JP2004304633A - 無線通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】消費電力を格段に低減し得るようにする。
【解決手段】CDMAチップセット4のMPU2は、1.28秒間隔の周期でメインクロック生成部13をON状態ST1、ST2、ST3、ST4、ST5、……とすることによって1.28秒間隔の周期で処理実行モードへ移行し、当該移行する度にページングチャネル信号受信処理と合わせて信号カウント処理も実行する。これにより、従来のように1秒間隔の周期で処理実行モードへ移行しなくて済むので、19.8〔MHz〕の動作周波数で動作する回数を減らすことができる。この結果、携帯電話機1における消費電力を格段に低減させることができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は無線通信装置に関し、例えば、CDMA(Code Division Multiple Access)方式における無線通信を行う携帯電話機に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話機においては、MPU(Micro Processing Unit)や変復調部(つまり、MODEM)等からなるCDMAチップセット(例えば、QUALCOMM社製)を有しており、これによりCDMA方式における無線通信を行い得るようになされたものがある(例えば、非特許文献1)。
【0003】
このCDMAチップセットのMPUは、所定のメインクロック生成部(例えば、温度補償水晶発振器(Temperature Compensated Crystal Oscillator/TCXO))から供給されるクロックパルスに応じて例えば19.8〔MHz〕の動作周波数で動作することにより各種処理を実行するモード(以下、これを処理実行モードと呼ぶ)と、サブクロック生成部から供給されるクロックパルスに応じて例えば32〔kHz〕の動作周波数で動作することにより消費電力を抑制して動作し続けるモード(以下、これをスタンバイモードと呼ぶ)とを有している。
【0004】
従ってこの携帯電話機におけるCDMAチップセットのMPUは、例えば、ユーザによって通話を開始するための通話開始操作が行われると、スタンバイモードから処理実行モードへ移行して通話処理を実行し、当該通話処理が終了すると処理実行モードからスタンバイモードへ戻って待受け状態となるようになされている。
【0005】
【非特許文献1】
Tony Thornley、“Chipsets for a Multi mode World”、〔online〕、平成13年5月10日、〔平成15年3月6日検索〕、インターネット<URL:www.qualcomm.com/brew/news/events/developer_conference/BREW_thornley.pdf>
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが実際上、このCDMAチップセットのMPUは、待受け状態時においても、基地局から送出されるページングチャネル信号を受信するためのページングチャネル信号受信処理を実行するために1.28秒間隔の周期で処理実行モードへ移行するようになされていると共に、所定のRTC(Real Time Clock)回路から出力される割込み信号をカウントするための信号カウント処理を実行するために1秒間隔の周期で処理実行モードへ移行するようになされている。
【0007】
このようにこのCDMAチップセットのMPUは、待受け状態時においても処理実行モードへ頻繁に移行する、すなわち19.8〔MHz〕の動作周波数で頻繁に動作するので消費電力が大きく、これにより携帯電話機の動作可能時間が短くなってしまう問題があった。
【0008】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、消費電力を格段に低減し得る無線通信装置を実現しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するために本発明においては、CDMA(Code Division Multiple Access)方式における無線通信を行う無線通信装置において、所定信号を周期的に出力する信号出力部と、信号出力部から所定信号が出力される度に動作して所定信号の出力回数をカウントするためのカウント処理を実行すると共に、予め設定された所定の動作周期で動作して基地局からの通信信号を受信するための受信処理を実行する処理実行部とを設け、信号出力部は、所定信号を当該動作周期に同期して出力し、処理実行部は、当該動作周期で動作する際に受信処理と合わせてカウント処理も実行するようにした。
【0010】
処理実行部は、所定の動作周期で動作する際に受信処理と合わせてカウント処理も実行するので、従来のようにカウント処理を実行するためだけに動作しなくても良く、これにより処理実行部の動作回数を格段に低減することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
【0012】
(1)携帯電話機の構成
図1において、1はCDMA(Code Division Multiple Access)方式における無線通信を行う携帯電話機を示し、当該携帯電話機1は、MPU(Micro Processing Unit)2と、当該MPU2に接続されている変復調部3とによって構成されたCDMAチップセット4(例えば、QUALCOMM社製)を有している。
【0013】
このCDMAチップセット4のMPU2に対しては、LCD(Liquid crystal display)等でなる表示部5、各種操作キー等からなる操作入力部6、マイクロフォン7、スピーカ8及びメモリ9が接続されていると共に、遅延回路10を介してRTC(Real Time Clock)回路11が接続されている。
【0014】
ここでかかるメモリ9には、例えば、通話機能を実現するための通話プログラム、基地局(図示せず)から5.12秒間隔で送出されるページングチャネル信号を受信するためのページングチャネル信号受信プログラム、後述の信号カウント処理を実行するための信号カウントプログラム等の各種プログラムが予め格納されている。
【0015】
従ってMPU2は、通話プログラムに従って通話処理を実行したり、また当該通話処理を実行していない待受け状態時には、ページングチャネル信号受信プログラム及び信号カウントプログラムに従って、ページングチャネル信号受信処理(後述する)及び信号カウント処理(後述する)を実行するようになされている。
【0016】
一方、変復調部3に対しては、RF(Radio Frequency)部12が接続されており、当該RF部12に対しては図示しないアンテナ素子が接続されている。このRF部12は、例えば基地局から送出された通信波をアンテナ素子を介して検出し、当該検出結果として得られた検出信号S1を変復調部3に対して出力する。そして変復調部3はMPU2の制御に応じて、当該検出信号S1に対して所定の復調処理を施すことにより、例えば、ページングチャネル信号等を得るようになされている。
【0017】
ところで携帯電話機1は、例えばTCXO(temperature compensated crystal oscillator)でなるメインクロック生成部13と、サブクロック生成部14とを有している。
【0018】
このメインクロック生成部13は、MPU2からの命令によりOFF状態からON状態になると動作開始して、19.8〔MHz〕のクロックパルス(以下、これをメインクロックパルスと呼ぶ)CPを生成してこれをMPU2及び変復調部3に対して供給するようになされており、これにより当該MPU2及び変復調部3を19.8〔MHz〕の動作周波数で動作させ得るようになされている。
【0019】
またサブクロック生成部14は、MPU2からの命令によりOFF状態からON状態となると動作開始して、32〔kHz〕のクロックパルス(以下、これをサブクロックパルスと呼ぶ)CPを生成してこれをMPU2及びRTC回路11に対して供給するようになされており、これにより当該MPU2及びRTC回路11を32〔KHz〕の動作周波数で動作させ得るようになされている。
【0020】
実際上、本実施の形態におけるMPU2は、消費電力を抑制して動作するモード(以下、これをスタンバイモードと呼ぶ)と、ページングチャネル信号受信処理等の各種処理を実行し得るように動作するモード(以下、これを処理実行モードと呼ぶ)とを有している。
【0021】
すなわちMPU2は、処理実行モード時、メインクロック生成部13をON状態とすることにより当該メインクロック生成部13からメインクロックパルスCPの供給を受けて19.8〔MHz〕の動作周波数で動作し、この状態でページングチャネル信号受信処理等の各種処理を実行するようになされている。
【0022】
またMPU2は、スタンバイモード時、メインクロック生成部13をOFF状態とすることにより当該メインクロック生成部13からメインクロックパルスCPの供給を受けず、サブクロック生成部14からサブクロックパルスCPの供給のみを受けることにより32〔KHz〕の動作周波数で動作する。これによりスタンバイモード時のMPU2は、処理実行モード時と比べて消費電力を抑制し得るようになされている。
【0023】
RTC回路11は、例えば携帯電話機1の電源が落とされてメインバッテリ(図示せず)から電力が供給されなくなった場合であってもセカンダリバッテリ(図示せず)から供給される電力により現在時刻を計時して、当該計時結果を現在時刻情報として保持しておく現在時刻計時機能を有している。
【0024】
またこのRTC回路11は、図2に模式的に示すように、1秒間隔の周期で割込み信号S2を生成してこれを順次出力する信号出力機能も有しており、当該出力された割込み信号S2は遅延回路10を介してMPU2へ入力される。
【0025】
ここでこの遅延回路10は、MPU2からの命令に応じてアクティブ状態又は非アクティブ状態の何れかで動作するようになされている。すなわち遅延回路10は、MPU2からの命令に応じてアクティブ状態となると、図2(A)に示すように、RTC回路11から順次出力される割込み信号S2を遅延させることにより、当該割込み信号S2の周期を1.28秒間隔の周期へ変化させる。このときMPU2に対しては、1.28秒間隔の周期で割込み信号S2が順次入力される。
【0026】
これに対して遅延回路10は、MPU2からの命令に応じて非アクティブ状態となると、図2(B)に示すように、RTC回路11から順次出力される割込み信号S2を遅延させず、これにより当該割込み信号S2を1秒間隔の周期のままでMPU2へ順次入力する。
【0027】
ところでこの携帯電話機1は、例えば、ユーザにより操作入力部6を介して所定操作が行われると、図3に示すような設定画面20を表示部5に対して表示する。そして、操作入力部6を介して当該設定画面20中のカーソルを移動操作させることにより、携帯電話機1を省電力で作動させるための省電力機能を「オン」にするか又は「オフ」にするかを設定させ得るようになされている。
【0028】
携帯電話機1は、かかる省電力機能が「オン」又は「オフ」に設定されると、当該設定結果を省電力設定情報としてメモリ9に記憶し、この後、例えば「省電力機能の設定変更を反映するために再起動して下さい」等の所定メッセージを表示部5に対して表示することにより、ユーザに対して携帯電話機1を再起動するよう促すようになされている。
【0029】
(2)待受け状態時の処理実行手順
そして携帯電話機1は、例えばユーザにより操作入力部6を介して所定の再起動操作が行われると、図示しないメインバッテリからの電力供給を一旦中止した後、当該メインバッテリからの電力供給を再度開始してMPU2等の各回路部を再び駆動させ始める。
【0030】
次にMPU2は、メモリ9に記憶されている省電力設定情報を参照することにより、省電力機能が「オン」又は「オフ」に設定されているかを判断するようになされており、例えば省電力機能が「オフ」に設定されている場合には、待受け状態時の処理実行手順RT1(図4)に従って、ページングチャネル信号受信処理及び信号カウント処理を実行する。これに対して省電力機能が「オン」に設定されている場合には、待受け状態時の処理実行手順RT2(図5)に従って、ページングチャネル信号受信処理及び信号カウント処理を実行する。
【0031】
ここでは最初に、省電力機能が「オフ」に設定されている場合における待受け状態時の処理実行手順RT1について、図4に示すフローチャートを用いて説明する。
【0032】
ステップSP1においてMPU2は、遅延回路10に対して所定の命令を与えることにより当該遅延回路10を非アクティブ状態に設定して、ステップSP2へ移る。
【0033】
ステップSP2においてMPU2は、RTC回路11が保持している現在時刻情報に基づいて現在時刻(例えば、「17:00」)を表示部5に表示した後、ステップSP3A及びステップSP3Bへ移って、ページングチャネル信号受信処理及び信号カウント処理を実行するようになされている。
【0034】
因みに表示部5には、このステップSP2が終了した後も現在時刻「17:00」が表示され続けるようになされている。
【0035】
ステップSP3AにおいてMPU2は、メインクロック生成部13をON状態ST1(図6(A))とすることによってスタンバイモードから処理実行モードへ移行した後、ページングチャネル信号受信プログラムに従って受信処理を実行することにより、基地局から送出されたページングチャネル信号を受信する。そしてMPU2は当該ページングチャネル信号を受信し終えるとこの1回目の受信処理を終了し、メインクロック生成部13をOFF状態とすることによって処理実行モードからスタンバイモードへ戻り、ステップSP4Aへ移る。
【0036】
ところで図6(A)に示すように、本実施の形態においてメインクロック生成部13がON状態ST1となっている期間は、数10ミリ秒間である。
【0037】
ステップSP4AにおいてMPU2は、1回目の受信処理を実行開始したときから1.28秒が経過すると、メインクロック生成部13を再びON状態ST2(図6(A))とすることによりスタンバイモードから処理実行モードへ移行し、ページングチャネル信号受信プログラムに従って所定の内部処理を実行開始するようになされている。そしてMPU2は、この1回目の内部処理を終了すると、メインクロック生成部13をOFF状態とすることにより、処理実行モードからスタンバイモードへ戻り、ステップSP5Aへ移る。
【0038】
ステップSP5AにおいてMPU2は、1回目の内部処理を実行開始したときから1.28秒が経過すると、メインクロック生成部13を再びON状態ST3(図6(A))とすることによりスタンバイモードから処理実行モードへ移行し、2回目の内部処理を開始する。そしてMPU2は、当該2回目の内部処理を終了したとき、メインクロック生成部13をOFF状態とすることによって処理実行モードからスタンバイモードへ戻り、ステップSP6Aへ移る。
【0039】
ステップSP6AにおいてMPU2は、2回目の内部処理を実行開始したときから1.28秒が経過すると、メインクロック生成部13を再びON状態ST4(図6(A))とすることによりスタンバイモードから処理実行モードへ移行し、3回目の内部処理を開始する。そしてMPU2は、当該3回目の内部処理を終了したとき、メインクロック生成部13をOFF状態とすることによって処理実行モードからスタンバイモードへ戻り、ステップSP7Aへ移る。
【0040】
ところで図6(A)に示すように、本実施の形態においてメインクロック生成部13がON状態ST2、ST3及びST4となっている期間は、それぞれ数ミリ秒間である。
【0041】
ステップSP7AにおいてMPU2は、3回目の内部処理を実行開始したときから1.28秒が経過する、すなわち1回目の受信処理を実行開始したときから5.12秒が経過すると、メインクロック生成部13をON状態ST5(図6(A))とすることによりスタンバイモードから処理実行モードへ移行し、ページングチャネル信号受信プログラムに従って2回目の受信処理を開始し、これによりページングチャネル信号を再度受信する。そしてMPU2は、当該ページングチャネル信号を受信し終えると当該2回目の受信処理を終了し、メインクロック生成部13をOFF状態とすることによって、処理実行モードからスタンバイモードへ戻るようになされている。
【0042】
この後もMPU2は、ページングチャネル信号受信処理として、ステップSP4A乃至ステップSP7Aからなる一連の処理と同様の処理を繰り返し実行するようになされている。
【0043】
このようにしてこのCDMAチップセット4のMPU2は、待受け状態時、1.28秒間隔で所定の内部処理を周期的に行ってタイミングを計りながら5.12秒間隔の周期で受信処理を正確に実行し、これにより基地局から5.12秒間隔の周期で送出されるページングチャネル信号を確実に受信し得るようになされている。
【0044】
一方、ステップSP3BにおいてMPU2は、RTC回路11に対して所定の命令を与えることにより、当該RTC回路11から1秒間隔の周期で割込み信号S2を遅延回路10へ順次出力させるようにして、ステップSP4Bへ移る。
【0045】
このとき遅延回路10は、ステップSP1において非アクティブ状態に設定されているので、図2(B)に示すようにRTC回路11から順次出力された割込み信号S2を遅延させずに、1秒間隔の周期のままでMPU2へ順次出力する。
【0046】
ステップSP4BにおいてMPU2は、1個目の割込み信号S2が入力されたタイミングTM1(図6(B))でメインクロック生成部13をON状態ST10(図6(A))とすることにより、スタンバイモードから処理実行モードへ移行する。そして処理実行モードへ移行したMPU2は、信号カウントプログラムに従って信号カウント処理を開始し、MPU2へ入力された割込み信号S2の総数(以下、これを入力信号総数と呼ぶ)が「1」である旨をメモリ9に記憶して当該信号カウント処理を終了すると、メインクロック生成部13をOFF状態とすることにより処理実行モードからスタンバイモードへ戻り、ステップSP5Bへ移る。
【0047】
ステップSP5BにおいてMPU2は、2個目の割込み信号S2が入力されたタイミングTM2(図6(B))でメインクロック生成部13を再びON状態ST11(図6(A))とすることにより、スタンバイモードから処理実行モードへ移行する。そして処理実行モードへ移行したMPU2は、信号カウントプログラムに従って信号カウント処理を開始し、入力信号総数が「2」である旨をメモリ9に記憶して当該信号カウント処理を終了すると、メインクロック生成部13をOFF状態とすることにより処理実行モードからスタンバイモードへ戻る。
【0048】
このようにMPU2は、RTC回路11から遅延回路10を介して1秒間隔の周期で入力される割込み信号S2に応じて、ステップSP4BやステップSP5Bと同様の信号カウント処理を1秒間隔で順次実行する(つまり、ステップSP6B……)。そしてMPU2は、メモリ9に記憶している入力信号総数が「60」に至ったとき、上述のステップSP2で現在時刻「17:00」を表示部5に表示開始してから60秒が経過したと判断し、当該現在時刻の表示を「17:00」から「17:01」へ更新するようになされている。
【0049】
このようにしてMPU2は、省電力機能が「オフ」に設定されている場合、1秒間隔の周期で処理実行モードへ移行して信号カウント処理を実行し、またこれとは別に1.28秒間隔の周期で処理実行モードへ移行して受信処理及び内部処理からなるページングチャネル信号受信処理を実行するようになされている。
【0050】
次に、省電力機能が「オン」に設定されている場合における待受け状態時の処理実行手順RT2について、図5(図4との対応部分に同一符号を付す)に示すフローチャートを用いて説明する。
【0051】
ステップSP11においてMPU2は、遅延回路10に対して所定の命令を与えることにより当該遅延回路10をアクティブ状態に設定して、ステップSP12へ移る。
【0052】
ステップSP12においてMPU2は、RTC回路11が保持している現在時刻情報に基づいて現在時刻(例えば、「17:00」)を表示部5に表示して、ステップSP3A及びステップSP3BXへ移って、ページングチャネル信号受信処理及び信号カウント処理を実行する。
【0053】
因みに表示部5には、このステップSP12が終了した後も現在時刻「17:00」が表示され続けるようになされている。
【0054】
ところで、このルーチンRT2におけるページングチャネル信号受信処理は、上述のルーチンRT1におけるページングチャネル信号受信処理と同様の処理であることにより、ここでは説明を省略する。
【0055】
すなわち、ステップSP3BXにおいてMPU2は、RTC回路11に対して所定の命令を与えることにより、当該RTC回路11から1秒間隔の周期で割込み信号S2を遅延回路10へ順次出力させるようにして、ステップSP4BXへ移る。
【0056】
このとき遅延回路10は、ステップSP11においてアクティブ状態に設定されているので、図2(A)に示すようにRTC回路11から順次出力される割込み信号S2を遅延させる。これにより、RTC回路11から順次出力された割込み信号S2は、1.28秒間隔の周期でMPU2へ順次入力される。
【0057】
ところで、RTC回路11は、MPU2からの命令に応じた所定のタイミングで割込み信号S2の出力を開始するようになされている。これにより、ページングチャネル信号受信処理のステップSP3AにおいてMPU2が1回目の受信処理を実行しているとき、1個目の割込み信号S2がMPU2へ入力される。
【0058】
ステップSP4BXにおいてMPU2は、1個目の割込み信号S2が入力されたタイミングTM1X(図7(B))、すなわち1回目の受信処理を実行するためにメインクロック生成部13をON状態ST1(図7(A))にして処理実行モードで動作しているとき、当該受信処理と合わせて信号カウント処理も実行する。そしてMPU2は、入力信号総数が「1」である旨をメモリ9に記憶して当該信号カウント処理を終了すると、ステップSP5BXへ移る。
【0059】
ステップSP5BXにおいてMPU2は、1個目の割込み信号S2が入力されてから1.28秒が経過して2個目の割込み信号S2が入力されたタイミングTM2X(図7(B))、すなわち1回目の内部処理を実行するためにメインクロック生成部13をON状態ST2(図7(A))にして処理実行モードで動作しているとき、当該内部処理と合わせて信号カウント処理も実行する。そしてMPU2は、入力信号総数が「2」である旨をメモリ9に記憶して当該信号カウント処理を終了すると、ステップSP6BXへ移る。
【0060】
このようにMPU2は、RTC回路11から遅延回路10を介し1.28秒間隔の周期で入力される割込み信号S2に応じて、ステップSP4BXやステップSP5BXと同様の処理を1.28秒間隔で順次実行する(つまり、ステップSP6BX……)。
【0061】
そしてMPU2は、メモリ9に記憶している入力信号総数が「47」に至ったとき、上述のステップSP12で現在時刻「17:00」を表示部5に表示開始してから約60秒が経過したと判断し、当該現在時刻の表示を「17:00」から「17:01」へ変更するようになされている。
【0062】
因みにMPU2は、例えば、メモリ9に記憶している入力信号総数が「1500」に至ったとき、上述のステップSP12で現在時刻「17:00」を表示部5に表示開始してから正確に32分が経過したと判断し、当該現在時刻の表示を「17:32」へ変更するようになされている。
【0063】
このようにしてMPU2は、省電力機能が「オン」に設定されている場合、1.28秒間隔の周期で処理実行モードへ移行し、当該移行する度にページングチャネル信号受信処理と合わせて信号カウント処理も実行するようになされている。
【0064】
(3)動作及び効果
以上の構成においてMPU2は、省電力機能が「オフ」に設定されている場合の待受け状態時、図6(A)に示すように、1.28秒間隔の周期でメインクロック生成部13をON状態ST1、ST2、ST3、ST4、ST5、……とすることによって1.28秒間隔の周期で処理実行モードへ移行するようになされており、当該移行する度にページングチャネル信号受信処理を実行するようになされている。またこれとは別個にMPU2は、1秒間隔の周期でメインクロック生成部13をON状態ST10、ST11、……とすることによって1秒間隔の周期で処理実行モードへ移行するようになされており、当該移行する度に信号カウント処理を実行するようになされている。
【0065】
一方、MPU2は、省電力機能が「オン」に設定されている場合の待受け状態時、図7(A)に示すように、1.28秒間隔の周期でメインクロック生成部13をON状態ST1、ST2、ST3、ST4、ST5、……とすることによって1.28秒間隔の周期で処理実行モードへ移行するようになされており、当該移行する度にページングチャネル信号受信処理と合わせて信号カウント処理も実行する。これによりMPU2は、1秒間隔の周期で処理実行モードへ移行しなくて済むので、省電力機能が「オフ」に設定されているときと比べて処理実行モードへ移行する回数を減らすことができる、すなわち19.8〔MHz〕の動作周波数で動作する回数を減らすことができる。この結果、携帯電話機1における消費電力を格段に低減させることができる。
【0066】
これに加えて、1秒間隔の周期でメインクロック生成部13をON状態ST10、ST11……としなくて済むので、これにより、省電力機能が「オフ」に設定されているときと比べてメインクロック生成部13の動作回数を減らすことができる。この結果、携帯電話機1における消費電力を一段と低減させることができる。
【0067】
以上の構成によれば、このCDMAチップセット4のMPU2は、1.28秒間隔の周期でメインクロック生成部13をON状態ST1、ST2、ST3、ST4、ST5、……とすることによって1.28秒間隔の周期で処理実行モードへ移行し、当該移行する度にページングチャネル信号受信処理と合わせて信号カウント処理も実行する。これにより、従来のように1秒間隔の周期で処理実行モードへ移行しなくて済むので、19.8〔MHz〕の動作周波数で動作する回数を減らすことができる。
【0068】
この結果、待受け状態時の消費電力を格段に低減し得る携帯電話機1を実現することができる。
【0069】
ここで、現在広く市販されている携帯電話機(以下、これを現行の携帯電話機と呼ぶ)に対して本発明を適用することにより得られる効果の一例を以下に示す。
【0070】
すなわち、本発明を適用した現行の携帯電話機は、省電力機能が「オン」に設定されていると、メインクロック生成部を1秒間隔の周期でON状態とする必要がなくなる、すなわちメインクロック生成部をON状態とする回数を1秒間当たり1回削減できる。
【0071】
これにより、例えばメインクロック生成部がON状態となっているときにCDMAチップセットが消費する電流を30mAと仮定し、またメインクロック生成部がON状態となっている平均時間を4ミリ秒と仮定すると、1秒間当たり約120μAに相当する電流を節約することができることになる。
【0072】
ところで、本発明が適用される前の携帯電話機においては、例えば、600mAHのメインバッテリによって最大待受け時間220Hrを実現しているので、図8に示すようにメインバッテリから供給される1時間当たりの電流は2.72mAであった。そしてこの現行の携帯電話機に対して本発明を適用すると、上述したように約120μAに相当する電流を節約し得るので、最大待受け時間を約4.4%向上させることができる、すなわち最大待受け時間を約10Hr延長させることができる。
【0073】
また本実施の形態において、TCXOでなるメインクロック生成部13は、例えば図9に示すように、MPU2からの命令によりONとされてから、安定したメインクロックパルスCPを出力するまで、約4msecの時間(以下、この時間を不安定出力時間と呼ぶ)を要し、この不安定出力時間中は無駄な電力を消費してしまうことになる。上述したように本発明においては、メインクロック生成部13の動作回数を減らすことができるので、これに伴って不安定出力時間も減らすことができ、この結果、携帯電話機1における消費電力を一段と低減させることができる。
【0074】
(4)他の実施の形態
なお上述の実施の形態においては、CDMA方式に準拠して無線通信を行う無線通信装置として、CDMAチップセット4を有する携帯電話機1を適用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、CDMA方式に準拠して無線通信を行うことができ且つCDMAチップセット4を有していれば、例えば、無線通信機能を有するPDA(Personal Digital Assistance)等、この種々の無線通信装置を適用しても良い。
【0075】
また上述の実施の形態においては、所定信号を周期的に出力する信号出力部として、RTC回路11及び遅延回路10を適用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、所定信号を周期的に出力することができればこの他種々の構成を適用するようにしても良い。
【0076】
さらに上述の実施の形態においては、信号出力部から所定信号が出力される度に動作して所定信号の出力回数をカウントするためのカウント処理(すなわち、信号カウント処理)を実行すると共に、予め設定された所定の動作周期(すなわち、1.28秒間隔の周期)で動作して基地局からの通信信号を受信するための受信処理(すなわち、ページングチャネル信号受信処理)を実行する処理実行部として、MPU2及びメインクロック生成部13を適用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば、CPU(Central Processing Unit)等を処理実行部として適用するようにしても良い。
【0077】
さらに上述の実施の形態においては、所定信号を動作周期よりも短い所定の出力周期(すなわち、1秒間隔の周期)で出力する出力回路として、RTC回路11を適用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、当該所定の出力周期で所定信号を出力することができれば、この他種々の構成を適用するようにしても良い。
【0078】
さらに上述の実施の形態においては、出力回路から出力された所定信号を遅延させることにより当該所定の信号を動作周期(すなわち、1.28秒間隔の周期)に同期させて出力する遅延回路として、遅延回路10を適用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、出力回路から出力された所定信号を遅延させることにより当該所定の信号を動作周期に同期させて出力することができれば、この他種々の構成を適用するようにしても良い。
【0079】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、処理実行部は、所定の動作周期で動作する際に受信処理と合わせてカウント処理も実行するので、従来のようにカウント処理を実行するためだけに動作しなくて良く、これにより処理実行部の動作回数を低減することができる。この結果、従来と比して格段に消費電力を低減し得る無線通信装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態における携帯電話機の回路構成を示す略線図である。
【図2】割込み信号が出力される様子を示す略線図である。
【図3】設定画面を示す略線図である。
【図4】待受け状態時の処理実行手順(1)を示すフローチャートである。
【図5】待受け状態時の処理実行手順(2)を示すフローチャートである。
【図6】メインクロック生成部の状態遷移と割込み信号の入力タイミングの関係(1)を示す略線図である。
【図7】メインクロック生成部の状態遷移と割込み信号の入力タイミングの関係(2)を示す略線図である。
【図8】現行の携帯電話機における消費電流の様子を示す略線図である。
【図9】安定したクロックパルスを出力し始めるときまでの様子を示す略線図である。
【符号の説明】
1……携帯電話機、2……MPU、4……CDMAチップセット、10……遅延回路、11……RTC回路、13……メインクロック生成部。

Claims (2)

  1. CDMA(Code Division Multiple Access)方式における無線通信を行う無線通信装置において、
    所定信号を周期的に出力する信号出力部と、
    上記信号出力部から上記所定信号が出力される度に動作して上記所定信号の出力回数をカウントするためのカウント処理を実行すると共に、予め設定された所定の動作周期で動作して基地局からの通信信号を受信するための受信処理を実行する処理実行部と
    を具え、
    上記信号出力部は、
    上記所定信号を上記動作周期に同期して出力し、
    上記処理実行部は、
    上記動作周期で動作する際に上記受信処理と合わせて上記カウント処理も実行する
    ことを特徴とする無線通信装置。
  2. 上記信号出力部は、
    上記所定信号を上記動作周期よりも短い所定の出力周期で出力する出力回路と、
    上記出力回路から出力された上記所定信号を遅延させることにより、当該所定信号を上記動作周期に同期させて出力する遅延回路と
    を具えることを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
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