JP2004313944A - 厨芥排水処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】集合住宅における大量の粉砕厨芥排水を常に受容して処理することができる処理能力の高い厨芥排水処理システムを得ることにある。
【解決手段】ディスポーザ2から粉砕厨芥と水の混合された厨芥排水を受容し、これに水を混合し撹拌均一化して原水として保有する原水受槽20と、上記原水受槽から汲み上げた原水を濾過する粗目スクリーンの第一フィルタ23と、上記第一フィルタで濾過された後の排水を受け、撹拌して均一化する排水受槽25と、上記排水受槽から汲み上げた排水を再び濾過する細目スクリーンの第二フィルタ28と、上記第二フィルタで濾過された後の排水を受け、曝気撹拌し微生物反応により沈澱処理した後、上澄水を下水道放流する回分式活性汚泥槽33を具備する構成とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、集合住宅で発生する厨芥を処理する厨芥排水処理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
厨芥等の有機性廃棄物は、腐敗により異臭、液だれを起こし、生活空間、作業空間の衛生性を著しく損なう。そこで各家庭で発生する厨芥を台所に設置したディスポーザで粉砕した後、配管移送し、厨芥処理する方法が知られている。
【0003】
このディスポーザを用いた家庭用の厨芥排水処理装置では、固液分離により厨芥固形物を回収処理する一方、固液分離で粉砕厨芥を回収した時に発生する排水はそのまま環境中に放流される。
最近では、集合住宅単位で、各住戸の台所に設置した厨芥ディスポーザで厨芥を粉砕し、水で配管移送させ、集合住宅単位でまとめて厨芥処理するもが注目されている。
【0004】
厨芥は、微生物反応で汚泥に転換された後、汚泥として貯留され、排水は浄化して放流される。ディスポーザ処理では、厨芥ほかの配管移送が大量の水を利用するため、後処理が水を大量に含んだ状態での処理となる。従って、処理物(汚泥)の貯留も水を大量に含んだ状態で貯留するため、そのための大きな貯留容積が必要となり、さらに、維持管理として定期的に汚泥処分する場合の搬出量が多くなって、そのための消費エネルギーを大きくしてしまうという欠点があった。
【0005】
そこで、従来、ディスポーザ利用廃棄物処理システムを図5に示すように構成することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
この図5のシステムにおいては、粉砕部120であるディスポーザ101は、家庭及び事業所などから発生する生ごみなどを粉砕すると同時に水供給部121から水、中水などの洗浄水を給水する。そして、生ごみである粉砕有機性廃棄物、水混合液を移送する配管により自然流下、ポンプ圧送、空気圧送などの方法により移送部122を経由して分離部123へ移送される。分離部123では、重力沈降、加圧浮上や布スクリーン、フィルター、バースクリーン、ウエッジワイヤなどの機械分離、電気泳動などにより粉砕有機性廃棄物130と分離液131に分ける。
次に、分離した粉砕有機性廃棄物130は、水分を分散させ乾燥し減容化し、高品質の有機物資源としてリサイクル原料に活用する。
また、分離部123で分けられた分離液131は、好気性処理、嫌気性処理または、間欠ばっ気処理などの微生物処理により生物処理を行う生物処理部125で浄化を行い、浄化した処理水に含まれる増殖した浮遊微生物や浮遊有機成分を高分子凝集剤や無機系凝集剤を添加して凝集部126で沈降させ、沈降した凝集物32は、ポンプ圧送や空気圧送などの方法を有する駆動部127により分離部123まで移送され、固形物は、最終的に固形分処理部124へ移送されリサイクルされる。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−279934号公報(図2)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記した特許文献1の厨芥排水処理システムは分離した排水を生物反応により沈殿処理してから放流するため、衛生性の観点から優れると共に、余剰汚泥を分離部に戻しているため、集合住宅用として適する。
【0009】
しかしながら、例えば250戸の集合住宅の場合、上記のように搬送部から分離部へ直ちに粉砕厨芥排水を移送する構成では、流入量に分離部の処理が追いつかず、水槽が溢れることがあり得る。
【0010】
また、大量の排水を処理して下水道中に放流させる関係上、粉砕厨芥排水の固液分離は、例えば二段にしてその処理能力を向上させることが望まれるが、これにより排水が濾過槽内に停留する時間が長くなると、分離部の水槽内において排水の固液分の混合状態が不均一となる、例えば沈殿してしまうことから、生物処理部へ搬送される排水(分離液)として不適当となることがあり得る。
【0011】
また、分離部から分離された固形物については、たとえば脱水機で絞ってさらに減容し、これにより生ずる排水を分離前の配水系に戻すことが望まれる。
【0012】
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、集合住宅における大量の粉砕厨芥排水を常に受容して処理することができる処理能力の高い厨芥排水処理システムを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、次のように構成したものである。
請求項1の発明に係る厨芥排水処理システムは、ディスポーザから粉砕厨芥と水の混合された厨芥排水を受容し、これに水を混合し撹拌均一化して原水として保有する原水受槽と、上記原水受槽から汲み上げた原水を濾過する粗目スクリーンの第一フィルタと、上記第一フィルタで濾過された後の排水を受け、撹拌して均一化する排水受槽と、上記排水受槽から汲み上げた排水を再び濾過する細目スクリーンの第二フィルタと、上記第二フィルタで濾過された後の排水を受け、曝気撹拌し微生物反応により沈澱処理した後、上澄水を下水道放流する回分式活性汚泥槽と、を具備することを特徴とする。
この特徴によれば、ディスポーザからの厨芥排水を受容する原水受槽と微生物反応による回分式活性汚泥槽との間に、排水受槽を設けているので、これに原水受槽の原水を汲み上げておくことができ、大量の排水を処理する集合住宅用のシステムであっても、原水受槽内に厨芥排水を受容する余地を持たせておくことができる。
【0014】
また、粉砕厨芥排水の固液分離手段は、第一フィルタと第二フィルタの二段に構成されているため、その固液分離処理能力が高い。また、その第一フィルタと第二フィルタの間に排水受槽が設けられ、ここで排水が貯留され撹拌されて均一化されるため、濾過に時間がかかる場合でも、沈殿による不都合を生じてしまうことが無く、回分式活性汚泥槽への搬送が円滑に行われる。
【0015】
請求項2の発明は、請求項1記載の厨芥排水処理システムにおいて、上記第一フィルタ及び第二フィルタで固液分離されたし渣を脱水減容機で脱水し、分離された水分を上記排水受槽に戻す回収路を設けたことを特徴とする。
この特徴によれば、後段の第二フィルタで固液分離されたし渣を脱水減容機で脱水しているので、固形分が乾燥しやすくなると共に、この脱水減容機で分離された水分を排水受槽に戻しているので、排水受槽で再利用ができ、また下水道に流さないので衛生的環境を確保することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示の実施形態に基づいて説明する。
この実施形態は、図4に示すような集合住宅を対象としたシステム例であり、各住戸の台所のシンク1内に在るディスポーザ2による粉砕生ゴミ及び台所排水を配管3、4、5を介して有効に排出し、これを排水処理装置6において、固液分離し、固形物は乾燥、回収し、濾液は可溶分解、浄化した後、公共下水道へ放流する。
【0017】
図1に厨芥排水処理システムの構成を、また図2〜図3に、この厨芥排水処理システムを集合住宅の地下一階から地下二階にかけて設備された構成を示す。各住戸の台所ないし厨房で発生した生ごみ(台所調理厨芥)は、図4に示す各住戸のディスポーザ2によって粉砕された後、供給された水と一緒に自然流下により移送配管11(配管3、4、5)から、地下二階に設置された厨芥排水処理システムの原水受槽(厨芥排水貯留槽)20(図1、図2)へ移送される。粉砕厨芥は、必要に応じ、圧送ポンプを介して圧送配管で移送してもよい。
【0018】
厨芥排水貯留槽20に流入した上記厨芥は、ここで洗浄水供給管12から給水される水、中水などの洗浄水と混合され、撹拌機にて平均化される。付属する撹拌機は水質を均一にし、また、浮遊物が沈降したり、有機物が腐敗する事を防ぐために設置されている。そして、2台の送水ポンプ21により配管22を経由して、地下一階に設けてある粗目スクリーンの第一フィルタ23(第一分離部)(図1、図2)へ移送され、ここで前処理されて、排水(分離液)a1と、し渣(粉砕厨芥:粉砕有機性廃棄物)b1に分けられる。この段階でのし渣(粉砕厨芥)a1は含水率が92〜94%である。
【0019】
第一フィルタ23から出た排水(分離液)a1は、移送配管24を経由して、地下二階に設けてある排水受槽25(図1、図2)に流下し、そこに貯留され、撹拌機により均一化される。排水受槽25は流入する排水(分離液)a1を均一・均等にするのが目的であり、付属する撹拌機も水質を均一にし、また、浮遊物が沈降したり、有機物が腐敗する事を防ぐために設置されている。また、排水受槽25を予備的に設け、原水受槽20の水を第一フィルタ23を通して常に排水受槽25に溜めることにより、原水受槽20の厨芥を受け入れる余裕が確保されることになる。
【0020】
上記第一フィルタ23により前処理され排水受槽25に貯留された排水a1は、水中ポンプから成る排水ポンプ26により、移送配管27を経由して、地下二階に設置してある細目スクリーンの第二フィルタ28(第二分離部)(図1、図2)に汲み上げられ、この第二フィルタ28において再びし渣(粉砕厨芥)b2と排水(分離液)a2に分けられる。
このスクリーンを通過することで規定値まで下げられた原水つまり排水(分離液)a2は、移送配管29を経由して、地下二階に設置してある水処理用調整槽30(図1、図3)に流下し貯留され、再度機械式の撹拌機により均一化される。機械式撹拌としたのは、エアー撹拌によると発泡・臭気の問題が生じるためである。水処理用調整槽30は流入する原水を均一・均等にするのが目的であり、付属する撹拌機も水質を均一にし、また、浮遊物が沈降したり、有機物が腐敗する事を防ぐために設置されている。
【0021】
水処理用調整槽30で均一になった排水(分離液)a2は、水中ポンプから成る送水ポンプ31により、配管32を経由して、回分式活性汚泥槽(回分槽)であるMX処理槽33(図1、図3)に送られる。
【0022】
MX処理槽33には散気管34と水中ブロワー35から成る散気ブロワー36が設置されており、任意の時間DOセンサー37による管理の基に曝気撹拌され、微生物処理される。そして沈澱処理後、上澄水をフロートのストレーナ38から放流ポンプ39にて汲み出し、配管40からサンプリングタンク41及び配管42を経て下水道へ放流する。なお、MX処理槽33には、消泡槽43内の消泡剤をポンプ44によりシャワーして洗剤等の泡を消す消泡設備が設けられている。
【0023】
上記MX処理槽33は、回分式活性汚泥法とMX菌(正確にはR−C−MX菌)を融合させた処理方式で運転される。すなわち、水中ブロワー35を、DOセンサー37と制御盤44内のスケジュールタイマーによりコントロールを行い、汚泥とMX菌の生存に適切な環境を作りだす。基本的には1日を1サイクルと致して、流入→反応→沈殿→放流→待機を繰り返す。
【0024】
ここで、R−C−MX菌とは光合成細菌の一種であり、本出願人が、この光合成細菌に着目し、本システムと融合させる事により、高濃度汚水処理に利用できることを解明したものである。光合成細菌自体は、地球創造時に発生した最古の菌に属し膨大な種類に分類されるが、その中でも特に環境に強く汚水処理に効果のある、紅色非硫黄細菌属のCapsulata種とSphaeroides種を、高濃度に純粋培養して使用する。その特徴として、R−C−MX菌は、次のような特徴を有する。
【0025】
(1) 悪臭の除去
微生物がタンパク質を分解するときに悪臭物質(硫化水素、メルカプタン等)を発生することがあるが、R−C−MX菌は菌体増殖のエネルギー源として特に悪臭物質を好んで利用する特性があり、その為に除臭効果が高い。
【0026】
(2) 高負荷の処理が可能
一般的な活性汚泥法の環境下で生育している微生物の生産物は、R−C−MX菌にとっての格好のエサとなるので、適切な環境を菌に与えることにより菌の活性を高め、高負荷の処理が可能となる。
【0027】
(3) 油脂分解処理が可能
動物性・植物性の油脂に関して、通常の従属栄養細菌よりもCapsulata種が特に高い油脂処理能力を示す。
【0028】
(4) 他微生物との関係
R−C−MX菌は常に他微生物とも共生している。しかし一般的な活性汚泥処理槽内では環境が合わないために能力が低下し,菌の増殖速度も低下するため、従来の活性汚泥処理の管理に対する障害が発生致しない。
【0029】
上記したように地下一階の第一フィルタ23及び第二フィルタ28にて分離された排水は、地下二階の回分式活性汚泥槽たるMX処理槽33に入り微生物処理され、沈澱処理後、その上澄水が下水道放流される。
【0030】
一方、上記第一フィルタ23で排水a1と分離されたし渣(粉砕厨芥)b1、及び上記第二フィルタ23で排水a2分離されたし渣(粉砕厨芥)b2は、配管46を経由して、地下二階に設置してある「し渣貯留ホッパ47」(図1)に流れ込んだ後、ポンプ48(図1)により配管49(図1)より地下一階に在る脱水減容機50(図1)に移送され、ここで絞られて、水分cと残渣dとに分けられる。
【0031】
脱水減容機50から排出される水分c(図1、図2)は、配管51より濾過槽52を経て濾過された後、その濾過液c1が配管53を経て排水受槽26に送られ、排水処理系に戻される。
【0032】
また残渣dは、脱水減容機50の残渣圧縮スクリューにより固形物(脱水ケーキ)54として排出され、貯留ホッパ55(図1)へ送られ、さらに排出スクリューコンベア56(図2)により乾燥減容機57(図1、図2)に送られ、乾燥・減容された後、搬出スクリューにて排出され回収58される。
【0033】
なお、第一フィルタ23には必要に応じ、市水配管59に接続された市水槽60(図1、図2)から洗浄水ポンプ61により洗浄水が流される。同様に、第二フィルタ28にも、必要に応じ市水槽60から洗浄水ポンプ62により洗浄水が流される。
【0034】
また、MX処理槽33の清掃に備えて、余剰汚泥eを原水受槽20に戻せるように、MX処理槽33(図1、図3)の底部から開閉弁63を介して配管64が原水受槽20(図1、図2)まで配設されている。
【0035】
さらにまた、槽内が満杯になったような場合の非常時の設備として、原水受槽20には非常用ポンプ65(図1、図2)が設けられ、該ポンプから開閉弁66を介して放流用の配管42(図1、図3)にまで非常用放流管67が配設されている。また同様に、水処理用調整槽30(図1、図3)にも、槽内が満杯になった場合の非常時の設備として非常用ポンプ68が設けられ、該ポンプから開閉弁69を介して放流用の配管42に至る非常用放流管70が配設されている。
【0036】
なお、以上に説明した実施の形態例では、厨芥排水処理システムを集合住宅の地下一階と地下二階との2つのフロアーに分散させて配設する例を示したが、水位差を設定してすべてを同一のフロアーに配設するようにしても良いことは勿論のことである。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、次のような優れた効果が得られる。
本発明によれば、ディスポーザからの厨芥排水を受容する原水受槽と微生物反応による回分式活性汚泥槽との間に、排水受槽を設けているので、これに原水受槽の原水を汲み上げておくことができ、大量の排水を処理する集合住宅用のシステムであっても、原水受槽内に厨芥排水を受容する余地を持たせておくことができる。
【0038】
また、粉砕厨芥排水の固液分離手段は、第一フィルタと第二フィルタの二段に構成されているため、その固液分離処理能力が高いだけでなく、その第一フィルタと第二フィルタの間に排水受槽が設けられ、ここで排水が貯留・撹拌されて均一化されるため、濾過に時間がかかる場合でも沈殿を生じないことから、回分式活性汚泥槽への搬送が円滑に行われる。
【0039】
また他の特徴によれば、第二フィルタで固液分離されたし渣を更に脱水減容機で脱水しているので、固形分の乾燥が容易になると共に、この脱水減容機で分離された水分を排水受槽に戻しているので、排水受槽で再利用ができ、また下水道に流さないので衛生的環境を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の厨芥排水処理システムの構成を示す図である。
【図2】本発明の厨芥排水処理システムを集合住宅の地下一階から地下二階にかけて設備された構成の左半分を示した図である。
【図3】本発明の厨芥排水処理システムを集合住宅の地下一階から地下二階にかけて設備された構成の右半分を示した図である。
【図4】本発明の厨芥排水処理システムの概要を示した図である。
【図5】従来のディスポーザ利用廃棄物処理システムを示した図である。
【符号の説明】
1 シンク 2 ディスポーザ
3、4、5 配管 6 排水処理装置
11 移送配管 12 洗浄水供給管
20 原水受槽(厨芥排水貯留槽) 21 送水ポンプ
22 配管 23 第一フィルタ
24 配管 25 排水受槽
26 排水ポンプ(水中ポンプ) 27 配管
28 第二フィルタ 29 配管
30 水処理用調整槽 31 送水ポンプ
32 配管
33 MX処理槽(回分式活性汚泥槽、回分槽)
34 散気管 35 水中ブロワー
36 散気ブロワー 37 DOセンサー
38 ストレーナ 39 放流ポンプ
40 配管 41 サンプリングタンク
42 配管 43 消泡槽
44 ポンプ 45 制御盤
46 配管 47 し渣貯留ホッパ
48 ポンプ 49 配管
50 脱水減容機 51 配管
52 濾過槽 53 配管
54 固形物(脱水ケーキ) 55 貯留ホッパ
56 排出スクリューコンベア 57 乾燥減容機
58 回収 59 市水配管
60 市水槽 61 洗浄水ポンプ
62 洗浄水ポンプ 63 開閉弁
64 配管 65 非常用ポンプ
66 開閉弁 67 非常用放流管
68 非常用ポンプ 69 開閉弁
70 非常用放流管 101 ディスポーザ
120 粉砕部 121 水供給部
122 移送部 123 分離部
124 固形処理部 125 生物処理部
126 凝集部 127 駆動部
130 粉砕有機性廃棄物 131 分離液
a1 排水(分離液) a2 排水(分離液)
b1 し渣(粉砕厨芥) b2 し渣(粉砕厨芥)
c 水分 d 残渣 e 余剰汚泥

Claims (2)

  1. ディスポーザから粉砕厨芥と水の混合された厨芥排水とを受容し、これに水を混合し撹拌均一化して原水として保有する原水受槽と、
    上記原水受槽から汲み上げた原水を濾過する粗目スクリーンの第一フィルタと、
    上記第一フィルタで濾過された後の排水を受け、撹拌して均一化する排水受槽と、
    上記排水受槽から汲み上げた排水を再び濾過する細目スクリーンの第二フィルタと、
    上記第二フィルタで濾過された後の排水を受け、曝気撹拌し微生物反応により沈澱処理した後、上澄水を下水道放流する回分式活性汚泥槽と、
    を具備することを特徴とする厨芥排水処理システム。
  2. 請求項1記載の厨芥排水処理システムにおいて、
    上記第一フィルタ及び第二フィルタで固液分離されたし渣を脱水減容機で脱水し、分離された水分を上記排水受槽に戻す回収路を設けた
    ことを特徴とする厨芥排水処理システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111423062A (zh) * 2020-04-13 2020-07-17 中国水利水电科学研究院 污水净化系统
CN114873751A (zh) * 2022-04-08 2022-08-09 余翠 一种油墨废水处理系统

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