JP2003036234A - データ転送装置、通信装置、データ転送方法、通信方法、データ転送プログラムが記録された機械読取可能な記録媒体、通信プログラムが記録された機械読取可能な記録媒体、データ転送プログラム、通信プログラムおよびデータ通信システム - Google Patents

データ転送装置、通信装置、データ転送方法、通信方法、データ転送プログラムが記録された機械読取可能な記録媒体、通信プログラムが記録された機械読取可能な記録媒体、データ転送プログラム、通信プログラムおよびデータ通信システム

Info

Publication number
JP2003036234A
JP2003036234A JP2001221258A JP2001221258A JP2003036234A JP 2003036234 A JP2003036234 A JP 2003036234A JP 2001221258 A JP2001221258 A JP 2001221258A JP 2001221258 A JP2001221258 A JP 2001221258A JP 2003036234 A JP2003036234 A JP 2003036234A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
data
information
message data
message
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001221258A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4526215B2 (ja
Inventor
Masahiro Nakanishi
正洋 中西
Mitsuru Mizuguchi
充 水口
Tadahide Shibao
忠秀 柴尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2001221258A priority Critical patent/JP4526215B2/ja
Publication of JP2003036234A publication Critical patent/JP2003036234A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4526215B2 publication Critical patent/JP4526215B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 所望内容のメッセージを簡単に作成できるよ
う支援する。 【解決手殴】 メールサーバ13は処理PCとPEにお
いて携帯電話11(12)から携帯電話12(11)宛
てのメッセージを受信すると、受信メッセージの内容を
示すキーデータを取得して、該受信メッセージに関連し
た複数のコンテンツを、取得キーデータに基づいて記憶
部から検索してメッセージの宛先の携帯電話12(1
1)において提示するために該電話宛てに送信する。携
帯電話12(11)においては、返信メッセージ編集に
用いる所望コンテンツは提示された複数コンテンツのう
ちから選択される。携帯電話では所望コンテンツ選択の
ための複数のコンテンツを記憶部などから検索する必要
はないので、所望コンテンツを用いてメッセージを簡単
に作成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メッセージデータ
を転送して通信するためのデータ転送装置、通信装置、
データ転送方法、通信方法、データ転送プログラムが記
録された機械読取可能な記録媒体、通信プログラムが記
録された機械読取可能な記録媒体、データ転送プログラ
ム、通信プログラムおよびデータ通信システムに関し、
特に、メッセージデータの編集を支援するデータ転送装
置、通信装置、データ転送方法、通信方法、データ転送
プログラムが記録された機械読取可能な記録媒体、通信
プログラムが記録された機械読取可能な記録媒体、デー
タ転送プログラム、通信プログラムおよびデータ通信シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電話回線、無線、インターネット
などのネットワークを通してメッセージを送受信する方
法として、電子メールやインスタントメッセージなどの
メッセージデータ転送方法がある。これらの方法では、
通常、送信側の端末から発信されたメッセージデータ
は、メールサーバなどのデータ転送装置を介して、受信
側の端末に転送される。そして、メールサーバなどのデ
ータ転送装置が広告などのデータを、送信側の端末から
受信した電子メールに付加して受信側の端末に送信す
る。すなわち、メールサーバが送信側の端末から電子メ
ールを受信すると、予め記憶されている広告などのデー
夕の中から付加するデータをなんらかの手順で選択し
て、受信された電子メールデータの本文の冒頭あるいは
末尾などの任意の位置に追加、あるいは添付ファイルと
して付加して、受信側の端末に送信する。この方法によ
れば、送信側の端末で送信された電子メールの内容には
含まれていない情報を付加して受信側の端末に送信でき
る。
【0003】また、Webメールでは、送信者がブラウ
ザ上で電子メールを書き、電子メールを装飾するため
に、サーバのハードディスク上に蓄積された画像データ
や音楽データや実行形式のプログラムデータなどの情報
コンテンツ群の中から、サーバのアプリケーションがメ
ールの内容に従い検索を行い、適した情報コンテンツを
自動的に添付したり、あるいは送信者がサーバ上に蓄積
された情報コンテンツから検索し所望の情報コンテンツ
を選択することによって、電子メールに追加したり添付
ファイルとする方法も行われている。
【0004】また、ACM SIGGRAPH96 C
onfererence proceedingsの2
25〜236貢に記載の「Comic Chat」に
は、チャットにおける会話文中の特定のキーワードに対
応して、漫画のような絵で表された人物や動物など(キ
ャラクタ)の表情や動作を変化させる技術が開示されて
いる。
【0005】この技術では、送信側の端末では、予め設
定された一つあるいは複数の特定のキーワードをユーザ
が入力したメッセージデータから検索して、キーワード
が含まれてしいた場合には、キーワードごとに予め対応
付けられたキャラクタの表情や動作に関する情報を元の
メッセージデータに付加して送信する。
【0006】受信側の端末では、受信したメッセージデ
ータにキャラクタの表情や動作に関する情報が付加され
ている場合には、予め受信側の端末で記憶しているキャ
ラクタの表情や動作から該キャラクタの表情や動作に関
する情報に対応するものを選択して表示し、更に受信し
たメッセージデータからキャラクタの表情や動作に関す
る情報を除外したメッセージデー夕をキャラクタの台詞
として表示する。このようにして、文字列のみからなる
メッセージデータからキャラクタの表情や動作を変化さ
せて表示させることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の電子
メールやインスタントメッセージのような、文字だけの
メッセージは楽しみが少なくコミュニケーションの幅が
狭いといえる。このような課題に対して、情報コンテン
ツをメッセージデータに添付して送信する方法を用いれ
ば、画像や音声を付加したマルチメディアデータの送受
信が可能になり娯楽性が高まる。
【0008】また、携帯電話の電子メール機能を用い
て、娯楽を主目的とした長くても数十文字のメッセージ
を交換するコミュニケーション形態が一般によく行われ
ている。この場合、即答性が非常に重要であり、短文メ
ッセージを返信するのに、手間と時間がかかるようで
は、ユーザにいらだちを与えてしまう。返信メッセージ
を画像などの情報コンテンツで修飾したメッセージを作
成するときは、できるだけ、手間と時間がかからない方
法が望ましい。
【0009】しかし、このような情報コンテンツを添付
したメッセージを送るには、送信側の端末のユーザは情
報コンテンツを自ら作成するか、送信側の端末あるいは
送信側の端末と通信可能な別の端末で記憶される情報コ
ンテンツから所望のものを検索して取得した後、添付フ
ァイルなどの形で付加して送る必要があり、ユーザにと
って煩雑で、情報コンテンツのデータの送受信のための
無駄な待ち時間が多くまた即答性が悪く、面倒である。
【0010】前述の、メールサーバが広告などのデータ
を、送信側の端末から受信した電子メールデータに付加
して受信側の端末に送信する方法を利用すれば、メッセ
ージデータを転送する際に、ある程度、自動的に情報コ
ンテンツを付加して転送できるので、上述のような文字
だけのメッセージでは楽しみが少ないという課題や、送
信側端末のユーザが情報コンテンツを自ら作成し、検索
して取得する手間と時間がかかるという課題を解消する
ことができる。
【0011】しかし、付加される情報コンテンツを選択
する手順によっては、送信側あるいは受信側の端末のユ
ーザの所望のものが付加されるとは限らない。
【0012】前述の、Webメールのようなシステム
で、情報コンテンツを追加または添付して送信する方法
では、電子メールの内容にある程度即した情報コンテン
ツを電子メールに追加したり添付したりすることはでき
るが、内容に最も適した情報コンテンツをユーザが検索
するには、多数の情報コンテンツの中から最も適した情
報コンテンツを検索しなければならないので、時間と手
間がかかり面倒である。このため、電子メールを受信し
てから返信する間に、メッセージ作成時間以外の作業量
と時間が増加してしまう。また、時間がかかることよ
り、電子メールを会話のキャッチボールのように使うよ
うな即答性が薄まり、娯楽性も低くなる。つまり、携帯
電話を用いた電子メール通信には向いていない。
【0013】また、前述の「Comic Chat」の
ような特定のキーワードをメッセージデータから検索す
る方法を利用すれば、キーワードに対応するマルチメデ
ィアデータを付加することができるが、選択されるマル
チメディアデータはメッセージデータの内容のみから決
定されるので固定的になってしまう。
【0014】それゆえに、この発明の目的は、所望内容
のメッセージデータを簡単に作成できるように支援する
データ転送装置、通信装置、データ転送方法、通信方
法、データ転送プログラムが記録された機械読取可能な
記録媒体、通信プログラムが記録された機械読取可能な
記録媒体、データ転送プログラム、通信プログラムおよ
びデータ通信システムを提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明のある局面に係
るデータ転送制御装置は両端末間のメッセージデータの
転送を制御するものであって、各種情報を記憶する記憶
部と、通信部とを備える。
【0016】通信部は、両端末のうちの一方端末から送
信された他方端末宛てのメッセージデータを含む所定情
報を受信して、受信した所定情報から受信したメッセー
ジデータの内容を示すキーデータを取得して、該受信メ
ッセージデータに関連した複数の候補情報を、取得され
たキーデータに基づいて記憶部から検索して、検索され
た複数の候補情報を一方端末および他方端末のいずれか
において提示するために該端末宛てに送信する。このと
き、一方端末および他方端末のいずれかにおいて提示さ
れた複数の候補情報のうちから、メッセージデータを編
集するために用いる所望情報が選択される。
【0017】このように、両端末間でメッセージデータ
が転送される際には、データ転送装置において該メッセ
ージデータに関連した複数の候補情報が検索されて、両
端末のいずれか宛てに送信されて提示される。したがっ
て、両端末はメッセージデータを相互に転送する場合
に、該メッセージデータを編集するための所望情報の選
択対象となる複数の候補情報を記憶部において検索する
必要はない。その結果、両端末において所望情報を用い
て所望内容のメッセージデータを簡単に早く作成でき
る。また、両端末は候補情報を多数蓄積する必要がない
ので、このような蓄積のための装置は不要となる。ま
た、複数候補情報が検索されて提示されるので、所望情
報の選択肢が豊富となる。
【0018】この発明の他の局面に係るデータ転送装置
は、両端末間のメッセージデータの転送を制御するもの
であって、各種情報を記憶する記憶部と、通信部とを備
える。通信部は、両端末の一方端末または他方端末に関
連した固有の内容を受信する固有内容受信手段と、処理
手段とを有する。
【0019】処理手段は、一方端末から送信された他方
端末宛てのメッセージデータを含む所定情報を受信し
て、該受信メッセージデータに関連した複数の候補情報
をキーデータに基づいて記憶部から検索して、検索され
た複数の候補情報を一方端末および他方端末のいずれか
において提示するために該端末宛てに送信する。
【0020】ここで、キーデータは、受信した所定情報
から取得されたメッセージデータの内容を示すメッセー
ジキー情報および固有キー情報の少なくとも一方を含
む。固有キー情報は、複数の候補情報が提示された一方
端末および他方端末のいずれかについて固有内容受信手
段により受信された固有内容から取得されて該固有内容
を示す。そして、一方端末および他方端末のいずれかに
おいて提示された複数の候補情報のうちから、メッセー
ジデータを編集するために用いる所望情報が選択され
る。
【0021】このように、両端末間でメッセージデータ
が転送される際には、データ転送装置において該メッセ
ージデータに関連した複数の候補情報が検索されて、両
端末のいずれか宛てに送信されて提示される。したがっ
て、両端末はメッセージデータを相互に転送する場合
に、該メッセージデータを編集するための所望情報の選
択対象となる複数の候補情報を記憶部において検索する
必要はない。その結果、両端末において所望情報を用い
て所望内容のメッセージデータを簡単に早く作成でき
る。両端末は候補情報を多数蓄積する必要がないので、
このような蓄積のための装置は不要となる。
【0022】また、キーデータに固有キー情報が含まれ
る場合には、一方端末および他方端末のいずれかにおい
て提示される複数の候補情報は、該端末の固有内容に適
したものとなるから、メッセージデータを編集するため
に用いるのに適した所望情報を効率よく選択できる。
【0023】上述のデータ転送装置において、固有内容
は対応する端末の位置情報を含むことを特徴とする。
【0024】したがって、一方端末および他方端末のい
ずれかにおいて提示される複数の候補情報は、該端末の
位置に適したものとなるから、メッセージデータを編集
するために用いるのに適した所望情報を効率よく選択で
きる。
【0025】上述のデータ転送装置においては、一方端
末および他方端末のいずれかにおいて提示するために該
端末宛てに送信される複数の候補情報は、簡略化されて
いる。
【0026】したがって、データ転送装置から一方端末
および他方端末のいずれかに複数の候補情報を送信する
際に、送信データ量が少なくなるので、通信に関する負
荷は低減する。
【0027】また、端末において受信した選択候補を簡
略して提示する際には、簡略化処理を行わなくてよくな
り、処理の負荷は低減される。
【0028】上述のデータ転送装置において、記憶部に
は予め候補情報が簡略化された形式で蓄積されていても
よい。
【0029】上述のデータ転送装置においては、上述の
記憶部から検索された複数の候補情報を簡略化しなが
ら、一方端末および他方端末のいずれかに送信するよう
にしてもよい。
【0030】上述のデータ転送装置では所定情報は、一
方端末において外部から追加して入力されたキーデータ
をさらに含んでもよい。
【0031】したがって、ユーザが外部から入力したキ
ーデータも複数の候補情報を検索するためのキーデータ
として用いることができるから、よりユーザの所望する
ような候補情報を検索することができる。
【0032】上述のデータ転送装置では、複数の候補情
報が一方端末宛てに送信されるとき、所望情報は、該一
方端末において他方端末宛てのメッセージデータを編集
するために用いられる。
【0033】したがって、一方端末において他方端末宛
ての新規のメッセージデータの編集を行う場合には、一
方端末のユーザは提示された複数の候補情報中から所望
情報を選択して、選択された所望情報を用いて他方端末
宛ての新規のメッセージデータを編集できる。それゆえ
に、他方端末宛ての新規のメッセージデータを所望内容
となるように簡単に編集できる。
【0034】上述のデータ転送装置では、候補データが
他方端末宛てに送信されるとき、所望情報は他方端末宛
てのメッセージデータとともに送信されて、該他方端末
において該メッセージデータに対する応答のためのメッ
セージデータを編集するために用いられる。
【0035】したがって、他方端末において応答のメッ
セージデータの編集を行う場合には、他方端末のユーザ
は提示された複数の候補情報中から所望情報を選択し
て、選択された所望情報を用いて一方端末宛ての応答の
メッセージデータを編集できる。それゆえに、応答のメ
ッセージデータを所望内容となるように簡単に編集でき
る。
【0036】上述のデータ転送装置では、メッセージデ
ータは文章を含む場合に、文章の内容を示す1つ以上の
単語は、キーデータとして抽出される。
【0037】したがって、メッセージデータ中の文章の
内容に適した複数の候補情報をを検索できる。
【0038】上述のデータ転送装置では、文章において
キーデータとして抽出されるべき単語が指示されていて
もよい。
【0039】したがって、文章においてユーザがキーデ
ータとして指定したい単語を指定のタグで囲むなどして
指定することもできるから、よりユーザの所望するよう
な候補情報を検索できる。
【0040】上述のデータ転送装置では、メッセージデ
ータは文章とは異なるデータ群を含む場合に、データ群
を特定するための1つ以上の識別子はキーデータとして
取得される。
【0041】したがって、メッセージデータが文章とは
異なるデータ群、たとえば音声や画像や実行形式のプロ
グラムなどのデータが含まれている場合には、該データ
群をを特定できる1つ以上の識別子がキーデータとして
検索に用いられる。
【0042】それゆえに、例えば、文章が記述されてい
ないデータファイルが添付されただけのメッセージデー
タであって、関連する複数の候補情報を検索できる。
【0043】上述のデータ転送装置では、1つ以上の識
別子は、データ群に関連する複数種類の関連データの1
つ以上に基づいて作成されてもよい。したがって、簡単
に識別子を作成できる。
【0044】上述の複数種類の関連データには、データ
群の一部分データ、サイズを示すデータおよび作成時期
を示すデータが含まれてよい。
【0045】上述のデータ転送装置では、通信部は、複
数の候補情報が提示された一方端末および他方端末のい
ずれかから送信された再検索要求を受信する再検索要求
受信手段を有する。そして、再検索要求受信手段により
受信された再検索要求にから取得されたキーデータに基
づいて記憶部から新たな複数の候補情報を検索して、要
求元の一方端末および他方端末のいずれかにおいて提示
するために該端末に送信する。
【0046】したがって、再検索受信手段により再検索
要求が受信されたときは、要求元に対して該再検索要求
から取得されたキーデータに基づいて検索された新たな
複数の候補情報が送信されて提示される。
【0047】それゆえに、検索結果である複数の候補情
報が提示された一方端末および他方端末のいずれかのユ
ーザは、提示された候補情報の中に所望情報が存在しな
かったときは、所望情報を検索可能なキーデータを取得
するための再検索要求を送信するだけで、所望情報が含
まれるような新たな候補情報が提示される。
【0048】上述のデータ転送装置では、再検索要求が
一方端末から送信されたとき、再検索要求は変更された
所定情報を含む。
【0049】したがって、提示された候補情報の中に所
望情報が存在しなかったときは、ユーザは所望情報を検
索可能なキーデータを取得できるように所定情報を変更
して、変更された所定情報を含む再検索要求を送信する
だけで、所望情報が含まれるような新たな候補情報が提
示される。
【0050】上述のデータ転送装置では、再検索要求が
他方端末から送信されたとき、再検索要求は応答のため
のメッセージデータを含む。
【0051】したがって、提示された候補情報の中に所
望情報が存在しなかったときは、ユーザは応答のための
メッセージデータを含む再検索要求を送信するだけで、
応答メッセージデータ編集のための所望情報が含まれる
ような新たな候補情報が提示される。
【0052】上述のデータ転送装置では、再検索要求
は、他方端末において外部から追加して入力されたキー
データをさらに含むことを特徴とする。
【0053】したがって、再検索要求の際に、ユーザが
検索のためのキーデータを外部から入力して指定できる
ので、応答メッセージデータを編集するユーザの意図に
沿った候補情報の取得が可能である。
【0054】上述のデータ転送装置では、通信部は、提
示された複数の候補情報のうちから選択された所望情報
を示す選択結果を提示元の前記端末から受信する選択結
果受信手段をさらに有する。そして、データ転送装置
は、選択結果受信手段により受信された選択結果と該複
数の候補情報を検索するために用いられたキーデータと
の関連付けを示す関連付けデータを蓄積する蓄積手段を
さらに備える。キーデータに基づく記憶部の検索は、蓄
積手段により蓄積された関連付けデータを参照して実行
される。
【0055】したがって、選択結果により示される所望
情報と対応の検索に用いられたキーデータが関連付けら
れた関連付けデータが、所望情報が選択される毎に蓄積
手段に蓄積される。そして、キーデータに基づく記憶部
の検索は、蓄積手段により蓄積された関連付けデータを
参照して実行されるので、すなわち、関連付けデータも
キーデータとなりうる。それゆえに、関連付けデータが
蓄積されるほどに検索の精度は上昇し、検索される複数
の候補情報に所望情報が含まれる確率も上昇する。
【0056】また、ユーザの選択結果を蓄積手段にて管
理できるので、たとえば蓄積された内容をユーザの嗜好
を示すようなアンケート調査のための情報として応用で
きる。具体的には選択された所望情報の種類別に統計処
理などして、該統計結果を必要とする企業などに通信に
より販売することもできるし、ネットワーク上に公開す
ることもできる。
【0057】この発明のさらなる他の局面に係る通信装
置は、データ転送装置を介してメッセージデータを相互
に転送して通信するものであって、受信手段と、提示手
段と、選択手段とをそなえる。
【0058】受信手段は、他の通信装置から送信された
メッセージデータを、データ転送装置により取得された
該メッセージデータに関連する複数の情報とともに受信
する。提示手段は、受信手段により受信された複数の情
報を提示すると、選択手段は提示された複数の情報から
所望情報を選択する。受信手段により受信されたメッセ
ージデータに対する応答のためのメッセージデータは、
選択手段により選択された所望情報を用いて編集され
る。
【0059】したがって、通信装置のユーザは、受信メ
ッセージデータに対する応答メッセージデータを所望内
容となるように編集することが容易となる。
【0060】この発明のさらなる他の局面に係るデータ
転送方法は両端末間のメッセージデータの転送を制御す
るためのものであって、以下の特徴を有する。
【0061】つまり、両端末のうちの一方端末から送信
された他方端末宛てのメッセージデータを含む所定情報
が受信されると、受信した所定情報から受信したメッセ
ージデータの内容を示すキーデータが取得される。そし
て、各種情報を記憶する予め準備された記憶部から、メ
ッセージデータに関連した複数の候補情報が、取得され
たキーデータに基づいて検索される。検索された複数の
候補情報は一方端末および他方端末のいずれかにおいて
提示されるために該端末宛てに送信される。一方端末お
よび他方端末のいずれかにおいては、提示された複数の
候補情報のうちから、メッセージデータを編集するため
に用いる所望情報が選択される。
【0062】このように、両端末間でメッセージデータ
が転送される際には、該メッセージデータに関連した複
数の候補情報が検索されて、両端末のいずれか宛てに送
信されて提示される。したがって、両端末はメッセージ
データを相互に転送する場合に、該メッセージデータを
編集するための所望情報の選択対象となる複数の候補情
報を記憶部において検索する必要はない。その結果、両
端末において所望情報を用いて所望内容のメッセージデ
ータを簡単に早く作成できる。また、両端末は候補情報
を多数蓄積する必要がないので、このような蓄積のため
の装置は不要となる。
【0063】この発明のさらなる他の局面に係るデータ
転送方法は両端末間のメッセージデータの転送を制御す
るものであって、以下の特徴を有する。つまり、データ
転送方法は、両端末の一方端末または他方端末に関連し
た固有の内容を受信する固有内容受信ステップと、処理
ステップとを有する。
【0064】処理ステップでは、一方端末から送信され
た他方端末宛てのメッセージデータを含む所定情報が受
信されると、各種情報を記憶する予め準備された記憶部
から該受信メッセージデータに関連した複数の候補情報
はキーデータに基づいて検索される。検索された複数の
候補情報は一方端末および他方端末のいずれかにおいて
提示するために該端末宛てに送信される。
【0065】ここで、キーデータには、受信した所定情
報から取得されたメッセージデータの内容を示すメッセ
ージキー情報および固有キー情報の少なくとも一方が含
まれる。固有キー情報は、固有内容受信ステップにより
受信された複数の候補情報が提示される一方端末および
他方端末のいずれかの固有内容から取得されて該固有内
容を示す。そして一方端末および他方端末のいずれかに
おいては、提示された複数の候補情報のうちから、メッ
セージデータを編集するために用いる所望情報が選択さ
れる。
【0066】このように、両端末間でメッセージデータ
が転送される際には、該メッセージデータに関連した複
数の候補情報が検索されて、両端末のいずれか宛てに送
信されて提示される。したがって、両端末はメッセージ
データを相互に転送する場合に、該メッセージデータを
編集するための所望情報の選択対象となる複数の候補情
報を記憶部において検索する必要はない。その結果、両
端末において所望情報を用いて所望内容のメッセージデ
ータを簡単に早く作成できる。両端末は候補情報を多数
蓄積する必要がないので、このような蓄積のための装置
は不要となる。
【0067】また、キーデータに固有キー情報が含まれ
る場合には、一方端末および他方端末のいずれかにおい
て提示される複数の候補情報は、該端末の固有内容に適
したものとなるから、メッセージデータを編集するため
に用いるのに適した所望情報を効率よく選択できる。
【0068】この発明のさらなる他の局面に係る通信方
法は、データ転送装置を介してメッセージデータを相互
に転送して通信する通信装置に適用される通信方法であ
って、受信ステップと、提示ステップと、選択ステップ
とを備える。
【0069】受信ステップにおいて、他の通信装置から
送信されたメッセージデータは、データ転送装置により
取得された該メッセージデータに関連する複数の情報と
ともに受信されると、受信された複数の情報は提示ステ
ップにおいて提示される。このように提示された複数の
情報から所望情報が選択ステップにより選択されると、
受信メッセージデータに対する応答のためのメッセージ
データは、選択された所望情報を用いて編集される。
【0070】したがって、通信装置のユーザは、受信メ
ッセージデータに対する応答メッセージデータを所望内
容となるように編集することが容易となる。
【0071】この発明のさらなる他の局面に係る記録媒
体は、両端末間のメッセージデータの転送を制御するた
めのデータ転送方法をコンピュータに実行させるための
プログラムが記録された機械読取可能な記録媒体であっ
て、以下の特徴を有する。
【0072】この記録媒体に記録されたプログラムによ
り実行されるデータ転送方法では、両端末のうちの一方
端末から送信された他方端末宛てのメッセージデータを
含む所定情報が受信されると、受信した所定情報から受
信したメッセージデータの内容を示すキーデータが取得
される。そして、各種情報を記憶する予め準備された記
憶部から、受信メッセージデータに関連した複数の候補
情報が、取得されたキーデータに基づいて検索される。
検索された複数の候補情報は一方端末および他方端末の
いずれかにおいて提示されるために該端末宛てに送信さ
れる。一方端末および他方端末のいずれかにおいては、
提示された複数の候補情報のうちから、メッセージデー
タを編集するために用いる所望情報が選択される。
【0073】この発明のさらなる他の局面に係る記録媒
体は、両端末間のメッセージデータの転送を制御するデ
ータ転送方法をコンピュータに実行させるためのプログ
ラムが記録された機械読取可能な記録媒体であって、以
下の特徴を有する。
【0074】つまり、この記録媒体に記録されたプログ
ラムにより実行されるデータ転送方法は、両端末の一方
端末または他方端末に関連した固有の内容を受信する固
有内容受信ステップと、処理ステップとを有する。
【0075】処理ステップでは、一方端末から送信され
た他方端末宛てのメッセージデータを含む所定情報が受
信されると、各種情報を記憶する予め準備された記憶部
から該受信メッセージデータに関連した複数の候補情報
はキーデータに基づいて検索される。検索された複数の
候補情報は一方端末および他方端末のいずれかにおいて
提示するために該端末宛てに送信される。
【0076】ここで、キーデータには、受信した所定情
報から取得されたメッセージデータの内容を示すメッセ
ージキー情報および固有キー情報の少なくとも一方が含
まれる。固有キー情報は、固有内容受信手段により受信
された複数の候補情報が提示される一方端末および他方
端末のいずれかの固有内容から取得されて、かつ該固有
内容を示す。そして一方端末および他方端末のいずれか
において提示された複数の候補情報のうちから、メッセ
ージデータを編集するために用いる所望情報が選択され
る。
【0077】この発明のさらなる他の局面に係る記録媒
体は、データ転送装置を介してメッセージデータを相互
に転送して通信する通信装置に適用される通信方法をコ
ンピュータに実行させるためのプログラムが記録された
機械読取可能な記録媒体であって、以下の特徴を有す
る。
【0078】つまり、この記録媒体に記録されるプログ
ラムにより実行される通信方法は、受信ステップと、提
示ステップと、選択ステップとを備える。
【0079】受信ステップにおいて、他の通信装置から
送信されたメッセージデータは、データ転送装置により
取得された該メッセージデータに関連する複数の情報と
ともに受信されると、受信された複数の情報は提示ステ
ップにおいて提示される。このように提示された複数の
情報から所望情報が選択ステップにより選択されると、
受信メッセージデータに対する応答のためのメッセージ
データは、選択された所望情報を用いて編集される。
【0080】この発明のさらなる他の局面に係るデータ
転送プログラムは、両端末間のメッセージデータの転送
を制御するためのデータ転送方法をコンピュータに実行
させるためのプログラムであって、以下の特徴を有す
る。
【0081】つまり、該データ転送プログラムにより実
行されるデータ転送方法では、両端末のうちの一方端末
から送信された他方端末宛てのメッセージデータを含む
所定情報が受信されると、受信した所定情報から受信し
たメッセージデータの内容を示すキーデータが取得され
る。そして、各種情報を記憶する予め準備された記憶部
から、受信メッセージデータに関連した複数の候補情報
が、取得されたキーデータに基づいて検索される。検索
された複数の候補情報は一方端末および他方端末のいず
れかにおいて提示されるために該端末宛てに送信され
る。一方端末および他方端末のいずれかにおいては、提
示された複数の候補情報のうちから、メッセージデータ
を編集するために用いる所望情報が選択される。
【0082】この発明のさらなる他の局面に係るデータ
転送プログラムは、両端末間のメッセージデータの転送
を制御するデータ転送方法をコンピュータに実行させる
ためのプログラムであって、以下の特徴を有する。
【0083】つまり、このデータ転送プログラムにより
実行されるデータ転送方法は、両端末の一方端末または
他方端末に関連した固有の内容を受信する固有内容受信
ステップと、処理ステップとを有する。
【0084】処理ステップでは、一方端末から送信され
た他方端末宛てのメッセージデータを含む所定情報が受
信されると、各種情報を記憶する予め準備された記憶部
から該受信メッセージデータに関連した複数の候補情報
はキーデータに基づいて検索される。検索された複数の
候補情報は一方端末および他方端末のいずれかにおいて
提示するために該端末宛てに送信される。
【0085】ここで、キーデータには、受信した所定情
報から取得されたメッセージデータの内容を示すメッセ
ージキー情報および固有キー情報の少なくとも一方が含
まれる。固有キー情報は、固有内容受信ステップにより
受信された複数の候補情報が提示される一方端末および
他方端末のいずれかの固有内容から取得されて、かつ該
固有内容を示す。そして一方端末および他方端末のいず
れかにおいては、提示された複数の候補情報のうちか
ら、メッセージデータを編集するために用いる所望情報
が選択される。
【0086】この発明のさらなる他の局面に係る通信プ
ログラムは、データ転送装置を介してメッセージデータ
を相互に転送して通信する通信装置に適用される通信方
法をコンピュータに実行させるためのプログラムであっ
て、以下の特徴を有する。
【0087】つまり、該通信プログラムに従い実行され
る通信方法は、受信ステップと、提示ステップと、選択
ステップとを備える。
【0088】受信ステップにおいて、他の通信装置から
送信されたメッセージデータは、データ転送装置により
取得された該メッセージデータに関連する複数の情報と
ともに受信されると、受信された複数の情報は提示ステ
ップにおいて提示される。このように提示された複数の
情報から所望情報が選択ステップにより選択されると、
受信メッセージデータに対する応答のためのメッセージ
データは、選択された所望情報を用いて編集される。
【0089】この発明のさらなる他の局面に係るデータ
通信システムは、2つ以上の端末を含む端末群と、端末
群の中の任意の2端末間のメッセージデータ転送を制御
するデータ転送装置とを備えて、以下の特徴を有する。
【0090】データ転送装置は少なくとも、各種情報を
記憶する記憶部と、通信部とを有しする。通信部は、任
意2端末のうちの一方端末から送信された任意2端末の
うちの他方端末宛てのメッセージデータを含む所定情報
を受信して、受信所定情報から受信メッセージデータの
内容を示すキーデータを取得する。そして、取得キーデ
ータに基づいて該受信メッセージデータに関連した複数
の候補情報を、記憶部から検索して、検索された複数の
候補情報を一方端末および他方端末のいずれかにおいて
提示されるように該端末宛てに送信する。
【0091】一方端末および他方端末のいずれかにおい
ては、提示された複数の候補情報のうちから、メッセー
ジデータを編集するために用いる所望情報が選択され
る。
【0092】このように、任意2端末間でメッセージデ
ータが転送される際には、データ転送装置において該メ
ッセージデータに関連した複数の候補情報が検索され
て、任意2端末のいずれか宛てに送信されて提示され
る。したがって、任意2端末はメッセージデータを相互
に転送する場合に、該メッセージデータを編集するため
の所望情報の選択対象となる複数の候補情報を記憶部に
おいて検索する必要はない。その結果、端末において所
望情報を用いて所望内容のメッセージデータを簡単に早
く作成できる。また、端末は候補情報を多数蓄積する必
要がないので、このような蓄積のための装置は不要とな
る。
【0093】この発明のさらなる他の局面に係るデータ
通信システムは、2つ以上の端末を含む端末群と、端末
群の中の任意の2端末間のメッセージデータ転送を制御
するデータ転送装置とを備えて、以下の特徴を有する。
【0094】データ転送装置は少なくとも、各種情報を
記憶する記憶部と、任意2端末の一方端末または任意2
端末の他方端末に関連した固有の内容を受信する固有内
容受信手段と、処理手段とを有する。
【0095】処理手段は、一方端末から送信された他方
端末宛てのメッセージデータを含む所定情報を受信し
て、該受信メッセージデータに関連した複数の候補情報
をキーデータに基づいて記憶部から検索して、検索され
た複数の候補情報を一方端末および他方端末のいずれか
において提示するために該端末宛てに送信する。
【0096】このキーデータには、受信所定情報から取
得された受信メッセージデータの内容を示すメッセージ
キー情報および固有キー情報の少なくとも一方が含まれ
る。固有キー情報は、固有内容受信手段により受信され
た複数の候補情報が提示される一方端末および他方端末
のいずれかの固有内容から取得されて、かつ該固有内容
を示す。
【0097】一方端末および前記他方端末のいずれかに
おいては、提示された複数の候補情報のうちから、メッ
セージデータを編集するために用いる所望情報が選択さ
れる。
【0098】このように、任意2端末間でメッセージデ
ータが転送される際には、データ転送装置において該メ
ッセージデータに関連した複数の候補情報が検索され
て、任意2端末のいずれか宛てに送信されて提示され
る。したがって、任意2端末はメッセージデータを相互
に転送する場合に、該メッセージデータを編集するため
の所望情報の選択対象となる複数の候補情報を記憶部に
おいて検索する必要はない。その結果、端末において所
望情報を用いて所望内容のメッセージデータを簡単に早
く作成できる。端末は候補情報を多数蓄積する必要がな
いので、このような蓄積のための装置は不要となる。
【0099】また、キーデータに固有キー情報が含まれ
る場合には、一方端末および他方端末のいずれかにおい
て提示される複数の候補情報は、該端末の固有内容に適
したものとなるから、メッセージデータを編集するため
に用いるのに適した所望情報を効率よく選択できる。
【0100】上述のデータ転送装置において、固有内容
は対応する端末の位置情報を含むことを特徴とする。
【0101】したがって、一方端末および他方端末のい
ずれかにおいて提示される複数の候補情報は、該端末の
位置に適したものとなるから、メッセージデータを編集
するために用いるのに適した所望情報を効率よく選択で
きる。
【0102】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。各実施の形態では2つ以
上の端末を含む端末群における任意の2端末間のデータ
転送装置を介したデータ転送が示される。
【0103】(実施の形態1)実施の形態1について説
明する。
【0104】図1は、この発明の各実施の形態に係る電
子メール通信システムの全体構成図である。図1におい
て電子メール通信システムは、上述の任意2端末である
情報処理機能および通信機能を有した携帯電話11およ
び12、上述のデータ転送装置に対応のメールサーバ1
3、ならびにこれらを接続するための通信回線であるイ
ンターネット14を含む。
【0105】ここでは、通信回線としてインターネット
14を挙げているが、これに限定されず各種の通信回線
を適用できる。また、ここではメールサーバ13を介し
て相互にデータ通信する端末として携帯電話11と12
のみを示したが、実際には、2つ以上の端末が存在して
いる。ここでは、説明を簡単にするために携帯電話11
と12間のデータ転送を例示して説明する。また、ここ
ではメッセージデータ転送のために電子メール形式を用
いているが、これに限定されない。
【0106】図2は各実施の形態に係る携帯電話のブロ
ック構成図である。携帯電話11と12は同様な構成を
備える。携帯電話11(12)は該携帯電話を集中的に
制御および管理するためのCPU(中央処理装置の略)
1A(1B)、テンキーなどを含み文字などの情報を入
力するために操作される入力部2A(2B)、情報を表
示するための液晶ディスプレイなどからなる表示部3A
(3B)、情報を記憶するためのROMおよびRAMな
どからなるメモリ4A(4B)、音声などの各種情報を
出力するための出力部5A(5B)および通信I/F
(インタフェィスの略)6A(6B)を備える。通信I
/F6A(6B)は無線通信により最寄の基地局(図示
せず)と通信して、該基地局を介してインターネット1
4に通信接続するための機能を有する。
【0107】ここでは携帯電話について例示している
が、図2に示されるような機能を有する装置であれば携
帯電話に限定されない。例えば、固定設置された電話器
や机上型やノート型のパーソナルコンピュータやPDA
(Personal DataAssist)であって
もよい。また、通信I/F6A(6B)は無線通信する
としているが、有線により他の装置またはインターネッ
ト14と接続されてもよい。
【0108】図3は、この発明の各実施の形態に係るメ
ールサーバ13のブロック構成図である。図3において
メールサーバ13は、該メールサーバ13自体を集中的
に制御するためのCPU(中央処理装置の略)122、
ROM(Read Only Memory)またはRAM(ランダム
アクセスメモリの略)を含んで構成されるメモリ12
4、固定ディスク126、FD(フレキシブルディス
ク)132が着脱自在に装着されて、装着されたFD1
32をアクセスするFD駆動装置130、CD−ROM
(Compact Disc Read Only Memory)142が着脱
自在に装着されて、装着されたCD−ROM142をア
クセスするCD−ROM駆動装置140、CRT(陰極
線管)などからなるモニタ110、キーボード150、
マウス160、ペンタブレット170、インターネット
14と該メールサーバ13とを通信接続するための通信
インターフェィス180を含む。これらの各部はバスを
介して通信接続される。
【0109】メールサーバ13には、カセット形式の磁
気テープが着脱自在に装着されて磁気テープをアクセス
する磁気テープ装置が設けられてもよい。
【0110】本実施の形態1では、携帯電話11におい
て新規に電子メールが作成されて携帯電話12に宛てて
送信されて、携帯電話12において返信用の電子メール
が作成されて携帯電話11に宛てて送信されると想定す
る。このときの全体的な処理手順が図4に示される。図
4においては、図の上方から下方に向けて示される時間
の流れに従い処理PA〜PEが示される。図中の矢印線
は携帯電話11または12とメールサーバ13との間で
処理が遷移することを表している。この矢印線とともに
送受信されるデータDDが示される。
【0111】図4では処理PAにおいては、携帯電話1
1のユーザは新規に電子メールを作成する。その作成過
程の処理PBにおいて、メールサーバ103では、電子
メールに添付すべき情報コンテンツの候補である複数の
情報コンテンツが検索される。ここでは、検索された複
数の情報コンテンツの候補はユーザにより選択される対
象であるから、以下、検索された複数の情報コンテンツ
を選択候補という。携帯電話11で作成された電子メー
ルはメールサーバ13を経由して携帯電話12に送信さ
れる。その送信過程の処理PCにおいて、メールサーバ
13では、携帯電話12のユーザが応答メッセージを編
集するのに利用するための選択候補が検索されて該電子
メールに添付される応答メッセージによる返信用電子メ
ールを作成し、携帯電話11宛てに送信する。その送信
過程の処理PEにおいて、メールサーバ103では、携
帯電話11のユーザに対して提示される選択候補が検索
されて該電子メールに添付される。
【0112】図4の処理PA〜処理PEそれぞれの詳細
手順は図5〜図9それぞれのフローチャートに示され
る。
【0113】図5の処理PAでは、携帯電話11におい
て、ユーザにより入力部2Aが操作されて電子メール作
成モードに移行したか否かが判別される(ステップS0
01、以下、ステップSは単にSと略す)。電子メール
作成モードに移行しなければ、一連の処理は終了する
が、移行すればユーザにより入力部2Aを操作して入力
された送信用メッセージが取得される(S002)。
【0114】ユーザが、送信用メッセージの電子メール
に情報コンテンツを添付することを入力部2Aを操作し
て指示しない場合には(S003でNO)、送信用メッ
セージの電子メールは情報コンテンツが添付されないで
携帯電話12宛てに送信されるが(S011)、情報コン
テンツを添付することが指示された場合には(S003
でYES)、情報コンテンツを検索するためのキーワー
ドが追加して入力されているか否かが判定される(S0
04)。
【0115】後述するように電子メールに添付する情報
コンテンツを検索するために1つ以上のキーワードが用
いられる。該キーワードは対応の電子メールのメッセー
ジ内容から抽出されるが、ユーザは入力部2Aを操作し
て所望する1つ以上のキーワードを追加して入力するこ
ともできる。このように、追加して入力されるキーワー
ドを以下、追加キーワードという。メッセージによるキ
ーワードだけでなく追加キーワードも用いて情報コンテ
ンツの検索がなされることにより、より細かく検索対象
を指定できて高い検索精度を得ることができる。
【0116】追加キーワードが入力されていなければ
(S004でNO)、後述するS006の処理に移行す
るが、入力されていれば該追加キーワードを取得して
(S0005)、メッセージのみを、またはメッセージ
と追加キーワードをメールサーバ13に送信する(S0
06)。その後、選択候補が受信される(S007)。
S006とS007の処理の間に、メールサーバ13に
おける処理PBが実行されるが、処理PBは図6を用い
て後述する。
【0117】処理PBの実行結果、メールサーバ13か
ら選択候補が添付されたメッセージを受信すると(S0
07)、受信された選択候補の情報は表示部3Aに表示
されて、ユーザに対して提示される。ユーザは提示され
た選択候補中に所望するものがあれば、それを選択し
て、これを用いて送信用メッセージを編集し、つまりS
002で取得した送信用メッセージの電子メールに添付
し、該電子メールを携帯電話12宛てに送信する(S0
10)。ユーザは提示された選択候補が気にいらず選択
しないのであれば、S002で取得した送信用メッセー
ジの電子メールは情報コンテンツが添付されずに携帯電
話12宛てに送信される(S011)。
【0118】ユーザは提示された選択候補が気にいらな
いので情報コンテンツの再検索を所望する場合には、S
001の処理に戻り、S002〜S008の処理が繰返
される。このとき、メールサーバ13からより適切な選
択候補が取得できるように、ユーザは入力部2Aを操作
して送信用メッセージの修正を行ったり、必要ならば追
加キーワードを入力して、これら入力内容を含んだ情報
コンテンツの再検索要求はメールサーバ13に送信され
る。メールサーバ13では再検索要求を受信すると、再
検索要求とともに受信した修正後の送信用メッセージま
たは追加キーワードを用いて図6の処理PBを再度実行
する。したがって、ユーザに対して新たな選択候補を提
示できるから、ユーザは所望の候補(情報コンテンツ)
を選択することが可能となる。
【0119】図6の処理PBを参照して、メールサーバ
13では、携帯電話11から送信用メッセージのみの電
子メール、または送信用メッセージと追加キーワードの
電子メールが受信されるので(S101)、受信された
メッセージの構文解析と意味解析が行なわれることで、
メッセージから単語を抽出する手順と、抽出された複数
の単語から重要である単語を選択する手順が実行され
て、情報コンテンツ検索のための1つ以上のキーワード
が取得される(S102)。取得されたキーワードは対
応するメッセージの内容を象徴して示すワードである。
このように解析して取得されたきーワードを、以下、抽
出キーワードという。
【0120】追加キーワードが受信されない場合には抽
出キーワードのみに基づいて、また追加キーワードが受
信されている場合には抽出キーワードと追加キーワード
とに基づいて、たとえば固定ディスク126の情報コン
テンツ群115が検索されて、検索結果である選択候補
は、検索結果送信用の電子メールに添付されて、該電子
メールは携帯電話11宛てに送信される(S104)。
情報コンテンツ群115については後述する。
【0121】図7の処理PCを参照して、メールサーバ
13はS011において携帯電話11から送信された携
帯電話12宛ての電子メールを受信すると(S20
1)、受信電子メールに添付されていた情報コンテンツ
で示される情報コンテンツの選択結果と情報コンテンツ
群115の検索に用いたキーワードとの対応関係を示す
情報(以下、検索ルールRRiという)が作成されて固
定ディスク126に蓄積される(S202)。検索ルー
ルRRiの詳細は後述する。次に、受信電子メールにつ
いて構文解析と意味解析を行い抽出キーワードを取得す
る。追加キーワードが存在すれば、これも取得する(S
203)。そして、取得されたキーワードに基づいて固
定ディスク126の情報コンテンツ群115を検索して
(S204)、検索結果得られた選択候補を受信電子メ
ールに添付して、該電子メールを携帯電話12宛てに送
信する(S205)。
【0122】図8の処理PDを参照して、携帯電話12
ではメールサーバ13を介して電子メールが受信される
と、その内容は表示部3Bに表示されてユーザにより確
認される(S300)。受信された電子メールが携帯電
話11から送信されたものである場合には、携帯電話1
2のユーザは、該電子メールのメッセージを確認できる
とともに、携帯電話11のユーザが選択した該メッセー
ジの内容に関連した情報コンテンツが添付されている場
合にはそれも確認できる。
【0123】次に、受信した電子メールに対する返信用
電子メールを作成するかどうかが、入力部2Bを介して
入力したユーザの指示に基づき判定される(S30
1)。作成しないと判定されると処理は終了するが、作
成すると判定された場合には、ユーザは入力部2Bを操
作して返信用メッセージを作成するので、作成された返
信用メッセージが取得される(S302)。当該ステッ
プでメッセージ作成を完遂してもよいが、メッセージの
修正作業は後のステップでも適宜可能である。
【0124】次に、ユーザが入力部2Bを介して入力し
た指示に基づいて返信用電子メールに情報コンテンツを
添付するか否かが判定されて(S303)、添付しない
と判定された場合には、取得された返信用メッセージに
よる電子メールは、情報コンテンツが添付されること無
く携帯電話11宛てに送信される(S309)。情報コ
ンテンツが添付される場合には、受信した電子メールか
らそこに添付されている選択候補が抽出されて、表示部
3Bに表示される(S304、S305)。
【0125】携帯電話12のユーザは表示された選択候
補を参照して、入力部2Bを操作して選択候補中から返
信用メッセージを編集するのに適した候補を選択した場
合には、該候補の情報コンテンツは返信用電子メールに
添付されて、携帯電話11宛てに送信される(S30
6、S307、S309)。もし、表示された選択候補
中にユーザが所望する候補が存在しないならば、再検索
処理(S307)が行なわれた後、S301の処理に移
行する。
【0126】S307の再検索処理では、携帯電話12
では図5のS004〜S006と同じ処理が実行されて
メールサーバ13では図6の処理が実行される。その結
果、携帯電話12では新しい選択候補がメールサーバ1
3から受信されてユーザに提示される(S301〜S3
05)。したがって、新たに提示された選択候補中から
適する候補が選択されて返信用電子メールに添付され
て、該電子メールは携帯電話11宛てに送信される(S
306、S308、S309)。
【0127】なお、図8のS301〜S307のループ
処理は、ユーザが所望する選択候補が検索されるまで
(S306で選択する)繰返すことができる。
【0128】図9の処理PEを参照して、メールサーバ
13では携帯電話12から携帯電話11に宛てた返信用
電子メールを受信すると(S401)、受信された電子
メールに添付されている情報コンテンツで示される情報
コンテンツの選択結果と情報コンテンツ群115の検索
に用いたキーワードの対応関係を示す検索ルールRRi
が固定ディスク126に蓄積される(S402)。次
に、受信した電子メールのメッセージと添付されていた
情報コンテンツについて構文解析と意味解析を行い、抽
出キーワードを取得する(S403)。そして、取得さ
れたキーワードと蓄積されている検索ルールRRiに基
づいて固定ディスク126の情報コンテンツ群115を
検索して(S404)、検索結果得られた選択候補を受
信電子メールを添付して、該電子メールを携帯電話11
宛てに送信する(S405)。
【0129】したがって、携帯電話11ではメールサー
バ13を介して電子メールを受信し、その内容は表示部
3Aに表示されて、携帯電話11のユーザにより確認さ
れる。ユーザは、該電子メールのメッセージを確認でき
るとともに、携帯電話12のユーザが選択した該メッセ
ージの内容に関連した情報コンテンツが添付されている
場合にはそれも確認できる。
【0130】携帯電話11のユーザが、受信した電子メ
ールに対する返信用電子メールを作成して携帯電話12
宛てに送信する場合には、上述と同様に処理が繰返され
る。
【0131】このように、携帯電話11と12間で電子
メール転送中に、メールサーバ13により電子メールに
添付すべき情報コンテンツに関する選択候補が、言換え
るとメッセージを編集するのに用いられる選択候補が検
索されて各携帯電話に送信されて、ユーザに対して提示
される。その結果、携帯電話11と12それぞれでは、
メッセージを編集するのに用いられる情報コンテンツを
情報コンテンツ群115において検索する必要がなくな
り処理に関する負荷が軽減されて通信の応答速度は向上
する。また、携帯電話11と12それぞれは多数の情報
コンテンツを記憶する必要はないので、そのための記憶
部も不要となり装置構成が簡単化されてコストを低くで
きる。
【0132】ここで、携帯電話11のユーザから、カラ
オケに誘う内容のメッセージの電子メールを携帯電話1
2のユーザに送信し、携帯電話12のユーザは、その返
信用電子メールを携帯電話11のユーザに送信する場合
の手順を、上述の処理PA〜処理PEに従い説明する。
【0133】今、図5のS001〜S005の処理を経
て、S006の処理が実行されていると想定する。この
とき、携帯電話11の表示部3Aには図10の画面が表
示される。図10の画面においては、携帯電話11のユ
ーザが作成して携帯電話12のユーザ宛てに送信するメ
ッセージ、情報コンテンツ群検索のための追加キーワー
ド103、画像検索ボタン104および所定のメニュー
画面(図示せず)を表示するために操作されるボタン1
05が表示される。メッセージは該メッセージの表題を
示す件名101および実質的な内容を示す本文102を
含む。画像検索ボタン104が操作されると情報コンテ
ンツ群115を検索するために対応のメッセージと追加
キーワード103がメールサーバ13に送信される。
【0134】抽出キーワード取得処理(S102)で
は、情報コンテンツ群115検索のためのキーワードが
取得される。具体的には、図10の本文102の「今日
の夜、カラオケに行かない?」から「カラオケ」がキーワ
ードとして抽出されて、この抽出キーワードと追加キー
ワード103の「歌う」が情報コンテンツ群検索のため
のキーワードとして取得される。
【0135】図11は、本実施の形態に係るキーワード
と情報コンテンツの対応関係を説明する図である。図1
2(A)〜(D)には本実施の形態による情報コンテン
ツの例が示される。
【0136】メールサーバ13の固定ディスク126に
おいては、図11に示されるように複数種類のキーワー
ドを含むキーワード群111と、意味的カテゴリ群11
3と、複数種類の情報コンテンツからなる情報コンテン
ツ群115とが関連付けされて記憶される。キーワード
群111のキーワードのそれぞれは、意味的カテゴリ群
113を介して情報コンテンツ群115の1つ以上の情
報コンテンツと関連付けされる。ここでは、キーワード
群111にはキーワードKW1とKW2が含まれる。意
味的カテゴリ群113は、キーワードが意味する内容、
キーワードに関連付けられる内容およびキーワードから
連想される内容など、ならびに情報コンテンツが意味す
る内容、情報コンテンツに関連付けられる内容および情
報コンテンツから連想される内容などが属する複数種類
のカテゴリを含む。ここでは、意味的カテゴリ群113
にはカテゴリCA1〜CA5が含まれる。
【0137】図11を参照してキーワードKW1の「カ
ラオケ」には、意味的カテゴリ群113の「音楽関係」
と「建物関係」のカテゴリCA1とCA2が関連付けら
れる。また、キーワードKW2の「歌う」には、意味的
カテゴリ群113の「音楽関係」のカテゴリCA1が関
連付けられる。
【0138】情報コンテンツ群115には図12(A)
〜(D)により示される画像データを示す情報コンテン
ツ12A〜12Cが含まれる。図12(A)の情報コン
テンツ12Aは、ライブハウスの建物を示しているの
で、「音楽関係」と「建物関係」のカテゴリCA1とC
A2に関連付けられる。図12(B)の情報コンテンツ
12Bは、人間が歌っている状態を表わすので「音楽関
係」のカテゴリCA1に関連付けられる。図12(C)
の情報コンテンツ12Cは、ピアノの生演奏が行われて
いるレストランで会食している状態を表わすので「音楽
関係」と「食事関係」のカテゴリCA1とCA3に関連
付けられる。図12(D)の情報コンテンツ12Dは、
高層ビルを示すので「建物関係」のカテゴリCA2に関
連付けられる。
【0139】情報コンテンツ群115のキーワードに基
づく検索の優先度は、次のように決められる。つまり、
該キーワードに関連付けられている1つ以上のカテゴリ
と、関連付けられている1つ以上のカテゴリとが完全に
一致する情報コンテツの優先度は最も高く、該キーワー
ドに関連付けられている1つ以上のカテゴリを、関連付
けられている1つ以上のカテゴリにより多く含む情報コ
ンテツの優先度は次に高く、該キーワードに関連付けら
れている1つ以上のカテゴリの一部を、関連付けられて
いる1つ以上のカテゴリに含む情報コンテツの優先度は
次に高くなる。
【0140】処理PBのS103とS104では、情報
コンテンツ群115の検索結果として情報コンテンツ1
2A〜12Dの選択候補が取得されて、電子メールに添
付されて、該電子メールは携帯電話11に送信される。
【0141】図13は、本実施の形態の携帯電話11に
おいて受信した情報コンテンツの表示画面を示す図であ
る。処理PAのS008における携帯電話11の表示部
3Aには図13の画面が表示される。図13の画面で
は、領域131と、情報の表示を指示するために操作さ
れるボタン133、情報コンテンツ群115の再検索を
指示するために操作されるボタン134およびボタン1
05を表示する領域が表示される。領域131には、情
報コンテンツ群115の検索結果得られた選択候補であ
る情報コンテンツ12A〜12Dの名称が表示される。
【0142】ここではカーソル132で指示される名称
‘熱唱’に対応の情報コンテンツ12Bが選択されてい
る状態を示す。このような状態においてボタン133が
操作された場合、カーソル132で指示されている選択
候補の画像データによる画像が表示される。したがっ
て、ユーザは選択候補の内容を確認しながら添付すべき
情報コンテンツを決定できる。ユーザは図13の領域1
31で示される選択候補が気に入らないので新たな選択
候補の提示を希望する場合にはボタン134を操作する
ので、処理はS009からS001に遷移し、情報コン
テンツ群115の再検索処理に移行する。
【0143】図13の画面で示されるように、選択候補
である情報コンテンツが電子メールに添付される場合に
は情報コンテンツそのものに代替して対応の名称のみが
添付されてもよい。言換えると選択候補は簡略化された
形式で電子メールに添付されて送信されるようにしても
よい。この場合には、メールサーバ13から携帯電話1
1(12)への転送データ量を少なくできてインターネ
ット14の負荷上昇を回避できて転送速度を高めること
ができる。また、本実施の形態においてデータ量に対し
て従量制の課金システムであれば、通信料金の面でもメ
リットがある。また、添付されている名称はユーザに対
して表示部3A(3B)を介して選択候補としてそのま
ま提示されるので、携帯電話11(12)での処理の負
荷が上昇するのを回避できるので、ユーザは処理待ち時
間によるストレスから解放される。
【0144】なお、選択候補の添付が対応の名称データ
の添付で代替される場合には、選択候補のうちから携帯
電話11(12)のユーザにより電子メールに添付され
るべきものとして選択された名称データに対応の情報コ
ンテンツそのもの(画像データなど)は、該電子メール
を中継するメールサーバ13にて該電子メールに添付さ
れて宛先に送信されるようにすればよい。
【0145】また、メールサーバ13の固定ディスク1
26の情報コンテンツ群115においては予め情報コン
テンツが簡略化された形式で蓄積されていてもよい。こ
の場合には、情報コンテンツを簡略化する処理は不要と
なる。また、情報コンテンツ群115から検索された選
択候補である情報コンテンツを簡略しながら、送信する
ようにしてもよい。
【0146】また、メールサーバ13は、通常は簡略化
された情報コンテンツ(選択候補)を送信するが、携帯
電話11(12)から要求があるときは、簡略化されて
いない情報コンテンツ(選択候補)を送信するようにし
てもよい。
【0147】ここで、簡略化は情報コンテンツを代表し
て表現することを意味する。ここでは簡略化データとし
て名称データを用いたが、他には、情報コンテンツを概
念的に表すキーワード、該情報コンテンツ自体のサイズ
を圧縮アルゴリズムで縮小したもの、該情報コンテンツ
の概要を表すためにその情報コンテンツの代表的データ
などを用いてもよい。この代表的データは、たとえば情
報コンテンツが動画データである場合にはある時間の静
止画データであってもよく、情報コンテンツの目次デー
タであってもよい。
【0148】図13の領域131に表示される選択候補
から、カーソル132で指示される「熱唱」の候補(情
報コンテンツ)が選択された場合、S011の処理に移
行して図14の画面が表示される。この画面には送信メ
ッセージの件名101および本文102、該メッセージ
の電子メールに添付されるものとして選択された情報コ
ンテンツを指示するコンテンツ指示データ143、該メ
ッセージの電子メールの送信を指示するために操作され
るボタン144およびボタン105が表示される。
【0149】図14のボタン144が操作されて携帯電
話12宛ての電子メールが送信されて、該電子メールが
メールサーバ13により受信されると、メールサーバ1
3では図7のS202で検索ルールRRiが作成されて
登録される。この場合、「カラオケ」と「歌う」という
キーワードKW1とKW2に「熱唱」の情報コンテンツ
12Bが関連づけられるという検索ルールRRiが得ら
れて、登録される。
【0150】図15は本実施の形態による検索ルールR
Riを説明する図である。図示されるように検索ルール
RRiは、たとえば「カラオケ」と「歌う」という2種
類のキーワードKW1とKW2に基づいて情報コンテン
ツ群115のコンテンツ12Bが検索されるという情報
を示す。検索ルールRRiが後述する検索ルールDB7
00に登録された後、情報コンテンツ群115の検索が
行われる際には、検索ルールDB700を参照しながら
検索の意味的カテゴリの優先順位を上昇させる。つま
り、図11の検索方法では、下位の順位付けしかされな
くても、検索ルールRRiによって優先順位を上昇させ
るような使い方を行う。検索ルールRRiによる検索に
関する優先順位の調整については後述する。
【0151】その後、S203で、件名101と本文1
02とコンテンツ指示データ143で指示される内容か
らキーワードが抽出される。このように抽出されるキー
ワードを用いて情報コンテンツ群115が検索されるこ
とにより、本文102の文章の内容に適した選択候補を
取得できる。また、本文102の文章においてユーザが
キーワードとして指定したい語句を所定タグで囲むなど
して、意図的にキーワードを指定することもできる。
【0152】また、電子メールに添付される情報コンテ
ンツなどのデータファイルが文章を伴わない内容、たと
えば音声や画像や実行形式のプログラムなどであった場
合には、そのデータファイルを特定できる識別子をメー
ルサーバ13で作成し、この識別子を情報コンテンツ群
115を検索するためのキーワードとすることもでき
る。
【0153】このように、電子メールにメッセージデー
タ(文章データ)がなくても添付されているデータファ
イルからキーワードを抽出できる。例えば、文章が記述
されていないデータファイルが添付されているだけの電
子メールからでもキーワードを抽出できる。
【0154】このようなデータファイルが画像データや
音声データなどのファイルである場合には、キーワード
(単語)でその情報コンテンツの概要を指し示すのは難
しいし、個人の主観などで、各データファイルの内容
(画像、楽曲)から連想するイメージは異なる。そこ
で、このデータファイルを識別する方法として、該デー
タファイルの符号化されたデータ列、サイズおよび作成
日時などの情報の1つ以上に基づいて作成される識別子
を用いるが、用いられる情報はこれらに限定されない。
【0155】すなわち、この識別子はメールサーバ13
による自動作成が可能であるので、情報コンテンツ群1
15を検索するための最適キーワードの設定や、検索用
の辞書を作る作業が不要になり、メールサーバ13の運
用者の負担が減る。
【0156】例えば、識別子をデータファイルの作成日
時に基づいて作成すると、作成日時がそのまま検索用の
キーワードとなる。例えば、作成日時が5月1日であれ
ば、「メーデー」がキーワードとなる。また、データファ
イルのサイズに基づいて作成すると、そのデータファイ
ルの種別を類推できる。つまり、音楽に関連するデータ
ファイルを想定した場合、サイズが大きければ、WAV
Eデータやmp3データなどの音声データ、小さければ
MIDIデータなどの楽譜と音色データである。相互に
通信する携帯電話11(12)の受信可能なおよび処理
可能なデータファイルのサイズは似通っている場合が多
いので、このサイズをキーデータとすることにより、情
報コンテンツ群115中の検索対象を有効に限定でき
る。
【0157】また、それ自体では意味を持たないデータ
ファイルの符号列に基づいて識別子を作成することもで
きる。たとえば、サイズとデータファイルの先頭から4
ビットの符号を順に並べて識別子を作成すると、サイズ
が100で先頭4ビットが“1010”の時、これを順
に並べて“1001010”が識別子となる。
【0158】このようにして識別子を作成した場合、異
なるデータファイルでありながら識別子を同じにするこ
とが、言換えると検索のためのキーワードを同じにする
ことが可能となるので、無限の種類があるデータファイ
ルであっても有効なキーワードを取得できる。
【0159】図14の場合、本文102の内容から「カ
ラオケ」と「夜」というキーワードが抽出されて、情報
コンテンツ群115には図16(A)〜(D)で示され
る画像データの情報コンテンツ12A、12B、163
および12Dが登録されていたとする。S204では、
「カラオケ」と「夜」という抽出キーワードに基づいて
情報コンテンツ群115が検索されて、S205では検
索結果得られた選択候補は電子メールに添付されて、該
電子メールは携帯電話12宛てに送信される。
【0160】携帯電話12のユーザは、該電子メールを
受信すると、受信メールの内容を表示部3Bを介して確
認する。
【0161】ここで、表示部3Bにおいて図17の画面
が表示されたとする。ユーザは図17のコンテンツ指示
データ143を入力部2Bを介して操作すると、該電子
メールに添付されていた図16(B)の情報コンテンツ
12Bによる画像が表示部3Bに表示されるので、本文
102の文字によるメッセージとともに画像によるメッ
セージも確認できる。したがって、メッセージの内容を
より具体的に確認できる。また娯楽性をもってメッセー
ジ内容を確認できる。
【0162】S405では、表示部3Bにおいて図18
のような画面が表示される。図18の領域131では、
図17の電子メールに添付されていた選択候補は図16
(A)〜(D)の4種類であることが示される。ここ
で、ユーザはカーソル132により名称「月夜」を指定
した場合、指定された名称に対応の情報コンテンツ(画
像データファイル)が添付された返信用電子メールが作
成され、S409で携帯電話11宛てに送信される。
【0163】図19は、返信用メッセージの表示画面を
示す図である。図19の画面では返信用メッセージの件
名101および本文101、コンテンツ指示データ14
3、ボタン194および105が表示される。
【0164】メールサーバ13は、電子メールを携帯電
話12から受信して、図9のS402で対応するキーワ
ードと選択されて添付されていた情報コンテンツとに基
づく検索ルールRRiを作成して登録する。ここで登録
される検索ルールRRiが図20に示される。図20の
検索ルールRRiは「カラオケ」と「夜」というキーワード
KW1とKW3と情報コンテンツ163(図16(C)
参照)が関連付けられることを示す。そして、メールサ
ーバ13は、図19の電子メールからS403で「カラ
オケ」、「朝」および「月」のキーワードを抽出して、
S404では抽出されたキーワードを用いた検索により
選択候補として、図21(A)〜(D)のような情報コ
ンテンツ12A、12B、213および214を検索す
る。検索結果得られた選択候補は、S405で、受信電
子メールに添付されて、該電子メールは携帯電話11宛
てに送信される。
【0165】携帯電話11のユーザは、携帯電話12か
ら送信された返信用電子メールを受信するので、該電子
メールは表示部3Aに図19のように表示される。ユー
ザはこの表示内容を確認してボタン194を操作する
と、コンテンツ指示データ143で示される添付の情報
コンテンツ163の画像データ(図16(C)参照)を
確認できる。また、ボタン105を操作して、メニュー
画面を表示し、メニュー画面を介して指示入力すること
で、例えば図13または図18のような画面を表示させ
て添付されている選択候補を確認できる。
【0166】(実施の形態2)次に、実施の形態2につ
いて説明する。本実施の形態では、検索ルールRRiが
登録されたテーブルを参照することにより、意味的カテ
ゴリ群113を介した情報コンテンツ群115の検索に
おける優先順位付けについて説明する。
【0167】図3に示されたメールサーバ13の固定デ
ィスク126には、図22〜図24に示される検索ルー
ルDB(データベースの略)700、キーワード/意味
的カテゴリDB701および情報コンテンツ/意味的カ
テゴリDB702のそれぞれが登録される。
【0168】図22の検索ルールDB700には、デー
タR1〜R4からなる複数の検索ルールRRi(i=
1、2、3、…、n)が登録される。データR1は1つ
以上のキーワードを示す。データR1のキーワードはメ
ールサーバ13により情報コンテンツ群115を検索す
るために用いられたキーワードを示す。データR2はユ
ーザ選択の情報コンテンツを示す。具体的には、対応す
るデータR1で示されるキーワードに基づいて情報コン
テンツ群115が検索され、検索結果である選択候補中
からユーザが選択した候補に対応の情報コンテンツを示
す。データR3は対応のデータR1のキーワードに基づ
く検索結果、対応のデータR2で示される情報コンテン
ツが選択された回数を示す。データR4は、対応するデ
ータR1のキーワードに基づく検索結果、対応のデータ
R2で示される情報コンテンツがユーザにより選択され
た確率を示す。
【0169】図23のキーワード/意味的カテゴリDB
701は、データT1とデータT2の組を複数個含む。
データT1はキーワード群111で示される複数種類の
キーワードを示す。ここでは、説明を簡単にするために
ためにキーワードKW1(「カラオケ」)およびキーワ
ードKW2(「歌う」)が示される。データT2は、関
連度を示す。この関連度は、対応のデータT1で示され
るキーワードについて意味的カテゴリ群113のカテゴ
リCA1〜CA5のそれぞれとの関連づけに関する重み
を示す。ここでは、たとえばキーワードKW1(「カラ
オケ」)は意味的カテゴリCA1についての関連度は5
0、意味的カテゴリCA2についての関連度は50およ
び意味的カテゴリCA3についての関連度は0などとし
て示される。キーワードKW2(「歌う」)についても
同様に、意味的カテゴリCA1についての関連度は8
0、意味的カテゴリCA2およびCA3についての関連
度は0と示される。
【0170】図24の情報コンテンツ/意味的カテゴリ
DB702はデータP1とデータP2の組を複数個含
む。データP1は情報コンテンツ群115に登録される
情報コンテンツのそれぞれを示す。データP2は、対応
するデータP1の情報コンテンツと関連づけられる意味
的カテゴリのそれぞれについて、関連度を示す。コンテ
ンツA(12A)は音楽関係の意味的カテゴリCA1お
よび建物関係の意味的カテゴリCA2のそれぞれについ
て関連度は50を有する。コンテンツB(12B)は音
楽関係の意味的カテゴリCA1について関連度は70を
有する。コンテンツC(12C)は音楽関係の意味的カ
テゴリCA1について関連度は40および食事関係の意
味的カテゴリCA3について関連度は50を有する。コ
ンテンツD(12D)は建物関係の意味的カテゴリCA
2について関連度は90を有する。
【0171】ここで、キーワードKW1(「カラオ
ケ」)とキーワードKW2(「歌う」)に対応のデータ
T2で示される関連度およびコンテンツA〜Dに対応の
データP2で示されるの関連度に関してパターンマッチ
ングを行なう。このための方法は種々あるが、ここで
は、以下のように、各キーワードと各情報コンテンツと
の関連度の差の2乗値の総和を求める。
【0172】コンテンツA:(50−50)2+(50
−50)2=0,コンテンツB:(50−70)2+(5
0−0)2=2900,コンテンツC:(50−40)2
+(50−50)2=100,コンテンツD:(50−
0)2+(50−90)2=4100 上述のように求められた2乗値の総和が最も小さなコン
テンツを、キーワードKW1(「カラオケ」)とキーワ
ードKW2(「歌う」)にマッチングするものとして選
択(検索)する。したがって、キーワードKW1(「カ
ラオケ」)およびキーワードKW2(「歌う」)に基づ
く情報コンテンツ群115の検索結果、1.コンテンツ
A,2.コンテンツC,3.コンテンツB,4.コンテ
ンツDの優先順位で検索される。また、この場合、コン
テンツAは前述したように一致している。
【0173】ここで、過去の検索履歴を示す検索ルール
DB700には、以下のように登録されていたと想定す
る。つまり、データR1により示されるキーワードが
(「カラオケ」)と(「歌う」)である検索ルールRR
iそれぞれについて、対応のデータR2がコンテンツA
を示す検索ルールではデータR4=20%、同様にコン
テンツBを示す検索ルールではデータR4=15%、コ
ンテンツCを示す検索ルールではデータR4=30%、
コンテンツDを示す検索ルールではデータR4=15%
およびコンテンツEを示す検索ルールではデータR4=
20%である。ここでは、コンテンツEは、ユーザが再
検索を要求して得られた選択候補である。
【0174】この場合、検索ルールDB700には、デ
ータR1で示される1つ以上のキーワード(「歌う」、
「カラオケ」)に関して、対応のデータR2で示される
コンテンツA〜コンテンツEのそれぞれについて対応の
データR4で示される値が20、15、30、15およ
び20といった形式で登録される。
【0175】ここでは、コンテンツA〜E(5つのコン
テンツ)が得られているので、データR4で示される値
の平均は20%となる。この平均値とコンテンツA〜E
に対応のデータR4で示される値との差は、コンテンツ
Aが±0%、コンテンツBが−5%、コンテンツCが+
10%、コンテンツDが−5%およびコンテンツEが±
0%となる。このようにして求められた値は式(1)〜
(5)で示されるように、前述した2乗の差をより縮め
るように作用する。
【0176】 コンテンツA:((50−50)*1)2+((50−50)*1)2=0…式 (1) コンテンツB:((50−70)*1.05)2+((50−0)*1.05 )2=31972.5…式(2) コンテンツC:((50−40)*0.9)2+((50−50)*0.9)2 =81…式(3) コンテンツD:((50−0)*1.05)2+((50−90)*1.05 )2=4520.225…式(4) コンテンツE:((50−0)*1)2+((50−0)*1)2=5000… 式(5) したがって、選択候補の優先順位はコンテンツA、コン
テンツC、コンテンツB、コンテンツDおよびコンテン
ツEの順番となる。これら選択候補は、この優先順位に
従いユーザに対して提示される。
【0177】このような選択候補からユーザが所望の候
補である情報コンテンツを選択すると、選択結果は検索
ルールRRiとして検索ルールDB700に登録される
ので、今回登録された内容を次回以降の情報コンテンツ
群115の検索に反映することができる。
【0178】また、該電子メール通信システムを利用す
る多数のユーザが、メールサーバ13の検索結果により
提示された選択候補とは異なるものを求めるために追加
キーワードを入力して再検索が実行されると、この検索
結果も検索ルールDB700に登録されるので、今回登
録された内容を次回以降の情報コンテンツ群115の検
索に反映することができる。
【0179】このように、検索ルールDB700に登録
された検索ルールRRiを参照して情報コンテンツ群1
15の検索が行なわれるので、ユーザの所望するような
コンテンツが選択候補として含まれるような検索が可能
となる。
【0180】上述の手順では、検索のために取得された
1つ以上のキーワードと、対応のデータR1で示される
キーワードが完全一致するような検索ルールRRiが適
用されているが、完全に一致せずとも、一部分が一致す
れば、その検索ルールRRiも情報コンテンツ群115
検索のために適用することができる。つまり、適用され
る検索ルールに優先順位を割当て、高い優先順位の検索
ルールRRiを優先的に適用する。
【0181】具体的には、検索用の1つ以上のキーワー
ドと検索ルールDB700に登録される検索ルールRR
iのそれぞれのデータR1で示されるキーワードとを照
合した場合に、データR1で示されるキーワード全体の
うち何個(何パーセント)のキーワードが検索用キーワ
ードと一致しているかを求める。一致度の高い順に検索
ルールを並べる。その結果、一位の検索ルールRRiが
複数存在する場合には、以下のように平均値による検索
ルールが作成されて、情報コンテンツ群115の検索に
は、これが適用される。
【0182】たとえば、一位となる検索ルールRRiが
2つ存在する場合を説明する。一方の検索ルールRRi
が対応のデータR2で示されるコンテンツA〜Dのそれ
ぞれについて、対応のデータR4で示される確率が20
%、30%、30%および20%のそれぞれである。他
方の検索ルールRRiについては対応のデータR2で示
されるコンテンツAとCのそれぞれについてのデータR
4で示される確率が40%および60%のそれぞれであ
る。この場合、これら2つの検索ルールRRiについて
の各コンテンツに対応のデータR4で示される値の平均
がとられる。その結果、作成される検索ルールは、対応
のデータR2が示すのコンテンツA〜Dそれぞれい対応
のデータR4が示す値は30%、15%、45%および
10%となる。
【0183】ユーザに提示される選択候補の数は予め静
的な値として決めておくようにしてもよい。または、前
述のようにして求められたデータR4で示される確率が
所定しきい値以上であるすべての選択候補を提示するよ
うにしてもよい。
【0184】(実施の形態3)次に実施の形態3につい
て説明する。
【0185】本実施の形態3では、実施の形態1で示し
た手順に従い携帯電話11のユーザが、あるアーティス
トの新譜に収められた楽曲のうち気に入ったものを問合
せる内容の電子メールを携帯電話12のユーザに送信し
て、その返信用電子メールを受信するまでの処理を説明
する。ここでは、情報コンテンツ群115には音声デー
タファイルの情報コンテンツが複数種類登録されている
と想定する。
【0186】図25には本実施の形態3における電子メ
ールの内容例が示される。S300で携帯電話12にお
いて携帯電話11から受信した電子メールは表示部3B
にて図25のように表示される。図示されるように表示
部3Bはメッセージの件名101および本文102、コ
ンテンツ指示データ143およびボタン105が表示さ
れる。本実施の形態ではコンテンツ指示データ143に
より指示される添付の情報コンテンツは楽曲に対応の音
声データファイルである。本文102は、携帯電話11
のユーザが携帯電話12のユーザに対して送信するメッ
セージの内容を示す。このメッセージは、“私は、ある
アーティストの3番目の楽曲を気に入っているが、君は
どの楽曲を一番気に入っているか”を示す。コンテンツ
指示データ143により指示される情報コンテンツは、
この新譜に収められている3番目の楽曲に対応の音声デ
ータファイルであり、携帯電話11のユーザが気に入っ
ているものである。
【0187】図25の電子メールには図26に示される
ように該新譜の1番目と3番目と7番目の楽曲それぞれ
に対応の音声データファイルが選択候補として添付され
ている。これら選択候補の音声データファイルは、携帯
電話11から携帯電話12宛ての電子メールを受信した
メールサーバ13が該電子メールの内容から取得したキ
ーワードに基づいて情報コンテンツ群115を検索し
て、該電子メールに添付したものである。
【0188】図25の電子メールを受信した携帯電話1
2のユーザが、「当然私も3番目の曲が好き」との返信
メッセージを作成したとする(S301とS302)。
この返信メッセージの電子メールに情報コンテンツを添
付することが指示されると(S303でYES)、該電
子メールに添付されていた選択候補が表示部3Bに表示
されて、ユーザはその中から所望候補を選択する(S3
04〜S306でYES)。
【0189】図26の画面では、指示された選択候補の
音声データファイルの再生を指示するために操作される
ボタン243、ならびにボタン134および105が表
示される領域と領域131を含む。領域131には、添
付されていた選択候補の名称が表示される。この名称は
対応する楽曲の曲名であってもよい。
【0190】ここでは、領域131においてカーソル1
32により指示されている「アーティストの3番目の
曲」の情報コンテンツが選択されている状態が示され
る。ここで再検索を行うためにS507に処理を移行し
たい場合は、ボタン134が操作される。領域131に
表示される選択候補のうち所望するものの内容を確認し
たい場合は、所望選択候補がカーソル132で指示され
てボタン243が操作されるので、所望楽曲の音声デー
タファイルが再生されて、出力部5Bなどのスピーカ
(図示せず)から音声として出力される。
【0191】図27は本実施の形態3による返信用電子
メールの内容を表示する画面例が示される。携帯電話1
2のユーザにより「アーティストの3番目の曲」が選択
された場合には、選択された楽曲の音声データファイル
が添付された返信用メッセージの電子メールが作成され
て図27のように表示部3Aに表示される。図27では
データ143により、携帯電話12のユーザにより選択
された楽曲の音声データファイルが添付されていること
が示される。図27の内容を確認したユーザがボタン1
44を操作すると、携帯電話11宛てに該電子メールが
送信される(S308とS309)。なお、この電子メ
ールもメールサーバ13において受信されると、選択候
補が添付されたあと、携帯電話11宛てに送信される。
【0192】このように電子メールに添付される選択候
補を、問合せに対する応答のための1つ以上の選択肢と
して利用することもできる。
【0193】(実施の形態4)次に実施の形態4につい
て説明する。
【0194】本実施の形態では選択候補の提示先の携帯
電話11(12)に固有の内容を示すキーワードを取得
して、取得されたキーワードに基づいて情報コンテンツ
群115の検索が行なわれる。この固有内容は、たとえ
ば選択候補の提示先となる携帯電話11(12)のユー
ザの年齢、性別、嗜好内容および住所ならびに該携帯電
話11(12)の現在の位置情報などであってよい。
【0195】ここでは、図1の電子メール通信システム
において携帯電話12から携帯電話11宛てに電子メー
ルを送信するとき、メールサーバ13では携帯電話11
の現在位置を示す位置情報から得られるキーワードを用
いて情報コンテンツ群115が検索されて、該電子メー
ルは検索して得られた選択候補が添付されて、携帯電話
11宛てに送信される。携帯電話11は、該電子メール
を受信すると返信用メッセージの電子メールを携帯電話
12宛てに送信する。ここでは、情報コンテンツ群11
5には飲食店などの店舗にいての情報、たとえば場所、
営業内容などの情報を示す広告データファイルが情報コ
ンテンツとして複数種類登録されていると想定する。
【0196】図28は、本実施の形態4に係る電子メー
ルの通信手順を示す図である。図中の矢印は携帯電話1
1または12とメールサーバ13の間で処理が遷移する
ことを表している。矢印の下に示される名称はその時に
送受信されるデータDDの内容を示す。この処理の詳細
は図29から図31のフローチャートにより示される。
【0197】図29では、メールサーバ13において携
帯電話12から携帯電話11宛ての電子メールを受信す
る(S801)。
【0198】受信した電子メールの内容に対して構文解
析と意味解析が行なわれて抽出キーワードが取得されて
(S802)、GPS(global positioning syste
m)などを用いて該電子メール宛先の携帯電話11の位
置情報が取得されて、取得された位置情報に関するキー
ワードが取得される(S803)。これら取得されたキ
ーワードに基づいて情報コンテンツ群115が検索され
て、検索結果である選択候補が添付された該電子メール
は携帯電話11に送信される(S805)。
【0199】携帯電話11では、後述する図30に示さ
れるように、該電子メールが受信されると、該受信電子
メールに添付された選択候補から所望候補(情報コンテ
ンツ)が選択されて、これが添付された返信用電子メー
ルが携帯電話12宛てに送信される。
【0200】メールサーバ13では、携帯電話11から
携帯電話12宛ての返信用電子メールを受信すると(S
806)、該電子メールに添付されていた選択結果の情
報コンテンツと対応のキーワードの関連付けを示す検索
ルールRRiを作成して検索ルールDB700に登録す
る(S807)。そして、受信した返信用電子メールに
対して構文解析と意味解析を行い抽出キーワードを取得
し(S808)、携帯電話12についてGPSなどに基
づいて位置情報を取得し、取得された位置情報に関する
キーワードを取得し(S809)、取得されたこれらキ
ーワードに基づいて情報コンテンツ群115を検索する
(S810)。
【0201】検索結果である選択候補は、受信された返
信用電子メールに添付されて、該電子メールは携帯電話
12宛てに送信される(S811)。
【0202】図30には、図29でメールサーバ13か
ら送信された電子メールを携帯電話11が受信し、その
返信用電子メールを送信するまでの手順が示される。
【0203】図30を参照して、携帯電話11ではメー
ルサーバ13から電子メールを受信して取得すると、該
電子メールの内容は表示部3Aに表示されてユーザによ
り確認される(S901)。確認結果、ユーザは入力部
2Aを操作して返信用電子メールの作成をするか否か指
示するので、作成が指示されないと判定された場合には
(S902でNO)処理は終了するが、作成が指示され
たと判定された場合には(S902でYES)入力部2
Aを介してユーザが入力する返信用メッセージが取得さ
れる(S903)。
【0204】ユーザは返信用電子メールに情報コンテン
ツを添付するか否かを入力部2Aを介して指示する。添
付が指示されない場合は(S904でNO)、返信用電
子メールは情報コンテンツが添付されないで携帯電話1
2宛てに送信されるが(S912)、添付が指示された
場合は(S904でYES)、受信した電子メールに添
付されていた選択候補が抽出される(S905)。抽出
された選択候補は表示部3Aに表示されるので、ユーザ
は表示内容を確認できる。
【0205】確認結果、ユーザは情報コンテンツを選択
せず、すなわち情報コンテンツを添付しないなら(S9
06でNO)、返信用電子メールは情報コンテンツが添
付されないまま携帯電話12宛てに送信される(S91
2)。確認結果、所望候補があればユーザはそれを選択
するので(S906でYES)、選択された候補の情報
コンテンツが添付された該返信用電子メールは携帯電話
12宛てに送信される(S911とS912)。
【0206】確認結果、所望候補がなく、情報コンテン
ツ群115の再検索が所望された場合には(S906で
再検索)、ユーザにより入力部2Aを介して検索のため
の追加キーワードが入力されたか否か判断されて、追加
キーワードが入力されたなら(S907でYES)、追
加キーワードと返信用メッセージの電子メールがメール
サーバ13に送信されるが(S908とS909)、追
加キーワードが入力されないなら(S907でNO)、
返信用メッセージのみの電子メールがメールサーバ13
に送信される(S909)。
【0207】このようにメッセージだけではなく、追加
キーワードを用いることで、メールサーバ13ではより
細かく情報コンテンツ群115が検索されるので、携帯
電話11のユーザは所望するような選択候補を取得でき
る。
【0208】図31には、図30のS909からS91
0の処理間で行われるメールサーバ13での処理フロー
が示される。図31を参照して、メールサーバ13は携
帯電話11から返信用メッセージまたは返信用メッセー
ジと追加キーワードを受信すると(S1001)、受信
したメッセージに対して構文解析と意味解析を行い、抽
出キーワードを取得する(S1002)。
【0209】次に、携帯電話11の位置情報をGPSな
どを利用して取得し、取得された位置情報に関連したキ
ーワードを取得し(S1003)、取得されたこれらキ
ーワードに基づいて情報コンテンツ群115を検索し
(S1004)、検索結果得られた選択候補を添付した
電子メールを携帯電話11宛てに送信する(S100
5)。
【0210】上述の一連の手順に従い、携帯電話12の
ユーザが食事に誘う内容の電子メールを携帯電話11の
ユーザ宛てに送信した場合の処理を説明する。
【0211】図32は、本実施の形態4で携帯電話12
において表示される画面例が示される。図32の画面で
は、携帯電話12が携帯電話11宛てに送信するメッセ
ージが示される。この画面にはメッセージの件名101
および本文102、ボタン144およびボタン105が
表示される。携帯電話12のユーザは該メッセージの電
子メールを送信する場合にはボタン144を操作するの
で、該電子メールは送信されて、一旦メールサーバ13
により受信される。
【0212】メールサーバ13では、受信された電子メ
ールのメッセージから抽出キーワードを取得する(S8
02)。この場合に、抽出キーワードとして「食事」が
取得されたとする。また、携帯電話11の位置情報に関
するキーワードが取得される(S803)。そして、取
得されたこれらキーワードに基づいて情報コンテンツ群
115が検索されて(S804)、その結果、図33
(A)〜(C)で示されるような広告データファイルの
情報コンテンツである選択候補277〜279が得られ
たとする。選択候補277〜279は、携帯電話11の
現在位置の周囲に所在する飲食店に関する広告データフ
ァイルを示して、携帯電話11の現在位置に近い飲食店
の順に示される。選択候補277〜279のそれぞれ
は、対応する飲食店の概要をあらわす画像データ271
〜273のそれぞれと該飲食店の詳細な情報を入手でき
るWebページヘのリンク情報(Webアドレス)27
4〜276のそれぞれとを含む。
【0213】メールサーバ13により送信された選択候
補277〜279が添付された電子メールは携帯電話1
1において受信される。これら選択候補を添付した電子
メールの内容は携帯電話11の表示部3Aに図34の画
面により表示される。携帯電話11のユーザは、この画
面を確認して、受信電子メールのメッセージと添付され
ておる選択候補を確認できる。図34の画面では、電子
メールのメッセージの件名101および本文102、該
電子メールに添付されている選択候補である広告データ
ファイルを示すデータ283ならびにボタン105が表
示される。データ283により、「居酒屋」、「ファース
トフード」および「ファミリーレストラン」それぞれの広
告データファイル(情報コンテンツ)が添付されている
ことが示される。
【0214】図34の画面を確認した携帯電話11のユ
ーザは、データ283により示される広告データファイ
ルそれぞれの内容を確認するので、添付されている情報
コンテンツの詳細情報を確認できる。その結果「ファー
ストフード」を選択した場合(S906でYES)、選
択した「ファーストフード」の情報コンテンツが添付され
た返信用電子メールが作成されて、携帯電話12宛てに
送信される。
【0215】携帯電話12は携帯電話11から返信用電
子メールを受信するので表示部3Bには図35のような
画面が表示される。図35の画面では返信用メッセージ
の件名101と本文102、携帯電話11のユーザによ
り添付された(携帯電話11のユーザにより選択され
た)広告データファイル(情報コンテンツ)を示すデー
タ293、ボタン144および105が表示される。携
帯電話12のユーザはデータ293で示される広告デー
タファイルの内容を確認することで、携帯電話11のユ
ーザが希望した飲食店に関する情報を速やかに確認でき
る。
【0216】本実施の形態では、情報コンテンツ群11
5の検索キーワードとして携帯電話11(12)の位置
情報を用いるので、携帯電話11(12)の位置に基づ
いた選択候補を得ることができる。ここでは、飲食店の
広告データファイルが検索されるが、検索される対象は
これに限定されない。たとえば、検索対象は画像データ
ファイルであってもよい。具体的には、ある地域に所在
する携帯電話宛てに「つりに誘う」メッセージの電子メ
ールを送信した場合、該携帯電話の位置情報が反映され
た「海」の画像データファイル(該地域に最も近い海の
写真による画像データファイル)が選択されて該携帯電
話のユーザに提示されるので、位置情報がない場合に比
較して、より適切な選択候補を検索できるから情報コン
テンツ群115の検索精度は向上する。
【0217】また、ここでは情報コンテンツ群115の
検索キーワードとして抽出キーワードと位置情報に関す
るキーワードとを用いているが、位置情報に関するキー
ワードのみを用いてもよい。
【0218】また、位置情報はGPSを利用して、その
都度問合せして受信するとしているが、これに限定され
ない。つまり、携帯電話11(12)に代替して固定設
置された端末である場合には、予め端末の位置情報が登
録されたデータベースから検索して取得するようにして
もよい。
【0219】上述の各実施の形態では、メールサーバ1
3は全ての機能を一括して搭載した構成としているが、
メールサーバ13の負荷を低減するためにインターネッ
ト14上に機能が分散されるよう構成してもよい。例え
ば、メールサーバ13と通信するデータベースサーバを
インターネット14上に個別に設けて、メールサーバ1
3における情報コンテンツ群115や検索ルールDB7
01〜情報コンテンツ/意味的カテゴリDB702を管
理して操作する機能を、該データベースサーバにおいて
実行するようにしてもよい。
【0220】(実施の形態5)上述のメールサーバ13
または携帯電話11(12)における処理手順は上述の
フローチャートに対応のプログラムに従い実行される。
本実施の形態では、該プログラムが記録された機械読取
可能な記録媒体が示される。
【0221】メールサーバ13に関してはこの記録媒体
として、図3に示されているメールサーバ13で処理が
行なわれるために必要なメモリ、たとえばメモリ124
のROMのようなそのものがプログラムメディアであっ
てもよいし、また外部記憶装置として磁気テープ装置
(図示せず)またはCD−ROM駆動装置140などの
プログラム読取装置に記憶媒体である磁気テープ(図示
せず)またはCD−ROM142が挿入されることで読
取可能なプログラムメディアであってもよい。いずれの
場合においても、格納されているプログラムはCPU1
22がアクセスして実行させる構成であってもよいし、
あるいはいずれの場合もプログラムが一旦読出されて、
読出されたプログラムは、図3の装置の所定のプログラ
ム記憶エリア、たとえばメモリ124のRAMのプログ
ラム記憶エリアにロードされて、CPU122により読
出されて実行される方式であってもよい。このロード用
のプログラムは、予め当該装置に格納されているものと
する。
【0222】ここで、上述したプログラムメディアは装
置本体と分離可能に構成される記録媒体であり、磁気テ
ープやカセットテープなどのテープ系、フレキシブルデ
ィスクや固定ディスク126などの磁気ディスクやCD
−ROM142/MO(Magnetic Optical Disc)/
MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Di
sc)などの光ディスクのディスク系、ICカード(メモ
リカードを含む)/光カードなどのカード系、あるいは
マスクROM、EPROM(Erasable and Programma
ble ROM)、EEPROM(Electrically EPRO
M)、フラッシュROMなどによる半導体メモリを含め
た固定的にプログラムを担持する媒体であってもよい。
【0223】また、本実施の形態においては、メールサ
ーバ13はインターネット14と接続可能な構成が採用
されているから、インターネット14からプログラムが
ダウンロードされるような流動的にプログラムを担持す
る媒体であってもよい。なお、このように通信によりプ
ログラムがダウンロードされる場合には、ダウンロード
用プログラムは予め当該装置本体に格納しておくか、あ
るいは別の記録媒体から予め当該装置本体にインストー
ルされるものであってもよい。
【0224】携帯電話11(12)の場合には、携帯電
話11(12)において実行されるプログラムは、図2
に示されている装置で処理が行なわれるために必要なメ
モリ、たとえばメモリ4A(4B)のROMのようなそ
のものがプログラムメディアであってもよいし、またプ
ログラム読取装置である外部記憶装置(図示せず)に記
憶媒体が挿入されることで読取可能なプログラムメディ
アであってもよい。いずれの場合においても、格納され
ているプログラムはCPU1A(1B)がアクセスして
実行させる構成であってもよいし、あるいはいずれの場
合もプログラムが一旦読出されて、読出されたプログラ
ムは、図2の所定のプログラム記憶エリア、たとえばメ
モリ4A(4B)のRAMのプログラム記憶エリアにロ
ードされて、CPU1A(1B)により読出されて実行
される方式であってもよい。このロード用のプログラム
は、予め当該装置に格納されているものとする。
【0225】ここで、上述したプログラムメディアは装
置本体と分離可能に構成される記録媒体であり、磁気デ
ィスクや光ディスクのディスク系、ICカード(メモリ
カードを含む)/光カードなどのカード系、あるいはマ
スクROM、EPROM(Erasable and Programmabl
e ROM)、EEPROM(Electrically EPRO
M)、フラッシュROMなどによる半導体メモリを含め
た固定的にプログラムを担持する媒体であってもよい。
【0226】また、本実施の形態においては、携帯電話
11(12)はインターネット14と接続可能な構成が
採用されているから、インターネット14からプログラ
ムがダウンロードされるような流動的にプログラムを担
持する媒体であってもよい。
【0227】なお、このように通信によりプログラムが
ダウンロードされる場合には、ダウンロード用プログラ
ムは予め当該装置本体に格納しておくか、あるいは別の
記録媒体から予め当該装置本体にインストールされるも
のであってもよい。実行されるプログラムは図2のメモ
リ4A(4B)のROMやRAMに予め記憶される。
【0228】なお、携帯電話11(12)に代替して携
帯型の情報処理装置が適用される場合には、携帯電話1
1(12)において実行されるプログラムは、メールサ
ーバ13と同じ態様にて記録媒体からインストールされ
たりインターネット14からダウンロードされたりして
よい。
【0229】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の各実施の形態に係る電子メール通
信システムの全体構成図である。
【図2】 各実施の形態に係る携帯電話のブロック構成
図である。
【図3】 この発明の各実施の形態に係るメールサーバ
のブロック構成図である。
【図4】 実施の形態1の全体的な処理を概略して示す
図である。
【図5】 図4における部分的な処理の詳細フローチャ
ートである。
【図6】 図4における部分的な処理の詳細フローチャ
ートである。
【図7】 図4における部分的な処理の詳細フローチャ
ートである。
【図8】 図4における部分的な処理の詳細フローチャ
ートである。
【図9】 図4における部分的な処理の詳細フローチャ
ートである。
【図10】 実施の形態1で携帯電話に表示される画面
を示す図である。
【図11】 キーワードと情報コンテンツの対応関係を
説明する図である。
【図12】 (A)〜(D)には本実施の形態1による
情報コンテンツの例を示す図である。
【図13】 本実施の形態1の携帯電話において受信し
た情報コンテンツの表示画面を示す図である。
【図14】 本実施の形態1で携帯電話に表示される画
面例を示す図である。
【図15】 本実施の形態1による検索ルールを説明す
る図である。
【図16】 (A)〜(D)は実施の形態1の情報コン
テンツを示す図である。
【図17】 本実施の形態1で携帯電話に表示される画
面例を示す図である。
【図18】 本実施の形態1で携帯電話に表示される画
面例を示す図である。
【図19】 本実施の形態1で携帯電話に表示される画
面例を示す図である。
【図20】 本実施の形態1に係る検索ルールを示す図
である。
【図21】 (A)〜(D)は本実施の形態1に係る情
報コンテンツを示す図である。
【図22】 本実施の形態2に係る検索ルールDBを示
す図である。
【図23】 本実施の形態2に係るキーワード/意味的
カテゴリDBを示す図である。
【図24】 本実施の形態2に係る情報コンテンツ/意
味的カテゴリDBを示す図である。
【図25】 本実施の形態3における電子メールの表示
画面例を示す図である。
【図26】 本実施の形態3における電子メールに添付
された選択候候補の表示画面を示す図である。
【図27】 本実施の形態3による電子メールの内容を
表示する画面例を示す図である。
【図28】 本実施の形態4に係る電子メールの全体の
通信手順を概略して示す図である。
【図29】 図28の部分的な処理の詳細フローチャー
トである。
【図30】 図28の部分的な処理の詳細フローチャー
トである。
【図31】 図28の部分的な処理の詳細フローチャー
トである。
【図32】 本実施の形態4で携帯電話における表示画
面例を示す図である。
【図33】 (A)〜(C)は本実施の形態4における
広告データファイルの情報コンテンツを示す図である。
【図34】 本実施の形態4で携帯電話における表示画
面例を示す図である。
【図35】 本実施の形態4で携帯電話における表示画
面例を示す図である。
【符号の説明】
11 携帯電話、12 携帯電話、13 メールサー
バ、14 インターネット、111 キーワード群、1
13 意味的カテゴリ群、115 情報コンテンツ群、
700 検索ルールDB(データベース)、701 キ
ーワード/意味的カテゴリDB、702 情報コンテン
ツ/意味的カテゴリDB、RRi 検索ルール。
フロントページの続き (72)発明者 柴尾 忠秀 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 5K030 HA07 KA01 KA06 LD17 LE11 (54)【発明の名称】 データ転送装置、通信装置、データ転送方法、通信方法、データ転送プログラムが記録された機 械読取可能な記録媒体、通信プログラムが記録された機械読取可能な記録媒体、データ転送プロ グラム、通信プログラムおよびデータ通信システム

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端末間のメッセージデータの転送を制
    御するデータ転送装置であって、 各種情報を記憶する記憶部と、 通信部とを備えて、 前記通信部は、 前記両端末のうちの一方端末から送信された他方端末宛
    ての前記メッセージデータを含む所定情報を受信して、
    受信した前記所定情報から受信した前記メッセージデー
    タの内容を示すキーデータを取得して、該受信メッセー
    ジデータに関連した複数の候補情報を、取得された前記
    キーデータに基づいて前記記憶部から検索して、検索さ
    れた前記複数の候補情報を前記一方端末および前記他方
    端末のいずれかにおいて提示するために該端末宛てに送
    信し、 前記一方端末および前記他方端末のいずれかにおいて提
    示された前記複数の候補情報のうちから、前記メッセー
    ジデータを編集するために用いる所望情報が選択される
    ことを特徴とする、データ転送装置。
  2. 【請求項2】 両端末間のメッセージデータの転送を制
    御するデータ転送装置であって、 各種情報を記憶する記憶部と、 通信部とを備えて、 前記通信部は、 前記両端末の一方端末または他方端末に関連した固有の
    内容を受信する固有内容受信手段と、処理手段とを有し
    て、 前記処理手段は、 前記一方端末から送信された前記他方端末宛ての前記メ
    ッセージデータを含む所定情報を受信して、該受信メッ
    セージデータに関連した複数の候補情報をキーデータに
    基づいて前記記憶部から検索して、検索された前記複数
    の候補情報を前記一方端末および前記他方端末のいずれ
    かにおいて提示するために該端末宛てに送信して、 前記キーデータは、受信した前記所定情報から取得され
    た前記メッセージデータの内容を示すメッセージキー情
    報および前記固有内容受信手段により受信された前記複
    数の候補情報が提示される前記一方端末および前記他方
    端末のいずれかの前記固有内容から取得された該固有内
    容を示す固有キー情報の少なくとも一方を含み、 前記一方端末および前記他方端末のいずれかにおいて提
    示された前記複数の候補情報のうちから、前記メッセー
    ジデータを編集するために用いる所望情報が選択される
    ことを特徴とする、データ転送装置。
  3. 【請求項3】 前記一方端末および前記他方端末のいず
    れかにおいて提示するために該端末宛てに送信される前
    記複数の候補情報は、簡略化されていることを特徴とす
    る、請求項1または2に記載のデータ転送装置。
  4. 【請求項4】 前記所定情報は、前記一方端末において
    外部から追加して入力された前記キーデータをさらに含
    むことを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記
    載のデータ転送装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の候補情報が前記一方端末宛て
    に送信されるとき、前記所望情報は、該一方端末におい
    て前記他方端末宛てのメッセージデータを編集するため
    に用いられることを特徴とする、請求項1ないし4のい
    ずれかに記載のデータ転送装置。
  6. 【請求項6】 前記候補データが前記他方端末宛てに送
    信されるとき、前記所望情報は前記他方端末宛てのメッ
    セージデータとともに送信されて、該他方端末において
    該メッセージデータに対する応答のための前記メッセー
    ジデータを編集するために用いられることを特徴とす
    る、請求項1ないし5のいずれかに記載のデータ転送装
    置。
  7. 【請求項7】 前記メッセージデータは文章を含む場合
    に、 前記文章の内容を示す1つ以上の単語は、前記キーデー
    タとして抽出されることを特徴とする、請求項1ないし
    6のいずれかに記載のデータ転送装置。
  8. 【請求項8】 前記メッセージデータは前記文章とは異
    なるデータ群を含む場合に、 前記データ群を特定するための1つ以上の識別子は前記
    キーデータとして取得されることを特徴とする、請求項
    1ないし6のいずれかに記載のデータ転送装置。
  9. 【請求項9】 前記1つ以上の識別子は、前記データ群
    に関連する複数種類の関連データうちの1つ以上に基づ
    いて作成されることを特徴とする、請求項8に記載のデ
    ータ転送装置。
  10. 【請求項10】 前記通信部は、 前記複数の候補情報が提示された前記一方端末および前
    記他方端末のいずれかから送信された再検索要求を受信
    する再検索要求受信手段を有して、 前記再検索要求受信手段により受信された前記再検索要
    求から取得された前記キーデータに基づいて前記記憶部
    から新たな前記複数の候補情報を検索して、要求元の前
    記一方端末および前記他方端末のいずれかにおいて提示
    するために該端末に送信することを特徴とする、請求項
    1ないし9のいずれかに記載のデータ転送装置。
  11. 【請求項11】 前記再検索要求が前記一方端末から送
    信されたとき、前記再検索要求は変更された前記所定情
    報を含むことを特徴とする、請求項10に記載のデータ
    転送装置。
  12. 【請求項12】 前記再検索要求が前記他方端末から送
    信されたとき、前記再検索要求は、前記応答のための前
    記メッセージデータを含むことを特徴とする、請求項1
    0に記載のデータ転送装置。
  13. 【請求項13】 前記再検索要求は、前記他方端末にお
    いて外部から追加して入力された前記キーデータをさら
    に含むことを特徴とする、請求項12に記載のデータ転
    送装置。
  14. 【請求項14】 前記通信部は、提示された前記複数の
    候補情報のうちから選択された前記所望情報を示す選択
    結果を提示元の前記端末から受信する選択結果受信手段
    をさらに有し、 前記データ転送装置は、 前記選択結果受信手段により受信された前記選択結果と
    該複数の候補情報を検索するために用いられた前記キー
    データとの関連付けを示す関連付けデータを蓄積する蓄
    積手段をさらに備えて、 前記キーデータに基づく前記記憶部の検索は、前記蓄積
    手段により蓄積された前記関連付けデータを参照して実
    行されることを特徴とする、請求項1ないし13のいず
    れかに記載のデータ転送装置。
  15. 【請求項15】 データ転送装置を介してメッセージデ
    ータを相互に転送して通信する通信装置であって、 他の前記通信装置から送信された前記メッセージデータ
    を、前記データ転送装置により取得された該メッセージ
    データに関連する複数の情報とともに受信する受信手段
    と、 前記受信手段により受信された前記複数の情報を提示す
    る提示手段と、 前記提示手段により提示された前記複数の情報から所望
    情報を選択する選択手段と、 前記受信手段により受信された前記メッセージデータに
    対する応答のための前記メッセージデータは、前記選択
    手段により選択された前記所望情報を用いて編集される
    ことを特徴とする、通信装置。
  16. 【請求項16】 両端末間のメッセージデータの転送を
    制御するためのデータ転送方法であって、 前記両端末のうちの一方端末から送信された他方端末宛
    ての前記メッセージデータを含む所定情報を受信して、
    受信した前記所定情報から受信した前記メッセージデー
    タの内容を示すキーデータを取得して、各種情報を記憶
    する予め準備された記憶部から、該受信メッセージデー
    タに関連した複数の候補情報を取得された前記キーデー
    タに基づいて検索して、検索された前記複数の候補情報
    を前記一方端末および前記他方端末のいずれかにおいて
    提示するために該端末宛てに送信し、 前記一方端末および前記他方端末のいずれかにおいて提
    示された前記複数の候補情報のうちから、前記メッセー
    ジデータを編集するために用いる所望情報が選択される
    ことを特徴とする、データ転送方法。
  17. 【請求項17】 両端末間のメッセージデータの転送を
    制御するデータ転送方法であって、 前記両端末の一方端末または他方端末に関連した固有の
    内容を受信する固有内容受信ステップと、処理ステップ
    とを有して、 前記処理ステップは、 前記一方端末から送信された前記他方端末宛ての前記メ
    ッセージデータを含む所定情報を受信して、各種情報を
    記憶する予め準備された記憶部から該受信メッセージデ
    ータに関連した複数の候補情報をキーデータに基づいて
    検索して、検索された前記複数の候補情報を前記一方端
    末および前記他方端末のいずれかにおいて提示するため
    に該端末宛てに送信して、 前記キーデータは、受信した前記所定情報から取得され
    た前記メッセージデータの内容を示すメッセージキー情
    報および前記固有内容受信ステップにより受信された前
    記複数の候補情報が提示される前記一方端末および前記
    他方端末のいずれかの前記固有内容から取得された該固
    有内容を示す固有キー情報の少なくとも一方を含み、 前記一方端末および前記他方端末のいずれかにおいて提
    示された前記複数の候補情報のうちから、前記メッセー
    ジデータを編集するために用いる所望情報が選択される
    ことを特徴とする、データ転送方法。
  18. 【請求項18】 データ転送装置を介してメッセージデ
    ータを相互に転送して通信する通信装置に適用される通
    信方法であって、 他の前記通信装置から送信された前記メッセージデータ
    を、前記データ転送装置により取得された該メッセージ
    データに関連する複数の情報とともに受信する受信ステ
    ップと、 前記受信ステップにより受信された前記複数の情報を提
    示する提示ステップと、前記提示ステップにより提示さ
    れた前記複数の情報から所望情報を選択する選 択ステップとを備えて、 前記受信ステップにより受信された前記メッセージデー
    タに対する応答のための前記メッセージデータは、前記
    選択ステップにより選択された前記所望情報を用いて編
    集されることを特徴とする、通信方法。
  19. 【請求項19】 両端末間のメッセージデータの転送を
    制御するためのデータ転送方法をコンピュータに実行さ
    せるためのプログラムが記録された機械読取可能な記録
    媒体であって、 前記データ転送方法は、 前記両端末のうちの一方端末から送信された他方端末宛
    ての前記メッセージデータを含む所定情報を受信して、
    受信した前記所定情報から前記メッセージデータの内容
    を示すキーデータを取得して、取得された前記キーデー
    タに基づいて各種情報を記憶する予め準備された記憶部
    から、該受信メッセージデータに関連した複数の候補情
    報を検索して、検索された前記複数の候補情報を前記一
    方端末および前記他方端末のいずれかにおいて提示する
    ために該端末宛てに送信し、 前記一方端末および前記他方端末のいずれかにおいて提
    示された前記複数の候補情報のうちから、前記メッセー
    ジデータを編集するために用いる所望情報が選択される
    ことを特徴とする、データ転送プログラムが記録された
    機械読取可能な記録媒体。
  20. 【請求項20】 両端末間のメッセージデータの転送を
    制御するデータ転送方法をコンピュータに実行させるた
    めのプログラムが記録された機械読取可能な記録媒体で
    あって、 前記データ転送方法は、 前記両端末の一方端末または他方端末に関連した固有の
    内容を受信する固有内容受信ステップと、処理ステップ
    とを有して、 前記処理ステップは、 前記一方端末から送信された前記他方端末宛ての前記メ
    ッセージデータを含む所定情報を受信して、各種情報を
    記憶する予め準備された記憶部から該受信メッセージデ
    ータに関連した複数の候補情報をキーデータに基づいて
    検索して、検索された前記複数の候補情報を前記一方端
    末および前記他方端末のいずれかにおいて提示するため
    に該端末宛てに送信して、 前記キーデータは、受信した前記所定情報から取得され
    た前記メッセージデータの内容を示すメッセージキー情
    報および前記固有内容受信ステップにより受信された前
    記複数の候補情報が提示される前記一方端末および前記
    他方端末のいずれかの前記固有内容から取得された該固
    有内容を示す固有キー情報の少なくとも一方を含み、 前記一方端末および前記他方端末のいずれかにおいて提
    示された前記複数の候補情報のうちから、前記メッセー
    ジデータを編集するために用いる所望情報が選択される
    ことを特徴とする、データ転送プログラムが記録された
    機械読取可能な記録媒体。
  21. 【請求項21】 データ転送装置を介してメッセージデ
    ータを相互に転送して通信する通信装置に適用される通
    信方法をコンピュータに実行させるための通信プログラ
    ムが記録された機械読取可能な記録媒体であって、 前記通信方法は、 他の前記通信装置から送信された前記メッセージデータ
    を、前記データ転送装置により取得された該メッセージ
    データに関連する複数の情報とともに受信する受信ステ
    ップと、 前記受信ステップにより受信された前記複数の情報を提
    示する提示ステップと、 前記提示ステップにより提示された前記複数の情報から
    所望情報を選択する選択ステップと、 前記受信ステップにより受信された前記メッセージデー
    タに対する応答のための前記メッセージデータは、前記
    選択ステップにより選択された前記所望情報を用いて編
    集されることを特徴とする、通信プログラムが記録され
    た機械読取可能な記録媒体。
  22. 【請求項22】 両端末間のメッセージデータの転送を
    制御するためのデータ転送方法をコンピュータに実行さ
    せるためのデータ転送プログラムであって、 前記データ転送方法は、 前記両端末のうちの一方端末から送信された他方端末宛
    ての前記メッセージデータを含む所定情報を受信して、
    受信した前記所定情報から前記メッセージデータの内容
    を示すキーデータを取得して、取得された前記キーデー
    タに基づいて各種情報を記憶する予め準備された記憶部
    から、該受信メッセージデータに関連した複数の候補情
    報を検索して、検索された前記複数の候補情報を前記一
    方端末および前記他方端末のいずれかにおいて提示する
    ために該端末宛てに送信し、 前記一方端末および前記他方端末のいずれかにおいて提
    示された前記複数の候補情報のうちから、前記メッセー
    ジデータを編集するために用いる所望情報が選択される
    ことを特徴とする、データ転送プログラム。
  23. 【請求項23】 両端末間のメッセージデータの転送を
    制御するデータ転送方法をコンピュータに実行させるた
    めのデータ転送プログラムであって、 前記データ転送方法は、 前記両端末の一方端末または他方端末に関連した固有の
    内容を受信する固有内容受信ステップと、処理ステップ
    とを有して、 前記処理ステップは、 前記一方端末から送信された前記他方端末宛ての前記メ
    ッセージデータを含む所定情報を受信して、各種情報を
    記憶する予め準備された記憶部から該受信メッセージデ
    ータに関連した複数の候補情報をキーデータに基づいて
    検索して、検索された前記複数の候補情報を前記一方端
    末および前記他方端末のいずれかにおいて提示するため
    に該端末宛てに送信して、 前記キーデータは、受信した前記所定情報から取得され
    た前記メッセージデータの内容を示すメッセージキー情
    報および前記固有内容受信ステップにより受信された前
    記複数の候補情報が提示される前記一方端末および前記
    他方端末のいずれかの前記固有内容から取得された該固
    有内容を示す固有キー情報の少なくとも一方を含み、 前記一方端末および前記他方端末のいずれかにおいて提
    示された前記複数の候補情報のうちから、前記メッセー
    ジデータを編集するために用いる所望情報が選択される
    ことを特徴とする、データ転送プログラム。
  24. 【請求項24】 データ転送装置を介してメッセージデ
    ータを相互に転送して通信する通信装置に適用される通
    信方法をコンピュータに実行させるための通信プログラ
    ムであって、 前記通信方法は、 他の前記通信装置から送信された前記メッセージデータ
    を、前記データ転送装置により取得された該メッセージ
    データに関連する複数の情報とともに受信する受信ステ
    ップと、 前記受信ステップにより受信された前記複数の情報を提
    示する提示ステップと、 前記提示ステップにより提示された前記複数の情報から
    所望情報を選択する選択ステップと、 前記受信ステップにより受信された前記メッセージデー
    タに対する応答のための前記メッセージデータは、前記
    選択ステップにより選択された前記所望情報を用いて編
    集されることを特徴とする、通信プログラム。
  25. 【請求項25】 2つ以上の端末を含む端末群と、前記
    端末群の中の任意の2端末間のメッセージデータ転送を
    制御するデータ転送装置とを備えるデータ通信システム
    であって、 前記データ転送装置は少なくとも、 各種情報を記憶する記憶部と、 通信部とを有して、 前記通信部は、 前記任意2端末のうちの一方端末から送信された前記任
    意2端末のうちの他方端末宛ての前記メッセージデータ
    を含む所定情報を受信して、受信した前記所定情報から
    受信した前記メッセージデータの内容を示すキーデータ
    を取得して、該受信メッセージデータに関連した複数の
    候補情報を、取得された前記キーデータに基づいて前記
    記憶部から検索して、検索された前記複数の候補情報を
    前記一方端末および前記他方端末のいずれかにおいて提
    示するために該端末宛てに送信し、 前記一方端末および前記他方端末のいずれかにおいて
    は、提示された前記複数の候補情報のうちから、前記メ
    ッセージデータを編集するために用いる所望情報が選択
    されることを特徴とする、データ通信システム。
  26. 【請求項26】 2つ以上の端末を含む端末群と、前記
    端末群の中の任意の2端末間のメッセージデータ転送を
    制御するデータ転送装置とを備えるデータ通信システム
    であって、 前記データ転送装置は少なくとも、 各種情報を記憶する記憶部と、前記任意2端末の一方端
    末または前記任意2端末の他方端末に関連した固有の内
    容を受信する固有内容受信手段と、処理手段とを有し
    て、 前記処理手段は、 前記一方端末から送信された前記他方端末宛ての前記メ
    ッセージデータを含む所定情報を受信して、該受信メッ
    セージデータに関連した複数の候補情報をキーデータに
    基づいて前記記憶部から検索して、検索された前記複数
    の候補情報を前記一方端末および前記他方端末のいずれ
    かにおいて提示するために該端末宛てに送信して、 前記キーデータは、受信した前記所定情報から取得され
    た前記メッセージデータの内容を示すメッセージキー情
    報および前記固有内容受信手段により受信された前記複
    数の候補情報が提示される前記一方端末および前記他方
    端末のいずれかの前記固有内容から取得された該固有内
    容を示す固有キー情報の少なくとも一方を含み、 前記一方端末および前記他方端末のいずれかにおいて
    は、提示された前記複数の候補情報のうちから、前記メ
    ッセージデータを編集するために用いる所望情報が選択
    されることを特徴とする、データ通信システム。
JP2001221258A 2001-07-23 2001-07-23 データ転送装置、通信装置、データ転送方法、通信方法、データ転送プログラムが記録された機械読取可能な記録媒体、通信プログラムが記録された機械読取可能な記録媒体、データ転送プログラム、通信プログラムおよびデータ通信システム Expired - Fee Related JP4526215B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001221258A JP4526215B2 (ja) 2001-07-23 2001-07-23 データ転送装置、通信装置、データ転送方法、通信方法、データ転送プログラムが記録された機械読取可能な記録媒体、通信プログラムが記録された機械読取可能な記録媒体、データ転送プログラム、通信プログラムおよびデータ通信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001221258A JP4526215B2 (ja) 2001-07-23 2001-07-23 データ転送装置、通信装置、データ転送方法、通信方法、データ転送プログラムが記録された機械読取可能な記録媒体、通信プログラムが記録された機械読取可能な記録媒体、データ転送プログラム、通信プログラムおよびデータ通信システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003036234A true JP2003036234A (ja) 2003-02-07
JP4526215B2 JP4526215B2 (ja) 2010-08-18

Family

ID=19054948

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001221258A Expired - Fee Related JP4526215B2 (ja) 2001-07-23 2001-07-23 データ転送装置、通信装置、データ転送方法、通信方法、データ転送プログラムが記録された機械読取可能な記録媒体、通信プログラムが記録された機械読取可能な記録媒体、データ転送プログラム、通信プログラムおよびデータ通信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4526215B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004057566A1 (ja) * 2002-12-20 2004-07-08 Sony Electronics Inc. テキスト表示端末装置及びサーバ
JP2005285038A (ja) * 2004-03-31 2005-10-13 Nec Corp 携帯電話機、そのメッセージ作成方法及びプログラム
JP2007219903A (ja) * 2006-02-17 2007-08-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 通信端末装置及び情報提示方法
US7853863B2 (en) 2001-12-12 2010-12-14 Sony Corporation Method for expressing emotion in a text message
JP2013008139A (ja) * 2011-06-23 2013-01-10 Ntt Docomo Inc メッセージ作成システムおよびメッセージ作成装置
WO2014100471A3 (en) * 2012-12-20 2014-11-06 Microsoft Corporation Suggesting related items
JP2015069367A (ja) * 2013-09-27 2015-04-13 Kddi株式会社 通信端末、管理サーバ、メッセージ交換システム、メッセージ交換方法及びメッセージ交換プログラム

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH113348A (ja) * 1997-06-11 1999-01-06 Sharp Corp 電子対話用広告装置
JP2001188734A (ja) * 1999-12-28 2001-07-10 Honda Motor Co Ltd 電子メール送受信システム

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH113348A (ja) * 1997-06-11 1999-01-06 Sharp Corp 電子対話用広告装置
JP2001188734A (ja) * 1999-12-28 2001-07-10 Honda Motor Co Ltd 電子メール送受信システム

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7853863B2 (en) 2001-12-12 2010-12-14 Sony Corporation Method for expressing emotion in a text message
WO2004057566A1 (ja) * 2002-12-20 2004-07-08 Sony Electronics Inc. テキスト表示端末装置及びサーバ
US7180527B2 (en) 2002-12-20 2007-02-20 Sony Corporation Text display terminal device and server
JP2005285038A (ja) * 2004-03-31 2005-10-13 Nec Corp 携帯電話機、そのメッセージ作成方法及びプログラム
JP2007219903A (ja) * 2006-02-17 2007-08-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 通信端末装置及び情報提示方法
JP2013008139A (ja) * 2011-06-23 2013-01-10 Ntt Docomo Inc メッセージ作成システムおよびメッセージ作成装置
WO2014100471A3 (en) * 2012-12-20 2014-11-06 Microsoft Corporation Suggesting related items
US10270720B2 (en) 2012-12-20 2019-04-23 Microsoft Technology Licensing, Llc Suggesting related items
JP2015069367A (ja) * 2013-09-27 2015-04-13 Kddi株式会社 通信端末、管理サーバ、メッセージ交換システム、メッセージ交換方法及びメッセージ交換プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4526215B2 (ja) 2010-08-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102095074B1 (ko) 컨텍스트를 이용한 문자열 예측 생성 기법
CN1677419B (zh) 消息分发系统、服务器、移动终端、数据存储单元与方法
CN1672178B (zh) 用于动画即时通信的方法和装置
CN102483917B (zh) 针对显示文本的命令
US7162412B2 (en) Multilingual conversation assist system
CN100470540C (zh) 在移动电话系统中存储和检索多媒体数据和相关注释数据
US7996228B2 (en) Voice initiated network operations
US8898241B2 (en) Method and system for accessing search services via messaging services
CN103080927B (zh) 使用搜索结果的自动路由
US20080242363A1 (en) System and method for generating a graphical user interface
CN101627401A (zh) 便携式通信设备和媒体增强消息传送方法
US20040038670A1 (en) Mail server, program and mobile terminal for realizing the mail server
JP2009505284A (ja) エンドポイントによってカスタマイズされる仮想ロボット通信フォーマット
JP2002049515A (ja) 公開データおよびプライベートデータの単一回クリックでのデータ同期
JPH10506773A (ja) ボイス・メール・システム
JP2012502385A (ja) アフィニティ基準に基づくサーチ結果のランク付
CN101682667A (zh) 用于搜索不同类型项目的方法和便携式设备
US20010053977A1 (en) System and method for responding to email and self help requests
CN101243679A (zh) 用于提供语音通信的语音通信器
KR20110066173A (ko) 대화와 관련된 서비스들의 시퀀스를 결정하기 위한 통신 방법 및 시스템
JP4526215B2 (ja) データ転送装置、通信装置、データ転送方法、通信方法、データ転送プログラムが記録された機械読取可能な記録媒体、通信プログラムが記録された機械読取可能な記録媒体、データ転送プログラム、通信プログラムおよびデータ通信システム
JPWO2006109767A1 (ja) 音声再生方法、文字コード利用装置、配信サービスシステム、及び文字コード管理方法
KR20190131355A (ko) 대화용 애플리케이션의 운영 방법
JPWO2003039123A1 (ja) 電子メールシステムおよび電子メール送信方法
GB2390780A (en) Portable terminal device with multiple text message editors

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071026

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100525

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100601

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130611

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees