JP2004294438A - 軸まわりに回転する可動体のための衝撃吸収装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】軸まわりに回転する可動体のための衝撃吸収装置であって、衝撃吸収を有効に行えかつ可動体の交換が容易な装置を提供する。
【解決手段】 軸まわりに回転する可動体のための衝撃吸収装置は、一連のブレード(4)により形成された少なくとも一つのバネ部品(1)を有する。ブレード(4)はバネ部品(1)の周部と、可動体の軸を保持するように配置された中心の石穴(3)とを連結する。
【選択図】 図6
【解決手段】 軸まわりに回転する可動体のための衝撃吸収装置は、一連のブレード(4)により形成された少なくとも一つのバネ部品(1)を有する。ブレード(4)はバネ部品(1)の周部と、可動体の軸を保持するように配置された中心の石穴(3)とを連結する。
【選択図】 図6
Description
本発明の対象は軸まわりに回転する可動体のための衝撃吸収装置である。
時計に使用される従来の衝撃吸収装置は通常5つの部品を有する。即ち、石、かん、石穴、受座及びバネであり、バネは受座に当接している。前記5つの構成部品は石穴に一緒に集められているので、バネは小さく、比較的小さい動作振幅を有する。従って、このように形成された衝撃吸収装置の効力は小さい。さらに、上記部品のアセンブリーは可動体の上及び下にあって、部品を変更すべきときに完全に分解しなければならない比較的複雑な装置から成っている。
本発明の目的はこれらの欠点を改善することである。
本発明による軸まわりに回転する可動体のための衝撃吸収装置は、一連のブレードにより形成された少なくとも一つのバネ部品を備え、前記ブレードがバネ部品の周部と、可動体の軸を保持するように配置された中心の石穴とを連結することを特徴としている。
ブレードは放射状に装置の中心に向けて配置できる。
ブレードはまた装置の直径に対して0°乃至15°の鋭角を成すように傾斜していてもよい。
ブレードはまた湾曲形状を有してもよい。この場合、それらは円弧の形でバネ部品の周部を中心石穴に連結する。
好ましい実施例において、ブレードは石穴の周辺に設けられた溝に、ブレードと溝に遊びを設けて係合する。
可動体の軸を保持するように設計された石を石穴に圧入できる。
装置は通常は可動体を囲む二つのバネ部品を備え、この可動体は天輪とひげぜんまいの組合せでもよく、その場合、石穴は天輪の軸支持部と一体に形成される。
バネ部品はブレードが何もない自由区分を有してもよい。
発明の更なる対象は、従来の機械加工、ワイヤ切断(ワイヤEDM)、電鋳(スパークEDM)、スエージ切断、UV感光樹脂の露光により行われるマイクロ鋳造技術、マイクロ鋳造における電析、又は基板への電着から成り、装置が金属又はプラスチック、又はその両方からできていることを特徴とするこの装置の生産方法である。
図面は例として本発明による衝撃吸収装置の実施例を示す。
図1乃至5に示すバネ部品1は石穴(jewel hole)3に圧入された石(jewel)2を備え、石穴3自体は円盤形状をしたバネ部品1の環状領域から中心3に向かって放射状に伸びる一連のブレード4により保持されている。
図面に示す実施例において、ブレード4は部品の中心に向かって放射状に延びている。しかしながら図示しない変形例によれば、ブレード4は、湾曲し、或いは部品の直径に対して0°から15°の鋭角を成して傾斜していてもよい。更に、図2に示すように、ブレード4は中心に向かう長さに沿って3分の2がより薄くなっている。
ブレード4はバネとして衝撃吸収機能を果たす。図3に示すように、バネ部品1に装着される機構の可動体をガイドする石2が石穴3に摩擦で圧入される。
可動体の上下方向の遊びは石2を石穴3に多く押し込んだり、少なく押し込んだりすることにより調節できる。石穴3はブレード4を保持するように設計された溝6を、その外周に有する。
ブレード4の位置決めを図4を参照して説明する。これは石穴3を単純にブレード4のところにもっていき、ブレード4が石穴3に対して動いて溝6に収まるまでブレード4に圧力を加えることで行われる。一旦ブレード4が溝6の所定位置に収まると、ブレード4はそれらの元の位置に戻り、バネ部品1はその平坦な形状に戻る。図5はそれらの平坦な弛緩位置に戻った後にブレード4を入れた石穴3の拡大尺度の断面Aであり、溝6と上記ブレードの間に上下方向の遊び7が設けられることを示す。同様に、上記ブレード4と溝6の底の間にもっと小さな横方向遊び8が設けられる。遊び7と8はバネ部品1を自由に、最適条件で動作させる。
バネ部品1は、従来の機械加工、ワイヤ切断(ワイヤEDM)、電鋳(スパークEDM)、スエージ切断(swage cutting)、UV感光樹脂の露光により行われるマイクロ鋳造(micromoulding)技術、マイクロ鋳造における電析(galvanic deposition)、又はマイクロ鋳造なしの基板への電着(galvanic coating)のような種々の現在知られている方法により作ることができる。
部品のブロックはプラスチック又は金属材料、又はその両方から、あるいはマイクロ鋳造における電鋳又は電析により作ってもよい。
図6は、図1乃至5において二つのバネ部品1と1’の間に取り付けられた天輪とひげぜんまいの組合せ9に対する衝撃吸収装置を示す。天輪とひげぜんまいの組合せ9を図6に示すように取り付けると、天輪9の調整を可能とする軸支持部10が石穴3の一体部分となっているので、石穴3の上部に作られたスロット11を用いて調整を行うことができる。
変形例として、また装置の微調整を考慮して、部品1又は1’のある区分αが図7に示すように何もないままであってもよい。そうすると軸支持部10によりアクセスし易くなり、従って調整が容易となる。
動作において、図6の装置は従来技術の衝撃吸収装置よりずっと大きな振幅を有する衝撃を吸収できる。従って天輪の部品はより良好に保護される。更に天輪とひげぜんまいの組合せ9は、装置の分解を必要とすることなく装置内で交換可能である。図8に示すように、工具を使用して矢印12の方向にブレード4を持ち上げると、そのバネが解放されて天輪とひげぜんまいの組合せ9は分解することなく取り外すことができ、別の天輪を装置内に配置できる。
上記の衝撃吸収装置は時計用に開発されたものであるけれども、その用途はこの分野に限定されず、上記の装置は機械産業、ミクロ機械産業、宇宙産業等のような多数の技術分野に利用できる。
1 バネ部品
1’ バネ部品
2 石
3 石穴
4 ブレード
6 溝
9 天輪とひげぜんまいの組合せ
10 軸支持部
1’ バネ部品
2 石
3 石穴
4 ブレード
6 溝
9 天輪とひげぜんまいの組合せ
10 軸支持部
Claims (10)
- 軸まわりに回転する可動体のための衝撃吸収装置であって、一連のブレード(4)により形成された少なくとも一つのバネ部品(1)を備え、前記ブレード(4)がバネ部品(1)の周部と、可動体の軸を保持するように配置された中心の石穴(3)とを連結する装置。
- 前記ブレード(4)が放射状であり、かつ当該装置の中心に向かって配置される請求項1に記載の装置。
- 前記ブレード(4)が当該装置の直径に対して0°乃至15°の鋭角を成すように傾斜している請求項1に記載の装置。
- 前記ブレード(4)が湾曲形状を有する請求項1に記載の装置。
- 前記ブレード(4)が前記石穴(3)の周辺に設けられた溝(6)に係合し、前記ブレード(4)と前記溝(6)の間に遊びが設けられる請求項1に記載の装置。
- 前記可動体の軸を保持するように設計された石(2)が前記石穴(3)に圧入される請求項1に記載の装置。
- 可動体を囲む二つのバネ部品(1,1’)を備える請求項1に記載の装置。
- 前記可動体が天輪とひげぜんまいの組合せ(9)であり、前記石穴(3)が軸支持部(10)と一体に形成される請求項7に記載の装置。
- 前記バネ部品がブレード(4)のない自由区分を有する請求項7に記載の装置。
- 請求項1に記載の装置の製造方法であって、機械加工、ワイヤ切断(ワイヤEDM)、電鋳(スパークEDM)、スエージ切断、UV感光樹脂の露光により行われるマイクロ鋳造技術、マイクロ鋳造における電析、又は基板への電着から成り、前記装置が金属又はプラスチック、又はその両方から形成されている方法。
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