JP2004299730A - 紙製液体容器材料及び紙製液体容器 - Google Patents

紙製液体容器材料及び紙製液体容器 Download PDF

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Abstract

【課題】アルミニウム箔を使用することなく、外部光及び酸素の透過を極力抑えることにより内容物の変質を有効に防止し、使用後の廃棄処理に問題が無く、同時に鮮明な印刷デザインの優れた外観を有し、リサイクル紙繊維に遮光性着色樹脂層の微細断片が紛れ込むおそれがなく、更には、食品衛生上好ましい食品用色素を遮光性着色料として使用することを可能にした紙製液体容器材料及び紙製液体容器を提供する。
【解決手段】少なくとも最外面を熱可塑性樹脂層3とし、板紙層4を経て、最内面を熱可塑性樹脂層7とした紙製液体容器材料1において、前記板紙層4にガスバリア層6を水を主たる溶媒とする遮光性着色接着糊層5を介して貼り合わせた。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アルミニウム箔を使用せずに外部光及び酸素を極力遮断して内容物の変質を有効に防止する紙製液体容器材料及び紙製液体容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、紙を容器材料主体とする容器が多く使用されるようになってきているが、紙は光線の透過を阻止できないため、酒、茶、ジュース、発酵乳等の飲料物やその他の液体を収容する容器として使用したとき、保存期間が長引くにつれて中身の味や香りといった官能上の品質が劣化するといった問題がある。この問題を解決するために、従来の紙製液体容器はアルミニウム箔を積層した紙製液体容器材料を使用していた。
【0003】
しかし、アルミニウム箔を積層した紙製液体容器材料を使用した紙製液体容器を廃棄する場合、焼却するとアルミニウムを含む残査が生じ、廃棄物としての処理が問題となり、また焼却せずにアルミニウム箔だけを分離して紙と樹脂を回収することも簡単に行い得ない。更には飲料物を充填し、成形した容器を金属探知器で検査できない。
【0004】
そこで、アルミニウム箔に代わる遮光性材料として、カーボンブラック等の光遮断性を有する着色顔料を合成樹脂に練り込んだ遮光性着色樹脂や、遮光性顔料を含む遮光性インキを用い、容器材料に遮光性着色樹脂層や遮光性着色印刷層を配置することが試みられたり、同時に容器内への酸素の浸入を極力抑えるために蒸着フィルム等の酸素バリア樹脂層を積層してノンアルミタイプの紙製液体容器に酸素ハイバリア性と遮光性を付与することが試みられてきた(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平6−135439号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記遮光性着色樹脂層や遮光性着色印刷層を配置した容器材料からなる紙製液体容器は、アルミ箔を除くことで低下した酸素バリア性を向上させるために、蒸着フィルム等の酸素バリア樹脂層を積層するといった工程が追加されるといった問題がある。
【0007】
また、前記着色顔料を合成樹脂に練り込んだ遮光性着色樹脂を用いて、容器材料に遮光性着色樹脂層を配置するものである場合は、ラミネーターでの樹脂替えにおいて、ラミネーター内の洗浄用樹脂が大量に必要となり、また樹脂替えに長い時間を要し、更には、顔料の残留によるトラブルが多いといった操業上の多くの問題がある。
【0008】
また、紙繊維のリサイクルを行ったとき、遮光性着色樹脂層の微細断片が回収紙繊維に紛れ込み、再生紙の品質を劣化させるトラブルが起こることもある。更には、遮光性着色料として、食品衛生法で許可された食品用色素を使用することが好ましいが、該食品用色素の多くが有機化合物であって、このような有機化合物の着色料は、低密度ポリエチレン等の合成樹脂に練り込む際の加熱によって熱分解してしまう。
【0009】
また、そもそも有機化合物は着色樹脂層を形成するこのような疎水性樹脂に均一に分散することが難しい。従って、食品用色素では十分な遮光性を有する着色樹脂層を形成することはできず、このため、ポリエチレン等の合成樹脂に練り込める着色顔料は、カーボンブラック、酸化チタン、ベンガラ等の耐熱性がある無機顔料にほぼ限られている。
【0010】
本発明の目的は、アルミニウム箔を使用することなく、外部光及び酸素の透過を極力抑えることにより内容物の変質を有効に防止し、使用後の廃棄処理に問題が無く、リサイクル紙繊維に遮光性着色樹脂層の微細断片が紛れ込むおそれがなく、更には、食品衛生上好ましい食品用色素を遮光性着色料として使用することを可能にした紙製液体容器材料及び紙製液体容器を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成する本発明の手段を説明すると、次の通りである。
請求項1に記載の紙製液体容器材料は、少なくとも最外面を熱可塑性樹脂層とし、板紙層を経て、最内面を熱可塑性樹脂層とした紙製液体容器材料において、前記板紙層にガスバリア層が水を主たる溶媒とする遮光性着色接着糊層を介して貼り合わされていることを特徴とする。
【0012】
請求項2に記載の紙製液体容器材料は、請求項1に記載の、前記ガスバリア層が紙製バリア層であることを特徴とする。
【0013】
請求項3に記載の紙製液体容器は、請求項1又は2に記載の紙製液体容器材料を用いてなることを特徴とする。
【0014】
前記本発明の紙製液体容器材料は、板紙層にガスバリア層が水を主たる溶媒とする遮光性着色接着糊層を介して貼り合わされているので、該紙製液体容器材料を用いた紙製液体容器は、前記遮光性着色接着糊層及びガスバリア層により外部光及び酸素の透過が阻止され、中身の劣化が防止できる。
【0015】
また、遮光層として、板紙層にガスバリア層を貼り合わせる遮光性着色接着糊層を用いることで、従来の着色顔料を含んだ樹脂層を遮光層とする場合に生じる、例えば、着色樹脂層をラミネーターで成形した後、ラミネーターの洗浄に多大の時間、洗浄用樹脂、熱エネルギーを必要とするといったことや、リサイクルで回収された繊維に微細な着色樹脂の砕片が紛れ込む恐れがある、といったようなことは起こらない。
【0016】
また、前記遮光性着色接着糊の遮光性着色料は、従来の遮光性着色樹脂層のように、遮光性着色料を低密度ポリエチレン等の合成樹脂に練り込むといったことがなく、前記のように、板紙層とガスバリア層の間に存在し両者を接着する接着剤に練り込まれるので、カーボンブラック、酸化チタン、ベンガラ等の耐熱性がある無機顔料に限られるものではなく、食品衛生法で許可された食品用色素をも使用することができ、紙製液体容器材料の端面が内容物と接する場合においても衛生上の問題のない構成とすることができる。また、この場合において、遮光性着色料は接着剤中に均一に分散させることができるので、十分な遮光性を有する着色接着糊層を形成することができる。
【0017】
また、紙製液体容器材料がアルミニウム等の光不透過性の金属箔層を有しないので、使用後焼却してもアルミニウム等を含む残査が発生せず、また、飲料物を充填し、成形した容器を金属探知器で検査することもできる。
【0018】
更に、本発明の紙製液体容器材料の場合、従来、市場で大量に販売されているミルクカートン用の紙製液体容器材料と全厚・最外層の熱可塑性樹脂層厚・最内層の熱可塑性樹脂層厚等を同じに合わせて作ることができる。そうすることにより、折り曲げ罫線押し圧加工、サイドシール加工等を既存の製造設備を使い、同じ操業条件で効率良く加工製造することができる。更に、紙製液体容器用の充填機において、製函における折れ罫線での折り曲げ加工、樹脂層の加熱圧着加工等がミルクカートンと同じ設備、同じ操業条件で行うことができ、品種切り替え時間、条件調整用カートンが大幅に節約でき、経済的である。
【0019】
また、ガスバリア層として紙製バリア層を用いた場合には、前記遮光性着色接着糊層は板紙層と紙製バリア層との2層の間に存在することになるので、遮光性着色糊層の色が隠蔽され遮光性着色接着糊層が印刷される商品表示等の色や形に外観上影響を与えず、同時に容器内側から見た場合においても、消費者に不安感を与えることはない。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る紙製液体容器材料及びこの紙製液体容器材料を使用した紙製液体容器の実施の形態の一例を説明する。
本例の紙製液体容器材料は、外面側から順次、デザイン印刷層、熱可塑性樹脂層、板紙層、水を主たる溶媒とする遮光性着色接着糊層と該遮光性着色接着糊層で前記板紙層に貼り合わされているガスバリア層を経て、最内層に熱可塑性樹脂層が積層された構造になっている。
【0021】
前記外面側に積層される熱可塑性樹脂層は、ヒートシール可能な樹脂であればどのような樹脂であってもよい。この熱可塑性樹脂層としては、チーグラ触媒等のマルチサイト系触媒で製造した低密度ポリエチレンを始め、直鎖状低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、メタロセン系触媒で代表されるシングルサイト系触媒で製造したこれらの樹脂、変性ポリエステル、また、これらの樹脂を1つ以上混合した樹脂等を挙げることができる。
【0022】
前記板紙層は、坪量100g/m〜500g/mの板紙を用いることができる。この原紙坪量や原紙の厚さ以外はミルクカートン原紙製造に準じて抄造した紙製液体容器用耐酸性原紙からなる板紙を使用すればよい。前記板紙層は、前記板紙を基紙とし、この基紙に他の一層以上の紙を、ラミネーターで熱可塑性樹脂により、或いはウエットラミネーターにより貼り合わせたものであってもよい。この貼り合わせる紙にあっては、坪量30g/m〜400g/mのものが使用される。この紙も上記耐酸性紙が一般的であるが、クラフト紙、和紙、高密度紙等、特に拘るものではなく、更には、これらの板紙の抄紙工程でポリアミド・エピクロルヒドリン樹脂等の耐水性付与剤を微量添加して耐水性をもたせた紙であってもよい。
【0023】
前記板紙層のガスバリア層との接着予定面には、接着剤及び遮光性着色料を含有し水を主たる溶媒とした遮光性着色接着糊を塗布し、その遮光性接着糊塗布面にガスバリア層を重ね、次いで圧着、乾燥させて貼合する。このような貼り合わせには、例えばロールフィード式のウェットラミネーターを用いればよい。乾燥工程は、一般的には、加熱乾燥、減圧乾燥等の1つ以上の処理により行われる。
【0024】
前記ガスバリア層は、容器内への酸素の侵入を阻止するために設けられた層であり、ガスバリア層としては、紙製バリア層、2軸延伸PET樹脂フィルム、2軸延伸ポリアミド樹脂フィルム、又はこれらにアルミ、アルミナ、シリカの1つ以上を蒸着したフィルム、EVOHやナイロン等を例示することができる。中でも、ガスバリア層として最も代表的なものがシリカ蒸着層、2軸延伸PET樹脂フィルムである。なお、これらは接着性向上等を目的として、その表面にコロナ処理を行ってもよい。
【0025】
また、かかるガスバリア層として、紙製バリア層を用いることにより、遮光性着色樹脂層の色を隠蔽することができる。代表的な紙製バリア層としては、高密度紙がある。高密度紙は、製紙工程において原料パルプの叩解の程度を進める等をして製造されたもので、空隙率が少なく密度の高い紙層からなり、密度は、0.9g/cm以上、坪量が30g/m〜400g/mで、例えば、耐湿向上剤であるポリアミド・エピクロルヒドリン樹脂等を微量内添して抄紙した耐湿グラシン紙が一般的であるが、防湿セロファン等、酸素バリア層としての目的に合致するのであればどのようば紙であってもよい。また、高密度紙、或いは和紙、クラフト紙等の表面にPVA等をコートしたものであってもよい。
【0026】
前記板紙層とガスバリア層を接着する、前記水を主たる溶媒とする遮光性着色接着糊層の接着剤としては、カチオン澱粉、酸化澱粉等の澱粉類、植物ガム、ポリビニールアルコール、カルボキシメチルセルロース、ポリアミン、変性ポリアクリルアミド樹脂、尿素−ホルムアルデヒド樹脂、メラミン−ホルムアルデヒド樹脂、フェノール−ホルムアルデヒド樹脂、ポリアミド尿素−ホルムアルデヒド樹脂、ケトン樹脂、グリセロールポリグリシジルエーテル樹脂、ポリエチレンイミン樹脂、ポリアミド・エピクロルヒドリン樹脂(別名、エポキシ化ポリアミド樹脂)、メチロール化ポリアクリルアミド、カゼイン等、紙力増強剤として使用されているものであれば有効であり、目的に応じて1つ以上を使用できる。中でも澱粉、変性ポリアクリルアミド樹脂の1つ以上にポリアミド・エピクロルヒドリン樹脂(別名、エポキシ化ポリアミド樹脂)を加えたものが一般的である。
【0027】
紙力増強剤としての変性ポリアクリルアミド樹脂は、水の凝集剤として用いられる高分子のポリアクリルアミド樹脂をアルカリにより部分加水分解したり、またはアクリルアミドとアクリル酸やメタクリル酸等のコモノマーとを共重合することによって得られる。しかし、変性ポリアクリルアミド樹脂は乾燥紙力は十分であるが、湿潤紙力が劣る。紙容器の形態によっては、液体容器材料端面が直接充填した内容液に接する場合があり、接着部の湿潤強度を必要とすることが多い。そこで、湿潤強度を上げるために変性ポリアクリルアミドを酸分解して得られるポリアミド・エピクロルヒドリン樹脂、ポリエチレンイミン樹脂、尿素−ホルムアルデヒド樹脂、メラミン−ホルムアルデヒド樹脂、フェノール−ホルムアルデヒド樹脂、ポリアミド尿素−ホルムアルデヒド樹脂が加えられる場合がある。
【0028】
湿潤強度を向上させるポリアミド・エピクロルヒドリン樹脂、ポリエチレンイミン樹脂、尿素−ホルムアルデヒド樹脂、メラミン−ホルムアルデヒド樹脂、フェノール−ホルムアルデヒド樹脂、ポリアミド尿素−ホルムアルデヒド樹脂は、単独或いは2以上を使用した場合の合計量として、接着糊中に0.2〜20重量%添加することが好ましい。また、このとき塗工層中におけるこれらの含有量は0.2g/m〜24g/mとなるように添加することが好ましい。添加率が0.2重量%未満、或いは塗工層中の含有量が0.2g/m未満では接着力が小さく、水浸漬させると接着力が大きく劣化し、板紙層とガスバリア層を手で容易に剥がすことができてしまう。また、添加率が20重量%を超えると粘度が高すぎて円滑な塗工が行えなくなる。
【0029】
また、カチオン澱粉、酸化澱粉等の澱粉類、植物ガム、ポリビニールアルコール、カルボキシメチルセルロース、ポリアミン、変性ポリアクリルアミド樹脂等は、単独或いは2以上を使用した場合の合計量として接着糊中に1.0〜15重量%添加することが好ましい。添加率が1重量%未満では接着力が小さく、板紙層とガスバリア層を手で容易に剥がすことができてしまう。また、添加率が15重量%を超えると粘度が高すぎて円滑な塗工が行えなくなる。
【0030】
遮光性着色料としては食品添加物である低臭いか墨パウダー(日本葉緑素株式会社製、商品名アイカブラック)を始め、鉄クロロフィリンナトリウムと水酸化カルシウムとの混合物を始め、鉄クロロフィリンナトリウム、β−カロチン、食用赤色2号、食用赤色106号等の食品添加物或いは食用色素は全て使用可能であり、更には、カーボンブラック、酸化チタン、ベンガラ等を用いることができる他、遮光性があり、目的に適合するものであればどのような着色料であっても構わない。もっとも、着色された水を主たる溶媒とする遮光性着色接着糊層を含む液体容器材料端面が充填された内溶液と接する場合には、食品衛生法で許可された食品添加物等、衛生上問題がない着色料を選択することが好ましい。水を主たる溶媒とする遮光性着色接着糊には、遮光性着色料の1つ以上を含んでいても構わない。遮光性着色料の添加率は10重量%程度でよいが、添加率を増せば遮光性が増し、添加率を下げれば遮光性も減るので、目的に応じて0.5〜30重量%添加すればよい。
【0031】
また、前記遮光性着色接着糊には、容器内で内容液と接する液体容器材料端面からの液の浸入を抑えるために、例えば、ロジンサイズ剤や中性サイズ剤のアルキルケテンダイマー等のサイズ剤を添加しても構わない。
【0032】
上記のように、前記板紙層にガスバリア層を水を主たる溶媒とする遮光性着色接着糊層を介して貼り合わせることにより、酸素の透過阻止性と、300nm〜800nmの光を効果的に遮光する遮光性が得られる。
【0033】
前記最内層の熱可塑性樹脂層は、ヒートシール可能な樹脂であればどのような樹脂であってもよい。このような樹脂としては、例えば、マルチサイト系触媒やシングルサイト系触媒で合成した低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、変性ポリエステル等を挙げることができる。
【0034】
なお、前記最内層の熱可塑性樹脂層と紙基材層の間にナイロン層、EVOH層、アルミ、アルミナ、シリカの1つ以上を蒸着したPET樹脂フィルムやポリプロピレンフィルムやポリアミド樹脂フィルム等からなるフィルム層、液晶ポリエステルフィルム層等の酸素バリア層を更に含んでいても構わない。更に、本発明の紙製液体容器材料においては、本発明の目的を損ねない限り、上記した以外に他の層を含んでいても構わない。
【0035】
本発明に係る紙製液体容器は、前記紙製液体容器材料を使用して製造されるものであって、従来の紙製液体容器の製造工程に従って成形される。成形される紙製液体容器の形状にあっては特に限定されるものではなく、例えば、ゲーブルトップ型、フラットトップ型、ブリック型等の紙製液体容器とすることができる。
【0036】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を参照して詳細に説明する。
[実施例1]
図1は本発明に係る紙製液体容器材料の実施例1の拡大断面図であって、この図で上側が容器外面側、下側が容器内面側である。本例の紙製液体容器材料1は、上側から、デザイン印刷層2、低密度ポリエチレン樹脂からなる熱可塑性樹脂層3、板紙層4、変性ポリアクリルアミド、ポリアミド・エピクロルヒドリン、アルキルケテンダイマー、低臭イカ墨及びカチオン澱粉を水を主たる溶媒として混合した遮光性着色接着糊層5、耐湿高密度紙からなるガスバリア層6、最内層を構成する低密度ポリエチレン樹脂からなる熱可塑性樹脂層7の順で積層された積層構造となっている。
【0037】
前記板紙層4は坪量260g/mの紙製液体容器用耐酸性原紙からなり、耐湿高密度紙からなるガスバリア層6には密度1.1g/cm、坪量35g/mの食品用耐湿グラシン紙が使用される。
【0038】
遮光性着色接着糊層5を構成する接着糊は次のようにして得た。日澱化学株式会社製のカチオン澱粉「DNRL−42」を10重量%となるように水と混ぜ合わせて調整したスラッジを、強火で撹拌して澱粉糊を作成した。この澱粉糊40重量%、荒川化学工業株式会社製のアルキルケテンダイマー「SKS−287」(アルキルケテンダイマー及び乳化剤含有量20重量%,水80重量%)10重量%、変性ポリアクリルアミド樹脂として日本PMC株式会社製の紙力剤「DS−435」(変性ポリアクリルアミド含有量20重量%水溶液)30重量%(変性ポリアクリルアミドとしては6重量%添加)、変性ポリアミド・エピクロロヒドリン樹脂として日本PMC株式会社製の紙力剤「DW−547」(ポリアミド・エピクロロヒドリン含有量25重量%水溶液)10重量%(ポリアミド・エピクロロヒドリンとしては2.5重量%添加)、日本葉緑素株式会社製の低臭いか墨パウダー「アイカブラック」10重量%に水を加えてよく混練りし、水を主たる溶媒とする遮光性着色接着糊を調製した。
【0039】
ウエットラミネーターにかけたロールから繰り出された前記紙製液体容器用耐酸性原紙からなる板紙層4の上に水を主たる溶媒とする遮光性着色接着糊層5を、風乾での塗工量が20g/mとなるように、塗布によって設けた後、直ちに、この遮光性着色接着糊層5の上に前記食品用耐湿グラシン紙からなるガスバリア層6を重ね合わせ、加熱乾燥貼り合わせ装置で乾燥して接着させた。
【0040】
前記のようにしてガスバリア層6を接着した板紙層4の非接着面側(遮光性着色接着糊層5が積層された側と反対側)をフレーム処理して、低密度ポリエチレン樹脂(三井化学株式会社製商品名ミラソンM206P)をラミネート量20g/mとなるように押し出しラミネートして、熱可塑性樹脂層3を積層した。次いで、反対側のガスバリア層6の非接着面側(遮光性着色接着糊層5が積層された側と反対側)をフレーム処理し、低密度ポリエチレン樹脂(三井化学株式会社製商品名ミラソンM206P)をラミネート量45g/mとなるように押し出しラミネートして、熱可塑性樹脂層7を積層した。更に、前記熱可塑性樹脂層3の上面をコロナ処理で濡れ指数36ダイン以上の状態にし、これに中身の飲料等の商品名やデザイン等をグラビア印刷して、熱可塑性樹脂層3の上面にデザイン印刷層2を積層し、図1に示す紙製液体容器材料1を得た。
【0041】
図2は前記実施例1の紙製液体容器材料1を用いて製造されたゲーブルトップ型の紙製液体容器8を示す。この紙製液体容器8の製造は、以下のような工程を経て行われる。
【0042】
先ず、紙製液体容器材料1に、前記デザイン印刷層2のデザインに合わせて折り罫線加工を施し、ストロー穴用のダブルハーフカットを施した後、打ち抜き加工により1枚ずつのブランク板とする。そして、このブランク板についてサイドシールを行った後、紙製液体容器用充填機で容器ボトムの成形密封を行い、中身としてオレンジジュースを充填し、トップを成形密封して得られるものである。
【0043】
[実施例2]
ガスバリア層6を厚さ12μの2軸延伸PET樹脂フィルムからなるガスバリア層、デザイン印刷層2をフレキソ印刷層とした以外は、実施例1と同様にして紙製液体容器材料1を得た。
上記紙製液体容器材料1を用い、実施例1と同様にしてリンゴジュースを充填したゲーブルトップ型の紙製液体容器8を得た。
【0044】
[比較例1]
図3は比較例1に係る紙製液体容器材料の拡大断面図であって、この図で上側が容器外面側、下側が容器内面側である。本例の紙製液体容器材料9は、上側から、デザイン印刷層10、低密度ポリエチレン樹脂からなる熱可塑性樹脂層11、板紙層12、最内層を構成する低密度ポリエチレン樹脂からなる熱可塑性樹脂層13の順で積層された積層構造となっている。
【0045】
前記板紙層12は実施例1と同様の坪量260g/mの紙製液体容器用耐酸性原紙からなり、板紙層12の片側をフレーム処理して、低密度ポリエチレン樹脂(三井化学株式会社製商品名ミラソンM206P)をラミネート量20g/mとなるように押し出しラミネートして熱可塑性樹脂層11を積層し、次いで、この板紙層12の反対側をフレーム処理し、低密度ポリエチレン樹脂(三井化学株式会社製商品名ミラソンM206P)をラミネート量45g/mとなるように押し出しラミネートして熱可塑性樹脂層13を積層し、更に、前記熱可塑性樹脂層11の上面にオフセット印刷して、デザイン印刷層10を積層し、図3に示す紙製液体容器材料9を得た。
【0046】
上記紙製液体容器材料9を用い、実施例1と同様にして紙製液体容器8と同様のゲーブルトップ型の紙製液体容器を得た。
【0047】
[比較例2]
実施例1のうち、ガスバリア層6を密度0.8g/cm、坪量70g/mの耐酸性原紙とした以外は、実施例1と同様にして紙製液体容器材料1を得た。
上記紙製液体容器材料を用い、実施例1と同様にしてパイナップルジュースを充填したゲーブルトップ型紙製液体容器を得た。
【0048】
上記の如くして得られた紙製液体容器材料1,9のシートの非印刷部について、酸素透過度、全光線透過率を測定した結果及び板紙層とガスバリア層との接着強度を表1に示す。
【0049】
【表1】
Figure 2004299730
*酸素透過度は、MOCON社製OX−TRAN10/50Aで測定した。単位は、cc/m/dayである。
【0050】
*板紙層とバリア層との接着強度は、JIS Z0238に準じて測定した。
【0051】
*全光線透過率は、150mmφ大形積分球付属装置LISR−3100を設置した島津自記分光光度計UV−3100PCで測定した。
【0052】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、少なくとも最外面を熱可塑性樹脂層とし、板紙層を経て、最内面を熱可塑性樹脂層とした紙製液体容器材料において、前記板紙層にガスバリア層が水を主たる溶媒とする遮光性着色接着糊層を介して貼り合わされたものからなり、紙製液体容器が前記紙製液体容器材料を用いて製造されるようになっているので、前記紙製液体容器材料を用いた紙製液体容器は、前記遮光性着色接着糊層及びガスバリア層により外部光及び酸素の透過が阻止され、中身の劣化が防止でき、また、遮光層として板紙層にガスバリア層を貼り合わせる遮光性着色接着糊層を用いることで、従来の着色顔料を含んだ樹脂層を遮光層とする場合に生じる、例えば、着色樹脂層をラミネーターで成形した後、ラミネーターの洗浄に多大の時間、洗浄用樹脂、熱エネルギーを必要とするといったことや、リサイクルで回収された繊維に微細な着色樹脂の砕片が紛れ込む恐れがある、といったようなことは起こらない。また、前記遮光性着色接着糊の遮光性着色料は、従来の遮光性着色樹脂層のように、遮光性着色料を低密度ポリエチレン等の合成樹脂に練り込むといったことがなく、前記のように、板紙層とガスバリア層の間に存在し両者を接着する接着剤に練り込まれるので、カーボンブラック、酸化チタン、ベンガラ等の耐熱性がある無機顔料に限られるものではなく、食品衛生法で許可された食品用色素をも使用することができ、紙製液体容器材料の端面が内容物と接する場合においても衛生上の問題のない構成とすることができる。また、この場合において、遮光性着色料は接着剤中に均一に分散させることができるので、十分な遮光性を有する着色接着糊層を形成することができる。また、紙製液体容器材料がアルミニウム等の光不透過性の金属箔層を有しないので、使用後焼却してもアルミニウム等を含む残査が発生せず、また、飲料物を充填し、成形した容器を金属探知器で検査することもできる。
【0053】
更に、本発明の紙製液体容器材料の場合、従来、市場で大量に販売されているミルクカートン用の紙製液体容器材料と全厚・最外層の熱可塑性樹脂層厚・最内層の熱可塑性樹脂層厚等を同じに合わせて作ることができる。そうすることにより、折り曲げ罫線押し圧加工、サイドシール加工等を既存の製造設備を使い、同じ操業条件で効率良く加工製造することができる。更に、紙製液体容器用の充填機において、製函における折れ罫線での折り曲げ加工、樹脂層の加熱圧着加工等がミルクカートンと同じ設備、同じ操業条件で行うことができ、品種切り替え時間、条件調整用カートンが大幅に節約でき、経済的である。
【0054】
また、ガスバリア層として紙製バリア層を用いた場合には、前記遮光性着色接着糊層は板紙層と紙製バリア層との2層の間に存在することになるので、遮光性着色糊層の色が隠蔽され遮光性着色接着糊層が印刷される商品表示等の色や形に外観上影響を与えず、同時に容器内側から見た場合においても、消費者に不安感を与えることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る紙製液体容器材料の実施例を示す拡大断面図である。
【図2】本発明の紙製液体容器材料で製造された本発明に係る紙製液体容器の一例を示す斜視図である。
【図3】比較例1として挙げた紙製液体容器材料を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
1 紙製液体容器材料
2 デザイン印刷層
3 熱可塑性樹脂層
4 板紙層
5 遮光性着色接着糊層
6 ガスバリア層
7 熱可塑性樹脂層
8 紙製液体容器
9 紙製液体容器材料
10 デザイン印刷層
11 熱可塑性樹脂層
12 板紙層
13 熱可塑性樹脂層

Claims (3)

  1. 少なくとも最外面を熱可塑性樹脂層とし、板紙層を経て、最内面を熱可塑性樹脂層とした紙製液体容器材料において、前記板紙層にガスバリア層が水を主たる溶媒とする遮光性着色接着糊層を介して貼り合わされていることを特徴とする紙製液体容器材料。
  2. 前記ガスバリア層が紙製バリア層であることを特徴とする請求項1に記載の紙製液体容器材料。
  3. 請求項1又は2に記載の紙製液体容器材料を用いてなることを特徴とする紙製液体容器。
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