JP2004301828A - 光電センサ - Google Patents

光電センサ Download PDF

Info

Publication number
JP2004301828A
JP2004301828A JP2004061365A JP2004061365A JP2004301828A JP 2004301828 A JP2004301828 A JP 2004301828A JP 2004061365 A JP2004061365 A JP 2004061365A JP 2004061365 A JP2004061365 A JP 2004061365A JP 2004301828 A JP2004301828 A JP 2004301828A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
shielding plate
lens
light receiving
photoelectric sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004061365A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3625066B2 (ja
Inventor
Mutsumi Kirino
睦 桐野
Yoshikazu Mashima
義和 真嶋
Shigetsugu Hiraki
重嗣 平木
Arata Nakamura
新 中村
Hiroshi Yoshida
博史 吉田
Hiroaki Nakanishi
弘明 中西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP2004061365A priority Critical patent/JP3625066B2/ja
Priority to DE200410012270 priority patent/DE102004012270B4/de
Publication of JP2004301828A publication Critical patent/JP2004301828A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3625066B2 publication Critical patent/JP3625066B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J1/00Photometry, e.g. photographic exposure meter
    • G01J1/42Photometry, e.g. photographic exposure meter using electric radiation detectors

Abstract

【課題】 任意の形状や大きさの光通過窓を有する製品を、迅速に、低コストに、さらに精度よく、製造することが可能な光通過窓付の光電センサを提供すること。
【解決手段】 投光素子(23a)と投光レンズ(21a)とを含む投光部と、受光素子(22b)と受光レンズ(21b)とを含む受光部とを有し、投光部に含まれる投光素子(22a)と投光レンズ(21b)との間には、所定形状の光通過窓(41a)が開口形成された遮光板(41)が介在されており、かつ遮光板(41)の光通過窓(41a)がレーザ加工(L1,L2)により開口形成されたものである。
【選択図】 図5

Description

この発明は、投光素子や受光素子の前面にスリットやピンホール等の光通過窓を有する遮光板を配置することにより、検知領域限定や外乱光排除等を実現するようにした光電センサに関する。
投光素子や受光素子の前面にスリットやピンホール等の光通過窓を有する遮光板を配置することにより、検知領域限定や外乱光排除等を実現するようにした反射型や透過型の光電センサは既に知られている(例えば、特許文献1参照)。
反射型の光電センサにあっては、投受光素子と投受光レンズとは合成樹脂製のホルダにより一体的に保持されることが多い。その場合、スリットやピンホール等の光通過窓を有する遮光板はホルダの一部として一体的に形成される。すなわち、投受光素子の前面に配置される光通過窓付の遮光板はホルダと共に一体成形されたものであり、光通過窓のサイズや形状は金型設計により決定される。
透過型の光電センサにあっては、投光器と受光器とは別体とされる。投光器は、投光素子と投光レンズとを含んでおり、それらは合成樹脂製ホルダにより一体的に保持される。受光器は、受光レンズと受光素子とを含んでおり、それらも又合成樹脂製ホルダにより一体的に保持される。スリットやピンホール等の光通過窓を有する遮光板はホルダの一部として一体的に形成される。すなわち、投光器において、投光素子の前面に配置される光通過窓付の遮光板はホルダと一体成形されたものである。同様に、受光器において、受光素子の前面に配置される光通過窓付の遮光板はホルダと一体成形されたものである。光通過窓のサイズや形状は金型設計により決定される。
実開平6−4848号公報
しかしながら、遮光板上の光通過窓(スリットやピンホール等)の形状や大きさをホルダ製作の際の金型設計で決定するようにした従来の光電センサにあっては、(1)光通過窓の形状や大きさの異なるホルダが必要なときには、新規にホルダを製作する必要があり、ホルダの種類が増える毎に、部品在庫、金型償却費が増加すること、(2)新規に光通過窓の形状や大きさの異なるホルダを入手する場合、図面作成(設計)して金型を手配する必要があり、時間が掛かること、(3)新規に光通過窓の形状や大きさの異なるホルダを入手する場合、使用数量が少ないときには単価が割高となること、(4)光通過窓の位置精度は金型精度(例えば、±0.05mm)以上に上げることはできないこと、と言った問題点がある。
この発明は、上述の問題点に着目してなされたものであり、その目的とするところは、任意の形状や大きさの光通過窓を有する製品を、迅速に、低コストに、さらに精度よく、製造することが可能な光通過窓付の光電センサを提供することにある。
この発明の他の目的とするところは、任意の形状や大きさの光通過窓を有する製品を、迅速に、低コストに、さらに精度よく、製造することが可能な光通過窓付光電センサの製造方法を提供することにある。
この発明のさらに他の目的並びに作用効果については、以下の明細書の記載を参照することにより、当業者であれば容易に理解されるであろう。
この発明の光電センサの主たる特徴は、遮光板に対する光通過窓の形成にレーザ加工技術を採用した点にある。投光部の光通過窓の形成にレーザ加工技術を採用した場合、そのような光電センサは、投光素子と投光レンズとを含む投光部と、受光素子と受光レンズとを含む受光部とを有し、投光部に含まれる投光素子と投光レンズとの間には、所定形状の光通過窓が開口形成された遮光板が介在されており、かつ遮光板の光通過窓がレーザ加工により開口形成されたものである、と表現することができる。一方、受光部の光通過窓の形成にレーザ加工技術を採用した場合、そのような光電センサは、投光素子と投光レンズとを含む投光部と、受光素子と受光レンズとを含む受光部とを有し、受光部に含まれる受光素子と受光レンズとの間には、所定形状の光通過窓が開口形成された遮光板が介在されており、かつ遮光板の光通過窓がレーザ加工により開口形成されたものである、と表現することができる。投光部及び受光部の光通過窓の双方に、レーザ加工技術を採用した場合にも、上述の2つの表現を満足することは言うまでもない。
なお、『所定形状の光通過窓』とあるのは、スリット(直線)状、ピンホール(小円)状、楕円状、半円状等々の様々な形状の光通過窓が可能であることを考慮した表現である。また、『光通過窓』とあるのは、光が通過しさえすれば、貫通孔であっても、透明孔(例えば、透明ガラス)であっても差し支えないことを考慮した表現である。
上述した本発明によれば、光通過窓の形成に形状やサイズの調整自由度の高いレーザ加工技術を導入しているため、それらの調整を金型設計に負担させた場合に生ずる、多大な製作日数、高価な金型、在庫増大と言った問題が解消され、しかもレーザ加工技術の精度は金型による成形精度よりも高いため、任意の形状や大きさの光通過窓を有する製品を、迅速に、低コストに、さらに精度よく、製造することが可能となる。
上述の2つの表現で特定される光電センサは、合成樹脂製ホルダを含む場合もある。そのような場合にあっては、前者の光電センサにあっては、投光素子と投光レンズとそれらを一体的に保持する合成樹脂製ホルダとを含む投光部と、受光素子と受光レンズとを含む受光部とを有し、投光部に含まれる投光素子と投光レンズとの間には、所定形状の光通過窓が開口形成された遮光板が介在されており、かつ遮光板の光通過窓がレーザ加工により開口形成されたものである、と表現することができる。また、後者の光電センサにあっては、投光素子と投光レンズとを含む投光部と、受光素子と受光レンズとそれらを一体的に保持する合成樹脂製ホルダとを含む受光部とを有し、受光部に含まれる受光素子と受光レンズとの間には、所定形状の光通過窓が開口形成された遮光板が介在されており、かつ遮光板の光通過窓がレーザ加工により開口形成されたものである、と表現することができる。
レーザ加工の対象となる遮光板については、ホルダとの関係、構造、材質、形状等々について、様々な選択肢が存在する。
ホルダとの関係における第1の選択肢としては、遮光板が合成樹脂製ホルダと一体成形されたものであり、かつ遮光板の光通過窓がレーザ加工により遮光板を所定形状に穿孔することにより開口形成されたものである、とすることが考えられる。このような構成を採用すれば、遮光板部分の存在しないホルダ(現状では注文全体の9割以上がこのホルダを用いた光電センサで対応可能)と存在するホルダ(本発明を用いて、光通過窓をレーザ加工により任意の形状や大きさに開口形成)との2種類の金型があれば、全ての光電センサのホルダに対応可能であるから、その都度にホルダの金型の設計からやり直さずとも、任意の顧客のニーズに対応できる。
ホルダとの関係における第2の選択肢としては、遮光板が合成樹脂製ホルダの所定位置に装着される別部品である、とすることが考えられる。このような構成を採用すれば、大多数の顧客に対しては遮光板を装着しないことで対応できる一方、一部の遮光板を要求する顧客に対しては別部品である遮光板を装着してこれにレーザ加工で光通過窓を開口形成することで対応することができる。加えて、ホルダと遮光板とを別素材とすることができるから、遮光板の素材を適切に選択すれば、孔加工精度を調整したり、遮光板に光学フィルタ機能を持たせることもできる。
より具体的には、遮光板がガラスやプラスチック等の透明板の表面にクロム等の金属膜を蒸着させた断面構造を有するものとし、レーザ加工により金属膜を昇華させて所定形状に除去することにより光通過窓を開口形成することができる。このとき、遮光板を構成する透明板が光学的多層膜(光学フィルタ、偏光板等として機能する)を含むものとすることもできる。他の具体的な例としては、遮光板がレーザ加工予定領域を薄肉化された金属板であり、かつ遮光板の光透過窓がレーザ加工により薄肉化された領域を所定形状に穿孔することにより開口形成されたものである、とすることもできる。ここで開口部の形状としては、いわゆるナイフエッジ形状が好ましい。従来は、樹脂成形などで開口を形成していたためナイフエッジ形状を形成するのが難しかったが、本発明ではレーザ加工により光通過窓を作製するため、薄肉化金属板・金属膜蒸着・薄肉化樹脂などにより加工部を薄肉化させておく必要があり、その結果必然的に開口部がナイフエッジ形状と等価になる。また、受光側遮光板において、遮光板傾斜した状態で保持されるような構成を採用することも可能である。
本発明は、別の一面から見れば、複数の製造ステップからなる光電センサの製造方法として捉えることもできる。
このような観点から捉えた本発明の製造方法は、投光部の遮光板のホルダ一体化に着目すれば、投光素子収容部と、投光レンズ収容部と、それらを結ぶ空洞部と、空洞部内にあって投光素子から投光レンズに向かう光路を遮る遮光板部とを有する合成樹脂製ホルダを射出成形により一体成形する第1のステップと、第1のステップにより得られた合成樹脂製ホルダを所定の治具によりレーザ加工機に装着したのち、空洞部内に投光素子収容部側又は投光レンズ収容部側より投光光路に沿ってレーザビームを導入して遮光板部を所定形状に穿孔することにより光通過窓を開口形成する第2のステップと、第2のステップにより光通過窓が遮光板部に開口形成された合成樹脂製ホルダに投光素子及び投光レンズを装着して素子・レンズ組立体を完成する第3のステップとを含む、光電センサの製造方法として表現することができる。
斯かる方法によれば、遮光板の光通過窓の形状制御を金型設計に依存しないことから、遮光板付のホルダと遮光板のないホルダとを用意するだけで、投光部側に任意の形状を有する光通過窓を備えた光電センサを迅速、低コスト、かつ高精度に製作することができる。
投光部の遮光板の別部品化に着目すれば、投光素子収容部と、投光レンズ収容部と、それらを結ぶ空洞部と、空洞部内にあって投光素子から投光レンズに向かう光路を遮る遮光板を装着するための遮光板収容部とを有する合成樹脂製ホルダを射出成形により一体成形する第1のステップと、第1のステップにより得られた合成樹脂製ホルダ内の遮光板収容部に遮光板を装着する第2のステップと、第2のステップにより得られた遮光板付合成樹脂製ホルダを所定の治具によりレーザ加工機に装着したのち、空洞部内に投光素子収容部側又は投光レンズ収容部側より投光光路に沿ってレーザビームを導入して遮光板を所定形状にレーザ加工することにより光通過窓を開口形成する第3のステップと、第3のステップにより光通過窓が遮光板に開口形成された合成樹脂製ホルダに投光素子及び受光素子を装着して素子・レンズ組立体を完成する第4のステップとを含む、光電センサの製造方法として表現することができる。
斯かる方法によれば、遮光板の光通過窓の形状制御を金型設計に依存しないことに加えて、共通のホルダを遮光板付用途と遮光板なし用途に併用できることから一層のコストダウンを図れる上、遮光板とホルダとを別素材とできるため、レーザ加工性を考慮して遮光板素材を選択すれば、光通過窓の加工精度を向上させることができる。さらに、遮光板として金属膜被着の透明板を採用すると共に、透明板に光学的多層膜を含ませれば、フィルタと遮光板とを共用できる。
受光部の遮光板のホルダ一体化に着目すれば、受光レンズ収容部と、受光素子収容部と、それらを結ぶ空洞部と、空洞部内にあって受光レンズから受光素子に向かう光路を遮る遮光板部とを有する合成樹脂製ホルダを射出成形により一体成形する第1のステップと、第1のステップにより得られた合成樹脂製ホルダを所定の治具によりレーザ加工機に装着したのち、空洞部内に受光レンズ収容部側又は受光素子収容部側より受光光路に沿ってレーザビームを導入して遮光板部を所定形状に穿孔することにより光通過窓を開口形成する第2のステップと、第2のステップにより光通過窓が遮光板部に開口形成された合成樹脂製ホルダに受光素子及び受光レンズを装着して素子・レンズ組立体を完成する第3のステップとを含む、光電センサの製造方法として表現することができる。
斯かる方法によれば、遮光板の光通過窓の形状制御を金型設計に依存しないことから、遮光板付のホルダと遮光板のないホルダとを用意するだけで、受光部側に任意の形状を有する光通過窓を備えた光電センサを迅速、低コスト、かつ高精度に製作することができる。
遮光板を傾斜状態で成型した場合には、第2のステップにおいてレーザ加工を行う前に、遮光板上の2点の座標を測定しその座標に基づいて遮光板の傾斜角を算出する工程を含む。
斯かる方法によれば、遮光板の光通過窓の形状制御を金型設計に依存しないことに加えて、距離限定性が高く、光電センサを製作することができる。
受光部の遮光板の別部品化に着目すれば、受光素子収容部と、受光レンズ収容部と、それらを結ぶ空洞部と、空洞部内にあって受光レンズから受光素子に向かう光路を遮る遮光板を装着するための遮光板収容部とを有する合成樹脂製ホルダを射出成形により一体成形する第1のステップと、第1のステップにより得られた合成樹脂製ホルダ内の遮光板収容部に遮光板を装着する第2のステップと、第2のステップにより得られた遮光板付合成樹脂製ホルダを所定の治具によりレーザ加工機に装着したのち、空洞部内に受光レンズ収容部側又は受光素子収容部側より受光光路に沿ってレーザビームを導入して遮光板を所定形状にレーザ加工することにより光通過窓を開口形成する第3のステップと、第3のステップにより光通過窓が遮光板に開口形成された合成樹脂製ホルダに受光レンズ及び受光素子を装着して素子・レンズ組立体を完成する第4のステップとを含む、光電センサの製造方法として表現することができる。
斯かる方法によれば、遮光板の光通過窓の形状制御を金型設計に依存しないことに加えて、共通のホルダを遮光板付用途と遮光板なし用途に併用できることから一層のコストダウンを図れる上、遮光板とホルダとを別素材とできるため、レーザ加工性を考慮して遮光板素材を選択すれば、光通過窓の加工精度を向上させることができる。さらに、遮光板として金属膜被着の透明板を採用すると共に、透明板に光学的多層膜を含ませれば、フィルタと遮光板とを共用できる。
遮光板を傾斜状態で保持した場合には、第3のステップにおいてレーザ加工を行う前に、遮光板上の2点の座標を測定しその座標に基づいて遮光板の傾斜角を算出する工程を含む。
以上の説明で明らかなように、本発明によれば、任意の形状や大きさの光通過窓を有する製品を、迅速に、低コストに、さらに精度良く、製造することが可能な光通過窓付きの光電センサ、及びその製造方法を提供することができる。
以下に、この発明に係る光電センサ並びにその製造方法の好適な実施の一形態を添附図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明が適用された反射型光電センサの外観を示す斜視図が図1に示されている。同図に示されるように、この光電センサ1は反射型として構成されたものであり、ケース10と、このケース10の前面側開口に装着される素子・レンズ組立体20と、ケース10の上面側開口に装着される操作・表示部組立体30とを主体として構成されている。尚、図において、符号50aは電気コード、21は投光レンズ部と受光レンズ部とが形成されたレンズ板、23g,23hはセンサ据付けのための取付穴、31aは表示灯の光を拡散させるための照光レンズ、31bは感度調整等のために使用される回転操作子である。
同反射型光電センサの内部構造を示す分解斜視図が図2に示されている。同図に示されるように、レンズ・素子組立体20は、レンズ板21と投受光基板22とを合成樹脂製のホルダ23を介して一体的に結合してなるものである。レンズ板21の裏面には、後に図7を参照して説明するように、投光レンズ部21aと受光レンズ部21bとが膨出形成されている。投受光基板22上には、投光素子22aと受光素子22bとが搭載されている。
合成樹脂製のホルダ23には、それぞれホルダを前後方向に貫通する2つの空洞部23e,23fが設けられている。下側の空洞部23eは投光光学系のためのものであり、上側の空洞部23fは受光光学系のためのものである。ホルダ23の側面には2つの遮光板装着スリット23i,23jが上下2段に開口形成されている。これらの遮光板装着スリット23iには、後に図3を参照して説明するように、投光側遮光板41及び受光側遮光板42が挿入固定される。尚、23g,23hは取付穴である。
次に、操作・表示部組立体30の詳細について説明する。操作・表示部組立体30は、操作・表示ブロック31と回路基板32とを一体に結合して構成されている。回路基板32上には、安定表示灯32a及び動作表示灯32bが搭載されている。一方、回路基板32に被せるようにして装着される操作・表示ブロック31の表面には、安定表示灯32a及び動作表示灯32bからの光を外部へと拡散するための照光レンズ31aと、感度調整等の各種の操作に利用されるマイナスドライバ差し込み式の2個の操作子31b,31cとが設けられている。尚、突起31eは操作・表示ブロック31と回路基板32とを結合するためのものであり、突起31dは操作・表示ブロック31をケース10に装着する際に、ケース側の凹部10bと係合抜け止めするためのものである。また、ケース10の相対向する内面に設けられた凸部10aは、ケース10とホルダ23とを結合するためのものである。ケース10の底部には電気コード組立体50が装着される。尚、図において50aは電気コード、50bはコードホルダである。
次に、本発明の要部であるレンズ・素子組立体20の製造方法を、図3〜図7を参照して詳細に説明する。
遮光板装着工程を示す反射型光電センサ用のホルダの斜視図が図3に示されている。先に説明したように、ホルダ23の側面には、2個の遮光板装着スリット23i,23jが開口形成されている。これらの遮光板装着スリット23i,23jには、図に示されるように、投光側遮光板41及び受光側遮光板42がそれぞれ矢印に示すように挿入される。後に詳細に説明するように、これらの遮光板41,42は、例えばガラス板の表面にクロム蒸着膜を被着させたものや、レーザ加工領域を薄肉化した金属板とされている。遮光板装着スリット23i,23jの隙間の寸法は遮光板41,42の厚さとほぼ同等とされており、そのためそれらの遮光板41,42はスリット23i,23jに圧入固定される。加えて、圧入装着が完了した後、各スリットの入口部に設けられた熱かしめ用凸部23k,23lがそれぞれ加熱圧壊されることによって、スリットに装着された遮光板41,42はしっかりと抜け止め固定される。尚、図において、23g,23hは取付穴であり、23cは後述する投光素子収容部、23dは受光素子収容部である。
次に、遮光板装着後、レーザ加工前の反射型光電センサ用のホルダの側断面図が図4に示されている。同図に示されるように、ホルダ23内には、それぞれホルダ23を前後に貫通する2個の空洞部23e,23fが設けられている。下側の空洞部23eは投光光学系のためのものであり、その前面側には投光レンズ収容部23aが、後面側には投光素子収容部23cが設けられている。すなわち、空洞部23eは、投光レンズ収容部23aと投光素子収容部23cとを連通する。そのため、投光側遮光板41は、投光素子収容部23cから投光レンズ収容部23aへ至る光路を遮るようにして配置される。
上側の空洞部23fの前面側には受光レンズ収容部23bが、また後面側には受光素子収容部23dが設けられる。すなわち、空洞部23fは、受光レンズ収容部23bと受光素子収容部23dとを連通する。そのため、受光側遮光板42は、受光レンズ収容部23bから受光素子収容部23dへ至る光路を遮るようにして配置される。
次に、治具に固定されてレーザ加工が行われている反射型光電センサ用のホルダの側面図が図5に示されている。同図に示されるように、投光側遮光板41及び受光側遮光板42が装着されたホルダ23は、治具60を介して、図示しないレーザ加工機のXYθテーブル上に固定される。図の例では、ホルダ23は、レンズ収容部23a,23bを上に向けた水平姿勢を保った状態で、治具60を介して、レーザ加工機のXYθテーブル上に位置決め固定される。
この状態において、レーザ加工機を作動させると、レーザ装置から出射されたレーザビームは、ホルダ23をその真上から照射する。このとき、レーザビームL1のように、受光側光軸に沿って、受光レンズ収容部23bから空洞部23fに導入されたレーザビームは、受光側遮光板42に照射される。このとき、図示しないXYθステージを適宜に移動制御させれば、受光側遮光板42には所定形状の光通過窓が開口形成される。ここで、所定形状としては、スリット(直線)状、長方形状、円形状、楕円形状、半円状等々さまざまな形状をXYθステージの移動制御によって実現することができる。しかもこの種のレーザ加工機における加工精度は、一般に、金型設計による加工精度に比べて高いため、従前よりも高精度に光通過窓を形成することができる。同様にして、レーザビームL2に示されるように、投光側光軸に沿って、投光レンズ収容部23aから空洞部23eに導入されたレーザビームは、投光側遮光板41に照射される。このとき、先ほどと同様にして、XYθステージを適宜に移動制御すれば、投光側遮光板41上には、所定形状の光通過窓を開口形成することができる。
次に、光通過窓形成後の反射型光電センサ用のホルダの側断面図が図6に示されている。この例にあっては、図から明らかなように、遮光板41には光通過窓41aが、また遮光板42には光通過窓42aがそれぞれ開口形成されている。尚、図に示される遮光板41,42の断面構造は、ガラス板の表面にクロム蒸着膜を被着させたものやレーザ加工領域を若干薄肉化した金属板など様々なバリエーションが考えられる。
次に、投受光素子並びにレンズ板の組付けが完了した反射型光電センサ用のホルダであるレンズ・素子組立体20の側断面図が図7に示されている。図から明らかなように、この状態においては、ホルダ23の前面側にはレンズ板21が装着され、後面側には投受光基板22が装着される。先に説明したように、レンズ板21の背面側には、投光レンズ部21aと受光レンズ部21bとが膨出形成されている。そのため、空洞部23eの前面側に位置する投光レンズ収容部23aには投光レンズ部21aが収容され、空洞部23fの前面側に位置する受光レンズ収容部23bには受光レンズ21bが収容される。尚、レンズ板21とホルダ23との結合手段としては、例えばピンと穴とを利用した圧入構造、接着構造などが採用される。一方、投受光基板22には投光素子22aと受光素子22bとが搭載されている。そして、投光素子22aは投光素子収容部23cに収容され、受光素子22bは受光素子収容部23dに収容される。尚、投受光基板22とホルダ23との結合手段もピンと穴とを利用した圧入構造、接着構造等が採用される。
このようにして製造されたレンズ・素子組立体20によれば、投光光学系と受光光学系とが上下2段に構成される。下段に位置する投光光学系は、投光素子22aと光通過窓41aを有する投光側遮光板41と、投光レンズ部21aとを順に配置した構造を有し、投光素子22aから発せられた光は、光通過窓41aによってビーム断面が整形された後、投光レンズ部21aを介して集光されて、検出対象物へと照射される。すなわち、光通過窓41aの存在によって、投光領域は適切に限定される。一方、上段に位置する受光光学系は、受光レンズ部21bと、光通過窓42aと、受光素子22bとを順に配置して構成される。そして、検出対象物で反射された光は、受光レンズ部21bで収束された後、光通過窓42aによってビーム断面が整形された後、受光素子22bへと照射される。これにより、受光素子22bに照射される光は、受光側遮光板42の光通過窓42aによって領域制限され、不要な外乱光等が受光素子22bに導入される虞れを排除することができる。
しかも、この例にあっては、ホルダ23と遮光板41,42とは別部品であるから、共通のホルダ23を使用しつつも、遮光板41,42を選択的に装着することによって、光通過窓を要求する顧客と要求しない顧客との双方に対応することができる。また、光通過窓を要求する顧客に対して、任意の形状や大きさの光通過窓を加工できるため、顧客の任意のニーズに対応できる。加えて、ホルダ23と遮光板41,42とを別素材とすることができるため、遮光板41,42の素材をレーザ加工し易いものとすることによって、光通過窓41a,42aの加工精度を向上させることができる。
次に、レンズ・素子組立体20の製造方法の別の一例を図13〜図20を参照して詳細に説明する。
遮光板未装着状態における反射型光電センサ用のホルダの側断面図が図13に示されている。また、遮光板装着後、レーザ加工前の反射型光電センサ用のホルダの側断面図が図14に示されている。図13〜図18に示された反射型光電センサ用ホルダは、受光側遮光板42が受光レンズ部21b及び受光素子22bと非平行に(傾斜して)設けられている点を除けば、図3〜7に示された反射型光電センサ用ホルダと基本的に同じ構成であり、受光素子収容部23dから受光レンズ収容部23bへ至る光路を遮るようにして受光側遮光板42が配置される。
次に、遮光板の傾き角度が算出されている反射型光電センサ用のホルダの側断面図が図15に、治具に固定されてレーザ加工が行われている反射型光電センサ用ホルダの別の一例が図16にそれぞれ示されている。また、傾斜状態の遮光板に光通過窓をレーザ加工する工程を示すフローチャートが図19に示されている。投光側遮光板41及び受光側遮光板42をホルダ23の投光側遮光板取付部43,受光側遮光板取付部44に取り付けた後、治具60を介して、図示しないレーザ加工機のXYθステージ上に固定される。図の例では、ホルダ23は、レンズ収容部23a,23bを下に向けた水平姿勢を保った状態で固定された後、原点マークを読み込まれ、X,Yの加工原点補正が行われる(ステップ2001)。加工原点補正を行った後、受光側遮光板42の表面上の2点をフォーカスし、その2点の位置情報を記憶し(ステップ2002,ステップ2003)、フォーカスした2点の座標に基づき2点間のX,Yの移動量とZ方向の傾きφを算出し、レーザ加工位置のX,Y情報からZ位置を算出する(ステップ2004,ステップ2005)。Z位置情報に合わせてレーザ出射レンズ焦点を調整し、レーザ加工機を作動させると、レーザ装置から出射されたレーザビームL4は、ホルダ23を遮光板取付部側から照射しレーザ加工を行う(ステップ2006,ステップ2007)。このとき、図示しないXYθステージを適宜に移動制御させれば、受光側遮光板42には所定形状の光通過窓が形成される。ここで、所定形状としては、スリット(直線)状、長方形状、円形状、楕円形状、半円形状等々さまざまな形状をXYθステージの移動制御によって実現することが出来る。
次に、光通過窓形成後の反射型光電センサ用ホルダの側断面図が図17に示されている。この例にあっては、先の工程でレーザ加工により形成された光通過窓41b及び42bが、投光側遮光板41と受光側遮光板42にそれぞれ開口形成されている。
次いで、投受光素子並びにレンズ板の組み付けが完了した反射型光電センサ用のホルダであるレンズ・素子組立体20の別の一例の側断面図が図18に示されている。図7に示された反射型光電センサ用ホルダとの大きな違いは、受光側遮光板42が傾斜状態で保持されていることである。受光側遮光板を傾斜状態で保持した場合の受光曲線と、平行状態で保持した場合の受光曲線との比較が図20に示されている。同図より明らかなように、要検出範囲での受光感度は、いずれの遮光板の場合でもほぼ同様の値であるが、検出範囲外の受光感度は傾斜状態で保持された遮光板の方が著しく低く、傾斜状態で保持された遮光板は距離限定性に優れていることがわかる。すなわち、検出範囲外で受光量が急激に減少する急峻な受光特性が得られ距離限定性の高い反射型光電センサを作製できる。
次に、一体成形による遮光板にレーザ加工でスリットを形成する工程を示す透過型光電センサ用ホルダの断面図が図8に示されている。同図に示されるように、この例にあっては、遮光板部71dはホルダ71の製作(射出成形)の際に一体成形される。すなわち、投光レンズ収容部71aと投光素子収容部71bとを連通する空洞部71cには、これを遮るようにして遮光板部71dがホルダ71の射出成形時に一体に形成される。遮光板部71dの厚さは、レーザビームL3の照射によって貫通穴を形成できるように適切に選択される。すなわち、この例にあっては、ホルダ71と遮光板部71dとは射出成形工程において一体的に形成される。
このような構成において、先に図5を参照して説明したと同様にして、治具80を介してレーザ加工機のXYθステージ上に固定した後、レーザビームL3を照射しつつステージの移動制御を行えば、遮光板部71dに所定形状の光通過窓を開口形成することができる。
次に、一体成形による遮光板にレーザ加工でスリットを形成した透過型光電センサ用ホルダの組立体の断面図が図9に示されている。同図に示されるように、ホルダ71の前面側にはレンズ板72が装着され、後面側には投光基板73が装着される。レンズ板72の裏面側には投光レンズ部72aが膨出形成されており、この投光レンズ部72aは投光レンズ収容部71aに収容される。一方、投光基板73上には投光素子73aが搭載されており、この投光素子73aはホルダの投光素子収容部71bに収容される。投光レンズ収容部71aと投光素子収容部71bとは空洞部71cを介して連通しており、この空洞部71cには光通過窓71gを有する遮光板部71dが設けられる。
そのため、投光素子73aから出射された光は、光通過窓71gによって断面形状が適宜に整形された後、投光レンズ部72aによって集光されて、検出対象領域へと投光される。
このようなレンズ・素子組立体70によれば、遮光板部71dを有する成形金型と有しない成形金型との2種類の成形金型を用意して、予め遮光板部71dを有するホルダと有しないホルダの2種類を用意しておけば、光通過窓71gの形状についてはレーザ加工機の作用によって任意に設定できるから、様々な形状を有する光通過窓を備えたレンズ・素子組立体70を低コストに製作することができる。
次に、レーザ加工によるスリット形成方法のバリエーションを示す説明図が図10に示されている。同図(a)に示されるものは、樹脂製遮光板へレーザ加工機によって穴開け加工を行うようにしたものであり、合成樹脂製薄板81に対してレーザ加工を行うことによって、貫通孔81aを形成するものである。この方法は、先に図8及び図9を参照して説明した一体成形による遮光板部71dに好適なものである。すなわち、ホルダ71の射出成形時に、遮光板部71dも同時に形成しておき、これにレーザビームを照射することによって、貫通孔を形成するものである。
同図(b)に示されるものは、金属薄板へのレーザ加工により、光通過窓を開口形成するものである。この例にあっては、金属薄板82の表面に電鋳金属層83を形成してなる遮光板を用意し、その薄肉領域84に対してレーザビームを照射して、貫通孔84aを形成することによって、光通過窓を開口形成しようとするものである。尚、電鋳金属層83は補強のためであり、遮光板装着スリット23i,23jに圧入する際の剛性を維持させるためである。金属薄板82の厚さは10μm〜0.2mm程度、電鋳金属層83の厚さは0.5mm〜2.0mm程度が好ましい。
同図(c)に示されるものは、金属蒸着膜へのレーザ加工を行うことにより、光通過窓を開口形成しようとするものである。この例にあっては、ガラス板85の表面にクロム蒸着膜86を形成すると共に、これにレーザビームを照射することによって、クロム除去領域86aを形成することにより、光通過窓を開口形成しようとするものである。この例にあっては、クロム蒸着膜86はレーザビームの照射によって昇華除去されるため、光通過窓の形成が容易である他、ガラス板85として光学的多層膜を含むものを採用すれば、ガラス板85自体に光フィルタ機能を持たせることによって、別途光フィルタ板を設けることが不要となる利点がある。なお、ガラス板の素材としてはBK7やB270等が好ましく、その厚さは0.5mm〜2.0mm程度が好ましい。
このように、同図(a)〜(c)に示される方法を適宜選択することによって、遮光板上に任意の形状の光通過窓を高精度に開口形成することができる。
なお、同図(a)〜(c)において、光通過窓は、(a)合成樹脂製薄板81、(b)金属薄板82、(c)クロム蒸着膜86と、薄板または薄膜に対してレーザ加工されることにより形成されるため、ナイフエッジ形状と等価な開口部を得ることができる。
次に、レーザ加工設備のシステム構成図が図11に示されている。同図に示されるように、レーザ加工機90は、演算処理装置91と、レーザ加工装置92と、視覚認識装置93とから構成される。演算処理装置91には、CADデータ91aとレーザ・ワーク制御数値演算装置91bとが含まれている。また、レーザ加工装置92には、レーザ装置92aと、電源装置92bと、冷却装置92cと、ミラー92dと、集光レンズ92eと、XYθステージ装置とが含まれている。ここで、XYθステージ装置は、X方向ステージ92fと、Y方向ステージ92gと、θ方向ステージ92hとを含んでいる。それらのステージ92f〜92hは水平な基準面において、X方向、Y方向、及び垂直軸を中心とした回転方向(θ方向)のそれぞれにおいて、位置決め制御が可能となされている。そして、θ方向ステージ92hの上にワークWが置かれる。ここでワークWとしては、本発明にあっては、合成樹脂製のホルダ23又は71がこれに相当する。
一方、視覚認識装置93は、照明用光源93aと、ハーフミラー93bと、CCD等を内蔵したカメラ93cとを含んでいる。
以上の構成において、レーザ加工機90が動作を開始すると、レーザ・ワーク制御数値演算装置91bは、CADデータ91aに従って、X方向ステージ92f,Y方向ステージ92g,θ方向ステージ92hを適宜制御することによって、ワークWを適宜に移動制御する。このとき、ワークWの位置は、カメラ93cからの情報に基づいて制御される。一方、レーザ装置92aから発せられたレーザ光は、ミラー92dで垂直真下に反射された後、集光レンズ92eで集光されて、ワークWの表面へと照射される。これにより、先に図5及び図8を参照して説明したように、遮光板41,42又は遮光板部71dには、光通過窓41a、42a、71gが開口形成されることとなる。
演算処理装置91のソフトウェア構成を示すフローチャートが図12に示されている。同図に示されるように、ワークがセットされると、スタートスイッチのONを待機するか、またはオートスタート機能によって装置の作動が開始され(ステップ101)、しかる後CADデータの読み込みが行われる(ステップ102)。以後、XYθステージ装置を原点位置に復帰させた後(ステップ103)、加工位置への移動(ステップ104)とレーザ加工(ステップ105)とが繰り返し実行される。そして、CADデータに従ってあらかじめ予定された加工処理が終了するのを待って、ワークを取り出し(ステップ106)、1個のホルダに対する処理が終了し、以後同様な処理を繰り返すことによって、1品製作的にこの種の光電センサにおける光通過窓の開口形成を可能とするのである。
以上説明した実施形態によれば、レーザ加工技術を用いてホルダにスリット等の光通過窓を開口形成するようにしているため、光通過窓の形状は丸穴、角穴、異形状等のどのような形状でも採用が可能となる他、後工程でホルダに異なる光通過窓を形成することで1個からでも光通過窓の形状の異なるホルダを製作することができ、ホルダの種類と在庫を減らすことができる。
また、遮光板をレーザ加工して任意の形状や大きさの光通過窓を有する製品を製造するため、遮光板素材と遮光板未装着状態のホルダの種類が少なくて済み、その結果生産量が増えるため、遮光板素材と遮光板未装着状態のホルダが量産効果でコストダウンとなり、光電センサ自身のコストダウンにつながるといった利点がある。
また、ホルダに直接光通過窓のための加工を行うことで光通過窓の位置精度が向上する。具体的には、従前の金型設計により光通過窓のサイズや形状を決定する場合の位置精度は±0.05mm程度であったのに対し、本発明のレーザ加工により直接に光通過窓を開口形成する場合の位置精度は±0.03mm以下とすることができた。
また、光通過窓を後加工することで、投受光素子とレンズとの位置関係を精度よく構築できるので、光学性能が向上するという利点も確認された。
また、光通過窓は、薄板または薄膜などに対してレーザ加工されることにより形成されるため、ナイフエッジ形状と等価な開口部を得ることができる。
また、傾斜状態で保持された遮光板に対しても本発明のレーザ加工により光通過窓を加工することができる。傾斜状態で保持された遮光板を有する反射型光電センサは、検出範囲外で受光量が急激に減少する急峻な受光特性が得られ、距離限定性が高くなるという利点がある。
さらに、ガラスの表面にクロム蒸着膜等を被着させて遮光板とする例にあっては、ガラス板それ自体を光学的なバンドパスフィルタとしておけば、単なる光通過窓の機能を超えて、窓それ自体が様々な光学的特性を有することとなり、新たな技術展開が期待できるという利点もある。
本発明が適用された反射型光電センサの外観を示す斜視図である。 本発明が適用された反射型光電センサの内部構造を示す分解斜視図である。 遮光板装着工程を示す反射型光電センサ用のホルダの斜視図である。 遮光板装着後、レーザ加工前の反射型光電センサ用のホルダの側断面図(その1)である。 治具に固定されてレーザ加工が行われている反射型光電センサ用のホルダの側断面図(その1)である。 光通過窓形成後の反射型光電センサ用のホルダの側断面図(その1)である。 投受光素子並びにレンズ板の組付けが完了した反射型光電センサ用ホルダの側断面図(その1)である。 一体成形による遮光板にレーザ加工で光通過窓を形成する工程を示す透過型光電センサ用ホルダの断面図である。 一体成形による遮光板にレーザ加工で光通過窓を形成した透過型光電センサ用ホルダの組立体を示す断面図である。 レーザ加工による光通過窓形成方法のバリエーションを示す説明図である。 レーザ加工設備のシステム構成図である。 演算処理装置のソフトウェア構成を示すフローチャートである。 遮光板未装着状態における反射型光電センサ用のホルダの側断面図である。 遮光板装着後、レーザ加工前の反射型光電センサ用のホルダの側断面図(その2)である。 遮光板の傾き角度が算出されている反射型光電センサ用のホルダの側断面図である。 治具に固定されてレーザ加工が行われている、反射型光電センサ用のホルダの側断面図(その2)である。 光通過窓形成後の反射型光電センサ用のホルダの側断面図(その2)である。 投受光素子並びにレンズ部材の組付けが完了した反射型光電センサ用のホルダの側断面図(その2)である。 傾斜状態の遮光板に光通過窓をレーザビームにて加工する工程を示すフローチャートである。 受光側遮光板を傾斜状態で保持した場合の受光曲線と、平行状態で保持した場合の受光曲線との比較を示す図である。
符号の説明
1 反射型光電センサ
10 ケース
10a 凸部
10b 凹部
20 レンズ・素子組立体
21 レンズ板
21a 投光レンズ部
21b 受光レンズ部
22 投受光基板
22a 投光素子
22b 受光素子
23 ホルダ
23a 投光レンズ収容部
23b 受光レンズ収容部
23c 投光素子収容部
23d 受光素子収容部
23e,23f 空洞部
23g,23h 取付穴
23i,23j 遮光板装着スリット
23k,23l 熱かしめ用凸部
30 操作・表示部組立体
31 操作・表示ブロック
32 回路基板
31a 照光レンズ
31b,31c 操作子
32a 安定表示灯
32b 動作表示灯
31d,31e 凸部
41 投光側遮光板
41a,41b 光通過窓
42 受光側遮光板
42a,42b 光通過窓
43 投光側遮光板収容部
44 受光側遮光板収容部
50 電気コード組立体
50a 電気コード
50b コードホルダ
60 治具
70 レンズ・素子組立体
71 ホルダ
71a 投光レンズ収容部
71b 投光素子収容部
71c 空洞部
71d 遮光板部
71e,71f 取付穴
71g 光通過窓
72 レンズ板
72a 投光レンズ部
73 投光基盤
73a 投光素子
80 治具
81 合成樹脂製薄板
81a 貫通孔
82 金属製薄板
83 電鋳金属層
84 薄肉領域
84a 貫通孔
85 ガラス板
86 クロム蒸着膜
86a クロム除去領域
90 レーザ加工機
91 演算処理装置
91a CADデータ
91b レーザ・ワーク制御数値演算装置
92 レーザ加工装置
92a レーザ装置
92b 電源装置
92c 冷却装置
92d ミラー
92e 集光レンズ
92f X方向ステージ
92g Y方向ステージ
92h θ方向ステージ
93 視覚認識装置
93a 光源
93b ハーフミラー
93c カメラ
W ワーク
φ 傾斜角
L1,L2,L3,L4 レーザビーム

Claims (18)

  1. 投光素子と投光レンズとを含む投光部と、受光素子と受光レンズとを含む受光部とを有し、
    投光部に含まれる投光素子と投光レンズとの間には、所定形状の光通過窓が開口形成された遮光板が介在されており、かつ
    遮光板の光通過窓がレーザ加工により開口形成されたものである、
    ことを特徴とする光電センサ。
  2. 投光素子と投光レンズとを含む投光部と、受光素子と受光レンズとを含む受光部とを有し、
    受光部に含まれる受光素子と受光レンズとの間には、所定形状の光通過窓が開口形成された遮光板が介在されており、かつ
    遮光板の光通過窓がレーザ加工により開口形成されたものである、
    ことを特徴とする光電センサ。
  3. 投光素子と投光レンズとそれらを一体的に保持する合成樹脂製ホルダとを含む投光部と、受光素子と受光レンズとを含む受光部とを有し、
    投光部に含まれる投光素子と投光レンズとの間には、所定形状の光通過窓が開口形成された遮光板が介在されており、かつ
    遮光板の光通過窓がレーザ加工により開口形成されたものである、
    ことを特徴とする光電センサ。
  4. 投光素子と投光レンズとを含む投光部と、受光素子と受光レンズとそれらを一体的に保持する合成樹脂製ホルダとを含む受光部とを有し、
    受光部に含まれる受光素子と受光レンズとの間には、所定形状の光通過窓が開口形成された遮光板が介在されており、かつ
    遮光板の光通過窓がレーザ加工により開口形成されたものである、
    ことを特徴とする光電センサ。
  5. 受光素子と受光レンズとの間に介在する遮光板は、受光レンズ表面に対して所定の傾きをもって設置されることを特徴とする請求項2又は4のいずれかに記載の光電センサ。
  6. 遮光板が合成樹脂製ホルダと一体成形されたものであり、かつ遮光板の光通過窓がレーザ加工により遮光板を所定形状に穿孔することにより開口形成されたものである、
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載の光電センサ。
  7. 遮光板が合成樹脂製ホルダの所定位置に装着される別部品である、ことを特徴とする請求項3又は4に記載の光電センサ。
  8. 遮光板が透明板の表面に金属膜を蒸着させた断面構造を有するものであり、かつ遮光板の光通過窓がレーザ加工により金属膜を所定形状に除去することにより開口形成されたものである、
    ことを特徴とする請求項6に記載の光電センサ。
  9. 遮光板を構成する透明板が光学的多層膜を含むものである、ことを特徴とする請求項8に記載の光電センサ。
  10. 遮光板がレーザ加工予定領域を薄肉化された金属板であり、かつ遮光板の光透過窓がレーザ加工により薄肉化された領域を所定形状に穿孔することにより開口形成されたものである、
    ことを特徴とする請求項6に記載の光電センサ。
  11. 投光素子収容部と、投光レンズ収容部と、それらを結ぶ空洞部と、空洞部内にあって投光素子から投光レンズに向かう光路を遮る遮光板部とを有する合成樹脂製ホルダを射出成形により一体成形する第1のステップと、
    第1のステップにより得られた合成樹脂製ホルダを所定の治具によりレーザ加工機に装着したのち、空洞部内に投光素子収容部側又は投光レンズ収容部側より投光光軸に沿ってレーザビームを導入して遮光板部を所定形状に穿孔することにより光通過窓を開口形成する第2のステップと、
    第2のステップにより光通過窓が遮光板部に開口形成された合成樹脂製ホルダに投光素子及び投光レンズを装着して素子・レンズ組立体を完成する第3のステップとを含む、
    ことを特徴とする光電センサの製造方法。
  12. 投光素子収容部と、投光レンズ収容部と、それらを結ぶ空洞部と、空洞部内にあって投光素子から投光レンズに向かう光路を遮る遮光板を装着するための遮光板収容部とを有する合成樹脂製ホルダを射出成形により一体成形する第1のステップと、
    第1のステップにより得られた合成樹脂製ホルダ内の遮光板収容部に遮光板を装着する第2のステップと、
    第2のステップにより得られた遮光板付合成樹脂製ホルダを所定の治具によりレーザ加工機に装着したのち、空洞部内に投光素子収容部側又は投光レンズ収容部側より投光光軸に沿ってレーザビームを導入して遮光板を所定形状にレーザ加工することにより光通過窓を開口形成する第3のステップと、
    第3のステップにより光通過窓が遮光板に開口形成された合成樹脂製ホルダに投光素子及び投稿レンズを装着して素子・レンズ組立体を完成する第4のステップとを含む、
    ことを特徴とする光電センサの製造方法。
  13. 受光レンズ収容部と、受光素子収容部と、それらを結ぶ空洞部と、空洞部内にあって受光レンズから受光素子に向かう光路を遮る遮光板部とを有する合成樹脂製ホルダを射出成形により一体成形する第1のステップと、
    第1のステップにより得られた合成樹脂製ホルダを所定の治具によりレーザ加工機に装着したのち、空洞部内に受光レンズ収容部側又は受光素子収容部側より受光光軸に沿ってレーザビームを導入して遮光板部を所定形状に穿孔することにより光通過窓を開口形成する第2のステップと、
    第2のステップにより光通過窓が遮光板部に開口形成された合成樹脂製ホルダに受光素子及び受光レンズを装着して素子・レンズ組立体を完成する第3のステップとを含む、
    ことを特徴とする光電センサの製造方法。
  14. 遮光板部は、受光素子収容部及び受光レンズ収容部と、所定の傾きをもって設置されることを特徴とする請求項13に記載の光電センサの製造方法。
  15. 受光素子収容部と、受光レンズ収容部と、それらを結ぶ空洞部と、空洞部内にあって受光レンズから受光素子に向かう光路を遮る遮光板を装着するための遮光板収容部とを有する合成樹脂製ホルダを射出成形により一体成形する第1のステップと、
    第1のステップにより得られた合成樹脂製ホルダ内の遮光板収容部に遮光板を装着する第2のステップと、
    第2のステップにより得られた遮光板付合成樹脂製ホルダを所定の治具によりレーザ加工機に装着したのち、空洞部内に受光レンズ収容部側又は受光素子収容部側より受光光軸に沿ってレーザビームを導入して遮光板を所定形状にレーザ加工することにより光通過窓を開口形成する第3のステップと、
    第3のステップにより光通過窓が遮光板に開口形成された合成樹脂製ホルダに受光レンズ及び受光素子を装着して素子・レンズ組立体を完成する第4のステップとを含む、
    ことを特徴とする光電センサの製造方法。
  16. 遮光板収容部は、遮光板が、受光素子収容部及び受光レンズ収容部と、所定の傾きをもって設置されることを特徴とする請求項15に記載の光電センサの製造方法。
  17. 第2のステップは、遮光板上の2点の座標に基づいて遮光板の傾き角を算出した後に、レーザ加工を施すステップを含むことを特徴とする請求項13に記載の光電センサの製造方法
  18. 第3のステップは、遮光板上の2点の座標に基づいて遮光板の傾き角を算出した後に、レーザ加工を施すステップを含むことを特徴とする請求項15に記載の光電センサの製造方法
JP2004061365A 2003-03-14 2004-03-04 光電センサ Expired - Fee Related JP3625066B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004061365A JP3625066B2 (ja) 2003-03-14 2004-03-04 光電センサ
DE200410012270 DE102004012270B4 (de) 2003-03-14 2004-03-12 Verfahren zu Herstellung eines photoelektrischer Sensor

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003069716 2003-03-14
JP2004061365A JP3625066B2 (ja) 2003-03-14 2004-03-04 光電センサ

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004304479A Division JP2005037405A (ja) 2003-03-14 2004-10-19 光電センサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004301828A true JP2004301828A (ja) 2004-10-28
JP3625066B2 JP3625066B2 (ja) 2005-03-02

Family

ID=33134267

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004061365A Expired - Fee Related JP3625066B2 (ja) 2003-03-14 2004-03-04 光電センサ

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP3625066B2 (ja)
DE (1) DE102004012270B4 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103887317A (zh) * 2012-12-20 2014-06-25 阿自倍尔株式会社 光电传感器
JP2017033860A (ja) * 2015-08-05 2017-02-09 アズビル株式会社 回帰反射形光電センサ
JP2018028539A (ja) * 2016-08-17 2018-02-22 オートニクス コーポレイション 反射型イメージ検出センサ

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102012107298A1 (de) * 2012-08-09 2014-02-13 Endress + Hauser Flowtec Ag Aufsatzelement, Vorrichtung zur Anordnung in einem Messgerät und Messgerät
EP3809165A1 (de) * 2019-10-15 2021-04-21 Leuze electronic GmbH + Co. KG Sensor

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE6806691U (de) * 1968-11-06 1969-05-29 Zeiss Jena G M B H Reflektor mit mindestens einer umlenkeinheit fuer elektrooptische streckenmessgeraete
JPS55108130A (en) * 1979-02-13 1980-08-19 Omron Tateisi Electronics Co Reflection type photoelectric switch
DE2908757C2 (de) * 1979-03-06 1986-10-16 Baumgartner, Viktor, 8028 Taufkirchen Abstandsänderungs-Meßanordnung
JPH064848U (ja) * 1992-06-30 1994-01-21 シャープ株式会社 反射型光電スイッチ
DE4408294A1 (de) * 1994-03-11 1995-09-21 Sick Optik Elektronik Erwin Vorrichtung zur Veränderung des wirksamen Strahlquerschnittprofils von optoelektronischen Sensoren
DE29620422U1 (de) * 1996-11-22 1997-01-23 Sick Ag Optoelektronischer Sensor mit in einem Gehäusegrundkörper integrierten Haltevorrichtungen
DE29913513U1 (de) * 1999-08-03 1999-11-25 Leuze Electronic Gmbh & Co Lichttaster

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103887317A (zh) * 2012-12-20 2014-06-25 阿自倍尔株式会社 光电传感器
JP2017033860A (ja) * 2015-08-05 2017-02-09 アズビル株式会社 回帰反射形光電センサ
JP2018028539A (ja) * 2016-08-17 2018-02-22 オートニクス コーポレイション 反射型イメージ検出センサ
CN107764293A (zh) * 2016-08-17 2018-03-06 奥托尼克斯有限公司 反射型图像检测传感器
CN107764293B (zh) * 2016-08-17 2020-07-07 奥托尼克斯有限公司 反射型图像检测传感器
CN111664876A (zh) * 2016-08-17 2020-09-15 奥托尼克斯有限公司 反射型图像检测传感器
CN111664876B (zh) * 2016-08-17 2022-07-12 奥托尼克斯有限公司 反射型图像检测传感器

Also Published As

Publication number Publication date
DE102004012270B4 (de) 2014-04-24
JP3625066B2 (ja) 2005-03-02
DE102004012270A1 (de) 2004-11-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN112930242B (zh) 加工系统以及加工方法
CN104792344A (zh) 检测器、压印装置以及物品制造方法
US20080117531A1 (en) Optical sensor and method for homogenizing a light beam
JP2007201360A (ja) フォトリフレクタ装置
JP2004301828A (ja) 光電センサ
JP2018520501A (ja) 回路基板上に少なくとも1つの電子部品を位置決めするための方法
TW201804206A (zh) 截頂型鏡片,截頂型鏡片對及相應裝置的製造方法
WO2005102629A1 (en) Punching machine for flexible printed circuit board
JP2011051016A (ja) マーキング装置及び方法
WO2012042944A1 (ja) 光学式変位センサの調整方法、および光学式変位センサの製造方法
JP6060937B2 (ja) 画像読取装置
JP2005037405A (ja) 光電センサ
JP2006023508A (ja) 光学素子位置調整機構
JP2014167387A (ja) 物体検出装置および情報取得装置
JP2015125112A (ja) 変位センサ
TWI540463B (zh) 輸入介面之投影結構及具有該投影結構之電子裝置
CA2434011A1 (en) Method and apparatus for aligning diffraction grating
JPH08323489A (ja) レーザ加工装置
JP2005083939A (ja) 反り量計測方法、反り量計測装置及び貼り合わせ装置
JP2006235246A (ja) 一眼レフカメラのファインダー装置
JP2009260887A (ja) 撮像装置
JP4688582B2 (ja) 基板の位置決め装置
JP6876252B2 (ja) バックライトユニット及びヘッドアップディスプレイ
JP2001109168A (ja) 基板位置決め装置
JP7015132B2 (ja) 光照射装置

Legal Events

Date Code Title Description
A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20040805

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040820

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041019

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041111

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041124

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081210

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091210

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101210

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101210

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111210

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111210

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121210

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131210

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees