JP2004308958A - 保冷パレット - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構造で確実に魚を保冷して鮮度を維持し、細菌の繁殖を抑え、大きさや設置場所の変更が容易に可能で、コストが安価な保冷パレットを提供する。
【解決手段】熱交換用流体の供給側メインパイプ50と、熱交換用流体の戻り側メインパイプ52と、各メインパイプ50,52間に各々連通する複数の細い熱交換パイプ54とからなる樹脂製のパイプユニット48を有する。各熱交換パイプ48を裏面側に接触させて収納し、表面側に被冷却物2を載せるアルミパネル12を備える。アルミパネル12の側縁部には同形のパネル同士を面一に連結する係合部11と、係合部11が係止される被係合部13とが一体に設けられている。パイプユニット48は、メインパイプ50,52同士が連結可能に設けられ、アルミパネル12とパイプユニット48を任意の数接続して適宜の大きさに形成可能に設けられている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、魚市場等で魚等を裁置し陳列する保冷パレットに関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】特開2000−201618号公報
【特許文献2】特開2000−14315号公報
従来、魚市場で競をする場所は、ほとんどの場合コンクリートの土間であり、その土間の上に魚を直接置いて競りが行なわれていた。しかしながら、この場合解放された土間の上に魚を直接載せるため衛生状態が良くなく、魚に対する細菌汚染等が問題となっていた。そこで、魚を土間に直接置かない方法として、すのこに魚をのせて陳列、保存する魚用のすのこがある。しかし、このすのこはほとんどが木製であり、木製すのこの表面や繋ぎ目の隙間に魚汁や魚皮が付着することにより殺菌が繁殖するなど、衛生面で好ましいものではない。また、木製すのこは、手かぎを突き立てるようにして引っ掛けたり、コンクリート床上を引き摺る等、力を加えるような使用方法をするため、耐用期間が短かった。
【0003】
これらの問題を解決するため、特許文献1に開示されている魚用スノコがある。これは、スノコ板及び桟材をアルミニウム製にするとともに、スノコ端部のスノコ板の幅方向の端縁に全長に渡って魚皮や魚体を損傷させないための傾斜面取りを形成している。
【0004】
また、細菌汚染を防止するための魚を低温に冷却した状態で陳列する装置として、特許文献2に開示されている魚漁物の陳列保管装置がある。これは、内部に熱交換用流体であるブライン通路が設けられているとともに、表面に魚を陳列可能な冷却板を備えた冷却部と、該冷却部の底部に取り付けられた断熱部とで構成され、前記ブライン通路にブラインを供給して前記冷却板を冷却するものである。また、冷却板に、囲壁や上蓋、空気通路などを付加し、また、ブラインを冷却する冷却装置には氷蓄熱システムを組み合わせている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1に開示されている魚用スノコは、アルミニウム製であり、表面は衛生的であるが、魚を低温に保持する効果が無く、魚の鮮度を長時間維持し細菌の繁殖を防止することができなかった。また、部材同士の接合部に染みこんだ液体中で雑菌が繁殖しやすく、見えないところで雑菌の繁殖が生じている可能性のあるものである。
【0006】
また、特許文献2に開示されている魚漁物の陳列保管装置は、冷却部の冷却板とブライン通路が一体であり、大きさが固定されていて変更することができず、また固定式であるため一旦設置された後は容易に組み替えや移動をすることができなかった。さらに、この陳列保管装置は、冷却部の構造が専用のもので複雑且つ高価であり、パレットの分解洗浄等が難しく、入り込んだ個所での雑菌の繁殖が生じ、しかもコストが高いものである。
【0007】
この発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、簡単な構造で確実に魚を保冷して鮮度を維持し、細菌の繁殖を抑え、大きさや設置場所の変更が容易に可能で、コストが安価な保冷パレットを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明は、熱交換用流体の供給側のメインパイプと、熱交換用流体の戻り側のメインパイプと、上記各メインパイプ間に各々連通する複数の細い熱交換パイプとからなる樹脂製のパイプユニットを有し、上記各熱交換パイプを裏面側に接触させて収納し表面側に被冷却物を載せるパネルを備え、上記パネルの側縁部には、上記パネル同士を面一に連結する係合部と、上記係合部が係止される被係合部とが一体に設けられ、上記パイプユニットには、上記メインパイプ同士を連結するジョイントが設けられた保冷パレットである。そして、上記パネル及び上記パイプユニットを任意に接続して適宜の大きさに形成し、及び組み替え等が可能に設けられている。
【0009】
また、上記パネルには、上記熱交換パイプを個々に収納する熱交換パイプ収納溝が設けられている。そして、複数の上記パネルの側縁部の上記係合部と被係合部とを連結し、一つの上記パイプユニットの上記熱交換パイプを、互いに連結した上記複数のパネルの上記熱交換パイプ収納溝に各々嵌合してなる保冷パレットである。
【0010】
上記パネルの裏面には、上記パイプユニットを覆う断熱材が設けられている。上記熱交換パイプ収納溝は、断面形状が略半円状に形成され、複数種類の上記熱交換パイプの太さに対応して異なる溝幅に形成されたものが各々所定のピッチで複数配設されている。上記パネルはアルミニウム製であり、表面側に無機殺菌剤が固定されている。上記無機殺菌剤は、銀や銅又は酸化チタンである光触媒の微粒子である。
【0011】
この発明の保冷パレットは、上記同形のパネルを面一に連結して任意の大きさに設置し、連結した上記パネル表面に被冷却物を陳列し、上記パイプユニットを通過する熱交換用流体により上記パネルを冷却して、陳列する魚等を保冷し鮮度を保ち、雑菌の繁殖を抑えるようにしたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態について図面に基づいて説明する。図1〜図6は、この発明の一実施形態を示すものであり、この実施形態の保冷パレット10は、同形の細長い矩形のアルミパネル12を、長手方向に対して直角な方向に複数個面一に連結して一組として設けられ、適宜の一または複数組のアルミパネル12により保冷パレット10が構成される。
【0013】
アルミパネル12は、アルミニウム製で押出成形で作られた長尺部材であり断面形状が、たとえば図3に示すような一定形状に形成され、表面がアルマイト処理されている。アルミパネル12の外側面には、抗菌作用のある銀の微粒子と、紫外線照射により殺菌作用が現れる二酸化チタンの光触媒の粉末が塗布等により施されている。
【0014】
アルミパネル12の表面側は、魚等の被冷却物2を載せる平板状の載置部14として形成されている。載置部14の長手方向に対して平行な一方の側縁部14aには、図3に示すように、アルミパネル12同士を連結する係合部11が形成され、他方の側縁部14bには係合部11と係合する被係合部13が、長手方向に沿って形成されている。載置部14の一方の側縁部14aの係合部11には、載置部14に対してほぼ直角に載置部14の裏面14c側に突出する板状の支持部16が設けられている。支持部16の先端は、載置部14に対して平行に、そして外側へ向かって直角に折り曲げられて枠部18が形成される。枠部18の表面18aには、表面18aに対して直角に、そして支持部16に対して平行に立設された一対の突起20,22が形成されている。枠部18の先端側に位置する突起20の先端部には、外側の斜め上方へ向かって突出する第一差込片24が設けられている。支持部16の載置部14寄りの基端部には、支持部16の外側に向かって円弧状にわずかに上方に向かう曲面で形成された当接部26が形成されている。当接部26の載置部14側には、当接部26の表面側板14側の面に延長して載置部14の内側に円弧状にくぼむ第一溝部28が形成されている。
【0015】
アルミパネル12の載置部14の、側縁部14aと反対側の側縁部14bの被係合部13には、載置部14の裏面14cからほぼ直角に突出する支持部30が設けられている。支持部30の先端は、載置部14に対して平行に、そして内側へ向かって直角に折り曲げられて枠部32が形成されている。支持部30には、枠部32よりも少し載置部14寄りの位置に、支持部30に対して直角に外側へ突出する係止突起34が設けられている。係止突起34の裏面34aの先端には、裏面34a側に突出する鉤部36が形成されている。支持部30の、係止突起34の下側付近には、支持部30の内側にくぼむ第二溝部38が形成されている。第二溝部38は、係止突起34の基端部付近から載置部14に向かう斜め上方で内側方向に向かって形成されている。
【0016】
アルミパネル12の載置部14の、側縁部14bの被係合部13には、さらに側縁部14bから裏面14c側へ突出する縁部40が形成され、縁部40の先端には、縁部40の外側に向かって円弧状にわずかに上方に向かう曲面で形成された第二差込片42が設けられている。なお、係合部11及び被係合部13の形状は、上記構造以外に適宜の係合構造を採り得るものである。
【0017】
アルミパネル12の、載置部14の裏面14cには、載置部14の長手方向に沿って異なる幅の略半円状の熱交換パイプ収納溝44,45が、交互に各々複数本互いに平行に形成されている。熱交換パイプ収納溝44,45は、長手方向に一対の壁部46により形成され、選択的に後述する熱交換パイプ54を適度な押圧力で挟持する幅に形成されている。
【0018】
そして、アルミパネル12の、載置部14の裏面14cには、図2に示す樹脂製のパイプユニット48が取り付けられる。パイプユニット48は、循環する熱交換用流体の供給側に位置する供給側メインパイプ50と、供給側メインパイプ50とほぼ平行に位置する戻り側メインパイプ52が設けられている。供給側メインパイプ50と戻り側メインパイプ52は、アルミパネル12の長手方向に直角な幅よりわずかに長く形成されている。供給側メインパイプ50と戻り側メインパイプ52との間には、同じ樹脂製の細い熱交換パイプ54が溶着により接続されている。熱交換パイプ54は、アルミパネル12の長手方向よりも少し短く形成されている。また、熱交換パイプ54は両メインパイプ50,52のパイプ断面積に比べて、内形が十分小さく形成されているものであり、可撓性を有する。そして、多数の熱交換パイプ54がメインパイプ50,52の長手方向に一定のピッチで互いに平行に並べられている。
【0019】
この実施形態では、複数枚のアルミパネル12が互いに係合したアルミパネル12の組に対して、一つパイプユニット48が取り付けられ、各アルミパネル12の熱交換パイプ収納溝44または45に対して、所定間隔で熱交換パイプ54が緊密に面接触して嵌合する。そして、一対のメインパイプ50,52は、アルミパネル12の長手方向の両端部にそれぞれ位置し、アルミパネル12の長手方向に対してほぼ直角に位置している。アルミパネル12同士の連結は、アルミパネル12の側縁部14aの係合部11の第一差込片24が、隣接するアルミパネル12の側縁部14b側の被係合部13の第二溝部38に差し込まれ、また係止突起34の鉤部36が突起22に係止されて連結される。また、側縁部14bの第二差込片42が、側縁部14aの当接部26にガイドされて第一溝部28に差し込まれ、係止される。
【0020】
さらに、アルミパネル12の載置部14の裏面14cには、図5に示すように、アングル材等の補強材47が、熱交換パイプ収納溝44,45の長手方向と直交する方向に形成されている。また、図6に示すように、パイプユニット48を覆って断熱材56が設けられている。断熱材56は、ウレタン発泡材等で作られ、断熱性とともに防水性、撥水性も高めている。また、地面からの輻射熱を反射するシートでもよい。
【0021】
保冷パレット10は、断熱材56を取り付けた複数のアルミパネル12に一つのパイプユニット48が取り付けられ、任意の組数の保冷パレット10を適宜接続し、または所定間隔で設けられる。さらに、パイプユニット48の互いに連結されるメインパイプ50同士またはメインパイプ52同士の連結は、管同士を連通させて接続する周知の適宜のジョイント58により連結される。
【0022】
保冷パレット10は、図4,図5に示すように、その両側のアルミパネル12の側縁部14a,14bが露出する端部に、側面カバー70,72が取り付けられて、端面が覆われている。側面カバー70は、断面が略コ字状であり、被係合部13と同様の構成を備え、外側面が平面形成されている。また側面カバー72は、断面が略コ字状であり、係合部11と同様の構成を備え、外側面が平面形成されている。また、アルミパネル12の長手方向の両端部は、保冷パレット10毎に、長尺の端面パネル74で覆われている。さらに、保冷パレット10は、図4に示すように、互いに連結された複数枚のアルミパネル12の裏側に、アルミパネル12の長手方向に対して直角方向に、必要に応じて脚部60が複数本取り付けられている。この実施形態では3本の脚部60が、保冷パレット10の裏面に設けられている。
【0023】
互いにジョイント58により連結された複数のパイプユニット48の一端側の供給側メインパイプ50には、図2に示すように、周知のコネクタ部材61を介して、熱交換用流体の循環路62の一端部に接続されている。熱交換流体は、例えばエチレングリコール50%希釈液である。循環路62の反対側の端部は、他方のコネクタ部材61を介して、保冷パレット10の、互いに連結された戻り側メインパイプ52の一端部に接続されている。循環路62の途中には、戻り側メインパイプ52側から順に、供給側メインパイプ50に向かって熱交換用流体を送るポンプ64と、熱交換用流体を冷却する冷水器66と、熱交換用流体の流量を調節する弁68が設けられている。そして、図1に示すように一つの循環路62に、複数の保冷パレット10が接続されている。
【0024】
なお、図7に示すように供給側メインパイプ50及び戻り側メインパイプ52とそれらに接続される各々の循環路62とを、下方に突出して設けられたコネクタ部材63により連結しても良い。この場合、脚部60内に適宜の配管を施すことが出来る。
【0025】
この実施形態の保冷パレット10の使用方法は、熱交換用流体を冷水器66で冷却しながら循環させ、アルミパネル12を冷却する。そして、保冷パレット10の載置部14上に魚などを載せ、保冷しながら陳列する。保冷パレット10は、アルミパネル12を任意の数だけ連結して、任意の大きさに設け、複数の保冷パレット10を連続して一または複数の循環路62に連結することができる。
【0026】
この実施形態の保冷パレット10によれば、冷却した載置部14に魚等の被冷却物2を載せて陳列展示し保存することができ、被冷却物2の鮮度を確実に維持し、また雑菌の繁殖を抑えることができ衛生的である。さらに、冷却するものに合わせて、冷水器66の温度設定やポンプ64の流量を変え、載置部14の温度を任意に設定することができる。魚市場で行われる競の際にも、魚が視認しやすく、また移動が可能で便利である。アルミパネル12は互いに着脱自在であるため、載せるものに合わせて、アルミパネル12の数を変更して保冷パレット10の大きさを変えることができる。アルミパネル12は、抗菌加工や光触媒加工が施されているため、殺菌効果があり、また汚れを分解するため衛生的である。
【0027】
さらに、この実施形態の保冷パレット10は、図8,図9に示すように、メインパイプ50,52をアルミパネル12の両端に沿って配置し、熱交換パイプ54がアルミパネル12の裏面の熱交換パイプ収納溝44又は45から離れることなくメインパイプ50,52に繋がるようにしても良い。これにより、図7に示すような、メインパイプ50,52に繋がる部分で熱交換パイプ54が熱交換パイプ収納溝44又は45から離れることがなく、より効率的に熱交換が行われ、冷却効率が良いものとすることが出来る。端面から露出して配置されたメインパイプ50,52は、ヘッダーカバー76により覆い、保護する。
【0028】
なお、この発明の保冷パレットは上記実施の形態に限定されるものではなく、パネルの素材はアルミニウム以外でも可能であり、耐久性と加工性が良好なものであれば良い。この保冷パレットは魚以外のものにも使うことができる。また、表面の処理は光触媒による表面処理や、銀や銅による抗菌処理、その他食品に影響のない材料による抗菌処理や殺菌効果のある処理を施しても良い。
【0029】
【実施例】
この実施形態の保冷パレット10について、熱交換用流体の往き戻りの熱交換用流体の温度差とそのときの流量圧力損失を測定した結果を説明する。試験に使う保冷パレット10の大きさは、幅1500mm、長さ3000mmであり、パイプユニット48のサイズは、外径φ4.3mm、内径2.9mmのもの12本ずつ10束設け、このパイプユニット48を取り付けたアルミパネル12を10本配列して設けられている。そして、―10℃に表面温度設定時の往き戻りの温度差とそのときの圧力損失を測定した。このとき、室温14.5℃、ポンプ64の吐出圧0.17Mpa、熱交換用流体はエチレングリコール50%希釈液である。熱交換用流体の往き温度を、図2に示す温度計74で、熱交換用流体の戻り温度を温度計76で測定した。流量は、10リットル/minで行った。測定結果を以下の表に示す。
【0030】
【表1】
Figure 2004308958
この結果、流量が10リットル/minの場合、表面温度が−9℃を維持し、確実な冷却効果を有していることがわかった。
【0031】
【発明の効果】
この発明の保冷パレットは、簡単な構造で陳列する魚を確実に保冷して、鮮度を保ち雑菌の繁殖を抑えることができる。また、アルミパネルの数を変えることで大きさを自由に変更することができ、移動や組み替えも容易に可能であり、拡張や縮小も簡単に行うことができ便利である。さらに、構成部品の分解や組み立ても容易であり、洗浄や殺菌処理も確実に行うことができ衛生管理もし易いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態の保冷パネルの使用状態を示す斜視図である。
【図2】この実施形態に用いる保冷パネルのパイプユニットの概略平面図である。
【図3】この実施形態の保冷パネルのアルミパネルの縦断面図である。
【図4】この実施形態の保冷パネルの斜視図である。
【図5】この実施形態の保冷パネルの側面カバーを外した縦断面図である。
【図6】この実施形態の保冷パネルの縦断面図である。
【図7】この実施形態の他の保冷パネルの縦断面図である。
【図8】この発明の他の実施形態の保冷パネルの斜視図である。
【図9】この発明の他の実施形態のヘッダーカバーの縦断面図である。
【符号の説明】
10 保冷パレット
11 係合部
12 アルミパネル
13 被係合部
14 載置部
16 支持部
18,32 枠部
20,22 突起
24 第一差込片
26 当接部
28 第一溝部
30 支持部
34 係止突起
36 鉤部
38 第二溝部
40 縁部
42 第二差込片
44,45 熱交換パイプ収納溝
46 壁部
48 パイプユニット
50 供給側メインパイプ
52 戻り側メインパイプ
54 熱交換パイプ
56 断熱材
58 ジョイント
60 脚部
62 循環路
64 ポンプ
66 冷水器

Claims (7)

  1. 熱交換用流体の供給側のメインパイプと、熱交換用流体の戻り側のメインパイプと、上記各メインパイプ間に各々連通する複数の細い熱交換パイプとからなる樹脂製のパイプユニットを有し、上記各熱交換パイプを裏面側に接触させて収納し表面側に被冷却物を載せるパネルを備え、上記パネルの側縁部には、上記パネル同士を面一に連結する係合部と、上記係合部が係止される被係合部とが一体に設けられ、上記パイプユニットには、上記メインパイプ同士を連結するジョイントが設けられ、上記パネル及び上記パイプユニットを任意に接続して適宜の大きさに形成可能に設けられていることを特徴とする保冷パレット。
  2. 上記パネルには、上記熱交換パイプを個々に収納する熱交換パイプ収納溝が設けられていることを特徴とする請求項1記載の保冷パレット。
  3. 複数の上記パネルの側縁部の上記係合部と被係合部とを連結し、一つの上記パイプユニットの上記熱交換パイプを、互いに連結した上記複数のパネルの上記熱交換パイプ収納溝に各々嵌合してなることを特徴とする請求項2記載の保冷パレット。
  4. 上記パネルの裏面に取り付けられ、上記パイプユニットを覆う断熱材が設けられていることを特徴とする請求項2または3記載の保冷パレット。
  5. 上記熱交換パイプ収納溝は、断面形状が略半円状に形成され、複数種類の上記熱交換パイプの太さに対応して異なる溝幅に形成されたものが各々所定のピッチで複数配設されていることを特徴とする請求項2または3記載の保冷パレット。
  6. 上記パネルはアルミ製であり、表面側に無機殺菌剤が固定されていることを特徴とする請求項1,2,3,4または5記載の保冷パレット。
  7. 上記無機殺菌剤は、光触媒の微粒子であることを特徴とする請求項6記載の保冷パレット。
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