JP2004311388A - 携帯電子機器向け照明装置 - Google Patents

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Koichi Yamamoto
孝一 山本
Hideaki Nagakubo
秀明 永久保
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Abstract

【課題】低消費電力で高輝度な光を長時間照射可能な動画撮影に好適な携帯電子機器向け照明装置を提供する。
【解決手段】照明装置14は、透明な樹脂材料からなる略平板状の導光板15と、この導光板15の入射面15a(導光板15の短辺側の一端部)に接して取り付けられる2つの光源16と、導光板15の凹凸面15bの前面に設けられる拡散制御板17と、導光板15の凹凸面15bと反対側の面に接して形成される反射層18とから構成されている。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カメラやビデオカメラの撮影用光源に好適に用いられる、導光板を備えた携帯電子機器向け照明装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、夜間におけるデジタルカメラやビデオカメラの静止画撮影用光源として、被写体に向けて照明光をムラなく照射するために、光源と導光板とを組み合わせて面発光を可能にした携帯電子機器向け照明装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−31407号公報
【0004】
上述した照明装置では、閃光発光するXe放電管を光源にして、このXe放電管から照射された閃光を導光板に入射させて、この導光板の出射面全体から閃光を被写体に向けて照射する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
近年、携帯電話機に組み込まれたデジタルカメラなどで、短時間の動画を記録できるものが増えている。しかしながら、上述したストロボ型(瞬間発光型)の照明装置では、こうした動画を記録可能なデジタルカメラを用いた夜間の動画撮影の光源として対応することはできなかった。また、静止画撮影においても、光源としてXe放電管を用いた照明装置では、充電に時間が掛かるとともに、消費電力も大きいため、機動的な撮影には問題があった。
【0006】
一方、ビデオカメラの動画撮影用の照明装置としては、従来、各種電球が光源として用いられてきたが、こうした電球を光源に用いる場合、撮影に必要な光量を得るためには消費電力が大変に大きくなり、照明装置が大型化、重量化するという問題があった。
【0007】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、低消費電力で高輝度な光を長時間照射可能な動画撮影および静止画撮影に好適な携帯電子機器向け照明装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明においては、光源と、前記光源から照射された光を内部に導入する入射面、および表面に多数のプリズム形状が配列され前記導光板を伝搬する光を反射および出射させる凹凸面を有する導光板と、前記凹凸面で反射された光を再び前記凹凸面に向けて反射させる反射層とを備えた照明装置であって、前記光源から照射される光を前記導光板で混合して前記凹凸面から出射させることを特徴とする携帯電子機器向け照明装置が提供される。
【0009】
このような携帯電子機器向け照明装置によれば、外光が不足した環境下においても、デジタルカメラ等の動画撮影機能を利用して、鮮明な明るい動画を撮影することが可能になる。特に光源としてLEDを用いれば、輝度の高い照明光を低消費電力で連続して被写体に照射することが可能になる。
【0010】
前記導光板は、前記入射面から遠ざかるに従って厚みを漸減させてもよい。これによって、導光板内で光源に近い領域と光源から遠ざかったとで、均一な輝度の照明光を出射することが可能になる。
【0011】
前記反射層の一面には、多数の微細な凹みを形成してもよい。こうした微細な凹凸は、入射した光をムラなく拡散させつつ反射させることによって、照明光の輝度ムラを効果的に防止する。
【0012】
前記凹凸面の前面には、前記凹凸面から出射する光の拡散範囲を制御する拡散制御板を更に備えていてもよい。また、前記凹凸面の前面には、前記凹凸面から出射する光の反射を防止する反射防止膜を更に備えていてもよい。こうした拡散制御板は導光板から出射された照明光の照射範囲(照射角度)を広げたり、あるいは絞り込んだりする。拡散制御板で照明光の照射範囲を制御することによって、被写体全体を適切に照明することができる。
【0013】
前記光源は、RGBの3色の発光素子から構成され、前記導光板はこれら3色の発光素子からそれぞれ照射されるRGBの3色の光を混合して、白色光を前記凹凸面から出射させるようにしてもよい。こうした照明装置の光源に3原色の発光素子を使用して、加法混色によって白色の照明光を得るようにすれば、光の3原色が含まれた白色光で被写体を照明することができ、特に人物の撮影などにおいては、自然な発色の肌色で撮影を行うことができる。
【0014】
前記光源は、時間帯による自然光の色温度の変化に対応して、RGBの3色の発光素子のそれぞれの発光量を調節するようにしてもよい。これによって、時間帯による自然光の色温度の偏りを補って、自然な発色で被写体を照らし出すことができる。
【0015】
前記凹凸面は、断面略半円形の突条を多数配列したものであればよい。また、前記凹凸面は、略半球形の突起を多数配列しても好ましい。こうした突条や突起は、凹凸面から光をより効率的に出射させるのに大いに役立つ。前記携帯電子機器向け照明装置は、撮像素子を備えた携帯電子機器に搭載されて、この撮像素子による撮像時において所望により前記光源を常時点灯させることができる。撮像素子による撮像時に前記光源を常時点灯させれば、光量が不足した環境の下でも動画撮影を低消費電力で行うことが可能になる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態として、本発明の携帯電子機器向け照明装置を備えたカメラ付き携帯電話機を取り挙げる。図1は、本発明の携帯電子機器向け照明装置を備えたカメラ付き携帯電話機を示す外観斜視図である。カメラ付き携帯電話機10は、例えば折畳式の筐体11に、各種操作ボタン(図示略)、液晶表示パネル(図示略)、アンテナ12などが取り付けられている。また、筐体11の外面には、デジタルカメラ13、及び照明装置14の一部が露出している。
【0017】
図2は、本発明の携帯電子機器向け照明装置を示す断面図であり、図3は照明装置の要部を示す斜視図である。照明装置14は、透明な樹脂材料からなる略平板状の導光板15と、この導光板15の入射面15a(導光板15の短辺側の一端部)に接して取り付けられる2つの光源16と、導光板15の凹凸面15bの前面に設けられる拡散制御板17と、導光板15の凹凸面15bと反対側の面に接して形成される反射層18とから構成されている。なお、光源16は1個または3個以上であってもよい。
【0018】
導光板15は、入射面15aに入射した光源16からの光を凹凸面15bから出射して被写体等を照明する略平板状の部材であり、例えば透明なアクリル樹脂などで射出成型されればよい。導光板15の凹凸面15bには、複数の突条19が互いに平行に平面視ストライプ状に形成されてプリズム形状を成しており、この凹凸面15bの反対側面(対向面)は、平坦面に形成されている。
【0019】
図4に示すように、凹凸面15bを構成する突条19は、凹凸面15bの水平基準面zに対して傾斜して形成された一対の斜面部により構成された縦断面くさび状のもので、これらの斜面部の一方が緩斜面部19aとされ、他方がこの緩斜面部19aよりも急な傾斜角度に形成された急斜面部(斜面部)19bとされている。
【0020】
前記緩斜面部19aは、水平基準面zに対して傾斜角θ1を有して形成され、急斜面部19bは傾斜角θ2を有して形成されている。導光板15内部を図4では左側(光源側)から右側へ伝搬する光を、凹凸面15bの急斜面部19bにより反射層18に向けて反射する。
【0021】
図4に示す緩斜面部19aの傾斜角θ1は、水平基準面zに対して例えば0.5°以上5°以下の範囲が好ましく、急斜面部19bの傾斜角θ2は例えば40°以上60°以下の範囲とされることが好ましい。このような範囲とするならば、導光板15面内を伝搬する光を効率よく反射層18に向けて出射させることができる。
【0022】
緩斜面部19aの傾斜角θ1の範囲が、0.5°未満では、照明装置14の平均輝度が低下し、5°を越える場合には、導光板15面内での出射光量を均一化することが難しくなる。また、急斜面部19bの傾斜角度θ2が、40°未満の場合、及び60°を越える場合には、急斜面部19bを透過して漏れ出る光量が多くなり照明装置14の平均輝度が低下するため好ましくない。
【0023】
反射層18は、導光板15の凹凸面15bを構成する突条19の急斜面部19bで反射された光を再び導光板15に向けて反射させるためのアルミニウムや銀などの高反射率の金属薄膜からなる反射膜を備えるものである。この反射層18は、特定の方向で反射光が強くなり、照明光にムラが生じるのを防止するための光散乱反射手段である微細な凹凸(凹み)18aが多数形成されている。なお、この光散乱反射手段としては、反射膜に凹凸形状を付与したもの以外にも、樹脂膜中に樹脂膜を構成する材料と異なる屈折率の樹脂ビーズを分散させた散乱膜等を用いることもできる。
【0024】
光源16は、発光面を導光体15の入射面15aに向けて配設されている。図5に示すように、光源16は、基板35の中央部に配列形成されたLED(発光素子)16R,16G,16Bを備えて構成されており、図示前面側(LEDが配設された側)に向けて発光するようになっている。また、LED16R,16G,16Bそれぞれの発光強度を制御するための信号端子も基板35上に設けられていてもよい。さらに、1つの青色LEDの発光部に黄色の蛍光体を塗布して白色光を得るものもある。
【0025】
LED16R,16G,16Bはそれぞれ赤、緑、青の発光色を有するダイオードとされており、これらのLEDから照射される3色の光を加法混色することで、赤、緑、青の3色成分を含んだ白色光を得ることができる。また、これらLED16R,16G,16Bのそれぞれの発光強度を調節することによって、任意の色の照明光を得ることも可能である。
【0026】
図5に示す光源16では、図示下側からそれぞれ赤、緑、青の発光色の発光体を縦方向一列に配置しているが、この配列方向及び配列順序に特に限定はなく、各LEDを三方に配置しても良い。また、上記三色のLEDに加えて白色のLEDを更に設け、輝度を高めた構成としても良い。
【0027】
このような構成によって、図2,図4に示すように、光源16のLED16R,16G,16Bから照射された3色の光は、入射面15aから導光板15内に入射して、導光板15の内面側で緩斜面部19aは光伝搬に寄与し、急斜面部19bは反射層18に落射させるという効果を繰り返しながら加法混色され、白色光として反射層18の凹凸18aで反射される。反射層18で反射された白色光は再び導光板15に入射した後、凹凸面15bから出射される。凹凸面15bからは3色の光成分を含んだ輝度ムラのない白色光が出射される。
【0028】
導光板15の凹凸面15bの前面側には、更に拡散制御板17が備えられている。拡散制御板17は、例えば、フレネルレンズ板17aと、拡散板17bとが組み合わされていればよい。また、カメラ付き携帯電話機10の筐体11に取り付けられれば良い。フレネルレンズ板17aは、周知のフレネルレンズ構造が形成された樹脂製の板などから構成されれば良い。
【0029】
こうした拡散制御板17は、導光板15の凹凸面15bから出射された照明光の照射範囲(照射角度)を広げたり、あるいは絞り込んだりする。拡散制御板17で照明光の照射範囲を制御することによって、被写体全体を適切に照明することができる。なお、拡散制御板17の前面側には、筐体11に取り付けられたカバーガラス25が設けられている。拡散制御板17は、フレネルレンズ板17aや拡散板17b以外にも、例えば、表面にピラミッド型の微細な突起が一面に形成された光指向性調整シートなどを用いても良い。
【0030】
以上のような構成の照明装置14によれば、夜間など外光が不足した環境下においても、カメラ付き携帯電話機10に内蔵されたデジタルカメラ13の動画撮影機能を利用して、鮮明な明るい動画および静止画を撮影することが可能になる。照明装置14は、光源16にLEDを用いているので、輝度の高い照明光を低消費電力で連続して被写体に照射することが可能になる。
【0031】
こうした照明装置14の光源16に3色のLED16R,16G,16Bを使用して、加法混色によって白色の照明光を得るようにすれば、光の3原色が含まれた白色光で被写体を照明することができ、特に人物の撮影などにおいては、自然な発色の肌色で撮影を行うことができる。
【0032】
なお、光源16を構成する3色のLED16R,16G,16Bのそれぞれの発光輝度を、カメラ付き携帯電話機10に内蔵された内部クロックに連動させて、時間帯によって発光色をコントロールすることも好ましい。照明装置14を外光の補助光源として用いる場合、例えば、朝方の自然光は青色成分が多く含まれているため、撮影した映像が不自然に青みがかってしまうが、LED16Bの輝度を絞った照明光を被写体に照射して被写体の発色を補正することで、自然な発色で撮影を行うこともできる。また、例えば、夕方の自然光は赤色成分が極端に多く含まれているため、撮影した映像が不自然に赤みがかってしまうが、LED16Rの輝度を絞った照明光を被写体に照射して被写体の発色を補正することで、自然な発色で撮影を行うこともできる。
【0033】
上述した実施形態では、導光板に直接光源の光を入射させているが、これ以外にも、光源と導光板との間に中間導光体を備えていても良い。図6に示す照明装置40では、導光板41の入射面41aに接して、中間導光体(バー導光体)42を備えている。そして、この中間導光体42の両端部の入射面42aに接して2つの光源43a,43bが備えられている。
【0034】
内面に反射体などが形成されたケース44に覆われた中間導光体42は、凹凸面42bによって光源43a,43bから入射した光を反射、伝搬を繰り返すことで均一な照度の光にして導光板41の入射面41aにムラなく入射させる。これにより、導光板41の作用と相まって、導光板41の凹凸面41bからは輝度ムラのない明るい照明光が照射される。
【0035】
さらに、上述した実施形態では、導光板の両側端の厚みは同一に形成したが、導光板の入射面からの距離に応じて導光板の厚みを変化させても良い。図7に示す照明装置50では、導光板51は入射面51aから反対側の側端面51bに向けて、厚みを漸減させている。例えば、入射面51aの厚みを0.5〜1.5mmに形成したとき、側端面51bの厚みtは0.1〜0.5mmに形成される。このように、導光板51の厚みを入射面51aから遠ざかるに従って漸減させることによって、導光板51内で光源52に近い位置と光源52から離れた位置とで光量を均一に保つことが可能になる。
【0036】
こうした導光板の厚みを変える場合、特に光量の低下が大きい入射面と反対側の側端面付近だけの厚みを減じても良い。図8に示す照明装置60では、導光板61は入射面61aと反対側の側端面61b付近で厚みを漸減させている。例えば、入射面61aの厚みを0.5〜1.5mmに形成したとき、側端面61bの厚みは0.1〜0.5mmに形成される。このように、導光板61の厚みを側端面61b付近で漸減させることによって、導光板61内で光源62に近い位置と光源62から離れた位置とで光量を均一に保つことが可能になる。
【0037】
図9に示すように、照明装置70を構成する導光板71の前面側(出射面側)に、更に反射防止膜72と、拡散レンズ73とをユニット化して設けるのも好ましい。こうした反射防止膜72と拡散レンズ73とを組み込んでユニット化された照明装置70は、例えば、携帯電話の筐体11に容易に組み込むことができる。なお、反射防止膜72としては、微細な凹凸からなるAR格子を形成したAR格子膜が好適に用いられる。
【0038】
図10に示すように、本発明の携帯電子機器向け照明装置80は、搭載する筐体11のデザインに合わせて自在にその出射面81を形成することが可能である。
【0039】
凹凸面を断面略半円形の多数の突条から構成しても良い。図11に示すように、照明装置91は、透明な樹脂材料からなる略平板状の導光板92と、光源ユニット93とから構成されている。導光板92は、光源ユニット93が取り付けられる入射面92aと、凹凸面92bと、反射面92cとが形成されている。光源ユニット93は、例えばLEDなどの光源93aと、この光源93aの光を入射面92a全体に均一に広げて入射させるバー導光体93bとからなる。
【0040】
導光板92は、入射面92aに入射した光源ユニット93からの光を凹凸面92bから出射して被写体等を照明する略平板状の部材であり、例えば透明なアクリル樹脂などで射出成型されればよい。導光板92の凹凸面92bには、複数の突条94が互いに平行に平面視ストライプ状に形成されてプリズム形状を成している。
【0041】
凹凸面92bを構成する多数の突条94は、それぞれが断面が略半円形のかまぼこ形を成した微細なシリンドリカルレンズであり、反射面92cで反射された光を均一な平行光として凹凸面92bから出射させる役割を果たす。
【0042】
導光板92の反射面92cには、光源93から入射した光を凹凸面92b方向に反射させる反射部95aを持つ断面視台形状の反射突条95が、導光板92の内部方向に突出するように多数形成されている。
【0043】
このような構成の照明装置91では、図13に示すように、光源ユニット93によって導光板92の入射面92aから入射した光は、導光板92内を伝搬しつつ反射面92cに多数形成された反射突条95の反射部95aに入射する。反射部95aに入射した光は、凹凸面92b方向に反射され、凹凸面92bを構成する突条94に入射する。突条94は断面略半円形のシリンドリカルレンズを成すので、反射突条95で反射された光はこの突条94で均一な平行光R3になって凹凸面92bから出射される。これにより、照明装置91は凹凸面92b全体から輝度ムラのない均一な照明光を照射することができる。
【0044】
凹凸面を略半球形の多数の突起から構成しても良い。図14に示すように、照明装置101は、透明な樹脂材料からなる略平板状の導光板102と、光源103とから構成されている。導光板102は、光源103が取り付けられる入射面102aと、凹凸面102bと、反射面102cとが形成されている。
【0045】
この実施形態では、導光板102の凹凸面102bには、略半球形の多数の突起104が一面に形成されてプリズム形状を成している。また、反射面102cには、導光板102の内部方向に突出するように略台形の微細な反射突起105が多数形成されている。この反射突起105は、図12に示すように、それぞれが光源ユニット103から入射した光を凹凸面102b方向に反射させる反射部105aを持つ(図12中の矢印R1参照)。
【0046】
また、反射突起105は、上方すなわち凹凸面102b方向に近づくほど、その幅が狭められて形成されている。このように上方に向けて幅を狭めることにより、導光板102の入射面102aから離れた位置に形成された反射突起105まで、光源ユニット103からの光が十分に届くようになる(図12中の矢印R2参照)。
【0047】
このような照明装置101は、光源103として点光源を用いても、凹凸面102を形成する多数の突起104のレンズ効果によって導光板102の凹凸面102全体から輝度ムラのない均一な照明光を得ることができる。
【0048】
上述した本発明の照明装置は、カメラ付き携帯電話機の照明装置以外にも、たとえば、デジタルカメラや、ビデオカメラなどの撮影光源としても適用することができる。
【0049】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明の携帯電子機器向け照明装置によれば、外光が不足した環境下においても、デジタルカメラ等の動画および静止画撮影機能を利用して、鮮明な明るい撮影をすることが可能になる。特に光源としてLEDを用いれば、輝度の高い照明光を低消費電力で連続して被写体に照射することが可能になる。
【0050】
前記導光板は、前記入射面から遠ざかるに従って厚みを漸減させてもよい。これによって、導光板内で光源に近い領域と光源から遠ざかったとで、均一な輝度の照明光を出射することが可能になる。また、前記反射層の一面には、多数の微細な凹みを形成してもよい。こうした微細な凹みは、入射した光をムラなく拡散させつつ反射させることによって、照明光の輝度ムラを効果的に防止する。
【0051】
前記凹凸面の前面には、前記凹凸面から出射する光の拡散範囲を制御する拡散制御板を更に備えていてもよい。こうした拡散制御板は導光板から出射された照明光の照射範囲(照射角度)を広げたり、あるいは絞り込んだりする。拡散制御板で照明光の照射範囲を制御することによって、被写体全体を適切に照明することができる。
【0052】
前記光源は、RGBの3色の発光素子から構成され、前記導光板はこれら3色の発光素子からそれぞれ照射されるRGBの3色の光を混合して、白色光を前記凹凸面から出射させるようにしてもよい。こうした照明装置の光源に3原色の発光素子を使用して、加法混色によって白色の照明光を得るようにすれば、光の3原色が含まれた白色光で被写体を照明することができ、特に人物の撮影などにおいては、自然な発色の肌色で撮影を行うことができる。
【0053】
前記光源は、時間帯による自然光の色温度の変化に対応して、RGBの3色の発光素子のそれぞれの発光量を調節するようにしてもよい。これによって、時間帯による自然光の色温度の偏りを補って、自然な発色で被写体を照らし出すことができる。
【0054】
前記凹凸面は、断面略半円形の突条を多数配列したものであればよい。また、前記凹凸面は、略半球形の突起を多数配列しても好ましい。こうした突条や突起は、凹凸面から光をより効率的に出射させるのに大いに役立つ。前記携帯電子機器向け照明装置は、撮像素子を備えた携帯電子機器に搭載されて、この撮像素子による撮像時において所望により前記光源を常時点灯させることができる。撮像素子による撮像時に前記光源を常時点灯させれば、光量が不足した環境の下でも動画撮影を低消費電力で行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の携帯電子機器向け照明装置を備えたカメラ付き携帯電話機を示す斜視図である。
【図2】図2は、本発明の携帯電子機器向け照明装置の断面構成図である。
【図3】図3は、本発明の携帯電子機器向け照明装置の要部斜視図である。
【図4】図4は、本発明の携帯電子機器向け照明装置の導光状態を説明するための部分断面図である。
【図5】図5は、光源の構成を示す拡大斜視図である。
【図6】図6は、第2の実施形態の照明装置を示す分解斜視図である。
【図7】図7は、第3の実施形態の照明装置を示す断面構成図である。
【図8】図8は、第4の実施形態の照明装置を示す断面構成図である。
【図9】図9は、第5の実施形態の照明装置を示す断面構成図である。
【図10】図10は、第6の実施形態の照明装置を示す断面構成図である。
【図11】図11は、第7の実施形態の照明装置を示す外観斜視図である。
【図12】図12は、第8の実施形態の反射突条を示す拡大斜視成図である。
【図13】図13は、図11に示す照明装置の作用を説明する拡大断面図である。
【図14】図14は、第8の実施形態の照明装置を示す外観斜視図である。
【符号の説明】
10 カメラ付き携帯電話機
14 照明装置(携帯電子機器向け照明装置)
15 導光板(導光体)
15a 入射面
15b 凹凸面
16 光源
16R,16G,16B LED(発光素子)
17 拡散制御板
18 反射層
18a 凹凸(凹み)
72 反射防止膜
94 突条
104 突起

Claims (10)

  1. 光源と、前記光源から照射された光を内部に導入する入射面、および表面に多数のプリズム形状が配列され前記導光板を伝搬する光を反射および出射させる凹凸面を有する導光板と、前記凹凸面で反射された光を再び前記凹凸面に向けて反射させる反射層とを備えた携帯電子機器向け照明装置であって、
    前記光源から照射される光を前記導光板で混合して前記凹凸面から出射させることを特徴とする携帯電子機器向け照明装置。
  2. 前記導光板は、前記入射面から遠ざかるに従って厚みを漸減させたことを特徴とする請求項1に記載の携帯電子機器向け照明装置。
  3. 前記反射層の一面には、多数の微細な凹凸が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の携帯電子機器向け照明装置。
  4. 前記凹凸面の前面には、前記凹凸面から出射する光の拡散範囲を制御する拡散制御板を更に備えていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の携帯電子機器向け照明装置。
  5. 前記凹凸面の前面には、前記凹凸面から出射する光の反射を防止する反射防止膜を更に備えていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の携帯電子機器向け照明装置。
  6. 前記光源は、RGBの3色の発光素子から構成され、前記導光板はこれら3色の発光素子からそれぞれ照射されるRGBの3色の光を混合して、白色光を前記凹凸面から出射させることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の携帯電子機器向け照明装置。
  7. 前記光源は、時間帯による自然光の色温度の変化に対応して、RGBの3色の発光素子のそれぞれの発光量を調節することを特徴とする請求項6に記載の携帯電子機器向け照明装置。
  8. 前記凹凸面は、断面略半円形の突条を多数配列してなることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の携帯電子機器向け照明装置。
  9. 前記凹凸面は、略半球形の突起を多数配列してなることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の携帯電子機器向け照明装置。
  10. 前記携帯電子機器向け照明装置は、撮像素子を備えた携帯電子機器に搭載され、前記撮像素子による撮像時において所望により前記光源を常時点灯させることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載の携帯電子機器向け照明装置。
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