JP2004297471A - Ip電話端末および発信電話番号通知の転送方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】IP電話端末1は、電話機2および3が接続され、電話機2および3をIP電話網および公衆交換網8に接続する。IP電話端末1は、PSTN着信と共に発信電話番号通知があった場合、その発信電話番号を受信した後、電話機2および3を制御して、受信した発信電話番号を電話機2および3へ再送出する。したがって、発信電話番号を電話機2および3に正しく通知することが可能となる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、公衆交換電話網(PSTN)接続機能とIP(Internet Protocol)電話機能とを有するIP電話端末に関し、特に、複数の電話機に発信電話番号通知を転送するIP電話端末およびその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ブロードバンド回線などによるインターネット利用が広く普及し、インターネットプロトコルを利用したIP電話が盛んに開発されるようになってきている。一般に、CATV(CAble TeleVision)、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)、FTTH(Fiber To The Home)等を利用して電話機をIP電話網に接続するIP電話端末は、PSTN接続機能を有していることが多い。
【0003】
また、契約によって、利用者は発信電話番号受信機能(ナンバー・ディスプレイ機能)を利用することができる。この発信電話番号受信機能は、利用者の電話機に着信がある場合、発信回線の電話番号等の情報を、通信前に受信して利用者に提示するものである。これに関連する技術として、特開2001−16359号公報に開示された発明がある。
【0004】
特開2001−16359号公報に開示されたデータ通信装置においては、交換機側から到来する情報受信端末起動(CAR)信号および交換機側から通知されるナンバー・ディスプレイ情報を検出時に、外付け電話機を加入者回線から切り離すと共に呼び出し信号発生手段の給電手段で直流捕捉し、交換機に対して受信完了信号を返すため、交換機に対してはファクシミリ装置内部で受信完了信号を生成し、引き続き交換機から到来する呼び出し信号を検出した後、回線を外付け電話機に切り換えて通話状態にするものである。これによって、外付け電話機のオフフックするタイミングに関係なく好適に通話あるいはデータ通信を行うことができる。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−16359号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
1本の電話回線に複数の電話機がブランチ接続される構成を有するIP電話端末において、PSTN着信が発信電話番号通知と共にある場合、まず、複数の電話機に対してCAR信号が送出される。
【0007】
しかし、電話機毎にCAR信号に対する一次応答(直流ループ)のタイミングが異なるため、最初に一次応答した電話機のタイミングで交換機からモデム信号が送出される。一方、一次応答が遅い電話機は、先に一次応答した電話機によってCAR信号が途切れたと判断したり、交換機からモデム信号を受信できなかったりして、発信電話番号を正しく受信できないといった問題点があった。
【0008】
また、上述した特開2001−16359号公報に開示されたデータ通信装置においては、交換機側からCAR信号およびナンバー・ディスプレイ情報を検出時に、外付け電話機のオフフックするタイミングに関係なく好適に通話あるいはデータ通信を行うことを可能にするものであるが、複数の電話機に発信電話番号通知があったときの問題点を解決することはできない。
【0009】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、複数の電話機に発信電話番号通知を正しく転送することが可能なIP電話端末および発信電話番号通知の転送方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載のIP電話端末は、複数の電話機が接続され、複数の電話機をIP電話網および公衆交換電話網に接続するIP電話端末であって、相手側の電話機の発信電話番号を受信するための受信手段と、複数の電話機を制御して、受信手段によって受信された発信電話番号を複数の電話機へ再送出するための制御手段とを含む。
【0011】
制御手段は、複数の電話機を制御して、受信手段によって受信された発信電話番号を複数の電話機へ再送出するので、発信電話番号を複数の電話機に正しく通知することが可能となる。
【0012】
請求項2に記載のIP電話端末は、請求項1記載のIP電話端末であって、受信手段は、公衆交換電話網に接続される交換機からモデム信号を受信して、相手側の電話機の発信電話番号を受信する。
【0013】
したがって、PSTN着信と共に発信電話番号通知があった場合に、発信電話番号通知を複数の電話機に正しく転送することが可能となる。
【0014】
請求項3に記載のIP電話端末は、請求項1記載のIP電話端末であって、受信手段は、IP電話網を介して発信時におけるパケットを受信し、パケットに含まれる発信電話番号を抽出する。
【0015】
したがって、IP電話着信があった場合に、発信電話番号を複数の電話機に正しく通知することが可能となる。
【0016】
請求項4に記載のIP電話端末は、請求項3記載のIP電話端末であって、制御手段は、複数の電話機に対して情報通信端末起動信号を送出し、一次応答があった電話機に対して発信電話番号をモデム信号で送出し、受信完了信号を送出した電話機に対して呼出し信号を送出する。
【0017】
交換機と同じ手順で電話機を制御するので、既存の電話機であっても発信電話番号を正しく再送出することが可能となる。
【0018】
請求項5に記載の発信電話番号通知の転送方法は、複数の電話機が接続され、複数の電話機をIP電話網および公衆交換電話網に接続するIP電話端末における発信電話番号通知の転送方法であって、相手側の電話機の発信電話番号を受信するステップと、複数の電話機を制御して、受信された発信電話番号を複数の電話機へ再送出するステップとを含む。
【0019】
受信された発信電話番号を複数の電話機へ再送出するので、発信電話番号通知を複数の電話機に正しく転送することが可能となった。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の形態におけるIP電話端末の接続例を示す図である。IP電話端末1は、TELインタフェース(以下、TEL IFと略す。)11および12を介して電話機2および3に接続され、10BaseTインタフェース(以下、LAN(Local Area Network)IFとも呼ぶ。)13を介してLAN4に接続され、PSTNインタフェース(以下、PSTN IFと略す。)14を介して公衆交換網8に接続される。
【0021】
PC5は、LAN4を介してIP電話端末1からログ情報などを取得することが可能である。また、PC5は、インターネット7およびGW(ゲートウェイ)6を介してIP電話端末1からログ情報などを取得することも可能である。
【0022】
電話機2および3は、ナンバー・ディスプレイ機能を有しており、相手のPSTN電話機またはIP電話機の発信者情報を受信し、その発信者情報を表示することが可能である。利用者は、その発信者情報を見ることによって、着信を拒否したり、予め発信者を確認してから通話をすることができる。なお、ナンバー・ディスプレイ機能は、着信時に番号を通知する機能と、通信中に着信があった発信者の番号を通知する機能との2種類がある。
【0023】
図2は、本発明の実施の形態におけるIP電話端末の他の接続例を示す図である。IP電話端末1は、TEL IF11および12を介して電話機2および3と接続され、10BaseTインタフェース13を介してLAN4に接続され、PSTN IF14を介して公衆交換網8に接続され、ADSLなどのDSLインタフェース15を介してインターネット7に接続される。
【0024】
PC5は、LAN4を介してIP電話端末1からログ情報などを取得することが可能である。また、PC5は、インターネット7およびDSLインタフェース15を介してIP電話端末1からログ情報などを取得することも可能である。
【0025】
図3は、本発明の実施の形態におけるIP電話端末の概略構成を示すブロック図である。このIP電話端末1は、TEL IF11および12と、LAN IF13と、PSTN IF14と、DSL IF15と、各種信号処理を行なうDSP(Digital Signal Processor)16と、音声信号の圧縮/伸長を行なうCODEC17と、電話機2および3に対応して設けられるSLIC(Subscriber Line Interface Circuit)18および19と、PSTN IF14を介して公衆交換網8からの発呼を検出してループ生成処理を行なう呼検出/ループ回路20と、電話機2または3のオフフック/オンフックを検出するフック検出回路21と、スイッチA22および23と、スイッチB24および25と、IP電話端末1の制御プログラム、ログ情報などが格納される記憶部26と、LANの物理層を制御するPHY部27と、DSLの物理層を制御するPHY部28と、IP電話端末1全体の制御を行なう制御部29とを含む。
【0026】
制御部29は、CPU(Central Processing Unit)が記憶部26に格納される制御プログラムを実行することによって実現される。なお、制御プログラムは、DSL IF15およびインターネット7を介してダウンロードされて、記憶部26に格納されてもよいし、LAN IF13およびLAN4を介してダウンロードされて、記憶部26に格納されてもよい。
【0027】
PHY部27は、LANの物理層を制御する部分であり、制御部29の制御によってLAN4に接続されたPC5などの機器とデータ通信などを行なう。また、PHY部28は、DSLの物理層を制御する部分であり、制御部29の制御によってインターネット7に接続されたIP電話交換機、PCなどの機器とデータ通信を行なう。
【0028】
SLIC18および19は、それぞれ電話機2および3のオフフックの検出処理、リンガ信号の生成処理などを行なう。
【0029】
図4は、PSTN着信があった場合の本発明の実施の形態におけるIP電話端末1の処理手順を説明するためのフローチャートである。まず、PSTN IF14を介してPSTNから着信があるか否かを判定するために、呼検出/ループ回路20がCAR信号を検出する(S11)。呼検出/ループ回路20がCAR信号を検出すると(S11,Yes)、その旨を制御部29へ通知する。
【0030】
制御部29はCAR信号検出の通知を受けると、呼検出/ループ回路20に対して一次応答に相当するループ生成を指示する(S12)。また、制御部29は、スイッチA22および23を制御して、CODEC17がPSTN側(下側)に接続するようにする(S13)。
【0031】
次に、公衆回線網8からモデム信号が送られてくるので、CODEC17およびDSP16はモデム信号を受信して、その内容を制御部29へ通知する。制御部29はその内容を受け、発信電話番号を正しく受信したか否かを判定する(S14)。発信電話番号を正しく受信できなかった場合には(S14,No)、制御部29はスイッチA22および23を図3のように元に戻し(S15)、ステップ20へ進む。
【0032】
また、発信電話番号を正しく受信した場合には(S14,Yes)、PSTN交換機に対して受信完了信号を送出するために、呼検出/ループ回路20に対してループ開放を指示し(S16)、スイッチA22および23を図3のように元に戻す(S17)。
【0033】
次に、制御部29は、SLIC18および19と、DSP16とを制御して、TEL IF11および12を介して電話機2および3に電話番号を再送出する(S18)。なお、この処理の詳細は後述する。
【0034】
次に、制御部29は、スイッチB24および25を制御して、TEL IF11および12がPSTN側(下側)に接続するようにする(S19)。これによって、PSTN交換機からの呼出し信号を直接電話機2および3へ出力し、電話機2および3を鳴動させる。
【0035】
次に、制御部29は、フック検出回路21に電話機2または3のオフフックを検出させる(S20)。フック検出回路21がオフフックを検出すると(S20,Yes)、電話機2および3のうち最初にオフフックした電話機によって着信となり、発信者との通話が行なわれる。この時点で、PSTN交換機からの呼出し信号も停止して、他の電話機の鳴動も停止する。
【0036】
次に、制御部29は、オフフックが行なわれた電話機以外の電話機に対応するスイッチBを図3に示すように元に戻す(S22)。以降、制御部29は、フック検出回路21によってオンフックが検出されるのを待ち、オンフックが検出されれば(S23,Yes)、その電話機に対応するスイッチBを図3に示すように元に戻して(S24)、最初からの処理に戻る。
【0037】
また、PSTN交換機からの呼出し信号の停止が検出された場合には(S20,SPTNストップ)、スイッチB24および25を図3に示すように元に戻し(S21)、最初からの処理に戻る。
【0038】
図5は、図4のステップS18(電話番号再送出処理)の処理手順の詳細を説明するためのフローチャートである。まず、制御部29は、SLIC18および19を制御して、極性反転を行なわせ(S31)、CAR信号を生成させて電話機2および3へ出力させる(S32)。
【0039】
電話機から一次応答があれば(S33,Yes)、制御部29はDSP16を制御してその電話機にモデム信号を送出させる(S34)。そして、制御部29は、フック検出回路21に対して電話機からの受信完了信号(ループ断)を検出させる。フック検出回路21が受信完了信号を検出すると、図4のステップS19へ処理が進む。なお、図5に示す処理は、IP電話端末1に接続される全ての電話機に対して行なわれる。
【0040】
以上の説明においては、PSTN交換機から送出された発信電話番号を電話機2および3へ通知する場合についてであった。次に、IP電話交換機から送出された発信電話番号を電話機2および3に通知する場合について説明する。
【0041】
図6は、IP電話機の発信時におけるパケットの一例を示す図である。このパケットは、SIP(Session Initiation Protocol)のRFC(Request For Comments)3261に規定されたパケットフォーマットであるが、これに限定されるものではない。
【0042】
図6に示すように、SIPにおいては制御内容がテキストデータで取り扱われ、エンコードされたメッセージの最初の行に“INVITE”が記述される。それに続く行は、ヘッダフィールドのリストである。最初の行の“INVITE”には、発信者側がサーバに行なって欲しい動作が指定される。
【0043】
Call−IDヘッダフィールドは、連続するメッセージをグループ化するための一意の識別子を含む。contactヘッダフィールドは、これに続くリクエストで特定のインスタンスにコンタクトするために使用できるSIP URI(Uniform Resource Identifier)またはSIPS URIを指定する。
【0044】
Content−Lengthヘッダフィールドは、メッセージボディの長さを指定する。Content−Typeヘッダフィールドは、メッセージボディのインターネットメディアタイプを指定する。
【0045】
CSeqヘッダフィールドは、トランザクションを識別し順番付けするための情報を含み、シーケンス番号とメソッドからなる。Fromヘッダフィールドは、発信者の論理的な識別子を含む。ここでは、発信者の電話番号に相当する。
【0046】
Max−Forwardsヘッダフィールドは、発信が着信者に向かう過程で通過することができるホップの数を制限するための情報を含む。Record−Routeヘッダフィールドは、ルーティングに必要とされる情報を含む。Toヘッダフィールドは、受信者の論理的な識別子を指定する。Viaヘッダフィールドは、トランザクションのために使用されるトランスポートを示す。なお、v=0以降の行には、通信時のパラメータが指定される。
【0047】
図7は、IP電話からの着信があった場合の本発明の実施の形態におけるIP電話端末1の処理手順を説明するためのフローチャートである。まず、制御部29は、LAN IF13またはDSL IF15を介してIP電話機から発信時のパケット(図6参照)を受信したか否かを判定して、IP電話機から着信があるか否かを判定する(S41)。
【0048】
IP電話機から着信がある場合(S41,Yes)、受信したパケットに含まれる発信電話番号(Fromヘッダフィールド)を抽出する(S42)。そして、制御部29は、SLIC18および19と、DSP16とを制御して、TELIF11および12を介して電話機2および3に電話番号を再送出する(S43)。なお、この処理は、図5を用いて説明した処理手順と同様である。したがって、詳細な説明は繰返さない。
【0049】
次に、制御部29は、SLIC18および19を制御して、電話機2および3へ呼出し信号を送出する(S44)。そして、制御部29は、SLIC18および19に電話機2または3のオフフックを検出させる(S45)。SLIC18または19がオフフックを検出すると(S45,Yes)、電話機2および3のうち最初にオフフックした電話機によって着信となり、発信者との通話が行なわれる。この時点で、制御部29は他方のSLICに呼出し信号を停止させて、他の電話機の鳴動も停止させる。
【0050】
以降、制御部29は、オフフックがあった電話機に対応するSLICによってオンフックが検出されるのを待ち、オンフックが検出されれば(S46,Yes)、最初からの処理に戻る。
【0051】
また、IP電話交換機からの呼出しの停止が検出された場合には(S45,IP電話ストップ)、最初からの処理に戻る。
【0052】
以上説明したように、本実施の形態におけるIP電話端末1によれば、PSTN着信が発信電話番号通知と共にあった場合、発信電話番号を受信してからそれぞれの電話機に発信電話番号を再送出するようにしたので、複数の電話機に確実に発信電話番号を通知することが可能となった。
【0053】
また、IP電話機からの着信があった場合、発信時のパケットに含まれる発信電話番号を抽出し、それぞれの電話機に発信電話番号を送出するようにしたので、IP電話機から発信があった場合でも従来のナンバー・ディスプレイ機能を有効に利用することが可能となった。
【0054】
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0055】
【発明の効果】
請求項1に記載のIP電話端末によれば、制御手段が複数の電話機を制御して、受信手段によって受信された発信電話番号を複数の電話機へ再送出するので、発信電話番号を複数の電話機に正しく通知することが可能となった。
【0056】
請求項2に記載のIP電話端末によれば、受信手段が公衆交換電話網に接続される交換機からモデム信号を受信して、相手側の電話機の発信電話番号を受信するので、PSTN着信と共に発信電話番号通知があった場合に、発信電話番号通知を複数の電話機に正しく転送することが可能となった。
【0057】
請求項3に記載のIP電話端末によれば、受信手段がIP電話網を介して発信時におけるパケットを受信し、パケットに含まれる発信電話番号を抽出するので、IP電話着信があった場合に、発信電話番号を複数の電話機に正しく通知することが可能となった。
【0058】
請求項4に記載のIP電話端末によれば、交換機と同じ手順で電話機を制御するので、既存の電話機であっても発信電話番号を正しく再送出することが可能となる。
【0059】
請求項5に記載の発信電話番号通知の転送方法によれば、受信された発信電話番号を複数の電話機へ再送出するので、発信電話番号通知を複数の電話機に正しく転送することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるIP電話端末の接続例を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態におけるIP電話端末の他の接続例を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態におけるIP電話端末の概略構成を示すブロック図である。
【図4】PSTN着信があった場合の本発明の実施の形態におけるIP電話端末1の処理手順を説明するためのフローチャートである。
【図5】図4のステップS18(電話番号再送出処理)の処理手順の詳細を説明するためのフローチャートである。
【図6】IP電話機の発信時におけるパケットの一例を示す図である。
【図7】IP電話機からの着信があった場合の本発明の実施の形態におけるIP電話端末1の処理手順を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 IP電話端末、2,3 電話機、4 LAN、5 PC、6 GW、7 インターネット、8 公衆交換網、11,12 TEL IF、13 LAN IF、14 PSTN IF、15 DSL IF、16 DSP、17 CODEC、18,19 SLIC、20 呼検出/ループ回路、21 フック検出回路、22,23 スイッチA、24,25 スイッチB、26 記憶部、27,28 PHY部、29 制御部。
Claims (5)
- 複数の電話機が接続され、該複数の電話機をIP電話網および公衆交換電話網に接続するIP電話端末であって、
相手側の電話機の発信電話番号を受信するための受信手段と、
前記複数の電話機を制御して、前記受信手段によって受信された発信電話番号を前記複数の電話機へ再送出するための制御手段とを含む、IP電話端末。 - 前記受信手段は、前記公衆交換電話網に接続される交換機からモデム信号を受信して、前記相手側の電話機の発信電話番号を受信する、請求項1記載のIP電話端末。
- 前記受信手段は、前記IP電話網を介して発信時におけるパケットを受信し、該パケットに含まれる発信電話番号を抽出する、請求項1記載のIP電話端末。
- 前記制御手段は、前記複数の電話機に対して情報通信端末起動信号を送出し、
一次応答があった電話機に対して前記発信電話番号をモデム信号で送出し、
受信完了信号を送出した電話機に対して呼出し信号を送出する、請求項3記載のIP電話端末。 - 複数の電話機が接続され、該複数の電話機をIP電話網および公衆交換電話網に接続するIP電話端末における発信電話番号通知の転送方法であって、
相手側の電話機の発信電話番号を受信するステップと、
前記複数の電話機を制御して、前記受信された発信電話番号を前記複数の電話機へ再送出するステップとを含む、発信電話番号通知の転送方法。
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