JP2004299859A - 物品揃え装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】機械構成を簡略化すると共に、物品の長さが変わった場合にも簡単に対応する。
【解決手段】物品群12を所定間隔で搬送する搬送コンベヤ14の上方に配設されたオーバーヘッドコンベヤ18は、第1モータ48で回転される第1無端チェン32と、第2モータ50で回転される第2無端チェン38とを備える。第1無端チェン32に2つの第1移動体42,42が配設され、第2無端チェン38に2つの第2移動体46,46が配設される。そして、下側直線軌道部の下流側に設定された第1の停止位置で停止されている一方組の移動体42,46に対して物品群12を挟んで後側に位置する他方組の移動体46,42が前進移動して両者の距離が縮小することで、物品群12の搬送方向前後端を位置規制して位置揃えを行なう。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、物品群を搬送方向の前後に揃えながら搬送可能な物品揃え装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
棒状物品等を複数纏めた物品群を、横型製袋充填機等の包装装置に搬送する場合、一部の物品が搬送方向前方あるいは後方に突出していると、下流側でのエンドシール処理等に際して該物品が噛み込まれる等の包装不良が発生する。そのため、包装装置の上流側には、搬送方向前方あるいは後方に突出した物品の端面を整合させる物品整合装置が設けられている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
前記物品整合装置は、エンドレスチェーンに所定間隔毎に設けられたフィンガーにより物品群を押送する供給コンベヤの上方に配設され、エンドレスチェーンに所定間隔毎に設けられて前記フィンガー間に臨む端面抑え部材を、該フィンガーと共に移動して物品群の前端面を位置規制し得るよう構成される。すなわち、端面抑え部材の移動速度を増減速して、物品群を押送しているフィンガーとの離間距離を変えることで、物品群の前後両端面を整合させるよう構成してある。
【0004】
【特許文献1】
特開昭64−23905号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記端面抑え部材を増減速させる手段は、歯車等からなる差動装置と、この差動装置の出力の速度を変化させるカム機構とから構成されており、機構が複雑となる問題がある。また、物品の長さ寸法等が変わった場合は、機械的な調整を必要とする難点も指摘される。
【0006】
【発明の目的】
この発明は、前述した従来の技術に内在している前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、機械構成を簡略化すると共に、物品の長さが変わった場合にも簡単に対応し得る物品揃え装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前述した課題を克服し、所期の目的を好適に達成するため、本発明に係る物品揃え装置は、
所定間隔で物品群を載置して搬送する搬送コンベアと、
前記物品群の搬送方向前端および後端を位置規制可能な移動体が夫々配設され、該移動体を前記搬送コンベヤの物品搬送方向に沿って移動可能な複数の無端索体と、
前記各無端索体を夫々独立して回転する複数のモータとを備え、
前記各モータは、前記各移動体が、搬送コンベヤ上で隣接する物品群の各間の夫々に位置して搬送コンベヤの物品搬送向きに移動すると共に、物品群を挟んで前記搬送方向の前側および後側に位置する2つの移動体間の距離が所定の縮小距離に縮小するよう駆動され、
前記前側および後側の移動体で夫々物品群の搬送方向前端および後端を位置規制して搬送コンベヤ上の物品群を所定間隔内に揃えた後は、後側に位置する前記移動体が、当該物品群に後続する物品群の前端を位置規制するよう構成されることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る物品揃え装置につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。
【0009】
図1および図2は、実施例に係る物品揃え装置の全体構成を示すものであって、該物品揃え装置10は、例えば棒状の物品を複数纏めた物品群12を所定間隔で搬送する搬送コンベヤ14と、該搬送コンベヤ14で搬送される物品群12の物品搬送方向と水平方向で交差する幅方向の左右両側を案内する一対のガイドコンベヤ16,16と、前記搬送コンベヤ14の上方に配設されたオーバーヘッドコンベヤ18とから基本的に構成される。そして、この物品揃え装置10の下流側には、例えば周知の横型製袋充填機(包装機)が配置され、帯状フィルムFを所定形状に成形する製袋器20に向けて前記物品群12を所定間隔毎に供給するよう構成されている。なお、当該物品揃え装置10に接続される装置としては、横型製袋充填機に限らず、所定間隔で物品群12を受け入れるその他の包装機、あるいは各種の処理機であってもよい。また実施例では、前記製袋器20に対して下方から帯状フィルムFが供給されて、該製袋器20により帯状フィルムFは長手方向に沿って上方が開口する樋状に成形され、その下流側で該フィルムFは両側縁がシールされて筒状に成形される。そして、この筒状フィルム内に供給された前記各物品群12の各間を、シーラ(エンドシーラ)にて挟圧してその内面同士をシール(エンドシール)する。
【0010】
前記搬送コンベヤ14は、無端ベルト14aを水平方向に向けて移動して、該ベルト14aに載置された物品群12を所定間隔で搬送するものであって、該コンベヤ14の物品搬送終端部が、前記包装機における製袋器20の上流端部に近接位置し、該搬送コンベヤ14から製袋器20へ向けて物品群12が移送されるよう構成される。なお、搬送コンベヤ14には、物品の長手方向(軸方向)が物品搬送方向に沿うように載置されて搬送されるようになっている。
【0011】
前記搬送コンベヤ14の上方には、図3に示す如く、該搬送コンベヤ14の物品搬送方向と水平に直交する左右方向で、その物品搬送路を挟んで一対のガイドコンベヤ16,16が対向的に配設されている。各ガイドコンベヤ16は、物品搬送方向に離間する一対のプーリ間に回転可能に巻掛けられた無端ベルト16aのベルト面が、搬送コンベヤ14の物品搬送面と直交する姿勢で配置される。両ガイドコンベヤ16,16において前記物品搬送路を挟んで対向する各無端ベルト16aの走行部分(内側走行部分)が、搬送コンベヤ14で搬送される物品群12の左右両側を案内するべく、搬送コンベヤ14の物品搬送向きに沿って走行する。なお、ガイドコンベヤ16における無端ベルト16aの回転速度は、搬送コンベヤ14による物品搬送速度と略同速に設定される。
【0012】
前記搬送コンベヤ14における物品搬送終端部近傍の上方に配設される前記オーバーヘッドコンベヤ18では、搬送コンベヤ14の一側方において該コンベヤ14での物品搬送路より上側に延出するコンベヤフレーム22に、物品搬送方向に離間して第1駆動軸24と第2駆動軸26とが回転自在に枢支されている。なお、両駆動軸24,26は、搬送コンベヤ14の物品搬送方向と水平に直交するよう延在している。上流側に位置する第1駆動軸24には、図2に示す如く、軸方向に所定間隔離間して一対の第1駆動スプロケット(回転体)28,28が、該第1駆動軸24と夫々一体回転可能に配設される。また、下流側に位置する第2駆動軸26における第1駆動スプロケット28,28と対応する位置に第1従動スプロケット(回転体)30,30が夫々自由回転可能に配設され、各第1駆動スプロケット28と第1従動スプロケット30との間に、第1無端チェン(無端索体)32が夫々巻掛けられている。前記第2駆動軸26における各第1従動スプロケット30に隣接する位置に、第2駆動スプロケット(回転体)34,34が夫々第2駆動軸26と一体回転可能に配設される。また、前記第1駆動軸24における第2駆動スプロケット34,34と対応する位置に第2従動スプロケット(回転体)36,36が自由回転可能に配設され、各第2駆動スプロケット34と第2従動スプロケット36との間に、第2無端チェン(無端索体)38が夫々巻掛けられる。すなわち、第1無端チェン32と第2無端チェン38とが、両駆動軸24,26の軸方向に交互に配設される。また、各スプロケット28,30,34,36は同径に設定されると共に、各無端チェン32,38は同長に設定される。
【0013】
前記対をなす第1無端チェン32,32間に、その移動方向(周方向)に所定間隔(取付けピッチX)で複数(実施例では2つ)の第1支持部材40が架設され、各支持部材40における前記搬送コンベヤ14の物品搬送路の上方に臨む一端部に、該無端チェン32,32の外方に延出する第1移動体(移動体)42が配設され、これら複数の第1移動体42から第1移動体組が構成される。また対をなす第2無端チェン38,38間に、その移動方向(周方向)に所定間隔(前記第1支持部材40の取付けピッチXと同じ間隔)で複数(実施例では2つ)の第2支持部材44が架設され、各支持部材44における前記搬送コンベヤ14の物品搬送路の上方に臨む一端部に、該無端チェン38,38の外方に延出する第2移動体(移動体)46が配設され、これら複数の第2移動体46から第2移動体組が構成される。そして、第1無端チェン32,32および第2無端チェン38,38の回転に伴って、第1移動体42および第2移動体46は、前記搬送コンベヤ14の物品搬送方向に沿う鉛直面上で同じ長円形の周回軌道を移動するようになっている。なお、第1移動体42および第2移動体46は、無端チェン32,38の回転方向に交互に位置するよう設定される。
【0014】
前記第1移動体42および第2移動体46は、その長円形の周回軌道において前記搬送コンベヤ14の物品搬送面と対向する直線軌道部(下側直線軌道部)をその搬送向きに移動する際に、夫々前記第1支持部材40および第2支持部材44から該物品搬送面に向けて略垂直に延出し、搬送コンベヤ14で搬送される物品群12の搬送方向前端あるいは後端の位置規制を行ない得るよう構成される。なお、第1移動体組を構成する第1移動体42,42、および第2移動体組を構成する第2移動体46,46は、図4に示す如く、同じ組の一つの移動体42,46が下側直線軌道部に臨んでいる状態で、同じ組の別の移動体42,46が上側直線軌道部に臨む。また各移動体42,46は、前記下側直線軌道部を移動する際に、搬送コンベヤ14の物品搬送面およびガイドコンベヤ16,16の前記両内側走行部分に接触することなく物品群12を構成する全ての物品の前端または後端の位置規制を行ない得るよう形成される(図3参照)。
【0015】
前記第1駆動軸24および第2駆動軸26は、図1に示す如く、前記コンベヤフレーム22に配設された対応する可変速制御可能なサーボモータ等の第1モータ(モータ)48および第2モータ(モータ)50に夫々接続されて、両駆動軸24,26は独立して回転・停止制御されるよう構成される。すなわち、第1モータ48を駆動することにより、第1無端チェン32,32を介して第1移動体42,42が移動し、第2モータ50を駆動することにより、第2無端チェン38,38を介して第2移動体46,46が移動するようになっている。実施例では、一方の移動体組における一つの移動体42,46が、前記下側直線軌道部の下流側に設定された第1の停止位置S1で停止され、該移動体42,46により物品群12の搬送方向前端を位置規制して位置揃えを行なうよう構成される。なお、以後の説明の便宜上、図4に示す如く、このとき同じ組の別の移動体42,46が停止する位置を第2の停止位置S2とし、また他方の移動体組における一つの移動体46,42が第1の停止位置S1に停止している移動体42,46とにより物品群12を挟んで後述する縮小距離Lだけ後側に臨む位置を第1の通過位置T1とし、このとき同じ組の別の移動体46,42が臨む位置を第2の通過位置T2とする。この第1の通過位置T1は、前記下側直線軌道部の略最上流端に設定され、換言すれば、前記第1の停止位置S1は該下側直線軌道部の略最上流端から前記縮小距離Lだけ下流側に設定される。
【0016】
前記オーバーヘッドコンベヤ18では、一方の移動体組における一つの移動体42,46と他方の移動体組における一つの移動体46,42とが、搬送コンベヤ14により隣接して搬送されてくる物品群12,12の間の各空間に交互に入るように移動される。そして、この一方組の移動体42,46が前記第1の停止位置S1で停止し、この他方組の移動体46,42が前記下側直線軌道部を前進移動して、下流側の前記第1の停止位置S1で停止している一方組の移動体42,46との距離を縮小するよう各モータ48,50が駆動制御され、これにより物品群中において搬送方向でずれている物品の前後の端面を揃えるよう構成される。すなわち、前記下側直線軌道部の下流側に位置する一方組の移動体42,46が、物品群12の前端を揃えるべく機能し、上流側に位置する他方組の移動体46,42が、物品群12の後端を揃えるべく機能する。そして、物品群12を挟む前後に位置する移動体42,46における対向面間(物品群12の前後端を位置規制する面間)の距離が、予め設定された縮小距離Lになったときに、前側の第1の停止位置S1で停止している一方組の移動体42,46が移動を開始するよう前記モータ48,50が駆動制御される。すると、物品群12の後側に位置する移動体46,42は、前記製袋器20に向けて前記搬送コンベヤ14で搬送される該物品群12の後端を位置規制しながら前進移動して前記第1の停止位置S1で停止し、後続する物品群12の前端を位置規制するべく機能する。このとき、物品群12は縮小距離Lに保持された一対の移動体42,46間で規定される所定間隔内に収まる。前述の場合、この所定間隔と前記縮小距離Lとは等しいのでこの所定間隔、すなわち前記縮小距離Lは、筒状に成形された前記帯状フィルムFが前記包装機でエンドシールされた際に、物品群12の収容空間を形成する隣接した二つのエンドシール部における収容空間内側の前後両端縁間の距離より短かく設定され、該収容空間に物品群12が収容可能な値に設定される。従って、前記包装機でのエンドシールに際してエンドシーラでの物品の噛み込みが防止される。
【0017】
前記下側直線軌道部の略上流端から下流側の第1の停止位置S1までの間での移動体42,46の移動速度は、前記搬送コンベア14およびガイドコンベア16,16の速度と略同じか、少し速く設定され、かつ前記包装機での帯状フィルムFの移動速度より速くなるよう前記モータ48,50が駆動制御される。すなわち、後側に位置する移動体42,46により後端が位置規制された前記物品群12が、製袋器20で前述のように樋状に成形された帯状フィルムFの上に移載される際に、前記所定間隔(縮小距離L)内に揃えられて前端の位置規制が解除された該物品群12の各物品が搬送方向前側へずれるのを防ぐよう構成される。また、移動体42,46は、前記第1の停止位置S1で停止した後における前記下側直線軌道部の所定区間(下側直線軌道部の略下流端までの区間)を停止前の移動速度(前記下側直線軌道部の略上流端から前記第1の停止位置S1までの間における移動体42,46の移動速度)と略同じ速度で移動するよう、前記モータ48,50が駆動制御される。すなわち、前記下側直線軌道部における下流側の前記第1の停止位置S1で停止した後の一方組の移動体42,46の移動速度は、上流側に位置する他方組の移動体46,42の移動速度と略同じになるよう前記モータ48,50が駆動制御される(図5参照)。
【0018】
ここで、前記包装機には前記モータ48,50を制御するためのエンコーダ(図示せず)が配設され、このエンコーダからの信号と該モータ48,50に付設されたエンコーダ(図示せず)からの信号とが対応するよう、該モータ48,50が駆動制御される。すなわち、包装機の包装タイミングに対応して、前記移動体42,46が移動するようモータ48,50が制御され、後側に位置する移動体42,46により規制されて前記搬送コンベヤ14から移載される物品群12が帯状フィルムFの所定範囲内(帯状フィルムFがエンドシールされた際に隣接する二つのエンドシール間で物品群12の収容空間となる部分)に載置されるようにしてある。
【0019】
なお、実施例に係る物品揃え装置10では、包装機が2サイクル動作する(物品群が2群搬送される)間に移動体42,46は1ピッチ移動するが、該移動体42,46が1ピッチ移動する際の位置(距離)と時間(包装機の包装タイミング)に関するデータが図示しない制御手段に記憶可能で、このデータを基に前記モータ48,50を駆動制御するよう構成されている。また前記データは複数記憶可能で、物品(品種)のサイズに応じて予め設定した前記所定間隔(縮小距離L)毎に対応したデータを記憶しておき、品種変更操作等により該データに基き各モータ48,50の駆動パターン(図5参照)を変更することで、搬送方向で異なる寸法の各種物品に簡単に対応することができるようになっている。
【0020】
【実施例の作用】
次に、前述した実施例に係る物品揃え装置の作用につき説明する。なお、図4に示す如く、第1移動体組の第1移動体42が前記第1の停止位置S1に位置決めされているものとする。このとき、第1の停止位置S1の第1移動体42より上流側に位置する第2移動体組における第2移動体46は、前記第2モータ50により前記搬送コンベヤ14により搬送される物品群12の通過を許容する位置から隣接する物品群12,12の間の空間に臨む。
【0021】
前記搬送コンベヤ14により搬送されてくる物品群12の搬送方向前端が前記第1の停止位置S1に臨む第1移動体42に近接し、前記第2モータ50により、前記第2移動体46が下側直線軌道部の上流端の第1の通過位置T1に到来する。この第2移動体46が前進移動することで、第1の停止位置S1で停止中の第1移動体42との距離が縮小し、このとき物品群中において搬送方向の前後にずれている物品の前端および後端は、前後に位置する第1移動体42と第2移動体46とにより位置規制されて揃えられる。
【0022】
前記第2移動体46が前記第1の通過位置T1に到来して、物品群12を挟んで前後に位置する両移動体42,46の距離が前記縮小距離Lになったときに、前記第1移動体42に対応する第1モータ48が駆動制御され、該第1移動体42の移動が開始される。これにより、物品群12は略同速で前進移動する第1移動体42と第2移動体46との間に臨む状態で下流側に搬送される。このとき第1移動体組における第2の停止位置S2で停止していた第1移動体42は、前記第1の通過位置T1に向けて移動する。
【0023】
前記前側の第1移動体42が物品群12の前側から上方に離間し、前記搬送コンベヤ14により搬送される該物品群12は前記後側の第2移動体46によりその後端が位置規制された状態で前記製袋器20により前述のように樋状に成形された帯状フィルムFの上に移載される。そして、この第2移動体46が第1の停止位置S1に停止することで、後続の物品群12の前端の位置規制が可能となる。また、このとき第1移動体組における第2の停止位置S2で停止していた第1移動体42が、隣接する物品群12,12の間の空間に入り込み、第2移動体46との間で物品群12の前後端の位置規制が可能となる。
【0024】
前述したように、各モータ48,50を別個に駆動制御して前記下側直線軌道部で前後に位置する両移動体42,46の距離を縮小することで物品群12の搬送方向前端および後端を位置規制して、物品群中の一部の物品がその搬送方向でずれていても前記縮小距離Lで規定される所定間隔内に収めることができる。従って、当該物品揃え装置10から前記包装機に供給される各物品群12は、筒状に成形された帯状フィルムFがエンドシールされた際に隣接する二つのエンドシール間で物品群12の収容空間となる部分に載置され、物品が前記エンドシーラにて噛み込まれる事態の発生は防止される。また、物品群12を載置して搬送する搬送コンベヤ14にはフィンガー等は設けられていないから、構成が簡単になって製造コストが低廉となる。
【0025】
更に、各組の移動体42,46は、別々のモータ48,50を駆動制御して夫々独立して移動されるから、物品の前後方向の長さが変わった場合において、従来のように機械的な調整を必要とすることなく簡単に対応し得る。すなわち、実施例では物品の長さに応じて記憶されているデータに基き、前記モータ48,50の駆動パターンを変更するだけの簡単な設定変更操作により、各種物品に対応することが容易となる。また、構成が簡単で機械装置の小型化を図ることができる。
【0026】
【変更例】
本願は前述した実施例の構成に限定されるものでなく、その他の構成を適宜に採用することができる。
1.対象となる物品群12は、上記した他、例えば複数の平板状物品が積層された態様でもよい。
2.実施例では、移動体42,46を停止位置S1,S2でのみ一旦停止するように動作したが、他の位置で停止するよう動作させてもよい。すなわち、一方の移動体組の移動体42,46が停止位置S1,S2で停止している状態で、他方の移動体組の移動体46,42が搬送コンベア14で搬送されてくる物品群12の下流側への搬送を許容する位置で停止する動作を行なうようにしてもよい。すなわち、実施例では、包装機が2サイクル動作する問に移動体42,46が1ピッチ移動し、移動体42,46が1ピッチ移動する間に1回停止したが、その間に2回停止する動作でもよい。
また、下側直線軌道部の下流側に設けられた前記第1の停止位置S1については、実施例の位置に限定されず、例えば、この第1の停止位置S1を該直線軌道部の略最下流端に設定するようにして、前記他方組の移動体46,42がこれより前記縮小距離L分上流側に到来した際に、この第1の停止位置S1で停止していた前記一方組の移動体42,46が移動を開始するようにしてもよい。
3.実施例では、物品の前端を規制するために下側直線軌道部の下流側で一方組の移動体42,46を停止させたが、これを停止させずに他方組の移動体46,42に対して速度を遅くし、両者の距離が前記縮小距離Lになったときに、一方組の移動体42,46の速度を他方組の移動体46,42の速度まで上げるようにしてもよい。
4.移動体42,46の移動する軌道は、実施例のような二つの直線軌道部を有する長円形の他、三つ以上の直線軌道部を有する多角形状(例えば、三角形状や四角形状等)でもよく、この場合、そのうち一つの直線軌道部が搬送コンベヤ14の物品搬送方向に沿うよう設定する。
5.モータ48,50・・・を3個以上設けると共に、これらに対応して移動体42,46・・・を配設した無端チェン32,38・・・を夫々設け、周回軌道上に順に配置されたこれら移動体42,46・・・を、前述したように移動させるように各モータ48,50・・・を制御する構成を採用し得る。
6.移動体42,46が配設される無端索体としては、無端チェン32,38に限らず、歯付きベルト等を適宜に使用し得る。この場合、これらが巻き掛けられる回転体を歯付きプーリ等にする。
7.各移動体組に設けられる移動体42,46の数は3個以上でもよい。この場合、前述のようにして下側直線軌道部の下流側に設けられた第1の停止位置S1で停止している移動体42,46の一つ上流側の同じ組の移動体42,46が、搬送コンベア14で搬送されてくる物品群12と当接しない位置にあるように、各移動体42,46の軌道が設定される。また、この構成においても、前記第2項のように、移動体42,46が1ピッチ移動する間に、2回停止する動作を採用し得る。
8.搬送コンベア14については、平ベルトコンベアの他、スラットコンベアや、搬送方向と交差する左右に設けられた一対の無端チェンに棒状部材を架設して搬送面を構成したコンベア等、搬送面に区画を形成する突出部(例えば、従来技術におけるフィンガー等の押送部材)を形成しないものが採用可能である。
また、左右のガイドコンベア16,16についても、同様に構成したものが採用可能である。
【0027】
【発明の効果】
以上に説明した如く、本発明の請求項1に係る物品揃え装置によれば、2つの移動体間の距離を縮小する際に、搬送コンベヤ上の物品群の搬送方向前端および後端を両移動体で規制して、物品群中の一部の物品がその搬送方向でずれていても所定間隔の範囲内に良好に収めることができる。物品群を載置して搬送する搬送コンベアには、従来の技術におけるフィンガーのような押送部材を設ける必要はないから、構成を簡略化し得る。また、移動体の動作はモータを駆動制御することで行なうよう構成したから、従来の技術のような機械的制御機構を用いないので、構成が簡単でコンパクトになると共に、前後方向の長さの異なる物品に対応することが容易となる。
【0028】
請求項2に係る物品揃え装置では、下流側に配置した包装機の包装タイミングに対応してモータを駆動制御することで、包装機でのエンドシールに際して物品が噛み込まれるのを防止することができる。また請求項3に係る物品揃え装置では、各無端索体に複数の移動体を設けたから、高速搬送に対応し得る。更に、請求項4に係る物品揃え装置では、物品群の前側に位置する一方の移動体を停止することで、短い距離で物品群を揃えることができる。
【0029】
請求項5に係る物品揃え装置では、物品群の前後に位置する両移動体を同速で移動することで、物品群を確実に所定間隔の間に収めることができる。また請求項6に係る物品揃え装置では、物品のサイズ変更に簡単に対応し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例に係る物品揃え装置を一部切欠いて示す正面図である。
【図2】実施例に係る物品揃え装置を一部切欠いて示す平面図である。
【図3】実施例に係る物品揃え装置を示す縦断側面図である。
【図4】実施例に係る物品揃え装置における移動体の停止位置等を説明するための概略図である。
【図5】実施例に係る物品揃え装置の各移動体の動作状況を示すグラフ図である。
【符号の説明】
12 物品群
14 搬送コンベヤ
32 第1無端チェン(無端索体)
38 第2無端チェン(無端索体)
42 第1移動体(移動体)
46 第2移動体(移動体)
48 第1モータ(モータ)
50 第2モータ(モータ)
L 縮小距離

Claims (6)

  1. 所定間隔で物品群(12)を載置して搬送する搬送コンベア(14)と、
    前記物品群(12)の搬送方向前端および後端を位置規制可能な移動体(42,46)が夫々配設され、該移動体(42,46)を前記搬送コンベヤ(14)の物品搬送方向に沿って移動可能な複数の無端索体(32,38)と、
    前記各無端索体(32,38)を夫々独立して回転する複数のモータ(48,50)とを備え、
    前記各モータ(48,50)は、前記各移動体(42,46)が、搬送コンベヤ(14)上で隣接する物品群(12,12)の各間の夫々に位置して搬送コンベヤ(14)の物品搬送向きに移動すると共に、物品群(12)を挟んで前記搬送方向の前側および後側に位置する2つの移動体(42,46)間の距離が所定の縮小距離(L)に縮小するよう駆動され、
    前記前側および後側の移動体(42,46)で夫々物品群(12)の搬送方向前端および後端を位置規制して搬送コンベヤ(14)上の物品群(12)を所定間隔内に揃えた後は、後側に位置する前記移動体(42,46)が、当該物品群(12)に後続する物品群(12)の前端を位置規制するよう構成される
    ことを特徴とする物品揃え装置。
  2. 前記搬送コンベヤ(14)の下流側に包装機が配置され、該包装機の包装タイミングに対応して、前記移動体(42,46)が移動するよう、該移動体(42,46)に対応するモータ(48,50)が駆動される請求項1記載の物品揃え装置。
  3. 前記移動体(42,46)は、各無端索体(32,38)の周方向に等間隔で複数設けられている請求項1または2記載の物品揃え装置。
  4. 前記前側に位置する前記移動体(42,46)を一旦停止させ、前記後側に位置する前記移動体(42,46)との距離が前記縮小距離(L)になった際に、この前側の移動体(42,46)が移動を開始するよう該移動体(42,46)に対応するモータ(48,50)が駆動される請求項1〜3の何れかに記載の物品揃え装置。
  5. 前記前後に位置する移動体(42,46)間の距離が前記縮小距離(L)になった後は、両移動体(42,46)が略同速で移動するよう前記各モータ(48,50)が駆動される請求項1〜4の何れかに記載の物品揃え装置。
  6. 前記物品群(12)を構成する物品のサイズに応じて予め設定されたデータに基き、前記各モータ(48,50)の駆動パターンを変更するよう構成される請求項1〜5の何れかに記載の物品揃え装置。
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