JP2004298392A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】球抜き用の切換部材が球抜き位置に不測に切り換えられて多大な球が機外に排出される不具合を防止する。
【解決手段】遊技機の後側に、球タンク61と、その球タンク61から供給される球Bを所定位置まで導く払出系球経路63、80と、その払出系球経路63、80の球Bを球抜きする球抜き位置と、球抜きしない非球抜き位置とに配置切換可能な切換部材92と、その切換部材92が球抜き位置に配置されたときに球Bを所定位置まで導く球抜き経路90とがそれぞれ配設された遊技機であって、遊技機の前側には切換部材92を球抜き位置に配置切換可能な球抜き操作部101が設けられている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、球(例えば、パチンコ球)を用いて遊技を行う遊技機に関し、例えば、第1種、第2種、第3種・・・パチンコ機(アレンジボール機、雀球機等も含む)や球を用いてスロットマシンのような遊技を行う遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、球を用いて遊技を行う遊技機において、遊技機の後側には、球タンクと、その球タンクから供給される球を所定位置まで導く払出系球経路と、がそれぞれ配設されている。
このような遊技機において、払出系球経路の一部に、その払出系球経路の球を球抜きする球抜き位置と、球抜きしない非球抜き位置とに配置切換可能な切換部材が配設され、その切換部材が球抜き位置に配置されたときに球を所定位置まで導く球抜き経路が配設されている。
一方、遊技機の前側には、切換部材を球抜き位置に配置切換するための球抜きスイッチを操作するための球抜き操作部しての球抜き孔が設けられている。そして、その球抜き孔に球抜き棒等を挿入して球抜きスイッチを操作することで、切換部材を球抜き位置に配置切換し、これによって球タンクや払出系球経路の球を球抜きするように構成されたのもが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−315929号公報(第2−3頁、図6−7)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、遊技機の前側に、球抜きスイッチを操作するための球抜き操作部しての球抜き孔が設けられた従来のものにおいては、遊技機の前側から球抜き孔に球抜き棒、ワイヤー等が不測に挿入され球抜きスイッチが操作されると、切換部材が球抜き位置に配置切換される。
すると、球タンクから払出系球経路に供給される球が球抜き位置に配置切り換えされた切換部材を通して球抜き経路から機外に排出される。
また、球タンク(タンクレールの部分も含む)には、同球タンク内に所定量の球を維持するために島設備の球補給路から球が補給される。
このため、遊技機の前側から球抜き孔を通して球抜きスイッチが不測に操作されると、島設備の球補給路から球タンクに補給される球も機外に排出されることとなり、多大な球が機外に排出されるという不具合が発生する場合があった。
【0005】
この発明の目的は、前記問題点に鑑み、球抜き用の切換部材が球抜き位置に不測に切り換えられて多大な球が機外に排出される不具合を防止することができる遊技機を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、手段1の発明に係る遊技機は、請求項1に記載されたとおりの構成、すなわち、「遊技機の後側に、球タンクと、その球タンクから供給される球を所定位置まで導く払出系球経路と、その払出系球経路の球を球抜きする球抜き位置と、球抜きしない非球抜き位置とに配置切換可能な切換部材と、その切換部材が球抜き位置に配置されたときに球を所定位置まで導く球抜き経路とがそれぞれ配設された遊技機であって、
前記遊技機の前側には前記切換部材を球抜き位置に配置切換可能な球抜き操作部が設けられ、
前記球抜き操作部を介して前記切換部材が球抜き位置に配置切換され、これによって球抜きが開始された後、前記球タンク内の全ての球を球抜き可能な条件を満たしたときに、前記切換部材が自動的に非球抜き位置に切り換えられるように、前記切換部材が作動制御される構成にしてあることを特徴とする遊技機。」を要旨とする。
したがって、遊技機の保守・点検等に際し、遊技機の前側から球抜き操作部を介して切換部材を球抜き位置に配置切換することで、球タンクから払出系球経路に供給される球が球抜き位置にある切換部材によって球抜き経路に導かれて球抜きされる、すなわち機外に排出される。
その後、球タンク内の全ての球を球抜き可能な条件(例えば、球タンク内の球が満杯状態にあることを想定し、その満杯状態の球を全て球抜き可能な時間に相当する時間が経過したとき、あるいは、球タンク内の球が満杯状態にあることを想定し、その満杯状態の球を全て球抜き可能な個数に対応する所定個数の球が球抜き経路を通過しことを検出したとき、あるいは、球抜き経路を通過する球が所定時間途切れたとき等の条件)を満たしたときに切換部材が非球抜き位置に自動的に切り換えられる。
また、遊技機の前側から球抜き操作部を介して切換部材が球抜き位置に不測に切り換えられた場合、前記したように球抜き可能な条件を満たすことで、切換部材が非球抜き位置に自動的に切り換えられる。このため、島設備の球補給路から球タンクに球が補給されたとしてもその球が機外に排出されることがない。
【0007】
手段2の発明に係る遊技機は、請求項2に記載されたとおりの構成、すなわち、「外枠体の前側に前枠体が開閉可能に装着され、その前枠体の遊技盤装着部に遊技盤が装着され、同前枠体の前側に前記遊技盤前面の遊技領域が透視可能な開口窓を有する扉体が開閉可能に装着され、前記前枠体の後側には、球タンクと、その球タンクから供給される球を所定位置まで導く払出系球経路と、その払出系球経路の球を球抜きする球抜き位置と、球抜きしない非球抜き位置とに配置切換可能な切換部材と、その切換部材が球抜き位置に配置されたときに球を所定位置まで導く球抜き経路とがそれぞれ配設された遊技機であって、
前記前枠体と前記扉体との少なくとも一方には、同扉体が開放された状態にあるときに、前記切換部材を球抜き位置に配置切換可能な作動操作手段が設けられていることを特徴とする遊技機。」を要旨とする。
したがって、前枠体と扉体との少なくとも一方に切換部材を球抜き位置に配置切換可能な作動操作手段を設けることで、扉体が開放された状態にあるときにのみ、切換部材を球抜き位置に配置切換可能に構成することができる。
言い換えると、扉体が開放されない限り、作動操作手段によって切換部材を操作不能に構成することができる。
このため、遊技機の前側から切換部材が球抜き位置に不測に切り換えられて球抜きされる不具合を解消することができる。
【0008】
手段3の発明に係る遊技機は、請求項3に記載されたとおりの構成、すなわち、「外枠体の前側に前枠体が開閉可能に装着され、その前枠体の遊技盤装着部に遊技盤が装着され、同前枠体の前側に前記遊技盤前面の遊技領域が透視可能な開口窓を有する扉体が開閉可能に装着され、前記前枠体の後側には、球タンクと、その球タンクから供給される球を所定位置まで導く払出系球経路と、その払出系球経路の球を球抜きする球抜き位置と、球抜きしない非球抜き位置とに配置切換可能な切換部材と、その切換部材が球抜き位置に配置されたときに球を所定位置まで導く球抜き経路とがそれぞれ配設された遊技機であって、
前記外枠体と前記前枠体との少なくとも一方には、同前枠体が開放された状態にあるときに、前記切換部材を球抜き位置に配置切換可能な作動操作手段が設けられ、
前記作動操作手段の操作部が操作された後、所定時間経過することを条件として前記切換部材が球抜き位置に配置切換される構成にしてあることを特徴とする遊技機。」を要旨とする。
したがって、外枠体と前枠体との少なくとも一方に切換部材を球抜き位置に配置切換可能な作動操作手段を設けることで、前枠体が開放された状態にあるときにのみ、切換部材を球抜き位置に配置切換可能に構成することができる。
言い換えると、前枠体が開放されない限り、作動操作手段によって切換部材を操作不能に構成することができる。
このため、遊技機の前側から切換部材が球抜き位置に不測に切り換えられて球抜きされる不具合を防止することができる。
また、前枠体が開放されて作動操作手段が操作された後、所定時間、例えば、前枠体を元の状態に閉じるために必要とする時間が経過するまでは切換部材が球抜き位置に配置切換されることがない。このため、前枠体が開放された状態で球抜きされ、その球が遊技ホールの床面に散乱する不具合を防止することができる。
【0009】
手段4の発明に係る遊技機は、手段3に記載の遊技機であって、作動操作手段の操作部が操作されかつ前枠体が閉じられることを条件として切換部材が球抜き位置に配置切換される構成にしてある。
したがって、前枠体が開放されて作動操作手段が操作されたとしても、前枠体が元の状態に閉じられるまでは切換部材が球抜き位置に配置切換されることがない。このため、前枠体が開放された状態で球抜きされ、その球が遊技ホールの床面に散乱する不具合をより一層確実に防止することができる。
【0010】
手段5の発明に係る遊技機は、手段2〜4のいずれかに記載の遊技機であって、作動操作手段は、第1の操作部と、第2の操作部とを備え、前記第1の操作部が操作されかつ切換部材が球抜き位置に配置切換され、これによって球抜きが開始された後、球タンク内の全ての球を球抜き可能な条件を満たすことで、前記切換部材が自動的に非球抜き位置に切り換えられ、前記第2の操作部が操作されかつ切換部材が球抜き位置に配置切換され、これによって球抜きが開始された後、島設備の球補給路から前記球タンクに供給される全ての球が球抜きされることを条件として前記切換部材が自動的に非球抜き位置に切り換えられるように、前記切換部材が作動制御される構成にしてある。
したがって、作動操作手段の第1の操作部を操作することで、切換部材が球抜き位置に配置切換され、これによって球抜きが開始された後、球タンク内の全ての球を球抜き可能な条件(例えば、球タンク内の球が満杯状態にあることを想定し、その満杯状態の球を全て球抜き可能な時間に相当する時間が経過したとき、あるいは、球タンク内の球が満杯状態にあることを想定し、その満杯状態の球を全て球抜き可能な個数に対応する所定個数の球が球抜き経路を通過したことを検出したとき等の条件を満たしたとき、あるいは球抜き経路を通過する球が所定時間途切れたとき等の条件)を満たしたとき、切換部材が自動的に非球抜き位置に切り換えられる。
また、作動操作手段の第2の操作部を操作することで、切換部材が球抜き位置に配置切換され、これによって球抜きが開始された後、島設備の球補給路から球タンクに供給される全ての球が球抜きされることを条件として前記切換部材が自動的に非球抜き位置に切り換えられる。
すなわち、作動操作手段の第1の操作部を操作することで、島設備の球補給路から球タンクに球が補給されない限り、その球タンク内の球を全て球抜きすることができる。
また、作動操作手段の第2の操作部を操作することで、島設備の球補給路から球タンクに供給される全ての球を球抜きすることができる。
このため、遊技機の保守・点検や島設備の保守・点検に対応してそれぞれ球抜きすることができ、球抜き作業の合理化を図ることができる。
【0011】
手段6の発明に係る遊技機は、手段1〜5のいずれかに記載の遊技機であって、切換部材が球抜き位置に配置切換された後、球抜き終了の条件を満たしかつ前記切換部材が非球抜き位置に配置切換されたことを条件として球抜き終了を報知する報知手段を備えている。
したがって、報知手段によって球抜き終了を報知することができるため、遊技機あるいは島設備の保守・点検の際の球抜き作業がしやすくなる。
【0012】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
この発明の実施の形態1を図1〜図8にしたがって説明する。
遊技機としてのパチンコ機を正面から表した図1、前側から視た斜視図で表した図2、後側から視た斜視図で表した図3、外枠体に対し前枠体を開いた状態を前側から視た斜視図で表した図4、前枠体に対し扉体を開いた状態を前側から視た斜視図で表した図5において、遊技ホールの島設備に固定される外枠体10は方形枠状に形成されている。
外枠体10の前側には、その左右片側に配設された前枠ヒンジ機構20の上下方向のヒンジピンを中心として前枠体21が開閉可能に装着されている。
また、図4に示すように、前枠体21の自由端側の後面には、外枠体10の施錠係止具12に係脱可能に係合して前枠体21を閉じ状態に施錠する前枠施錠フック28を有する周知の施錠装置が配設されている。また、前枠体21の自由端側の前面下部には前枠施錠フック28及び後述する扉体31の扉施錠フック35をそれぞれ解錠するための周知のシリンダ錠27が設けられている。
【0013】
図6に示すように、前枠体21の後面には、その開口部の周縁部において遊技盤装着部としての遊技盤装着枠22が設けられている。遊技盤装着枠22の枠内には、その後方から遊技盤40が着脱可能に嵌込まれ、その遊技盤40後面の周縁部が後述する機構板60に押さえられて装着保持されるようになっている。
図5に示すように、遊技盤40の前面の周縁部には、外側レール41と内側レール42とを備えた案内レール44が装着されており、その案内レール44の内側には遊技領域45が区画形成されている。
また、外側レール41と内側レール42との間には、球発射装置のハンマーの打撃によって発射された球を遊技領域45の上部に向けて案内する球発射通路43が形成されている。また、遊技領域45内には、一般入賞口、特定入賞口、ゲート口等を有する役物装置や図柄表示装置等(図示しない)が配設されている。
また、遊技盤40の後側面にはカバー体46が装着され、そのカバー体46の後面には、主制御基板51を有する主制御装置50(主制御ボックスとも呼ばれている)が配設されている(図3及び図6参照)。
【0014】
図5に示すように、前枠体21の前側には、その左右片側に配設された扉ヒンジ機構30によって扉体31が開閉可能に装着されている。また、扉体31の自由端側の後面には、前枠体21の所定位置に形成された係合部29に係合して扉体31を閉じ状態に施錠する扉施錠フック35を有する周知の施錠装置が配設されている。
また、扉体31には、遊技盤40前面の遊技領域45が透視可能な開口窓32が形成され、その開口窓32にはガラス板、透明合成樹脂板等よりなる透明窓板33が着脱可能に装着されている。
また、前枠体21の前側には、扉体31の下方に位置して上皿23が設けられとともに、その上皿23の下方に位置して下皿24が設けられている。さらに、前枠体21の前側の下部片側寄りには操作ハンドル25が配設されている。
【0015】
図3と図6に示すように、前枠体21後側の遊技盤装着枠22の片側には、ヒンジ機構によって機構板60が開閉可能に装着されている。この機構板60は、所定数の留め具58によって閉じ状態に保持される。そして、閉じ状態に保持された機構板60によって遊技盤装着枠22の遊技盤40後面の周縁部が押えられるようになっている。
また、図3に示すように、機構板60は、遊技盤40の後面から突出されたカバー体46の周縁部を後方に突出させて露出させる開口部を有して枠状に形成され、その機構板60の後面の上部には、球タンク61と、その球タンク61から供給される球を片側に誘導する傾斜状のタンクレール62とがそれぞれ配設されている。
図6と図7に示すように、機構板60後面の片側寄りには、その上部から下部に向けて払出系球経路の一部を構成する球通路63(前後2列に形成される場合がある)、球払出装置70及び払出通路80がそれぞれ連通状に配設されている。
そして、球払出装置70において払い出された賞球数に対応する数の球及び貸球数に対応する数の球がそれぞれ払出通路80に払い出されようになっている。
【0016】
また、この実施の形態1において、球払出装置70は、パチンコ機の側部にカード式球貸機(CRサンドと呼ばれている)が設置される形式のパチンコ機である場合を考慮して賞球に対応する球の払い出し機能と、貸球に対応する球の払い出し機能とを兼ね備えている。
また、球払出装置70の装置本体71には、球通路63から供給された球を払い出すための回転体73が払出用モータ(ステッピングモータ)を駆動源として正逆方向に回転可能に配設されている。さらに、球払出装置70の装置本体71には、回転体73の一方向の回転動作によって払い出された球を払出通路80の上部まで導く賞球用払出通路74と、同回転体73の反対方向の回転動作によって払い出された球を払出通路80の上部まで導く貸球用払出通路76とがそれぞれ設けられて1つのユニットをなしている。そして、球払出装置70は、その装置本体71において機構板60の所定位置にビス等によって組み付けられるようになっている。
また、賞球用払出通路74には賞球用検出器44が、貸球用払出通路76には貸球用検出器47がそれぞれ配設されている。
【0017】
図6と図7に示すように、機構板60の後側に配設される単数または複数の通路構成部材(この実施の形態1においては球払出装置70の装置本体71)には、賞球用払出通路74及び貸球用払出通路76の下端部を合流させる合流路78を上流側に有する払出通路80が形成されている。
また、払出通路80は、前枠体21前面の上皿23に通じる上皿連通口81に連通されている。さらに、上皿連通口81に払い出された球Bが満杯となった時にはその球Bは下皿誘導路82を介して前枠体21前面の下皿24に流れるようになっている。
【0018】
図6と図7に示すように、機構板60の後側に配設される単数または複数の通路構成部材(この実施の形態1においては球払出装置70の装置本体71)には、払出通路80の上流側の合流路78近傍において分岐しかつ払出通路80の球を所定位置まで導いて機外に排出するための球抜通路90が形成されている。
また、払出通路80の上流側の合流路78近傍には、その合流路78に流れる球を球抜通路90に導いて球抜きする球抜き位置と、球抜きしない非球抜き位置とに配置切換可能な切換部材92が配設されている。
【0019】
この実施の形態1において、図7に示すように、切換部材92は、先端部が尖った略三角形状に形成され、払出通路80と球抜通路90との分岐部に位置する通路構成部材の部分に軸93を中心とし回動可能に装着されている。
また、切換部材92は、ソレノイド95を駆動源として軸93を中心として所定の角度範囲において回動されることで、払出通路80を閉じかつ球抜通路90を開く球抜き位置(図7において2点鎖線位置に示す位置)と、払出通路80を開きかつ球抜通路90を閉じる非球抜き位置(図7において実線で示す位置)とに配置切換されるようになっている。すなわち、ソレノイド95は、そのプランジャ96の先端部が連結ピンによって、切換部材92の所定位置に連結されている。さらに、ソレノイド95は、球抜きスイッチ100のオン・オフ動作によって励磁・非励磁の状態となり、プランジャ96を介して切換部材92を球抜き位置と非球抜き位置とに配置切換するようになっている。
【0020】
この実施の形態1において、図7に示すように、球抜きスイッチ100は通路切換部材92の近傍に配置されている。
そして、遊技機としてのパチンコ機の前側には球抜きスイッチ100を作動して切換部材92を球抜き位置に配置切換可能な球抜き操作部としての球抜き孔101が形成されている。
すなわち、この実施の形態1において、図1と図2に示すように、扉体31の片側寄り下部には、球抜き操作部としての球抜き孔101が前後方向に貫設され、前枠体21、機構板60及び通路構成部材の所定位置には、球抜き孔101から挿通された球抜き棒の先端部が球抜きスイッチ100の作動部に達しかつその作動部を作動可能な位置まで挿通可能な挿通部(切り欠き部、溝、孔等の挿通部)が形成されている。
【0021】
主制御装置50、枠制御装置55、球払出装置70の払出用モータ72、切換部材92のソレノイド95等の関係をブロック図で表した図8において、球払出装置70の払出用モータ72及び切換部材92のソレノイド95は制御装置によって作動制御される。この実施の形態1において、払出用モータ72及びソレノイド95は球通路構成部材の後側に配設された枠制御装置55によって作動制御される。
また、枠制御装置55には、パチンコ機の片側に設置される球貸装置からの貸球数に対応する信号や、球抜きスイッチ100の信号がそれぞれ伝達されるようになっている。
すなわち、この実施の形態1においては、パチンコ機前側の球抜き操作部としての扉体31の球抜き孔101に球抜き棒が挿入され、その球抜き棒の先端部によって球抜きスイッチ100がオンされると、その信号が枠制御装置55に伝達され、これに基づいて枠制御装置55から出力される制御信号によってソレノイド95が励磁され切換部材92が非球抜き位置から球抜き位置に配置切換されるように切換部材92が作動制御される構成にしてある。
また、球抜きスイッチ100の信号が枠制御装置55に伝達されると、これに基づいて枠制御装置55から出力される制御信号によって払出用モータ72が作動し、回転体73が所定方向に回転制御されるようになっている。
【0022】
また、切換部材92が球抜き位置に配置切換され、これによって球抜きが開始された後、球タンク61内の全ての球を球抜き可能な条件を満たしたときに、切換部材92が自動的に非球抜き位置に切り換えられるように、切換部材92が作動制御されるようになっている。
例えば、球タンク61内の球が満杯状態にあることを想定し、その満杯状態の球を全て球抜き可能な時間に相当する時間が経過したときに、切換部材92が非球抜き位置に自動的に切り換えられるように設定することができる。
また、球タンク61内の球が満杯状態にあることを想定し、その満杯状態の球を全て球抜き可能な個数に対応する所定個数(球タンク61から通路切換部材92の直前、この実施の形態1では球払出装置70の回転体73までに至る払出系球経路内の球の総数、例えば、約1000個前後)の球が球抜き経路90を通過したことを検出器98によって検出したとき、あるいは、検出器98による球の検出が所定時間(数秒間)途切れたときに、切換部材92が非球抜き位置に自動的に切り換えられるように設定することも可能である。
但し、球抜き開始後、島設備の球補給路路から球タンク61に補給される球は、前記した球タンク61内の全ての球を球抜き可能な条件には入れないものとする。
【0023】
また、この実施の形態1においては、切換部材92が球抜き位置に配置切換された後、球抜き終了の条件を満たしかつ切換部材92が非球抜き位置に配置切換されたことを条件として球抜き終了を報知する報知ランプ、報知ブザー等の報知手段99がパチンコ機の所定位置(作業者が確認し易い位置、例えば、扉体31の上部)に配設されている(図8参照)。
【0024】
この実施の形態1に係る遊技機としてのパチンコ機は上述したように構成される。したがって、球抜きを行わない通常時においては、切換部材92は、払出通路80を開きかつ球抜通路90を閉じる非球抜き位置(図7において実線位置に示す位置)に配置される。
この状態で、遊技盤40の各入賞口に球が流入し、その球が入賞口スイッチによって検出されると、その信号が主制御装置50を経て枠制御装置55に伝達される。そして、枠制御装置55からの制御信号によって球払出装置70の払出用モータ72の出力軸と共に、回転体73が一方向にかつ賞球数に対応する回転角度だけ回転する。これによって、賞球数に対応する数の賞球としての球Bが賞球用払出通路74に払い出される。すると、その球Bは、賞球用払出通路74、合流路78及び払出通路80を経て上皿連通口81に流れる。
【0025】
また、パチンコ機の前側、例えば、前枠体21の上皿23や下皿24の近傍に配置された図示しない球貸スイッチを作動すると、その信号が球貸装置を経て枠制御装置55に伝達される。そして、枠制御装置55からの制御信号によって球払出装置70の払出用モータ72の出力軸と共に回転体73が、前記とは反対方向にかつ貸球数に対応する回転角度だけ回転する。これによって、貸球数に対応する数の貸球としての球Bが貸球用払出通路76に払い出される。すると、その球Bは、貸球用払出通路76、合流路78、及び払出通路80を経て上皿連通口120に流れる。
【0026】
パチンコ機の保守・点検等に際し球抜きを行う場合、予め、島設備の球補給路からの球の補給を停止しておく。ここで、パチンコ機前側の球抜き操作部、すなわち、扉体31の球抜き孔101に球抜き棒が挿入される。すると、球抜き棒の先端部によって球抜きスイッチ100がオンされると、その信号が枠制御装置55に伝達される。これに基づいて枠制御装置55から出力される制御信号によってソレノイド95が励磁され切換部材92が非球抜き位置から球抜き位置に配置切換される。一方、球抜きスイッチ100の信号が枠制御装置55に伝達されると、これに基づいて枠制御装置55から出力される制御信号によって払出用モータ72が作動し、回転体73が一方向(反対方向でもよい)に回転される。
これによって、回転体73に供給された球Bが賞球用払出通路74(又は貸球用払出通路76)に払い出された後、合流路78及び球抜通路90を経て機外に排出される。
【0027】
また、この実施の形態1においては、切換部材92が球抜き位置に配置切換され、これによって球抜きが開始された後、球タンク61内の全ての球を球抜き可能な条件を満たしたときに、切換部材92が自動的に非球抜き位置に切り換えられるように、切換部材92が作動制御されるようになっている。この際、払出用モータ72も停止されるように作動制御される。
このため、球抜きスイッチ100がオンされると、球タンク61内の全ての球が球抜通路90を経て機外に排出される。
また、この実施の形態1においては、前記したように球抜き終了の条件を満たしかつ切換部材92が非球抜き位置に配置切換されたことを条件として、枠制御装置55から伝達される制御信号によって報知ランプ、報知ブザー等の報知手段99が作動され球抜き終了が報知される。これによって、球抜き作業がしやすくなる。
【0028】
また、いたずら等によって、球抜き孔101に球抜き棒やワイヤー等が挿入され、球抜きスイッチ100がオンされると、前記したように、切換部材92が非球抜き位置から球抜き位置に配置切換され、払出用モータ72が作動して回転体73が一方向に回転される。このため、回転体73に供給された球Bが賞球用払出通路74、合流路78及び球抜通路90を経て機外に排出される。
ところで、この実施の形態1においては、前記したように、切換部材92が球抜き位置に配置切換され、これによって球抜きが開始された後、球タンク61内の全ての球を球抜き可能な条件を満たしたときに、切換部材92が自動的に非球抜き位置に切り換えられる。このため、島設備の球補給路から球タンク61に球が補給されたとしてもその補給球が機外に排出されることを防止することができ、多大な球が球抜きされる不具合が解消される。
また、いたずら等によって、球抜きされたときでも、前記したように、球抜き終了の条件を満たしかつ切換部材92が非球抜き位置に配置切換されたことを条件として、枠制御装置55から伝達される制御信号によって報知ランプ、報知ブザー等の報知手段99が作動され球抜き終了が報知される。このため、いたずら等によって球抜きされたことが明確となる。
【0029】
(実施の形態2)
この発明の実施の形態2を図9と図10にしたがって説明する。
この実施の形態2においては、遊技機としてのパチンコ機の前側から球抜きスイッチを操作不能にすることで、切換部材92(図7参照)が球抜き位置に不測に切り換えられることを防止するように構成したものである。
すなわち、図9と図10に示すように、この実施の形態2においては、前枠体21と扉体31との少なくとも一方の所定位置(図では前枠体21の前面上部)に、同扉体31が開放された状態にあるときにのみ、切換部材92を球抜き位置に配置切換可能な作動操作手段105が設けられている。
作動操作手段105は、第1の操作部110aを有する遊技機用球抜きスイッチ110と、第2の操作部115aを有する島設備用球抜きスイッチ115とを備えている。
【0030】
すなわち、この実施の形態2においては、図9と図10に示すように、扉体31が開放された状態にあるときに、第1の操作部110aが操作されて遊技機用球抜きスイッチ110が作動されることで、その信号が枠制御装置55に伝達され、これによってソレノイド95を介して切換部材92が球抜き位置に配置切換されるようになっている。
また、切換部材92が球抜き位置に配置切換され、これによって球抜きが開始された後、球タンク61内の全ての球が球抜き可能な条件を満たすことで、切換部材92が自動的に非球抜き位置に切り換えられるようになっている。
例えば、この実施の形態2においては、球タンク61内の球が満杯状態にあることを想定し、その満杯状態の球を全て球抜き可能な時間に相当する時間が経過したときに、切換部材92が非球抜き位置に自動的に切り換えられるように設定することができる。
また、球タンク61内の球が満杯状態にあることを想定し、その満杯状態の球を全て球抜き可能な個数に対応する所定個数(球タンク61から通路切換部材92の直前までに至る払出系球経路内の球の総数、例えば、約1000個前後)の球が球抜き経路90を通過したことを検出器98によって検出したときに、あるいは、検出器98による球の検出が所定時間、例えば、数秒間途切れたときに、切換部材92が非球抜き位置に自動的に切り換えられるように設定することも可能である。
【0031】
また、扉体31が開放された状態にあるときに、第2の操作部115aが操作され島設備用球抜きスイッチ115が作動されることで、その信号が枠制御装置55に伝達され、これによってソレノイド95を介して切換部材92が球抜き位置に配置切換されるようになっている。
また、切換部材92が球抜き位置に配置切換され、これによって球抜きが開始された後、島設備の球補給路から球タンク61に供給される全ての球が球抜きされることを条件(例えば、球抜きが開始された後、球抜通路90に配設された検出器98によって球の検出が所定時間、例えば数秒間途切れたことを条件)として切換部材92が自動的に非球抜き位置に切り換えられるように、切換部材92が作動制御される構成にしてある。
また、実施の形態2においても、切換部材92が球抜き位置に配置切換された後、球抜き終了の条件を満たしかつ切換部材92が非球抜き位置に配置切換されたことを条件として球抜き終了を報知する報知手段99を備えている。
この実施の形態2のその他の構成は、前記実施の形態1と略同様に構成されるため、同一構成部材、部分に対し同一符号を付記してその説明は省略する。
【0032】
したがって、この実施の形態2においては、前記実施の形態1と異なり、パチンコ機の前側から球抜きスイッチとしての遊技機用球抜きスイッチ110や島設備用球抜きスイッチ115を操作不能に構成することができる。言い換えると、扉体31が開放されない限り、作動操作手段105によって切換部材92を操作不能に構成することができる。
このため、遊技機の前側から切換部材92が球抜き位置に不測に切り換えられて球抜きされる不具合を防止することができる。
【0033】
また、扉体31が開放された状態において、作動操作手段105の第1の操作部100aを操作することで、切換部材92が球抜き位置に配置切換され、これによって球抜きが開始された後、球タンク61内の全て球が球抜き可能な条件を満たすことで、切換部材92が自動的に非球抜き位置に切り換えられる。
また、作動操作手段105の第2の操作部115aを操作することで、切換部材92が球抜き位置に配置切換され、これによって球抜きが開始された後、島設備の球補給路から球タンク61に供給される全ての球が球抜きされることを条件として切換部材92が自動的に非球抜き位置に切り換えられる。
すなわち、作動操作手段105の第1の操作部100aを操作することで、島設備の球補給路から球タンク61に球が補給されない限り、その球タンク61内の球を全て球抜きすることができる。
また、作動操作手段105の第2の操作部115aを操作することで、島設備の球補給路から球タンク61に供給される全ての球を球抜きすることができる。このため、遊技機の保守・点検や島設備の保守・点検に対応してそれぞれ球抜きすることができ、球抜き作業の合理化を図ることができる。
また、この実施の形態2においても、報知手段99によって球抜き終了を報知することができるため、遊技機あるいは島設備の保守・点検の際の球抜き作業がしやすくなる。
【0034】
(実施の形態3)
この発明の実施の形態3を図11〜図13にしたがって説明する。
この実施の形態3においても、遊技機としてのパチンコ機の前側から球抜きスイッチ100を操作不能にすることで、切換部材92(図7参照)が球抜き位置に不測に切り換えられることを防止するように構成したものである。
すなわち、図と図に示すように、この実施の形態3においては、外枠体10と前枠体21との少なくとも一方の部材の所定位置(図11では前枠体21後側の機構板60に装着された球払出装置70の装置本体71の所定位置)には、同前枠体21が開放された状態にあるときにのみ、切換部材92を球抜き位置に配置切換可能な作動操作手段105が設けられている。
【0035】
この作動操作手段105は、前記実施の形態2と同様にして、第1の操作部110aを有する遊技機用球抜きスイッチ110と、第2の操作部115aを有する島設備用球抜きスイッチ115とを備えている。
また、この実施の形態3においては、作動操作手段105の第1の操作部110a又は第2の操作部115aが操作されかつ前枠体21が閉じられて前枠開閉用スイッチ120が作動されることを条件として切換部材92が球抜き位置に配置切換される構成にしてある。
【0036】
図12に示すように、前枠開閉用スイッチ120は外枠体10と前枠体21との少なくとも一方の部材の所定位置(図12では外枠体10の側枠部内面)に配置され、他方の部材には、前枠体21の閉じ動作に連動して前枠開閉用スイッチ120の作動部120aを作動する作動体(図示しない)が設けられている。
この実施の形態3のその他の構成は、前記実施の形態2と略同様に構成されるため、同一構成部材、部分に対し同一符号を付記してその説明は省略する。
【0037】
したがって、この実施の形態3においては、パチンコ機の前側から球抜きスイッチとしての遊技機用球抜きスイッチ110や島設備用球抜きスイッチ115を操作不能に構成することができる。言い換えると、前枠体21が開放されない限り、作動操作手段105によって切換部材92を操作不能に構成することができる。
このため、遊技機の前側から切換部材92が球抜き位置に不測に切り換えられて球抜きされる不具合を防止することができる。
特に、この実施の形態3においては、前枠体21が開放されて作動操作手段105の第1の操作部110a又は第2の操作部115aが操作されたとしても、前枠体21が元の状態に閉じられるまでは切換部材92が球抜き位置に配置切換されることがない。このため、前枠体21が開放された状態で球抜きされ、その球が遊技ホールの床面に散乱する不具合を防止することができる。
【0038】
また、前記実施の形態2及び3において、球タンク61内の球が満杯状態にあることを想定し、その満杯状態の球を全て球抜き可能な時間よりも所定時間(数秒〜10秒前後)長い延長設定時間、あるいは全て球抜き可能な個数よりも適宜に多い超過設定個数の球が球抜き経路90を通過するまで検出器98によって検出するように設定し、その設定要件を満たしたときに、切換部材92が非球抜き位置に自動的に切り換えられるように設定することも可能である。
そして、設定要件を満たしたときに、検出器98によって球が検出されなかったときには、球抜き終了を報知手段99のランプ、ブザーによって報知する一方、検出器98によって球が検出されたときには、報知手段99のランプ、ブザーを前記球抜き終了時とは異なる点滅状態や発音状態にすることで球抜き異常を報知することも可能である。
すなわち、パチンコ機の保守・点検等に際し球抜きを行う場合、予め、島設備の球補給路からの球の補給を停止しておく必要があるが、島設備の球補給路からの球の補給停止を忘れて、第1の操作部110aが操作された場合、球抜き開始後、設定要件を満たしたときに、球が検出器98によって検出されと、報知手段99のランプ、ブザーによって異常が報知されるため、島設備の球補給路からの球の補給停止の忘れを確認することができる。
【0039】
なお、この発明は前記した実施の形態1〜3に限定するものではない。
例えば、前記実施の形態1〜3においては、球払出装置70の下流側に位置する払出通路80の一部から球抜通路90が分岐して形成された場合を例示したが、球払出装置70の上流側に位置する払出系球経路の一部に切換部材92と球抜通路90とをそれぞれ配設し、球の自重によって球抜きを行う構成にしてもこの発明を実施することができる。
また、前記実施の形態2及び3においては、遊技機用球抜きスイッチ110と第1の操作部110a並びに島設備用球抜きスイッチ115と第2の操作部115aとがそれぞれ一体状に組み付けられる場合を例示したが、遊技機用球抜きスイッチ110と第1の操作部110a並びに島設備用球抜きスイッチ115と第2の操作部115aとをそれぞれ所定距離だけ離反した状態で配設し、リンク機構等の連動機構によって連結してもよい。
また、前記実施の形態2及び3においては、遊技機用球抜きスイッチ110と島設備用球抜きスイッチ115とが配設される場合を例示したが、島設備用球抜きスイッチ115は必要に応じて設けばよく、島設備用球抜きスイッチ115がない場合においてもこの発明を実施することができる。
また、パチンコ機(アレンジボール機、雀球機等も含む)以外の球を使用して遊技を行う遊技機、例えば、球を用いてスロットマシン遊技のような遊技を行う遊技機であってもこの発明を実施可能である。球を用いてスロットマシン遊技のような遊技を行う遊技機において、その遊技盤にはドラム、リール、回胴等と呼ばれている複数の図柄表示回転体を有する回転体ユニットが装着される。
【0040】
【発明の効果】
以上述べたように、この発明によれば、遊技機の前側から球抜き操作部を介して切換部材が球抜き位置に不測に切り換えられた場合、その後、所定時間経過することで、切換部材を非球抜き位置に自動的に切り換えることができる。このため、島設備の球補給路から球タンクに球が補給されたとしてもその球が機外に排出されることを防止することができ、多大な球が球抜きされる不具合が解消される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1の遊技機としてパチンコ機を示す正面図である。
【図2】同じくパチンコ機を前側から視た斜視図で表した斜視図である。
【図3】同じくパチンコ機を後側から視た斜視図である。
【図4】同じく外枠体に対し前枠体を開いた状態を前側から視た斜視図である。
【図5】同じく前枠体に対し扉体を開いた状態を前側から視た斜視図である。
【図6】同じくパチンコ機を後側から視た背面図である。
【図7】同じく払出系球経路と切換部材と球抜通路との関係を示す説明図である。
【図8】同じく賞球、貸球及び球抜きの制御を示すブロック図である。
【図9】この発明の実施の形態2に係るパチンコ機の前枠体に対し扉体を開いた状態を前側から視た斜視図である。
【図10】同じく賞球、貸球及び球抜きの制御を示すブロック図である。
【図11】この発明の実施の形態3に係るパチンコ機を後側から視た斜視図である。
【図12】同じく外枠体に対し前枠体を開いた状態を前側から視た斜視図である。
【図13】同じく賞球、貸球及び球抜きの制御を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 外枠体
21 前枠体
31 扉体
40 遊技盤
50 主制御ボックス
55 枠制御ボックス
61 球タンク
62 タンクレール
63 球通路(払出系球経路)
70 球払出装置
74 賞球用払出通路(払出系球経路)
76 貸球用払出通路(払出系球経路)
79 分岐路(払出系球経路)
80 払出通路(払出系球経路)
90 球抜通路
92 切換部材
95 ソレノイド
100 球抜きスイッチ
101 球抜き操作用孔(球抜き操作部)
110 遊技機用球抜きスイッチ
110a 第1の操作部
115 島設備用球抜きスイッチ
115a 第2の操作部
120 前枠開閉用スイッチ
120a 作動部

Claims (1)

  1. 遊技機の後側に、球タンクと、その球タンクから供給される球を所定位置まで導く払出系球経路と、その払出系球経路の球を球抜きする球抜き位置と、球抜きしない非球抜き位置とに配置切換可能な切換部材と、その切換部材が球抜き位置に配置されたときに球を所定位置まで導く球抜き経路とがそれぞれ配設された遊技機であって、
    前記遊技機の前側には前記切換部材を球抜き位置に配置切換可能な球抜き操作部が設けられていることを特徴とする遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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