JP2004304620A - ターボ復号器及びターボ復号方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ない演算量で複数の受信信号を復号して受信特性を良化すること。
【解決手段】受信部101−1〜101−nは、受信した各チャネルの受信信号をそれぞれベースバンド周波数に変換、及び復調する。入力部102は、受信部101−1〜101−nから出力された受信信号を順にターボ復号部103に出力する。ターボ復号部103は、各チャネル(受信系統)の受信信号を繰り返し復号する。このターボ復号部103は、受信信号を先に復号した結果からチャネル単位で受信状態を比較し、受信状態の悪いチャネルの受信信号を繰り返し復号する回数を、受信状態の良いチャネルの受信信号を繰り返し復号する回数より多く設定する。出力部104は、ターボ復号部103において復号された受信信号をチャネル別に異なる出力として出力する。
【選択図】 図1
【解決手段】受信部101−1〜101−nは、受信した各チャネルの受信信号をそれぞれベースバンド周波数に変換、及び復調する。入力部102は、受信部101−1〜101−nから出力された受信信号を順にターボ復号部103に出力する。ターボ復号部103は、各チャネル(受信系統)の受信信号を繰り返し復号する。このターボ復号部103は、受信信号を先に復号した結果からチャネル単位で受信状態を比較し、受信状態の悪いチャネルの受信信号を繰り返し復号する回数を、受信状態の良いチャネルの受信信号を繰り返し復号する回数より多く設定する。出力部104は、ターボ復号部103において復号された受信信号をチャネル別に異なる出力として出力する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ターボ復号器及びターボ復号方法に関し、特に複数の受信系統で信号を受信する基地局装置に用いて好適なターボ復号器及びターボ復号方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話システム等のディジタル移動体通信分野では、通信中の誤り発生の検出及び誤り訂正を行い、通信の信頼性を向上することが要求される。この誤り検出及び誤り訂正のために、誤り訂正符号が利用される。高い誤り訂正能力を有する誤り訂正符号の一つとしてターボ符号が知られている。ターボ符号で符号化した信号を復号する場合、訂正率を高めるためのアルゴリズムの一つとして復号結果の信頼度を算出し、信頼度結果を用いて再度復号を行う方法が知られている(例えば特許文献1)。
【0003】
しかしながら、信頼度の算出するために、復号を複数回実行する必要がある。また、復号繰り返し回数が少ない場合、受信特性が劣化するという問題がある。すべてのユーザの受信特性が良化するような復号繰り返し回数を許容するには、高い演算量と高い消費電力が要求されるという問題がある。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−186024号公報
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来の装置においては、複数の受信信号を復号して受信特性を良化するために演算量が増大するという問題がある。
【0005】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、少ない演算量で複数の受信信号を復号して受信特性を良化するターボ復号器及びターボ復号方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のターボ復号器は、複数の受信系統で受信した受信信号を繰り返し復号する回数を所定の時間毎に受信系統別に設定する繰り返し回数設定手段と、前記繰り返し回数設定手段で設定された回数で受信信号を繰り返し復号する復号手段と、受信信号の受信状態を測定する測定手段と、を具備し、前記繰り返し回数設定手段は、繰り返し復号の回数の合計が前記復号手段の能力以内となる繰り返し回数で受信状態が良い受信信号より悪い受信信号に繰り返し回数を多く設定する構成を採る。
【0007】
本発明のターボ復号器は、前記復号手段は、復号結果を事前情報として受信信号と共に繰り返し復号してターボ復号を行う構成を採る。
【0008】
本発明のターボ復号器は、復号した受信信号について所定の時間あたりの誤り発生率を測定するブロックエラーレート測定手段を具備し、前記繰り返し回数設定手段は、前記誤り発生率が高い受信系統の繰り返し復号回数を前記誤り発生率が低い受信系統の繰り返し復号回数より多く設定する構成を採る。
【0009】
これらの構成によれば、複数の受信系統で受信した信号をターボ復号等で繰り返し復号するターボ復号器において、受信状態が悪い受信信号を繰り返し復号する回数を受信状態が良い受信信号を繰り返し復号する回数より多くすることにより、少ない演算量で複数の受信信号を復号して受信特性を良化することができる。
【0010】
本発明のターボ復号器は、前記誤り発生率が高い受信系統の測定時間を前記誤り発生率が低い受信系統の測定時間より短く設定する測定時間制御手段を具備し、前記ブロックエラーレート測定手段は、前記測定時間制御手段が設定した測定時間で誤り発生率を測定する構成を採る。
【0011】
この構成によれば、誤り発生率が高い受信系統の測定時間を前記誤り発生率が低い受信系統の測定時間より短く設定し、この測定時間で誤り検出した結果に基づき誤り発生率が高い受信信号を繰り返し復号する回数を、誤り発生率が低い受信信号を繰り返し復号する回数より多くすることにより、受信状態の悪い信号の状況を短時間で把握して繰り返し回数を適切に設定でき、少ない演算量で複数の受信信号を復号して受信特性を良化することができる。
【0012】
本発明のターボ復号器は、複数の受信系統で信号を受信する受信手段と、複数の受信系統で受信した受信信号を前記復号手段の処理時間単位で一系統ずつ受信信号を前記復号手段に出力する入力手段と、前記復号手段において繰り返し復号された受信信号を受信系統別に出力する出力手段と、を具備し、前記復号手段は、前記入力信号から出力された受信信号を繰り返し復号して復号結果を前記出力手段に出力する構成を採る。
【0013】
この構成によれば、複数の受信系統で受信した信号をターボ復号等で繰り返し復号するターボ復号器において、受信状態が悪い受信信号を繰り返し復号する回数を受信状態が良い受信信号を繰り返し復号する回数より多くすることにより、少ない演算量で複数の受信信号を復号して受信特性を良化することができる。
【0014】
本発明のターボ復号方法は、複数の受信系統で受信した受信信号を繰り返し復号する回数を所定の時間毎に受信系統別に設定する繰り返し回数設定工程と、前記繰り返し回数設定工程で設定された回数で受信信号を繰り返し復号する復号工程と、受信信号の受信状態を測定する測定工程と、を具備し、前記繰り返し回数設定工程は、繰り返し復号の回数の合計が前記復号工程の能力以内となる繰り返し回数で受信状態が良い受信信号より悪い受信信号に繰り返し回数を多く設定するようにした。
【0015】
この方法によれば、複数の受信系統で受信した信号をターボ復号等で繰り返し復号するターボ復号器において、受信状態が悪い受信信号を繰り返し復号する回数を受信状態が良い受信信号を繰り返し復号する回数より多くすることにより、少ない演算量で複数の受信信号を復号して受信特性を良化することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
無線基地局は、複数ユーザの受信データを処理しなければならない。従って、無線基地局は、一つのデバイスで複数ユーザの復号処理を単位時間内に行う必要がある。例えば、一つのデバイス内で所定の時間内にターボ復号を1ch(チャネル)につき最大6回繰り返し復号が可能で20ch分の復号が行える場合、このデバイスは、トータルで120回(20ch×6回)ターボ復号の繰り返し回数を許容できることになる。
【0017】
ここで、複数のチャネルの受信信号に対して、一つ(またはチャネル数より少ない数)のターボ復号器を用いて繰り返し復号を行う場合、各チャネルの受信信号を繰り返し復号する回数をターボ復号器の能力内で割り振る必要がある。
【0018】
そこで、本発明者は、ユーザ毎にブロックエラーレート(フレームエラーレート)を測定し、受信状態の良いユーザには最大復号回数=120回の中でユーザ毎にバランスよく最大復号回数を割り当てることで、受信特性の劣化を防ぐことを見いだし、本発明をするに至った。
【0019】
すなわち、本発明の骨子は、複数の受信系統で受信した信号をターボ復号等で繰り返し復号するターボ復号器において、受信状態が悪い受信信号を繰り返し復号する回数を受信状態が良い受信信号を繰り返し復号する回数より多くすることである。
【0020】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る通信装置の構成を示すブロック図である。図1の通信装置100は、受信部101−1〜101−nと、入力部102と、ターボ復号部103と、出力部104とから主に構成される。このターボ復号部103は、ターボ復号器111と、繰り返し回数設定部112と、ブロックエラーレート測定部113と、測定時間制御部114とから主に構成される。
【0021】
図1において、受信部101−1〜101−nは、受信した各チャネルの受信信号をそれぞれベースバンド周波数に変換、及び復調し、復調した受信信号を入力部102に出力する。入力部102は、受信部101−1〜101−nから出力された受信信号を順にターボ復号部103に出力する。
【0022】
ターボ復号部103は、各チャネル(受信系統)の受信信号を繰り返し復号する。このターボ復号部103は、受信信号を先に復号した結果からチャネル単位で受信状態を比較し、受信状態の悪いチャネルの受信信号を繰り返し復号する回数を、受信状態の良いチャネルの受信信号を繰り返し復号する回数より多く設定する。出力部104は、ターボ復号部103において復号された受信信号をチャネル別に異なる出力として出力する。
【0023】
このように、通信装置100は、各チャネルの受信状態に対応して、繰り返し回数を設定し、この繰り返し回数で受信信号を繰り返し復号する。次に、ターボ復号部103の内部構成について説明する。
【0024】
ターボ復号器111は、入力部102から出力された受信信号を繰り返し回数設定部112が指示する回数で繰り返し復号してブロックエラーレート測定部113と出力部104に出力する。
【0025】
繰り返し回数設定部112は、ブロックエラーレート測定部113において測定されたブロックエラーレートに基づいて、エラーレートが高いチャネルの受信信号よりエラーレートが低いチャネルの受信信号により多くの繰り返し回数で繰り返し復号を行う指示をターボ復号器111に出力する。
【0026】
また、繰り返し回数設定部112は、全チャネルの受信信号を所定の時間内に繰り返し復号する回数を合計し、合計した回数がターボ復号器111の処理能力内であるか否か判定する。そして、合計した回数がターボ復号器111の処理能力を超える場合、繰り返し回数設定部112は、繰り返し回数を減らす。たとえば、繰り返し回数設定部112は、最も繰り返し回数が多いチャネルから順に繰り返し回数を減らして、合計した回数がターボ復号器111の処理能力内とする。
【0027】
ブロックエラーレート測定部113は、所定の時間で復号された受信信号に発生する誤りを測定して得られるブロックエラーレートを繰り返し回数設定部112と測定時間制御部114に出力する。また、ブロックエラーレート測定部113は、測定時間制御部114が指示する測定時間単位で各チャネルの受信信号のブロックエラーレートを測定する。
【0028】
測定時間制御部114は、ブロックエラーレート測定部113において測定されたブロックエラーレートに基づいて、エラーレートが低いチャネルの受信信号の測定時間よりエラーレートが高いチャネルの受信信号の測定時間を長くする指示をブロックエラーレート測定部113に出力する。
【0029】
次に、本実施の形態に係るターボ復号器の動作について説明する。図2は、本実施の形態のターボ復号器の動作の一例を示すフロー図である。
【0030】
ST201では、入力情報を取得する。ST202では、繰り返し回数設定部112において、復号を繰り返す回数を示すLoopが初期値aに設定される。
【0031】
ST203では、ターボ復号器111において、受信信号がLoopで示す回数で繰り返し復号される。ST204では、ブロックエラーレート測定部113において、復号化された受信信号のブロックエラーレート(BLER)が測定される。
【0032】
ST205では、測定時間制御部114において、受信信号のブロックエラーレート(BLER)が所定の値(X)以上であるか否か判定される。受信信号のブロックエラーレート(BLER)が所定の値(X)以上である場合、ST208に進み、受信信号のブロックエラーレート(BLER)が所定の値(X)未満である場合、ST206に進む。
【0033】
ST206では、測定時間制御部114がブロックエラーレートの測定時間を長くする指示をブロックエラーレート測定部113に出力する。ST207では、繰り返し回数設定部112が、このチャネルの受信信号の繰り返し復号回数を1減算してST211に進む。
【0034】
ST208では、測定時間制御部114において、受信信号のブロックエラーレート(BLER)が所定の値(Y)以上であるか否か判定される。受信信号のブロックエラーレート(BLER)が所定の値(Y)以上である場合、ST209に進み、受信信号のブロックエラーレート(BLER)が所定の値(Y)未満である場合、ST211に進む。
【0035】
ST209では、測定時間制御部114がブロックエラーレートの測定時間を短くする指示をブロックエラーレート測定部113に出力する。ST210では、繰り返し回数設定部112が、このチャネルの受信信号の繰り返し復号回数を1加算してST211に進む。
【0036】
ST211では、繰り返し回数設定部112が、ターボ復号器111が所定時間内に処理できる繰り返し復号数の最大値(MAX)から復号しているチャネルの受信信号の繰り返し回数Loopを減算する。
【0037】
ST212では、繰り返し回数設定部112において、繰り返し復号数の最大値(MAX)が0未満であるか否か判定される。繰り返し復号数の最大値(MAX)が0未満である場合、ST213に進む。また、繰り返し復号数の最大値(MAX)が0以上である場合、終了して次のチャネルの繰り返し復号の回数を設定する。
【0038】
ST213では、繰り返し回数設定部112が、ブロックエラーレートが低い他のチャネルの繰り返し復号の回数の一部(b)をこのチャネルの繰り返し復号回数に振り替える。ST214では、繰り返し回数設定部112が、他のチャネルの繰り返し復号の回数の一部(b)をこのチャネルの繰り返し復号回数(a)に設定し、終了して次のチャネルの繰り返し復号の回数を設定する。
【0039】
上記動作の説明において、所定の値(X)と所定の値(Y)は同じ値でも良いし、異なる値でも良い。図3は、本実施の形態の通信装置のしきい値の一例を示す図である。縦軸は、ブロックエラーレートを示す。図3では、所定の値(X)が所定の値(Y)より小さい例である。
【0040】
ブロックエラーレートが、所定の値(X)より小さい場合、繰り返し回数設定部112は、繰り返し回数を減らす指示を出力する。ブロックエラーレートが、所定の値(X)より大きく、かつ所定の値(Y)より小さい場合、繰り返し回数設定部112は、繰り返し回数の変更を指示しない。ブロックエラーレートが、所定の値(Y)より大きい場合、繰り返し回数設定部112は、繰り返し回数を増やす指示を出力する。
【0041】
このように、本実施の形態の通信装置によれば、複数の受信系統で受信した信号をターボ復号等で繰り返し復号するターボ復号器において、受信状態が悪い受信信号を繰り返し復号する回数を受信状態が良い受信信号を繰り返し復号する回数より多くすることにより、少ない演算量で複数の受信信号を復号して受信特性を良化することができる。
【0042】
特に、受信系統の数が多ければ多いほど統計多重効果により、全ての受信系統の受信状態が悪いケースの発生が少なくなり、受信状態が悪い受信系統の数と受信状態が良い受信系統の数の分布に偏りがなくなるので、受信状態が良い受信系統の繰り返し復号回数を受信状態が悪い受信系統の繰り返し復号に振り分けることが容易になる。
【0043】
また、このように、本実施の形態の通信装置によれば、誤り発生率が高い受信系統の測定時間を前記誤り発生率が低い受信系統の測定時間より短く設定し、この測定時間で誤り検出した結果に基づき誤り発生率が高い受信信号を繰り返し復号する回数を、誤り発生率が低い受信信号を繰り返し復号する回数より多くすることにより、受信状態の悪い信号の状況を短時間で把握して繰り返し回数を適切に設定でき、少ない演算量で複数の受信信号を復号して受信特性を良化することができる。
【0044】
なお、上記実施の形態では、ターボ復号を用いた例について説明しているが、復号の繰り返し回数により受信特性が異なる繰り返し復号方法であれば、いずれも適用できる。
【0045】
また、上記通信装置を複数備え、通信装置間で物理チャネルを再配置することもできる。この場合、各通信装置にアサインされる物理チャネルを再配置することにより、各通信装置の処理負荷を均等化することができる。
【0046】
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。例えば、上記実施の形態では、ターボ復号器装置として行う場合について説明しているが、これに限られるものではなく、このターボ復号方法をソフトウェアとして行うことも可能である。
【0047】
例えば、上記ターボ復号方法を実行するプログラムを予めROM(Read Only Memory)に格納しておき、そのプログラムをCPU(Central Processor Unit)によって動作させるようにしても良い。
【0048】
また、上記ターボ復号方法を実行するプログラムをコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に格納し、記憶媒体に格納されたプログラムをコンピュータのRAM(Random Access Memory)に記録して、コンピュータをそのプログラムにしたがって動作させるようにしても良い。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のターボ復号器及びターボ復号方法によれば、複数の受信系統で受信した信号をターボ復号等で繰り返し復号するターボ復号器において、受信状態が悪い受信信号を繰り返し復号する回数を受信状態が良い受信信号を繰り返し復号する回数より多くすることにより、少ない演算量で複数の受信信号を復号して受信特性を良化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る通信装置の構成を示すブロック図
【図2】本実施の形態のターボ復号器の動作の一例を示すフロー図
【図3】本実施の形態の通信装置のしきい値の一例を示す図
【符号の説明】
101−1〜101−n 受信部
102 入力部
103 ターボ復号部
104 出力部
111 ターボ復号器
112 繰り返し回数設定部
113 ブロックエラーレート測定部
114 測定時間制御部
【発明の属する技術分野】
本発明は、ターボ復号器及びターボ復号方法に関し、特に複数の受信系統で信号を受信する基地局装置に用いて好適なターボ復号器及びターボ復号方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話システム等のディジタル移動体通信分野では、通信中の誤り発生の検出及び誤り訂正を行い、通信の信頼性を向上することが要求される。この誤り検出及び誤り訂正のために、誤り訂正符号が利用される。高い誤り訂正能力を有する誤り訂正符号の一つとしてターボ符号が知られている。ターボ符号で符号化した信号を復号する場合、訂正率を高めるためのアルゴリズムの一つとして復号結果の信頼度を算出し、信頼度結果を用いて再度復号を行う方法が知られている(例えば特許文献1)。
【0003】
しかしながら、信頼度の算出するために、復号を複数回実行する必要がある。また、復号繰り返し回数が少ない場合、受信特性が劣化するという問題がある。すべてのユーザの受信特性が良化するような復号繰り返し回数を許容するには、高い演算量と高い消費電力が要求されるという問題がある。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−186024号公報
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来の装置においては、複数の受信信号を復号して受信特性を良化するために演算量が増大するという問題がある。
【0005】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、少ない演算量で複数の受信信号を復号して受信特性を良化するターボ復号器及びターボ復号方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のターボ復号器は、複数の受信系統で受信した受信信号を繰り返し復号する回数を所定の時間毎に受信系統別に設定する繰り返し回数設定手段と、前記繰り返し回数設定手段で設定された回数で受信信号を繰り返し復号する復号手段と、受信信号の受信状態を測定する測定手段と、を具備し、前記繰り返し回数設定手段は、繰り返し復号の回数の合計が前記復号手段の能力以内となる繰り返し回数で受信状態が良い受信信号より悪い受信信号に繰り返し回数を多く設定する構成を採る。
【0007】
本発明のターボ復号器は、前記復号手段は、復号結果を事前情報として受信信号と共に繰り返し復号してターボ復号を行う構成を採る。
【0008】
本発明のターボ復号器は、復号した受信信号について所定の時間あたりの誤り発生率を測定するブロックエラーレート測定手段を具備し、前記繰り返し回数設定手段は、前記誤り発生率が高い受信系統の繰り返し復号回数を前記誤り発生率が低い受信系統の繰り返し復号回数より多く設定する構成を採る。
【0009】
これらの構成によれば、複数の受信系統で受信した信号をターボ復号等で繰り返し復号するターボ復号器において、受信状態が悪い受信信号を繰り返し復号する回数を受信状態が良い受信信号を繰り返し復号する回数より多くすることにより、少ない演算量で複数の受信信号を復号して受信特性を良化することができる。
【0010】
本発明のターボ復号器は、前記誤り発生率が高い受信系統の測定時間を前記誤り発生率が低い受信系統の測定時間より短く設定する測定時間制御手段を具備し、前記ブロックエラーレート測定手段は、前記測定時間制御手段が設定した測定時間で誤り発生率を測定する構成を採る。
【0011】
この構成によれば、誤り発生率が高い受信系統の測定時間を前記誤り発生率が低い受信系統の測定時間より短く設定し、この測定時間で誤り検出した結果に基づき誤り発生率が高い受信信号を繰り返し復号する回数を、誤り発生率が低い受信信号を繰り返し復号する回数より多くすることにより、受信状態の悪い信号の状況を短時間で把握して繰り返し回数を適切に設定でき、少ない演算量で複数の受信信号を復号して受信特性を良化することができる。
【0012】
本発明のターボ復号器は、複数の受信系統で信号を受信する受信手段と、複数の受信系統で受信した受信信号を前記復号手段の処理時間単位で一系統ずつ受信信号を前記復号手段に出力する入力手段と、前記復号手段において繰り返し復号された受信信号を受信系統別に出力する出力手段と、を具備し、前記復号手段は、前記入力信号から出力された受信信号を繰り返し復号して復号結果を前記出力手段に出力する構成を採る。
【0013】
この構成によれば、複数の受信系統で受信した信号をターボ復号等で繰り返し復号するターボ復号器において、受信状態が悪い受信信号を繰り返し復号する回数を受信状態が良い受信信号を繰り返し復号する回数より多くすることにより、少ない演算量で複数の受信信号を復号して受信特性を良化することができる。
【0014】
本発明のターボ復号方法は、複数の受信系統で受信した受信信号を繰り返し復号する回数を所定の時間毎に受信系統別に設定する繰り返し回数設定工程と、前記繰り返し回数設定工程で設定された回数で受信信号を繰り返し復号する復号工程と、受信信号の受信状態を測定する測定工程と、を具備し、前記繰り返し回数設定工程は、繰り返し復号の回数の合計が前記復号工程の能力以内となる繰り返し回数で受信状態が良い受信信号より悪い受信信号に繰り返し回数を多く設定するようにした。
【0015】
この方法によれば、複数の受信系統で受信した信号をターボ復号等で繰り返し復号するターボ復号器において、受信状態が悪い受信信号を繰り返し復号する回数を受信状態が良い受信信号を繰り返し復号する回数より多くすることにより、少ない演算量で複数の受信信号を復号して受信特性を良化することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
無線基地局は、複数ユーザの受信データを処理しなければならない。従って、無線基地局は、一つのデバイスで複数ユーザの復号処理を単位時間内に行う必要がある。例えば、一つのデバイス内で所定の時間内にターボ復号を1ch(チャネル)につき最大6回繰り返し復号が可能で20ch分の復号が行える場合、このデバイスは、トータルで120回(20ch×6回)ターボ復号の繰り返し回数を許容できることになる。
【0017】
ここで、複数のチャネルの受信信号に対して、一つ(またはチャネル数より少ない数)のターボ復号器を用いて繰り返し復号を行う場合、各チャネルの受信信号を繰り返し復号する回数をターボ復号器の能力内で割り振る必要がある。
【0018】
そこで、本発明者は、ユーザ毎にブロックエラーレート(フレームエラーレート)を測定し、受信状態の良いユーザには最大復号回数=120回の中でユーザ毎にバランスよく最大復号回数を割り当てることで、受信特性の劣化を防ぐことを見いだし、本発明をするに至った。
【0019】
すなわち、本発明の骨子は、複数の受信系統で受信した信号をターボ復号等で繰り返し復号するターボ復号器において、受信状態が悪い受信信号を繰り返し復号する回数を受信状態が良い受信信号を繰り返し復号する回数より多くすることである。
【0020】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る通信装置の構成を示すブロック図である。図1の通信装置100は、受信部101−1〜101−nと、入力部102と、ターボ復号部103と、出力部104とから主に構成される。このターボ復号部103は、ターボ復号器111と、繰り返し回数設定部112と、ブロックエラーレート測定部113と、測定時間制御部114とから主に構成される。
【0021】
図1において、受信部101−1〜101−nは、受信した各チャネルの受信信号をそれぞれベースバンド周波数に変換、及び復調し、復調した受信信号を入力部102に出力する。入力部102は、受信部101−1〜101−nから出力された受信信号を順にターボ復号部103に出力する。
【0022】
ターボ復号部103は、各チャネル(受信系統)の受信信号を繰り返し復号する。このターボ復号部103は、受信信号を先に復号した結果からチャネル単位で受信状態を比較し、受信状態の悪いチャネルの受信信号を繰り返し復号する回数を、受信状態の良いチャネルの受信信号を繰り返し復号する回数より多く設定する。出力部104は、ターボ復号部103において復号された受信信号をチャネル別に異なる出力として出力する。
【0023】
このように、通信装置100は、各チャネルの受信状態に対応して、繰り返し回数を設定し、この繰り返し回数で受信信号を繰り返し復号する。次に、ターボ復号部103の内部構成について説明する。
【0024】
ターボ復号器111は、入力部102から出力された受信信号を繰り返し回数設定部112が指示する回数で繰り返し復号してブロックエラーレート測定部113と出力部104に出力する。
【0025】
繰り返し回数設定部112は、ブロックエラーレート測定部113において測定されたブロックエラーレートに基づいて、エラーレートが高いチャネルの受信信号よりエラーレートが低いチャネルの受信信号により多くの繰り返し回数で繰り返し復号を行う指示をターボ復号器111に出力する。
【0026】
また、繰り返し回数設定部112は、全チャネルの受信信号を所定の時間内に繰り返し復号する回数を合計し、合計した回数がターボ復号器111の処理能力内であるか否か判定する。そして、合計した回数がターボ復号器111の処理能力を超える場合、繰り返し回数設定部112は、繰り返し回数を減らす。たとえば、繰り返し回数設定部112は、最も繰り返し回数が多いチャネルから順に繰り返し回数を減らして、合計した回数がターボ復号器111の処理能力内とする。
【0027】
ブロックエラーレート測定部113は、所定の時間で復号された受信信号に発生する誤りを測定して得られるブロックエラーレートを繰り返し回数設定部112と測定時間制御部114に出力する。また、ブロックエラーレート測定部113は、測定時間制御部114が指示する測定時間単位で各チャネルの受信信号のブロックエラーレートを測定する。
【0028】
測定時間制御部114は、ブロックエラーレート測定部113において測定されたブロックエラーレートに基づいて、エラーレートが低いチャネルの受信信号の測定時間よりエラーレートが高いチャネルの受信信号の測定時間を長くする指示をブロックエラーレート測定部113に出力する。
【0029】
次に、本実施の形態に係るターボ復号器の動作について説明する。図2は、本実施の形態のターボ復号器の動作の一例を示すフロー図である。
【0030】
ST201では、入力情報を取得する。ST202では、繰り返し回数設定部112において、復号を繰り返す回数を示すLoopが初期値aに設定される。
【0031】
ST203では、ターボ復号器111において、受信信号がLoopで示す回数で繰り返し復号される。ST204では、ブロックエラーレート測定部113において、復号化された受信信号のブロックエラーレート(BLER)が測定される。
【0032】
ST205では、測定時間制御部114において、受信信号のブロックエラーレート(BLER)が所定の値(X)以上であるか否か判定される。受信信号のブロックエラーレート(BLER)が所定の値(X)以上である場合、ST208に進み、受信信号のブロックエラーレート(BLER)が所定の値(X)未満である場合、ST206に進む。
【0033】
ST206では、測定時間制御部114がブロックエラーレートの測定時間を長くする指示をブロックエラーレート測定部113に出力する。ST207では、繰り返し回数設定部112が、このチャネルの受信信号の繰り返し復号回数を1減算してST211に進む。
【0034】
ST208では、測定時間制御部114において、受信信号のブロックエラーレート(BLER)が所定の値(Y)以上であるか否か判定される。受信信号のブロックエラーレート(BLER)が所定の値(Y)以上である場合、ST209に進み、受信信号のブロックエラーレート(BLER)が所定の値(Y)未満である場合、ST211に進む。
【0035】
ST209では、測定時間制御部114がブロックエラーレートの測定時間を短くする指示をブロックエラーレート測定部113に出力する。ST210では、繰り返し回数設定部112が、このチャネルの受信信号の繰り返し復号回数を1加算してST211に進む。
【0036】
ST211では、繰り返し回数設定部112が、ターボ復号器111が所定時間内に処理できる繰り返し復号数の最大値(MAX)から復号しているチャネルの受信信号の繰り返し回数Loopを減算する。
【0037】
ST212では、繰り返し回数設定部112において、繰り返し復号数の最大値(MAX)が0未満であるか否か判定される。繰り返し復号数の最大値(MAX)が0未満である場合、ST213に進む。また、繰り返し復号数の最大値(MAX)が0以上である場合、終了して次のチャネルの繰り返し復号の回数を設定する。
【0038】
ST213では、繰り返し回数設定部112が、ブロックエラーレートが低い他のチャネルの繰り返し復号の回数の一部(b)をこのチャネルの繰り返し復号回数に振り替える。ST214では、繰り返し回数設定部112が、他のチャネルの繰り返し復号の回数の一部(b)をこのチャネルの繰り返し復号回数(a)に設定し、終了して次のチャネルの繰り返し復号の回数を設定する。
【0039】
上記動作の説明において、所定の値(X)と所定の値(Y)は同じ値でも良いし、異なる値でも良い。図3は、本実施の形態の通信装置のしきい値の一例を示す図である。縦軸は、ブロックエラーレートを示す。図3では、所定の値(X)が所定の値(Y)より小さい例である。
【0040】
ブロックエラーレートが、所定の値(X)より小さい場合、繰り返し回数設定部112は、繰り返し回数を減らす指示を出力する。ブロックエラーレートが、所定の値(X)より大きく、かつ所定の値(Y)より小さい場合、繰り返し回数設定部112は、繰り返し回数の変更を指示しない。ブロックエラーレートが、所定の値(Y)より大きい場合、繰り返し回数設定部112は、繰り返し回数を増やす指示を出力する。
【0041】
このように、本実施の形態の通信装置によれば、複数の受信系統で受信した信号をターボ復号等で繰り返し復号するターボ復号器において、受信状態が悪い受信信号を繰り返し復号する回数を受信状態が良い受信信号を繰り返し復号する回数より多くすることにより、少ない演算量で複数の受信信号を復号して受信特性を良化することができる。
【0042】
特に、受信系統の数が多ければ多いほど統計多重効果により、全ての受信系統の受信状態が悪いケースの発生が少なくなり、受信状態が悪い受信系統の数と受信状態が良い受信系統の数の分布に偏りがなくなるので、受信状態が良い受信系統の繰り返し復号回数を受信状態が悪い受信系統の繰り返し復号に振り分けることが容易になる。
【0043】
また、このように、本実施の形態の通信装置によれば、誤り発生率が高い受信系統の測定時間を前記誤り発生率が低い受信系統の測定時間より短く設定し、この測定時間で誤り検出した結果に基づき誤り発生率が高い受信信号を繰り返し復号する回数を、誤り発生率が低い受信信号を繰り返し復号する回数より多くすることにより、受信状態の悪い信号の状況を短時間で把握して繰り返し回数を適切に設定でき、少ない演算量で複数の受信信号を復号して受信特性を良化することができる。
【0044】
なお、上記実施の形態では、ターボ復号を用いた例について説明しているが、復号の繰り返し回数により受信特性が異なる繰り返し復号方法であれば、いずれも適用できる。
【0045】
また、上記通信装置を複数備え、通信装置間で物理チャネルを再配置することもできる。この場合、各通信装置にアサインされる物理チャネルを再配置することにより、各通信装置の処理負荷を均等化することができる。
【0046】
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。例えば、上記実施の形態では、ターボ復号器装置として行う場合について説明しているが、これに限られるものではなく、このターボ復号方法をソフトウェアとして行うことも可能である。
【0047】
例えば、上記ターボ復号方法を実行するプログラムを予めROM(Read Only Memory)に格納しておき、そのプログラムをCPU(Central Processor Unit)によって動作させるようにしても良い。
【0048】
また、上記ターボ復号方法を実行するプログラムをコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に格納し、記憶媒体に格納されたプログラムをコンピュータのRAM(Random Access Memory)に記録して、コンピュータをそのプログラムにしたがって動作させるようにしても良い。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のターボ復号器及びターボ復号方法によれば、複数の受信系統で受信した信号をターボ復号等で繰り返し復号するターボ復号器において、受信状態が悪い受信信号を繰り返し復号する回数を受信状態が良い受信信号を繰り返し復号する回数より多くすることにより、少ない演算量で複数の受信信号を復号して受信特性を良化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る通信装置の構成を示すブロック図
【図2】本実施の形態のターボ復号器の動作の一例を示すフロー図
【図3】本実施の形態の通信装置のしきい値の一例を示す図
【符号の説明】
101−1〜101−n 受信部
102 入力部
103 ターボ復号部
104 出力部
111 ターボ復号器
112 繰り返し回数設定部
113 ブロックエラーレート測定部
114 測定時間制御部
Claims (6)
- 複数の受信系統で受信した受信信号を繰り返し復号する回数を所定の時間毎に受信系統別に設定する繰り返し回数設定手段と、前記繰り返し回数設定手段で設定された回数で受信信号を繰り返し復号する復号手段と、受信信号の受信状態を測定する測定手段と、を具備し、前記繰り返し回数設定手段は、繰り返し復号の回数の合計が前記復号手段の能力以内となる繰り返し回数で受信状態が良い受信信号より悪い受信信号に繰り返し回数を多く設定することを特徴とするターボ復号器。
- 前記復号手段は、復号結果を事前情報として受信信号と共に繰り返し復号してターボ復号を行うことを特徴とする請求項1に記載のターボ復号器。
- 復号した受信信号について所定の時間あたりの誤り発生率を測定するブロックエラーレート測定手段を具備し、前記繰り返し回数設定手段は、前記誤り発生率が高い受信系統の繰り返し復号回数を前記誤り発生率が低い受信系統の繰り返し復号回数より多く設定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のターボ復号器。
- 前記誤り発生率が高い受信系統の測定時間を前記誤り発生率が低い受信系統の測定時間より短く設定する測定時間制御手段を具備し、前記ブロックエラーレート測定手段は、前記測定時間制御手段が設定した測定時間で誤り発生率を測定することを特徴とする請求項3に記載のターボ復号器。
- 複数の受信系統で信号を受信する受信手段と、複数の受信系統で受信した受信信号を前記復号手段の処理時間単位で一系統ずつ受信信号を前記復号手段に出力する入力手段と、前記復号手段において繰り返し復号された受信信号を受信系統別に出力する出力手段と、を具備し、前記復号手段は、前記入力信号から出力された受信信号を繰り返し復号して復号結果を前記出力手段に出力することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のターボ復号器。
- 複数の受信系統で受信した受信信号を繰り返し復号する回数を所定の時間毎に受信系統別に設定する繰り返し回数設定工程と、前記繰り返し回数設定工程で設定された回数で受信信号を繰り返し復号する復号工程と、受信信号の受信状態を測定する測定工程と、を具備し、前記繰り返し回数設定工程は、繰り返し復号の回数の合計が前記復号工程の能力以内となる繰り返し回数で受信状態が良い受信信号より悪い受信信号に繰り返し回数を多く設定することを特徴とするターボ復号方法。
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