JP2004296137A - 燃料電池の純水タンク - Google Patents

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Eishin Kameda
英信 亀田
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Abstract

【課題】燃料電池システムを複雑化することなく、凍結純水を効率良く解凍して燃料電池の起動時間を短縮化する燃料電池の純水タンクを提供する。
【解決手段】加熱手段14,23をタンク容器11内の純水取出しパイプ13の付近に集中して配置し、この加熱手段集中部分15の凍結純水を優先して解凍することにより、補助タンクを不要として燃料電池システムの構成を簡素化できるとともに、純水取出しパイプ13の付近に集中して配置した加熱手段14,23によって、解凍効率を向上して純水を供給できるまでの時間を短縮できる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、貯留した純水が凍結した場合に、純水状態に解凍して用いるようにした燃料電池の純水タンクに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年では燃料電池を用いて無公害走行を可能とする自動車が提案され、かつ、実車として提供されるに至っている。このように燃料電池自動車に搭載される燃料電池システムでは純水タンクを備えて、起動時に加湿器や燃料改質器がある場合はこの燃料改質器などに純水を供給するようになっている。
【0003】
しかしながら、寒冷時等にあって純水タンクに貯留した純水が凍結すると、加湿器や燃料改質器への純水供給が不可能となって燃料電池システムを始動できなくなってしまう。
【0004】
このため、純水タンクに伝熱ヒータ等の発熱手段を周囲に巡らせた補助タンクを設け、純水が凍結している場合の始動時には凍結した純水を発熱手段で解凍して、この解凍した純水を補助タンクから加湿器および燃料改質器に供給するようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−149970号公報(第3−4頁、第2図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の燃料電池システムでは、純水が凍結した場合に補助タンクで解凍して加湿器や燃料改質器に供給するため、本来の純水タンク以外に補助タンクを必要としてシステムが複雑になるとともに、純水解凍には補助タンクの周囲全体に巡らせた発熱手段によって行うため、解凍効率が悪化して燃料電池を起動するまでに長時間を要してしまう。
【0007】
そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑みて、燃料電池システムを複雑化することなく、凍結純水を効率良く解凍して燃料電池の起動時間を短縮化する燃料電池の純水タンクを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために本発明の燃料電池の純水タンクは、加熱手段をタンク容器内の純水取出しパイプの付近に集中して配置し、この加熱手段集中部分の凍結純水を優先して解凍することを特徴としている。
【0009】
【発明の効果】
かかる構成になる本発明によれば、補助タンクを設けることなく純水タンクに加熱手段を設けたので、燃料電池システムの構成を簡素化できるとともに、加熱手段は純水取出しパイプの付近に集中して配置したので、この加熱手段集中部分によって凍結純水を他の部分に優先して集中解凍できるため、解凍効率が向上して純水を供給できるまでの時間を短縮し、ひいては、燃料電池の起動時間を短縮化することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照して詳細に説明する。
【0011】
(第1実施形態)
図1,図2は本発明にかかる燃料電池の純水タンクの第1実施形態を示し、図1はこの実施形態の純水タンクを用いた燃料電池システムの基本構造を示す全体図、図2は純水タンクの拡大断面図である。
【0012】
図1は第1実施形態の純水タンク10を用いた燃料電池システム1は、燃料電池の本体部分となるFCスタック2を備え、このFCスタック2は、圧縮純水素タンク3から供給される純水素を導入する燃料極2aと、外方から取り入れた空気を導入する空気極2bとを備え、これら燃料極2aと空気極2bに導入した純水素と空気中の酸素とを、純水の電気分解の逆の原理を利用して化学反応させることにより発電するようになっている。
【0013】
尚、この実施形態に示す燃料電池システム1は、燃料として圧縮純水素タンク3から供給される純水素を用いたものであり、この純水素を改質装置を用いることなく直接に燃料極2aに供給するようになっている。
【0014】
FCスタック2では、純水素と酸素の反応による発電に伴って純水Wが生成され、この純水Wを純水タンク10に貯留するようになっており、この純水タンク10の純水を、FCスタック2に導入する純水素および空気を加湿する加湿器4に供給するようになっている。
【0015】
また、前記FCスタック2には発電時に発生する熱を除去する熱交換器5が設けられ、この熱交換器5とラジエータ6とを結ぶ冷却回路7に冷却媒体としての不凍液を循環するようになっており、この冷却回路7は前記純水タンク10に繋いで熱交換するようになっている。
【0016】
尚、図1中、細い実線αは空気の流通経路、一点鎖線βは純水素の流通経路、太い破線γは冷却回路7の不凍液の流通経路、太い実線δは加湿用の純水の流通経路を示す。
【0017】
前記純水タンク10は、図2に示すように燃料電池に供給する純水を貯留するタンク容器11を備え、このタンク容器11には前記FCスタック2で生成した純水を導入する純水取込みパイプ12と、タンク容器11内の純水を前記加湿器4に供給する純水取出しパイプ13と、を備えている。
【0018】
前記タンク容器11内には加熱手段としての温水パイプ14を複数本配置し、この温水パイプ14を前記純水取出しパイプ13の付近に集中して配置し、この加熱手段集中部分15の凍結純水を優先して解凍するようにしてある。
【0019】
即ち、前記温水パイプ14は上下方向に延びる扁平断面を成し、この扁平断面の温水パイプ14を水平方向に複数本配置するとともに、純水が凍結した燃料電池の起動時には、前記温水パイプ14内にエンジン冷却水や別途加熱した温水を流通させるようになっている。
【0020】
そして、前記加熱手段集中部分15では、温水パイプ14をピッチP1をもって配列するとともに、その加熱手段集中部分15以外の部分では、温水パイプ14を、前記ピッチP1よりも大きなピッチP2(P2>P1)をもって配列してある。
【0021】
また、前記純水取出しパイプ13は、それの取水口13aを加熱手段集中部分15の略中央部下部に配置してある。
【0022】
以上の構成によりこの第1実施形態の燃料電池の純水タンク10は、補助タンクを設けることなく純水タンク10に温水チューブ14を設けたので、燃料電池システム1の構成を簡素化できる。
【0023】
また、温水チューブ14は純水取出しパイプの付近に集中して配置したので、この加熱手段集中部分15によって凍結純水を他の部分に優先して集中解凍できるため、解凍効率が向上して燃料電池、つまり加湿器4に純水を供給するまでの時間を短縮し、ひいては、燃料電池2の起動時間を短縮化することができる。
【0024】
更に、この第1実施形態では前記作用・効果に加えて、純水取出しパイプ13の取水口13aを加熱手段集中部分15の略中央部下部に配置したので、加熱手段集中部分15で解凍した純水を効率良く取り出すことができる。
【0025】
(第2実施形態)
図3は本発明の第2実施形態を示し、前記第1実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとし、図3は純水タンクの拡大断面図である。
【0026】
この第2実施形態の燃料電池の純水タンク10aは、タンク容器11を2重構造にして温水ジャケット20を設けてある。温水ジャケット20は、タンク容器11の側面および底面を適宜隙間Sを設けて配置した内,外壁11a,11b間に構成し、この温水ジャケット20内にはエンジン冷却水や別途加熱した温水を導入するようになっている。
【0027】
勿論、この第2実施形態にあってもタンク容器11内には加熱手段としての温水パイプ14を複数本配置し、この温水パイプ14を前記純水取出しパイプ13の付近に集中して配置するようになっている。
【0028】
従って、この第2実施形態の燃料電池の純水タンク10aにあっては、温水パイプ14を前記純水取出しパイプ13の付近に集中して配置したことにより、前記第1実施形態と同様の作用・効果を奏するのは勿論のこと、特にこの実施形態では温水ジャケット20を設けたので、タンク容器11内の凍結純水を外周から全体的に解凍することができ、純水の解凍率を更に高めることができる。
【0029】
(第3実施形態)
図4は本発明の第3実施形態を示し、前記第1実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとし、図4は純水タンクの拡大断面図である。
【0030】
この第3実施形態の燃料電池の純水タンク10bは、タンク容器11内の前記加熱手段集中部分15以外の部分に、燃料電池2の起動後の発電電力で加熱する補助電気ヒータ21を配置してある。
【0031】
前記加熱手段集中部分15は、第1実施形態と同様に複数の温水パイプ14によって構成し、この加熱手段集中部分15以外の部分は温水パイプ14に代えて前記補助電気ヒータ21を設けてある。
【0032】
また、タンク容器11内には前記補助電気ヒータ21の配置部分に温度センサ22を設けて、水温が凍結しない所定温度(例えば、4゜C)以上の場合に補助電気ヒータ21への通電を遮断して、燃料電池2の電力を節電するようになっている。
【0033】
従って、この第3実施形態の燃料電池の純水タンク10bにあっては、温水パイプ14を前記純水取出しパイプ13の付近に集中して配置したことにより、前記第1実施形態と同様の作用・効果を奏するのは勿論のこと、特にこの実施形態では温水ジャケット20を設けたので、タンク容器11内の凍結純水を外周から全体的に解凍することができ、純水の解凍率を更に高めることができる。
【0034】
(第4実施形態)
図5は本発明の第4実施形態を示し、前記第1,第3実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとし、図5は純水タンクの拡大断面図である。
【0035】
この第4実施形態の燃料電池の純水タンク10cは、加熱手段集中部分15の加熱手段として、温水パイプに代えてバッテリの電力で加熱する主電気ヒータ23を用いてあり、また、加熱手段集中部分15以外の部分には、第3実施形態と同様に燃料電池2の起動後の発電電力で加熱する補助電気ヒータ21を配置してある。
【0036】
前記補助電気ヒータ21,主電気ヒータ23はそれぞれ蛇腹状に折り返して加熱面積を広く取るようになっており、加熱手段集中部分15の主電気ヒータ23はその折り返しピッチP3を、補助電気ヒータ21の折り返しピッチP4よりも小さく(P3<P4)してある。
【0037】
そして、第3実施形態の温度センサ22に加えて、前記主電気ヒータ23の配置部分に温度センサ24を設けて、水温が凍結しない所定温度(例えば、4゜C)以上の場合に主電気ヒータ23への通電を遮断して、燃料電池2の電力を節電するようになっている。
【0038】
従って、この第4実施形態の燃料電池の純水タンク10cは、加熱手段集中部分15に配置した主電気ヒータ23によって第1実施形態と同様の作用・効果を奏するのは勿論のこと、特にこの実施形態では加熱手段集中部分15に主電気ヒータ23を用いたことにより、第1実施形態に用いた温水パイプ14に比較して構造を簡素化することができる。
【0039】
ところで、本発明の燃料電池の純水タンクを前記第1〜第4実施形態に例をとって説明したが、これらに限ることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲でその他の実施形態を各種採ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における純水タンクを用いた燃料電池システムの基本構造を示す全体図である。
【図2】本発明の第1実施形態における純水タンクの拡大断面図である。
【図3】本発明の第2実施形態における純水タンクの拡大断面図である。
【図4】本発明の第3実施形態における純水タンクの拡大断面図である。
【図5】本発明の第4実施形態における純水タンクの拡大断面図である。
【符号の説明】
1 燃料電池システム
2 FCスタック
10,10a,10b,10c 純水タンク
11 タンク容器
13 純水取出しパイプ
13a 取水口
14 温水パイプ(加熱手段)
15 加熱手段集中部分
20 温水ジャケット
21 補助電気ヒータ
23 主電気ヒータ(加熱手段)

Claims (4)

  1. 燃料電池に供給する純水を貯留するタンク容器(11)を備えた燃料電池の純水タンクにおいて、
    加熱手段(14,23)をタンク容器(11)内の純水取出しパイプ(13)の付近に集中して配置し、この加熱手段集中部分(15)の凍結純水を優先して解凍することを特徴とする燃料電池の純水タンク。
  2. タンク容器(11)内の前記加熱手段集中部分(15)以外の部分に、燃料電池起動後の発電電力で加熱する補助電気ヒータ(21)を配置したことを特徴とする請求項1に記載の燃料電池の純水タンク。
  3. 純水取出しパイプ(13)の取水口(13a)を、加熱手段集中部分(15)の略中央部下部に配置したことを特徴とする請求項1または2に記載の燃料電池の純水タンク。
  4. タンク容器(11)を2重構造にして温水ジャケット(20)を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の燃料電池の純水タンク。
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