JP2004301322A - 磁気軸受装置及び該磁気軸受装置を搭載したターボ分子ポンプ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 電磁石巻線151は、その一端が共通ノードRに接続されている。また、その他端は、1つのトランジスタ411と1つのダイオード415とから構成されるアンプ回路410に接続されている。そして、電磁石巻線151の一端は、各電磁石において共通となっており、この共通ノードRは、中間電圧維持回路451により、中間電圧Vcを維持するように制御されている。
【選択図】 図2
Description
これらの半導体は、極めて純度の高い半導体基板に不純物をドープして電気的性質を与えたり、半導体基板上に微細な回路パターンを形成し、これを積層するなどして製造される。
さらに、ターボ分子ポンプは、電子顕微鏡等の設備において、粉塵等の存在による電子ビームの屈折等を防止するため、電子顕微鏡等のチャンバ内の環境を高度の真空状態にするのにも用いられている。
ターボ分子ポンプ本体の縦断面図を図14に示す。
上側径方向電磁石104は、4個の電磁石がX軸とY軸にかつ+方向と−方向に、それぞれの対をなして配置されている(図示しないが、必要に応じて電磁石104X+、104X−、104Y+、104Y−という)。そして、この上側径方向電磁石104に近接かつ対応されて4個の電磁石からなる上側径方向センサ107が備えられている。この上側径方向センサ107は回転体103の径方向変位を検出し、制御装置200(図15に示す)に送るように構成されている。
なお、この磁気軸受制御回路201に関しては、後述にて、さらに詳細に説明する。
さらに、例えば下側径方向センサ108近傍に、図示しない位相センサが取り付けてあり、ロータ軸113の回転の位相を検出するようになっている。制御装置200では、この位相センサと回転数センサの検出信号を共に用いて磁極の位置を検出するようになっている。
固定翼スペーサ125はリング状の部材であり、例えばアルミニウム、鉄、ステンレス、銅などの金属、又はこれらの金属を成分として含む合金などの金属によって構成されている。
ネジ溝131aの螺旋の方向は、回転体103の回転方向に排気ガスの分子が移動したときに、この分子が排気口133の方へ移送される方向である。
ベース部129はターボ分子ポンプ本体100を物理的に保持すると共に、熱の伝導路の機能も兼ね備えているので、鉄、アルミニウムや銅などの剛性があり、熱伝導率も高い金属が使用されるのが望ましい。
吸気口101から吸気された排気ガスは、回転翼102と固定翼123の間を通り、ベース部129へ移送される。このとき、排気ガスが回転翼102に接触する際に生ずる摩擦熱や、モータ121で発生した熱の伝導などにより、回転翼102の温度は上昇するが、この熱は、輻射又は排気ガスの気体分子などによる伝導により固定翼123側に伝達される。
ベース部129に移送されてきた排気ガスは、ネジ付きスペーサ131のネジ溝131aに案内されつつ排気口133へと送られる。
図15において、制御装置200は、上側径方向電磁石104、下側径方向電磁石105等の各電磁石に対応して設けられた磁気軸受制御回路201を備えている。そして、磁気軸受が5軸制御の場合には、制御装置200内に10個の磁気軸受制御回路201が存在している(全ては図示せず)。
アンプ回路の回路図を図16に示す。
図16において、上側径方向電磁石104等の各電磁石を構成する電磁石巻線151は、その一端がトランジスタ211を介して電源221の正極221aに接続されている。また、その他端は電磁石電流検出回路231及びトランジスタ212を介して電源221の負極221bに接続されている。
さらに、電源221の正極221aと負極221bとの間には、電源221の安定化のために、安定化キャパシタ223が接続されている。
従って、パルス幅時間Tp1をパルス幅時間Tp2よりも長くすることで、制御サイクルTs内の電磁石電流iLが(結果的に)増加される。
そのため、ターボ分子ポンプ本体100及び制御装置200をクリーンルーム等に設置する場合にも、制御装置200に大きな面積が必要となってしまい、設置のためのコストが上昇するおそれがあった。
従って、ケーブル170の本数を減らすことができず、ケーブル170自体のコストの低減が困難であった。
そのため、ケーブル170の径の小径化も困難であり、その結果として、ケーブル170のターボ分子ポンプ本体100側の入出口となるコネクタ(図示せず)の小型化も困難であった。特に、ターボ分子ポンプ本体100側のコネクタは、ターボ分子ポンプ本体100内部の真空状態を維持しつつ、ケーブル170の入出力を可能にするという特殊性を有するため、このコネクタの小型化が困難であると、ターボ分子ポンプ全体としての製造コストの上昇に直結するおそれがあった。
そのため、第1の励磁制御手段を構成する素子が減少し、これを備えた磁気軸受装置の故障率を下げることができる。これに加え、磁気軸受装置で消費する電力や、磁気軸受装置が発する熱を減らすことができる。
なお、第2の電圧は、第1の電圧の半分程度の大きさであることが望ましい。
従って、磁気軸受装置の設計において、設計容易な構成を選択可能であり、かつその制御においても、制御容易な構成を選択可能となる。
このことにより、請求項1及び請求項2と同様の効果を得ることができる。
従って、第2の電圧発生/維持手段を構成する回路のサイズを小さく構成でき、磁気軸受装置の一層の小型化を図ることができる。
従って、これらの間に必要な配線数が減り、配線のためのコストを下げることができる。
従って、レギュレータ回路を構成する素子等に流れる電流を減らすことができるので、これらの素子からの発熱を減らすことができ、寿命を延ばすことができる。また、部品コストを下げることができ、かつ磁気軸受装置の信頼性を向上させることができる。
さらに、電磁石の一端の電圧のリップルを減らせるため、例えば電磁石の一端の電圧の安定化のために設けられる安定化キャパシタ等の容積を小さくすることができ、磁気軸受装置の小型化を図ることができる。
従って、レギュレータ回路と電磁石の一端との間に流れる電流のリップルを減らすことができる。
そのため、制御装置とターボ分子ポンプ本体とは一体化が可能となり、制御装置とターボ分子ポンプ本体との間を結ぶ配線等を無くすことができる。
このことにより、ターボ分子ポンプの製造、配置等に必要なコストを減少させることができる。
本発明の第1実施形態である磁気軸受制御回路及び制御回路の構成図を図1に示す。なお、図15と同一要素のものについては同一符号を付して説明は省略する。
アンプ回路の回路図を図2に示す。なお、図16と同一要素のものについては同一符号を付して説明は省略する。
図2において、電磁石巻線151は、その一端が共通ノードRに接続されている。また、その他端は、電磁石電流検出回路231及びトランジスタ411を介して電源221の負極221bに接続されている。
なお、この電磁石電流検出回路231は、電磁石巻線151の他端側ではなく、電磁石巻線151の一端側に接続されていても良い。
この中間電圧維持回路451では、その指令値設定回路453に、共通ノードRの電位を何ボルトに設定するか決めるための設定信号が入力されるようになっている。そして、この指令値設定回路453は、入力された設定信号に基づき、共通ノードRに必要な電圧値(以下、電圧指令値という)を電圧誤差演算器455に出力するようになっている。
図2において、共通ノードRは、チョークコイル471及びレギュレータ電流検出回路472を順に介して、トランジスタ461、462及びダイオード465、466に接続されるようになっている(以下、このトランジスタ461等の接続ノードをノードTという)。
従って、パルス幅時間Tp1Aをパルス幅時間Tp2Aよりも長くすることで、制御サイクルTs内の電磁石電流iLAが増加される。
一方、共通ノードRの電圧が中間電圧Vc以上になった場合には、トランジスタ462はoffにされる。
そして、このようなレギュレータ回路460における制御は、アンプ回路410が2個であっても、10個であっても変わることはない。
そのため、アンプ回路410を構成する素子が減少し、制御装置400の小型化を図ることが可能となる。従って、制御装置400等をクリーンルーム等に設置する場合にも、制御装置400を省スペースに設置することができ、設置のためのコストを下げることができる。
図5において、レギュレータ回路460のトランジスタ461、462は、制御サイクルTr中に所定時間だけ1回onにされるようになっており、これらのトランジスタ461、462は、両方が同時にonになったり、offになったりすることがないように制御されている。
なお、この場合制御サイクルTr平均でのレギュレータ電流iRは略ゼロであるが、制御サイクルTr中でいずれかのトランジスタ461、462が常にonにされるように制御されるため、1制御サイクルTr内ではレギュレータ電流iRの増加及び減少が生じている。
以上により、レギュレータ回路460に対してPWM制御を行っても、共通ノードRの電圧を中間電圧Vcに維持することができる。
第2実施形態である制御装置は、第1実施形態である制御装置400に対して、そのアンプ回路410の構成のみを変更したものである。そのため、本実施形態における磁気軸受制御回路及び中間電圧維持回路の構成は、アンプ回路以外は第1実施形態の磁気軸受制御回路401及び中間電圧維持回路451と同様となっている。
図6において、電磁石巻線151は、第1実施形態と同様に、その一端が共通ノードRに接続されている。また、その他端も、第1実施形態と同様に、電磁石電流検出回路231及びトランジスタ511を介して電源221の正極221aに接続されている。
一方、アンプ回路510で電磁石電流iLを減少させる場合には、上記と逆の考え方により、パルス幅時間Tp2をパルス幅時間Tp1よりも長くすることで、制御サイクルTs内における電磁石電流iLが減少される。
一方、共通ノードRの電圧が中間電圧Vc以下になった場合には、トランジスタ461はoffにされる。
そして、このようなレギュレータ回路460における制御は、アンプ回路510が2個であっても、10個であっても変わることはない。
図7において、レギュレータ回路460のトランジスタ461、462は、図5と同様に、制御サイクルTr中に所定時間だけ1回onにされるようになっている。
第3実施形態である制御装置は、第1実施形態の制御装置400(あるいは第2実施形態の制御装置)に対して、そのアンプ回路410、510の構成の仕方を変更したものである。従って、本実施形態における磁気軸受制御回路及び中間電圧維持回路の構成は、アンプ回路以外は第1実施形態の磁気軸受制御回路401及び中間電圧維持回路451(あるいは第2実施形態の磁気軸受制御回路及び中間電圧維持回路)と同様である。
さらに、各電磁石について適宜グループ分けを行うことで、共通ノードRの中間電圧Vcを維持するために必要な全電磁石電流iLtotを減らすことができる。従って、レギュレータ回路460を構成するトランジスタ461、462のサイズを小さく構成できるため、制御装置の一層の小型化を図ることができる。
第1実施形態(図2)等で用いていた電磁石電流検出回路231は負極221bから浮いた位置(すなわち、共通ノードR付近)に配置され、かつ第1実施形態のアンプ回路410でトランジスタ411がoff等にされたときに電磁石電流検出回路231には高い電圧(すなわち、中間電圧Vc程度)が入力されることから、図3に示したような差動増幅器237を有する電磁石電流検出回路231を用いると、オフセット電圧が拡大されてノイズが乗ってしまい、高精度に電磁石電流iLを検出するのが困難となる場合があった。そのため、精度良く電磁石電流iLの検出を行うために高精度な差動増幅器を用いたり、非接触型のホールセンサ式電流センサを用いる必要があり、部品コストが上昇する場合があった。
そこで、第4実施形態のアンプ回路は、第1実施形態等のアンプ回路で用いられていた電磁石電流検出回路231の構成を、一端を負極221bに接続するように変更したものである。
また、本実施形態の場合、電磁石電流検出回路831で電磁石電流iLを検出できるのは制御サイクルTs中の半分程度の時間となるが、制御サイクルTs中に一回程度電磁石電流iLを検出できれば制御には十分なので、常時検出できなくても良い。
第5実施形態である制御装置は、第1実施形態等の制御装置に対して、レギュレータ回路460の制御の仕方を変更したものである。
本発明の第5実施形態であるアンプ回路の回路図を図11に示す。なお、本実施形態では、第4実施形態の構成(図9)に基づき説明を行うが、第1実施形態、第2実施形態及び第3実施形態の構成(図2、図6及び図8)でも同様である。また、本実施形態では、レギュレータ回路に対して、図5、図7に示したようにPWM制御を行うものを例に説明する。
図12において、レギュレータ回路960では、正極221aに接続されたトランジスタ462が、制御サイクルTr中に制御サイクルTrの開始時間から所定時間だけ1回onにされるようになっている。これに対し、負極221bに接続されたトランジスタ461は制御サイクルTr中offにされ続ける。
従って、この場合のタイムチャートは、図5の場合と略同様になる。
そのため、トランジスタ462がonにされた僅かな時間に応じた分しかレギュレータ電流iRが増加しないため、共通ノードRの電圧も僅かずつしか上昇しなくなる。
図13において、レギュレータ回路960では、負極221bに接続されたトランジスタ461が、制御サイクルTr中に所定時間だけ1回onにされるようになっている。このとき、トランジスタ461がonにされる時間が制御サイクルTrの1/2以下の場合には、制御サイクルTrの1/2の時間を経過した時間からonにされるが、トランジスタ461がonにされる時間が制御サイクルTrの1/2より長い場合には、制御サイクルTrの1/2の時間以前から適宜onにされる。これに対し、正極221aに接続されたトランジスタ462は制御サイクルTr中offにされ続ける。
そのため、トランジスタ461がonにされた僅かな時間に応じた分だけしかレギュレータ電流iRが減少しないため、共通ノードRの電圧も僅かずつしか下降しなくなり、共通ノードRの電圧が中間電圧Vcに向かって収束するようになる。
そして、本実施形態のカレントモードコントロールでは、電圧指令値と実電圧値との誤差が大きいときにはレギュレータ電流iRの制限値iRLが大きな値にされることから、この制限値iRLがレギュレータ回路960の制御に影響を与えることは少ない。
また、共通ノードRの電圧のリップルを減らせるため、安定化キャパシタ423a、423bの容積を小さくすることができる。そのため、制御装置の小型化を図ることが可能となり、制御装置等の設置のためのコストを下げることができる。
103 回転体
104 上側径方向電磁石
105 下側径方向電磁石
106A 軸方向電磁石
106B 軸方向電磁石
151 電磁石巻線
170 ケーブル
200、400 制御装置
201、401 磁気軸受制御回路
205 電流誤差演算器
207、407 パルス制御回路
210、410、510、610、810 アンプ回路
231、831 電磁石電流検出回路
451 中間電圧維持回路
455 電圧誤差演算器
457、957 レギュレータ制御回路
460、960 レギュレータ回路
472、972 レギュレータ電流検出回路
R 共通ノード
Claims (12)
- 回転体と、
該回転体の半径方向位置及び/又は軸方向位置を電磁石により制御する位置制御手段と、
第1の正極と負極との間に第1の電圧を発生する第1の電圧発生手段と、
前記第1の正極と異なる第2の正極と前記負極との間に前記第1の電圧よりも低い第2の電圧を発生し、該第2の電圧を維持する第2の電圧発生/維持手段と、
前記第2の正極から前記負極へ供給される第1の供給電流及び/又は前記第2の正極から前記第1の正極へ回生される第1の回生電流により、前記電磁石を励磁制御する第1の励磁制御手段とを備えた磁気軸受装置であって、
前記第1の励磁制御手段は、
前記第1の供給電流の断接を行う第1のスイッチ素子と、
該第1のスイッチ素子の断接を制御する第1の制御回路と、
前記第1の回生電流を該回生の向きに流す第1の整流素子とを備えたことを特徴とする磁気軸受装置。 - 回転体と、
該回転体の半径方向位置及び/又は軸方向位置を電磁石により制御する位置制御手段と、
第1の正極と負極との間に第1の電圧を発生する第1の電圧発生手段と、
前記第1の正極と異なる第2の正極と前記負極との間に前記第1の電圧よりも低い第2の電圧を発生し、該第2の電圧を維持する第2の電圧発生/維持手段と、
前記第1の正極から前記第2の正極へ供給される第2の供給電流及び/又は前記負極から前記第2の正極へ回生される第2の回生電流により、前記電磁石を励磁制御する第2の励磁制御手段とを備えた磁気軸受装置であって、
前記第2の励磁制御手段は、
前記第2の供給電流の断接を行う第2のスイッチ素子と、
該第2のスイッチ素子の断接を制御する第2の制御回路と、
前記第2の回生電流を該回生の向きに流す第2の整流素子とを備えたことを特徴とする磁気軸受装置。 - 回転体と、
該回転体の半径方向位置及び/又は軸方向位置を複数個の電磁石により制御する位置制御手段と、
第1の正極と負極との間に第1の電圧を発生する第1の電圧発生手段と、
前記第1の正極と異なる第2の正極と前記負極との間に前記第1の電圧よりも低い第2の電圧を発生し、該第2の電圧を維持する第2の電圧発生/維持手段と、
前記第2の正極から前記負極へ供給される第1の供給電流及び/又は前記第2の正極から前記第1の正極へ回生される第1の回生電流により、前記複数個の電磁石のうち少なくとも1個を励磁制御する第1の励磁制御手段と、
前記第1の正極から前記第2の正極へ供給される第2の供給電流及び/又は前記負極から前記第2の正極へ回生される第2の回生電流により、前記第1の励磁制御手段により励磁制御される電磁石以外の電磁石のうち少なくとも1個を励磁制御する第2の励磁制御手段とを備えた磁気軸受装置であって、
前記第1の励磁制御手段は、
前記第1の供給電流の断接を行う第1のスイッチ素子と、
該第1のスイッチ素子の断接を制御する第1の制御回路と、
前記第1の回生電流を該回生の向きに流す第1の整流素子とを有し、
前記第2の励磁制御手段は、
前記第2の供給電流の断接を行う第2のスイッチ素子と、
該第2のスイッチ素子の断接を制御する第2の制御回路と、
前記第2の回生電流を該回生の向きに流す第2の整流素子とを有することを特徴とする磁気軸受装置。 - 前記第1の正極から前記第2の正極へ流れる電流と、該第2の正極から前記負極へ流れる電流とがほぼ均等化されるように、
前記第1の励磁制御手段により励磁制御される電磁石と前記第2の励磁制御手段により励磁制御される電磁石とに、グループ分けして構成されたことを特徴とする請求項3記載の磁気軸受装置。 - 前記負極に一端が接続された抵抗と、
該抵抗に対して前記電磁石に供給及び/又は該電磁石により回生される電流を流すことで、該電流の値を検出する電磁石電流検出手段とを備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の磁気軸受装置。 - 前記電磁石は複数個設けられており、
該電磁石の一端は共通のノードであり、かつ該ノードは前記第2の電圧発生/維持手段によって前記第2の電圧に維持されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の磁気軸受装置。 - 前記第2の電圧発生/維持手段は、
前記電磁石の一端の電圧と電圧指令値との誤差を算出する電圧誤差演算器と、
該電圧誤差演算器で算出された誤差に基づいて前記第2の電圧を調整するレギュレータ回路とを備えたことを特徴とする請求項6記載の磁気軸受装置。 - 前記第2の電圧発生/維持手段は、前記第2の電圧を調整するレギュレータ回路を備え、
前記レギュレータ回路と前記電磁石の一端との間に流れる電流の値が所定の制限値を超えないように制御されることを特徴とする請求項6記載の磁気軸受装置。 - 前記制限値は、前記電磁石の一端の電圧と電圧指令値との誤差に基づき変更されることを特徴とする請求項8記載の磁気軸受装置。
- 前記レギュレータ回路は、
前記電磁石の一端に接続されたチョークコイルと、
該チョークコイルと前記負極との間に流れる電流の断接を行う第3のスイッチ素子と、
前記負極から前記チョークコイルに向かって電流を流す第3の整流素子と、
前記第1の正極と前記チョークコイルとの間に流れる電流の断接を行う第4のスイッチ素子と、
前記チョークコイルから前記第1の正極に向かって電流を流す第4の整流素子とを備え、
前記電磁石の一端の電圧を上昇させるとき、前記第4のスイッチ素子の断接を制御する一方で、前記第3のスイッチ素子を切断し続け、
前記電磁石の一端の電圧を下降させるとき、前記第3のスイッチ素子の断接を制御する一方で、前記第4のスイッチ素子を切断し続けることを特徴とする請求項8又は請求項9記載の磁気軸受装置。 - 請求項1〜10のいずれか1項に記載の磁気軸受装置を搭載したターボ分子ポンプであって、
前記回転体は、回転翼及び該回転翼の中央に配設されたロータ軸を有し、
前記位置制御手段は、該ロータ軸を空中に磁気浮上させることを特徴とするターボ分子ポンプ。 - 少なくとも前記回転体及び前記位置制御手段を有するターボ分子ポンプ本体と、
少なくとも前記第1の励磁制御手段又は前記第2の励磁制御手段を有する制御装置とを備え、
前記ターボ分子ポンプ本体と制御装置とが一体化されたことを特徴とする請求項11記載のターボ分子ポンプ。
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