本発明の範囲内で種々の実施例が可能である。
【0055】
【発明の効果】
本発明によれば、乾燥が終わったフロントガラス面に残る水滴を減少させて、フロントガラス面の乾燥効果を高めることができるので、車両退出時の運転者の視界を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る洗車機の全体平面図
【図2】前記洗車機の全体側面図
【図3】前記洗車機の拡大正面図(図2の3−3矢視拡大断面図)
【図4】前記洗車機による洗車処理手順を示すフローチャート
【図5】前記洗車機による洗車処理の作用説明図
【図6】従来の洗車機を示す全体平面図
【符号の説明】
V・・・・自動車(車両)
1・・・・洗車機本体
6・・・・走行モータ(走行手段)
8・・・・スタート位置検出スイッチ(制御手段)
9・・・・ロータリエンコーダ(制御手段)
10・・・トップブラシ(洗浄手段)
11・・・サイドブラシ(洗浄手段)
12・・・トップノズル(乾燥手段)
13・・・サイドノズル(乾燥手段)
14・・・洗浄水噴射管(洗浄手段)
15・・・濯ぎ水噴射管(洗浄手段)
16・・・上面位置検出装置(制御手段)
17F・・光電センサー(制御手段)
25・・・制御装置(制御手段)

Claims (1)

  1. 洗車機本体と、その洗車機本体を車両の前後方向に往復走行させる走行手段と、洗車機本体に設けられ、洗浄水を用いて前記車両の車体表面を洗浄する洗浄手段と、同じく洗車機本体に設けられ、空気を噴射して前記車両の車体上面を乾燥する昇降可能なトップノズルを有する乾燥手段と、前記走行手段、前記洗浄手段および前記乾燥手段を制御する制御手段とを備えた洗車機において、
    前記洗浄手段は、前記トップノズルよりも前記洗車機本体の往行方向前側に配置されており、
    前記制御手段は、前記洗車機本体が往走行により所定の洗浄終了位置に達すると、その洗車機本体が復走行して前記トップノズルが前記車両の少なくともルーフから車体前端へかけて車体上面の乾燥を行い、その復走行により前記トップノズルが車体前端を乾燥できる位置に達すると、前記洗車機本体が往走行して前記トップノズルが前記車両の少なくともルーフに達するまでは車体上面の乾燥を行い、前記往走行および前記復走行による車体上面の乾燥時には前記トップノズルが前記車両のフロントガラス面の傾斜に追従して昇降するように、前記走行手段および前記乾燥手段を制御することを特徴とする、洗車機。
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