JP2004310364A - 医薬品売買仲介システム - Google Patents
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Abstract
【課題】インターネット等の通信回線を介して、処方箋薬局同士における医薬品の過剰在庫等の売買を仲介するシステムに係り、特に、全ての取引において、お互いの薬局名を一切公開することなく取引を完了でき、且つ両者が満足の行く価格で迅速に取引を可能とする医薬品売買仲介システムを提供する。
【解決手段】会員データ管理部と、医薬品データ管理部と、取引仲介管理部と、運送業者データベースおよび成立した取引内容から、最適な運送方法、運送業者を選ぶ運送業者選択手段を有する集荷配達管理部とから構成される仲介サーバが設けられている医薬品売買仲介システムである。また、前記医薬品データ管理部には、代替品分類手段と代替品検索手段とが設けられ、また、取引迅速処理手段が設けられている。さらにまた、前記集荷配達管理部には、集荷配達手配書作成手段が設けられている。
【選択図】 図3
【解決手段】会員データ管理部と、医薬品データ管理部と、取引仲介管理部と、運送業者データベースおよび成立した取引内容から、最適な運送方法、運送業者を選ぶ運送業者選択手段を有する集荷配達管理部とから構成される仲介サーバが設けられている医薬品売買仲介システムである。また、前記医薬品データ管理部には、代替品分類手段と代替品検索手段とが設けられ、また、取引迅速処理手段が設けられている。さらにまた、前記集荷配達管理部には、集荷配達手配書作成手段が設けられている。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネット等の通信回線を介して、処方箋薬局同士における医薬品の過剰在庫等の売買を仲介するシステムに係り、特に、全ての取引において、お互いの薬局名を一切公開することなく取引を完了でき、且つ両者が満足の行く価格で迅速に取引を可能とする医薬品売買仲介システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、医薬分業の拡大に伴い、医薬品の過剰在庫を多量に抱えている薬局も少なくない。これらの処方箋薬局は、扱う医薬品の種類がとても多く、医薬品の在庫を管理するシステムは多数あるものの、なかなか過剰在庫がなくならないのが実情である。
【0003】
これは、売れる医薬品のみを取り扱うわけにはいかず、医師の指定する医薬品を常に満遍なく揃えておく必要があるため、いつ、どの医薬品が必要になるのか在庫の予想が立て難いので過剰在庫が発生し易いのである。
【0004】
インターネットを利用して、各薬局同士がコンタクトし、お互いの過剰在庫を相互利用したり、あるいは、競売によって必要な医薬品を売買するシステムなどもある。
【0005】
例えば、特開平13−306879号公報では、医薬品相互融通支援システムが開示されている。
【0006】
これは、インターネット等の通信網を介して、医薬品等の販売者或いは等価交換希望者側とその購入者或いは等価交換希望者側とを、競売方式によって、互いに納得の上で、両者にとって最も効果的に医薬品等の商談成立を促進し、両者が迅速、且つ、満足の行く適正な取引を仲介支援するシステムである。
【0007】
これにより、医薬品等の販売者は、より高額に、購入者は、より低価格で取引を成立させることができるのは勿論のこと、医薬品等を過剰在庫として抱えている販売者(出品者)は在庫品を処分して現金化することで必要な資金を得ることができ、さらには自分が必要とする他の医薬品等を交換して入手することもできるため、在庫投資額を低減して健全な企業経営に投資することができるというものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の医薬品売買を仲介するシステムは、上記公報も含めて、インターネット上での取引の場を提供するのみであった。
【0009】
これは、出品者及び入札者が自由であるため、種々のトラブルを避けるためではあるが、これによって、落札後は、取引を確実に行うために当事者同士で、再度交渉する必要があった。
【0010】
また、処方箋薬局で、過剰在庫を大量に抱えていることで経営悪化を招くようなことは信用問題となり、病院側から見ても、このような薬局は信頼できないということで、今後の経営に悪影響を及ぼしかねない。
【0011】
そこで、薬局同士で互いに過剰在庫を処分したり、必要な医薬品等を調達し合えれば良いのだが、薬局名が明らかになることで、経営状態等の情報を互いに知られる恐れもあり、信頼し合える薬局同士以外とは、なかなか取引ができないのが実情である。
【0012】
それであるから、上記特開平13−306879号公報のように、特にインターネットという誰もが自由に閲覧できる状態にある取引形態では、薬局名が完全に公開され、且つ取引記録も残ってしまうので、上記の事情から、薬局名の公開を懸念する薬局にとっては、利用したくても利用できないのである。
【0013】
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、インターネット等の通信回線を介して、処方箋薬局同士における医薬品の過剰在庫等の売買を仲介するシステムに係り、特に、全ての取引において、お互いの薬局名を一切公開することなく取引を完了でき、且つ両者が満足の行く価格で迅速に取引を可能とする医薬品売買仲介システムを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記に示す課題を、以下の手段によって解決することができる。請求項1は、インターネットのホームページ上で、処方箋薬局を会員とする医薬品の売買を仲介するシステムにおいて、
【0015】
(a)会員情報を蓄積する会員データベースと、会員が通信端末からアクセスした際、会員か非会員かの照合をする会員照合手段と、会員が通信端末からアクセスした情報を蓄積するアクセスデータベースと、から成る会員データ管理部と、
【0016】
(b)医薬品情報を蓄積する医薬品データベースと、医薬品データベースに登録されている医薬品情報を検索する医薬品検索手段と、医薬品データベースに登録されていない医薬品情報を新規に登録する医薬品登録手段と、から成る医薬品データ管理部と、
【0017】
(c)販売、購入しようとする医薬品の販売条件、購入条件を提示する取引条件提示手段と、販売条件を記録、蓄積する売り情報データベースと、購入条件を記録、蓄積する買い情報データベースと、販売条件、購入条件を検索する取引条件検索手段と、販売条件と購入条件の照合をする取引条件照合手段と、成立した取引の取引内容を記録、蓄積する取引内容データベースと、から成る取引仲介管理部と、
【0018】
(d)医薬品を運送する業者を記録する運送業者データベースと、成立した取引の取引内容から、最適な運送方法、運送業者を選ぶ運送業者選択手段と、から成る集荷配達管理部と、
【0019】
から構成される仲介サーバが設けられ、該仲介サーバに対して各会員は、通信端末からインターネットを介して接続され、会員情報は完全非公開で取引されることを特徴とする医薬品売買仲介システムである。
【0020】
本発明は、登録制の会員とし、会員は処方箋薬局に限定される。それにより、取引において高い信頼性が確保できる。
【0021】
会員登録は、薬局名、住所、電話番号、FAX番号、メールアドレス等の会員情報を会員データベースに登録することで行われる。その際に、会員IDとパスワードが発行され、会員情報とともに会員データベースに記録される。
【0022】
また、会員端末がアクセスできるのは仲介サーバのみであって、会員端末同士は互いにアクセスすることができないようになっている。さらに、登録された会員情報は、仲介サーバの管理者である仲介センター以外閲覧することができず、会員情報は非公開で取引が行われる。
【0023】
これにより、会員情報は一切公開されないので、経営状態等の情報を他会員に知られることなく、匿名性を維持したまま取引が行われる。
【0024】
また、従来の医薬品の売買を仲介するシステムは、インターネット上での取引の場を提供するのみであり、落札後は、取引を確実に行うために当事者同士で再度交渉する必要があった。
【0025】
しかし、本発明は、取引の場の提供、詳細な医薬品情報の提示、取引条件の照合、取引完了後の医薬品の集荷・配達、代金の収受まで、全てを仲介センターが仲介することで、取引完了後に当事者同士で交渉するということが一切なく、取引相手の薬局名等が非公開であっても、安心して取引を行うことができ、取引の煩わしさ等もない。
【0026】
会員か非会員かの照合は、会員IDとパスワードによって自動照合し、会員であることが確認できた場合は、アクセスした日時、接続時間等のアクセス情報をアクセスデータベースに記録、蓄積する。
【0027】
また、本発明は、仲介センターが取引の仲介を行うものであり、取引の信頼性と情報の正確性は最も重要である。そこで、医薬品の間違いや類似品との勘違い等の問題が生じ得ないために、仲介サーバは、医薬品データベースを備えている。
【0028】
全ての医薬品について、会員が医薬品を認識・識別するのに十分な程度に、医薬品名、品番、製造メーカー名、用法・用量、効果・効能、成分、数量、製造年月日(使用期限日)、医薬品の外観の画像等の医薬品情報を医薬品データベースに登録、蓄積する。
【0029】
会員が、医薬品データベースに登録されている医薬品情報を自由に何度でも閲覧・確認できるようにすることで、目的の医薬品を間違えるという問題が起こらないようにする。
【0030】
また、会員は、医薬品検索手段によって、医薬品データベースに登録されている医薬品情報を、医薬品情報毎等などのように検索条件を指定して検索することができ、目的の医薬品を素早く確実に探し出すことができる。
【0031】
また、目的の医薬品が医薬品データベースに登録されていない場合は、医薬品登録手段によって、医薬品データベースに新規に登録できる。
【0032】
会員は、医薬品データベースに登録されてある医薬品であれば、取引することができるが、医薬品データベースに登録されていない医薬品は、取引の信頼性、安全性を確保するためにも、医薬品情報を医薬品データベースに登録してから、取引されるようにする。
【0033】
また、通常、医薬品販売会社とは一定量での取引しかされないが、本発明においては当事者同士が必要とする量だけを販売、購入することが可能とすることで、気軽に取引を行え、非常に有用である。
【0034】
会員は、インターネットのホームページ上で、販売しようとする医薬品につき、医薬品の医薬品名、品番、製造メーカー名、製造年月日(使用期限日)、販売希望数量、販売希望価格、希望引渡日等の販売条件を、取引条件提示手段によって提示する。
【0035】
販売条件は、売り情報データベースに記録、蓄積される。
【0036】
販売条件は、自由に何度でも変更でき、その都度、売り情報データベースに記録、蓄積される。
【0037】
売り情報データベースに登録された販売条件は、取引条件検索手段によって会員は誰でも自由に検索することができる。
【0038】
取引条件検索手段によって、購入希望の医薬品が検索しても見つからないか、或いは見つかっても希望する条件と合わなければ、購入希望の医薬品につき、医薬品の医薬品名、品番、製造メーカー名、製造年月日(使用期限日)、購入希望数量、購入希望価格、希望引渡日等の購入条件を取引条件提示手段によって提示する。
【0039】
購入条件は、買い情報データベースに記録、蓄積される。購入条件は、自由に何度でも変更でき、その都度、買い情報データベースに記録、蓄積される。
【0040】
買い情報データベースに登録された購入条件は、取引条件検索手段によって会員は誰でも自由に検索することができる。検索の結果、希望する条件と合致する会員がいれば、直接その会員と交渉することができる。
【0041】
また、会員は取引条件照合手段によっても、希望する取引相手を探すことができる。
【0042】
既に提示した販売条件、購入条件をもとに、条件の合致する会員を自動照合する。
【0043】
照合の結果、合致する条件の会員がいる場合は、会員ID等とともに販売条件或いは購入条件が表示される。
【0044】
必要に応じて、直接その会員と交渉することができる。取引が成立した場合、成立した際の取引内容が、取引内容データベースに記録、蓄積される。
【0045】
成立した取引の取引内容(販売会員薬局への集荷日、医薬品名、数量、購入会員薬局への配達日等)をもとに、運送業者選択手段によって、最適な運送方法、運送業者を選択する。
【0046】
運送業者は、予め運送業者データベースに登録されてある運送業者の中から選択される。
【0047】
取引において薬局名を完全に匿名にするためには、取引成立後の医薬品の引渡しにおいても、互いの薬局名が知られないようにしなくてはならない。そこで、医薬品の集荷、配達、販売代金、購入代金の収受についても、仲介センターが行う。
【0048】
代金の収受については、購入薬局からは取引代金に手数料を上乗せした額を代金引換えや電子決済等によって受け取り、販売薬局へは取引代金に手数料を差し引いた額を支払う。
【0049】
医薬品の運送料については、当事者双方が負担する。
【0050】
このように、医薬品の運送、取引代金の収受についても仲介センターが行うことで、取引の全てにおいて取引相手の薬局名を知らなくとも取引ができ、また取引相手に薬局名を知られることがないので経営状態等を知られる心配もないため、匿名性を維持したまま安心して取引が行われる。
【0051】
また、本発明により、処方箋薬局にとっては、経営状態の悪化を招きかねない過剰医薬品の処分ができ、また在庫医薬品の現金化にも役立つ。
【0052】
いつまでも在庫として残ってしまっている医薬品を長期間保管しておくより、現金化して必要な医薬品の購入資金或いは薬局の運営資金とした方がメリットは高い。
【0053】
また、通常、医薬品販売会社とは、一定量での取引しかされないが、必要量だけの販売、購入もできるので、非常に有用である。
【0054】
請求項2は、前記医薬品データ管理部には、医薬品データベースに登録されている医薬品と、同じ効果・効能、同じ成分の医薬品を分類する代替品分類手段と、該代替品を検索する代替品検索手段とが設けられていることを特徴とする医薬品売買仲介システムである。
【0055】
医薬品の中には、同じ効果・効能、同じ成分のものが多数あり、それらの医薬品は、代替品としても十分使用できるものもある。そこで、医薬品データベースに登録されてある全ての医薬品について、代替品分類手段によって、同じ効果・効能、同じ成分毎に分類し、代替品情報として医薬品データベースに登録、蓄積しておく。
【0056】
医薬品データベースに登録された代替品情報は、代替品検索手段によって、代替品のみの検索もできるようにする。
【0057】
また、医薬品情報(医薬品名、品番、製造メーカー名、用法・用量、効果・効能、成分、数量、製造年月日(使用期限日)、医薬品の外観の画像等)の1つとして、代替品情報も一緒に登録しておく。
【0058】
これにより、例えば、目的の医薬品が売り情報データベースに登録されていなかったり、また緊急時に目的の医薬品でなくても同じ効果・効能、成分の医薬品で十分である場合に、非常に有用である。
【0059】
目的の医薬品だけでなく、代替品も含めて使用可能性を広げることができるので、必要とする医薬品が見つかる可能性は非常に高くなり、取引も活発に行われ、利用価値の高いとても有用なシステムになることが期待できる。
【0060】
請求項3は、前記取引仲管理部には、前記の売り情報データベースに医薬品の販売条件項目として迅速売値設定項目が設けられており、該売値以下の購入条件が提示されると、直ちに取引成立データを作成するための取引迅速処理手段が設けられていることを特徴とする医薬品売買仲介システムである。
【0061】
例えば、緊急に売りたい、または、買いたい時は、多少悪い条件に変更してでも、取引を成立させたいと思うものである。また、出品または応札しても、長期間取引が成立しない場合もある。
【0062】
そのような時に、販売条件、購入条件に予め下限または上限の許容範囲などの迅速売値設定項目を設定しておき、設定値での購入条件、販売条件の提示があれば、即時に取引を成立させ、敏速に取引を行えるようにする。
【0063】
取引条件提示手段によって提示した販売条件または購入条件を、取引迅速処理手段によって、さらに販売価格の下限または購入価格の上限の許容範囲などの迅速売値設定項目として設定する。
【0064】
取引迅速処理手段による迅速売値設定項目の設定は、条件提示の際にすぐに行っても良いし、条件提示から一定期間経過した後に、迅速売値の設定が有効になるようにしても良い。
【0065】
迅速売値を設定した場合、予め販売条件または購入条件にその旨を表示しておくと、取引がさらに円滑に進む。しかし、迅速売値での取引は極力避けたい場合もあるので、迅速売値を設定している旨の表示は、取引相手には見えないようにしても良いし、取引を早く成立させたい意思を伝える意味で、敢えて表示させても良い。
【0066】
この場合、取引条件照合手段による照合や、取引条件検索手段による検索の結果は、迅速売値を設定している旨の表示がある場合は、迅速売値が有効とし、表示がない場合は、迅速売値の価格設定は無効とし、本来の取引希望価格のままにすると良い。
【0067】
これにより、取引を無駄に長引かせることなく、効率的に満足のいく取引が迅速に行える。
【0068】
請求項4は、前記集荷配達管理部には、集荷配達手配書を自動作成する集荷配達手配書作成手段が設けられていることを特徴とする医薬品売買仲介システムである。
【0069】
医薬品の取引は、過剰医薬品或いは在庫医薬品の処分を目的としたものもあるので、時として大量の医薬品を取引する場合もあり、また緊急を要する場合もある。
【0070】
故に、迅速、且つ、円滑な取引の場を提供するのみでなく、取引が完了した医薬品の迅速な引渡しについても望まれることである。
【0071】
そこで、本発明は、医薬品の売買の取引から、取引成立後における医薬品の運送までを仲介センターが仲介するシステムであり、特に取引成立後における医薬品の迅速で確実な集荷、配達業務をも仲介して行うシステムを提供するものである。
【0072】
取引が成立した後、集荷配達手配書作成手段によって、取引内容データベースに記録された取引内容と、会員データベースに記録されている会員情報をもとに、販売薬局側の情報(薬局名、住所、電話番号、FAX番号、メールアドレス等)、販売薬局への医薬品の集荷日時、医薬品名、数量、希望の配達方法、購入薬局側の情報(薬局名、住所、電話番号、FAX番号、メールアドレス等)、購入薬局への医薬品の配達日時、代金の支払い方法等が自動作成される。
【0073】
集荷配達手配書作成手段によって作成された集荷配達手配書を元に、運送業者選択手段によって、運送業者データベースから、最適な運送業者、運送方法を選出する。
【0074】
これにより、運送業者への指示がスムーズに行われ、迅速、且つ、確実な集荷及び配達と、安全で信頼度の高い集荷配達業務が達成できる。
【0075】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、実施例の図面を用いて説明する。
【0076】
図1は、本発明による医薬品売買仲介システムの概略図である。
【0077】
複数の処方箋薬局を会員として、会員は各自の端末1から、インターネット等の通信回線を介して、仲介センターが管理する仲介サーバ2へアクセスする。
【0078】
会員がアクセスに利用できる端末1は、パソコンだけでなく、携帯電話やPHSなどの移動体通信端末であっても構わない。
【0079】
会員は、いつでも仲介サーバ2へアクセスでき、販売条件、購入条件を掲示、閲覧、検索、照合等によって、取引相手の会員を見つけることができる。
【0080】
携帯電話等の移動体通信端末からもアクセス可能にすることで、取引をリアルタイムに行うことができ、迅速でより活発な取引を期待できる。
【0081】
図2は、本発明による医薬品売買仲介システムのシステム構成図である。
【0082】
会員の各端末1は、インターネット等の通信回線3を介して、仲介サーバ2へと接続される。
【0083】
仲介サーバ2は、会員データ管理部4と、医薬品データ管理部5と、取引仲介管理部6と、集荷配達管理部7とを有している。
【0084】
会員端末1は、仲介サーバ2のみに接続することができ、会員端末同士が直接接続されることは一切ない。また、会員端末1は、仲介サーバ2を構成する会員データ管理部4には一切接続することができない。これにより、会員情報は一切公開されず匿名性を維持したまま取引が行われる。
【0085】
会員データ管理部4は、会員情報(薬局名、郵便番号、住所、電話番号、FAX番号、メールアドレス、会員ID、パスワード等)を登録、蓄積する会員データベース19に接続されており、仲介サーバに会員からのアクセスがあった際に、会員データベースに登録されている会員IDとパスワードと、アクセスしてきた会員の会員IDとパスワードを照合するための会員照合部8が設けられ、会員が仲介サーバにアクセスした日時、接続時間等を記録するアクセスデータベース20が接続されている。
【0086】
医薬品データ管理部5は、医薬品名、品番、製造メーカー名、用法・用量、効果・効能、成分、数量、製造年月日(使用期限日)、医薬品の外観の画像、代替品情報等の医薬品情報を記録、蓄積するための医薬品データベース21が接続され、医薬品データベースに登録されている医薬品情報を各情報毎に検索するための医薬品検索部9と、医薬品データベースに登録されていない医薬品情報を新規に登録するための医薬品登録部10と、医薬品データベースに登録されている代替品情報を、例えば同じ効果・効能或いは同じ成分からなる医薬品毎等のように分類するための代替品分類部11と、医薬品データベースに登録されている代替品情報を、例えば同じ効果・効能或いは同じ成分からなる医薬品毎等のように必要な代替品を素早く検索するための代替品検索部12とが設けられている。
【0087】
取引仲介管理部6は、販売条件、購入条件を提示するための取引条件提示部13と、販売条件、購入条件を検索するための取引条件検索部14と、販売条件と購入条件の照合をするための取引条件照合部15と、販売条件、購入条件に予め下限または上限の許容範囲を設定しておき、許容範囲内での購入条件または販売条件の提示があれば、即時に取引を成立させ、敏速に取引を行えるようにする取引迅速処理部16とが設けられ、販売条件を記録、蓄積するための売り情報データベース22と、購入条件を記録、蓄積するための買い情報データベース23と、成立した取引の取引内容を記録、蓄積するための取引内容データベース25が接続されている。
【0088】
集荷配達管理部7は、完了した取引の取引内容と、会員情報をもとに、販売薬局側の情報(薬局名、住所、電話番号、FAX番号、メールアドレス等)、販売薬局への医薬品の集荷日時、医薬品名、数量、希望の配達方法、購入薬局側の情報(薬局名、住所、電話番号、FAX番号、メールアドレス等)、購入薬局への医薬品の配達日時、代金の支払い方法等を記載した集荷配達手配書を自動作成するための集荷配達手配書作成部17と、作成された集荷配達手配書をもとに、最適な運送方法と運送業者を自動選択する運送業者選択部18が設けられており、医薬品の集荷、配達業務を行う運送業者を登録するための運送業者データベース24が接続されている。
【0089】
まず、本発明の取引成立までの一実施例を図3を用いて説明する。
【0090】
本システムは、会員を処方箋薬局に限定した売買仲介システムであり、会員情報として薬局名、郵便番号、所在地、電話番号、FAX番号、メールアドレスを登録することで、会員登録がなされる。会員情報は、会員データベース19に記録される。また、本実施例では、売り方フローチャート40と、買い方フローチャー41との両方の流れについて、説明する。
【0091】
会員登録した際に、会員IDとパスワードが発行され、会員情報とともに会員データベース19に記録される。会員は、インターネット等の通信回線を介して通信端末から仲介サーバにアクセスする。
【0092】
通信端末は、パソコンだけでなく、携帯電話やPHSなどの移動体通信端末であっても構わない。
【0093】
仲介サーバにアクセスがあった際に、会員データベースに登録されている会員IDとパスワードによって照合30を行う。照合の結果、会員IDとパスワードが異なる場合、アクセス拒否表示31をする。
【0094】
会員IDとパスワードが、会員データベースに登録されている情報と同じであれば、会員であることが認められ、アクセスデータベース32にアクセスした日時、接続時間などを記録する。
【0095】
会員は、医薬品を販売しようとする売り手側である場合、長期在庫品の処分等の理由で特定の医薬品を売りたい時は、目的売り33を選択し、在庫の現金化等の理由で医薬品の種類は何でもいいからとにかく処分したいというような時は、積極売り34を選択する。
【0096】
同様に、医薬品を購入しようとする買い手側である場合も、特定の医薬品が必要な時は目的買い35を選択し、医薬品の在庫をある程度確保する目的で何らかの医薬品を積極的に購入したい時は積極買い36を選択する。
【0097】
目的売り33を希望する場合、医薬品データベース21から販売しようとする医薬品を探し、医薬品名、品番、製造メーカー名、製造年月日(使用期限日)、購入希望数量、販売希望価格、希望引渡日等の販売条件を指定して自動照合37し、取引相手を探す。
【0098】
照合の結果、合致情報表示38、非合致情報表示39がなされる。合致情報表示38の時は、売り判断42が行われ、そのままの販売条件で販売しても良いし、販売条件を修正して、より好条件の取引相手を探しても良い。
【0099】
そのままの販売条件で販売する場合は、売買処理43へ進み、取引相手に販売の意思を示し、売買成立後の処理へと進む。
【0100】
販売条件を修正して、より好条件での取引相手を探す場合は、登録判断処理44が行われ、修正した販売条件を売り情報データベース22に記録、蓄積する。
【0101】
非合致情報表示39の場合は、再度取引相手を探すために販売条件を修正する。修正した販売条件は、売り情報データベース22に記録、蓄積される。修正した販売条件で、再度自動照合37を行い、購入希望の取引相手を探す。販売条件に合った取引相手が見つかったら、売買処理43へ進み、取引相手に販売の意思を示し、売買成立後の処理へと進む。
【0102】
同様に、目的買い35を希望する場合も、医薬品データベース21から購入しようとする医薬品を探し、医薬品名、品番、製造メーカー名、製造年月日(使用期限日)、購入希望数量、購入希望価格、希望引渡日等の購入条件を指定して自動照合37し、取引相手を探す。
【0103】
照合の結果、合致情報表示45、非合致情報表示46がなされる。合致情報表示45の時は、買い判断47が行われ、そのままの購入条件で購入しても良いし、購入条件を修正して、より好条件の取引相手を探しても良い。そのままの購入条件で購入する場合、売買処理43へ進み、取引相手に購入の意思を示し、売買成立後の処理へと進む。
【0104】
購入条件を修正して、より好条件での取引相手を探す場合は、登録判断処理48が行われ、修正した購入条件を買い情報データベース23に記録、蓄積する。
【0105】
非合致情報表示の場合は、再度取引相手を探すために購入条件を修正する。修正した購入条件は、買い情報データベース23に記録、蓄積される。修正した購入条件で、再度自動照合37し、販売希望の取引相手を探す。購入条件に合った取引相手が見つかったら、売買処理43へ進み、取引相手に購入の意思を示し、売買成立後の処理へと進む。
【0106】
次に、積極売り34を希望する場合、買い情報データベース23に登録されている購入条件の中の購入希望価格や購入希望数量等の条件を絞り込んで検索したり、購入条件を一覧表示し、購入希望価格順に並び替える等をして、取引相手を探す。
【0107】
絞込検索の結果として、絞込み情報を表示49する。表示された結果をもとに、条件に合う取引相手に対して、販売の意思を表示するか、または互いに条件を修正するなどして取引の調整を行う。
【0108】
希望する条件に合う取引相手が見つからなければ、販売条件を提示し、売り情報データベース22に登録し、購入希望者からの連絡を待つか、自動照合等によって取引相手を探す。
【0109】
同様に、積極買い36を希望する場合も、売り情報データベース22に登録されている販売条件の中の販売希望価格や販売希望数量等の条件を絞り込んで検索したり、販売条件を一覧表示し、販売希望価格順に並び替える等をして、取引相手を探す。絞込検索の結果として、絞込み情報表示50を行う。
【0110】
表示された結果をもとに、条件に合う取引相手に対して、購入の意思を表示するか、または互いに条件を修正するなどして取引の調整を行う。
【0111】
希望する条件に合う取引相手が見つからなければ、購入条件を提示し、買い情報データベース23に登録し、販売希望者からの連絡を待つか、自動照合等によって取引相手を探す。
【0112】
また、医薬品の売買においては、多少悪い条件であっても、とにかく早急に取引を成立させたい、ということもある。そこで、上記取引方法の他、販売条件、購入条件に予め下限または上限の許容範囲を設定しておき、許容範囲内での購入条件、販売条件の提示があれば、即時に取引を成立させ、敏速な取引を行うことのできる取引方法も可能とする。
【0113】
取引条件提示手段によって提示した販売条件または購入条件を、取引迅速処理手段によって、さらに販売価格の下限または購入価格の上限の許容範囲などを迅速売値として設定する。
【0114】
この許容範囲の設定は、初めに販売条件、購入条件を提示したのと同時であっても良いし、提示した後に条件を修正した時であっても良い。また、一定期間経過した後或いは指定した期日を経過した後に、迅速売値の設定が有効になるようにしても良い。
【0115】
迅速売値を設定した場合、予め販売条件または購入条件にその旨を表示しておくと、取引がさらに円滑に進む。しかし、迅速売値での取引は極力避けたい場合もあるので、迅速売値を設定している旨の表示は、取引相手には見えないようにしても良いし、取引を早く成立させたい意思を伝える意味で、敢えて表示させても良い。
【0116】
この場合、取引条件照合手段による照合や、取引条件検索手段による検索の結果は、迅速売値を設定している旨の表示がある場合は、迅速売値が有効とし、表示がない場合は、迅速売値の価格設定は無効とし、本来の取引希望価格のままにすると良い。
【0117】
これにより、取引を無駄に長引かせることなく、効率的に満足のいく取引が迅速に行える。
【0118】
次に、取引成立から集配までの一実施例を図4を用いて説明する。
【0119】
会員は、検索、照合手段によって取引相手を見つけ、必要に応じて販売条件、購入条件を調整し合い、納得のいく条件で取引をする。
【0120】
両者(売り方61と買い方62)の条件が合致することで売買取引は成立60し、取引仲介サーバは両者に取引が成立した旨の通知をする。
【0121】
成立した取引は、その取引内容が、取引内容データベース25に記録、蓄積される。取引内容(医薬品名、数量、医薬品の希望引渡日等)及び会員データベース19に記録されている会員情報(販売薬局の住所地、購入薬局の住所地)をもとに、運送業者選択部で業者判断63が行われ、最適な運送業者と運送方法を選択する。
【0122】
運送業者は、予め運送業者データベース24に登録されてある運送業者の中から選択される。
【0123】
そして、集荷配達手配書作成部によって、取引内容と会員情報をもとに、販売薬局側の情報(薬局名、住所、電話番号、FAX番号、メールアドレス等)、販売薬局への医薬品の集荷日時、医薬品名、数量、希望の配達方法、購入薬局側の情報(薬局名、住所、電話番号、FAX番号、メールアドレス等)、購入薬局への医薬品の配達日時、代金の支払い方法等が自動作成される。作成された集荷配達手配書は、運送業者選択部によって選択された運送業者へ集配支持64される。
【0124】
運送業者は、集荷配達手配書をもとに、医薬品の集荷、配達、代金の収受を行う。集配後の集配記録は、集配内容データベース65に記録される。これにより、迅速且つ確実な集荷及び配達が行われ、安全で信頼度の高い仲介業務が達成できる。
【0125】
また、代金の収受については、取引代金の10%を手数料とし、購入薬局からは取引代金に手数料を上乗せした額を受け取り、販売薬局へは取引代金からに手数料を差し引いた額を支払う。代金の支払い方法については、代金引換や銀行振込、電子決済等にいずれの方法でも良い。運送業者へ支払う運送料については、当事者双方が負担する。
【0126】
以上のように、医薬品の運送、取引代金の収受についても仲介センターが行うことで、取引の全てにおいて取引相手の薬局名を知らなくとも取引ができ、また取引相手に薬局名を知られることがないので経営状態等を知られる心配もないため、匿名性を維持したまま安心して取引が行われる。
【0127】
また、本発明により、処方箋薬局にとっては、経営状態の悪化を招きかねない過剰医薬品の処分ができ、また在庫医薬品の現金化にも役立つ。いつまでも在庫として残ってしまっている医薬品を長期間保管しておくより、現金化して必要な医薬品の購入資金或いは薬局の運営資金とした方がメリットは高い。
【0128】
また、通常、医薬品販売会社とは、一定量での取引しかされないが、必要量だけの販売、購入もできるので、非常に有用である。
【0129】
【発明の効果】
以上、詳細に説明した本発明では、以下に示すような効果がある。
1)処方箋薬局限定とし、医薬品の間違いや類似品との勘違い等の問題が生じ得ないために、医薬品データベースを備えるなど高い信頼性のもと、医薬品の運送、取引代金の収受についても仲介センターが行うことで、取引の全てにおいて取引相手の薬局名を知らなくとも取引ができ、また薬局名が完全非公開であるので取引相手に薬局名を知られることがなく経営状態等を知られる心配もないため、匿名性を維持したまま安心して取引が行われ、長期在庫や過剰医薬品の処分ができ、在庫医薬品の現金化や必要な医薬品の購入資金或いは薬局の運営資金とすることができる。
【0130】
2)目的の医薬品だけでなく、代替品も含めて使用可能性を広げることができるので、必要とする医薬品が見つかる可能性は非常に高くなり、取引も活発に行われ、利用価値の高いとても有用なシステムになることが期待できる。
【0131】
3)無駄に取引を長引かせることなく、お互いに納得できる範囲内で効率的に取引を行い、また緊急時であっても、迅速な取引を行うことができる。
【0132】
4)運送業者へ的確に業務内容の指示がなされ、迅速且つ確実な集荷及び配達と、安全で信頼度の高い集荷配達業務が達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による医薬品売買仲介システムの概略図を示す。
【図2】本発明による医薬品売買仲介システムのシステム構成図を示す。
【図3】本発明における取引成立までの一実施例を示すフローチャートを示す。
【図4】本発明における取引成立から集配までの一実施例を示すフローチャートを示す。
【符号の説明】1 会員端末
1 会員端末
2 仲介サーバ
3 通信回線
4 会員データ管理部
5 医薬品データ管理部
6 取引仲介管理部
7 集荷配達管理部
8 会員照合部
9 医薬品検索部
10 医薬品登録部
11 代替品分類部
12 代替品検索部
13 取引条件提示部
14 取引条件検索部
15 取引条件照合部
16 取引迅速処理部
17 集荷配達手配書作成部
18 運送業者選択部
19 会員データベース
21 医薬品データベース
22 売り情報データベース
23 買い情報データベース
24 運送業者データベース
25 取引内容データベース
30 照合(ID、パスワード)
31 アクセス拒否表示
32 アクセスデータベース
37 自動照合
38、45 合致情報表示
39、46 非合致情報表示
40 売り方フローチャート
41 買い方フローチャー
42 売り判断
43 売買処理
44、48 登録判断処理
47 買い判断
49、50 絞込み情報表示
60 売買成立
61 売り方
62 買い方
63 業者判断
64 集配支持
65 集配内容データベース
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネット等の通信回線を介して、処方箋薬局同士における医薬品の過剰在庫等の売買を仲介するシステムに係り、特に、全ての取引において、お互いの薬局名を一切公開することなく取引を完了でき、且つ両者が満足の行く価格で迅速に取引を可能とする医薬品売買仲介システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、医薬分業の拡大に伴い、医薬品の過剰在庫を多量に抱えている薬局も少なくない。これらの処方箋薬局は、扱う医薬品の種類がとても多く、医薬品の在庫を管理するシステムは多数あるものの、なかなか過剰在庫がなくならないのが実情である。
【0003】
これは、売れる医薬品のみを取り扱うわけにはいかず、医師の指定する医薬品を常に満遍なく揃えておく必要があるため、いつ、どの医薬品が必要になるのか在庫の予想が立て難いので過剰在庫が発生し易いのである。
【0004】
インターネットを利用して、各薬局同士がコンタクトし、お互いの過剰在庫を相互利用したり、あるいは、競売によって必要な医薬品を売買するシステムなどもある。
【0005】
例えば、特開平13−306879号公報では、医薬品相互融通支援システムが開示されている。
【0006】
これは、インターネット等の通信網を介して、医薬品等の販売者或いは等価交換希望者側とその購入者或いは等価交換希望者側とを、競売方式によって、互いに納得の上で、両者にとって最も効果的に医薬品等の商談成立を促進し、両者が迅速、且つ、満足の行く適正な取引を仲介支援するシステムである。
【0007】
これにより、医薬品等の販売者は、より高額に、購入者は、より低価格で取引を成立させることができるのは勿論のこと、医薬品等を過剰在庫として抱えている販売者(出品者)は在庫品を処分して現金化することで必要な資金を得ることができ、さらには自分が必要とする他の医薬品等を交換して入手することもできるため、在庫投資額を低減して健全な企業経営に投資することができるというものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の医薬品売買を仲介するシステムは、上記公報も含めて、インターネット上での取引の場を提供するのみであった。
【0009】
これは、出品者及び入札者が自由であるため、種々のトラブルを避けるためではあるが、これによって、落札後は、取引を確実に行うために当事者同士で、再度交渉する必要があった。
【0010】
また、処方箋薬局で、過剰在庫を大量に抱えていることで経営悪化を招くようなことは信用問題となり、病院側から見ても、このような薬局は信頼できないということで、今後の経営に悪影響を及ぼしかねない。
【0011】
そこで、薬局同士で互いに過剰在庫を処分したり、必要な医薬品等を調達し合えれば良いのだが、薬局名が明らかになることで、経営状態等の情報を互いに知られる恐れもあり、信頼し合える薬局同士以外とは、なかなか取引ができないのが実情である。
【0012】
それであるから、上記特開平13−306879号公報のように、特にインターネットという誰もが自由に閲覧できる状態にある取引形態では、薬局名が完全に公開され、且つ取引記録も残ってしまうので、上記の事情から、薬局名の公開を懸念する薬局にとっては、利用したくても利用できないのである。
【0013】
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、インターネット等の通信回線を介して、処方箋薬局同士における医薬品の過剰在庫等の売買を仲介するシステムに係り、特に、全ての取引において、お互いの薬局名を一切公開することなく取引を完了でき、且つ両者が満足の行く価格で迅速に取引を可能とする医薬品売買仲介システムを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記に示す課題を、以下の手段によって解決することができる。請求項1は、インターネットのホームページ上で、処方箋薬局を会員とする医薬品の売買を仲介するシステムにおいて、
【0015】
(a)会員情報を蓄積する会員データベースと、会員が通信端末からアクセスした際、会員か非会員かの照合をする会員照合手段と、会員が通信端末からアクセスした情報を蓄積するアクセスデータベースと、から成る会員データ管理部と、
【0016】
(b)医薬品情報を蓄積する医薬品データベースと、医薬品データベースに登録されている医薬品情報を検索する医薬品検索手段と、医薬品データベースに登録されていない医薬品情報を新規に登録する医薬品登録手段と、から成る医薬品データ管理部と、
【0017】
(c)販売、購入しようとする医薬品の販売条件、購入条件を提示する取引条件提示手段と、販売条件を記録、蓄積する売り情報データベースと、購入条件を記録、蓄積する買い情報データベースと、販売条件、購入条件を検索する取引条件検索手段と、販売条件と購入条件の照合をする取引条件照合手段と、成立した取引の取引内容を記録、蓄積する取引内容データベースと、から成る取引仲介管理部と、
【0018】
(d)医薬品を運送する業者を記録する運送業者データベースと、成立した取引の取引内容から、最適な運送方法、運送業者を選ぶ運送業者選択手段と、から成る集荷配達管理部と、
【0019】
から構成される仲介サーバが設けられ、該仲介サーバに対して各会員は、通信端末からインターネットを介して接続され、会員情報は完全非公開で取引されることを特徴とする医薬品売買仲介システムである。
【0020】
本発明は、登録制の会員とし、会員は処方箋薬局に限定される。それにより、取引において高い信頼性が確保できる。
【0021】
会員登録は、薬局名、住所、電話番号、FAX番号、メールアドレス等の会員情報を会員データベースに登録することで行われる。その際に、会員IDとパスワードが発行され、会員情報とともに会員データベースに記録される。
【0022】
また、会員端末がアクセスできるのは仲介サーバのみであって、会員端末同士は互いにアクセスすることができないようになっている。さらに、登録された会員情報は、仲介サーバの管理者である仲介センター以外閲覧することができず、会員情報は非公開で取引が行われる。
【0023】
これにより、会員情報は一切公開されないので、経営状態等の情報を他会員に知られることなく、匿名性を維持したまま取引が行われる。
【0024】
また、従来の医薬品の売買を仲介するシステムは、インターネット上での取引の場を提供するのみであり、落札後は、取引を確実に行うために当事者同士で再度交渉する必要があった。
【0025】
しかし、本発明は、取引の場の提供、詳細な医薬品情報の提示、取引条件の照合、取引完了後の医薬品の集荷・配達、代金の収受まで、全てを仲介センターが仲介することで、取引完了後に当事者同士で交渉するということが一切なく、取引相手の薬局名等が非公開であっても、安心して取引を行うことができ、取引の煩わしさ等もない。
【0026】
会員か非会員かの照合は、会員IDとパスワードによって自動照合し、会員であることが確認できた場合は、アクセスした日時、接続時間等のアクセス情報をアクセスデータベースに記録、蓄積する。
【0027】
また、本発明は、仲介センターが取引の仲介を行うものであり、取引の信頼性と情報の正確性は最も重要である。そこで、医薬品の間違いや類似品との勘違い等の問題が生じ得ないために、仲介サーバは、医薬品データベースを備えている。
【0028】
全ての医薬品について、会員が医薬品を認識・識別するのに十分な程度に、医薬品名、品番、製造メーカー名、用法・用量、効果・効能、成分、数量、製造年月日(使用期限日)、医薬品の外観の画像等の医薬品情報を医薬品データベースに登録、蓄積する。
【0029】
会員が、医薬品データベースに登録されている医薬品情報を自由に何度でも閲覧・確認できるようにすることで、目的の医薬品を間違えるという問題が起こらないようにする。
【0030】
また、会員は、医薬品検索手段によって、医薬品データベースに登録されている医薬品情報を、医薬品情報毎等などのように検索条件を指定して検索することができ、目的の医薬品を素早く確実に探し出すことができる。
【0031】
また、目的の医薬品が医薬品データベースに登録されていない場合は、医薬品登録手段によって、医薬品データベースに新規に登録できる。
【0032】
会員は、医薬品データベースに登録されてある医薬品であれば、取引することができるが、医薬品データベースに登録されていない医薬品は、取引の信頼性、安全性を確保するためにも、医薬品情報を医薬品データベースに登録してから、取引されるようにする。
【0033】
また、通常、医薬品販売会社とは一定量での取引しかされないが、本発明においては当事者同士が必要とする量だけを販売、購入することが可能とすることで、気軽に取引を行え、非常に有用である。
【0034】
会員は、インターネットのホームページ上で、販売しようとする医薬品につき、医薬品の医薬品名、品番、製造メーカー名、製造年月日(使用期限日)、販売希望数量、販売希望価格、希望引渡日等の販売条件を、取引条件提示手段によって提示する。
【0035】
販売条件は、売り情報データベースに記録、蓄積される。
【0036】
販売条件は、自由に何度でも変更でき、その都度、売り情報データベースに記録、蓄積される。
【0037】
売り情報データベースに登録された販売条件は、取引条件検索手段によって会員は誰でも自由に検索することができる。
【0038】
取引条件検索手段によって、購入希望の医薬品が検索しても見つからないか、或いは見つかっても希望する条件と合わなければ、購入希望の医薬品につき、医薬品の医薬品名、品番、製造メーカー名、製造年月日(使用期限日)、購入希望数量、購入希望価格、希望引渡日等の購入条件を取引条件提示手段によって提示する。
【0039】
購入条件は、買い情報データベースに記録、蓄積される。購入条件は、自由に何度でも変更でき、その都度、買い情報データベースに記録、蓄積される。
【0040】
買い情報データベースに登録された購入条件は、取引条件検索手段によって会員は誰でも自由に検索することができる。検索の結果、希望する条件と合致する会員がいれば、直接その会員と交渉することができる。
【0041】
また、会員は取引条件照合手段によっても、希望する取引相手を探すことができる。
【0042】
既に提示した販売条件、購入条件をもとに、条件の合致する会員を自動照合する。
【0043】
照合の結果、合致する条件の会員がいる場合は、会員ID等とともに販売条件或いは購入条件が表示される。
【0044】
必要に応じて、直接その会員と交渉することができる。取引が成立した場合、成立した際の取引内容が、取引内容データベースに記録、蓄積される。
【0045】
成立した取引の取引内容(販売会員薬局への集荷日、医薬品名、数量、購入会員薬局への配達日等)をもとに、運送業者選択手段によって、最適な運送方法、運送業者を選択する。
【0046】
運送業者は、予め運送業者データベースに登録されてある運送業者の中から選択される。
【0047】
取引において薬局名を完全に匿名にするためには、取引成立後の医薬品の引渡しにおいても、互いの薬局名が知られないようにしなくてはならない。そこで、医薬品の集荷、配達、販売代金、購入代金の収受についても、仲介センターが行う。
【0048】
代金の収受については、購入薬局からは取引代金に手数料を上乗せした額を代金引換えや電子決済等によって受け取り、販売薬局へは取引代金に手数料を差し引いた額を支払う。
【0049】
医薬品の運送料については、当事者双方が負担する。
【0050】
このように、医薬品の運送、取引代金の収受についても仲介センターが行うことで、取引の全てにおいて取引相手の薬局名を知らなくとも取引ができ、また取引相手に薬局名を知られることがないので経営状態等を知られる心配もないため、匿名性を維持したまま安心して取引が行われる。
【0051】
また、本発明により、処方箋薬局にとっては、経営状態の悪化を招きかねない過剰医薬品の処分ができ、また在庫医薬品の現金化にも役立つ。
【0052】
いつまでも在庫として残ってしまっている医薬品を長期間保管しておくより、現金化して必要な医薬品の購入資金或いは薬局の運営資金とした方がメリットは高い。
【0053】
また、通常、医薬品販売会社とは、一定量での取引しかされないが、必要量だけの販売、購入もできるので、非常に有用である。
【0054】
請求項2は、前記医薬品データ管理部には、医薬品データベースに登録されている医薬品と、同じ効果・効能、同じ成分の医薬品を分類する代替品分類手段と、該代替品を検索する代替品検索手段とが設けられていることを特徴とする医薬品売買仲介システムである。
【0055】
医薬品の中には、同じ効果・効能、同じ成分のものが多数あり、それらの医薬品は、代替品としても十分使用できるものもある。そこで、医薬品データベースに登録されてある全ての医薬品について、代替品分類手段によって、同じ効果・効能、同じ成分毎に分類し、代替品情報として医薬品データベースに登録、蓄積しておく。
【0056】
医薬品データベースに登録された代替品情報は、代替品検索手段によって、代替品のみの検索もできるようにする。
【0057】
また、医薬品情報(医薬品名、品番、製造メーカー名、用法・用量、効果・効能、成分、数量、製造年月日(使用期限日)、医薬品の外観の画像等)の1つとして、代替品情報も一緒に登録しておく。
【0058】
これにより、例えば、目的の医薬品が売り情報データベースに登録されていなかったり、また緊急時に目的の医薬品でなくても同じ効果・効能、成分の医薬品で十分である場合に、非常に有用である。
【0059】
目的の医薬品だけでなく、代替品も含めて使用可能性を広げることができるので、必要とする医薬品が見つかる可能性は非常に高くなり、取引も活発に行われ、利用価値の高いとても有用なシステムになることが期待できる。
【0060】
請求項3は、前記取引仲管理部には、前記の売り情報データベースに医薬品の販売条件項目として迅速売値設定項目が設けられており、該売値以下の購入条件が提示されると、直ちに取引成立データを作成するための取引迅速処理手段が設けられていることを特徴とする医薬品売買仲介システムである。
【0061】
例えば、緊急に売りたい、または、買いたい時は、多少悪い条件に変更してでも、取引を成立させたいと思うものである。また、出品または応札しても、長期間取引が成立しない場合もある。
【0062】
そのような時に、販売条件、購入条件に予め下限または上限の許容範囲などの迅速売値設定項目を設定しておき、設定値での購入条件、販売条件の提示があれば、即時に取引を成立させ、敏速に取引を行えるようにする。
【0063】
取引条件提示手段によって提示した販売条件または購入条件を、取引迅速処理手段によって、さらに販売価格の下限または購入価格の上限の許容範囲などの迅速売値設定項目として設定する。
【0064】
取引迅速処理手段による迅速売値設定項目の設定は、条件提示の際にすぐに行っても良いし、条件提示から一定期間経過した後に、迅速売値の設定が有効になるようにしても良い。
【0065】
迅速売値を設定した場合、予め販売条件または購入条件にその旨を表示しておくと、取引がさらに円滑に進む。しかし、迅速売値での取引は極力避けたい場合もあるので、迅速売値を設定している旨の表示は、取引相手には見えないようにしても良いし、取引を早く成立させたい意思を伝える意味で、敢えて表示させても良い。
【0066】
この場合、取引条件照合手段による照合や、取引条件検索手段による検索の結果は、迅速売値を設定している旨の表示がある場合は、迅速売値が有効とし、表示がない場合は、迅速売値の価格設定は無効とし、本来の取引希望価格のままにすると良い。
【0067】
これにより、取引を無駄に長引かせることなく、効率的に満足のいく取引が迅速に行える。
【0068】
請求項4は、前記集荷配達管理部には、集荷配達手配書を自動作成する集荷配達手配書作成手段が設けられていることを特徴とする医薬品売買仲介システムである。
【0069】
医薬品の取引は、過剰医薬品或いは在庫医薬品の処分を目的としたものもあるので、時として大量の医薬品を取引する場合もあり、また緊急を要する場合もある。
【0070】
故に、迅速、且つ、円滑な取引の場を提供するのみでなく、取引が完了した医薬品の迅速な引渡しについても望まれることである。
【0071】
そこで、本発明は、医薬品の売買の取引から、取引成立後における医薬品の運送までを仲介センターが仲介するシステムであり、特に取引成立後における医薬品の迅速で確実な集荷、配達業務をも仲介して行うシステムを提供するものである。
【0072】
取引が成立した後、集荷配達手配書作成手段によって、取引内容データベースに記録された取引内容と、会員データベースに記録されている会員情報をもとに、販売薬局側の情報(薬局名、住所、電話番号、FAX番号、メールアドレス等)、販売薬局への医薬品の集荷日時、医薬品名、数量、希望の配達方法、購入薬局側の情報(薬局名、住所、電話番号、FAX番号、メールアドレス等)、購入薬局への医薬品の配達日時、代金の支払い方法等が自動作成される。
【0073】
集荷配達手配書作成手段によって作成された集荷配達手配書を元に、運送業者選択手段によって、運送業者データベースから、最適な運送業者、運送方法を選出する。
【0074】
これにより、運送業者への指示がスムーズに行われ、迅速、且つ、確実な集荷及び配達と、安全で信頼度の高い集荷配達業務が達成できる。
【0075】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、実施例の図面を用いて説明する。
【0076】
図1は、本発明による医薬品売買仲介システムの概略図である。
【0077】
複数の処方箋薬局を会員として、会員は各自の端末1から、インターネット等の通信回線を介して、仲介センターが管理する仲介サーバ2へアクセスする。
【0078】
会員がアクセスに利用できる端末1は、パソコンだけでなく、携帯電話やPHSなどの移動体通信端末であっても構わない。
【0079】
会員は、いつでも仲介サーバ2へアクセスでき、販売条件、購入条件を掲示、閲覧、検索、照合等によって、取引相手の会員を見つけることができる。
【0080】
携帯電話等の移動体通信端末からもアクセス可能にすることで、取引をリアルタイムに行うことができ、迅速でより活発な取引を期待できる。
【0081】
図2は、本発明による医薬品売買仲介システムのシステム構成図である。
【0082】
会員の各端末1は、インターネット等の通信回線3を介して、仲介サーバ2へと接続される。
【0083】
仲介サーバ2は、会員データ管理部4と、医薬品データ管理部5と、取引仲介管理部6と、集荷配達管理部7とを有している。
【0084】
会員端末1は、仲介サーバ2のみに接続することができ、会員端末同士が直接接続されることは一切ない。また、会員端末1は、仲介サーバ2を構成する会員データ管理部4には一切接続することができない。これにより、会員情報は一切公開されず匿名性を維持したまま取引が行われる。
【0085】
会員データ管理部4は、会員情報(薬局名、郵便番号、住所、電話番号、FAX番号、メールアドレス、会員ID、パスワード等)を登録、蓄積する会員データベース19に接続されており、仲介サーバに会員からのアクセスがあった際に、会員データベースに登録されている会員IDとパスワードと、アクセスしてきた会員の会員IDとパスワードを照合するための会員照合部8が設けられ、会員が仲介サーバにアクセスした日時、接続時間等を記録するアクセスデータベース20が接続されている。
【0086】
医薬品データ管理部5は、医薬品名、品番、製造メーカー名、用法・用量、効果・効能、成分、数量、製造年月日(使用期限日)、医薬品の外観の画像、代替品情報等の医薬品情報を記録、蓄積するための医薬品データベース21が接続され、医薬品データベースに登録されている医薬品情報を各情報毎に検索するための医薬品検索部9と、医薬品データベースに登録されていない医薬品情報を新規に登録するための医薬品登録部10と、医薬品データベースに登録されている代替品情報を、例えば同じ効果・効能或いは同じ成分からなる医薬品毎等のように分類するための代替品分類部11と、医薬品データベースに登録されている代替品情報を、例えば同じ効果・効能或いは同じ成分からなる医薬品毎等のように必要な代替品を素早く検索するための代替品検索部12とが設けられている。
【0087】
取引仲介管理部6は、販売条件、購入条件を提示するための取引条件提示部13と、販売条件、購入条件を検索するための取引条件検索部14と、販売条件と購入条件の照合をするための取引条件照合部15と、販売条件、購入条件に予め下限または上限の許容範囲を設定しておき、許容範囲内での購入条件または販売条件の提示があれば、即時に取引を成立させ、敏速に取引を行えるようにする取引迅速処理部16とが設けられ、販売条件を記録、蓄積するための売り情報データベース22と、購入条件を記録、蓄積するための買い情報データベース23と、成立した取引の取引内容を記録、蓄積するための取引内容データベース25が接続されている。
【0088】
集荷配達管理部7は、完了した取引の取引内容と、会員情報をもとに、販売薬局側の情報(薬局名、住所、電話番号、FAX番号、メールアドレス等)、販売薬局への医薬品の集荷日時、医薬品名、数量、希望の配達方法、購入薬局側の情報(薬局名、住所、電話番号、FAX番号、メールアドレス等)、購入薬局への医薬品の配達日時、代金の支払い方法等を記載した集荷配達手配書を自動作成するための集荷配達手配書作成部17と、作成された集荷配達手配書をもとに、最適な運送方法と運送業者を自動選択する運送業者選択部18が設けられており、医薬品の集荷、配達業務を行う運送業者を登録するための運送業者データベース24が接続されている。
【0089】
まず、本発明の取引成立までの一実施例を図3を用いて説明する。
【0090】
本システムは、会員を処方箋薬局に限定した売買仲介システムであり、会員情報として薬局名、郵便番号、所在地、電話番号、FAX番号、メールアドレスを登録することで、会員登録がなされる。会員情報は、会員データベース19に記録される。また、本実施例では、売り方フローチャート40と、買い方フローチャー41との両方の流れについて、説明する。
【0091】
会員登録した際に、会員IDとパスワードが発行され、会員情報とともに会員データベース19に記録される。会員は、インターネット等の通信回線を介して通信端末から仲介サーバにアクセスする。
【0092】
通信端末は、パソコンだけでなく、携帯電話やPHSなどの移動体通信端末であっても構わない。
【0093】
仲介サーバにアクセスがあった際に、会員データベースに登録されている会員IDとパスワードによって照合30を行う。照合の結果、会員IDとパスワードが異なる場合、アクセス拒否表示31をする。
【0094】
会員IDとパスワードが、会員データベースに登録されている情報と同じであれば、会員であることが認められ、アクセスデータベース32にアクセスした日時、接続時間などを記録する。
【0095】
会員は、医薬品を販売しようとする売り手側である場合、長期在庫品の処分等の理由で特定の医薬品を売りたい時は、目的売り33を選択し、在庫の現金化等の理由で医薬品の種類は何でもいいからとにかく処分したいというような時は、積極売り34を選択する。
【0096】
同様に、医薬品を購入しようとする買い手側である場合も、特定の医薬品が必要な時は目的買い35を選択し、医薬品の在庫をある程度確保する目的で何らかの医薬品を積極的に購入したい時は積極買い36を選択する。
【0097】
目的売り33を希望する場合、医薬品データベース21から販売しようとする医薬品を探し、医薬品名、品番、製造メーカー名、製造年月日(使用期限日)、購入希望数量、販売希望価格、希望引渡日等の販売条件を指定して自動照合37し、取引相手を探す。
【0098】
照合の結果、合致情報表示38、非合致情報表示39がなされる。合致情報表示38の時は、売り判断42が行われ、そのままの販売条件で販売しても良いし、販売条件を修正して、より好条件の取引相手を探しても良い。
【0099】
そのままの販売条件で販売する場合は、売買処理43へ進み、取引相手に販売の意思を示し、売買成立後の処理へと進む。
【0100】
販売条件を修正して、より好条件での取引相手を探す場合は、登録判断処理44が行われ、修正した販売条件を売り情報データベース22に記録、蓄積する。
【0101】
非合致情報表示39の場合は、再度取引相手を探すために販売条件を修正する。修正した販売条件は、売り情報データベース22に記録、蓄積される。修正した販売条件で、再度自動照合37を行い、購入希望の取引相手を探す。販売条件に合った取引相手が見つかったら、売買処理43へ進み、取引相手に販売の意思を示し、売買成立後の処理へと進む。
【0102】
同様に、目的買い35を希望する場合も、医薬品データベース21から購入しようとする医薬品を探し、医薬品名、品番、製造メーカー名、製造年月日(使用期限日)、購入希望数量、購入希望価格、希望引渡日等の購入条件を指定して自動照合37し、取引相手を探す。
【0103】
照合の結果、合致情報表示45、非合致情報表示46がなされる。合致情報表示45の時は、買い判断47が行われ、そのままの購入条件で購入しても良いし、購入条件を修正して、より好条件の取引相手を探しても良い。そのままの購入条件で購入する場合、売買処理43へ進み、取引相手に購入の意思を示し、売買成立後の処理へと進む。
【0104】
購入条件を修正して、より好条件での取引相手を探す場合は、登録判断処理48が行われ、修正した購入条件を買い情報データベース23に記録、蓄積する。
【0105】
非合致情報表示の場合は、再度取引相手を探すために購入条件を修正する。修正した購入条件は、買い情報データベース23に記録、蓄積される。修正した購入条件で、再度自動照合37し、販売希望の取引相手を探す。購入条件に合った取引相手が見つかったら、売買処理43へ進み、取引相手に購入の意思を示し、売買成立後の処理へと進む。
【0106】
次に、積極売り34を希望する場合、買い情報データベース23に登録されている購入条件の中の購入希望価格や購入希望数量等の条件を絞り込んで検索したり、購入条件を一覧表示し、購入希望価格順に並び替える等をして、取引相手を探す。
【0107】
絞込検索の結果として、絞込み情報を表示49する。表示された結果をもとに、条件に合う取引相手に対して、販売の意思を表示するか、または互いに条件を修正するなどして取引の調整を行う。
【0108】
希望する条件に合う取引相手が見つからなければ、販売条件を提示し、売り情報データベース22に登録し、購入希望者からの連絡を待つか、自動照合等によって取引相手を探す。
【0109】
同様に、積極買い36を希望する場合も、売り情報データベース22に登録されている販売条件の中の販売希望価格や販売希望数量等の条件を絞り込んで検索したり、販売条件を一覧表示し、販売希望価格順に並び替える等をして、取引相手を探す。絞込検索の結果として、絞込み情報表示50を行う。
【0110】
表示された結果をもとに、条件に合う取引相手に対して、購入の意思を表示するか、または互いに条件を修正するなどして取引の調整を行う。
【0111】
希望する条件に合う取引相手が見つからなければ、購入条件を提示し、買い情報データベース23に登録し、販売希望者からの連絡を待つか、自動照合等によって取引相手を探す。
【0112】
また、医薬品の売買においては、多少悪い条件であっても、とにかく早急に取引を成立させたい、ということもある。そこで、上記取引方法の他、販売条件、購入条件に予め下限または上限の許容範囲を設定しておき、許容範囲内での購入条件、販売条件の提示があれば、即時に取引を成立させ、敏速な取引を行うことのできる取引方法も可能とする。
【0113】
取引条件提示手段によって提示した販売条件または購入条件を、取引迅速処理手段によって、さらに販売価格の下限または購入価格の上限の許容範囲などを迅速売値として設定する。
【0114】
この許容範囲の設定は、初めに販売条件、購入条件を提示したのと同時であっても良いし、提示した後に条件を修正した時であっても良い。また、一定期間経過した後或いは指定した期日を経過した後に、迅速売値の設定が有効になるようにしても良い。
【0115】
迅速売値を設定した場合、予め販売条件または購入条件にその旨を表示しておくと、取引がさらに円滑に進む。しかし、迅速売値での取引は極力避けたい場合もあるので、迅速売値を設定している旨の表示は、取引相手には見えないようにしても良いし、取引を早く成立させたい意思を伝える意味で、敢えて表示させても良い。
【0116】
この場合、取引条件照合手段による照合や、取引条件検索手段による検索の結果は、迅速売値を設定している旨の表示がある場合は、迅速売値が有効とし、表示がない場合は、迅速売値の価格設定は無効とし、本来の取引希望価格のままにすると良い。
【0117】
これにより、取引を無駄に長引かせることなく、効率的に満足のいく取引が迅速に行える。
【0118】
次に、取引成立から集配までの一実施例を図4を用いて説明する。
【0119】
会員は、検索、照合手段によって取引相手を見つけ、必要に応じて販売条件、購入条件を調整し合い、納得のいく条件で取引をする。
【0120】
両者(売り方61と買い方62)の条件が合致することで売買取引は成立60し、取引仲介サーバは両者に取引が成立した旨の通知をする。
【0121】
成立した取引は、その取引内容が、取引内容データベース25に記録、蓄積される。取引内容(医薬品名、数量、医薬品の希望引渡日等)及び会員データベース19に記録されている会員情報(販売薬局の住所地、購入薬局の住所地)をもとに、運送業者選択部で業者判断63が行われ、最適な運送業者と運送方法を選択する。
【0122】
運送業者は、予め運送業者データベース24に登録されてある運送業者の中から選択される。
【0123】
そして、集荷配達手配書作成部によって、取引内容と会員情報をもとに、販売薬局側の情報(薬局名、住所、電話番号、FAX番号、メールアドレス等)、販売薬局への医薬品の集荷日時、医薬品名、数量、希望の配達方法、購入薬局側の情報(薬局名、住所、電話番号、FAX番号、メールアドレス等)、購入薬局への医薬品の配達日時、代金の支払い方法等が自動作成される。作成された集荷配達手配書は、運送業者選択部によって選択された運送業者へ集配支持64される。
【0124】
運送業者は、集荷配達手配書をもとに、医薬品の集荷、配達、代金の収受を行う。集配後の集配記録は、集配内容データベース65に記録される。これにより、迅速且つ確実な集荷及び配達が行われ、安全で信頼度の高い仲介業務が達成できる。
【0125】
また、代金の収受については、取引代金の10%を手数料とし、購入薬局からは取引代金に手数料を上乗せした額を受け取り、販売薬局へは取引代金からに手数料を差し引いた額を支払う。代金の支払い方法については、代金引換や銀行振込、電子決済等にいずれの方法でも良い。運送業者へ支払う運送料については、当事者双方が負担する。
【0126】
以上のように、医薬品の運送、取引代金の収受についても仲介センターが行うことで、取引の全てにおいて取引相手の薬局名を知らなくとも取引ができ、また取引相手に薬局名を知られることがないので経営状態等を知られる心配もないため、匿名性を維持したまま安心して取引が行われる。
【0127】
また、本発明により、処方箋薬局にとっては、経営状態の悪化を招きかねない過剰医薬品の処分ができ、また在庫医薬品の現金化にも役立つ。いつまでも在庫として残ってしまっている医薬品を長期間保管しておくより、現金化して必要な医薬品の購入資金或いは薬局の運営資金とした方がメリットは高い。
【0128】
また、通常、医薬品販売会社とは、一定量での取引しかされないが、必要量だけの販売、購入もできるので、非常に有用である。
【0129】
【発明の効果】
以上、詳細に説明した本発明では、以下に示すような効果がある。
1)処方箋薬局限定とし、医薬品の間違いや類似品との勘違い等の問題が生じ得ないために、医薬品データベースを備えるなど高い信頼性のもと、医薬品の運送、取引代金の収受についても仲介センターが行うことで、取引の全てにおいて取引相手の薬局名を知らなくとも取引ができ、また薬局名が完全非公開であるので取引相手に薬局名を知られることがなく経営状態等を知られる心配もないため、匿名性を維持したまま安心して取引が行われ、長期在庫や過剰医薬品の処分ができ、在庫医薬品の現金化や必要な医薬品の購入資金或いは薬局の運営資金とすることができる。
【0130】
2)目的の医薬品だけでなく、代替品も含めて使用可能性を広げることができるので、必要とする医薬品が見つかる可能性は非常に高くなり、取引も活発に行われ、利用価値の高いとても有用なシステムになることが期待できる。
【0131】
3)無駄に取引を長引かせることなく、お互いに納得できる範囲内で効率的に取引を行い、また緊急時であっても、迅速な取引を行うことができる。
【0132】
4)運送業者へ的確に業務内容の指示がなされ、迅速且つ確実な集荷及び配達と、安全で信頼度の高い集荷配達業務が達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による医薬品売買仲介システムの概略図を示す。
【図2】本発明による医薬品売買仲介システムのシステム構成図を示す。
【図3】本発明における取引成立までの一実施例を示すフローチャートを示す。
【図4】本発明における取引成立から集配までの一実施例を示すフローチャートを示す。
【符号の説明】1 会員端末
1 会員端末
2 仲介サーバ
3 通信回線
4 会員データ管理部
5 医薬品データ管理部
6 取引仲介管理部
7 集荷配達管理部
8 会員照合部
9 医薬品検索部
10 医薬品登録部
11 代替品分類部
12 代替品検索部
13 取引条件提示部
14 取引条件検索部
15 取引条件照合部
16 取引迅速処理部
17 集荷配達手配書作成部
18 運送業者選択部
19 会員データベース
21 医薬品データベース
22 売り情報データベース
23 買い情報データベース
24 運送業者データベース
25 取引内容データベース
30 照合(ID、パスワード)
31 アクセス拒否表示
32 アクセスデータベース
37 自動照合
38、45 合致情報表示
39、46 非合致情報表示
40 売り方フローチャート
41 買い方フローチャー
42 売り判断
43 売買処理
44、48 登録判断処理
47 買い判断
49、50 絞込み情報表示
60 売買成立
61 売り方
62 買い方
63 業者判断
64 集配支持
65 集配内容データベース
Claims (4)
- インターネットのホームページ上で、処方箋薬局を会員とする医薬品の売買を仲介するシステムにおいて、
(a)会員情報を蓄積する会員データベースと、会員が通信端末からアクセスした際、会員か非会員かの照合をする会員照合手段と、会員が通信端末からアクセスした情報を蓄積するアクセスデータベースと、
から成る会員データ管理部と、
(b)医薬品情報を蓄積する医薬品データベースと、医薬品データベースに登録されている医薬品情報を検索する医薬品検索手段と、医薬品データベースに登録されていない医薬品情報を新規に登録する医薬品登録手段と、
から成る医薬品データ管理部と、
(c)販売、購入しようとする医薬品の販売条件、購入条件を提示する取引条件提示手段と、販売条件を記録、蓄積する売り情報データベースと、購入条件を記録、蓄積する買い情報データベースと、販売条件、購入条件を検索する取引条件検索手段と、販売条件と購入条件の照合をする取引条件照合手段と、成立した取引の取引内容を記録、蓄積する取引内容データベースと、
から成る取引仲介管理部と、
(d)医薬品を運送する業者を記録する運送業者データベースと、成立した取引の取引内容から、最適な運送方法、運送業者を選ぶ運送業者選択手段と、
から成る集荷配達管理部と、
から構成される仲介サーバが設けられ、該仲介サーバに対して各会員は、通信端末からインターネットを介して接続され、会員情報は完全非公開で取引されることを特徴とする医薬品売買仲介システム。 - 前記医薬品データ管理部には、医薬品データベースに登録されている医薬品と、同じ効果・効能、同じ成分の医薬品を分類する代替品分類手段と、該代替品を検索する代替品検索手段とが設けられていることを特徴とする請求項1記載の医薬品売買仲介システム。
- 前記取引仲介管理部には、前記の売り情報データベースに医薬品の販売条件項目として迅速売値設定項目が設けられており、該売値以下の購入条件が提示されると、直ちに取引成立データを作成するための取引迅速処理手段が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の医薬品売買仲介システム。
- 前記集荷配達管理部には、集荷配達手配書を自動作成する集荷配達手配書作成手段が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載の医薬品売買仲介システム。
Priority Applications (1)
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-
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