JP2004313089A - 活物寄生菌(菌根菌)以外の食用死物寄生菌(腐生菌)エノキ茸、エリンギイ,舞茸、椎茸、ブナシメジ、ナメコ、アガリックス、その他の種菌用栽培用培地 - Google Patents
活物寄生菌(菌根菌)以外の食用死物寄生菌(腐生菌)エノキ茸、エリンギイ,舞茸、椎茸、ブナシメジ、ナメコ、アガリックス、その他の種菌用栽培用培地 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】キノコ生産において、品質、収量を安定的に増加させることは最重要課題である。そのためには、残存の培養基材を上回る物理生を持った素材の開発が不可欠である。
【解決手段】既存のキノコ生産は、培養基として大半がコーンコブ又は大鋸屑(針葉樹、広葉樹)を使用し、それに各生産者が独自の栄養配合を行い生産している。これまでの培養基材の代わりとして、全く使用されていなかったピートモスを一部もしくは、全量培養基材として使用、それに 既存の栄養素を配合し、水分とPHを調整した後一連の作業工程に入るこのピートモスによって腐生菌の、種菌培地、栽培培地は、既存のコーンコブ又は大鋸屑培地と同等以上の物理性、化学性を示す。
【解決手段】既存のキノコ生産は、培養基として大半がコーンコブ又は大鋸屑(針葉樹、広葉樹)を使用し、それに各生産者が独自の栄養配合を行い生産している。これまでの培養基材の代わりとして、全く使用されていなかったピートモスを一部もしくは、全量培養基材として使用、それに 既存の栄養素を配合し、水分とPHを調整した後一連の作業工程に入るこのピートモスによって腐生菌の、種菌培地、栽培培地は、既存のコーンコブ又は大鋸屑培地と同等以上の物理性、化学性を示す。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は(活物寄生菌を除く)死物寄生菌(エノキ茸、エリンギ、舞茸、ブナシメジ、椎茸、ナメコ、その他)のキノコ栽培における生産性の向上を、目的とした、種菌、栽培用人工培地に関する物である。
【0002】
【従来の技術】
従来のキノコ用人工培地は、コーンコブ又は大鋸屑にビート、コットンハル、その他の保水材、空間材を配合し、栄養剤を入れ、水分調整、PH調整して人工栽培されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
キノコの収量増加には、より多くの水分量と菌体量が必要であるが水分量を多くすれば、物理性である空間量の減少を引き起こし、保水材を多く入れて空間量を増加させると、化学性である、PH、阻害物質、浸透圧などが崩れて、これも菌糸の繁殖を低下させて菌体量の減少を引き起こす。
【0004】
以上のことから、コーンコブ、大鋸屑による収量の上限は決定されている。そのため栽培容器の口径の拡大や容器内にあける通気穴本数の増加によって物理性の向上をはかっているが、これも又、コーコブ、大鋸屑の上限は決定している。
【0005】
以上のことから、今まで以上の収量の増加をはかるためには既存の培養基を越える、物理性、化学性を示す新しい培養基の開発が大きな課題の一つであった。
【0006】
【課題を解決する手段】
本発明は、ピートモスを既存の培養基(コーンコブ、大鋸屑)の一部又は全量を使用し、栄養剤、保水材、空間材、PH調整剤、その他キノコ栽培に必要な素材を適量添加し、水分を調整し一連の作業である瓶、袋詰め、殺菌、接種、培養、発生、生育行程を経て収穫する。
【0007】
【作用】
では、ピートモスの何が今までの培養基(コーンコブ、大鋸屑)より性能が優れているかというと、まずその物理性による所が大きい、キノコ栽培においての物理性とは、いわゆる空間量である、では空間量が多ければ良いかと言うとそうではなく、その空間が連続してつながっていなければならない、これは人工培地内のガス交換をスムーズに運ぶために絶対必要であり、人工培地内にいくら多量の空間が存在しても空間同士がつながっていなければスムーズなガス交換は行えない。
【0008】
又、ピートモス培地を顕微鏡で見てみると、細かな空間が連続的に存在している、そしてこの細かな空間は、毛管張力を引き上げ、水ポテンシャルを下げることにより保水力を上げるという作用をもたらしている、これはピートモスが細長い繊維質で出来ている事に大きな要因があり、コーンコブや大鋸屑などの従来の培養基では大きな空間になり、毛管張力の低下により、保水力が、下がり瓶や袋の下部に水が溜まると言うような現象を引き起こしている。
【0009】
化学性としては、従来の培養基であるコーンコブや大鋸屑は、微生物による発酵に伴う、阻害物質の増加や、PH低下といった、キノコ栽培において不都合な培養基になりやすく、雑木などを使用する、椎茸、舞茸などは樹種の選定など大変であるが、ピートモスは数千年をかけてゆっくりと泥炭化された水苔であるためそのような害はほとんどない。
【産業上の利用分野】
この発明は(活物寄生菌を除く)死物寄生菌(エノキ茸、エリンギ、舞茸、ブナシメジ、椎茸、ナメコ、その他)のキノコ栽培における生産性の向上を、目的とした、種菌、栽培用人工培地に関する物である。
【0002】
【従来の技術】
従来のキノコ用人工培地は、コーンコブ又は大鋸屑にビート、コットンハル、その他の保水材、空間材を配合し、栄養剤を入れ、水分調整、PH調整して人工栽培されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
キノコの収量増加には、より多くの水分量と菌体量が必要であるが水分量を多くすれば、物理性である空間量の減少を引き起こし、保水材を多く入れて空間量を増加させると、化学性である、PH、阻害物質、浸透圧などが崩れて、これも菌糸の繁殖を低下させて菌体量の減少を引き起こす。
【0004】
以上のことから、コーンコブ、大鋸屑による収量の上限は決定されている。そのため栽培容器の口径の拡大や容器内にあける通気穴本数の増加によって物理性の向上をはかっているが、これも又、コーコブ、大鋸屑の上限は決定している。
【0005】
以上のことから、今まで以上の収量の増加をはかるためには既存の培養基を越える、物理性、化学性を示す新しい培養基の開発が大きな課題の一つであった。
【0006】
【課題を解決する手段】
本発明は、ピートモスを既存の培養基(コーンコブ、大鋸屑)の一部又は全量を使用し、栄養剤、保水材、空間材、PH調整剤、その他キノコ栽培に必要な素材を適量添加し、水分を調整し一連の作業である瓶、袋詰め、殺菌、接種、培養、発生、生育行程を経て収穫する。
【0007】
【作用】
では、ピートモスの何が今までの培養基(コーンコブ、大鋸屑)より性能が優れているかというと、まずその物理性による所が大きい、キノコ栽培においての物理性とは、いわゆる空間量である、では空間量が多ければ良いかと言うとそうではなく、その空間が連続してつながっていなければならない、これは人工培地内のガス交換をスムーズに運ぶために絶対必要であり、人工培地内にいくら多量の空間が存在しても空間同士がつながっていなければスムーズなガス交換は行えない。
【0008】
又、ピートモス培地を顕微鏡で見てみると、細かな空間が連続的に存在している、そしてこの細かな空間は、毛管張力を引き上げ、水ポテンシャルを下げることにより保水力を上げるという作用をもたらしている、これはピートモスが細長い繊維質で出来ている事に大きな要因があり、コーンコブや大鋸屑などの従来の培養基では大きな空間になり、毛管張力の低下により、保水力が、下がり瓶や袋の下部に水が溜まると言うような現象を引き起こしている。
【0009】
化学性としては、従来の培養基であるコーンコブや大鋸屑は、微生物による発酵に伴う、阻害物質の増加や、PH低下といった、キノコ栽培において不都合な培養基になりやすく、雑木などを使用する、椎茸、舞茸などは樹種の選定など大変であるが、ピートモスは数千年をかけてゆっくりと泥炭化された水苔であるためそのような害はほとんどない。
Claims (1)
- ピートモスを既存の培養基(コーンコブ、大鋸屑)と一部混合する。もしくは、全量を使用して、その培養基に独自の栄養配合、水分調整した腐生菌(えのき茸、エリンギ、舞茸、ブナシメジ、椎茸、なめこ、その他)用の種菌、栽培用人工培地
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003112525A JP2004313089A (ja) | 2003-04-17 | 2003-04-17 | 活物寄生菌(菌根菌)以外の食用死物寄生菌(腐生菌)エノキ茸、エリンギイ,舞茸、椎茸、ブナシメジ、ナメコ、アガリックス、その他の種菌用栽培用培地 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003112525A JP2004313089A (ja) | 2003-04-17 | 2003-04-17 | 活物寄生菌(菌根菌)以外の食用死物寄生菌(腐生菌)エノキ茸、エリンギイ,舞茸、椎茸、ブナシメジ、ナメコ、アガリックス、その他の種菌用栽培用培地 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004313089A true JP2004313089A (ja) | 2004-11-11 |
Family
ID=33472697
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003112525A Pending JP2004313089A (ja) | 2003-04-17 | 2003-04-17 | 活物寄生菌(菌根菌)以外の食用死物寄生菌(腐生菌)エノキ茸、エリンギイ,舞茸、椎茸、ブナシメジ、ナメコ、アガリックス、その他の種菌用栽培用培地 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004313089A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104311249A (zh) * | 2014-09-28 | 2015-01-28 | 铜陵市香江食用菌种植有限责任公司 | 一种含有核桃壳的木耳培养基及其制备方法 |
JP2022538636A (ja) * | 2019-06-27 | 2022-09-05 | ダブリュ.エル.ゴア アンド アソシエイツ,インコーポレイティド | 海藻を育てるためのバイオインターフェイス |
-
2003
- 2003-04-17 JP JP2003112525A patent/JP2004313089A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104311249A (zh) * | 2014-09-28 | 2015-01-28 | 铜陵市香江食用菌种植有限责任公司 | 一种含有核桃壳的木耳培养基及其制备方法 |
JP2022538636A (ja) * | 2019-06-27 | 2022-09-05 | ダブリュ.エル.ゴア アンド アソシエイツ,インコーポレイティド | 海藻を育てるためのバイオインターフェイス |
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