JP2004301808A - 試料採取補助具 - Google Patents

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Abstract

【課題】揮発性ガス採取用の採取孔内に挿入する試料採取補助具である。
【解決手段】止具(27)を具えた蓋体(26)の孔部(26a)に、土壌中に穿ったガス採取孔(11)に挿入する保護パイプ(12)を固着し、前記採取孔の略半分の深さに形成した上部筒(14)の下部に、周面に多数の小孔(17)を設けた下部筒(16)の上端を固着し、前記上下部筒の内部を挿通した柔軟チューブ(22)の外側に挿通させた補強パイプ(18)の下部と前記柔軟チューブの下部を下部ゴム栓(21)で固着して下端から前記柔軟チューブの下端を突出させ、該下部ゴム栓と該下部筒の内面との間に間隙部(23)を設けて前記上部筒の上端開口(15)に前記補強パイプ及び柔軟チューブを固着させる上部ゴム栓(20)を取外可能に装着してある。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、土壌中に含まれる揮発性ガス成分を採取して測定するため、揮発性ガス採取用の採取孔内に挿入する試料採取補助具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
土壌や地下水の環境保全のためには、化学物質による汚染の未然防止だけでなく、汚染された土壌や地下水を改善することが求められている。土壌中に存する様々な汚染物質は、時間が経過するにつれて土壌に含侵され、該土壌又は該土壌中の液体には様々な物質が溶解する。また、該物質中には人体に有害な揮発性ガスを発生するものがあり、これらの物質が土壌中に廃棄埋設されて数年又は数十年経過した状態で、該土壌中に孔を掘った際に揮発性ガスが発生したりすると社会生活を営む人々にとって危険である。
【0003】
従来は自由に廃棄できた産業廃棄物がその後、危険性を有するとして法律によって廃棄が禁止されたにもかかわらず、該産業廃棄物の破棄場所の不足が原因となって、土壌中に穴をほって有害物質を不法に地中に廃棄して隠したりする結果、環境保護あるいは日常生活における安全のため、土壌中に残留する有害物質の分布状態を調査する目的で、土壌中に含まれる各種の揮発性ガス成分の測定を行うことが今日では必要である。
【0004】
例えば土地を売買する場合には、当該地域の土壌中に有害物質が埋設されていることを知らないで該土地を購入し、工事のために土壌に穴を掘った場合に、揮発性ガスが生じて作業員はもちろんのこと周辺住民にとって危険となるため、最近は、当該地域の土壌中から採取した土壌ガスの測定を必要条件とすることによって当該地域の環境保全を図っている。
【0005】
ここでいう土壌中の揮発性ガス、即ち、揮発性有機化合物とは、例えば、ジクロロメタン、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、1,1−ジクロロエチレン、シス−1,2−ジクロロエチレン、1,1,1−トリクロロエタン、1,1,2−トリクロロエタン、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、1,3−ジクロロプロペン、ベンゼンなどを意味し、さらに土壌ガスとは、土壌の表層から1m程度下の土壌中に存在する間隙ガスを意味している。
【0006】
従来、この種の装置は、図11に示すように土壌1中に採取穴2を設け、この採取穴内にサンプリングチューブ3を挿入し、採取穴の外部に取り出したチューブの先端にガス採取装置4を装着し、土壌中に含まれる各種の汚染物質から揮発して土壌中に設けた採取穴2の内部に集まった揮発性ガスを、操作ハンドル5を操作することにより採取装置4内に負圧を生ぜしめて採取装置4内に装着した試料採取用の、例えばテトラパック6内に一定時間をかけて土壌ガスを採取し、ガスクロマトグラフィー等の適宜測定装置(図示せず)により測定を行っている(例えば、特許文献1参照。)。
【0007】
【特許文献1】
特開2003−21581号(第2−4頁、図3、4)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
広範囲の土壌調査では、調査対象となる地域を複数のメッシュに区切って測定区域の絞り込みを行う。即ち、例えば、100m四方の範囲を調査するには、例えば、10m毎の各区画の中心部にボーリングを行い、各ボーリング箇所から採取した揮発性ガスの有無を測定し、基準値以上のガスが検出された場合は汚染地域と認定し、危険を未然に防止している。このような測定の為に、100m四方の範囲でも100ケ所の土壌表面にボーリングを行うため、このボーリング作業をいかに効率的に行うかが重要である。
【0009】
従来のように、調査対象となる地域の土壌表面に単に測定用穴を穿つだけだと、該土壌の状態にもよるが時間の経過共に水分の蒸発や被測定個所の近辺を車両が通過することによって生じる振動などによって該穴の内壁面が崩れて埋ってしまうことがある。また、該穴が使用できなくなった場合には隣接した他の場所に新たに測定用穴を掘り直ししなければならなくなる場合もあり、作業能率が悪いという課題を有していた。
【0010】
本発明は、係る従来の欠点に鑑みてなされたもので、広い面積を占める土壌中に採取孔を多数設け、揮発性ガスを採取する時間、該採取孔の内壁面の崩れを防いで土壌中に設けた採取孔内に集まった一定量のガスを能率的に採取することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために請求項1の発明は、一対の止具27を上部に具えた蓋体26の中心に設けた孔部26aに、土壌中に穿ったガス採取孔11に挿入できる口径をした上部筒と下部筒とからなる保護パイプ12の上端を固着し、前記ガス採取孔の略半分の深さに形成した前記上部筒14の下端内部に、周面に多数の小孔17を有したやや小径の下部筒16の上端を固着し、前記上部筒及び下部筒の内部を挿通した柔軟チューブ22の外側に挿通して前記ガス採取孔の深さと略同じ長さをした補強パイプ18の下部と前記柔軟チューブ22の下部とを下部ゴム栓21を固着して、該下部ゴム栓の下端から前記柔軟チュ−ブの下端を突出させると共に、該下部ゴム栓と該下部筒の内面との間に間隙部23を設け、前記上部筒の上端開口15に前記補強パイプ及び柔軟チューブを固着させる上部ゴム栓20を取外可能に装着してなり、前記上端開口15を密封する上部ゴム栓20を貫通して前記柔軟チューブ22を外部に引き出してなることを特徴とする。
【0012】
保護パイプの下方に位置したやや小径な下部筒の周面の全部又は一部に複数の小孔を設けてあるので、ガス採取孔内の揮発性ガスは容易に下部筒内に進入でき、また、採取孔の内面から崩れた土砂は下部筒内に侵入しないので、下部筒の下部に位置する柔軟チューブから採取孔内の揮発性ガスを採取できる。
【0013】
請求項2の発明は、一対の止具27を上部に具えた蓋体26の中心に設けた孔部26aに、土壌中に穿ったガス採取孔11に挿入できる口径をした保護パイプ12aの上端を固着し、前記ガス採取孔の略半分の深さに形成した前記保護パイプの内部に挿通した柔軟チューブ22の外側に挿通する前記ガス採取孔の深さと略同じ長さをした補強パイプ18の下部と前記柔軟チューブの下部とを固着させた下部ゴム栓21の下端から前記柔軟チューブの下端を突出させ、保護パイプ12aの下端内部に位置させて前記補強パイプ18に挿通した中間ゴム栓30と該保護パイプの内面との間に間隙部23aを設け、前記保護パイプの上端開口15に前記補強パイプ及び柔軟チューブを固着させた上部ゴム栓20を取外可能に装着してなり、前記上端開口を密封させる前記上部ゴム栓を貫通して前記柔軟チューブ22を外部に引き出してなることを特徴とする。
【0014】
ガス採取孔の約半分の長さを有した保護パイプを崩れやすい採取孔の上方内部に挿入し、この保護パイプの中心に該採取孔の深さと略同じ長さに形成した補強パイプの外径を小径にしてあるので、採取孔内への出し入れの際に土砂を崩すことが少ない。さらに、保護パイプの下端内部に位置する補強パイプには保護パイプの下部内側に中間ゴム栓を配してあるので、該補強パイプの下端が左右に大きく揺れることがなく、採取孔内の壁面を崩すことは少ない。保護パイプの長さは採取孔の深さの半分であるから軽量化を図ると共に取扱いが便利である。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、図1〜3に基いて説明すると、土壌10中に表面から垂直に設けた採取孔11内に挿入する保護パイプ12は、ステンレス管やアルミ管などの金属パイプを用いて形成してある。この採取孔11の内径Xは20〜30mmで、長さは約900mmに形成してあり、該採取孔の内壁面と保護パイプの一部である下部筒16との間に、間隔Yを有するようにして保護パイプ12を挿入しやすくしてある。
【0016】
保護パイプ12は、採取孔11内に小乳できる口径の上部筒14とやや小径の下部筒16を直線状に連結して形成してあり、上部筒14は約500mmの長さで、前記採取孔11の略中間部に該上部筒14の下端が位置するようにし、さらに、上部筒の下端内部に下部筒16の上端を固着してある。この下部筒16は約400mmの長さに形成して保護パイプ12の全長を約900mmに形成してあり、ステンレス材やアルミ材等の軽量金属を用いて形成したため取扱いや持ち運びが容易である。
【0017】
この上部筒14の下端内部に上端を固着させた下部筒16の外径Vは、上部筒の管壁の厚さSの2倍の長さ分だけ下部筒の外径を短く形成してある。上部筒の管壁厚さSが3mmの場合、上部筒の下端内部に固着させた下部筒の外径は6mm短く形成してある。さらに、下部筒16の周面の全体又は一部には一定間隔毎に多数の小孔17を形成し、該下部筒16の下部に下端開口13を設けてあるので、採取孔11内に土壌中から漏出した揮発性ガスは該小孔17や下端開口13から保護パイプ12内に集まる。
【0018】
上部筒14の上端には、該上部筒の外径より大径な蓋体26を一体に固着し、該蓋体26の両側上部にはボルト等の止具27を突設し、上部筒14の上端は大径の蓋体26の中心に設けた孔部26a内に固着してある。上部筒14と下部筒16とを一体に連結してなる保護パイプ12の内部にも、ステンレス管やアルミ管などの小径な補強パイプ18を配してある。補強パイプ18の上端は、上部筒14の上端開口15を密封するために、取外可能に取付ける上部ゴム栓20の中心下部に固着してあり、パイプ18の内部に挿通させた柔軟チューブ22は、上部ゴム栓20の中心を貫通して上方に突出してある。
【0019】
パイプ18の下端は、前記保護パイプの下端開口13の内部に位置させた下部ゴム栓21に固着してあり、下部ゴム栓21の中心を貫通してその下端から少し突出した柔軟チューブ22の下端は、前記下部筒の下部開口13よりやや上方に位置するように配してある。また、補強パイプ18の全長は、前記保護パイプ12と略同じ長さか、多少短く形成してあり、上部ゴム栓20及び下部ゴム栓21は、柔軟チューブ22と補強パイプ18とがずれないように互いに固着する機能を有している。
【0020】
柔軟チューブ22の下端と保護パイプ12の下端開口13との間には、一定距離Zを有しているので、たとえ、保護パイプをなす下部筒16の下端開口13が採取孔11の底面11aに接した状態でも、該柔軟チューブ22の下端は該採取孔の底面11aより上方に位置している。そのため、採取孔内に生じた揮発性ガスは、土壌表面から約900mmの深さに位置した柔軟チューブの下端から採取できる。上部ゴム栓20及び下部ゴム栓21はシリコンゴムからなり、また、柔軟チューブ22はテフロン(登録商標)チューブで形成してある。
【0021】
図2に示すように、下部ゴム栓21は保護パイプ12をなす下部筒16の内面との間に間隙部23を設けてあるので、該間隙部を通して下部ゴム栓21の下方と上方は連通し、また、下部ゴム栓21を有したパイプ18は保護パイプ12の上方から下部筒16内に容易に挿入することができる。その上、下部ゴム栓21は、上部を大径に下部を小径にしてテーパー状に形成してあるので、保護パイプ内を下方に移動させる場合には、スムーズに滑らせて移動できる。さらに柔軟チューブ22の外側に補強パイプ18を装着してあるので、該チューブが折り曲って保護パイプ内の途中に引っかかることはない。
【0022】
図3に示すように、下部ゴム栓21aの周面、少なくとも上部周面に複数の案内凸部(本実施例では3ケ)24を設け、下部筒16の内面に案内されながら案内凸部24を下方に滑動してもパイプ18の下端が左右に揺れることはない。下部ゴム栓21aの周面には、3ケ以上の案内凸部24を設けてあるので、下端に下部ゴム栓21を有したパイプ18を保護パイプ12内に出し入れの際に、パイプ18はほとんど傾斜せずに上下動でき、各案内凸部24の間に夫々間隙部24を設けてあるので下部ゴム栓21の上方と下方は連通している。
【0023】
本実施形態の作用について説明すると、土壌中に設けた採取孔11内に保護パイプを挿入する場合、保護パイプの下方に位置する下部筒16の外径は、上部筒14の外径より短いので採取孔の内壁面と下部筒の外周面との間にやや空間部分を有するため接触しないように挿入できる。なお、図1には採取孔11と保護パイプ12との間に、若干の空間を有して図示してあるが、もちろん密接させてあることもあるが、いずれの場合も蓋体26で該採取孔の上部を密閉する。また、上部筒14と採取孔11の内壁面との間は狭いか又は接しているため、保護パイプ12を採取孔11内に挿入させる場合に、採取孔の内壁面に該上部筒が接して内壁面が少し位崩れても、下部筒16と採取孔11との間に若干の間隙Yを有しているので下部筒をスムーズに挿入できるし、さらに、ガスの採取にも支障はなく、崩れ落ちた土壌が下部筒16の内部に侵入することもない。
【0024】
採取孔11内に挿入した保護パイプ12の上端に設けた蓋体の中心に穿った上端開口15内に補強パイプ18を下部から挿入し、ついでご補強パイプの上部に設けた上部ゴム栓20を該上端開口に嵌合させて保護パイプの上部を密封する。この採取孔の内壁面が少し崩れて下部筒16の下部周囲に落下しても、該採取孔内に存する揮発性ガスは、下部筒16の周面に設けた多数の小孔17から下部筒16内に進入でき、保護パイプ内の下部で土壌表面から約900mmの深さの地点に位置する柔軟チューブ22の下端から前記ガスを採取して該チューブの上端に接続したテトラパック(試料採集容器)内に一定時間をかけて採取する。
【0025】
図2に示した下部ゴム栓21は、下部筒16の内面に接する位に傾斜できるが、図3に示した下部ゴム栓21aは、その上部周面に突出させた複数の案内凸部24を有しているので、パイプ18はほとんど傾斜することなく下部筒16の内面に案内されて下降する。また、土壌中の採取孔11内の略下部に設置した保護パイプ12の上部に固着させた大径の蓋体26によって採取孔11の上部は密封され、採取孔内の揮発性ガスが大気中に漏出するのを防止している。保護パイプ12の上部に嵌合させた上部ゴム栓20の中心から外部に引き出した柔軟チューブ22は採取容器、例えばテトラパック6などに接続させて揮発性ガスを採取した後、該テトラパックを測定容器(図示せず)に装着して揮発性ガスの有無を測定する。
【0026】
測定個所の土壌は必ずしも柔らかいとは限らず硬い場合もあるので、図10に示した穴開け具50で土壌中に採取孔を設ける場合や、採取孔内から穴開け具を取り出す場合や、保護パイプを手で保持して引き抜くことが困難な場合には、蓋体26に設けたボルトなどの止具27に、図7、8に示した連結継手60の下部に設けた前記蓋体26と同形の連結板61の挿通孔62を挿通してボルト・ナットからなる止具27で固着し、連結継手の保持部63に着脱可能に連結した公知のエンジンブレーカ(図示せず)などにより振動を与えて穴開け具を土壌中に打ちこんだり、引き抜いたりでき、さらに採取孔内に保護パイプ12を挿入したり引き抜くこともできる。
【0027】
本発明の第2の実施形態を、図4〜6に基いて説明すると、土壌10中に設けた採取孔11内に挿入した保護パイプ12aは、前記と同様にステンレス管やアルミ管などの金属パイプなどを用いて形成してある。この採取孔11の内径Xは30mm、長さは約900mmの長さをしている。
【0028】
保護パイプ12aの下端は、土壌10中に設けた約1000mmの深さの採取孔11の略中間部の深さ、即ち、上方から約500mm下方に位置させ、保護パイプ12の内部には、ステンレス管やアルミ管などの小径な補強パイプ18を配してある。このパイプ18の上端は、保護パイプ12aの上端開口15を密封するために取外可能に取付ける上部ゴム栓20の中央下部に固着してある。補強パイプの内部に挿通した柔軟チューブ22の上部は、上部ゴム栓20の中心部を貫通して上方に突出させ、パイプ18の下端は採取孔11の地表から約900mmの地点に位置する長さに形成してある。パイプ18の下部とその内部に挿通した柔軟チューブ18の下部とを下部ゴム栓21で固着し、下部ゴム栓21の中心を貫通してその下端から柔軟チューブ22の下端を突出させてある。
【0029】
採取孔11の略中間部に位置した保護パイプ下端に設けた開口部12bの内部に位置させて、前記パイプ18に装着した中間ゴム栓30と保護パイプ12aの内壁面との間には、該中間ゴム栓の上方と下方を連通する連通路32を設けてある。上部ゴム栓20と下部ゴム栓21と中間ゴム栓30とはシリコンゴムで形成してあり、また柔軟チューブ22はテフロン(登録商標)チューブで形成してある。この保護パイプ12aの上端には、該保護パイプの外径より大径な蓋体26を一体に固着してあり、蓋体26の両側上部にボルトなどの止具27を突設してある。
【0030】
図4、5において、保護パイプ12aの内部に挿通するパイプ18の略中間部に位置して取り付けた中間ゴム栓30は、該保護パイプの下端に設けた開口部12bの内側に位置し、パイプ18が左右に揺れても保護パイプ12aには当接しない。即ち、パイプ18が保護パイプに接するほど大きく左右に揺れて傾斜することがないので、該保護パイプ12aの上部に嵌合した上部ゴム栓20が左右に動かされて緩むことはない。
【0031】
図6に示すように、中間ゴム栓30aの周面の少なくとも上部に複数の案内凸部(本実施例では4ケ)31を設けてあれば、案内凸部31を保護パイプ12aの内面に接しながら下方に移動する際にパイプ18の下端は左右に揺れないので、パイプ18の下端で採取孔11の内壁面を崩すことがない。パイプ18を保護パイプ12内に出し入れする際に、パイプ18が傾斜しないと容易に上下動でき、又、各案内凸部31の間には夫々連通路32aを設けてあるので、中間ゴム栓30aの上方と下方は連通している。尚、該中間ゴム栓は単に補強パイプ18に挿通しているので、必要に応じて上下方向に移動させてその位置を調整できるようにしてある。
【0032】
本実施の形態の作用について説明すると、保護パイプ12aの下部を採取孔11内に略接しながら挿入させる。図4には、採取孔11と保護パイプ12aとの間に若干の空間を設けてあるが、密着せる場合もあり、いずれの場合も保護パイプの上部に取り付けた大径の蓋体で前記採取孔の上部を密閉して揮発性ガスの大気中への排出を防ぐことができる。この保護パイプ12aの蓋体26の中心に設けた上部開口15内に、下端に下部ゴム栓21を有した補強パイプ18の下部を挿入する。ついで、保護パイプ12aの下部を採取孔11内に挿入させる。
【0033】
パイプ18の下部に装着した下部ゴム栓21の外径は小さいため、採取孔11の内面に接することは少ないし、保護パイプ12aの外径と採取孔11の内面との間は狭い空間か又は接しているが、保護パイプ12aの外周面が採取孔11の内面に多少面接触しても土壌の崩れはほんの少しである。たとえ、採取孔の内壁面が少し崩れて土壌が落下しても、該採取孔の内面とパイプ18の外周との間に比較的広い間隔を有しているのでガスの採取に支障はない。
【0034】
下部ゴム栓21が土砂に少し位埋まっても、該下部ゴム栓の外周面に複数の凹凸部(図示せず)を設けてあれば、該下部ゴム栓の周面に設けた凹凸部の間を通って採取孔内の揮発性ガス、柔軟チューブ18の下端から採取できる。採取した揮発性ガスは前記のようにテトラパックなどに収容し、ついで、測定装置(図示せず)によって揮発性ガスの有無を測定するものである。
【0035】
中間ゴム栓35の少なくとも上部周面に複数の案内凸部31を設け、各案内凸部の間に連通路32aを設けてあるので、該中間ゴムの上方と下方は連通、又、案内凸部が保護パイプの内面を上下方向に滑動する場合、接触面を少なくして摩擦抵抗を少なく出来るし、該保護パイプ内の上方に浮遊した揮発性ガスを該柔軟チューブの下端から採取することができる。
【0036】
保護パイプ12aの上面に取り付けた蓋体26は、土壌に設けた採取孔11の上面を密閉して揮発性ガスが該採取孔から大気中に飛散するのを防いでいる。蓋体26はボルト等の止具27を有しているので、保護パイプ12aの上部に必要な装置や器具や連結継手等を容易に連結できて便利である。この保護パイプ12aは採取孔の中間部より下方には存在しない構成であるが、該内壁面から少し位土砂が落下しても、補強パイプ18は細いので多量の土砂が落下したならともかく、少し位の土砂の崩れならば揮発性ガスの採取に支障はない。むしろ金属製の保護パイプの長さが約半分と短いので構成が簡単で重量を軽減できるからコストを安くできて取り扱いが便利である。
【0037】
被測定個所の土壌は必ずしも柔らかいとは限らず、硬い場合もあって保護パイプを手で保持して引き抜くことが困難な場合は、蓋体26に設けたボルトなどの止具27に連結継手60を取り付け、この連結継手の保持部63を公知のエンジンブレーカなどに連結して保護パイプ12に振動などを与えながら容易に引き抜いて、次の作業個所に移動できる点は前記と同様である。
【0038】
【発明の効果】
以上のように請求項1の発明は、保護パイプの下方に位置する小径な下部筒の周面に多数の小孔を設けてあるので、ガス採取孔内の揮発性ガスは容易に下部筒内に進入でき、また、採取孔の内面から崩れた土砂は下部筒内に侵入しないで下部筒の外側に留まるので、下部筒の下部に位置する柔軟チューブから採取孔内の揮発性ガスをスムーズに採取することができる利点がある。
【0039】
請求項2の発明は、ガス採取孔の深さの約半分の長さを有した保護パイプで崩れやすい採取孔の上方内面を保護し、この保護パイプの中心に、該採取孔の深さと略同じ長さに形成した補強パイプの外径は小径のため、採取孔内への出し入れの際に内壁面の土砂を崩すことは少ない。また、補強パイプの略中間に装着した中間ゴム栓は、保護パイプの下端内部に位置させてあるので、該補強パイプの下端が左右に大きくゆれることがなく、採取孔内の壁面を崩すことが少ない。保護パイプの長さが採取孔の深さの半分であるので軽量化を図ると共に取り扱いが便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における補助具の一部省略した縦断面図である。
【図2】図1のA−A線方向断面図である。
【図3】本発明に係る第1の実施形態の変形例を示すもので、図1のA―A線方向断面図である。
【図4】本発明にかかる第2の実施形態における補助具の一部を省略した縦断面図である。
【図5】図4のB−B線方向断面図である。
【図6】本発明に係る第2の実施形態の変形例を示したもので、図4のB―B線方向断面図である。
【図7】補助具の平面図である。
【図8】補助具をなす上部筒の上部に連結継手を取り付けた状態の一部破断した要部の正面図である。
【図9】連結継手の底面図である。
【図10】土壌中に穴を穿つための穴開け具の正面図である。
【図11】従来の土壌中揮発ガスの採取装置の採取状態を示す説明図である。
【符号の説明】
11 ガス採取孔
12 保護パイプ
12a 保護パイプ
14 上部筒
15 上端開口
16 下部筒
17 小孔
18 補強パイプ
20 上部ゴム栓
21 下部ゴム栓
22 柔軟チューブ
23 間隙部
23a 間隙部
26 蓋体
26a 孔部
27 止具
30 中間ゴム栓
32 連通路
32a 連通路

Claims (2)

  1. 一対の止具(27)を上部に具えた蓋体(26)の中心に設けた孔部(26a)に、土壌中に穿ったガス採取孔(11)に挿入できる口径をした上部筒と下部筒とからなる保護パイプ(12)の上端を固着し、
    前記ガス採取孔の略半分の深さに形成した前記上部筒(14)の下端内部に、周面に多数の小孔(17)を有したやや小径の下部筒(16)の上端を固着し、
    前記上部筒及び下部筒の内部を挿通した柔軟チューブ(22)の外側に挿通して前記ガス採取孔の深さと略同じ長さをした補強パイプ(18)の下部と前記柔軟チューブ(22)の下部とを下部ゴム栓(21)で固着して該下部ゴム栓の下端から前記柔軟チューブの下端を突出させると共に、該下部ゴム栓と該下部筒の内面との間に間隙部(23)を設け、
    前記上部筒の上端開口(15)に前記補強パイプ及び柔軟チューブを固着させる上部ゴム栓(20)を取外可能に装着してなり、
    前記上端開口(15)を密封する上部ゴム栓(20)を貫通して前記柔軟チューブ(22)を外部に引き出してなることを特徴とする試料採取補助具。
  2. 一対の止具(27)を上部に具えた蓋体(26)の中心に設けた孔部(26a)に、土壌中に穿ったガス採取孔(11)に挿入できる口径をした保護パイプ(12a)の上端を固着し、
    前記ガス採取孔の略半分の深さに形成した前記保護パイプの内部に挿通した柔軟チューブ(22)の外側に挿通する前記ガス採取孔の深さと略同じ長さをした補強パイプ(18)の下部と前記柔軟チューブの下部とを固着させた該下部ゴム栓(21)の下端から前記柔軟チューブの下端を突出させ、
    保護パイプ(12a)の下端内部に位置させて前記補強パイプ(18)に挿通した中間ゴム栓(30)と該保護パイプの内面との間に間隙部(23a)を設け、
    前記保護パイプの上端開口(15)に前記補強パイプ及び柔軟チューブを固着させた上部ゴム栓(20)を取外可能に装着してなり、
    前記上端開口を密封させる前記上部ゴム栓を貫通して前記柔軟チューブ(22)を外部に引き出してなることを特徴とする試料採取補助具。
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