JP2004311439A - 高密度パッチパネル - Google Patents

Abstract

【課題】２列のモジュラージャックの間に必要とされる距離を最小にし得るように面板の後部内に真っ直ぐに取り付けることのできる複数のモジュラージャックを有するパッチパネルを提供する。
【解決手段】パッチパネルは、フレーム２２と、該フレーム２２の後側部に取り付け可能な面板２４と、該面板２４の後側部に取り付け可能な少なくとも１つのモジュラージャック２６とを有している。フレーム２２は、複数の面板開口部３８を有し、該面板２４は、複数のモジュールを有する。モジュールの各々は、少なくとも１つのモジュラージャック２６保持ラッチ４６，４８を有している。
【選択図】図１２

Description

本発明は、パッチパネル、より具体的には、合計４８個のポートを１つのラックユニット内に収容するため６個の８位置面板を利用する高密度パッチパネルに関する。
本出願は、その内容の全体を参考として引用し本明細書に含めた、２００３年４月３日付けで出願された、米国仮特許出願第６０／４５９，２１７号の優先権を主張するものである。

任意の標準型の４８．２６ｃｍ（１９インチ）のネットワークラックに取り付けられ且つ、１つのラック空間を利用するフレームを有する２４個のポート及び３２個のポートパッチパネルは、電気通信分野にて既知である。しかし、米国特許第５，６７２，０７４号に開示されたコネクタ取り付け受け具のような、従来技術の装置は、コネクタを回転させて壁板と係合させることを必要とし、従って、コネクタ列の間にかなりの量の空間を必要とする。
米国特許第５，６７２，０７４号

更に、任意の標準型の４８．２６ｃｍ（１９インチ）のネットワークラックに取り付けられ且つ、１つのラック空間を利用するフレームを有する４８個のポートのパッチパネルは、電気通信分野にて既知である。しかし、ハビエル・プレミス・ワイヤリング＝ｓＵＤＸシリーズジャックパネル（Ｈｕｂｂｅｌ Ｐｒｅｍｉｓｅ Ｗｉｒｉｎｇ＝ｓＵＤＸ Ｓｅｒｉｅｓ Ｊａｃｋ Ｐａｎｅｌｓ）のような従来技術の装置は、コネクタをパッチパネルフレームの後部内に直接、取り付け、従って、フレーム内に取り付けられた面板を有しない。また、ハビエルジャックパネルは、キーストーンコネクタの設置及び除去を容易にし得るように短冊形のフレーム設計を利用する。実際には、２つのキーストーンコネクタがパッチパネル内で垂直に整合されたならば、コネクタは、１つ以上のラックユニット（高さ４．３６８８ｃｍ（１．７２インチ））を占めるであろう。

１つのラックユニットに合計４８個のポートを有するパッチパネルを提供することが望ましい。
その内部に取り付けられた２列のモジュラージャックを有し、少なくとも２つのモジュラージャックがパッチパネル内で垂直に整合されたパッチパネルを提供することも望ましい。

２列のモジュラージャックの間にて必要とされる距離を最小にし得るように面板の後部内に真直ぐに取り付けることのできる複数のモジュラージャックを有するパッチパネルを提供することが更に望ましい。

１つのパッチパネルが開示される。該パッチパネルは、フレームと、該フレームの後側部に取り付け可能な面板と、該面板の後側部に取り付け可能な少なくとも１つのモジュラージャックとを有している。該フレームは、複数の面板開口部を有しており、また、該面板は、複数のモジュールを有している。モジュールの各々は、少なくとも１つのモジュラージャック保持ラッチを有している。

好ましくは、フレームは、複数の第一の切欠きを含む上側フランジと、複数の第二の切欠きを含む下側フランジとを有している。更に、フレームは、モジュラージャックの各位置の上方に中心がある標識を有している。

好ましくは、フレームは、６つの面板開口部と、その第一の端部からその第二の端部まで伸びる中央バーとを有するようにする。更に、フレームは、第一の端部における複数の第一の取り付け開口と、第二の端部における複数の第二の取り付け開口とを有している。

好ましくは、面板は、複数の第一の面板保持ラッチを含む上側フランジと、複数の第二の面板保持ラッチを含む下側フランジとを有するようにする。
好ましくは、面板の各々は、４つのモジュールと、８つのモジュラージャック開口部とを有するようにする。モジュールの各々は、２つのモジュラージャックと、２つのモジュラージャック保持ラッチと、３つのモジュラージャックストッパと有している。

好ましくは、パッチパネルは、４８個のモジュラージャックを有し、少なくとも２つのモジュラージャックがパッチパネル内で垂直に整合されるようにする。

図示した本発明の実施の形態は、１つのラックユニットの合計４８個のポートに対して６つの８位置面板を利用する高密度パッチパネルに関するものである。
図１には、完全に組み立てた高密度パッチパネル２０が示してある。該パッチパネル２０は、フレーム２２（図２から図４参照）と、面板２４のような複数の面板（図５から図８参照）と、モジュラージャック２６のような複数のモジュラージャック（図９から図１１参照）とを有している。好ましくは、フレーム２２は金属であり、また、面板２４はプラスチックである。しかし、フレーム２２及び面板２４を各種の材料で製造することも同様に考えられる。

図１２に最も良く示すように、パッチパネル２０は、６つの８位置面板２４を有している。しかし、パッチパネル２０が任意の数の位置を有する任意の数の面積を有することも同様に考えられる。例えば、パッチパネル２０は、４つの１２位置面板又は１２の４位置面板を有することができる。

図２から図４には、フレーム２２が示してある。フレーム２２は、平担であるが、その開示内容を参考として引用し本明細書に含めた米国特許出願第０９／９１６，９２３号に開示されたように、フレーム２２は角度を付けることも同様に考えられる。フレーム２２は、フレーム２２の水平方向長さに沿って伸び且つ、フレーム２２に強度を持たせる中央バー２８を有している。該中央バー２８は、面板開口部３８の各々を２つの別個の開口部に分割する。図２に最も良く示すように、フレーム２２は、切欠き３２のような複数の切欠きを含む上側フランジ３０を有している。同様に、図４に最も良く示すように、フレーム２２は、切欠き３６のような、複数の切欠きを含む下側フランジ３４を有している。切欠き３２、３６は、面板２４をフレーム２２の後側部内にスナップ式に取り付けることを許容する。

図２及び図３に最も良く示すように、フレーム２２は、図９から図１１に示したモジュラージャック２６のような、複数のモジュラージャックを受け入れる、面板開口部３８のような複数の面板開口部を有している。参照番号１−４８で示すような標識４０は、シルクスクリーン印刷され且つ、フレーム２２の個々のポートの各々を識別し得るようにモジュール位置の各々の上方に中心がある。フレーム２２は、また、フレーム２２を任意の標準型の４８．２６ｃｍ（１９インチ）ラックに固着するため、取り付け開口４２のような、複数の取り付け開口も有している。

図５から図８には、面板２４が示してある。図５に最も良く示すように、面板２４は、２つの面板保持ラッチ４６、４８を含む上側フランジ４４を有している。同様に、図８に最も良く示すように、面板は、２つの面板保持ラッチ５２、５４を含む下側フランジ５０を有している。保持ラッチ４６、４８、５２、５４は、面板２４を図１２に示すように、フレーム２２の後側部にスナップ式に取り付けるのを許容する。

図５及び図６に最も良く示すように、面板２４は、４つのモジュール５６、５８、６０、６２を有しており、また、モジュールの各々は、面板２４の強度を増し得るように２つのモジュラージャックのみを受け入れる。モジュールの各々は、モジュラージャックを面板２４の後部に真直ぐに且つ、フレーム２２と面一となるように取り付けることを許容する２つのモジュラージャック保持ラッチ６４、６６を有している。モジュラージャック保持ラッチ６４、６６は、パッチパネルの密度を最大にし、それは、モジュラージャックを真直ぐに挿入することは、垂直に積重ねた２つのモジュラージャック間に必要とされる距離を最小にするからである。モジュールの各々は、また、２つのモジュラージャックをその内部に固着する３つのモジュラージャックストッパ６８、７０、７２も有している。

作用時、面板２４は、図１２に最も良く示すように、フレーム２２の後部にスナップ嵌め式に取り付けられる。６つの面板の全てがフレーム２２の後部に挿入されたならば、複数のモジュラージャックを面板の後部に挿入する。図１３及び図１５には、面板２４の後部に挿入する前のモジュラージャック２６が示してある。図１５に最も良く示すように、モジュラージャック２６は、モジュラージャック保持ラッチ６４の後部に当接する。これとは逆に、図１４及び図１６には、面２４の後部に挿入した後のモジュラージャック２６が示されている。図１６に最も良く示すように、モジュラージャック保持ラッチ６４は、モジュラージャック２６の後部に当接し、モジュラージャック２６の前部は、モジュラージャックストッパ７０に当接する。

開示した発明は、その内部に取り付けられた複数の面板を有し、面板の各々が、モジュラージャックを面板の後部に真直ぐに且つ、フレームと面一となるように取り付けることを許容するモジュラージャック保持ラッチ有する高密度パッチパネルを提供する。上述し且つ図示した実施の形態、及び本発明の好ましい実施の形態は、本発明によるパッチパネルが採用できる形態の全てを掲げたものではないことを理解すべきである。これらは、現在、理解されている、本発明の一例として且つ説明のための実施の形態として機能する。単に、一例として且つ、非限定的に、その側壁にモジュラージャック保持ラッチを含む面板を有するパッチパネルは、本発明の範囲に属すると考えられる。本発明の多数のその他の形態が存在すると考えられる。

本発明によるパッチパネルの頂部正面右側斜視図である。 図１のパッチパネルにて利用されるフレームの頂部正面右側斜視図である。 図２のフレームの正面図である。 図２のフレームの底面図である。 図１のパッチパネルにて利用される面板の１つの頂部正面右側斜視図である。 図５の面板の正面図である。 図５の面板の右側面図である。 図５の面板の底面図である。 図１のパッチパネルにて利用されるモジュラージャックの１つの頂面図である。 図９のモジュラージャックの正面図である。 図９のモジュラージャックの右側面図である。 フレームの後部に挿入される面板を示す、図１の一部分解した頂部正面右側斜視図である。 面板に挿入する前のモジュラージャックを示す、図７と同様の面板の右側面図である。 面板の挿入した後のモジュラージャックを示す、図７と同様の面板の右側面図である。 面板に挿入する前のモジュラージャックを示す、図１２の線１５−１５に沿った断面図である。 面板に挿入した後のモジュラージャックを示す、図１２の線１６−１６に沿った断面図である。

符号の説明

２０ パッチパネル
２２ フレーム
２４ 面板
２６ モジュラージャック
２８ 中央バー
３０ 上側フランジ
３２ 切欠き
３４ 下側フランジ
３６ 切欠き
３８ 面板開口部
４０ 標識
４２ 取り付け開口
４４ 上側フランジ
４６ 保持ラッチ
４８ 保持ラッチ
５０ 下側フランジ
５２ 保持ラッチ
５４ 保持ラッチ
５６ モジュール
５８ モジュール
６０ モジュール
６２ モジュール
６４ モジュラージャック保持ラッチ
６６ モジュラージャック保持ラッチ
６８ モジュラージャックストッパ
７０ モジュラージャックストッパ
７２ モジュラージャックストッパ

Claims (16)

1. パッチパネルであって、
   複数の面板開口部を有するフレームと、
   該フレームの後側部に取り付け可能で、複数のモジュールを有すると共に各モジュールが少なくとも１つのモジュラージャック保持ラッチを備える面板と、
   前記面板の後側部に取り付け可能な少なくとも１つのモジュラージャックと、を具備することを特徴とするパッチパネル。
2. 前記フレームは６個の面板開口部を有する請求項１に記載のパッチパネル。
3. 前記フレームは、複数の第一の切欠きを含む上側フランジと、複数の第二の切欠きを含む下側フランジとを有する請求項１に記載のパッチパネル。
4. 前記フレームは、その第一の端部からその第二の端部まで伸びる中央バーを有する請求項１に記載のパッチパネル。
5. 前記フレームは、モジュラージャック位置の各々の上方に中心がある標識を有する請求項１に記載のパッチパネル。
6. 前記フレームは、その第一の端部における複数の第一の取り付け開口と、その第二の端部における複数の第二の取り付け開口とを有する請求項１に記載のパッチパネル。
7. 前記面板は各々８個のモジュラージャック開口部を有する請求項１に記載のパッチパネル。
8. 前記面板は、複数の第一の面板保持ラッチを含む上側フランジと、複数の第二の面板保持ラッチを含む下側フランジとを有する請求項１に記載のパッチパネル。
9. 少なくとも２つのモジュラージャックがパッチパネル内で垂直方向に整合される請求項１に記載のパッチパネル。
10. ４８個のモジュラージャックを更に備える請求項１に記載のパッチパネル。
11. 前記面板は４つのモジュールを有する請求項１に記載のパッチパネル。
12. 前記モジュールは各々２つのモジュラージャック保持ラッチを有する請求項１１に記載のパッチパネル。
13. 前記モジュールは各々３つのモジュラージャックストッパを有する請求項１１に記載のパッチパネル。
14. 前記モジュールは各々２つのモジュラージャックを有する請求項１１に記載のパッチパネル。
15. パッチパネルを組み立てる方法であって、
    複数の面板開口部を有するフレームを用意する段階、
    モジュールの各々が少なくとも１つのモジュラージャック保持ラッチを有する複数のモジュールを備える面板をフレームの後側部に取り付ける段階と、
    少なくとも１つのモジュラージャックを面板の後側部に取り付ける段階とから成るパッチパネルを組み立てる方法。
16. 前記パッチパネルをネットワークラックに取り付ける段階を更に含む請求項１５に記載の方法。

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