JP2004311826A - Tmds用コモンモードフィルタアレイ - Google Patents
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Abstract
【課題】外部回路との特性インピーダンスの整合が容易で、信号波形の品質の優れたTMDS用コモンモードフィルタアレイを得ること。
【解決手段】信号用内部導体とグランド用内部導体を有するコモンモードフィルタが二つ並列に設けられ、コネクタとコントロールIC間に接続されて用いられるTMDS用コモンモードフィルタアレイであって、部品素体の互いに対向する一方の側面上にはコネクタ側の二つの信号用端子電極及び前記信号用端子電極間に一つのグランド用端子電極が並設され、他方の側面上にはコントロールIC側の二つの信号用端子電極が並設され、部品素体の側面上であってコントロールIC側の前記信号用端子電極間を除く部分に非コネクタ側の二つのグランド用端子電極が設けられ、前記グランド用内部導体の両端は前記コネクタ側及び前記非コネクタ側の前記グランド用端子電極にそれぞれ接続されることを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】信号用内部導体とグランド用内部導体を有するコモンモードフィルタが二つ並列に設けられ、コネクタとコントロールIC間に接続されて用いられるTMDS用コモンモードフィルタアレイであって、部品素体の互いに対向する一方の側面上にはコネクタ側の二つの信号用端子電極及び前記信号用端子電極間に一つのグランド用端子電極が並設され、他方の側面上にはコントロールIC側の二つの信号用端子電極が並設され、部品素体の側面上であってコントロールIC側の前記信号用端子電極間を除く部分に非コネクタ側の二つのグランド用端子電極が設けられ、前記グランド用内部導体の両端は前記コネクタ側及び前記非コネクタ側の前記グランド用端子電極にそれぞれ接続されることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、TMDS伝送におけるノイズ対策用のコモンモードフィルタアレイに関する。
【従来の技術】
デジタルディスプレイ用のインターフェース規格であるDVI、HDVIにおいてはTMDS(Transition Minimized Differential Signaling)伝送方式が採用されている。近年、TMDS伝送方式を採用した液晶ディスプレイが増加してきている。
TMDS伝送方式ではコモンモードフィルタアレイを用いたノイズ対策が効果的である。図9に、TMDS用コモンモードフィルタアレイの例を示す。
図9で、TMDS用コモンモードフィルタアレイ41の部品素体42の一側面上には、グランド用端子電極44a、44bとその両側に信号用端子電極43a、43bが並設される。また、前記側面と対向する側面上には、グランド用端子電極44c、44dとその両側に信号用端子電極43c、43dが並設される。
また、TMDS用コモンモードフィルタアレイ41は、内部に二つのコモンモードフィルタ(図示せず)が並列に接続されたアレイ構造を有する。そして、各コモンモードフィルタを構成する内部導体(図示せず)の両端が上述の端子電極に接続される。
図10に、TMDS用コモンモードフィルタアレイ41の使用例を示す。
TMDS用コモンモードフィルタアレイ41は、TMDS伝送方式を使用するインターフェースのコネクタと、前記インターフェースを制御するコントロールICの間に接続されて使用される。信号用端子電極43a、43bはそれぞれ信号ライン45a、45bを介してコネクタの信号端子に接続される。また、グランド用端子電極44a、44bはぞれぞれ信号ライン46を介してコネクタのグランド端子に接続される。一方、信号用端子電極43c、43dはぞれぞれ信号ライン47a、47bを介してコントロールICに接続される。また、グランド用端子電極44c、44dは信号ライン48に接続される。前記信号ライン48はその一端に設けられたスルーホール49を介して基板のグランド端子に接続される。
上述のような構成を有するコモンモードフィルタアレイは、例えば特開平8−138937号公報に記載されている。
【特許文献1】
特開平8−138937号公報
【発明が解決しようとする課題】
TMDS用コモンモードフィルタアレイ41のコネクタ側の側面は、上述のようにグランド用端子電極の両側に二つの信号用端子電極が配置される必要がある。これは、コネクタにおいて信号端子がグランド端子の両側に配置された形状を有すること、及び信号のノイズを効果的に除去するためコネクタとTMDS用コモンモードフィルタアレイ間の距離を1cm以下に抑える必要があることによる。
そして、コントロールIC側の側面においてもコネクタ側の側面と同様に端子電極が配置されるのが一般的である。この場合、信号ライン47a、47b間にグランドライン48が配置される。
しかしながら、上述の構成においてグランドライン48はスルーホールを有するなど一般に複雑な形状を有し、またラインを信号が伝わるため、その両側の信号ライン47a、47b間の特性インピーダンスを所望の値に設計するのが困難である。さらに、信号ライン47a、47bがグランドライン48の外側にあるため周囲の回路の影響を受けやすく、特性インピーダンスが不安定となる。このように特性インピーダンスを所望の値に設計しにくいことにより、信号波形の品質が悪化するという問題があった。
本発明では、上述の問題を解決し、外部回路との特性インピーダンスの整合が容易で、信号波形の品質の優れたTMDS用コモンモードフィルタアレイを得ることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するため、本発明のTMDS用コモンモードフィルタアレイは、信号用内部導体とグランド用内部導体を有するコモンモードフィルタが二つ並列に設けられ、コネクタとコントロールIC間に接続されて用いられるTMDS用コモンモードフィルタアレイであって、部品素体の互いに対向する一方の側面上にはコネクタ側の二つの信号用端子電極及び前記信号用端子電極間に一つのグランド用端子電極が並設され、他方の側面上にはコントロールIC側の二つの信号用端子電極が並設され、部品素体の側面上であってコントロールIC側の前記信号用端子電極間を除く部分に非コネクタ側の二つのグランド用端子電極が設けられ、前記信号用内部導体の両端は前記コネクタ側及び前記コントロールIC側の前記信号用端子電極にそれぞれ接続され、前記グランド用内部導体の両端は前記コネクタ側及び前記非コネクタ側の前記グランド用端子電極にそれぞれ接続されることを特徴とする。
また、前記非コネクタ側の前記グランド用端子電極が、前記コントロールIC側の前記信号用端子電極の両側に設けられることを特徴とする。
このような構成とすることで、TMDS用コモンモードフィルタとコントロールICを接続する信号ラインにおいて、特性インピーダンスを所望の値に設計することが容易となり、信号波形の品質を向上させることができる。
また、前記非コネクタ側の前記グランド用端子電極が、前記コントロールIC側の前記信号用端子電極の並設面に隣接する二つの側面上にそれぞれ設けられることを特徴とする。
このような構成とすることで、前記TMDS用コモンモードフィルタとコントロールIC間を接続する信号ラインの特性インピーダンスを所望の値に設計することが容易となり、信号波形の品質を向上させることができるとともに、コントロールIC側の信号ラインの設計自由度が向上する。
また、前記非コネクタ側の前記グランド用端子電極が、前記コントロールIC側の前記信号用端子電極の並設面及び当該面に隣接する側面により形成される角部に設けられることを特徴とする。
このような構成とすることで、前記TMDS用コモンモードフィルタとコントロールIC間を接続する信号ラインの特性インピーダンスを所望の値に設計することが容易となり、信号波形の品質を向上させることができるとともに、コントロールIC側の信号ラインの設計自由度が向上する。さらに、グランドラインの設計自由度が向上する。
また、二つの前記コモンモードフィルタを構成する信号用内部導体間の特性インピーダンスが100Ω±15%であることを特徴とする。
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について添付の図面に基づき説明する。
図1は、第一の実施の形態によるTMDS用コモンモードフィルタアレイの外観斜視図である。
図1に示すように、TMDS用コモンモードフィルタアレイ1の部品素体2の一側面上には、グランド用端子電極4aとその両側に信号用端子電極3a、3bが並設される。また、前記側面に対向する側面上には、信号用端子電極3c、3dとその両側にグランド用端子電極4b、4cが並設される。
図2は、前記TMDS用コモンモードフィルタアレイの分解斜視図である。
図2に示すように、TMDS用コモンモードフィルタアレイ1の部品素体2は、第一の磁性体基板15、絶縁体層10a〜10g及び第二の磁性体基板16の順に積層されてなる。
絶縁体層10a上には、渦巻き形状を有するグランド用内部導体12a、12bが設けられる。前記グランド用内部導体12a(12b)は上下導体の交差部(図中の実線と破線が交差する箇所)を有し、前記交差部近傍における上下導体間に絶縁体層10b(10c)が設けられる。また、前記グランド用内部導体12a(12b)の両端には、引き出し部14a及び14b(14c)がそれぞれ設けられる。
また、絶縁体層10d上には、渦巻き形状を有する信号用内部導体11a、11bが設けられる。前記信号用内部導体11a(11b)は上下導体の交差部(図中の実線と破線が交差する箇所)を有し、前記交差部近傍における上下導体間に絶縁体層10e(10f)が設けられる。また、前記信号用内部導体13a(13b)の両端には、引き出し部13a(13b)及び13c(13d)がそれぞれ設けられる。
そして、前記信号用内部導体11aが形成するコイルと、グランド用内部導体12aが形成するコイルが結合し、第一のコモンモードフィルタを構成する。また、前記信号用内部導体11bが形成するコイルと、グランド用内部導体12bが形成するコイルが結合し、第二のコモンモードフィルタを構成する。
図3は、前記TMDS用コモンモードフィルタアレイの等価回路図である。
図3に示すように、前記信号用内部導体11a(11b)が形成するコイルの両端は信号用端子電極3a、3c(3b、3d)にそれぞれ接続され、前記グランド用内部導体12a(12b)が形成するコイルの両端はグランド用端子電極4a、4b(4a、4c)にそれぞれ接続される。このように、TMDS用コモンモードフィルタアレイ1は、第一及び第二のコモンモードフィルタが並列に接続されたアレイ構造を有する。
図4は、TMDS用コモンモードフィルタアレイ1の使用例を示す図である。
TMDS用コモンモードフィルタアレイ1は、コネクタ及びコントロールIC間に接続されて使用される。信号用端子電極3a、3bはそれぞれ信号ライン5a、5bを介してコネクタの信号端子に接続される。また、グランド用端子電極4aは信号ライン6を介してコネクタのグランド端子に接続される。一方、信号用端子電極3c、3dはそれぞれ信号ライン7a、7bを介してコントロールICに接続される。また、グランド用端子電極4b、4cはそれぞれ信号ライン8a、8bに接続される。前記信号ライン8a(8b)は、その一端に設けられたスルーホール9a(9b)を介して基板のグランド端子に接続される。
上述の構成を有するTMDSコモンモードフィルタアレイ1は、コントロールIC側の信号ライン8a、8b間にグランドラインが配置されないため、前記信号ライン8a、8b間の特性インピーダンスを所望の値に設計するのが容易である。これにより、外部回路と特性インピーダンスを容易に整合させることができ、信号波形の品質が向上するという効果を有する。
図5は、第二の実施の形態によるTMDS用コモンモードフィルタアレイの外観斜視図である。
図5に示すように、TMDS用コモンモードフィルタアレイ21の部品素体22の一側面上には、グランド用端子電極24aとその両側に信号用端子電極23a、23bが並設される。また、前記側面に対向する側面上には、信号用端子電極23c、23dが並設される。さらに、前記信号用端子電極23c、23dが並設される面に隣接する二つの側面上には、グランド用端子電極24b、24cがそれぞれ設けられる。
第一の実施形態と同様、TMDS用コモンモードフィルタアレイ21は、内部に二つのコモンモードフィルタが並列に接続されたアレイ構造を有する。また、前記各コモンモードフィルタは信号用内部導体及びグランド用内部導体より構成される。そして、前記信号用内部導体の両端は、信号用端子電極23a(23b)及び23c(23d)に接続され、前記グランド用内部導体の両端はグランド用端子電極24a及び24b(24c)に接続される。
図6は、TMDS用コモンモードフィルタアレイ21の使用例を示す図である。
TMDS用コモンモードフィルタアレイ21は、コネクタ及びコントロールIC間に接続されて使用される。信号用端子電極23a、23bはそれぞれ信号ライン25a、25bを介してコネクタの信号端子に接続される。また、グランド用端子電極24aは信号ライン26を介してコネクタのグランド端子に接続される。一方、信号用端子電極23c、23dはそれぞれ信号ライン27a、27bを介してコントロールICに接続される。また、グランド用端子電極24b、24cはそれぞれ信号ライン28a、28bに接続される。前記信号ライン28a(28b)は、その一端に設けられたスルーホール29を介して基板のグランド端子に接続される。
上述の構成を有するTMDS用コモンモードフィルタアレイ21は、コントロールIC側の信号ライン28a、28b間にグランドラインが配置されないため、前記信号ライン28a、28b間の特性インピーダンスを所望の値に設計するのが容易である。これにより、外部回路と特性インピーダンスを容易に整合させることができ、信号波形の品質が向上するという効果を有する。
さらに、前記グランド用端子電極24b、24cは、前記信号用端子電極23c、23dが並設される面に隣接する面に形成されるため、前記信号ライン28a、28bの設計自由度が向上する。これにより、基板への高密度実装が可能となるという効果を有する。
図7は、第三の実施の形態によるTMDS用コモンモードフィルタアレイの外観斜視図である。
図7に示すように、TMDS用コモンモードフィルタアレイ31の部品素体32の一側面上には、グランド用端子電極34aとその両側に信号用端子電極33a、33bが並設される。また、前記側面に対向する側面上には、信号用端子電極33c、33dが並設される。さらに、前記信号用端子電極33c、33dの並設面と、当該面に隣接する側面により形成される角部に、グランド用端子電極34b、34cが設けられる。
第一の実施形態と同様、TMDS用コモンモードフィルタアレイ31は、内部に二つのコモンモードフィルタが並列に接続されたアレイ構造を有する。また、前記各コモンモードフィルタは信号用内部導体及びグランド用内部導体より構成される。そして、前記信号用内部導体の両端は、信号用端子電極33a(33b)及び33c(33d)に接続され、前記グランド用内部導体の両端はグランド用端子電極34a及び34b(34c)に接続される。
図8は、TMDS用コモンモードフィルタアレイ31の使用例を示す図である。
TMDS用コモンモードフィルタアレイ31は、コネクタ及びコントロールIC間に接続されて使用される。信号用端子電極33a、33bはそれぞれ信号ライン35a、35bを介してコネクタの信号端子に接続される。また、グランド用端子電極34aは信号ライン36を介してコネクタのグランド端子に接続される。一方、信号用端子電極33c、33dはそれぞれ信号ライン37a、37bを介してコントロールICに接続される。また、グランド用端子電極34b、34cはそれぞれ信号ライン38a、38bに接続される。前記信号ライン38a(38b)は、その一端に設けられたスルーホール39を介して基板のグランド端子に接続される。
上述の構成を有するTMDS用コモンモードフィルタアレイ31は、コントロールIC側の信号ライン38a、38b間にグランドラインが配置されないため、前記信号ライン38a、38b間の特性インピーダンスを所望の値に設計するのが容易である。これにより、外部回路と特性インピーダンスを容易に整合させることができ、信号波形の品質が向上するという効果を有する。
また、前記グランド用端子電極34b、34cは、前記信号用端子電極33c、33dの並設面を含む部品素体32の角部に形成されるため、前記信号ライン38a、38bの設計自由度が向上するとともに、当該グランド用端子電極に接続されるグランドラインの設計自由度が向上する。これにより、基板への高密度実装が可能となるという効果を有する。
これまで述べてきた実施形態においては、TMDS用コモンモードフィルタアレイを構成する二つの信号用内部導体間の特性インピーダンスが100Ω±15%の範囲に設計されることにより、DVI規格のインターフェースに適合させることができる。
なお、本発明の実施形態は上述のものに限定されず、その要旨の範囲内で変更可能である。
例えば、図1では部品素体の上面及び底面に端子電極の一部が設けられているが、端子電極は部品素体の側面の他に上面と底面のいずれか一方に設けられてもよい。あるいは、端子電極は部品素体の側面のみに設けられてもよく、このとき上下方向のどの範囲に設けられるかは任意である。
また、コモンモードフィルタを構成する信号用内部導体及びグランド用内部導体の形状は図2に示す形状に限られず、任意である。例えば、前記各内部導体は複数の導体パターン層がスルーホール等を介し接続されたコイル形状を有してもよい。また、前記各内部導体はミアンダ形状であってもよい。さらに、前記コモンモードフィルタは、被覆導線等が磁性体等よりなる巻芯部に巻回されてなるものであってもよい。
【発明の効果】
以上述べてきたように、本発明のTMDS用コモンモードフィルタアレイは、コントロールIC側の信号ライン間にグランドラインが配置されない構成により、前記信号ライン間の特性インピーダンスを所望の値に設計するのが容易である。これにより、外部回路と特性インピーダンスを容易に整合させることができ、信号波形の品質が向上するという効果を有する。
さらに、前記信号用端子電極が並設される面に隣接する面にグランド用端子電極が形成されることにより、前記信号ラインの設計自由度が向上する。また、前記信号用端子電極の並設面を含む部品素体の角部に前記グランド用端子電極が形成されることにより、前記信号ラインの設計自由度が向上するとともに、当該グランド用端子電極に接続されるグランドラインの設計自由度が向上する。これらにより、基板への高密度実装が可能となるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の実施の形態によるTMDS用コモンモードフィルタアレイの外観斜視図。
【図2】図1のTMDS用コモンモードフィルタアレイの分解斜視図。
【図3】図1のTMDS用コモンモードフィルタアレイの等価回路図。
【図4】図1のTMDS用コモンモードフィルタアレイの使用例を示す図。
【図5】第二の実施の形態によるTMDS用コモンモードフィルタアレイの外観斜視図。
【図6】図5のTMDS用コモンモードフィルタアレイの使用例を示す図。
【図7】第三の実施の形態によるTMDS用コモンモードフィルタアレイの外観斜視図。
【図8】図7のTMDS用コモンモードフィルタアレイの使用例を示す図。
【図9】従来のTMDS用コモンモードフィルタアレイの外観斜視図。
【図10】図9のTMDS用コモンモードフィルタアレイの使用例を示す図。
【符号の説明】
1、21、31、41 TMDS用コモンモードフィルタアレイ
2、22、32、42 部品素体
3a〜3d、23a〜23d、33a〜33d、43a〜43d 信号用端子電極
4a〜4c、24a〜24c、34a〜34c、44a〜44d グランド用端子電極
5a、5b、25a、25b、35a、35b、45a、45b (コネクタ側)信号ライン
7a、7b、27a、27b、37a、37b、47a、47b (コントロールIC側)信号ライン
6、26、36、46 (コネクタ側)グランドライン
8a、8b、28a、28b、38a、38b、48 (非コネクタ側)グランドライン
9a、9b、29a、29b、39a、39b、49 スルーホール
10a〜10b 絶縁体層
11a、11b 信号用内部導体
12a、12b グランド用内部導体
13a〜13d、14a〜14c 引き出し部
15 第一の磁性体基板
16 第二の磁性体基板
本発明は、TMDS伝送におけるノイズ対策用のコモンモードフィルタアレイに関する。
【従来の技術】
デジタルディスプレイ用のインターフェース規格であるDVI、HDVIにおいてはTMDS(Transition Minimized Differential Signaling)伝送方式が採用されている。近年、TMDS伝送方式を採用した液晶ディスプレイが増加してきている。
TMDS伝送方式ではコモンモードフィルタアレイを用いたノイズ対策が効果的である。図9に、TMDS用コモンモードフィルタアレイの例を示す。
図9で、TMDS用コモンモードフィルタアレイ41の部品素体42の一側面上には、グランド用端子電極44a、44bとその両側に信号用端子電極43a、43bが並設される。また、前記側面と対向する側面上には、グランド用端子電極44c、44dとその両側に信号用端子電極43c、43dが並設される。
また、TMDS用コモンモードフィルタアレイ41は、内部に二つのコモンモードフィルタ(図示せず)が並列に接続されたアレイ構造を有する。そして、各コモンモードフィルタを構成する内部導体(図示せず)の両端が上述の端子電極に接続される。
図10に、TMDS用コモンモードフィルタアレイ41の使用例を示す。
TMDS用コモンモードフィルタアレイ41は、TMDS伝送方式を使用するインターフェースのコネクタと、前記インターフェースを制御するコントロールICの間に接続されて使用される。信号用端子電極43a、43bはそれぞれ信号ライン45a、45bを介してコネクタの信号端子に接続される。また、グランド用端子電極44a、44bはぞれぞれ信号ライン46を介してコネクタのグランド端子に接続される。一方、信号用端子電極43c、43dはぞれぞれ信号ライン47a、47bを介してコントロールICに接続される。また、グランド用端子電極44c、44dは信号ライン48に接続される。前記信号ライン48はその一端に設けられたスルーホール49を介して基板のグランド端子に接続される。
上述のような構成を有するコモンモードフィルタアレイは、例えば特開平8−138937号公報に記載されている。
【特許文献1】
特開平8−138937号公報
【発明が解決しようとする課題】
TMDS用コモンモードフィルタアレイ41のコネクタ側の側面は、上述のようにグランド用端子電極の両側に二つの信号用端子電極が配置される必要がある。これは、コネクタにおいて信号端子がグランド端子の両側に配置された形状を有すること、及び信号のノイズを効果的に除去するためコネクタとTMDS用コモンモードフィルタアレイ間の距離を1cm以下に抑える必要があることによる。
そして、コントロールIC側の側面においてもコネクタ側の側面と同様に端子電極が配置されるのが一般的である。この場合、信号ライン47a、47b間にグランドライン48が配置される。
しかしながら、上述の構成においてグランドライン48はスルーホールを有するなど一般に複雑な形状を有し、またラインを信号が伝わるため、その両側の信号ライン47a、47b間の特性インピーダンスを所望の値に設計するのが困難である。さらに、信号ライン47a、47bがグランドライン48の外側にあるため周囲の回路の影響を受けやすく、特性インピーダンスが不安定となる。このように特性インピーダンスを所望の値に設計しにくいことにより、信号波形の品質が悪化するという問題があった。
本発明では、上述の問題を解決し、外部回路との特性インピーダンスの整合が容易で、信号波形の品質の優れたTMDS用コモンモードフィルタアレイを得ることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するため、本発明のTMDS用コモンモードフィルタアレイは、信号用内部導体とグランド用内部導体を有するコモンモードフィルタが二つ並列に設けられ、コネクタとコントロールIC間に接続されて用いられるTMDS用コモンモードフィルタアレイであって、部品素体の互いに対向する一方の側面上にはコネクタ側の二つの信号用端子電極及び前記信号用端子電極間に一つのグランド用端子電極が並設され、他方の側面上にはコントロールIC側の二つの信号用端子電極が並設され、部品素体の側面上であってコントロールIC側の前記信号用端子電極間を除く部分に非コネクタ側の二つのグランド用端子電極が設けられ、前記信号用内部導体の両端は前記コネクタ側及び前記コントロールIC側の前記信号用端子電極にそれぞれ接続され、前記グランド用内部導体の両端は前記コネクタ側及び前記非コネクタ側の前記グランド用端子電極にそれぞれ接続されることを特徴とする。
また、前記非コネクタ側の前記グランド用端子電極が、前記コントロールIC側の前記信号用端子電極の両側に設けられることを特徴とする。
このような構成とすることで、TMDS用コモンモードフィルタとコントロールICを接続する信号ラインにおいて、特性インピーダンスを所望の値に設計することが容易となり、信号波形の品質を向上させることができる。
また、前記非コネクタ側の前記グランド用端子電極が、前記コントロールIC側の前記信号用端子電極の並設面に隣接する二つの側面上にそれぞれ設けられることを特徴とする。
このような構成とすることで、前記TMDS用コモンモードフィルタとコントロールIC間を接続する信号ラインの特性インピーダンスを所望の値に設計することが容易となり、信号波形の品質を向上させることができるとともに、コントロールIC側の信号ラインの設計自由度が向上する。
また、前記非コネクタ側の前記グランド用端子電極が、前記コントロールIC側の前記信号用端子電極の並設面及び当該面に隣接する側面により形成される角部に設けられることを特徴とする。
このような構成とすることで、前記TMDS用コモンモードフィルタとコントロールIC間を接続する信号ラインの特性インピーダンスを所望の値に設計することが容易となり、信号波形の品質を向上させることができるとともに、コントロールIC側の信号ラインの設計自由度が向上する。さらに、グランドラインの設計自由度が向上する。
また、二つの前記コモンモードフィルタを構成する信号用内部導体間の特性インピーダンスが100Ω±15%であることを特徴とする。
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について添付の図面に基づき説明する。
図1は、第一の実施の形態によるTMDS用コモンモードフィルタアレイの外観斜視図である。
図1に示すように、TMDS用コモンモードフィルタアレイ1の部品素体2の一側面上には、グランド用端子電極4aとその両側に信号用端子電極3a、3bが並設される。また、前記側面に対向する側面上には、信号用端子電極3c、3dとその両側にグランド用端子電極4b、4cが並設される。
図2は、前記TMDS用コモンモードフィルタアレイの分解斜視図である。
図2に示すように、TMDS用コモンモードフィルタアレイ1の部品素体2は、第一の磁性体基板15、絶縁体層10a〜10g及び第二の磁性体基板16の順に積層されてなる。
絶縁体層10a上には、渦巻き形状を有するグランド用内部導体12a、12bが設けられる。前記グランド用内部導体12a(12b)は上下導体の交差部(図中の実線と破線が交差する箇所)を有し、前記交差部近傍における上下導体間に絶縁体層10b(10c)が設けられる。また、前記グランド用内部導体12a(12b)の両端には、引き出し部14a及び14b(14c)がそれぞれ設けられる。
また、絶縁体層10d上には、渦巻き形状を有する信号用内部導体11a、11bが設けられる。前記信号用内部導体11a(11b)は上下導体の交差部(図中の実線と破線が交差する箇所)を有し、前記交差部近傍における上下導体間に絶縁体層10e(10f)が設けられる。また、前記信号用内部導体13a(13b)の両端には、引き出し部13a(13b)及び13c(13d)がそれぞれ設けられる。
そして、前記信号用内部導体11aが形成するコイルと、グランド用内部導体12aが形成するコイルが結合し、第一のコモンモードフィルタを構成する。また、前記信号用内部導体11bが形成するコイルと、グランド用内部導体12bが形成するコイルが結合し、第二のコモンモードフィルタを構成する。
図3は、前記TMDS用コモンモードフィルタアレイの等価回路図である。
図3に示すように、前記信号用内部導体11a(11b)が形成するコイルの両端は信号用端子電極3a、3c(3b、3d)にそれぞれ接続され、前記グランド用内部導体12a(12b)が形成するコイルの両端はグランド用端子電極4a、4b(4a、4c)にそれぞれ接続される。このように、TMDS用コモンモードフィルタアレイ1は、第一及び第二のコモンモードフィルタが並列に接続されたアレイ構造を有する。
図4は、TMDS用コモンモードフィルタアレイ1の使用例を示す図である。
TMDS用コモンモードフィルタアレイ1は、コネクタ及びコントロールIC間に接続されて使用される。信号用端子電極3a、3bはそれぞれ信号ライン5a、5bを介してコネクタの信号端子に接続される。また、グランド用端子電極4aは信号ライン6を介してコネクタのグランド端子に接続される。一方、信号用端子電極3c、3dはそれぞれ信号ライン7a、7bを介してコントロールICに接続される。また、グランド用端子電極4b、4cはそれぞれ信号ライン8a、8bに接続される。前記信号ライン8a(8b)は、その一端に設けられたスルーホール9a(9b)を介して基板のグランド端子に接続される。
上述の構成を有するTMDSコモンモードフィルタアレイ1は、コントロールIC側の信号ライン8a、8b間にグランドラインが配置されないため、前記信号ライン8a、8b間の特性インピーダンスを所望の値に設計するのが容易である。これにより、外部回路と特性インピーダンスを容易に整合させることができ、信号波形の品質が向上するという効果を有する。
図5は、第二の実施の形態によるTMDS用コモンモードフィルタアレイの外観斜視図である。
図5に示すように、TMDS用コモンモードフィルタアレイ21の部品素体22の一側面上には、グランド用端子電極24aとその両側に信号用端子電極23a、23bが並設される。また、前記側面に対向する側面上には、信号用端子電極23c、23dが並設される。さらに、前記信号用端子電極23c、23dが並設される面に隣接する二つの側面上には、グランド用端子電極24b、24cがそれぞれ設けられる。
第一の実施形態と同様、TMDS用コモンモードフィルタアレイ21は、内部に二つのコモンモードフィルタが並列に接続されたアレイ構造を有する。また、前記各コモンモードフィルタは信号用内部導体及びグランド用内部導体より構成される。そして、前記信号用内部導体の両端は、信号用端子電極23a(23b)及び23c(23d)に接続され、前記グランド用内部導体の両端はグランド用端子電極24a及び24b(24c)に接続される。
図6は、TMDS用コモンモードフィルタアレイ21の使用例を示す図である。
TMDS用コモンモードフィルタアレイ21は、コネクタ及びコントロールIC間に接続されて使用される。信号用端子電極23a、23bはそれぞれ信号ライン25a、25bを介してコネクタの信号端子に接続される。また、グランド用端子電極24aは信号ライン26を介してコネクタのグランド端子に接続される。一方、信号用端子電極23c、23dはそれぞれ信号ライン27a、27bを介してコントロールICに接続される。また、グランド用端子電極24b、24cはそれぞれ信号ライン28a、28bに接続される。前記信号ライン28a(28b)は、その一端に設けられたスルーホール29を介して基板のグランド端子に接続される。
上述の構成を有するTMDS用コモンモードフィルタアレイ21は、コントロールIC側の信号ライン28a、28b間にグランドラインが配置されないため、前記信号ライン28a、28b間の特性インピーダンスを所望の値に設計するのが容易である。これにより、外部回路と特性インピーダンスを容易に整合させることができ、信号波形の品質が向上するという効果を有する。
さらに、前記グランド用端子電極24b、24cは、前記信号用端子電極23c、23dが並設される面に隣接する面に形成されるため、前記信号ライン28a、28bの設計自由度が向上する。これにより、基板への高密度実装が可能となるという効果を有する。
図7は、第三の実施の形態によるTMDS用コモンモードフィルタアレイの外観斜視図である。
図7に示すように、TMDS用コモンモードフィルタアレイ31の部品素体32の一側面上には、グランド用端子電極34aとその両側に信号用端子電極33a、33bが並設される。また、前記側面に対向する側面上には、信号用端子電極33c、33dが並設される。さらに、前記信号用端子電極33c、33dの並設面と、当該面に隣接する側面により形成される角部に、グランド用端子電極34b、34cが設けられる。
第一の実施形態と同様、TMDS用コモンモードフィルタアレイ31は、内部に二つのコモンモードフィルタが並列に接続されたアレイ構造を有する。また、前記各コモンモードフィルタは信号用内部導体及びグランド用内部導体より構成される。そして、前記信号用内部導体の両端は、信号用端子電極33a(33b)及び33c(33d)に接続され、前記グランド用内部導体の両端はグランド用端子電極34a及び34b(34c)に接続される。
図8は、TMDS用コモンモードフィルタアレイ31の使用例を示す図である。
TMDS用コモンモードフィルタアレイ31は、コネクタ及びコントロールIC間に接続されて使用される。信号用端子電極33a、33bはそれぞれ信号ライン35a、35bを介してコネクタの信号端子に接続される。また、グランド用端子電極34aは信号ライン36を介してコネクタのグランド端子に接続される。一方、信号用端子電極33c、33dはそれぞれ信号ライン37a、37bを介してコントロールICに接続される。また、グランド用端子電極34b、34cはそれぞれ信号ライン38a、38bに接続される。前記信号ライン38a(38b)は、その一端に設けられたスルーホール39を介して基板のグランド端子に接続される。
上述の構成を有するTMDS用コモンモードフィルタアレイ31は、コントロールIC側の信号ライン38a、38b間にグランドラインが配置されないため、前記信号ライン38a、38b間の特性インピーダンスを所望の値に設計するのが容易である。これにより、外部回路と特性インピーダンスを容易に整合させることができ、信号波形の品質が向上するという効果を有する。
また、前記グランド用端子電極34b、34cは、前記信号用端子電極33c、33dの並設面を含む部品素体32の角部に形成されるため、前記信号ライン38a、38bの設計自由度が向上するとともに、当該グランド用端子電極に接続されるグランドラインの設計自由度が向上する。これにより、基板への高密度実装が可能となるという効果を有する。
これまで述べてきた実施形態においては、TMDS用コモンモードフィルタアレイを構成する二つの信号用内部導体間の特性インピーダンスが100Ω±15%の範囲に設計されることにより、DVI規格のインターフェースに適合させることができる。
なお、本発明の実施形態は上述のものに限定されず、その要旨の範囲内で変更可能である。
例えば、図1では部品素体の上面及び底面に端子電極の一部が設けられているが、端子電極は部品素体の側面の他に上面と底面のいずれか一方に設けられてもよい。あるいは、端子電極は部品素体の側面のみに設けられてもよく、このとき上下方向のどの範囲に設けられるかは任意である。
また、コモンモードフィルタを構成する信号用内部導体及びグランド用内部導体の形状は図2に示す形状に限られず、任意である。例えば、前記各内部導体は複数の導体パターン層がスルーホール等を介し接続されたコイル形状を有してもよい。また、前記各内部導体はミアンダ形状であってもよい。さらに、前記コモンモードフィルタは、被覆導線等が磁性体等よりなる巻芯部に巻回されてなるものであってもよい。
【発明の効果】
以上述べてきたように、本発明のTMDS用コモンモードフィルタアレイは、コントロールIC側の信号ライン間にグランドラインが配置されない構成により、前記信号ライン間の特性インピーダンスを所望の値に設計するのが容易である。これにより、外部回路と特性インピーダンスを容易に整合させることができ、信号波形の品質が向上するという効果を有する。
さらに、前記信号用端子電極が並設される面に隣接する面にグランド用端子電極が形成されることにより、前記信号ラインの設計自由度が向上する。また、前記信号用端子電極の並設面を含む部品素体の角部に前記グランド用端子電極が形成されることにより、前記信号ラインの設計自由度が向上するとともに、当該グランド用端子電極に接続されるグランドラインの設計自由度が向上する。これらにより、基板への高密度実装が可能となるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の実施の形態によるTMDS用コモンモードフィルタアレイの外観斜視図。
【図2】図1のTMDS用コモンモードフィルタアレイの分解斜視図。
【図3】図1のTMDS用コモンモードフィルタアレイの等価回路図。
【図4】図1のTMDS用コモンモードフィルタアレイの使用例を示す図。
【図5】第二の実施の形態によるTMDS用コモンモードフィルタアレイの外観斜視図。
【図6】図5のTMDS用コモンモードフィルタアレイの使用例を示す図。
【図7】第三の実施の形態によるTMDS用コモンモードフィルタアレイの外観斜視図。
【図8】図7のTMDS用コモンモードフィルタアレイの使用例を示す図。
【図9】従来のTMDS用コモンモードフィルタアレイの外観斜視図。
【図10】図9のTMDS用コモンモードフィルタアレイの使用例を示す図。
【符号の説明】
1、21、31、41 TMDS用コモンモードフィルタアレイ
2、22、32、42 部品素体
3a〜3d、23a〜23d、33a〜33d、43a〜43d 信号用端子電極
4a〜4c、24a〜24c、34a〜34c、44a〜44d グランド用端子電極
5a、5b、25a、25b、35a、35b、45a、45b (コネクタ側)信号ライン
7a、7b、27a、27b、37a、37b、47a、47b (コントロールIC側)信号ライン
6、26、36、46 (コネクタ側)グランドライン
8a、8b、28a、28b、38a、38b、48 (非コネクタ側)グランドライン
9a、9b、29a、29b、39a、39b、49 スルーホール
10a〜10b 絶縁体層
11a、11b 信号用内部導体
12a、12b グランド用内部導体
13a〜13d、14a〜14c 引き出し部
15 第一の磁性体基板
16 第二の磁性体基板
Claims (5)
- 信号用内部導体とグランド用内部導体を有するコモンモードフィルタが二つ並列に設けられ、コネクタとコントロールIC間に接続されて用いられるTMDS用コモンモードフィルタアレイであって、部品素体の互いに対向する一方の側面上にはコネクタ側の二つの信号用端子電極及び前記信号用端子電極間に一つのグランド用端子電極が並設され、他方の側面上にはコントロールIC側の二つの信号用端子電極が並設され、部品素体の側面上であってコントロールIC側の前記信号用端子電極間を除く部分に非コネクタ側の二つのグランド用端子電極が設けられ、前記信号用内部導体の両端は前記コネクタ側及び前記コントロールIC側の前記信号用端子電極にそれぞれ接続され、前記グランド用内部導体の両端は前記コネクタ側及び前記非コネクタ側の前記グランド用端子電極にそれぞれ接続されることを特徴とするTMDS用コモンモードフィルタアレイ。
- 前記非コネクタ側の前記グランド用端子電極が、前記コントロールIC側の前記信号用端子電極の両側に設けられることを特徴とする請求項1に記載のTMDS用コモンモードフィルタアレイ。
- 前記非コネクタ側の前記グランド用端子電極が、前記コントロールIC側の前記信号用端子電極の並設面に隣接する二つの側面上にそれぞれ設けられることを特徴とする請求項1に記載のTMDS用コモンモードフィルタアレイ。
- 前記非コネクタ側の前記グランド用端子電極が、前記コントロールIC側の前記信号用端子電極の並設面及び当該面に隣接する側面により形成される角部に設けられることを特徴とする請求項1に記載のTMDS用コモンモードフィルタアレイ。
- 二つの前記コモンモードフィルタを構成する信号用内部導体間の特性インピーダンスが100Ω±15%であることを特徴とする請求項1〜4に記載のTMDS用コモンモードフィルタアレイ。
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