JPH0650858A - 土壌ガス採取装置 - Google Patents

土壌ガス採取装置

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JPH0650858A
JPH0650858A JP22195592A JP22195592A JPH0650858A JP H0650858 A JPH0650858 A JP H0650858A JP 22195592 A JP22195592 A JP 22195592A JP 22195592 A JP22195592 A JP 22195592A JP H0650858 A JPH0650858 A JP H0650858A
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JP
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soil
soil gas
pipe
tube
opening
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JP22195592A
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English (en)
Inventor
Hidetoshi Sugiyama
英俊 杉山
Akiyoshi Abe
明美 安部
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KANAGAWA PREF GOV
Kanagawa Prefecture
Original Assignee
KANAGAWA PREF GOV
Kanagawa Prefecture
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は土壌中の有機塩素系溶剤を測定する
ために用いる土壌ガス採取装置に関し、土壌ガスの採取
後、洗浄等の手間をかけることなく続けて土壌ガスの採
取ができる土壌ガス採取装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 一端に開口部2を、他端側に細管出口部4を
有する内管1と、一端に開口部7を、他端に矢じり部8
を、開口部7と矢じり部8との間に土壌ガス吸引口9を
有し、一端を内管1の一端と着脱可能にした先端部材6
と、一端を先端部材6内に位置させ、他端を内管1の細
管出口部4から導出させた細管12と、細管12を有す
る状態で内管1の開口部2を封止する空間遮断部材14
とを備えた土壌ガス採取装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、土壌中の有機塩素系溶
剤を測定するために用いる土壌ガス採取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の土壌ガス採取装置として
は、例えば実開昭62−114991号公報に開示され
るように、抗状本体の中心部に土壌ガスの流路としての
穴をあけ、この穴と連通するガス流入口を杭状先端部に
設け、土壌に抗状本体を打ち込んだ後、土壌ガスをガス
流入口から吸い込み抗状本体に設けた流路を経由して地
上に取り出す装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種の装置では、杭状本体中の土壌ガスの流路が有機
塩素系溶剤によって汚染された場合、すみやかに次の土
壌ガスの採取を行うことができず、また、一度汚染され
てしまうと洗浄することは非常に困難である。また、同
装置では土壌ガス吸引中はガス吸引口が完全に開口して
いるため、本体中の流路内に土壌が入ってしまったり、
土壌ガス中の水分をそのまま吸引してしまうために土壌
ガスの採取が難しくなるなどの課題を有していた。
【0004】そこで、本発明は、土壌ガスの採取後、洗
浄等の手間をかけることなく続けて土壌ガスの採取がで
きる土壌ガス採取装置を提供することを目的とする。ま
た、本発明は、土壌ガスの吸引中に土壌や水分を吸入す
ることのない土壌ガス採取装置を提供することを目的と
する。さらに、本発明は、打ち込み作業が容易に行え、
しかも打ち込む際は確実にガス吸引口に土壌が入らない
ようにするとともに、打ち込む際の衝撃荷重をなるべく
均等に先端部に伝えることができる土壌ガス採取装置を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の土壌ガ
ス採取装置は、一端に開口部を、他端側に細管出口部を
有する内管と、一端に開口部を、他端に矢じり部を、前
記開口部と前記矢じり部との間に土壌ガス吸引口を有
し、一端を前記内管の一端と着脱可能にした先端部材
と、一端を前記先端部材内に位置させ、他端を前記内管
の細管出口部から導出させた細管と、前記細管を有する
状態で前記内管の開口部を封止する空間遮断部材とを備
えたことを特徴とする。
【0006】また、本発明の土壌ガス採取装置は、一端
に開口部を、他端側に細管出口部を有する内管と、一端
に開口部を、他端に矢じり部を、前記開口部と前記矢じ
り部との間に土壌ガス吸引口を有し、一端を前記内管の
一端と着脱可能にした先端部材と、一端を前記先端部材
内に位置させ、他端を前記内管内に位置させた土壌ガス
吸着管と、一端を前記土壌ガス吸着管の他端に連結し、
他端を前記内管の細管出口部から導出させた細管と、前
記土壌ガス吸着管を有する状態で前記内管の開口部を封
止する空間遮断部材とを備えたことを特徴とする。
【0007】前記各土壌ガス採取装置は、先端部材内部
にグラスウールと脱水剤をさらに封入するのも好まし
い。
【0008】さらに、本発明の前記各土壌ガス採取装置
は、一端に前記内管の他端と着脱可能な連結部を有した
ハンマー摺動軸と、前記ハンマー摺動軸上を摺動するハ
ンマーとを有するハンマー部を設けるとともに、前記内
管の外周を摺動し前記土壌ガス吸引口を封口自在の外管
を設け、前記ハンマー部を前記内管に連結した状態で、
前記外管端部を前記先端部材の矢じり部底部の外管当接
部に当接させるために前記外管と前記ハンマー部とを連
接するジョイントをさらに設けるのも好ましい。
【0009】
【作用】本発明の土壌ガス採取装置によれば、土壌ガス
吸引口から吸い込まれた土壌ガスは、内管内部に直接触
れることなく細管又は土壌ガス吸着管及び細管内を通っ
て地上に導かれるため、細管や土壌ガス吸着管と先端部
材を取り替えるだけで続けて土壌ガスの採取作業を行う
ことができる。また、空間遮断部材により内管内に最初
から存在していた空気を吸い込むことはないので、土壌
ガスを正確に採取することができる。さらに、先端部材
と内管とを取り外し可能に設けているので、細管や土壌
ガス吸着管の取り替え作業が容易に行える。
【0010】また、先端部材内部にグラスウールと脱水
剤を封入する場合、細管又は土壌ガス吸着管に土壌ガス
が吸引される前に、土壌はグラスウールによって阻止さ
れ、水分は脱水剤によって吸着されるため、細管や土壌
ガス吸着管内に土壌が入ってしまったり、土壌ガス中の
水分をそのまま吸引して土壌ガスの採取が困難になる等
の問題も生じない。
【0011】さらに、土壌ガス吸引口を封口自在の外管
とハンマー部とを設ける場合、先端部材に有する土壌ガ
ス吸引口は外管によって封口されるため、本装置を土壌
中に打ち込む際、土壌ガス吸引口に土壌が詰まることが
ない。また、ハンマーを落下させることによって生じる
荷重は、内管だけでなくジョイント及び外管を経由して
先端部材に伝達されるため、一部材に過大な過重が加わ
ることによる装置の破損を防止できるとともに、外管に
よる土壌ガス吸引口の封口を確実に行える。さらに、装
置を土壌に打ち込む際、ハンマー部を直接内管に取りつ
け一体化しているので、一人で容易に操作することがで
きる。
【0012】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を用いて説明す
る。図1は本発明による土壌ガス採取装置を示す分解斜
視図、図2は同装置のうち、先端部材、内管、土壌ガス
吸着管、細管、及び空間遮断部材を装着した状態を示す
断面図、図3は同装置を組み立てた状態を示す正面図、
図4は同装置を土壌に打ち込んだ状態を示す正面図であ
る。
【0013】まずはじめに、同装置の各構成部材につい
て説明する。図1に示すように、内管1は長さ80セン
チメートルから150センチメートルの金属パイプで構
成され、内管1の一端に開口部2を有し、開口部2の内
周にはねじ溝2aが設けられている。また、内管1の他
端は外周にねじ溝3aが設けられた連結部3を有してい
る。また、内管1の他端側には細管出口部4とねじ穴5
が設けられている。なお、内管1の他端は開口されてい
てもされていなくてもよく、また、内管1の開口部2お
よび連結部3に設けられるねじ溝2a、3aは、内管1
の内周側、外周側のいずれに設けても構わない。また、
必ずしもねじ溝である必要はなく他の連結手段でも良
い。
【0014】先端部材6は、直径2センチメートルから
3センチメートル、長さ3センチメートルから6センチ
メートルで、一端に開口部7を、他端に矢じり部8を、
開口部7と矢じり部8との間に土壌ガス吸引口9を有し
ている。開口部7の外周にはねじ溝7aが設けられ、こ
のねじ溝7a終端部には内管1の端部が当接する内管当
接部10が設けられている。矢じり部8は円錐形状をし
ておりその底部には外管当接部11が設けられている。
また、先端部材6の開口部7から土壌ガス吸引口9を有
する部分までは少なくとも空洞とし、土壌ガス吸引口9
と開口部7とはつながっている。細管12はステンレス
でできており折り曲げ可能である。この細管12の一端
には土壌ガス吸着管13を連結してある。空間遮断部材
14は、内管1の内径と同径で数ミリの厚さで弾力性を
有し、中央に土壌ガス吸着管13を挿入できる穴を有し
ている。なお、同図は、土壌ガス吸着管13を用いた例
を示しているが、土壌ガス吸着管13を用いない場合に
は、細管12を延長し、細管12の端部を空間遮断部材
14の穴に挿入する構成とする。前記細管12は、土壌
ガス吸着管13を用いない場合にはステンレス製とする
のが好ましいが、特にその材質を限定されるものではな
い。
【0015】外管15は、内管1の外周に被せることが
できるようにその内径を内管1の外径とほぼ同じか少し
大きくし、外周には一端の径を大きくしたストッパー1
6を設けてある。止めねじ17は内管1に設けたねじ穴
5に装着するものである。ジョイント18は、その内径
及び外径を外管15とほぼ同径とし、切り込み19が設
けられている。また、ジョイント18は、ハンマー部2
0を内管1に連結した状態で、外管15の端部が先端部
材6の外管当接部11に当接する長さとし、外管15と
ハンマー部20とを連接している。ハンマー部20は、
一端に内管1の他端と着脱可能な連結部21を有したハ
ンマー摺動軸22と、ハンマー摺動軸22上を摺動する
ハンマー23とで構成され、連結部21はハンマー23
を受けるためにハンマー摺動軸22よりも太くしてあ
る。また、ハンマー23にはハンマー止めねじ25が設
けられている。
【0016】次に同装置の組み立て方法について説明す
る。まず、図示しないが先端部材6内の空洞には、土壌
ガス吸引口9を覆う程度にグラスウールを詰め、その上
に脱水剤をのせ、さらにグラスウールを詰める。このと
き、先端部材6の空洞に挿入可能なカセットにあらかじ
めグラスウール及び脱水剤を詰めたものを用いてもよ
い。次に、空間遮断部材14を装着した土壌ガス吸着管
13と細管12とを連結し、細管12の端部を内管1の
開口部2から挿入する。このとき、細管12の端部を少
し曲げておき、細管出口部4から細管12の端部が突出
しやすくしておく。細管12の端部が細管出口部4から
出ると、空間遮断部材14を図2に示す内管1内のねじ
溝の終端の段部26に当接するまで細管12の端部を引
き出す。以上の状態で開口部2側から外管15を内管1
に被せ、そして先端部材6を内管1にねじ込む。このと
き、内管1の開口部2の端部が先端部材6の内管当接部
10に当接するまでしっかりとねじ込み固定する。図2
は、グラスウール及び脱水剤を詰めこんでいないが以上
の状態を示すものである。なお、土壌ガス吸着管13の
端部は、組み立てたとき脱水剤上部のグラスウールの上
に位置するようにする。次に、止めねじ17をねじ穴5
に装着し、外管15を先端部材6側に十分当接した状態
でジョイント18を連結部3側から内管1に被せる。そ
して、ハンマー部20の連結部21と内管1の連結部3
とを連結する。このようにして組み立てられた同装置を
図3に示す。
【0017】次に、同装置の使用方法について以下説明
する。まず、装置上部のハンマー23によって装置全体
をストッパー16の部分まで土壌中に打ち込む。そし
て、ハンマー部20とジョイント18とを内管1から取
はずし、止めねじ17まで外管15を引き上げることに
より土壌ガス吸引口9を土壌中に露出させる。さらに、
外管15を引き上げた長さだけさらに内管1を打ち込
み、ストッパー16が再度土壌中に差し込まれるように
し、外管15外周にできた隙間をなくす。また、この
時、内管1と外管15との隙間はテフロンシールによっ
て覆っておく。この状態で、細管出口部4から引き出し
た細管12の端部を積算流量計と接続し、土壌中のガス
を採取する。土壌ガス採取時の装置状態を図4に示す。
【0018】次に、上記実施例による作用効果について
説明する。まず、土壌ガス吸引口9から吸い込まれた土
壌ガスは、内管1内部に直接触れることなく細管12又
は土壌ガス吸着管13及び細管12内を通って地上に導
かれるため、細管12や土壌ガス吸着管13と先端部材
6を取り替えるだけで続けて土壌ガスの採取作業を行う
ことができる。また、空間遮断部材14により内管1内
に最初から存在していた空気を吸い込むことはないの
で、土壌ガスを正確に採取することができる。さらに、
先端部材6と内管1とを取り外し可能に設けているの
で、細管12や土壌ガス吸着管13の取り替え作業が容
易に行える。
【0019】また、同装置を土壌中に打ち込み、土壌ガ
スを吸引する際、土壌ガス吸引口9から土壌が入りこみ
土壌ガス吸着管13や細管12内に土壌が詰まり、吸引
が不可能になる恐れがあるが、土壌ガス吸引口9の内部
にグラスウールを詰めこんでいるために、土壌の侵入を
防止でき、土壌の種類によらず土壌ガスを容易に吸引す
ることができる。
【0020】また、土壌ガスは土壌中でほぼ100パー
セントの蒸気圧があり、土壌ガスをそのまま吸引すると
土壌ガス中の水分が次第に流路に付着し、土壌ガス中の
有機塩素系溶剤の捕集の妨げとなるが、本実施例では先
端部材6内部に脱水剤を設けることにより、かかる不都
合をなくすことができる。
【0021】また、土壌ガスの採取は一定の土壌深度で
行わないと数多い資料の比較を行うことができないが、
外管15にストッパー16を設けることにより、一定の
深度での土壌ガス採取が可能である。
【0022】また、内管1に止めねじ17を設けること
により、土壌ガス吸引口9を十分開口させる長さだけ外
管15を正確に引き上げることができる。
【0023】また、装置を土壌に打ち込む際、ハンマー
部20を直接内管1に取りつけ一体化しているので、一
人で容易に操作することができる。
【0024】また、特に固い土壌では装置を土壌に打ち
込む際強い力が必要ではあるが、この力は内管1だけで
なくジョイント18及び外管15を経由して先端部材6
に伝達されるため、一部材に過大な過重が加わることに
よる装置の破損を防止できるとともに、外管による土壌
ガス吸引口の封口を確実に行える。
【0025】なお、上記実施例では、内管1に連結可能
なハンマー部20を有する場合で説明したが、本発明に
よる土壌ガス採取装置は、必ずしもこのようなハンマー
部20を有する場合だけに限定されるものではなく、ま
た、回転させながら土壌中にねじ込むものであってもよ
い。
【0026】また、上記実施例では、本装置を土壌中に
打ち込む際に土壌ガス吸引口9に土壌が入り込むことを
より確実に防ぐために外管15を設けた構成としている
が、土壌によっては必ずしも必要なものではなく、また
土壌ガス吸引口9の内部に設けたグラスウールによって
も十分に土壌の入り込みを防止できる。従って、外管1
5を設けない構成でハンマー部20を連結する場合には
ジョイント19も必要ない。
【0027】また、上記実施例では、土壌ガス吸引中土
壌や水分を吸入することを防止するために、グラスウー
ルおよび脱水剤を先端部材6内部に設けた構成で説明し
たが、他の目的の達成のためには必ずしも必要なもので
はない。
【0028】さらに、内管の他の実施例を図5、図6に
示す。図5に示す実施例は、同図に示すように細管出口
部27を切り込み形状としたものである。細管出口部2
7をこのように構成することにより、内管1の開口部2
から挿入した細管12を、より簡単に細管出口部27か
ら取り出すことができる。
【0029】図6に示す実施例は、棒状の内管1に両端
部に及ぶ溝部28を設けたものである。溝部28は内部
に細管を埋設できる幅と深さがあればよい。溝部28の
先端部材連結側の一端は開口部28aを構成し、他端側
は細管出口部28bを構成している。ジョイント29は
細管出口部28bを塞がないための第一の切り込み29
aとねじ穴5に対応させた第二の切り込み29bを設け
ている。なお、本実施例の溝部28は、内管1の両端部
に及ぶものとしたが、細管出口部28b側は必ずしも端
部まで及んでいる必要はなく、さらに複数本設けてもよ
い。空間遮断部材は図示しないが、溝部28に細管を埋
設した状態で細管と内管1との隙間を塞ぐものであれば
よく、溝部28が細管の外径とほぼ同じで隙間をほとん
ど生じない場合には、細管自体が空間遮断部材を構成し
ていることになることはいうまでもない。
【0030】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、細管や土壌ガス吸着管と先端部材を取り替え
るだけで続けて土壌ガスの採取作業を行うことができ
る。また、空間遮断部材により内管内に最初から存在し
ていた空気を吸い込むことはないので、土壌ガスを正確
に採取することができる。さらに、先端部材と内管とを
取り外し可能に設けているので、細管や土壌ガス吸着管
の取り替え作業が容易に行える。
【0031】また、先端部材内部にグラスウールと脱水
剤を封入する場合、土壌はグラスウールによって阻止さ
れ、水分は脱水剤によって吸着されるため、細管や土壌
ガス吸着管内に土壌が入ってしまったり、土壌ガス中の
水分をそのまま吸引して土壌ガス採取が困難になる等の
問題も生じない。
【0032】さらに、土壌ガス吸引口を封口自在の外管
とハンマー部とを設ける場合、本装置を土壌中に打ち込
む際、土質を問わず土壌ガス吸引口に土壌が詰まること
がない。また、ハンマーを落下させることによって生じ
る荷重は、内管だけでなくジョイント及び外管を経由し
て先端部材に伝達されるため、一部材に過大な過重が加
わることによる装置の破損を防止できるとともに、外管
による土壌ガス吸引口の封口を確実に行える。さらに、
装置を土壌に打ち込む際、一人で容易に操作することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による土壌ガス採取装置の分
解斜視図
【図2】同装置の要部断面図
【図3】同装置の使用状態を示す正面図
【図4】同装置の土壌ガス採取時を示す正面図
【図5】他の実施例による要部斜視図
【図6】さらに他の実施例による内管の斜視図
【符号の説明】
1 内管 2 開口部 4 細管出口部 6 先端部材 7 開口部 8 矢じり部 9 土壌ガス吸引口 11 外管当接部 12 細管 13 土壌ガス吸着管 14 空間遮断部材 15 外管 18 ジョイント 20 ハンマー部 21 連結部 22 ハンマー摺動軸 23 ハンマー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に開口部を、他端側に細管出口部を
    有する内管と、一端に開口部を、他端に矢じり部を、前
    記開口部と前記矢じり部との間に土壌ガス吸引口を有
    し、一端を前記内管の一端と着脱可能にした先端部材
    と、一端を前記先端部材内に位置させ、他端を前記内管
    の細管出口部から導出させた細管と、前記細管を有する
    状態で前記内管の開口部を封止する空間遮断部材とを備
    えた土壌ガス採取装置。
  2. 【請求項2】 一端に開口部を、他端側に細管出口部を
    有する内管と、一端に開口部を、他端に矢じり部を、前
    記開口部と前記矢じり部との間に土壌ガス吸引口を有
    し、一端を前記内管の一端と着脱可能にした先端部材
    と、一端を前記先端部材内に位置させ、他端を前記内管
    内に位置させた土壌ガス吸着管と、一端を前記土壌ガス
    吸着管の他端に連結し、他端を前記内管の細管出口部か
    ら導出させた細管と、前記土壌ガス吸着管を有する状態
    で前記内管の開口部を封止する空間遮断部材とを備えた
    土壌ガス採取装置。
  3. 【請求項3】 前記先端部材内部にグラスウールと脱水
    剤を封入した請求項1又は請求項2に記載の土壌ガス採
    取装置。
  4. 【請求項4】 一端に前記内管の他端と着脱可能な連結
    部を有したハンマー摺動軸と、前記ハンマー摺動軸上を
    摺動するハンマーとを有するハンマー部を設けるととも
    に、前記内管の外周を摺動し前記土壌ガス吸引口を封口
    自在の外管を設け、前記ハンマー部を前記内管に連結し
    た状態で、前記外管端部を前記先端部材の矢じり部底部
    の外管当接部に当接させるために前記外管と前記ハンマ
    ー部とを連接するジョイントを設けた請求項1乃至請求
    項3の何れかに記載の土壌ガス採取装置。
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