JP2004296216A - 固体高分子型燃料電池の膜電極接合体の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】転写用触媒層を転写用フィルムの表面に形成し、転写用触媒層が固体高分子電解質膜に接するように転写用フィルムを固体高分子電解質膜に重ね合わせた後、プレス板でホットプレスして転写用触媒層を固体高分子電解質膜に転写して膜電極接合体を製造する。この時、プレス板のホットプレス面の表面あらさ(Rmax)を転写用フィルムの厚み以上としている。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、固体高分子型燃料電池の膜電極接合体の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、高い総合エネルギー効率が得られる発電手段として、固体高分子型燃料電池の研究開発が進められている。この固体高分子型燃料電池は、アノードおよびカソードの両電極と、ガス流路溝を構成するセパレータ板と、両電極間を隔てる高分子電解質膜とを、主要な構成要素としている。そして、各電極は、固体高分子電解質膜に接合されて反応の場となる触媒層と、この触媒層にガスを均一に供給するとともに、集電の役割を持つガス拡散層とからなっている。
そして、燃料ガスがガス拡散層を介してアノード触媒に供給され、プロトンが生成される。そして、生成されたプロトンが、固体高分子電解質膜中を移動してカソード触媒に到達し、ガス拡散層を介してカソード触媒に供給された酸素と反応して水が生成される。このプロトン伝導の抵抗が小さいほど、燃料電池の性能が向上する。そして、固体高分子電解質膜のプロトン伝導抵抗は、膜が水分を含んでいるほど小さくなるので、固体高分子電解質膜を湿潤状態に保つことが重要となる。
【0003】
そして、膜電極接合体は、触媒層を固体高分子電解質膜の両面に接合して製造される。この膜電極接合体の製造方法は、2種類に大別される。
第1の製造方法は、転写用フィルム上に触媒ペーストを塗布乾燥して転写用触媒層が形成された転写用フィルムを作製し、ついで転写用触媒層が固体高分子電解質膜に面するように転写用フィルムを固体高分子電解質膜に重ね合わせ、一対の平板状のプレス板を用いてホットプレスし、転写用触媒層を固体高分子電解質膜に転写するものである。この第1の製造方法では、固体高分子電解質膜と転写された触媒層との接合性がよく、イオン伝導抵抗の低い膜電極接合体が得られる。(例えば、特許文献1参照)
第2の製造方法は、導電性多孔質材料からなる電極基材に触媒ペーストを塗布乾燥し、触媒ペーストが固体高分子電解質膜に面するように電極基材を固体高分子電解質膜に重ね、ホットプレスにより両者を接合するものである。この第2の製造方法では、ガス拡散層を構成する多孔体からなる電極基材上に触媒層を形成しているので、空孔率が高く、表面積の大きな触媒層が得られる。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−353529号公報(段落00041、0043、図4、図5)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の膜電極接合体の第1の製造方法では、平滑なホットプレス面を有するプレス板を用いているので、転写用触媒層はプレス板のホットプレス面形状に対応した平滑な表面形状を有して固体高分子電解質膜に転写され、触媒層の表面積が大きくならず、空孔率も低くなる。そこで、反応表面積が少なくなり、ガス供給性が低下し、燃料電池の高出力化が図れないという不具合があった。
また、従来の第2の製造方法では、固体高分子電解質膜と触媒層との接合性が悪く、イオン伝導抵抗が高くなり、燃料電池の高出力化が図れないという不具合があった。
【0006】
この発明は、上記の課題を解消するためになされたもので、固体高分子電解質膜と触媒層との接合性およびガス供給性に優れ、かつ、反応表面積を大きくできる固体高分子型燃料電池の膜電極接合体の製造方法を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に固体高分子型燃料電池の膜電極接合体の製造方法は、転写用触媒層を転写用フィルムの表面に形成し、該転写用触媒層が固体高分子電解質膜に接するように該転写用フィルムを該固体高分子電解質膜に重ね合わせた後、熱板でプレスして該転写用触媒層を該固体高分子電解質膜に転写して膜電極接合体を製造する固体高分子型燃料電池の膜電極接合体の製造方法において、上記熱板のホットプレス面の表面あらさ(Rmax)を上記転写用フィルムの厚み以上とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図について説明する。
図1はこの発明に係る膜電極接合体を用いた固体高分子型燃料電池の構成を説明する断面図である。
図1において、膜電極接合体1は、触媒層3、4が固体高分子電解質膜(以下、電解質膜と称する)2の両面に接合一体化されて形成されている。そして、ガス拡散層5、6が膜電極接合体1の両側から触媒層3、4にそれぞれ接するように配置され、さらにセパレータ板7、8が両側からガス拡散層5、6にそれぞれ接するように配置されて、固体高分子型燃料電池9を構成している。また、各セパレータ板7、8はガス流路溝が形成されており、そのガス流路溝をガス拡散層5、6に面するように配置されている。さらに、触媒層3およびガス拡散層5がアノード電極を構成し、触媒層4およびガス拡散層6がカソード電極を構成している。
そして、このように構成された固体高分子型燃料電池9が多数積層され、燃料電池スタックを構成する。
【0009】
電解質膜2としては、燃料電池内の環境においても安定で、プロトン伝導性およびガスバリア性が高く、かつ、電子導電性のないものであればよく、例えば、パーフルオロ系主鎖とスルホン酸基とからなる固体高分子電解質膜を用いることができる。
【0010】
触媒層3、4は、主に触媒粒子と、触媒とイオンのやりとりをする高分子電解質とからなり、必要に応じて、無機質粒子やポリマー粒子・カーボン粒子等の添加物を混入することも可能である。これらの添加物は、触媒層の親水性や撥水性を制御したり、空孔率を向上したりする目的で適宜用いられる。また、触媒粒子としては、例えば、カーボンブラック粒子表面に白金等の触媒活性を有する金属微粒子を担持したものが用いられる。
【0011】
ガス拡散層5、6は、燃料電池内の環境においても安定な導電性多孔体であればよく、例えば、カーボンペーパやカーボンクロス等のカーボン繊維で構成された多孔体を用いることができる。
セパレータ板7、8は、燃料電池内の環境においても安定な導電性板であればよく、例えば、カーボン板にガス流路溝を形成したものを用いることができる。
【0012】
ここで、膜電極接合体1の製造方法について図2および図3に基づいて説明する。
まず、触媒粒子と高分子電解質溶液とからなる触媒ペーストを作製する。なお、必要に応じて、添加物が触媒ペーストに添加される。
ついで、触媒ペーストを転写用フィルム10上に塗布・乾燥する。これにより、図2に示されるように、転写用触媒層11が形成された転写用フィルム10が得られる。この時、アノード触媒からなる転写用触媒層11aが形成された転写用フィルム10aと、カソード触媒からなる転写用触媒層11bが形成された転写用フィルム10bとを作製する。
そして、図3に示されるように、転写用触媒層11a、11bが電解質膜2に接するように転写用フィルム10a、10bを電解質膜2の両面に重ねたものを、所定温度に加熱された熱板としての一対の平板状のプレス板12によりホットプレスする。その後、プレス板12を取り外し、転写用フィルム10a、10bを剥離する。これにより、転写用触媒層11a、11bが電解質膜2の両面にそれぞれ転写され、触媒層3、4が電解質膜2の両面にそれぞれ接合一体化された膜電極接合体1を得る。
【0013】
転写用フィルム10としては、転写工程での高温に耐え、触媒ペーストの溶剤に侵されず、転写後の剥離性が良好で、かつ、製造操作に耐える強度を有するものであればよく、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムやPETフィルムの表面に剥離性を向上させる層を被覆したものを用いることができる。
また、プレス板12のホットプレス面12aには、微細な凹凸が設けられている。
【0014】
この膜電極接合体1の製造方法においては、転写用フィルム10上に触媒ペーストを塗布乾燥して転写用触媒層11が形成された転写用フィルム10を作製し、ついで転写用触媒層11が電解質膜2に面するように転写用フィルム10を電解質膜2に重ね合わせ、一対のプレス板12を用いてホットプレスし、転写用触媒層11を電解質膜2に転写しているので、電解質膜2と触媒層3、4との接合性がよく、イオン伝導抵抗の低い膜電極接合体2が得られる。
また、微細な凹凸がホットプレス面12aに形成されたプレス板12を用いてホットプレスしているので、触媒層3、4の表面がプレス板12のホットプレス面12a形状に対応した凹凸を有する粗面形状となり、反応表面積が増大するとともに、空孔率が向上し、ガス供給性が向上される。
従って、この製造方法により製造された膜電極接合体2を用いれば、燃料電池の高出力化が実現される。
【0015】
また、平滑なホットプレス面を有する平板状のプレス板を用いて触媒層を転写する場合、プレス板のホットプレス面と転写用フィルム面との間の空気が抜けきれず、空気の残留箇所の部位で、転写されなかったり、不十分な転写となってしまうという問題がある。この製造方法では、ホットプレス面12aが微細な凹凸を有しているので、ホットプレス面12aと転写用フィルム面との間の空気はスムーズに抜け、空気残留に起因する転写不良の発生が防止され、高い歩留まりを実現できる。
【0016】
ここで、微細な凹凸がホットプレス面12aに形成されたプレス板12を用いると、ホットプレス面12aに形成された微細な凹凸に応じた転写圧力分布が生じる。この転写圧力分布に応じて、転写率の分布が変わり、触媒層の変形や電解質膜の変形等が生じ、結果として、転写された触媒層の表面がホットプレス面12aの表面形状に対応した凹凸のある粗面形状となる。
【0017】
そして、転写用フィルム10の厚みが厚くなると、プレス板12のホットプレス面12aの凹凸に応じた転写圧力分布が転写用フィルム10を介して転写用触媒層11に正確に伝わりにくくなり、ホットプレス面12aの凹凸が転写された触媒層3、4の表面形状に正確に反映されなくなる。そして、転写用フィルム10の厚みが50μmより厚くなると、転写された触媒層3、4の表面積向上効果が小さくなる。一方、転写用フィルム10の厚みが薄くなると、ホットプレス面12aの凹凸に応じた転写圧力分布が転写用フィルム10を介して転写用触媒層11に正確に伝わるが、転写用フィルム10の強度の低下をもたらし、取り扱い性が悪化する。そして、転写用フィルム10の厚みが12μmより薄くなると、転写用フィルム10の強度が著しく低下し、製造操作が困難となる。従って、転写用フィルム10の厚みは、12μm以上、50μm以下とすることが好ましく、特に25μm以上、38μm以下とすることがより好ましい。
【0018】
また、プレス板12のホットプレス面12aの凹凸パターンが微細になるほど、ホットプレス面12aの凹凸パターンに応じた転写圧力分布が転写用フィルム10を介して転写用触媒層11に正確に伝わりにくくなる。そして、ホットプレス面12aの凹凸パターンが極端に微細となると、圧力の分散により、転写された触媒層3、4の表面に凹凸パターンが形成されなくなる。また、触媒層3、4の表面に形成される凹凸の大きさは、転写用フィルム10の厚さによって影響を受ける。本出願人は、鋭意検討した結果、ホットプレス面12aの表面形状のRmaxが転写用フィルム10の厚さより大きい場合に、ホットプレス面12aの凹凸形状を良好に反映する表面形状の触媒層3、4が形成されることを見出した。しかし、ホットプレス面12aの表面形状のRmaxが大き過ぎると、触媒層3、4の表面積を大きくする効果が小さくなる。そして、転写用フィルム10の厚みが25μm以上、38μm以下の領域では、ホットプレス面12aの表面形状のRmaxを100μm以下とすることが望ましい。
【0019】
また、ホットプレス温度が低すぎると電解質膜2と触媒層3、4とが一体化しにくくなり、高すぎると電解質膜2が熱劣化しやすい。そこで、電解質膜2としてパーフルオロ系高分子電解質膜を用いる場合、ホットプレス温度を120℃以上、180℃以下とすることが好ましく、特に140℃以上、170℃以下とすることがより好ましい。
【0020】
以下、実施例を比較例とともに説明する。なお、各実施例による単セルの評価結果を図4に示している。図4中()内の番号は実施例の番号を示し、点線は転写用フィルムの厚みとホットプレス面のRmaxとが等しい場合を示している。
【0021】
実施例1.
カソード触媒として、白金をカーボンブラック上に50wt%担持したものを用いた。アノード触媒として、白金−ルテニウム系金属をカーボンブラック上に50wt%担持したものを用いた。
そして、カソード触媒粒子:1重量部、水:1重量部、パーフルオロ系高分子電解質溶液(旭化成製:フレミオン9%溶液):3重量部を撹拌混合し、均一な状態のカソード触媒ペーストを得た。また、アノード触媒粒子:1重量部、水:1重量部、パーフルオロ系高分子電解質溶液(旭化成製:フレミオン9%溶液):6重量部を撹拌混合し、均一な状態のアノード触媒ペーストを得た。
ついで、各触媒ペーストをPETフィルム(厚み:25μm)上にスクリーン印刷で形成し、減圧乾燥して転写用フィルムを得た。印刷に用いるスクリーンには、マスクを形成し、印刷する転写用触媒層の形状が25cm2の正方形になるようにした。
【0022】
アノード触媒ペーストが塗布形成された転写用フィルムと、カソード触媒ペーストが塗布形成された転写用フィルムとで、電解質膜(旭化成製:aciplex膜、厚さ:50μm)を挟み込み、さらにその外側から平板状のプレス板で挟んで全体をホットプレスした。ホットプレス条件は、面圧:20kg/cm2、温度:160℃、時間:2分とした。プレス板のホットプレス面の表面あらさはRmax=30μmとした。
そして、ホットプレス後、室温まで冷却し、転写用フィルムを剥離し、膜電極接合体を得た。
【0023】
このように作製された膜電極接合体を顕微鏡観察したところ、ホットプレス面の表面形状に対応した凹凸が触媒層の表面に形成されていた。また、転写用フィルム側には、転写されない転写用触媒層が微量残っていた。これは、ホットプレス面の凹凸により圧力が十分に印加されない微少領域が存在したためと推考される。そこで、転写された触媒層には厚み分布が生じている。
【0024】
ついで、膜電極接合体の両触媒層上に、ガス拡散層としてのカーボンペーパ(東レ(株)製:TGP−H−90)を重ね合わせ、各触媒層の外周部にPTEF(ポリテトラフルオロエチレン)製のガスシールを貼り付けた。さらに、セパレータ板としてのガス流路溝を形成したカーボン板を両側から挟み、性能評価用単セルを作製した。
【0025】
この単セルを外部負荷と接続し、水素ガスをアノード側に供給し、常圧の空気をカソード側に供給して発電を行った。この時、水素ガスの利用率は70%に、空気側の酸素利用率は40%になるように、それぞれ流量を調整した。各ガスは、外部加湿器で加湿した後、単セルに供給した。この時、供給されるガスの湿度については、アノード側およびカソード側ともに、露点70℃となるように外部加湿器を調整した。さらに、単セルの温度は80℃となるように温度調整した。そして、単セルを電流密度300mA/cm2で運転し、始動から48時間経過時点での出力電圧を測定したところ、690mVを示した。
【0026】
実施例2.
ホットプレス面の表面あらさをRmax=20μmとしたプレス板を用いてホットプレスしている点を除いて、上記実施例1と同様にして膜電極接合体を作製した。
この膜電極接合体を顕微鏡観察したところ、ホットプレス面の表面形状に対応した凹凸は触媒層の表面にほとんど形成されていなかった。
また、この膜電極接合体を用いて単セルを作製し、上記実施例1と同様にして性能を評価したところ、その出力電圧は669mVを示した。
【0027】
実施例3.
ホットプレス面の表面あらさをRmax=50μmとしたプレス板を用いてホットプレスしている点を除いて、上記実施例1と同様にして膜電極接合体を作製した。
この膜電極接合体を顕微鏡観察したところ、上記実施例1と同様に、ホットプレス面の表面形状に対応した凹凸が触媒層の表面に形成されていた。
また、この膜電極接合体を用いて単セルを作製し、上記実施例1と同様にして性能を評価したところ、その出力電圧は681mVを示した。
【0028】
実施例4.
ホットプレス面の表面あらさをRmax=100μmとしたプレス板を用いてホットプレスしている点を除いて、上記実施例1と同様にして膜電極接合体を作製した。
この膜電極接合体を顕微鏡観察したところ、上記実施例1と同様に、ホットプレス面の表面形状に対応した凹凸が触媒層の表面に形成されていた。
また、この膜電極接合体を用いて単セルを作製し、上記実施例1と同様にして性能を評価したところ、その出力電圧は672mVを示した。
【0029】
実施例5.
転写用フィルムとして、厚み8μmのPETフィルムを用いている点を除いて、上記実施例1と同様にして膜電極接合体を作製した。
しかし、転写用フィルムの強度が低く、しばしば破断し、転写操作が困難であった。
【0030】
実施例6.
転写用フィルムとして、厚み12μmのPETフィルムを用いている点を除いて、上記実施例1と同様にして膜電極接合体を作製した。
この膜電極接合体を顕微鏡観察したところ、上記実施例1と同様に、ホットプレス面の表面形状に対応した凹凸が触媒層の表面に形成されていた。
また、この膜電極接合体を用いて単セルを作製し、上記実施例1と同様にして性能を評価したところ、その出力電圧は691mVを示した。
【0031】
実施例7.
転写用フィルムとして、厚み50μmのPETフィルムを用いている点を除いて、上記実施例1と同様にして膜電極接合体を作製した。
この膜電極接合体を顕微鏡観察したところ、上記実施例1のようなホットプレス面の表面形状に対応した凹凸は触媒層の表面に形成されていなかった。
また、この膜電極接合体を用いて単セルを作製し、上記実施例1と同様にして性能を評価したところ、その出力電圧は672mVを示した。
【0032】
実施例8.
転写用フィルムとして、厚み50μmのPETフィルムを用い、かつ、ホットプレス面の表面あらさがRmax=50μmであるプレス板を用いている点を除いて、上記実施例1と同様にして膜電極接合体を作製した。
この膜電極接合体を顕微鏡観察したところ、上記実施例1と同様に、ホットプレス面の表面形状に対応した凹凸が触媒層の表面に形成されていた。
また、この膜電極接合体を用いて単セルを作製し、上記実施例1と同様にして性能を評価したところ、その出力電圧は678mVを示した。
【0033】
実施例9.
転写用フィルムとして、厚み50μmのPETフィルムを用い、かつ、ホットプレス面の表面あらさがRmax=100μmであるプレス板を用いている点を除いて、上記実施例1と同様にして膜電極接合体を作製した。
この膜電極接合体を顕微鏡観察したところ、上記実施例1と同様に、ホットプレス面の表面形状に対応した凹凸が触媒層の表面に形成されていた。
また、この膜電極接合体を用いて単セルを作製し、上記実施例1と同様にして性能を評価したところ、その出力電圧は680mVを示した。
【0034】
実施例10.
転写用フィルムとして、厚み75μmのPETフィルムを用い、かつ、ホットプレス面の表面あらさがRmax=50μmであるプレス板を用いている点を除いて、上記実施例1と同様にして膜電極接合体を作製した。
この膜電極接合体を顕微鏡観察したところ、上記実施例1のようなホットプレス面の表面形状に対応した凹凸は触媒層の表面に形成されていなかった。
また、この膜電極接合体を用いて単セルを作製し、上記実施例1と同様にして性能を評価したところ、その出力電圧は669mVを示した。
【0035】
実施例11.
転写用フィルムとして、厚み75μmのPETフィルムを用い、かつ、ホットプレス面の表面あらさがRmax=100μmであるプレス板を用いている点を除いて、上記実施例1と同様にして膜電極接合体を作製した。
この膜電極接合体を顕微鏡観察したところ、上記実施例1のようなホットプレス面の表面形状に対応した凹凸は触媒層の表面に形成されていなかった。
また、この膜電極接合体を用いて単セルを作製し、上記実施例1と同様にして性能を評価したところ、その出力電圧は672mVを示した。
【0036】
実施例12.
ホットプレス面の表面あらさをRmax=150μmとしたプレス板を用いてホットプレスしている点を除いて、上記実施例1と同様にして膜電極接合体を作製した。
この膜電極接合体を顕微鏡観察したところ、ホットプレス面の表面形状に対応した凹凸は触媒層の表面にほとんど形成されていなかった。
また、この膜電極接合体を用いて単セルを作製し、上記実施例1と同様にして性能を評価したところ、その出力電圧は670mVを示した。
【0037】
比較例.
ホットプレス面の表面あらさがRmax=1μmであるプレス板を用いている点を除いて、上記実施例1と同様にして膜電極接合体を作製した。
この膜電極接合体を顕微鏡観察したところ、転写された触媒層の表面には凹凸がなく、ほぼ平滑な状態であった。また、転写用フィルム側には、転写用触媒層の残渣はほとんどなく、転写用触媒層のほぼ全量が転写されていた。これは、転写用フィルムの厚みに対して、ホットプレス面の表面あらさが非常に小さく、十分な圧力分布ができなかったため、と推考される。
また、この膜電極接合体を用いて単セルを作製し、上記実施例1と同様にして性能を評価したところ、その出力電圧は670mVを示した。
【0038】
ついで、各実施例の評価結果について検討する。
実施例1では、転写された触媒層の表面に凹凸が形成されているのに対し、比較例では、転写された触媒層の表面には凹凸が形成されていない。つまり、実施例1では、比較例に比べて、転写された触媒層の表面積、即ち反応表面積が大きくなっている。そして、実施例1では、比較例に比べて、大きな出力電圧が得られている。従って、転写された触媒層の表面積の増大が高出力化をもたらすことがわかる。
【0039】
また、実施例2では、転写された触媒層の表面には凹凸がほとんど形成されていない。そして、実施例2では、同一厚みの転写用フィルムを用いた実施例1、3、4に比べて、小さな出力しか得られず、比較例と同等の出力であった。従って、ホットプレス面の表面あらさが転写用フィルムの厚みより小さいと、高出力化をもたらす触媒層の表面積増大効果が得られないことがわかる。即ち、ホットプレス面の表面あらさが転写用フィルムの厚みより小さくなると、表面あらさに起因する転写圧力分布が転写用フィルムを介して転写用触媒層に伝わりにくくなり、触媒層の表面が表面あらさに対応した粗面形状とならない。
また、実施例4では、実施例1、3に比べて、出力が小さくなっている。従って、ホットプレス面の表面あらさが大きくなりすぎると、触媒層の表面積増大効果が小さくなることがわかる。
さらに、実施例12では、比較例と同等の出力であった。従って、ホットプレス面の表面あらさが150μmとなると、触媒層の表面積増大効果が得られないことがわかる。このことから、転写用フィルムの厚みが25μm以上、38μm以下の領域で触媒層の表面積増大効果を得るには、ホットプレス面の表面あらさを100μm以下にすることが望ましい。
【0040】
また、実施例6では、実施例1と同等の出力が得られているのに対し、実施例7では、ホットプレス面の表面あらさが同じ実施例1、6に比べて、出力が小さくなっている。これは、実施例7では、転写用フィルムの厚み(50μm)に対してホットプレス面の表面あらさ(Rmax=30μm)が小さいので、表面あらさに起因する転写圧力分布が転写用フィルムを介して転写用触媒層に正確に伝わらず、触媒層の表面が表面あらさに対応した粗面形状とならない結果と推考される。
【0041】
また、転写用フィルムの厚みを50μmとし、ホットプレス面の表面あらさを30μmとした実施例7では、転写用フィルムの厚みを50μmとし、ホットプレス面の表面あらさを50μmとした実施例8および転写用フィルムの厚みを50μmとし、ホットプレス面の表面あらさを100μmとした実施例9に比べて、小さな出力しか得られず、比較例と同等の出力であった。このことからも、ホットプレス面の表面あらさが転写用フィルムの厚みより小さいと、表面あらさに起因する転写圧力分布が転写用フィルムを介して転写用触媒層に伝わりにくくなり、触媒層の表面が表面あらさに対応した粗面形状とならないことがわかる。
【0042】
また、実施例5では、厚みが8μmの転写用フィルムを用いているので、転写工程で転写用フィルムの破断をもたらしている。一方、厚みが12μmの転写用フィルムを用いた実施例6では、十分な評価結果が得られている。そこで、転写用フィルムの厚みを12μm以上とすることが望ましいといえる。
また、厚みが75μmの転写用フィルムを用いた実施例10、11では、比較例と同等の出力しか得られていない。特に、実施例11では、ホットプレス面の表面あらさ(Rmax=100μm)が転写用フィルムの厚み(75μm)より大きいにもかかわらず、比較例と同等の出力しか得られていない。一方、転写用フィルムの厚みを50μmとし、ホットプレス面の表面あらさを100μmとした実施例9では、比較例に比べて、大きな出力が得られている。このことは、転写用フィルムの厚みが厚すぎると、表面あらさに起因する転写圧力分布が転写用フィルムを介して転写用触媒層に正確に伝わらないことを意味している。そこで、転写用フィルムの厚みを50μm以下とすることが望ましいといえる。
【0043】
なお、上記実施の形態では、触媒層の転写工程において、熱板として平板状のプレス板を用いて平板プレスするものとしているが、熱板としてローラー状のプレス板を用いてロールプレスしても同様の効果が得られる。
【0044】
【発明の効果】
この発明は、以上説明したように、転写用触媒層を転写用フィルムの表面に形成し、該転写用触媒層が固体高分子電解質膜に接するように該転写用フィルムを該固体高分子電解質膜に重ね合わせた後、熱板でプレスして該転写用触媒層を該固体高分子電解質膜に転写して膜電極接合体を製造する固体高分子型燃料電池の膜電極接合体の製造方法において、上記熱板のホットプレス面の表面あらさ(Rmax)を上記転写用フィルムの厚み以上としているので、固体高分子電解質膜と触媒層との接合性およびガス供給性に優れ、かつ、反応表面積を大きくできる固体高分子型燃料電池の膜電極接合体の製造方法が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る膜電極接合体を用いた固体高分子型燃料電池の構成を説明する断面図である。
【図2】この発明に係る固体高分子型燃料電池の膜電極接合体の製造方法における転写用触媒層の形成工程を説明する斜視図である。
【図3】この発明に係る固体高分子型燃料電池の膜電極接合体の製造方法における転写用触媒層の転写工程を説明する断面図である。
【図4】この発明に係る固体高分子型燃料電池の膜電極接合体の製造方法における実施例の性能評価結果を示す図である。
【符号の説明】
1 膜電極接合体、2 固体高分子電解質膜、9 固体高分子型燃料電池、10 転写用フィルム、11 転写用触媒層、12 プレス板(熱板)、12a ホットプレス面。
Claims (2)
- 転写用触媒層を転写用フィルムの表面に形成し、該転写用触媒層が固体高分子電解質膜に接するように該転写用フィルムを該固体高分子電解質膜に重ね合わせた後、熱板でプレスして該転写用触媒層を該固体高分子電解質膜に転写して膜電極接合体を製造する固体高分子型燃料電池の膜電極接合体の製造方法において、
上記熱板のホットプレス面の表面あらさ(Rmax)が、上記転写用フィルムの厚み以上であることを特徴とする固体高分子型燃料電池の膜電極接合体の製造方法。 - 上記転写用フィルムの厚さが、12μm以上、50μm以下であることを特徴とする請求項1記載の固体高分子型燃料電池の膜電極接合体の製造方法。
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