JP2004302926A - 用語検索方法、及びコンピュータに、その方法を行わせるプログラム - Google Patents

用語検索方法、及びコンピュータに、その方法を行わせるプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】各団体又は各人によって、使用される専門用語の意味が異なる場合であっても、専門用語の適切な意味を提供することを可能とする。
【解決手段】用語検索装置1は、作成者判定手段2、辞書選択手段3及び辞書検索手段5を備える。作成者判定手段2は、ネットワークを介して受信された、検索対象用語を含む本文の送信者メールアドレスに基づいて、前記本文の作成者を判定する。辞書選択手段3は、作成者別に作成される、用語の意味を説明する情報を登録する複数の辞書データの中から、前記作成者の判定結果に基づいて、使用するべき辞書データを選択する。辞書検索手段5は、選択された前記辞書データから前記検索対象用語についての説明情報を検索する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンピュータを用いて用語を検索する技術に関し、特に、専門用語の検索に好適である。
【0002】
【従来の技術】
医療、法律等、多くの業界があり、これらの業界ごとに専門用語がある。この専門用語の意味、又はその専門用語が示す内容は、その業界に従事する者には分かりにくいため、専門用語用の辞書が提供されている。
【0003】
このような専門用語用の辞書の一例として、専門用語検索サイトが挙げられる。専門用語検索サイトは専門用語辞書データベース及び検索手段を備える。専門用語用辞書データベースは、専門用語の意味を説明する情報を格納する。検索手段は、ネットワークを介して端末から検索対象となる専門用語を受信し、その受信した専門用語を検索キーとして専門用語辞書データベースを検索する。そして、その専門用語の意味を、その専門用語を送信してきた端末に送信する(例えば、非特許文献1参照)。
【0004】
【非特許文献1】
”情報・通信辞典e−words ”、[online]、[平成15年3月10日検索]、インターネット<URL:http://e−words.jp/>
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記の従来技術に係わる検索サイトによれば、比較的広く用いられている専門用語が示す一般的な意味を端末に提供することを可能とする。
【0006】
しかし、専門用語の意味は、同じ業界内であっても、時にその用語を用いる団体、例えば会社や部署、によって異なり、また、時に、その用語を用いる各人によっても異なることが多い。
【0007】
例えば、コンピュータ業界に属するある会社、A社においてある環境であるスペックを有するマシンを使用している場合、そのA社において「マシン」といえば、その環境で用いられるそのスペックを有する特定のマシンを意味することが多い。しかし、当然ながら、A社において「マシン」という用語の意味と、A社と異なる会社、B社において「マシン」という用語の意味とは、必ずしも一致しない。
【0008】
このように、各団体によって、又は各人によって使用される専門用語の意味が異なるような場合、従来技術では、必ずしも用語の適切な説明を端末のユーザに提供することができないという問題があった。
【0009】
また、用語の検索を行う各人によって、その業界での経験の豊富さも異なる。豊富な経験を有する熟練者には、ある程度の説明で専門用語の意味を正確に伝えることができる場合であっても、浅い経験しか持たない初心者には、より詳しい説明が必要な場合がある。この場合、専門用語の意味についての説明の詳しさを初心者に合わせると、熟練者にとってはその説明は詳しすぎて煩わしくなる。逆に、専門分野が意味についての説明の詳しさを熟練者に合わせると、初心者にとっては説明が不十分となるという問題もあった。
【0010】
以上の問題に鑑み、用語検索において、各団体又は各人によって、使用される専門用語の意味が異なる場合にも、その専門用語の適切な意味を検索することを可能とすることが、本発明の解決しようとする第1の課題である。また、用語検索を行うユーザの経験の豊かさに応じて、適切な詳しさで用語の意味についての説明を提供することを可能とすることが、本発明の解決しようとする第2の課題である。
【0011】
【課題を解決するための手段】
図1に、本発明に係わる用語検索装置の原理図を示す。図1に示すように、用語検索装置1は、作成者判定手段2、辞書選択手段3、経験レベル判定手段4、辞書検索手段5、作成者固有辞書データ格納手段6及び業界用語辞書データ格納手段7を備える。
【0012】
作成者固有辞書データ格納手段6は、検索対象用語を含む本文を作成する作成者に対応して、各作成者における用語の意味を説明する作成者固有説明情報を登録する作成者固有辞書データを格納する。業界用語辞書データ格納手段7は、前記作成者が属する業界での用語の一般的な意味を説明する業界用語説明情報を登録する業界用語辞書データを格納する。なお、共に同じ用語についての説明情報であっても、作成者固有説明情報と業界用語説明情報は必ずしも一致しない。作成者固有辞書データ内の作成者固有説明情報及び業界用語辞書データ内の業界用語説明情報は、共に、その本文の受信者の業務経験の豊かさを示す経験レベルに応じて登録されている。すなわち、低い経験レベルの場合には詳しい意味を説明する説明情報が、高い経験レベルの場合には簡単な意味を説明する説明情報が登録されている。
【0013】
作成者判定手段2は、ネットワークを介して受信した本文の送信者メールアドレスに基づいて、その本文の作成者を判定する。辞書選択手段3は、作成者の判定結果に基づいて、検索に使用するべき辞書データを選択する。より具体的には、辞書選択手段3は、作成者を特定できた場合には、その作成者に対応する作成者固有辞書データと業界用語辞書データとを選択する。そうでない場合には、業界用語辞書データを選択する。経験レベル判定手段4は、その本文の受信者が選択された辞書を使用した辞書使用回数に基づいて、その受信者の経験の豊かさを示す経験レベルを判定する。辞書検索手段5は、検索対象用語を検索キーとして、選択された辞書データから、その受信者の経験レベルに対応付けられた作成者固有説明情報及び/又は業界用語説明情報を検索する。
【0014】
このように、上記構成によれば、作成者別に、その作成者における用語の意味を説明する作成者固有説明情報を登録する作成者固有辞書データを作成しておき、本文を受信した場合には、その本文の作成者を送信者メールアドレスに基づいて判定し、その判定結果に基づいて使用する辞書データを選択し、その辞書データから検索対象用語についての作成者固有説明情報を検索する。従って、作成者(団体、個人等)によって、専門用語の意味が異なる場合であってもその専門用語の適切な意味を検索することが可能となり、上記第1の課題が解決される。
【0015】
また、上記構成によれば、その本文の受信者が選択された辞書を使用した辞書使用回数に基づいて、その受信者の経験の豊かさを示す経験レベルを判定し、辞書データからその受信者の経験レベルに対応付けられた、検索対象用語についての作成者固有説明情報及び/又は業界用語説明情報を取得する。従って、受信者の経験の豊かさに応じて、適切な詳しさで用語の意味に関する説明を検索者に対して提供することが可能となり、上記第2の課題が解決される。
【0016】
また、上記用語検索装置において行われる各動作と同様の手順からなる用語検索方法によっても、上記用語検索装置と同様の作用・効果が得られるため、上記課題を解決することが可能である。
【0017】
また、上記用語検索方法によって行われる手順をコンピュータに行わせるコンピュータ・プログラムも、上記コンピュータ・プログラムをコンピュータに備えられたメモリに一旦格納させ、そのコンピュータにそのメモリから上記コンピュータ・プログラムを読み出させて実行させることにより、上記課題を解決する事が可能である。
【0018】
また、上記コンピュータ・プログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体から、そのプログラムをコンピュータに読み出させて実行させることによっても、上記課題を解決することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、同じ装置等には同じ参照番号をつけ、説明を省略する。以下、端末TにおいてGUI(Graphic User Interface)を採用すると仮定して説明するが、本発明を限定する趣旨ではない。また、以下の実施形態では、顧客から問い合わせ等のメールを受信し、そのメールについて回答者Aが回答するサポート・サービスにおいて本発明に係わる用語検索システムを適用すると仮定する。なお、この仮定は、用語検索システムの利用形態を限定する趣旨ではない。
【0020】
図2に、本発明に係わる用語検索システムの構成図を示す。図2に示すように、用語検索システムは、データベース・サーバSと、1以上の回答者Aの端末Tとを備える。各端末Tは、基本的に同じ構成を有し、データベース・サーバSとネットワークNを介して接続されている。
【0021】
ネットワークNは、1つのネットワークであっても、複数のネットワークの組み合わせであってもよい。ネットワークNとして、インターネット、電話回線網、無線回線網及びLAN(Local Area Network)等が考えられる。
【0022】
まず、端末Tの構成について説明する。端末Tは、メール受信部11、顧客判定部12、辞書選択部13、経験レベル判定部14、辞書検索部15及び使用回数更新部16を備える。
【0023】
メール受信部11は、顧客(不図示)からメールを受信する。顧客判定部12は、受信したメールから送信者メールアドレスを取得し、その送信者メールアドレスを用いて顧客判定テーブル21(後述)を参照することにより、その顧客を判定する。
【0024】
辞書選択部13は、顧客の判定結果に基づいて、そのメールの本文内に含まれる専門用語を検索する際に使用するべき辞書データを選択する。より具体的には、受信したメールの送信者メールアドレスに、顧客判定テーブル21中に登録された文字列と一致する文字列が含まれている場合、辞書選択部13は、その文字列に対応する顧客辞書名を有する顧客固有辞書データを、そのメール内の用語を検索するための辞書データとして選択する。
【0025】
経験レベル判定部14は、辞書使用回数テーブル22から回答者Aが選択された辞書データを使用した辞書使用回数を取得し、その辞書使用回数を用いて経験レベル判定テーブル23を参照することにより、その回答者Aの回答業務の経験の豊かさを示す経験レベルを判定する。辞書検索部15は、決定された辞書データから専門用語を検索し、その専門用語の意味を説明する説明情報を取得する。なお、取得される説明情報は、経験レベルに応じて説明の詳しさが異なる。また、後述のように、説明情報には、顧客における用語の意味を説明する顧客固有説明情報と、業界一般での用語の意味を説明する業界用語説明情報とがある。同じ用語についての説明情報であっても、顧客固有説明情報と業界用語説明情報は必ずしも一致しない。使用回数更新部16は、使用された辞書データの辞書使用回数を更新する。
【0026】
次に、データベース・サーバSの構成について説明する。データベース・サーバSは、顧客判定テーブル21、辞書使用回数テーブル22、経験レベル判定テーブル23、顧客固有辞書データ24及び業界用語辞書データ25を備える。各端末Tは、ネットワークNを介して、データベース・サーバS内の各テーブル及び辞書データを参照することができる。
【0027】
顧客判定テーブル21は、顧客固有辞書データを識別する顧客辞書名に対応させて、送信者メールアドレスに含まれるべき文字列を格納する。図3に、顧客判定テーブル21のデータ構造例を示す。図3によれば、顧客辞書名が「A社用語辞書」である辞書データは、送信者メールアドレス中のドメインが「aaa.com」であるメールの本文中の用語を検索する際に用いられる事が分かる。なお、この顧客判定テーブル21の説明及び後述の説明において、送信者メールアドレスに含まれるドメイン名に基づいて顧客を判定すると仮定している。しかし、ドメイン名の代わりに、送信者メールアドレス全体又はサーバ名等を用いて、顧客を判定することとしてもよい。
【0028】
辞書使用回数テーブル22は、回答者Aが各辞書を使用した辞書使用回数を格納する。辞書使用回数テーブル22は、回答者A毎に備えられる。図4に、辞書使用回数テーブル22のデータ構造例を示す。図4によれば、この回答者Aは、A社用辞書を20回、B社用辞書を5回、C社用辞書を7回使用していることがわかる。
【0029】
経験レベル判定テーブル23は、経験レベルを示す数値に対応させて、その経験レベルに該当する回答者Aの辞書使用回数を格納する。経験レベル判定テーブル23も、回答者Aごとに備えられることとしても良い。図5に、経験レベル判定テーブル23のデータ構造例を示す。図5によれば、辞書使用回数が5回未満であれば、回答者Aの経験レベルは「1」であり、辞書使用回数が5回以上10回未満であれば、回答者Aの経験レベルは「2」であり、辞書使用回数が10回以上であれば、回答者Aの経験レベルは「3」である。この例によれば、経験レベルを示す数値が高くなるほど、その回答者Aは経験が豊富であることを示す。
【0030】
顧客固有辞書データ24は、顧客における専門用語の意味を説明する顧客固有説明情報を登録する辞書データである。顧客固有辞書データ24は、原則的に顧客毎に備えられる。図6に、顧客固有辞書データ24のデータ構造例を示す。図6に示すように、顧客固有辞書データ24には、用語ごとに、その用語の顧客固有説明情報が、経験レベルに応じて登録される。例えば、図6において、経験レベルが「1」、「2」及び「3」である場合、用語「マシン」又は「機種」についての顧客固有説明情報として、それぞれ「○○社製ワークステーション、型番AAA、メモリ512MB、GPU(Graphic Processor Unit)XXX」、「○○社製ワークステーション、型番AAA、GPUXXX」及び「○○社製ワークステーション」が登録されている。
【0031】
業界用語辞書データ25は、その業界で一般的な専門用語の意味を説明する業界用語説明情報を登録する辞書データである。顧客固有辞書データ24及び業界用語辞書データ25の見出し語は、基本的に同じとしてもよい。この場合、業界用語辞書データ25を検索した結果、一致する見出し語を取得する事ができた(ヒットした)専門用語は、顧客固有辞書データ24を検索した場合にもヒットする。図7に、業界用語辞書データ25のデータ構造例を示す。図7に示すように、業界用語辞書データ25には、用語ごとに、経験レベルに応じて業界用語説明情報が登録される。例えば、図7において、経験レベルが「1」である場合、用語「マシン」についての業界用語説明情報として、「パーソナルコンピュータ(以下、PC)」が登録されている。図7では、経験レベルが「2」及び「3」に対応する業界用語説明情報は登録されていないが、この場合、経験レベルが「1」である場合と同じ説明情報であることを示す。
【0032】
次に、図8を用いて、用語検索システムで行われる処理の概略について説明する。図8に示すように、まず、図8に示すようなメールが端末Tに受信されたとする。この場合、端末Tは、このメールの送信者メールアドレスに基づいてそのメールを送信した顧客を判定し、その判定結果に基づいてそのメールの本文中の専門用語を調べるための顧客固有辞書データ24を選択する(矢印A1)。続いて、端末Tは、そのメールでの問い合わせを担当する回答者Aの経験レベルを決定する(不図示)。最後に、端末Tは、業界用語辞書データ25及び顧客固有辞書データ25から、経験レベルに対応する説明情報を取得し(矢印A2及びA3)、その説明情報をそのメールの本文中に表示させる。図8に示すメールの表示例では、用語の検索結果は、ポップアップメッセージとして表示されている。また、図8において、用語の検索結果として、「PC<○○社製ワークステーション、型番AA、メモリ512MB、GPUxxx>」が表示されている。このうち、<>内に表示されている情報は、顧客固有辞書データ24から検索した結果を示し、<>の外に表示されている情報は、業界用語辞書データ25から検索した結果を示す。
【0033】
これにより、図8に示す例によれば、回答者Aは、用語「マシン」の業界での一般的な意味はPCであるが、そのメールの送信者が「マシン」という場合、その意味は、「型番AAであり、メモリ512MB及びGPUxxxというスペックを有する○○社製ワークステーション」であることがわかる。
【0034】
なお、この例では、回答者Aの経験レベルが「1」であると仮定しているため、検索結果として、図6に示す顧客固有辞書データ24及び図7に示す業界用語辞書データ25において、経験レベル「1」に対応する説明情報が取得されている。
【0035】
このように、本用語検索システムによれば、各団体又は各人によって専門用語の意味が異なる場合にも、専門用語の適切な意味の説明を検索することが可能である。さらに、回答者Aの経験の豊かさに応じて、適切な詳しさで専門用語の意味を提供することが可能である。
【0036】
本用語検索システムをサポート・サービスに提供することにより、回答者Aは、問い合わせメールの本文中に、見慣れない専門用語が含まれていた場合であっても、その用語の適切な意味を適切な詳しさで説明する情報を迅速に取得する事が可能となる。従って、サポート・サービスの効率を向上させることが可能となる。
【0037】
以下、用語検索システムでの動作について説明する。用語検索システムでは、用語の検索に先立って、使用するべき辞書データを選択し、回答者Aの経験レベルを判定する。その後、選択された辞書データから用語を検索する。以下、まず、図9及び図10を用いて、使用するべき辞書データを選択し、回答者Aの経験レベルを判定する処理について説明する。
【0038】
図9に示すように、まず、メール受信部11がメールを受信すると(ステップS1)、顧客判定部12はそのメールの送信者メールアドレスからドメインを抽出する(ステップS2)。
【0039】
続いて、顧客判定部12は、顧客判定テーブル21に、抽出したドメインが登録されているか否か判定する(ステップS3)。抽出したドメインが顧客判定テーブル21に登録されていない場合、そのメールを送信した顧客のための顧客固有辞書データは存在しない(ステップS3:No)。従って、辞書選択部13は、そのメール内の用語を検索するために業界用語辞書データ25を使用することを決定し(ステップS4)、ステップS7に進む。
【0040】
顧客判定テーブル21に、抽出したドメインが登録されている場合、そのメールを送信した顧客のための顧客固有辞書データ24が存在する(ステップS3:Yes)。従って、辞書選択部13は、顧客判定テーブル21から、そのドメインに対応付けられている顧客辞書名を取得し(ステップS5)、この顧客辞書名によって識別される顧客固有辞書データ24と、業界用語辞書データ25の両方を使用することを決定し(ステップS6)、ステップS7に進む。
【0041】
以下、図3及び図10を参照しながらステップS2からS6について具体的に説明する。図10にメールの一例を示す。図10によれば、送信者メールアドレスは「xxx@xxx.aaa.com」であるため、顧客判定部12は、ドメインとして「aaa.com」を抽出する。さらに、図3に示す顧客判定テーブル21には、「aaa.com」が登録されている。従って、辞書選択部13は、ドメイン「aaa.com」に対応付けられている顧客辞書名「A社用語辞書」によって識別される顧客固有辞書データ24と業界用語辞書データ25の両方を使用することを決定する。
【0042】
続いて、ステップS7からS11において、そのメールによる問い合わせに対して回答する回答者Aの経験レベルを判定する。まず、業界用語辞書データ25のみを使用すると決定された場合、経験レベル判定部14は、その回答者Aについての辞書使用回数テーブル22から業界用語辞書データ25を使用した辞書使用回数を取得する。顧客固有辞書データ24を使用すると決定された場合、経験レベル判定部14は、その回答者Aについての辞書使用回数テーブル22からその顧客固有辞書データ24を使用した辞書使用回数を取得する(ステップS7)。
【0043】
さらに、経験レベル判定部14は、経験レベル判定テーブル23から、取得した辞書使用回数に対応する経験レベルを判定する(ステップS8)。すなわち、図5に示す経験レベル判定テーブル23によれば、経験レベル判定部14は、辞書使用回数が5回未満である場合に経験レベルを「1」と判定し(ステップS9)、辞書使用回数が5回以上10回未満である場合に経験レベルを「2」と判定し(ステップS10)、辞書使用回数が10回以上である場合に経験レベルを「3」と判定する(ステップS11)。なお、この経験レベルの判定基準は例示に過ぎない。
【0044】
以上の辞書データの選択及び経験レベルの判定に続いて、用語の検索が行われる。この検索処理は、使用する辞書データによって異なる。まず、業界用語辞書データ25のみを使用すると決定された場合について説明する。この場合、辞書検索部15は、検索対象となる用語(以下、検索対象用語という)をメールの本文中から取得し、検索対象用語を検索キーとして業界用語辞書データ25からその用語の業界用語説明情報を検索する。ここで、業界用語辞書データ25には、業界用語説明情報が経験レベル別に登録されている。従って、辞書検索部15は、ステップS8からS11において決定された経験レベルに対応する業界用語説明情報を辞書引き結果として業界用語辞書データ25から取得する。なお、辞書検索部15は、検索対象用語をメールから自動で抽出することとしてもよいし、回答者Aからの指定に基づいて抽出することとしても良い(後述)。
【0045】
次に、図11を用いて、顧客固有辞書データ24と業界用語辞書データ25を使用すると決定された場合の検索処理について説明する。この場合、辞書検索部15は、顧客固有辞書データ24及び業界用語辞書データ25から用語を検索する。
【0046】
まず、図11に示すように、辞書検索部15は検索対象用語を取得する(ステップS21)。上記のように、検索対象用語はメールから自動で辞書検索部15によって抽出されることとしてもよいし、回答者Aからの指定に基づいて抽出されることとしても良い(後述)。
【0047】
続いて、辞書検索部15は、業界用語辞書データ25からその検索対象用語についての業界用語説明情報を検索する(ステップS22)。業界用語辞書データ25にその検索対象用語についての業界用語説明情報が登録されていない場合(ステップS22:No)、該当する用語が無い旨を示す辞書引き結果を作成して端末Tに出力し(ステップS23)、処理を終了する。
【0048】
業界用語辞書データ25にその検索対象用語についての業界用語説明情報が登録されていた場合(ステップS22:Yes)、辞書検索部15は、回答者Aの経験レベルに対応する業界用語説明情報を業界用語辞書データ25から取得し(ステップS24)、さらに、顧客固有辞書データ24からその検索対象用語についての顧客固有説明情報を検索する(ステップS25)。顧客固有辞書データ24にその検索対象用語についての顧客固有説明情報が登録されていない場合(ステップS25:No)、業界用語辞書データ25から取得した業界用語説明情報を用いて辞書引き結果を作成して端末Tに出力し(ステップS26)、処理を終了する。
【0049】
顧客固有辞書データ24にその検索対象用語についての顧客固有説明情報が登録されている場合(ステップS25:Yes)、辞書検索部15は、回答者Aの経験レベルに対応する顧客固有説明情報を顧客固有辞書データ24から取得しする(ステップS27)。さらに、辞書検索部15は、顧客固有辞書データ24及び業界用語辞書データ25から取得した顧客固有説明情報及び業界用語説明情報を用いて辞書引き結果を作成して端末Tに出力する(ステップS28)。最後に、使用回数更新部16は、その回答者Aについての使用辞書使用回数テーブル22中で、検索に使用された辞書データの辞書使用回数を1インクリメントし(ステップS29)、処理を終了する。
【0050】
上記において、辞書検索部15は、検索対象用語をメールから自動で抽出することとしても良いし、回答者Aからの指定に基づいて抽出することとしても良いと説明した。以下、検索対象用語をメールから自動で抽出して用語検索を行う場合(以下、自動辞書引きという)と、回答者Aからの指定に基づいて検索対象用語を抽出して用語検索を行う場合(以下、手動辞書引きという)とにおいて行われる処理について、画面の表示例を参照しながら説明する。
【0051】
まず、図12及び13を用いて、自動辞書引きの場合に行われる処理について説明する。図12に示すように、まず、メールサーバ(不図示)を介して端末Tのメール受信部11は、メールを受信する(ステップS31及びS32)次に、顧客判定部12、辞書選択部13及び経験レベル判定部14は、使用する辞書及び経験レベルを決定する処理を行う(ステップS33)。この処理については、図9を用いて既に説明した。
【0052】
続いて、辞書検索部15は、受信したメールの本文から検索対象用語を抽出する(ステップS34)。なお、この用語抽出処理のために、文章中から名詞を切り出す従来の技術を用いることが可能であるため、この処理についての詳しい説明は省略する。辞書検索部15は、抽出された検索対象用語について検索処理を行う(ステップS35)。この検索処理については、図11を用いて既に説明した。
【0053】
更に、辞書検索部15は、辞書引き結果を、メール本文中のその検索対象用語の近傍、例えば、その検索対象用語の直後に挿入する(ステップS36)。最後に、辞書引き結果が挿入されたメールが端末Tの表示装置(不図示)に表示され(ステップS37)、処理は終了する。
【0054】
図13に、自動辞書引きの場合における辞書引き結果の表示例を示す。なお、図13において、回答者Aの経験レベルは「1」であると仮定されている。図13において、メール本文中の検索対象用語(検索対象名詞)の直後に、辞書引き結果が括弧で括られて挿入されている。
【0055】
図13では、辞書引き結果は、丸括弧内に表示されている。従って、回答者Aは、メール本文と辞書引き結果とを識別する事ができる。表示される辞書引き結果は、以下のような構成を持つ。
(業界用語辞書データ25からの辞書引き結果<顧客固有辞書データ24からの辞書引き結果>)
これにより、回答者Aは、表示される辞書引き結果が、どの辞書データを検索して得られた結果であるのか識別できる。例えば、図13の場合、辞書引き用語「マシン」の業界用語辞書データ25からの辞書引き結果は「PC」であり、顧客固有辞書データ24からの辞書引き結果は「○○社製ワークステーション、型番AA、メモリ512MB、GPUxxx」であることがわかる。なお、回答者Aの経験レベルは「1」であるため、辞書引き結果も経験レベル1に応じた内容となっている。
【0056】
次に、図14及び15を用いて、手動辞書引きの場合に行われる処理について説明する。図14に示すように、まず、メールサーバ(不図示)を介して端末Tのメール受信部11がメールを受信すると(ステップS41及びS42)、端末Tの表示装置にそのメールが表示される(ステップS43)。回答者Aがそのメール本文中から文字列を選択すると、その文字列は強調表示される(ステップS44)。辞書検索部15は、強調表示された文字列を検索対象用語として取得する。続いて、辞書選択部13及び経験レベル判定部14は、使用する辞書及び経験レベルを決定する処理を行う(ステップS45)。この処理については、図9を用いて既に説明した。
【0057】
続いて、辞書検索部15は、取得した検索対象用語について検索処理を行う(ステップS46)。この検索処理については、図11を用いて既に説明した。更に、辞書検索部15は、辞書引き結果を、ポップアップメッセージとして表示させ(ステップS47)、処理は終了する。
【0058】
図15に、手動辞書引きの場合における辞書引き結果の表示例を示す。なお、図15においても、回答者Aの経験レベルは「1」であると仮定されている。図15に示すように、辞書引き結果は、メール本文中の検索対象用語(検索対象名詞)にポイントされたポップアップメッセージとして表示されている。表示される辞書引き結果の構成は上記の通りである。手動辞書引きの場合でも、回答者Aは、メール本文と辞書引き結果とを識別し、更に、その辞書引き結果が、どの辞書データを使用して得られた結果であるのか識別できる。
【0059】
上記の回答者Aの端末Tは、コンピュータを用いて構成することができる。図16に、コンピュータの構成図を示す。図16に示すようにコンピュータ30は、CPU31、メモリ32、入力装置33、出力装置34、外部記憶装置35、媒体駆動装置36、及びネットワーク接続装置37を備え、それらはバス28により互いに接続されている。
【0060】
メモリ32は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を含み、処理に用いられるプログラムとデータを格納する。コンピュータを用いて回答者Aの端末Tを構成する場合、メモリ32は、回答者Aの端末Tを構成するメール受信部11、顧客判定部12、辞書選択部13、経験レベル判定部14、辞書検索部15及び使用回数更新部16によって行われる処理をコンピュータに行わせるための制御プログラムを特定のプログラムコードセグメントに格納する。
【0061】
CPU31は、メモリ32を利用して上述の制御プログラムを実行することにより、必要な処理を行う。
入力装置33は、例えば、キーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル等であり、ユーザからの指示や情報の入力に用いられる。また、入力装置33は、出力装置34は、例えば、ディスプレイやプリンタ等であり、コンピュータのユーザへの設問合わせ、処理結果等の出力に用いられる。
【0062】
外部記憶装置35は、例えば、磁気ディスク装置、光ディスク装置、光磁気ディスク装置等である。上述の制御プログラムを外部記憶装置35に保存しておき、必要に応じて、それらをメモリ32にロードして使用することもできる。
【0063】
媒体駆動装置36は、可搬記録媒体39を駆動し、その記録内容にアクセスする。可搬記録媒体39としては、メモリカード、メモリスティック、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、光ディスク、光磁気ディスク、DVD(Digital Versatile Disk)等、任意のコンピュータ読み取り可能な記録媒体が用いられる。この可搬記録媒体39に上述の制御プログラムを格納しておき、必要に応じて、それをコンピュータのメモリ32にロードして使用することもできる。
【0064】
ネットワーク接続装置37は、LAN、WAN等の任意のネットワーク(回線)を介して外部の装置を通信し、通信に伴うデータ変換を行う。また、必要に応じて、上述のプログラムを外部の装置から受け取り、それをコンピュータのメモリ32にロードして使用することもできる。
【0065】
図17は、図16のコンピュータへのプログラムのローディングを説明している。コンピュータ30に回答者Aの端末Tを実現させるためのプログラムは、以下のようにしてコンピュータにロードする事ができる。
【0066】
まず、上述のプログラムを、コンピュータで読み取り可能な記録媒体39に予め記憶させておく。そして、図17に示すようにしてその記録媒体39からプログラムをコンピュータ30に読み出させて、そのコンピュータ30のメモリ32や外部記憶装置35に一旦格納させ、この格納されたプログラムをそのコンピュータの有するCPU31に読み出させる。
【0067】
また、プログラムやデータを提供するサーバ40が有するDB41から、ネットワークを介して、プログラムをダウンロードすることとしてもよい。この場合、例えば、サーバ40では、プログラムを表現するプログラム・データをプログラム・データ・シグナルに変換し、モデムを用いて変換されたプログラム・データ・シグナルを変調することにより伝送信号を得て、得られた伝送信号をネットワークに出力する。プログラムを受信するコンピュータ30では、モデムを用いて受信した伝送信号を復調することにより、プログラム・データ・シグナルを得て、得られたプログラム・データ・シグナルを変換することにより、プログラム・データを得る。なお、送信側のコンピュータと受信側のコンピュータの間を接続するネットワークがデジタル回線の場合、プログラム・データ・シグナルを通信することも可能である。
【0068】
以上、本発明の実施形態及び変形例について説明したが、本発明は上述した実施形態及び変形例に限定されるものではなく、その他の様々な変更が可能である。
【0069】
例えば、図2に示す機能及びデータベース配置は、任意に変更することが可能である。例えば、データベース・サーバSがないシステムを構成することとしても良い。この場合、各端末Tが、メール受信部11、顧客判定部12、辞書選択部13、経験レベル判定部14、辞書検索部15及び使用回数更新部16に加えて、顧客判定テーブル21、辞書使用回数テーブル22、経験レベル判定テーブル23、顧客固有辞書データ24及び業界用語辞書データ25を備えることとなる。
【0070】
また、例えば、各端末Tは基本的なメール受信機能のみを備えることとし、サーバSが、メール受信部11、顧客判定部12、辞書選択部13、経験レベル判定部14、辞書検索部15及び使用回数更新部16、顧客判定テーブル21、辞書使用回数テーブル22、経験レベル判定テーブル23、顧客固有辞書データ24及び業界用語辞書データ25を備え、更に、受信したメールの転送先を決定するメール転送先決定部(不図示)及びメール転送部(不図示)を備えることとしてもよい。この場合、メール受信部11がメールを受信すると、メール転送先決定部は受信したメールの転送先となる回答者Aを決定する。その後、顧客判定部12、辞書選択部13、経験レベル判定部14、辞書検索部15、使用回数更新部16による処理が行われる。この処理は上記と同様であるため説明を省略する。最後に、メール転送部は、用語の検索結果が挿入されたメールを、転送先として決定された回答者Aに転送する。
【0071】
また、この構成において、顧客判定部12及び辞書選択部13による辞書の決定処理の後に、メール転送先決定部によるメールの転送先を決定する処理を行う事としても良い。この場合、メール転送先決定部は、辞書使用回数テーブル22を参照し、その選択された辞書データの辞書使用回数に基づいてメール転送先となる回答者を決定することが可能である。例えば、ある顧客固有辞書データ24の辞書使用回数が最も多い回答者Aは、その顧客に関する業務に熟練していると推測できる。従って、メール転送先決定部は、最も辞書使用回数が多い回答者をメール転送先として決定する事も可能である。
【0072】
その他、機能及びデータベース配置の様々な変形例が考えられる。
(付記1) コンピュータに、用語を辞書データから検索する制御を行わせるコンピュータ・プログラムであって、
ネットワークを介して受信された、検索対象用語を含む本文から送信者メールアドレスを抽出し、
前記送信者メールアドレスに基づいて前記本文の作成者を判定し、
前記作成者の判定結果に基づいて、各作成者における用語の意味を説明する作成者固有説明情報が登録された複数の作成者固有辞書データの中から使用するべき作成者固有辞書データを選択し、
選択された前記作成者固有辞書データから前記検索対象用語についての作成者固有説明情報を検索する、
ことを含む処理を前記コンピュータに行わせることを特徴とするコンピュータ・プログラム。
【0073】
(付記2) 前記本文を受信した受信者が前記作成者固有辞書データを使用した辞書使用回数に基づいて、前記受信者の業務経験の豊かさを示す経験レベルを判定し、
前記検索において、経験レベルに応じて作成者固有説明情報が登録された前記作成者固有辞書データから、前記受信者の前記経験レベルに対応する前記作成者固有説明情報を取得する、
ことを更に含む処理を前記コンピュータに行わせることを特徴とする請求項1に記載のコンピュータ・プログラム。
【0074】
(付記3) 前記作成者が属する業界一般における用語の意味を説明する業界用語説明情報が登録された業界用語辞書データから前記検索対象用語を検索する、
ことを更に含む処理を前記コンピュータに行わせることを特徴とする請求項1に記載のコンピュータ・プログラム。
【0075】
(付記4) 前記本文を受信した受信者が前記業界用語辞書データを使用した辞書使用回数に基づいて、前記受信者の業務経験の豊かさを示す経験レベルを判定し、
前記検索において、経験レベルに応じて業界用語説明情報が登録された前記業界用語辞書データから、前記受信者の前記経験レベルに対応する前記業界用語説明情報を取得する、
ことを更に含む処理を前記コンピュータに行わせることを特徴とする請求項3に記載のコンピュータ・プログラム。
【0076】
(付記5) 前記検索結果を前記本文内に挿入する、
ことを更に含む制御を前記コンピュータに行わせることを特徴とする付記1に記載のコンピュータ・プログラム。
【0077】
(付記6) 前記本文を表示装置に表示させる際に、前記検索結果をポップアップメッセージとして表示させる、
ことを更に含む処理を前記コンピュータに行わせることを特徴とする付記1に記載のコンピュータ・プログラム。
【0078】
(付記7) コンピュータに、用語を辞書データから検索する制御を行わせるプログラムを記録した、前記コンピュータで読み取り可能な記録媒体であって、ネットワークを介して受信された、検索対象用語を含む本文から送信者メールアドレスを抽出し、
前記送信者メールアドレスに基づいて前記本文の作成者を判定し、
前記作成者の判定結果に基づいて、各作成者における用語の意味を説明する作成者固有説明情報が登録された複数の作成者固有辞書データの中から使用するべき作成者固有辞書データを選択し、
選択された前記作成者固有辞書データから前記検索対象用語についての作成者固有説明情報を検索する、
ことを含む処理を前記コンピュータに行わせるプログラムを記録することを特徴とする記録媒体。
【0079】
(付記8) コンピュータが、用語を辞書データから検索する用語検索方法であって、
ネットワークを介して受信された、検索対象用語を含む本文から送信者メールアドレスを抽出し、
前記送信者メールアドレスに基づいて前記本文の作成者を判定し、
前記作成者の判定結果に基づいて、各作成者における用語の意味を説明する作成者固有説明情報が登録された複数の作成者固有辞書データの中から使用するべき作成者固有辞書データを選択し、
選択された前記作成者固有辞書データから前記検索対象用語についての作成者固有説明情報を検索する、
ことを含むことを特徴とする用語検索方法。
【0080】
(付記9) 用語を辞書データから検索する用語検索装置であって、
ネットワークを介して受信された、検索対象用語を含む本文の送信者メールアドレスに基づいて、前記本文の作成者を判定する作成者判定手段と、
前記作成者の判定結果に基づいて、各作成者における用語の意味を説明する作成者固有説明情報が登録された複数の作成者固有辞書データの中から使用するべき作成者固有辞書データを選択する辞書選択手段と、
選択された前記辞書データから前記検索対象用語についての作成者固有説明情報を検索する辞書検索手段と、
を備えることを特徴とする用語検索装置。
【0081】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、予め顧客別に用語の意味を説明する説明情報を辞書データに登録する。そして、検索対象用語を含む本文を受信した際に、送信者メールアドレスに基づいて、その本文を作成した顧客(作成者)を判定し、判定結果に基づいて顧客別に作成された辞書データの中から使用すべき辞書データを選択し、選択され辞書データから検索対象用語についての説明情報を検索する。これにより、用語検索において、本文を作成した各団体又は各人によって専門用語の意味が異なる場合であっても、用語の適切な意味を検索することが可能となる。
【0082】
また、本発明によれば、予め、業務経験の豊かさを示す経験レベルに応じて説明情報を辞書データに登録する。そして、本文を受信した受信者がその辞書データを使用した辞書使用回数に基づいて、受信者の業務経験の豊かさを示す経験レベルを判定し、用語検索の際に、その受信者の前記経験レベルに応じた検索対象用語の説明情報を取得する。これにより、ユーザの経験の豊かさに応じて、適切な詳しさで用語の意味の説明を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明に係わる用語検索システムの構成図である。
【図3】顧客判定テーブルのデータ構造例を示す図である。
【図4】辞書使用回数テーブルのデータ構造例を示す図である。
【図5】経験レベル判定テーブルのデータ構造例を示す図である。
【図6】顧客固有辞書データのデータ構造例を示す図である。
【図7】業界用語辞書データのデータ構造例を示す図である。
【図8】本システムにおいて行われる処理の概要を説明する図である。
【図9】使用する辞書及び経験レベルを決定する処理を示すフローチャートである。
【図10】メールの一例を示す図である。
【図11】辞書引き処理を示すフローチャートである。
【図12】自動辞書引きの場合の処理を示すフローチャートである。
【図13】自動辞書引きの場合における辞書引き結果の表示例を示す図である。
【図14】手動辞書引きの場合の処理を示すフローチャートである。
【図15】手動辞書引きの場合における辞書引き結果の表示例を示す図である。
【図16】コンピュータの構成図である。
【図17】コンピュータへのデータ及びプログラムのローディングを説明する図である。
【符号の説明】
1 用語検索装置
2 作成者判定手段
3 辞書選択手段
4 経験レベル判定手段
5 辞書検索手段
6 作成者固有辞書データ格納手段
7 業界用語辞書データ格納手段
11 メール受信部
12 顧客判定部
13 辞書選択部
14 経験レベル判定部
15 辞書検索部
16 使用回数更新部
21 顧客判定テーブル
22 辞書使用回数テーブル
23 経験レベル判定テーブル
24 顧客固有辞書データ
25 業界用語辞書データ
30 コンピュータ
31 CPU
32 メモリ
33 入力装置
34 出力装置
35 外部記憶装置
36 媒体駆動装置
37 ネットワーク接続装置
38 バス
39 可搬記録媒体
40 サーバ
A 回答者
N ネットワーク
S データベース・サーバ
T 移動端末

Claims (5)

  1. コンピュータに、用語を辞書データから検索する制御を行わせるコンピュータ・プログラムであって、
    ネットワークを介して受信された、検索対象用語を含む本文から送信者メールアドレスを抽出し、
    前記送信者メールアドレスに基づいて前記本文の作成者を判定し、
    前記作成者の判定結果に基づいて、各作成者における用語の意味を説明する作成者固有説明情報が登録された複数の作成者固有辞書データの中から使用するべき作成者固有辞書データを選択し、
    選択された前記作成者固有辞書データから前記検索対象用語についての作成者固有説明情報を検索する、
    ことを含む処理を前記コンピュータに行わせることを特徴とするコンピュータ・プログラム。
  2. 前記本文を受信した受信者が前記作成者固有辞書データを使用した辞書使用回数に基づいて、前記受信者の業務経験の豊かさを示す経験レベルを判定し、
    前記検索において、経験レベルに応じて作成者固有説明情報が登録された前記作成者固有辞書データから、前記受信者の前記経験レベルに対応する前記作成者固有説明情報を取得する、
    ことを更に含む処理を前記コンピュータに行わせることを特徴とする請求項1に記載のコンピュータ・プログラム。
  3. 前記作成者が属する業界一般における用語の意味を説明する業界用語説明情報が登録された業界用語辞書データから前記検索対象用語を検索する、
    ことを更に含む処理を前記コンピュータに行わせることを特徴とする請求項1に記載のコンピュータ・プログラム。
  4. 前記本文を受信した受信者が前記業界用語辞書データを使用した辞書使用回数に基づいて、前記受信者の業務経験の豊かさを示す経験レベルを判定し、
    前記検索において、経験レベルに応じて業界用語説明情報が登録された前記業界用語辞書データから、前記受信者の前記経験レベルに対応する前記業界用語説明情報を取得する、
    ことを更に含む処理を前記コンピュータに行わせることを特徴とする請求項3に記載のコンピュータ・プログラム。
  5. コンピュータが、用語を辞書データから検索する用語検索方法であって、
    ネットワークを介して受信された、検索対象用語を含む本文から送信者メールアドレスを抽出し、
    前記送信者メールアドレスに基づいて前記本文の作成者を判定し、
    前記作成者の判定結果に基づいて、各作成者における用語の意味を説明する作成者固有説明情報が登録された複数の作成者固有辞書データの中から使用するべき作成者固有辞書データを選択し、
    選択された前記作成者固有辞書データから前記検索対象用語についての作成者固有説明情報を検索する、
    ことを含むことを特徴とする用語検索方法。
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