JP2004303663A - 照明制御装置および照明装置 - Google Patents

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Hisaaki Takahashi
寿明 高橋
Yasushi Morimoto
康司 森本
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    • H05B45/00Circuit arrangements for operating light-emitting diodes [LED]
    • H05B45/10Controlling the intensity of the light
    • H05B45/12Controlling the intensity of the light using optical feedback

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  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)

Abstract

【課題】簡易に構成され、特異な外光があっても照明エリアを目標照度で照明できる照明制御装置および照明装置を提供する。
【解決手段】照明制御装置5は、照度入力手段20に入力された照度値から照明エリア11の外光による照度値を演算するとともに、外光による照度値に対して照明エリア11以外からの反射光による照度値を補正する外光レベル演算手段21と、照明エリア11の照明器具3による照度値が予め設定された目標照度から外光レベル演算手段21により演算かつ補正された外光による照度値を減じた値となるように、照明負荷9の調光率を制御する制御手段28を具備する。
【選択図】図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天井側に配設された照度センサの検出値に応じて、照明エリアを一定照度で照明する照明制御装置および照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】照度センサを用いて机上面や床面などの被照射面の照度を一定に制御することが行われている。従来、照度センサは、物理上の問題から天井面に設置され、机上面や床面などの反射光を検出している。この反射光は、被照射面の照度に正の相関関係を有している。
【0003】
ところで、夕刻になると、特に階が高くなるにしたがい、西日またはその反射光が天井面に照射されて照度センサに入射されるようになる。あるいは、窓に設けたブラインドの昇降状態または開閉状態により、ブラインドからの反射光が照度センサに入射される。照度センサは、入射されている反射光を被照射面からの反射光とするので、照度センサに入射される被照射面以外からの反射光が多くなるにしたがい、照明器具からの放射光は、次第に低減される。この結果、被照射面が目標照度で照明されなくなって暗くなるという問題が発生する。
【0004】
ここで、上述のような外光の変化によっても、机上等の照度を一定に保つことのできる照明制御装置が提供されている。この照明制御装置は、テレビカメラ等の撮像手段および照度計測手段などを具備しており、被照射領域の机上等の照度を計測して、その明るさに応じて照明器具の照明制御を行うものである(特許文献1参照。)。
【0005】
また、窓面光強度検出手段および窓面光強度検出手段の検出値に応じて外光のみによる室内の照度分布状態を推定する外光照度分布推定部を具備した照明制御システムが提供されている。この照明制御システムは、室内の各位置における外光照度値が分かり、その各位置での照明器具による照度値が明確となって、目標照度での照明制御が行いやすくなるというものである(特許文献2参照。)。
【0006】
【特許文献1】特開平10−162967号公報(第3−5頁、第1図)
【0007】
【特許文献2】特開平9−312198号公報(第5−6頁、第2図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】特許文献1および特許文献2は、西日が照度計測手段や窓面撮像手段などに入射されるおそれがあり、西日に対する対策が十分になされていないという欠点を有する。また、特許文献1は、テレビカメラ等の撮像手段および照度計測手段などを具備するので、照明制御装置の構成が複雑となり、高価になるという欠点を有する。また、特許文献2は、窓面光強度検出手段および外光照度分布推定部などを具備するので、同じく、照明制御システムの構成が複雑であり、高価になるという欠点を有する。
【0009】
本発明は、簡易に構成され、特異な外光があっても照明エリアを目標照度で照明できる照明制御装置および照明装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の照明制御装置の発明は、外光が入射される窓を有する部屋の天井側に配設されている照度センサから照明エリアの照度値が入力される照度入力手段と;照度入力手段に入力された照度値から照明エリアの外光による照度値を演算するとともに、外光による照度値に対して照明エリア以外からの反射光による照度値を補正するように形成されている外光レベル演算手段と;照明エリアの照明器具による照度値が予め設定された目標照度から外光レベル演算手段により演算かつ補正された外光による照度値を減じた値となるように、照明負荷の調光率を制御する制御手段と;を具備していることを特徴とする。
【0011】
本発明および以下の各発明において、特に言及しない限り、各構成は以下による。
【0012】
照度センサは、入力した反射光に応じた電圧を出力する。この出力電圧は、照明エリアの照度値と正の相関関係を有している。したがって、照度入力手段が照明エリアの照度値を入力するとは、当該照度値に相関している出力電圧が入力されることを意味する。
【0013】
外光レベル演算手段による照明エリアの外光による照度値は、例えば以下により演算される。すなわち、夜間などの外光がない状態において、照明負荷の調光率を変化させて点灯させ、その調光率における照明器具による照度値に対する照度センサの出力電圧を予め取得しておく。そして、照度入力手段に入力された照度センサの出力電圧から、そのときの調光率における照明器具による照度値に対する照度センサの出力電圧を減じた値が照明エリアの外光による照度値とすることができる。
【0014】
そして、上記照明負荷の調光率に対する照度センサの出力電圧は、予め記憶部に記憶させている。このとき、照明負荷は、点灯時間の経過とともに光束が低下するので、上記照明負荷の調光率に対する照度センサの出力電圧を照明負荷の累積点灯時間に応じて補正するようにしてもよく、あるいは、定期的に、上記照明負荷の調光率に対する照度センサの出力電圧は取得するようにしてもよい。
【0015】
本発明によれば、外光レベル演算手段により、外光による照度値に対して照明エリア以外からの反射光による照度値が補正され、制御手段により、補正された外光による照度値および照明器具による照度値の合計が予め設定された目標照度となるように照明負荷の調光率が制御されるので、太陽光の西日やブラインドの反射光などの特異な外光によらず、照明エリアは目標照度の照度で照明される。
【0016】
請求項2に記載の照明制御装置の発明は、外光が入射される窓を有する部屋の天井側に配設されている照度センサから照明エリアの照度値が入力される照度入力手段と;照度センサの位置情報が入力される位置情報入力手段と;位置情報入力手段に入力された照度センサの位置情報を記憶している記憶手段と;照度センサの位置情報に基づいて照明エリアの外光による照度値を演算する外光レベル演算手段と;照明エリアの照明器具による照度値が予め設定された目標照度から外光レベル演算手段により演算された外光による照度値を減じた値となるように、照明負荷の調光率を制御する制御手段と;を具備していることを特徴とする。
【0017】
本発明によれば、外光レベル演算手段により、照度センサの位置情報に基づいて照明エリアの外光による照度値が演算され、制御手段により、当該演算された外光による照度値および照明器具による照度値の合計が予め設定された目標照度となるように照明負荷の調光率が制御されるので、西日やブラインドの反射光などの特異な外光によらず、照明エリアは目標照度の照度で照明される。
【0018】
請求項3に記載の照明制御装置の発明は、請求項1または2記載の照明制御装置において、外光レベル演算手段は、照度センサの窓からの水平距離に応じて外光による照度値を演算することを特徴とする。
【0019】
本発明によれば、外光レベル演算手段は、照度センサの窓からの水平距離に応じて演算を行うので、外光による照度値が容易に演算される。
【0020】
請求項4に記載の照明制御装置の発明は、請求項1または3記載の照明制御装置において、外光レベル演算手段による前記補正は、外部信号により停止されることを特徴とする。
【0021】
太陽光の西日やブラインドの反射光などの特異な外光が照度センサに入力するおそれがないとき、あるいは、当該強度が低いときは、前記補正をしなくても、照明エリアの照度値を目標照度で照明することができる。
【0022】
本発明によれば、外光レベル演算手段による前記補正を外部信号により停止させることにより、照度入力手段に入力される照度センサからの照明エリアの照度値に応じて、制御手段により照明負荷の調光率が制御され、照明エリアは目標照度で照明される。
【0023】
請求項5に記載の照明装置の発明は、請求項1ないし4いずれか一記載の照明制御装置と;照明制御装置により調光率が制御される照明負荷が配設され、所定の照明エリアを照明する照明器具と;照明器具が照明する照明エリアからの反射光を検出して照明制御装置の照度入力手段に入力する照度センサと;を具備していることを特徴とする。
【0024】
本発明によれば、太陽光の西日やブラインドの反射光などの特異な外光によらず、照明エリアを目標照度の照度値で照明させることのできる照明装置が提供される。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0026】
図1〜図5は、本発明の一実施の形態を示し、図1は照明装置の概略構成図、図2はセンサ装置および照明器具の概略配置図、図3はセンサ装置の斜視図、図4は照明制御装置のブロック図、図5は窓からの水平距離による外光の照度値の変化を示す説明図である。
【0027】
照明装置1は、図1に示すように、センサ装置2および照明器具3を有して構成され、センサ装置2に照度センサ4および照明制御装置5が一体化されて設けられている。そして、センサ装置2および照明器具3は、太陽光が入射される窓6を有する部屋7の天井面(天井側)8に配置されている。そして、照明器具3は、図2に示すように、窓6に沿い列をなして配置され、センサ装置2(照度センサ4)は、照明器具3のそれぞれの列毎に、かつ列の略中心部に配置されている。そして、照度センサ4A〜4Eは、窓6からの水平距離Lがそれぞれ2m、6m、10m、14m、18mとなっている。この照度センサ4A〜4Eの窓6からの水平距離Lは、照度センサ4の位置情報であり、後述の記憶部24に記憶される。
【0028】
照明器具3は、図1に示すように、照明負荷としての蛍光ランプ9が配設されていると共に、内部に蛍光ランプ9を調光点灯させる点灯装置10を配設している。そして、図2に示すように、複数の照明器具3が列をなして部屋7の天井面8に配設されており、列毎の複数の照明器具3による照明により、列毎に所定の照明エリア11が形成されている。
【0029】
点灯装置10は、高周波点灯装置であり、照明制御装置5から送信された調光信号例えばPWM調光信号に応じて蛍光ランプ10を調光点灯させる。すなわち、蛍光ランプ10は、照明制御装置5により調光率が制御される。この調光率の制御により、蛍光ランプ9の光出力が変化され、照明エリア11の照度値が変化する。
【0030】
センサ装置2は、図3に示すように、センサ装置本体12、カバー13および取付ばね14,14等を有して形成されている。そして、カバー13には、外表面13aに露出するようにして、照度センサ4、受信素子15、送信用LED16および表示用LED17などが配設されている。また、センサ装置本体12は、内部に照明制御装置5(図示しない。)を収納し、側面12aに端子群18を配設している。端子群18は、照明制御装置5と照明器具3の点灯装置10を接続する出力端子などにより形成されている。
【0031】
照度センサ4は、照明器具3が照明する照明エリア11内からの反射光により当該照明エリア11内の照度を間接的に検出し、照明制御装置5に送出するように構成されている。受信素子15は、ワイヤレス送信機(リモコン)19から送信される制御信号を受信して照明制御装置5に送出するように構成されている。そして、送信用LED16は、照明制御装置5から送出された返信信号などをワイヤレス送信機(リモコン)19に向けて送信するものである。ここで、ワイヤレス送信機19は、蛍光ランプ9を点消灯させる点滅信号や調光点灯させる調光信号、目標照度を設定する設定信号または解除する解除信号などの制御信号、後述の外光の照度値に対する補正の外部信号としての停止信号、照度センサ4の位置情報などを送信するとともに、点灯装置10の調光下限値や蛍光ランプ9の調光率の状況、目標照度の設定の有無などの返信信号を受信するように構成されている。
【0032】
表示用LED17は、照明制御装置5の制御により、照明エリア11の目標照度が設定されているときに点灯し、目標照度が設定されていないとき、あるいは目標照度が解除されたときに消灯するものである。この表示用LED17の点消灯により、目標照度の設定の有無が視認され、認識される。
【0033】
照明制御装置5は、図4に示すように、照度入力手段としての照度入力部20、外光レベル演算手段としての外光レベル演算部21、位置情報入力手段としてのワイヤレス受信部22、ワイヤレス送信部23、記憶手段としての記憶部24、伝送部25、表示部26、電源部27および制御手段としての制御部28を有して構成されている。
【0034】
照度入力部20は、照度センサ4に電気接続され、照度センサ4の出力電圧(検出値)を入力して制御部28に送出するように構成されている。ここで、照度センサ4の出力電圧は、照明器具3が照明する照明エリア11の照度値と相関している。すなわち、照度入力部20は、照明エリア11の照度値を入力するものである。
【0035】
照明エリア11の照度値は、照明器具3が照明する照射光による照度値に、本来、照明エリア11を照明するものでない他の照明器具3からの照射光や太陽光などからなる外光による照度値が加算されている。
【0036】
外光レベル算出部21は、照度入力部20に入力された照明エリア11の照度値から外光による照度値を演算するものである。すなわち、照度センサ4は、入力された反射光に応じた電圧(検出値)を出力する。また、蛍光ランプ9の調光率における照明器具3のみによる照度値に対する照度センサ4の出力電圧(検出値)が予め記憶部24に記憶されている。そして、外光レベル演算部21は、蛍光ランプ9の調光率に応じた照明器具3のみによる照度値の照度センサ4の出力電圧を記憶部24から読み出して、当該出力電圧を照度入力部20に入力された照度センサ4の出力電圧から減じる。この減算による値が外光による照度センサ4の出力電圧であるので、照明エリア11の外光による照度値が得られる。
【0037】
また、外光レベル演算部21は、上記演算により得られた外光による照度値に対して、照度センサ4に入力される反射光のうちの照明エリア11以外からの反射光による照度値を補正するように形成されている。すなわち、照度センサ4(センサ装置2)の窓6からの水平距離Lに応じて、上記演算された外光による照度値に予め設定された補正係数を乗算させる。この補正係数は、例えば、照度センサ4の窓6からの水平距離Lが2m以下のときに1.0であり、水平距離Lが2〜3mのときに0.7であり、水平距離Lが3〜6mのときに1m長くなるにしたがい0.1減少し、水平距離Lが6〜9mのときに0.3であり、水平距離Lが9〜11mのときに0.2であり、水平距離Lが11mを超えると0.1に設定している。これにより、図2に示す部屋7の天井面8に設置されている照度センサ4A〜4Eの補正係数は、それぞれ1.0、0.4、0.2、0.1、0.1に設定されている。この補正係数も照度センサ4の位置情報であり、記憶部24に予め記憶させている。そして、上記演算された外光による照度値に補正係数を乗算して得られた照度値を真の照明エリア11の外光による照度値とするものである。
【0038】
また、外光レベル演算部21は、照度センサ4の他の位置情報に基づいて外光による照度値を演算するようにしてもよい。
【0039】
ワイヤレス受信部22は、ワイヤレス送信機19から送信されたオンオフ制御信号や調光制御信号などの照明制御信号、目標照度の設定信号や解除信号などの外部信号、上述の補正係数を設定する設定信号および外光の照度値に対する補正係数の乗算を停止させる停止信号(外部信号)あるいは照度センサ4の位置情報を入力して制御部28に送信するように構成されている。
【0040】
ワイヤレス送信部23は、制御部28から送出された返信信号を送信用LED16からワイヤレス送信機19に向かって送信させるように構成されている。
【0041】
記憶部24は、蛍光ランプ9の調光率における照明器具3のみによる照度値に対する照度センサ4の出力電圧(検出値)、照明エリアの目標照度、補正係数、点灯装置10の調光下限値および照度センサ4の位置情報などの諸データが記憶される。
【0042】
伝送部25は、ワイヤレス送信器19から送信されワイヤレス受信部22に入力された照明制御信号などの他、制御部28により演算生成された調光信号を照明器具3に信号線29を介して送信するように構成されている。
【0043】
表示部26は、センサ装置2の表示用LED17に接続され、制御部28の制御により表示用LED17を点灯または消灯させるように構成されている。すなわち、制御部28は、目標照度が記憶部24に格納されているときに表示用LED17を点灯させる制御信号を表示部26に送出し、目標照度が記憶部24に格納されていないときに表示用LED17を消灯させる制御信号を表示部26に送出する。
【0044】
電源部27は、商用交流電源Vsに接続され、交流電圧を直流電圧に変換すると共に、所定の電圧値に調整して、制御部28やその他の各構成部に駆動電源を供給するように構成されている。
【0045】
制御部28は、CPU、RAMおよびプログラムが格納されたROMなどを具備している。そして、照明器具3による照度値と外光による照度値の合計が目標照度となるように、蛍光ランプ9の調光率を制御するように構成されている。すなわち、蛍光ランプ9の調光率に応じた調光信号例えばPWM調光信号を演算生成して、伝送部25を介して照明器具3の点灯装置10に送信する。
【0046】
また、制御部28は、ワイヤレス送信機19から外光の照度値に対する補正係数の乗算を停止させる外部信号としての停止信号が送信され、センサ装置2の受信素子15およびワイヤレス受信部22を介して入力されると、外光レベル演算部21に対して、外光の照度値に対する補正係数の乗算を停止させるように制御する。これにより、外光レベル演算部21は、照度入力部20に入力された照度値から外光による照度値を演算するのみである。さらに、制御部28は、目標照度の設定の有無を表示用LED17に表示させるために表示部26を制御するなど、各構成部の制御を行うように構成されている。
【0047】
なお、照明制御装置5および照度センサ4は、図3に示すセンサ装置2のように一体的である必要はなく、それぞれ別体に構成されていてもよい。
【0048】
次に、本発明の一実施形態の作用について述べる。
【0049】
太陽の位置が高い昼間などにおいて、窓6から入射される太陽光などにより、照明エリア11の外光による照度値は、例えば図5に示す曲線Aのようになり、部屋7の窓6から奥側にいくにしたがい、急速に減少していく。
【0050】
しかし、太陽の位置が低くなり、窓6に西日が入射されるようになると、その入射光の一部あるいは窓6などの照明エリア11以外で反射した反射光が天井8側を照射するようになり、窓6から奥側の照度センサ4にも太陽光による入射光や反射光が入射されるようになる。また、ブラインド30(図1に示す。)の昇降状態や開閉状態によっても、同じく、照度センサ4に太陽光による入射光や反射光が入射されることがある。これにより、外光レベル演算部21による演算により、照明エリア11の外光による照度値は、例えば曲線Bに示すようになる。制御部28は、照明エリア11の照度値を目標照度に制御するので、外光による照度値が増加すると、蛍光ランプ9の調光率を変化させて、照明器具3による照度値を減少させる。すなわち、照明エリア11は、曲線Aおよび曲線Bの照度センサ4の位置における照度値の差分、目標照度から暗くなる。
【0051】
ここで、外光レベル検出部21は、照度入力部20に入力された照度値から演算した外光による照度値に対して、照度センサ4の窓6からの水平距離Lに応じた補正係数を乗算する補正を行う。すなわち、照度センサ4A〜4Eから照明エリア11の照度値が入力されるそれぞれの照明制御装置5の外光レベル演算部21は、演算した外光による照度値に対してそれぞれの補正係数1.0、0.4、0.2、0.1、0.1を乗算する。これにより、外光による照度値は、曲線Bから曲線Cのように補正(変換)される。
【0052】
そして、制御部28は、照明器具3による照度値が目標照度から外光レベル演算部21により演算かつ補正された外光による照度値を減じた値となるように、蛍光ランプ9の調光率を制御する。この結果、照明エリア11は、曲線Bおよび曲線Cの照度センサ4の位置における照度値の差分、目標照度から暗くなる。しかし、当該差分の照度値は、小さく、曲線Aおよび曲線Bの照度センサ4の位置における差分の照度値より大幅に改善されたものとなる。すなわち、照明エリア11は、目標照度に近い照度値で照明される。
【0053】
そして、通常時、例えば太陽の位置が高い昼間などにおいて、照明エリア11の外光による照度値は、例えば曲線Aのようになっている。ここで、上述したように、外光レベル演算部21により演算した外光による照度値に対して補正を行うと、照明エリア11の外光による照度値は、曲線Dのように補正(変換)される。そして、制御部28は、蛍光ランプ9の調光率を変化させて、曲線Aおよび曲線Dの照度センサ4の位置における照度値の差分、照明器具3による照度値を上昇させる。これにより、照明エリア11は、目標照度に当該差分の照度値を加算した照度値で照明される。しかし、当該差分の照度値は、非常に小さく、照明エリア11は、略目標照度で照明される。
【0054】
そして、ワイヤレス送信機19から演算した外光の照度値に対する補正係数の乗算を停止させる停止信号を送信することにより、外光レベル演算部21において、演算した外光による照度値に対する補正が行われなくなるので、通常時、照明エリア11は、目標照度で照明される。ここで、外光レベル演算部21は、補正の停止として、演算した外光の照度値に補正係数1.0を乗算するようにしてもよい。
【0055】
また、外光レベル演算部21は、照度センサ4の窓6からの水平距離Lの位置情報以外の位置情報に基づいて、外光による照度値を演算するようにしてもよい。
【0056】
上述したように、照明エリア11は、西日などの特異な外光による照度値が補正されて、目標照度あるいは目標照度に近い照度で照明される。そして、外光レベル演算部21において、特異な外光による照度値の補正が行われるようにして、窓6などに外光検出手段などを設けず、あるいは照明エリア11の照度値を計測する照度計測手段などを配設しないので、照明制御装置5および照明装置1が簡素化され、安価にされる。
【0057】
なお、図2において、照度センサ4は、複数列の照明器具3に対して1個設けるようにしてもよい。また、外光レベル演算部21による外光による照度値の補正は、照明エリア11以外から照度センサ4に入力される反射光による照度値を除去または低減させるものであればよい。
【0058】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、外光レベル演算手段により、外光による照度値に対して照明エリア以外からの反射光による照度値が補正され、制御手段により、補正された外光による照度値および照明器具による照度値の合計が予め設定された目標照度となるように照明負荷の調光率が制御されるので、太陽光の西日やブラインドの反射光などの特異な外光によらず、照明エリアを目標照度の照度で照明することができる。
【0059】
請求項2の発明によれば、外光レベル演算手段により、照度センサの位置情報に基づいて照明エリアの外光による照度値が演算され、制御手段により、当該演算された外光による照度値および照明器具による照度値の合計が予め設定された目標照度となるように照明負荷の調光率が制御されるので、太陽光の西日やブラインドの反射光などの特異な外光によらず、照明エリアを目標照度の照度で照明することができる。
【0060】
請求項3の発明によれば、外光レベル演算手段は、照度センサの窓からの水平距離に応じて外光による照度値を演算するので、外光による照度値を容易に演算することができる。
【0061】
請求項4の発明によれば、外光レベル演算手段における外光による照度値に対して照明エリア以外からの反射光による照度値の補正を外部信号により停止させることにより、照度入力手段に入力される照度センサからの照明エリアの照度値に応じて、制御手段により照明負荷の調光率が制御されるので、特異な外光が照度センサに入射されるおそれがないときに、照明エリアを目標照度で照明することができる。
【0062】
請求項5の発明によれば、太陽光の西日やブラインドの反射光などの特異な外光によらず、照明エリアを目標照度の照度値で照明させることのできる照明装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す照明装置の概略構成図。
【図2】同じく、センサ装置および照明器具の概略配置図。
【図3】同じく、センサ装置の斜視図。
【図4】同じく、照明制御装置のブロック図。
【図5】同じく、窓からの水平距離による外光の照度値の変化を示す説明図。
【符号の説明】
1…照明装置、3…照明器具、4…照度センサ、5…照明制御装置、20…照度入力手段としての照度入力部、21…外光レベル演算手段としての外光レベル演算部、23…位置情報入力手段としてのワイヤレス受信部、24…記憶手段としての記憶部、28…制御手段としての制御部

Claims (5)

  1. 外光が入射される窓を有する部屋の天井側に配設されている照度センサから照明エリアの照度値が入力される照度入力手段と;
    照度入力手段に入力された照度値から照明エリアの外光による照度値を演算するとともに、外光による照度値に対して照明エリア以外からの反射光による照度値を補正するように形成されている外光レベル演算手段と;
    照明エリアの照明器具による照度値が予め設定された目標照度から外光レベル演算手段により演算かつ補正された外光による照度値を減じた値となるように、照明負荷の調光率を制御する制御手段と;
    を具備していることを特徴とする照明制御装置。
  2. 外光が入射される窓を有する部屋の天井側に配設されている照度センサから照明エリアの照度値が入力される照度入力手段と;
    照度センサの位置情報が入力される位置情報入力手段と;
    位置情報入力手段に入力された照度センサの位置情報を記憶している記憶手段と;
    照度センサの位置情報に基づいて照明エリアの外光による照度値を演算する外光レベル演算手段と;
    照明エリアの照明器具による照度値が予め設定された目標照度から外光レベル演算手段により演算された外光による照度値を減じた値となるように、照明負荷の調光率を制御する制御手段と;
    を具備していることを特徴とする照明制御装置。
  3. 外光レベル演算手段は、照度センサの窓からの水平距離に応じて外光による照度値を演算することを特徴とする請求項1または2記載の照明制御装置。
  4. 外光レベル演算手段による前記補正は、外部信号により停止されることを特徴とする請求項1または3記載の照明制御装置。
  5. 請求項1ないし4いずれか一記載の照明制御装置と;
    照明制御装置により調光率が制御される照明負荷が配設され、所定の照明エリアを照明する照明器具と;
    照明器具が照明する照明エリアからの反射光を検出して照明制御装置の照度入力手段に入力する照度センサと;
    を具備していることを特徴とする照明装置。
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