JP2004309135A - 液体クロマトグラフィーに於ける液体の分岐装置 - Google Patents

液体クロマトグラフィーに於ける液体の分岐装置 Download PDF

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Abstract

【課題】液体クロマトグラフィー等の微量分析に於いて、分析カラムに試料を導入する場合、微量の成分を分岐する必要性がある。
【解決手段】カラムをパイプ内に挿通して二重管とし、カラムとパイプ端の重ね位置を選択する、或はカラムとパイプ径を変えることにより、液体のカラムとカラム及びパイプ間に流れる流量を分岐し、且つ分岐量を調整可能にする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体クロマトグラフィーに於ける液体の分岐装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液体クロマトグラフィーに於て、液体を分岐させる必要性としては、分析カラムに試料を導入する前にカラムの試料負荷量を超えないよう注入された成分を分岐する場合、又分岐された成分を2種以上の検出器で分析するため分岐する場合などがある。
【0003】
これらの目的に応じ、アイソクラティック、グラジエント、ポストカラム等種々の方法に使用される各種のスプリッターが提供されている。
特に、バイオ関連分析に於いては、微量試料量しか分析に使用できず、内径の細いカラムの使用が不可欠となっている。0.1mm未満以下のカラムを用いる場合には、流量を0.1μl/min以下の流速を正確に流す必要がある。現在の送液システムに於いては、分析装置、特にポンプ、スプリッター等の影響を受け、保持時間が大幅に変動してしまうことが起こる。
【0004】
従来、三方ジョイントを利用して液体のスプリットが行われている。これを図6により説明する。6は三方ジョイント本体であって、T字状管に形成され、注入部71、流出部81、抵抗部91より構成され、注入部71、流出部81、抵抗部91に夫々流入管7、流出管8、抵抗管9を設けてある。
この場合、各接続部分に付けたパイプの液体の抵抗に応じて、スプリット量が制御されることになる。例えば流出管8、抵抗管9に同じ圧力の内径0.1mmのパイプを取付を行えば、流入管7から入った液は抵抗比に応じて1:1にスプリットされることになる。
液体抵抗を変化させるためには、抵抗の異なるパイプを簡単に取外せるネジ方式が便利であり、パイプ固定を行うためには、オリフィス72が設けられている。液体はオリフィス72部分と三方ジョイント6の内部空間66を通過してスプリットされる。
【0005】
均一液体の単なるスプリットとしてはこれで充分であ。しかし、クロマトグラフィーに於いては、目的成分をバンドを広げず如何に次のパイプへ導入するのかが重要となる。従来のこの方法では、流入管7から目的成分は、この内部容量によって拡散されてから次のパイプへ導入されることになり、特に流量が100μl/min以下の場合には、実用上満足されるものではなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この容量を減らすため、マイクロマシンニング技術を利用したスプリッタなども理論的には可能となるが、実際にはスプリッタとして高価になってしまい、実用的ではない。更に、ジョイント部分も同時に小さくなり、接続が複雑となり、抵抗管を自由に変更することは不可能となる。更に、内部で詰まりが生じた場合には洗浄できず、本体毎の変更になってしまう。従来からあるカラム、ポンプ、インジェクタへの接続も複雑となる。
又、微量試料分析に適した内径の細いカラムでは負荷量が多くなるとピーク形状が変化し、分離も悪くなる。特に微量成分分析が要求される生体試料などでは、成分数が多くなると、ピーク形状が変化し、分離成分も悪くなる。更に、ポンプ性能による流量再現性、保持時間の変動が大きく、再現性に難点がある。
【0007】
クロマトグラフィーにおけるピーク幅は10秒前後であり、拡散時間としては10分の1である1秒以内に抑えることが必要となる。内部空間66は、1μl程度であり、流出部4への流速が60μl/min以上の場合では、1秒間拡散することになるが、10分の1以下になり、充分使用できる。この流速で使用できるHPLCカラムとしては、内径1mm以上のセミミクロカラムとなり、より細いキャピラリーカラムでは、数μl以下の流速となり、従来の方法での液体分離では実用上満足されるものではなかった。
【0008】
【特許文献1】特表平10−507516号
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者は、スプリッターに要求される抵抗管の接続が簡単に出来、従来からあるカラム、ポンプ、インジェクタへの接続ができ、更にスプリット部分への容量を小さくするという難点が一挙に解決し、又、ポンプの種類によらず、流量再現性が向上でき、特に微少流量で分析する場合に有効な、且つ良いピーク形状が得られる構成簡単なスプリット方法及びスプリッターを提案せんとするもので、カラムと該カラムを挿通可能に被うパイプより成り、両パイプ端部の重ね位置或は両パイプの径の差の選択により、液体の分岐量の調整を可能にすることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図に示す実施例により、本発明を詳細に説明する。
従来より、HPLC分析装置は、ポンプ1により溶離液2が送られ、試料注入するインジェクタ3を介して、カラム4に送られ、検出器5で検出される構成に組まれている。生体試料を扱うバイオ関連分析や診断分析や検査分析などでは、微量試料量しか分析に使用できず、高感度検出が可能な内径が細いカラムの使用が必要となっている。特に、内径0.3mm以下のカラムは、キャピラリーHPLCカラムと云われており、微量分析には重要なHPLCカラムとなっている。キャピラリーHPLCカラムを用いる場合には、カラム流量を5μl/min以下の流速を正確に流す必要がある。
【0011】
現状の送液に於いては、分析環境の影響を受け、保持時間変動が10%以上生じてしまう。正確な流量を流すためには、液体を分岐させる技術が重要となる。そのため、図1、図2のようにポンプ1で流された液を分岐するスプリッタ6が、ポンプ1とインジェクター3或はインジェクタ3とカラム4間に組まれることになる。
又、キャピラリーカラムに於いては、試料負荷量が小さく、多量成分で試料負荷量を超えなくするために、カラムに入る前のインジェクタとカラム間に分岐を設ける必要がある(図2)。又、分離された成分を2種以上の検出器5及び51に分割する必要がある場合などがある(図3)。
【0012】
ここで、流入管7、流出管8、抵抗管9について説明すると、流入管7はパイプを使用し、且つ流出管8との関係で、外管となるので、その用途、目的に応じて、パイプ、外管も7を使用する。流出管8については、キャピラリーカラム等の細管及びカラム又は内管を8とすることもある。抵抗管9についてはパイプとすることもある。
【0013】
本発明では、三方ジョイント以上のジョイントを用いても効果を発揮する。
例えば、抵抗管9を取付ける抵抗部91が4個ある六方ジョイントを用いてもよく、抵抗管9を4本取付ければ、三方ジョイントを用いた1本の抵抗管9より各抵抗管9の長さを短く出来、詰まり難くすることは出来る。
又、各接続に異なる内径の抵抗管9を取付ければ、外管が空隙部分69を塞ぐ位置を調整でき、抵抗管9の内径の違いにより塞がれる部分が微妙に異なり、より細かい調整が可能となる。又、同一な畏敬の抵抗管9を取付け、更に外管に孔や溝を切れば、外管を回転されることにより、使用する抵抗管9を選択することも出来る。
先ず、インジェクタ3とカラム4間に三方ジョイント6を組み込んだ場合(図2)で説明する。
図5のように、インジェクタ31にパイプ7をフェラル32やオシネネジ33を用いて接続し、次に、片方は三方ジョイント61の内部空間66の中途、分岐口660まで、パイプ7を差込み、フェラル62やオシネネジ63などで固定する。三方ジョイント61片端に、カラムへの配管又はキャピラリーカラム8を、パイプ7を挿通してその先端まで差込み二重管としフェラル65やオシネネジ64などで固定する。もう片方の流出部91に、液体分岐を行うための抵抗管9を同様に取付ける。
【0014】
ポンプ1で送液された液体は、インジェクタ31を通り、パイプ7先端部分71で、二重管としたパイプ7,キャピラリーカラム8の抵抗に応じた分岐に応じ分配され、インジェクタ31より注入された試料が同様に分岐される。このように内部空間66で分割されるのでなく、パイプ7の入口で分割され、拡散なしにカラム8に導入される。
抵抗管9の接続部分や目的流速を必要とするパイプ7やキャピラリーカラム8へは同様の接続ができ、従来と同じように簡便に使用できる。又、外管であるパイプ7の接続に於いてもHPLC配管として最も多く使用される外径1/16インチ(1.58mm)を用いることができ、接続も従来通り簡便に行うことができる。
パイプ7の内径が、内管8の外径より大きく、大きな隙間なく適合できるものであれば良く、例えばパイプ7が外径1/16インチ(1.58mm)で、内径0.5mmの湾曲しないしっかりとした直管で、内管8は、外径0.375mmのフューズドシリカチューブや、キャピラリーHPLCカラムが挿通できることになる。
【0015】
この分岐の方法では、液体の抵抗に応じて分岐量が制御されることになる。例えば抵抗管9と内管8に同じ内径で同じ長さ、例えば0.1mm内径のパイプを取付ければ、パイプ7から入った液は、抵抗比に応じて1:1にスプリットされることになる。
そのため、抵抗管9により液体抵抗を変化させることで分岐割合を変化させることができる。抵抗の異なるパイプ9を簡単に取替えるためには、フェラル67とオシネネジ68のような形式で接続取外しが出来る方式が便利であり、三方ジョイントが使用される。全ての接続に於いて、フェラル32,62,65,67とオシネネジ33,63,64,68が各々一体となった手締めのコネクタも使用される。尚、ジョイントはオシネネジ、フェラルに限定されず、通常のHPLCに使用されるものであれば使用可能である。
【0016】
本発明の多重管を用いた液体分岐の各様式を、分岐部における模式図7〜12で説明する。
液体は流入部71から導入され、抵抗部91に取付けられる抵抗管9によって、低流量に分岐され、流出部81のキャピラリーカラム8等により目的流速の液体で流出する。
又、本発明では三方ジョイント6の内部空間66の分岐口660中間までパイプ7を挿通し、該パイプ7内にカラム等の出口側パイプ8が挿入された多重構造とし、流入部71のオリフィス72に於いて、出口側パイプ8間に空隙を構成し、その空隙利用により分岐量を定め、導入された液体は、流入部71で分岐される構成を為すことも出来る。
【0017】
三方ジョイント6への流体の導入に次の場合がある。
例えば、導入される流入部71が、インジェクタ1などの固体の場合では、図7〜9のようにオリフィス72を持つように構成する。又、パイプなどで接続する場合では、図10〜12のように張出したパイプ7によって導入される。
図7のように、インジェクタ3などに直結する場合には、抵抗部91に付けられる抵抗管9により、分岐量の大まかな調整を行い、更に流入部71で微調整ができる。流入部71のオリフイス72が内管8の外径に近い場合では、内管8の位置により、空隙74での液体分岐を調整できる。例えば、カラム等の内管8をオリフィス72近くに設置した場合には、抵抗部91の抵抗に加えて、外管たるパイプ7と内管8間の間隙の狭小により空隙74部分での抵抗が生じて、カラム等の内管8へ分岐される液量は多くなる。このようにカラム等の内管8と入口オリフィス72によって流路分割の微調整も可能となる。カラム等の内管8は、流出部81部分でフェラルなどで止められる構成とすれば、簡単に位置調整が可能となり、空隙量が所望に応じ、調整できる。
【0018】
又、図8のようにパイプ7端にフィルター73を入れ、内管のカラム8を該フィルター73に押し当てることにより、フィルター73の厚みがオリフィス72との距離になるため、位置が固定され、再現性のよい液体分岐が可能となる。外管のパイプ7にフィルター73を融着固定した交換できるカップフィルターをつける構成が推奨される。浮遊物の濾過も可能で詰まり防止の効果もある。
更に加えて、外管のパイプ7の位置により、分岐比率を変えることも可能である。図9のように外管のパイプ7の位置を抵抗部91の空隙部分69まで挿入することで、抵抗部91のスプリット側流路が絞られ、空隙部分69から分岐される液量を調整できる。例えば、完全に抵抗部91部分まで挿入し、被せれば、抵抗部91から流出される液体はなくなり、全量が内管のカラム8に導入されることになる。外管のパイプ7の固定位置調整で簡単に分岐量を変更できることになる。特に、内管のカラム8がHPLCカラムの場合では、内部空間66が殆ど生じず、よりシャープなピークが得られ、分岐の微調整が簡単に出来ることになる。又、液体がオリフイス72からの導入でない場合、例えば流入部71にパイプ7に導入される場合も同じように分岐ができる。
【0019】
図10、図11のようにキャピラリーカラム8はパイプ7の中に入れられる多重管構造とすることが出来る。抵抗部91に付けられる抵抗管9には、空隙74部分でキャピラリーカラム8に分岐される残余部分が流され、且つパイプ7とキャピラリーカラム8間の空隙と、パイプ7と抵抗部91との空隙により形成される空隙69より抵抗部91へ流されることになる。空隙74部分での分岐は、パイプ7の内径とキャピラリーカラム8の外径差と、その挿入重なり位置で調整することも可能である。更に、図9と同じように空隙69部分によって分岐を調整できる。例えば、図10ではパイプ7の位置の挿入位置で空隙69が調整され、分岐調整が可能である。図11では移動が可能な別のパイプ85を三方ジョイント6に設置し、空隙69部分を調整可能としたものである。この構成としては、パイプ86をスプリッター6に出入り自在とすることにより、パイプ8先端の位置と抵抗部91間の空隙部分69が調整でき、該空隙部分69の分岐調整が出来るものがある。
これらは、入口側パイプ7の内径より出口カラム8の外径が小さい場合やキャピラリーカラム8がモノリス構造などのフューズドシリカキャピラリーカラムでは、このようにできる。出口側のキャピラリーカラム8が、充填タイプカラムなどでは外径が太く、パイプ7の中に挿入が無理な場合もある。
【0020】
図12のようにパイプ7を、流入部71又は流出部81に、そこに挿通されるパイプ86等に挿入或は保持されるフィルター84に押し当てることにより、フィルター84内部に試料が導入され、拡散のないシャープなピークが得られる。特に、フィルター84自身に濃縮効果が得られるようにすれば、その効果は非常に高くなる(図12)。又、パイプ86を三方ジョイント6に出入り自在とすることにより、パイプ86先端の位置と抵抗部91間の空隙69部分が調整でき、該空隙69部分では分岐調整ができる。フィルター84を充填カラム8に被せて接続することは推奨される。又、パイプ7を充填カラム83に対応させ、又さらに充填カラム83に被せたフィルター84に押し当てる構成が使用できる。
【0021】
【実施例】
〔実施例1〕 本実施例には図13の装置を使用した実施例について説明する。
インジェクタ3として最も汎用的に使用される外径1/16インチのパイプ7を外管として、長さはオシネネジ33が締められる最短の長さ33mmとした。内径はキャピラリーカラム8の外径0.375mmに合せて4mm内径とした。ジョイントを加工して分岐口660の中間まで差込んだ。流入部71を平面に当て、キャピラリーカラム8を押し入れ、オシネネジ64でキャピラリーカラム8を流出部81に固定した。このように簡単に先端をそろえられる。次に、インジェクタ3の奥行きに合せてオシネネジ33で固定した。
抵抗部に付けた抵抗管9は下記のものを使用した。
カムタイプポンプ:内径0.1mm×長さ7mのステンレス抵抗管、ポンプトータル流速100μl/minスプリット比1/200
シリンジポンプ:内径50μm×長さ11mのフューズドシリカ抵抗管、ポンプトータル流速10μl/minスプリット比1/20
図2に示す溶離液2,ポンプ1、インジェクタ(レオダイン(登録商標)7520 2μl内臓ループ)3、分析カラム4、UV検出器(UV702キャピラリーセル)5を基本構成として,本発明スプリッタの効果を保持時間変動により検討した。
分析カラム:モノキャップC18 内径100μm×長さ150m
試料: 1.アセトフェノン、2.フェノール、3.安息香酸メチル、4.3−メチルインドール
検出波長:254nm
実施例2のようにリーディングピークになるため、4番目の3−メチルインドールのピークエンドがベースに戻った時点の時間を測定し、変動率を計算した。
従来の通常最も使用されているカムタイプポンプと現在最も低流量精度が高いとされるシリンジタイプポンプで比較した。具体的には従来カムタイプにはPU610を用いて、1μl/minの流量設定で送液した。
溶離液条件:アセトニトリル/水 30/70
従来のスプリッタ(図20)を使用した場合、5分から12分まで、ピークエンド時間が50%以上変化した。
シリンジタイプポンプにはMP680を用いて、0.5μl/minの流量設定で送液した。
溶離液条件:アセトニトリル/水 50/50を用いて
従来のスプリッタ(図20)を使用した場合、6.8分から7.6分まで5%以上の変化が見られた。
それに対して、図21のように、本発明スプリッター6を取付け、キャピラリーカラム8をインジェクター3に直結し、分析したところ、カムタイプで5%、シリンジタイプで1%以下の変動率となり、大幅に再現性が向上した。
どのようなポンプを使用しても、本発明スプリットを利用することによって、流量再現性が向上され、低流量で分析する場合には、特に本発明スプリットが有効であることが判った。又、本発明スプリットは、従来のインジェクタなどに合せて簡単に取付けられ、且つ抵抗管を簡単に変えられる。
【0022】
〔実施例2〕 溶離液:アセトニトリル/水 50/50、ポンプMP680、インジェクタ(レオダイン(登録商標)7520 2μl内臓ループ)、分析カラム(モノキャップC18 内径100μm×長さ150m)、UV検出器(キャピラリセル)を基本構造として、本発明スプリッターの分離に対する効果を検討した。
試料: 1.アセトフェノン0.5μl/ml、2.フェノール4mg/ml、3.安息香酸メチル2.5μl/ml、4.3−メチルインドール2.5mg/ml
検出波長:254nm
10μl注入し、ループ計量注入をし、スプリット無しでポンプ流速5μl/minで分析した場合、クロマトグラム図14のようにピークリーディングが生じた。接近した1,2ピークが不分離となった。
実施例1と同じように、本発明スプリットが組まれたカラムをインジェクタに直結し、抵抗管を内径50μm×長さ11mのフューズドシリカとし、ポンプ流速5μl/min、スプリット比1/20で分析した結果、図15に示すクロマトグラムのような対称性の良いピークが得られた。対称性がよいため、接近したピークも分離した。
このように、微量試料分析に適した内径の細いカラムでは、負荷量が多くなるとピーク形状が変化し、分離も悪くなる。特に、微量成分分析が要求される生体試料などでは、成分数が多く高分離を行う必要がある。本発明スプリットを用いると、良いピーク形状が得られ、又、実施例1のように再現性も高くなる。
【0023】
〔実施例3〕 実施例2のスプリットと同じ条件で、従来から行われている三方ジョイントを用いたスプリット方法(図4)と三方ジョイントを加工し、本発明の多重管とした(図13)スプリッターによる違いを検討した。
ボリュームが0.566μlの市販の三方ジョイントを用いて図4のカラム8にした。インジェクタより配管が可能なもっとも小さい内径0.05mm、外径1/16インチ、長さ33mmのパイプで接続した。
抵抗管、流速、実施例2のスプリットと同じものを使用した。
分析したところ、図16に示されるクロマトグラムが得られ、テーリングが見られた。
本発明に於いては、管内部でスプリットが起こればよく、三方ジョイントを用いず、図19のようにインジェクタ側のパイプを溶接などで固定したものでも可能である。よりインジェクタからの距離が短く出来るので、より微量で行う場合には有効となる。
オシネネジ64の締付けにより、キャピラリーカラム8位置が簡単に変えられ、又抵抗管を交換できる構造が推奨される。
本発明のスプリッターで分析したところ、図17に示されるシャープなクロマトグラムが得られた。
更に、本発明スプリッターに於いて、キャピラリーカラム8位置を奥に0.5mmずらすことにより、インジェクタからのスプリット状態が変化し、ピークの高さを大きくすることができた(図18)。スプリット比としては、大きな変化がなく、保持時間は同じで、キャピラリーカラム8に入る量を微妙に調整できる。逆に、手前にずらすと、小さくなり、負荷量を超えた場合の微調整に使用できる。図8のようにフィルター73を入れることによっても同様の効果が得られた。
【0024】
〔実施例4〕 ポンプPU610、インジェクタ(レオダイン(登録商標)7125)、カラム(250mm×6mm)l.D イナートシル(登録商標)ODS−3を用いて、図3に於いて、カラム4の出口側に従来のスプリッタ(図20)及び本スプリッタ(図21)の2種のスプリットを取付けた。
溶離液として、50mMリン酸アンモニウム水溶液(pH2.5)を流速1.5ml/minで流した。検出器として51汎用タイプRIと5キャピラリー用UV702(UV260nm)を用いた。試料として、1.シトシン、2.果糖3.グアニン、4.アデニン、5.乳糖,6.酢酸の混合液を用いた。
カラム4の出口に内径0.5mm×長さ10cmのステンレスパイプ7を接続し、RI51へは内径0.25mm×長さ50cmのテフロンパイプ52で接続した。UV5へは、内径0.1mm×長さ2mのフューズドシリカキャピラリーチューブ53で接続した。
従来の三方ジョイントは、図20となる。本発明では、図21を使用し、カラムからのパイプ7を三方ジョイント6の分岐口66の半分程度まで入れ、UVへのフューズドシリカキャピラリーチューブ53を中まで入れて多重管とした。
分析した結果、従来三方ジョイントではRI51側、図22、UV5側、図23のようになった。本発明では51RI側、図24、UV5側、図25のようになった。
従来タイプ及び本発明品ともRI51側は、流速1.49ml/minで流れているため、デッドボリューム影響は殆ど受けずに、シャープなピークが得られた(図22、図24)。流速が10μl/minと遅いUV5側では、従来タイプではデッドボリュームによるテーリングが見られた(図23)。本発明スプリットでは、図25のようにシャープなピークが得られた。
この例の他に、LC−MSなどの検出器では、高流速を流せないため、スプリットして分岐する必要があり、本発明のスプリットを用いると、シャープなピークが得られる。各個体との接続は従来と同じように使用でき、性能アップを行うことが出来る。
【0025】
〔実施例5〕 図2の配置で実施例1のシステムを用いて、図11に応じたスプリット可変の多重管構造のスプリッタを構成し(図26)接続した。三方ジョイント6はインジェクタ3側に接続するパイプ7を固定する固定部分601とカラム8を固定する固定部分602が構成され、突起89を形成した外管88が固定部分601と固定部分602間に設置されている。該固定部分601と同602とはシール610でシールされ、抵抗部91の分岐口69部分を変化させることが出来るように、左右にスライドして移動できるようになっている。本実施例では外管88にネジを切り、手動で回転させることによって移動させる方法としたが、他の方法でも、例えば単なる嵌合でも可である。又、外部モータなどで自動で動かすことも出来る方法が推奨される。
実施条件は以下のようである。
インジェクタとして最も汎用的に使用される外径1/16インチのパイプ7を外管として、長さはオシネネジ33が締められる最短の長さ33mmとした。内径はカラム8の外径0.375mmに合せて4mm内径とした。パイプ7とキャピラリーカラム8の先端は合せてインジェクタ3に接続した。
分析カラム:モノキャップC18 内径100μm×長さ150mm
抵抗管9:内径50μm×長さ7mのフューズドシリカチューブ
ポンプ流速:10μl/min
溶離液:80%メタノール
検出器:UV280nm
試料:1.ベンゼン、2.トルエン、3.イソプロピルベンゼン、5.イソブチルベンゼン、6.ブチルベンゼン
とした。
外管88の位置を調整し、パイプ7から流入液体流速の40分の1がキャピラリーカラム8に導入されるようにした。クロマトグラム結果図27に示すクロマトグラムが得られた。
外管88の位置を変え、0−4min間を10分の1、4−8min間を20分の1、8−12min間を50分の1になるように、分析中に順次変化させた結果図28に示すクロマトグラムが得られた。成分容量が大きい区間の外部への排出抵抗を落とし、ピーク面積の小さな部分は排出を絞り込み、ピーク面積を変化させることが出来た(図28)。
【0026】
〔実施例6〕 図12に応じた本発明装置(図29)を使用した濃縮分析の例である。
10%オクタデシルトリクロロシラントルエン溶液中で、還流しODS化したガラスフィルター86を用いて、樹脂パイプに窒素中で300℃で溶融しながら嵌め込んだ。そこに、内径100μm×長さ250mmのフューズドシリカキャピラリーチューブに、イナートシル(登録商標)ODS−3をメタノール溶媒にて30Mpaで充填したカラム83を差込んだ。このカラム83先端が分岐69部分に抵抗管9の溶出オリフィスの真中に来るようにして、オシネフェラル64で固定した。
次に、流入部71から内径50μm×長さ33mmのフューズドシリカチューブ7を流出部81から挿通したカラム8のフィルター84に当たるまで挿入し、オシネネジ33によって接続固定した。同様にインジェクタ側に取付けた。
システム図30として、ポンプ1(MP680)、インジェクタ3(レオダイン(登録商標)7520 2μl内蔵ループ)、上記分析カラム8、UV検出器5(UV702キャピラリーセル)、波長210nmとした。
抵抗管9として、内径50μm×長さ11mのフューズドシリカチューブを用いた。
第1初期液2として、0.1%TFA水溶液、第2溶出液21として0.1%TFAアセトニトリル溶液とした。
ポンプトータル流速20μl/min、スプリット比1/20とした。
試料としてBSAトリプシン消化物を用いた。
初期液10分間一定で流し、10分後溶出液70%まで30分間グラジエントを行った。グラジエントシステムを用いると、注入された時点では、初期液によってフィルター部分に濃縮される。フィルターのみでも効果はあるが、本実施例のようにODS化したフィルターを用いれば、濃縮され、更に効果が上がる。
次に、溶出液に順次切り替わってゆくにつれ、フィルターより脱着され分析カラムに送られ、シャープなピークが得られる。このときにフィルター部分からの直接脱着になるため再現性よいスプリットが得られる。又、注入した試料成分はフィルターに直接当たるため、濃縮効果が得られ、感度アップする。ペプチドマッピングのクロマト例を図31に示す。本発明スプリッターを用いることにより、シャープなピークが得られた。
【0027】
【発明の効果】本発明の請求項1によれば、カラム等の外管と該外管を挿通可能に被う外管より成り、両管端部の重ね位置或は両管の径の差の選択により、液体の分岐量の調整を可能にしたので、外管のパイプと、その中に挿入する内管としてのカラムの二重管、更には多重管構造とし、その外管と内管の径の差を利用し、或は外管と内管の一端の重なり具合により、即ち一方の又は両方の移動による空隙部の形成具合により、流入される流体の分岐量を微調整することが可能になる。
【0028】
又、請求項2によれば、インジェクタ部分に直結し、内径0.3mm以下のHPLCカラムの入口側スプリッターとしたので、流体試料の分岐量の大まかな調整を抵抗部の抵抗管で行い、流入部では両パイプの重ね位置或はパイプの径の差により、分岐量の微調整が簡単に出来る。
【0029】
又、請求項3によれば、HPLCカラム出口側に接続し、スプリッターとしたので、分離された成分を2種以上各検出器の分割して供給することが簡単に行える。
【0030】
又、請求項4によれば、外管と内管の位置関係を一方又は両方の移動自在とすることにより可変としたので、分析中に外管と内管の位置関係を容易に変更でき、且つこの変更により、排出抵抗を変更でき、ピーク面積の変化をさせることができ、極めてシャープなピークのクロマトグラムを得ることが出来る。
【0031】
又、請求項5によれば、外管と内管の位置を選択可能としたフィルターの厚みにより選択自在としたので、フィルターの厚みの自由な選択により、液体の分岐量の調整が出来る他、フィルターによる濃縮が出来,フィルターより脱着された液により、シャープなピーク形状のクロマトグラムが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】HPLC分析装置の一実施例概略説明図
【図2】HPLC分析装置の一実施例概略説明図
【図3】HPLC分析装置の一実施例概略説明図
【図4】従来のスプリッターの説明図
【図5】本発明一実施例一部縦断説明図
【図6】従来のジョイントの説明図
【図7】本発明一実施例概略縦断説明図
【図8】本発明一実施例概略縦断説明図
【図9】本発明一実施例概略縦断説明図
【図10】本発明一実施例概略縦断説明図
【図11】本発明一実施例概略縦断説明図
【図12】本発明一実施例概略縦断説明図
【図13】本発明一実施例一部縦断説明図
【図14】実施例1に於けるスプリット使用、不使用の対比クロマトグラム
【図15】実施例1に於けるスプリット使用、不使用の対比クロマトグラム
【図16】実施例3に於けるスプリット使用、不使用の対比クロマトグラム
【図17】実施例3に於けるスプリット使用、不使用の対比クロマトグラム
【図18】実施例3に於けるスプリット使用、不使用の対比クロマトグラム
【図19】従来の三方ジョイントを用いたスプリット装置の一部縦断説明図
【図20】実施例4に於いて使用の従来スプリッター一実施例一部縦断説明図
【図21】実施例4に於いて使用の本発明一実施例一部縦断説明図
【図22】従来のスプリッタ使用により得られたクロマトグラム
【図23】従来のスプリッタ使用により得られたクロマトグラム
【図24】本発明のスプリッタ使用により得られたクロマトグラム
【図25】本発明のスプリッタ使用により得られたクロマトグラム
【図26】本発明スプリッター一実施例一部縦断説明図
【図27】図26図示のスプリッター使用により得られたクロマトグラム
【図28】図26図示のスプリッター使用により得られたクロマトグラム
【図29】本発明スプリッター一実施例一部縦断説明図
【図30】本発明スプリッターを使用するシステム概略図
【図31】図29、図30を使用して得られたクロマトグラム
【符号の説明】
1 ポンプ
2 溶離液
3 インジェクタ
4 カラム
5 検出器
6 スプリッター
7 パイプ
8 カラム

Claims (5)

  1. カラム等の内管と該内管を挿通可能に被う外管より成り、両管端部の重ね位置或は両管の径の差の選択により、液体の分岐量の調整を可能にすることを特徴とする液体クロマトグラフィーに於ける液体の分岐装置。
  2. インジェクタ部分に直結し、内径0.3mm以下のHPLCカラムの入口側スプリッターとすることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の液体クロマトグラフィーに於ける液体の分岐装置。
  3. HPLCカラム出口側に接続し、スプリッターとすることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の液体クロマトグラフィーに於ける液体の分岐装置。
  4. 外管と内管の位置関係を一方又は両方の移動自在とすることにより可変とすることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の液体クロマトグラフィーに於ける液体の分岐装置。
  5. 外管と内管の位置を選択可能としたフィルターの厚みにより選択自在としたことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の液体クロマトグラフィーに於ける液体の分岐装置。
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