JP2004309042A - 分岐型可変風量ユニット - Google Patents

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Masayuki Toguchi
正幸 戸口
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Abstract

【課題】VAVユニットを施工する際の作業性の向上、省力化、工期の短縮、保守点検作業の容易化とメンテナンスコストの削減を図る。VAVユニットから居住室内に伝達する騒音を低減させて、居住環境を改善する。
【解決手段】ハウジングと、このハウジング内に収納された空気チャンバーと、空気チャンバーの一側面を貫通して固定された入口パイプと、空気チャンバーの他の側面を貫通して固定された複数の出口パイプと、各出口パイプの内部に配置された流量調整弁と、各流量調整弁の開度を制御する制御装置とを備える。入口パイプから流入した空気を各出口パイプへと分岐させて送給し、かつ制御装置の操作により各出口パイプに流れる流量を変化させることができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空調システムにおいてその給気配管系に設置される可変風量(VAV=variable air volume)ユニットに関し、特に単一の入口パイプから複数の出口パイプへと空気流を分岐させて送給することができる可変風量ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
特開2003−28487号「温度調整機能付可変風量ユニット」には、可変風量ユニットの単体で冷房と暖房を兼用できるシステムが記載され、冷房通路と暖房通路の各上流には空気の流れを切り替える切替ダンパが設けられている。
特開平9−159259号「熱動式可変風量調整装置」には、風路面積を調整可能なダンパ羽根とこれに連結されたピストン・シリンダ機構と、温度感知用の感温筒とを備えた装置が記載されている。
【0003】
一般に従来のVAVユニットは、各給気配管系に1個ずつ配置され、ダクト収納スペースの関係上、室内天井に取り付けられるので、配管パイプが天井に沿って密集することになり、次のような欠点があった。
(1)VAVユニットが配管系の数だけ必要となるので、設置するための作業性が悪く、材料コスト・作業コストが上昇し工事期間が長くなる
(2)操作・点検部が配管系の数だけ必要となるので、保守点検のコストが増大する
(3)駆動部への配線が配管系の数だけ必要となるので、材料コスト・保守点検コストが増大する
(4)一般にVAVユニットは筒形が多く、積み重ねることが難しいので、保管スペースが増大し、運搬コストが増大する
(5)保守点検を居住室内から実行しなければならず、保守点検時に居住者に迷惑がかかる
(6)流量調整弁の部分で空気圧が変動するため、流量調整弁が居住室天井内に多数設置されていると居住室内の騒音がうるさい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の主たる目的は、VAVユニットを施工する際の作業性を向上させ、省力化を図り、工期を短縮させることにある。
本発明の他の目的は、保守点検作業を容易にし、メンテナンスコストを削減することにある。
本発明のさらに他の目的は、VAVユニットから居住室内に伝達する騒音を低減させて、居住環境を改善することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前述した課題を達成するため、本発明による可変風量ユニットは、ハウジングと、前記ハウジング内に収納された空気チャンバーと、前記チャンバーの一側面を貫通して固定された入口パイプと、前記チャンバーの他の側面を貫通して固定された複数の出口パイプと、各出口パイプの内部に配置された流量調整弁と、各流量調整弁の開度を制御する制御装置とを備え、入口パイプから流入した空気を各出口パイプへと分岐させて送給し、かつ制御装置の操作により各出口パイプに流れる流量を変化させることができるようになっている。
なお、本発明における流量調整弁は、制御装置の操作により各出口パイプに流れる流量を一定とし、一般にCAVといわれる方式に適用することも可能である。
【0006】
【作用】
本発明の装置によれば次のような作用効果が得られる。
(1)例えば入口パイプ1本につき4本の出口パイプを配置すれば、VAVユニットの数が4分の1に削減され、設置作業が容易になり、材料コスト・作業コストが低減して工期の短縮が可能になる
(2)操作・点検部の数が大幅に削減され、天井点検口の数を大幅に削減でき、さらに運用段階での保守点検のコストが低下する
(3)駆動部への配線が大幅に削減され、材料コスト・保守点検コストが低下する
(4)本発明のVAVユニットは居住室とは別の位置に設置できるので、保守点検は居住室外から実行できて、保守点検時に居住者に迷惑がかかることがない
(5)流量調整弁を居住室外に設置しやすくなり居住室内の騒音が低下する。
【0007】
特に好適な態様として、
(A)ハウジングを直方体形状に作れば、積み重ねることが容易になり、保管スペースが削減され運搬コストも低下する
(B)ハウジングの内面に吸音材又は保温材を張り付ける
(C)チャンバーの内面に吸音材又は保温材を張り付ける
(D)ハウジング内に位置する各出口パイプの外面に吸音材又は保温材を張り付ける、などの対策を組み合わせて追加することにより、VAVユニットの吸音効果・保温効果などの機能を強化することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の好適な態様によるVAVユニット全体の斜視図、図2A〜CはVAVユニットの正面図、側面図、底面図、図3は本発明によるVAVユニットを病院の4床収容式病室に適用した概略図をそれぞれ表している。
【0009】
図1及び図2において、本発明による可変風量(VAV)ユニット10は、直方体形状のハウジング12と、このハウジング内に収納された直方体形状の空気チャンバー14と、このチャンバーの一側面14aを貫通して固定された入口パイプ16と、チャンバーの他の側面14bを貫通して固定された複数の出口パイプ18a〜18dと、出口パイプの内部に配置されたバタフライ式の流量調整弁20と、各流量調整弁の開度を制御する制御装置22とを備えている。
入口パイプ16から流入した空気は各出口パイプ18a〜18dへと分岐して送給され、制御装置22の操作により各出口パイプに流れる流量を変化させることができるようになっている。
【0010】
出口パイプ18a〜18dの各内径は必要流量に応じて変化させることができ、図1の例ではパイプ18aと18dが小径パイプ、18bと18cが大径パイプになっている。図1に示すように、制御装置22には目盛りと手動ダイヤル24が設けられ、制御流量の範囲を手動で設定できるようになっている。
図2A〜Cに示すように、ハウジング12内に位置する出口パイプ18a〜18dの各外面には吸音材又は保温材30が貼り付けられている。必要に応じて、ハウジング12の内面に吸音材又は保温材を張り付けたり、チャンバー14の内面に吸音材又は保温材を張り付けて、VAVユニット10の吸音効果・保温効果を高めることができる。
【0011】
図1及び図2の例では入口パイプ1本につき4本の出口パイプが配置されているので、VAVユニットの数が4分の1に削減され、設置作業が容易になり、材料コスト・作業コストが低減して工期の短縮が可能になるほか、保守点検のコストが低下し、居住室内の騒音も低下するなどの利点が得られる。
この実施態様によるVAVユニット10は直方体形状をしているので、積み重ねることが容易であり、保管スペースが削減され運搬コストも低下する。
【0012】
【実施例】
図3は本発明によるVAVユニットを4床式の病室に適用した実施例であり、VAVユニット50は病室40に隣接する廊下48の天井内に設置されている。入口パイプ56から入った送給用空気は、VAVユニット50内のチャンバー54に入ってから4本の出口パイプ58へと分岐させられ、ダクト61〜64を介して、病室40内のベッド41〜44に向けて送給される。なお、ダクト65は室内全体に向けて空気を供給する。各ベッドの付近にVAV設定器71〜74が設置され、送風の起動・停止、病室の温度設定(風量設定)などが操作できるようになっている。
【0013】
本発明のVAVユニット50は居住室(病室)40とは別の位置に設置されているので、保守点検は居住室の外で実行でき、保守点検時に居住者(病人)に迷惑がかかることがないという利点がある。また、天井面の点検口が不要となることにより、天井面の景観が向上する。
さらに、流量調整弁で発生した騒音が居住室内に直接伝達しないので、居住室の騒音が低減し、居住者にとって良好な環境が得られる。
【0014】
【発明の効果】
以上詳細に説明した如く、本発明によれば、VAVユニットの数が大幅に削減され、設置作業が容易になり、材料コスト・作業コストが低減して工期の短縮が可能になり、天井点検口の個数を大幅に削減でき、運用時の保守点検のコストも低下する。さらに、本発明によるVAVユニットは直方体形状に作ることができるので、積み重ねることが容易になり、保管スペースが削減され運搬コストも低下する。また、保守点検は居住室の外から実行でき、保守点検時に居住者に迷惑をかけずに済む。さらに、居住室内の騒音が低減するなど、その技術的効果には極めて顕著なものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるVAVユニットの斜視図である。
【図2】VAVユニットの正面図、側面図、底面図である。
【図3】VAVユニットを設置した居住室の概略平面図である。
【符号の説明】
10,50 VAVユニット
12 ハウジング
14,54 空気チャンバー
14a,14b 側面
16,56 入口パイプ
18,58 出口パイプ
20 流量調整弁
22 制御装置
30 吸音材・保温材
40 居住室
48 廊下

Claims (5)

  1. 空調システムの給気配管系に設置される分岐型可変風量ユニットであって、
    ハウジングと、
    前記ハウジング内に収納された空気チャンバーと、
    前記チャンバーの一側面を貫通して固定された入口パイプと、
    前記チャンバーの他の側面を貫通して固定された複数の出口パイプと、
    各出口パイプの内部に配置された流量調整弁と、
    各流量調整弁の開度を制御する制御装置とを備え、
    入口パイプから流入した空気を各出口パイプへと分岐させて送給し、かつ制御装置の操作により各出口パイプに流れる流量を変化させることができるようになっていることを特徴とする分岐型可変風量ユニット。
  2. 前記ハウジングは直方体形状に作られている請求項1記載の分岐型可変風量ユニット。
  3. 前記ハウジングの内面に吸音材又は保温材が張り付けられている請求項1又は2記載の分岐型可変風量ユニット。
  4. 前記チャンバーの内面に吸音材又は保温材が張り付けられている請求項1乃至3の何れかに記載の分岐型可変風量ユニット。
  5. 前記ハウジング内に位置する各出口パイプの外面に吸音材又は保温材が張り付けられている請求項1乃至4の何れかに記載の分岐型可変風量ユニット。
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