JP2004307013A - フレキシブルコンテナバックの袋口絞り装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】フレコンバックの袋口を強力に絞る力が得られるばかりでなく、中心から均等に絞り込む動作が確実に得られ、袋口の捩じりにも耐えやすくなるフレコンバックの袋口絞り装置を提供する。
【解決手段】袋口に向かって幅寄せ可能に往復するよう口向かいに設置される左右一対の口開フレームに、袋口を同時に絞るシャッター部片を幅寄せ時に全てが等間隔の同心円配列となるように半数ずつ具備するとともに、それぞれシャッター部片を当該の口開フレームに開閉可能に枢着し、両口開フレームの向かい合う口内縁がほゞ半円弧に形成されており、その両口開フレームには、口内縁に沿った位置にそれぞれのシャッター部片の枢着軸を設ける一方、各シャッター部片を同時に開閉する絞り駆動機構を装備し、シャッター部片については、絞るよう閉じる側の内側縁を円弧形に形成し、先端には開く方向側の隣接シャッター部片の内側縁に沿う係合部を設け、基端部には閉じる方向側の隣接シャッター部片の係合部が開において差し合わさる係合のための受入れ口を設けた。
【選択図】 図1
【解決手段】袋口に向かって幅寄せ可能に往復するよう口向かいに設置される左右一対の口開フレームに、袋口を同時に絞るシャッター部片を幅寄せ時に全てが等間隔の同心円配列となるように半数ずつ具備するとともに、それぞれシャッター部片を当該の口開フレームに開閉可能に枢着し、両口開フレームの向かい合う口内縁がほゞ半円弧に形成されており、その両口開フレームには、口内縁に沿った位置にそれぞれのシャッター部片の枢着軸を設ける一方、各シャッター部片を同時に開閉する絞り駆動機構を装備し、シャッター部片については、絞るよう閉じる側の内側縁を円弧形に形成し、先端には開く方向側の隣接シャッター部片の内側縁に沿う係合部を設け、基端部には閉じる方向側の隣接シャッター部片の係合部が開において差し合わさる係合のための受入れ口を設けた。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、内容物を投入後にバンドまたはロープ等で袋口を締結しやすく細めるフレキシブルコンテナバックの袋口絞り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
フレキシブルコンテナバック(以下フレコンバックと略称する)は、内容物の投入装置において受け台の上の投入口に袋口を嵌めて吊り下げ状態で袋詰めがなされてから、その台上に置かれたままでバンドまたはロープ等の締結部材により袋口が結び封じられる。しかし、締結部材で直接絞り込むと締まりが不十分となりやすいので、従来、投入装置において袋口絞り装置が具備され、下方の受け台の回転によりさらに絞り込まれてから、絞りで細くなった位置に締結部材の巻き付けがなされる。
【0003】
従来の袋口絞り装置は、投入口の直下位置に向かう左右一対の支持杆の先端に口合わせに互いに差し合う湾曲形アームを突設し、その幅寄せにより囲みを縮めるように動作させて袋口を締めるようにしたものであった。そして、この場合も、フレコンバックが載っている受け台を回転させ、捩じられた部分で締結部材の巻き付けがなされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の袋口絞り装置によれば、両湾曲形アームを相互の接近で差し合わせることによりその間に袋口を囲み、囲みの幅を狭めて袋口が締め付けられるが、周囲から均等に絞る動作とはならなく挟み動作に近いために、袋口が真円に近いよう丸くならなく、また、支持杆から突出するだけで支持される構造から、両湾曲形アームに絞るときの耐える強度が得られがたいことから、受け台の回転により袋口が捩じり込まれたとき、湾曲形アームがその力に耐えられなく曲がったり折れたりしやすく、このこともあって、袋口の結束する形状や位置が正確に定まらないため、商品価値を損なうことなく誤りなく縛ることのできる確率が悪かった。
【0005】
この発明は、上記のような実情に鑑みて、フレコンバックの袋口を強力に絞る力が得られるばかりでなく、中心から均等に絞り込む動作が確実に得られ、袋口の捩じりにも耐えやすくなるフレコンバックの袋口絞り装置を提供することを目的とした。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、この発明は、袋口に向かって幅寄せ可能に往復するよう口向かいに設置される左右一対の口開フレームに、袋口を同時に絞るシャッター部片を幅寄せ時に全てが等間隔の同心円配列となるように半数ずつ具備するとともに、それぞれシャッター部片を当該の口開フレームに開閉可能に枢着し、両口開フレームの向かい合う口内縁がほゞ半円弧に形成されており、その両口開フレームには、口内縁に沿った位置にそれぞれのシャッター部片の枢着軸を設ける一方、各シャッター部片を同時に開閉する絞り駆動機構を装備し、シャッター部片については、絞るよう閉じる側の内側縁を円弧形に形成し、先端には開く方向側の隣接シャッター部片の内側縁に沿う係合部を設け、基端部には閉じる方向側の隣接シャッター部片の係合部が開において差し合わさる係合のための受入れ口を設けたことを特徴とするフレコンバックの袋口絞り装置を提供するものである。
【0007】
【作 用】
上記の構成によれば、フレコンバックに内容物が投入されてから、その袋口を絞るときには、まず、その袋口を挟むようにして左右の口開フレームが接近し、その両方の口内縁で輪ができる状態で停止する。このときには、各シャッター部片が口内縁の沿うように開いているので、輪によって袋口の回りを囲む状態となっている。それから、この状態で絞り駆動機構が作動すると、全てのシャッター部片が囲みの中に向かって同時に閉じることにより、言わばシャッター絞りの要領で袋口を絞り込むことになる。
【0008】
絞り駆動機構については、様々な形態が考えられるが、請求項2に記載の如く、口開フレームの口内縁に沿ってスライドする円弧形の原動連杆を装着し、この原動連杆に対して、各シャッター部片が枢着軸を支点に従動して開閉するように、基端でリンクを介してピン連結されていると、構造が簡単であり確実に動作するので目的の達成により有効である。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0010】
フレコンバックの袋口絞り装置Pは、内容物投入装置における投入口1の直下に袋口3を挟むようにして、左右一対のスライドフレーム8,8およびそれに可動可能に搭載される口開フレーム9,9を配設して構成され、袋口絞り装置Pの下方にフレコンバックBの受け台7が回転可能に配置される(図6参照)。
【0011】
両口開フレーム9,9には、袋口3の回りを均等に絞る配列と動きとなる多数のシャッター部片11,11,・・の半数ずつ、図示では3個ずつ具備するとともに、シャッター部片11,11,11の絞り駆動機構13および絞り駆動モーター15を装備してあって、幅寄せとシャッター部片11,11,・・の同時動作により投入口1の直下位置、つまり袋口3に絞り込みがなされる。
【0012】
幅寄せについては、スライドフレーム8の上面に、2条のガイドレール17,17を配設し、口開フレーム9にガイドレール17,17に案内されるガイドブロックと、幅寄せ駆動モーター21とを備えている。なお、口開フレーム9,9の動く範囲およびシャッター部片11,11,・・の動く範囲は、それぞれセンサーの配置により制御される。
【0013】
口開フレーム9,9は、両方の口合わせ口内縁10,10でほゞ円形の内周円が構成されるように、口内縁10がほゞ半円弧の馬蹄形であって、その上面には、口内縁10に沿ってシャッター部片11,11,11の枢着軸18,18,18を設けるとともに、それら部片を同時に反転させるように絞り駆動機構13が構成される。
【0014】
絞り駆動機構13は、口開フレーム9の上にその口内縁10に沿った円弧形の原動連杆25を設け、原動連杆25に各シャッター部片11,11,11を従動させるようにリンク12,12,12を介してピン24で連結したもので、原動連杆25を円弧に沿ってスライドさせるために、口開フレーム9の上に原動連杆25を内外から押し付けるようにして係合させる幾つかのガイドローラ27,27,・・が軸支される。
【0015】
このような点については、図5に示す如くするのが望ましい。つまり、同図では、口開フレーム9にはその強度のためや、この絞り駆動機構13を保護する等のために、内外両側に起立壁29,29を形成する。また、ガイドローラ27には外周面に凹溝32が形成され、凹溝32に原動連杆25を係合させる。
【0016】
原動連杆25をスライドさせるために、絞り駆動モーター15の回転スプロケット(図示省略)にチェーン31を掛け、原動連杆25にそのチェーン31の両端31a,31a(図3)を接続してある。そこで、原動連杆25が一方向へ移動すると、リンク12を介してその方向へシャッター部片11の基端を引くことにより、各シャッター部片11が開いた状態となり(図1,図2)、他方向へ移動すると、同じくリンク12を介してその方向へシャッター部片11の基端を引くことにより、各シャッター部片11が閉じた状態となる(図3)。
【0017】
なお、この開閉において、ピン24の位置が僅かにずれるが、そのずれがリンク12の僅かの回動で吸収されるので、これにより原動連杆25が円弧形であっても、シャッター部片11が従動可能に連結されることになる絞り駆動機構13が構成される。
【0018】
シャッター部片11は、言わば枢着軸18を支点とするレバーであって、枢着軸18から短寸法の基端および長寸法の先端にそれぞれ行くにつれて幅狭く形成され、閉じる側の内側縁33が口内縁10とほゞ同じ仮想円を構成する円弧形に形成される。そして、開く側のシャッター部片11の内側縁33に係合するように、先端に二股の係合部35が設けられ、枢着軸18の近くには係合部35の受入れ口37が段差状の切欠により設けられる。
【0019】
そこで、両方の口開フレーム9,9では、それぞれ隣接シャッター部片11,11の間でこの係合関係が常時保持されているが(図1)、幅寄せの状態では(図2)、一方の口開フレーム9の最も先(片側)のシャッター部片11の係合部35が、他方の口開フレーム9の基端(片側)のシャッター部片11の受入れ口37に差し掛かるようになっている。そして、この状態で絞り駆動モーター15が作動して各シャッター部片11,11,・・が閉じると(図3)、隣接どうしで持合い係合関係を保持しながら閉じ、各先端部においてほゞ円に近い絞込み孔が得られる。したがって、袋口3は円に近い均等な絞込みとなるので、受け台7が回転すると、均等に捩じられることになり、また、各シャッター部片11,11,・・に均等に捩じる力が加わることになり、その力に耐えやすい。
【0020】
図4は、シャッター部片11の縦断面図であって、先端の係合部35が2片40,40を止めて二股に形成される。42は枢着軸18の軸受孔、44がピン24の軸受孔である。
【0021】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明のフレコンバックの袋口絞り装置によれば、両口開フレームにそれぞれ開閉可能に支持されるとともに、係合により相互に持ち合うように支持される多数のシャッター部片により袋口を絞り込むので、受け台の回転で捩じられる力に耐え得る構造であって、絞り込みを十分になし得るだけでなく、言わばシャッター絞りとなるため、正確に捩じりやすく中心へ均等に絞り込む動作が確実に得られ、この均等性によっても捩じる力に耐え得ることになるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態においてフレコンバックの袋口絞り装置を絞り待機状態で示す平面図である。
【図2】同袋口絞り装置を絞り初期動作の完了状態で示す平面図である。
【図3】同袋口絞り装置を絞り最終動作の完了状態で示す平面図である。
【図4】この発明に係る絞り駆動機構における口開フレームの実施形態を示す断面図である。
【図5】この発明に関連する内容物の投入装置を正面から見た説明図である。
【図6】フレコンバックと同袋口絞り装置との配置関係を示した説明図である。
【符号の説明】
B フレキシブルコンテナバック(フレコンバック)
3 袋口
9 口開フレーム
10 口内縁
11 シャッター部片
12 リンク
13 絞り駆動機構
18 枢着軸
24 ピン
25 原動連杆
33 内側縁
35 係合部
37 受入れ口
【発明の属する技術分野】
この発明は、内容物を投入後にバンドまたはロープ等で袋口を締結しやすく細めるフレキシブルコンテナバックの袋口絞り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
フレキシブルコンテナバック(以下フレコンバックと略称する)は、内容物の投入装置において受け台の上の投入口に袋口を嵌めて吊り下げ状態で袋詰めがなされてから、その台上に置かれたままでバンドまたはロープ等の締結部材により袋口が結び封じられる。しかし、締結部材で直接絞り込むと締まりが不十分となりやすいので、従来、投入装置において袋口絞り装置が具備され、下方の受け台の回転によりさらに絞り込まれてから、絞りで細くなった位置に締結部材の巻き付けがなされる。
【0003】
従来の袋口絞り装置は、投入口の直下位置に向かう左右一対の支持杆の先端に口合わせに互いに差し合う湾曲形アームを突設し、その幅寄せにより囲みを縮めるように動作させて袋口を締めるようにしたものであった。そして、この場合も、フレコンバックが載っている受け台を回転させ、捩じられた部分で締結部材の巻き付けがなされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の袋口絞り装置によれば、両湾曲形アームを相互の接近で差し合わせることによりその間に袋口を囲み、囲みの幅を狭めて袋口が締め付けられるが、周囲から均等に絞る動作とはならなく挟み動作に近いために、袋口が真円に近いよう丸くならなく、また、支持杆から突出するだけで支持される構造から、両湾曲形アームに絞るときの耐える強度が得られがたいことから、受け台の回転により袋口が捩じり込まれたとき、湾曲形アームがその力に耐えられなく曲がったり折れたりしやすく、このこともあって、袋口の結束する形状や位置が正確に定まらないため、商品価値を損なうことなく誤りなく縛ることのできる確率が悪かった。
【0005】
この発明は、上記のような実情に鑑みて、フレコンバックの袋口を強力に絞る力が得られるばかりでなく、中心から均等に絞り込む動作が確実に得られ、袋口の捩じりにも耐えやすくなるフレコンバックの袋口絞り装置を提供することを目的とした。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、この発明は、袋口に向かって幅寄せ可能に往復するよう口向かいに設置される左右一対の口開フレームに、袋口を同時に絞るシャッター部片を幅寄せ時に全てが等間隔の同心円配列となるように半数ずつ具備するとともに、それぞれシャッター部片を当該の口開フレームに開閉可能に枢着し、両口開フレームの向かい合う口内縁がほゞ半円弧に形成されており、その両口開フレームには、口内縁に沿った位置にそれぞれのシャッター部片の枢着軸を設ける一方、各シャッター部片を同時に開閉する絞り駆動機構を装備し、シャッター部片については、絞るよう閉じる側の内側縁を円弧形に形成し、先端には開く方向側の隣接シャッター部片の内側縁に沿う係合部を設け、基端部には閉じる方向側の隣接シャッター部片の係合部が開において差し合わさる係合のための受入れ口を設けたことを特徴とするフレコンバックの袋口絞り装置を提供するものである。
【0007】
【作 用】
上記の構成によれば、フレコンバックに内容物が投入されてから、その袋口を絞るときには、まず、その袋口を挟むようにして左右の口開フレームが接近し、その両方の口内縁で輪ができる状態で停止する。このときには、各シャッター部片が口内縁の沿うように開いているので、輪によって袋口の回りを囲む状態となっている。それから、この状態で絞り駆動機構が作動すると、全てのシャッター部片が囲みの中に向かって同時に閉じることにより、言わばシャッター絞りの要領で袋口を絞り込むことになる。
【0008】
絞り駆動機構については、様々な形態が考えられるが、請求項2に記載の如く、口開フレームの口内縁に沿ってスライドする円弧形の原動連杆を装着し、この原動連杆に対して、各シャッター部片が枢着軸を支点に従動して開閉するように、基端でリンクを介してピン連結されていると、構造が簡単であり確実に動作するので目的の達成により有効である。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0010】
フレコンバックの袋口絞り装置Pは、内容物投入装置における投入口1の直下に袋口3を挟むようにして、左右一対のスライドフレーム8,8およびそれに可動可能に搭載される口開フレーム9,9を配設して構成され、袋口絞り装置Pの下方にフレコンバックBの受け台7が回転可能に配置される(図6参照)。
【0011】
両口開フレーム9,9には、袋口3の回りを均等に絞る配列と動きとなる多数のシャッター部片11,11,・・の半数ずつ、図示では3個ずつ具備するとともに、シャッター部片11,11,11の絞り駆動機構13および絞り駆動モーター15を装備してあって、幅寄せとシャッター部片11,11,・・の同時動作により投入口1の直下位置、つまり袋口3に絞り込みがなされる。
【0012】
幅寄せについては、スライドフレーム8の上面に、2条のガイドレール17,17を配設し、口開フレーム9にガイドレール17,17に案内されるガイドブロックと、幅寄せ駆動モーター21とを備えている。なお、口開フレーム9,9の動く範囲およびシャッター部片11,11,・・の動く範囲は、それぞれセンサーの配置により制御される。
【0013】
口開フレーム9,9は、両方の口合わせ口内縁10,10でほゞ円形の内周円が構成されるように、口内縁10がほゞ半円弧の馬蹄形であって、その上面には、口内縁10に沿ってシャッター部片11,11,11の枢着軸18,18,18を設けるとともに、それら部片を同時に反転させるように絞り駆動機構13が構成される。
【0014】
絞り駆動機構13は、口開フレーム9の上にその口内縁10に沿った円弧形の原動連杆25を設け、原動連杆25に各シャッター部片11,11,11を従動させるようにリンク12,12,12を介してピン24で連結したもので、原動連杆25を円弧に沿ってスライドさせるために、口開フレーム9の上に原動連杆25を内外から押し付けるようにして係合させる幾つかのガイドローラ27,27,・・が軸支される。
【0015】
このような点については、図5に示す如くするのが望ましい。つまり、同図では、口開フレーム9にはその強度のためや、この絞り駆動機構13を保護する等のために、内外両側に起立壁29,29を形成する。また、ガイドローラ27には外周面に凹溝32が形成され、凹溝32に原動連杆25を係合させる。
【0016】
原動連杆25をスライドさせるために、絞り駆動モーター15の回転スプロケット(図示省略)にチェーン31を掛け、原動連杆25にそのチェーン31の両端31a,31a(図3)を接続してある。そこで、原動連杆25が一方向へ移動すると、リンク12を介してその方向へシャッター部片11の基端を引くことにより、各シャッター部片11が開いた状態となり(図1,図2)、他方向へ移動すると、同じくリンク12を介してその方向へシャッター部片11の基端を引くことにより、各シャッター部片11が閉じた状態となる(図3)。
【0017】
なお、この開閉において、ピン24の位置が僅かにずれるが、そのずれがリンク12の僅かの回動で吸収されるので、これにより原動連杆25が円弧形であっても、シャッター部片11が従動可能に連結されることになる絞り駆動機構13が構成される。
【0018】
シャッター部片11は、言わば枢着軸18を支点とするレバーであって、枢着軸18から短寸法の基端および長寸法の先端にそれぞれ行くにつれて幅狭く形成され、閉じる側の内側縁33が口内縁10とほゞ同じ仮想円を構成する円弧形に形成される。そして、開く側のシャッター部片11の内側縁33に係合するように、先端に二股の係合部35が設けられ、枢着軸18の近くには係合部35の受入れ口37が段差状の切欠により設けられる。
【0019】
そこで、両方の口開フレーム9,9では、それぞれ隣接シャッター部片11,11の間でこの係合関係が常時保持されているが(図1)、幅寄せの状態では(図2)、一方の口開フレーム9の最も先(片側)のシャッター部片11の係合部35が、他方の口開フレーム9の基端(片側)のシャッター部片11の受入れ口37に差し掛かるようになっている。そして、この状態で絞り駆動モーター15が作動して各シャッター部片11,11,・・が閉じると(図3)、隣接どうしで持合い係合関係を保持しながら閉じ、各先端部においてほゞ円に近い絞込み孔が得られる。したがって、袋口3は円に近い均等な絞込みとなるので、受け台7が回転すると、均等に捩じられることになり、また、各シャッター部片11,11,・・に均等に捩じる力が加わることになり、その力に耐えやすい。
【0020】
図4は、シャッター部片11の縦断面図であって、先端の係合部35が2片40,40を止めて二股に形成される。42は枢着軸18の軸受孔、44がピン24の軸受孔である。
【0021】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明のフレコンバックの袋口絞り装置によれば、両口開フレームにそれぞれ開閉可能に支持されるとともに、係合により相互に持ち合うように支持される多数のシャッター部片により袋口を絞り込むので、受け台の回転で捩じられる力に耐え得る構造であって、絞り込みを十分になし得るだけでなく、言わばシャッター絞りとなるため、正確に捩じりやすく中心へ均等に絞り込む動作が確実に得られ、この均等性によっても捩じる力に耐え得ることになるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態においてフレコンバックの袋口絞り装置を絞り待機状態で示す平面図である。
【図2】同袋口絞り装置を絞り初期動作の完了状態で示す平面図である。
【図3】同袋口絞り装置を絞り最終動作の完了状態で示す平面図である。
【図4】この発明に係る絞り駆動機構における口開フレームの実施形態を示す断面図である。
【図5】この発明に関連する内容物の投入装置を正面から見た説明図である。
【図6】フレコンバックと同袋口絞り装置との配置関係を示した説明図である。
【符号の説明】
B フレキシブルコンテナバック(フレコンバック)
3 袋口
9 口開フレーム
10 口内縁
11 シャッター部片
12 リンク
13 絞り駆動機構
18 枢着軸
24 ピン
25 原動連杆
33 内側縁
35 係合部
37 受入れ口
Claims (2)
- 袋口に向かって幅寄せ可能に往復するよう口向かいに設置される左右一対の口開フレームに、袋口を同時に絞るシャッター部片を幅寄せ時に全てが等間隔の同心円配列となるように半数ずつ具備するとともに、それぞれシャッター部片を当該の口開フレームに開閉可能に枢着し、両口開フレームの向かい合う口内縁がほゞ半円弧に形成されており、その両口開フレームには、口内縁に沿った位置にそれぞれのシャッター部片の枢着軸を設ける一方、各シャッター部片を同時に開閉する絞り駆動機構を装備し、シャッター部片については、絞るよう閉じる側の内側縁を円弧形に形成し、先端には開く方向側の隣接シャッター部片の内側縁に沿う係合部を設け、基端部には閉じる方向側の隣接シャッター部片の係合部が開において差し合わさる係合のための受入れ口を設けたことを特徴とするフレキシブルコンテナバックの袋口絞り装置。
- 絞り駆動機構については、口開フレームの口内縁に沿ってスライドする円弧形の原動連杆を装着し、この原動連杆に対して、各シャッター部片が枢着軸を支点に従動して開閉するように、基端でリンクを介してピン連結されていることを特徴とする請求項1記載のフレキシブルコンテナバックの袋口絞り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003102916A JP2004307013A (ja) | 2003-04-07 | 2003-04-07 | フレキシブルコンテナバックの袋口絞り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003102916A JP2004307013A (ja) | 2003-04-07 | 2003-04-07 | フレキシブルコンテナバックの袋口絞り装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004307013A true JP2004307013A (ja) | 2004-11-04 |
Family
ID=33466218
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003102916A Pending JP2004307013A (ja) | 2003-04-07 | 2003-04-07 | フレキシブルコンテナバックの袋口絞り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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-
2003
- 2003-04-07 JP JP2003102916A patent/JP2004307013A/ja active Pending
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