JP2021192032A - 時計用緩衝器ばね、軸受本体、及び軸受 - Google Patents

時計用緩衝器ばね、軸受本体、及び軸受 Download PDF

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Abstract

【課題】ばねの剛性を最小化し、受け石に付与される荷重を可能な限り一定にすることを可能にする、緩衝器ばね及びまたは軸受本体及びまたは軸受を提供する。【解決手段】実質的に平面P1内に延長し、平面P1に垂直な第1対称軸A1を含む、時計用緩衝器ばねであって、ばねは、少なくとも2つの第1ばね固定要素11、11’、11”を含み、第1ばね固定要素11、11’、11”は、それぞれ、第1軸A1に対して少なくとも実質的に半径方向に、且つ第1軸A1に向けて方向づけられた、少なくとも第1固定表面11a、11b、11a’、11b‘、11a”、11b”を含む。【選択図】図4

Description

本発明は、時計用緩衝器ばねに関する。本発明は、時計用軸受本体に関する。本発明は、当該緩衝器ばね及びまたは当該軸受本体を含む、時計用軸受に関する。本発明はまた、当該緩衝器ばね及びまたは当該軸受及びまたは当該軸受本体を含む、時計機構に関する。本発明はまた、当該緩衝器ばね及びまたは当該軸受本体及びまたは当該軸受及びまたは当該機構を含む、時計ムーブメントに関する。本発明は更に、当該緩衝器ばね及びまたは当該軸受本体及びまたは当該軸受及びまたは当該機構及びまたは当該時計ムーブメントを含む、時計に関する。
時計用緩衝器軸受の解決策は、特に天真を旋回させることを意図するものは、多数存在する。このような軸受は、通常、軸受本体、穴あき軸受石、受け石、軸受本体内で石と受け石を位置決めする位置決めリング、及び時計が遭遇する衝撃の際に真の運動を減じさせ、衝撃後に真をその初期位置に戻すための、軸受本体と受け石との間の境界面に配置されたばねとを含む。
緩衝器軸受のばねは、例えば、閉ループに成形されてもよい。その場合ばねは、受け石に対して接触し、ばねの内側へ突出する押圧部分と、軸受本体の内部溝に収容されるように、ばねの外側へ向けて突出する付着部分とを含む。例として、特許文献1、特許文献2、特許文献3は、当該閉ループばねの様々な代替実施形態を開示する。
代替的に、緩衝器軸受のばねは、開口形状を有してもよい。この場合、ばねは、その端部に配置され、当該ばねの外側に突出する、取っ手の形状の付属物を有する。例として、特許文献4、特許文献5、特許文献6は、当該開ループばねの様々な代替実施形態を開示する。
スイス国特許出願公開第705583号明細書 欧州特許出願公開第3011396号明細書 欧州特許出願公開第3220211号明細書 欧州特許出願公開第1705537号明細書 スイス国特許出願公開第708733号明細書 欧州特許出願公開第3070544号明細書 仏国特許出願公開第1532798号明細書
本発明の目的は、従来技術から既知の装置を改善可能な、緩衝器ばね及びまたは軸受本体及びまたは軸受を提供することである。具体的には、本発明は、特に素材が修正されがちな場合及びまたは真の従来寸法が最小化されがちな場合に、緩衝器軸受の機械的反応を真への、そしてより具体的にはそのホゾへの、許容応力に適応させるため、ばねの剛性を最小化し、受け石に付与される荷重を可能な限り一定にすることを可能にする、緩衝器ばね及びまたは軸受本体及びまたは軸受を提案する。
本発明にかかる緩衝器ばねは、請求項1に定義される。
ばねの様々な実施形態は、請求項2から5に定義される。
本発明にかかる緩衝器軸受本体は、請求項6に定義される。
緩衝器軸受本体の様々な実施形態は、請求項7から9に定義される。
本発明にかかる軸受は、請求項10に定義される。
軸受の様々な実施形態は、請求項11及び12に定義される。
本発明にかかる時計機構は、請求項13に定義される。
本発明にかかる時計ムーブメントは、請求項14に定義される。
本発明にかかる時計は、請求項15に定義される。
添付の図面は、例として、時計の一実施形態を示す。
図1は、時計の一実施形態を示す。 図2は、軸受の一実施形態の、上面からの詳細図である。 図3は、軸受の実施形態の、斜めからの詳細図である。 図4は、ばねの一実施形態の、上面からの詳細図である。 図5は、軸受本体の一実施形態の、斜めからの詳細図である。
時計200の一実施例を、図1から5を参照して以下に説明する。
時計200は、例えば小型時計であり、特に腕時計である。
時計200は、時計ムーブメント100を含む。時計ムーブメントは、自身を外部環境から保護するために、時計ケースに搭載されることが意図される。
時計ムーブメント100は、電子式ムーブメントまたは機械式ムーブメントであってよく、特に自動式ムーブメントであってよい。
時計ムーブメントは、時計機構90を含む。
時計機構は、時計軸受10を含む。好みとして、時計機構は、その2つの端部で要素6を案内することが意図される、2つの時計軸受10を含む。機構は、例えば、時計振動子であり、例えば、天輪と渦巻ばねを含む。代替的に、機構は、例えば、一枚岩的な構造の形状の振動子である、すなわち1以上の弾性戻し部材と一体として形成された慣性要素である。好みとして、軸受は、特に、セラミックまたはガラス製の真の、特に真のホゾの旋回に適している。真は、例えば、天真6である。
時計軸受10は、緩衝器を含む。このため、時計軸受10は、緩衝器軸受または弾性軸受である。軸受は、例えば、天輪−渦巻ばねタイプの振動子の天輪を、軸A周りに、回転案内可能である。軸受はまた、例えば、天輪の、軸Aに沿った、並進運動を停止可能であり、とりわけ軸Aに沿った天輪の併進運動を制限可能である。天輪は、真またはシャフト、特に天真6を含む。
軸受は、
− 貫通開口20を含む、軸受本体2、
− 真6を、特に真6のホゾ61を旋回させることが意図されるホゾ要素3、特に穴石3、
− ホゾ61の一端を受けるよう、またはホゾ61の一端用のスラスト軸受を構成するよう設計された受け石要素4、とりわけ石4、
− 軸受本体2の開口20内にホゾ要素3と受け石要素4とを位置決めする位置決めリング5、
− 軸受本体2と固形化したまたは軸受本体2に固定されたばね1であって、時計200が、特にムーブメント100が経験した衝撃後に、軸受本体2の開口20内に要素3、4、5を弾性的に戻し、適切に再位置決めすることが意図される、ばね1、
を含む。
これら要素は、より具体的には、図1の断面図で見ることができる。
好みとして、軸受本体2は、特に開口20は、全体として軸A2周りの回転対称を有する形状を有する。好みとして、リング5もまた、軸A5周りの回転対称を有する形状を有する。リング5が軸受本体2の開口20内に収容されると、軸A2及びA5は、一致するまたは実質的に一致する。これを達成するためには、リング5は、軸受本体2内でリング5をセンタリングするために、軸A5に沿って段状に形成され、軸受の開口20内に段状に形成された円錐台状または傾斜表面23、24とそれぞれ協働することが意図される、円錐台状または傾斜表面53、54を含む。これは、「二重円錐」構造として知られているものである。
リング5は、要素3及び4を受けることが意図される貫通開口50を含む。より具体的には、開口50は、ホゾ要素3を受けることが意図される、軸A5の旋回表面55と、受け石要素4を受けることが意図される、軸A5に垂直な表面56とを含む。ホゾ要素3は、とりわけ、表面55に対して打ち込まれる。受け石要素4は、表面56により形成される肩部に対して最小限の隙間を介して配置される。開口50はまた、真6の通過が意図される部分57を含む。これは、同様に真6の通過のための部分26を含む、軸受本体2の開口20にも適用される。
ホゾ要素3がリング5に組付けられると、ホゾ要素3の軸A3は、リング5の軸A5と一致するまたは実質的に一致する。
代替構成において、軸受10内の組立操作の数を最小限にし、寸法及び許容誤差の累積的影響を減少させるために、ホゾ要素3は同様に、リング5と一体成形として製造されてもよい。更に、リング5は、軸受本体2内で、異なる態様で案内されてもよい。例えば、緩衝器は、例えば特許文献7に開示される、「逆二重円錐」タイプのものであってもよい。
緩衝器軸受10は、ムーブメント100のブランク99に組付けられるよう設計されている。このために、本体2は、ムーブメント100のブランク99へ打ち込まれるよう設計された部分25を含む。当該ブランクは、受、特にてんぷ受、または板であってもよい。
ばね1の機能は、要素2、3、4、及び5を、図1に図示するその相対位置へ戻すことである。特に、時計が経験した衝撃の影響下で、天輪が、特に真6が、ムーブメントの残りに対して、特に軸受本体に対して動く可能性がある。天輪は、軸Aに対して長手方向に、及びまたは軸Aに対して半径方向に、動く可能性がある。真6の運動とばね1の弾性戻りは、本体2に対する要素3及びまたは4及びまたは5の運動を伴う。ばねは、衝撃が去った後に、要素をそれぞれの位置に戻すことができる。
緩衝器ばね1は、好ましくは、実質的に平面P1内で延長する。ばねは、有利には、平面P1に垂直の、第1対称軸A1を含む。ばねは、当該ばねを固定する、少なくとも2つの第1ばね固定要素11、11’、11”を含む。第1ばね固定要素のそれぞれは、少なくとも第1軸に対して実質的に半径方向に、且つ第1軸に向けて方向づけられた、少なくとも第1固定表面11a、11b、11a’、11b’、11a”、11b”を含む。特に、第1固定表面11a、11b、11a’、11b’、11a”、11b”に垂直なベクトルn11は、第1軸A1に対して実質的に半径方向に延長する。法線ベクトルn11は、ばねが軸受本体に搭載されると、平面P1と角度を、とりわけ20°より小さい角度を形成してもよい。
有利には、第1固定表面は、ばねがその自由状態にあるときに、すなわち図4に図示するように前負荷が加えられていない状態にあるときに、平面P1に垂直にまたは実質的に垂直に延長してもよい。有利には、第1表面は、ばねがその拘束状態にあるときに、すなわちばねが軸受本体に搭載された前負荷状態にあるときに、平面P1に垂直にまたは実質的に垂直に延長してもよい。
第1固定要素11、11’、11”は、少なくとも軸A1に対して実質的に正放線状に延長する。
第1固定要素11、11’、11”に加えて、ばねは、
− 受け石要素4に対して押圧されることが意図される、少なくとも2つの押圧要素12c、12c’、12c”と、
− 押圧要素を第1固定要素へ機械的に連結する、少なくとも2つの連結要素12a、12b、12d、12e、12a’、12b’、12d’、12e’、12a”、12b”、12d”、12e”と、
を含む。
例えば、連結要素は、固定要素から、第1固定表面に接する円筒表面C1からなる境界により、区別される(ばねは、軸受本体に搭載され、自由状態または拘束状態にある)。
例えば、連結要素は、押圧要素から、受け石要素の外径と同一の直径または実質的に同一の直径を有する、またはホゾ要素の外径と同一の直径または実質的に同一の直径を有する、軸A1またはA2またはA3に中心を取る円筒表面C2からなる境界により、区別される。代替的に、円筒表面C2の直径は、受け石要素の外径よりも、またはホゾ要素の外径よりも、小さくてもよい。このような構成は、連結要素の長さを最大化することができる。
固定要素の機能は、ばねを軸受本体へ固定すること、特にばねの固定要素を軸受本体に固定することである。この固定は、とりわけ、ばねの固定要素と軸受本体との間の相対的摩擦により達成されてもよい。好ましくは、「固定」とは、完全な連結または内蔵連結、すなわちばねの固定要素と軸受本体の固定要素との間になんら自由度を与えない連結を意味する。
押圧要素の機能は、受け石要素に対し及びまたはホゾ要素に対し、受け石要素及びまたはホゾ要素を予め定められた位置へ、とりわけ予め定められた、要素6を案内するのに最適な位置へ戻すことができる、戻し力を付与することである。好みとして、押圧要素は、受け石要素があらかじめ定められた位置にある際に、及びまたは受け石要素が衝撃の結果ばねに圧力を加える位置にある際に、受け石要素が接触可能なばねの広がりとして定義される。
ばねは、好ましくは、自身で閉鎖する閉ループの形状の主構造を有する。ばねは、とりわけ、自身で閉鎖する閉ループの形状を有してもよい。当該閉ループは、好ましくは、軸A1に中心を取る。このため、ばねは、例えば、自身で閉鎖する単一のワイヤの形状であってもよい。ワイヤは、形状が、一定に維持される、またはワイヤの長さに沿って変更する、断面を有してもよい。代替として、ループは、切断または開口を有してもよく、すなわち、ループを形成するワイヤは切断の両側に1つずつ、2つの端部を有してもよい。ワイヤは、とりわけ長方形状のまたは正方形状の断面を有してもよい。
好ましくは「ループ」は、枝分かれまたは分岐のない、フィラメント状の形状を意味する。好みとして、このようなフィラメント状の形状は、軸A1と交差せず及びまたは軸A1に中心を取る円筒表面C3により区切られる境界区域を越えず、ここで円筒表面C3の直径は、好ましくは、円筒表面C2の直径の0.8倍よりも小さい、または円筒表面C2の直径の0.6倍よりも小さい。好みとして、ループの全体は、後退なくして曲線横座標により記述可能な(図4に示す)曲線Bにより記述することができる。好みとして、当該曲線B上のいかなる点も、当該同一曲線の全体を、曲線上に位置する開始地点から、後退なくして、所定の方向へ、単一の道筋のみで、進むことができる。好みとして、当該曲線は、連続である。好みとして、このような曲線Bの長さは、円筒表面C1の直径の少なくとも3倍より大きい、または円筒表面C1の直径の少なくとも4倍より大きい、または円筒表面C1の直径の少なくとも5倍より大きい。
ばねは、好ましくは、鋼製、特にDurnico鋼、またはPhytime、またはPhynox製である。代替的に、ばねは、少なくとも部分的にアモルファス金属合金製であってもよい。代替的に、ばねは、ニッケル製、またはとりわけLIGAタイプの技術を用いたニッケル・リン合金製であってもよい。
好みとして、少なくとも2つの連結要素の少なくとも部分12a、12e、12a’、12e’、12a”、12e”は、第1軸A1に対して少なくとも実質的に半径方向に延長する。
好みとして、少なくとも2つの連結要素の少なくとも部分12b、12d、12b’、12d’、12b”、12d”は、第1軸A1に対して少なくとも実質的に正放線状に延長する。
好みとして、少なくとも2つの押圧要素は、ばねの内側から、とりわけ第1軸A1から見て凸の形状を有する。好みとして、押圧要素はそれぞれ、(とりわけばねが三次回転対称を有するとき)45°から90°の間の、軸A1周りの角度広がりを有する。好みとして、より一般的には、ばねがn次の回転対称を有するとき、各押圧要素は、270°/2nから270°/nの間の、軸A1周りの角度広がりを有する。
好みとして、少なくとも2つの押圧要素は、それぞれ、受け石要素4の外側半径の0.25倍から0.75倍の間の、軸A1に対する半径方向広がりを有し、当該受け石要素に対してばね1が押圧することが意図される。
押圧要素のそれぞれは、好ましくは、主として曲線部分、とりわけ円の部分12c、12c’、12c”からなる。
各連結要素は、好ましくは、主として
− 第1曲線部分、とりわけ第1円の部分12b、12b’、12b”と、第1固定要素を第1押圧要素へ連結する第1直線部分12a、12a’、12a”と、
− 第2曲線部分、とりわけ第2円の部分12d、12d’、12d”と、第2固定要素を関連する第1押圧要素へ連結する第2直線部分12e、12e’、12e”と、
からなる。
円の部分12b、12b’、12b”、12d、12d’12d”は、平面P1内でばねの外側から見て、凸である。
好みとして、少なくとも2つの固定要素は、第1軸A1に対して少なくとも実質的に正放線状に延長する。
各固定要素は、好ましくは、主として曲線部分、とりわけ円の部分からなる。これら部分は、平面P1内でばねの外側から見て凸である。
好みとして、ばねは、第1軸A1に対して、少なくとも実質的にn次の回転対称性またはn次の回転対称を有する形状を有し、ここでnは自然整数、とりわけn=2またはn=3またはn=4またはn=5である。図示した実施形態において、n=3、すなわちばねは3つの突出部の形状を有する。
好みとして、半径方向に測定され、第1固定表面と押圧要素を分離する距離Dは、円筒表面C1の半径の0.2倍より大きい、または円筒C1の半径の0.3倍より大きい。好みとして、半径方向に測定され、第1固定表面と押圧要素を分離する距離Dは、円筒表面C1の半径の0.6倍より小さい、または円筒表面C1の半径の0.5倍より小さい。
好みとして、第1固定表面は、受け石要素4の外径の少なくとも1.5倍に等しいまたは少なくとも1.7倍に等しい直径を有する円筒表面C1上に実質的に位置し、当該受け石要素に対してばねが押圧することが意図される。
好みとして、これら寸法は、軸受本体に位置決めされないまたは搭載されないばねで、すなわち圧力が加えられないまたは拘束されないばねで、定められる。
有利には、第1固定要素はそれぞれ、少なくとも1つの突出部11c、11c’、11c”を含む。第1固定表面は、好ましくは、突出部上に形成される。突出部は、ばねの内側に向かい突出する、すなわちばねの内側に向かい延長する。図示する実施形態において、各第1固定要素は、2つの突出部を含む。
好みとして、固定要素11、11’、11”は、ばねの軸A1周りに均等に分配され、同一である。好みとして、押圧要素12c、12c’、12c”は、ばねの軸A1周りに均等に分配され、同一である。好みとして、連結要素12a、12b、12d、12e、12a’、12b’、12d’、12e’、12a”、12b”、12d”、12e”は、ばねの軸A1周りに均等に分配され、同一である。
図示する実施形態において、ばねは、
− 3つの固定要素、
− 3つの押圧要素、及び
− 3つの連結要素
を含む。
軸受本体2は、第2対称軸A2と、ばね1を固定する少なくとも2つの第2ばね固定要素21、21’、21”とを含む。これら第2固定要素はそれぞれ、第2軸に対して少なくとも実質的に半径方向に、且つ第2軸A2から離れる方向に方向づけられた、少なくとも第2固定表面21c、21c’、21c”を含む。特に、第2固定表面21c、21c’、21c”に垂直なベクトルn21は、第2軸A2に対して実質的に半径方向に延長し、第2軸A2から離れる方向へ、これらの固定表面から出現する。具体的には、固定表面21c、21c’、21c”は、軸受本体2の外側に向けて方向づけられる。
第2固定要素は、ばねを軸受本体へ固定するため、第1固定要素と協働するよう配置される。具体的には、第2固定表面は、ばねを軸受本体へ固定するため、第1固定表面と協働するような方法で、配置される。より具体的には、第1及び第2固定表面間の接触の力は、第1及び第2固定表面間の摩擦係数の誤差はあるにせよ、ベクトルn11及びn12の向きと同じ向きまたは実質的に同じ向きを有する。このため、第1固定表面は、第2表面に対して、ベクトルn11に沿って方向づけられまたは実質的に方向づけられる力を付与する。第2表面から第1表面に向かう反力は、ベクトルn12に沿って方向づけられまたは実質的に方向づけられる。
第2固定要素には、それぞれ、主として軸A2に平行に延長する、スタッドまたは歯または銃眼付胸壁21、21’、21”が設けられる。これらスタッドは、軸受本体の軸A2の半径方向に、軸受本体の周囲表面27から軸受本体の外側へ向けて突出する。
好みとして、軸受本体は、第2軸A2に対して少なくとも実質的にn次の回転対称性またはn次の回転対称を有する形状を有し、ここでnは自然整数、とりわけn=2またはn=3またはn=4またはn=5である。図示した実施形態においては、n=3である。好みとして、第2固定要素21、21’、21”は、軸受本体2の軸A2周りに均等に分配され、同一である。スタッド21、21’、21”は、軸受本体の表面27において、開口またはギャップ22、22’、22”により分離される。
各スタッド21、21’、21”は、第2固定表面21c、21c’、21c”を含む。各第2固定表面は、軸受本体の周囲表面27で延長する。例えば、これら第2固定表面21c、21c’、21c”は、軸A2に対して半径方向に方向づけられ、軸A2に対して正放線状に延長する、平らなスポットの形状を取る。
ばね1が軸受本体2に組付けられると、突出部11c、11c’、11c”は、それぞれ平らなスポット21c、21c’、21c”に対して押圧される。この構造において、ばね1の第1固定要素11、11’、11”は、第2固定要素21、21’、21”の外周に、特に第2固定表面21c、21c’、21c”の外周に位置し保持される。
換言すれば、ばね1が軸受本体2に組付けられると、ばね1の第1固定要素11、11’、11”は、軸A1またはA2から、これら軸の一方または他方に対して半径方向の方向に、軸受本体2の第2固定要素21、21’、21”より、特に表面21c、21c’、21c”より、遠くなる。
有利には、
− (ばねが除去されまたは自由または非拘束状態にある)第1固定表面間に内接され、これら第1表面に接する大きな円筒の直径の、
− 第2固定表面上に外接される小さな円筒の直径に対する
比率は、1より小さいまたは0.99より小さいまたは0.98より小さい。
好みとして、各スタッドは、2つの半スタッド21a、21b、21a’、21b’、21a”、21b”を含む。同一スタッドの半スタッドは、第2軸A2に対して少なくとも実質的に半径方向に延長する溝21e、21e’、21e”によって互いに分離される。このため、ばね1の各第1固定要素11、11’、11”は、軸受本体2の第2固定要素21、21’、21”の一対の半スタッド21a、21b、21a’、21b’、21a”、21b”と協働する、一対の突出部11c、11c’、11c”を含む。
突出部と平らなスポットの構成は、ばね1が軸受本体2の軸A2に対して角度的に保持可能なように、予め押圧されることを可能にする。更に、各半スタッド21a、21b、21a’、21b’、21a”、21b”は、肩部210a、210b、210a’、210b’、210a”、210b”を、すなわち軸A2に直角にまたは実質的に直角に延長する表面を含む。スタッドのこのような構成は、ばねの一対の突出部11c、11c’、11c”の軸方向保持を可能にする。
図に、特に図5に示される軸受本体2の特定の実施形態において、平らなスポット21c、21c’、21c”は、ばね1の第1固定要素11、11’、11”が(軸受本体に配置されると)軸受本体2周りに「張り出す」ように、軸受本体2の周囲表面27に形成される。換言すると、ばね1の第1固定要素11、11’、11”は、軸受本体2の外周に位置され保持される。
もちろん、軸受10を上から見たときに、ばね1を完全に内包することを可能にする寸法の、特に直径の、部分を有するように、軸受本体2を構成することも完全に可能である。
ばね1の連結要素12a、12b、12d、12e、12a’、12b’、12d’、12e’、12a”、12b”、12d”、12e”は、それ自体が、それぞれ、スタッドの間に設けられた軸受本体2の開口またはギャップ22、22’、22”内に包含されることが意図される。前述の通り、これら連結要素のそれぞれは、いくつかの実質的に直線及び曲線のパーツを含む、2つの弾性ブレード12a、12b、12d、12e、12a’、12b’、12d’、12e’、12a”、12b”、12d”、12e”の形状を取る。
軸受本体の第2固定要素の外に、ばねの第1固定要素が配置される方法により、弾性ブレードの有効長を最大化することができる。このため、各弾性リーフは、その端部の一方及びまたは他方に、各ブレードの有効長を最大化することを可能にする曲線パーツ12b、12d、12b’、12d’、12b”、12d”を含んでもよい。
図に示すばねの特定の実施形態において、弾性ブレードは、一定の断面を有する。第1固定要素は、突出部が延長する区域を除き、弾性ブレードの断面と実質的に同一の断面を有する。このため、第1固定要素と連結要素との境界は、突出部の存在または欠如により判断される。にもかかわらず、第1固定要素は突出部がなくてもよい。このような場合、第1固定要素は、連結要素の断面と実質的に同一の断面を有してもよい。代替的に、突出部は、軸受本体のスタッドのそれぞれに形成された突起と協働するよう設計された、切欠きにより置き換えられても良い。
ばね1が軸受本体2上に搭載されると、押圧要素12c、12c’、12c”は、受け石要素4と接触し、本質的に軸方向戻し力を付与し、これはとりわけばね1の前負荷のレベルにより判断され、特にばねの全体構成により、具体的にはばねの第1及び第2固定要素の構成及び軸受本体の構成のそれぞれにより定義される。これは、第1固定要素11、11’、11”に対する押圧要素と連結要素の可動性により可能になる。より具体的には、ばねの、特にブレード12a、12b、12d、12e、12a’、12b’、12d’、12e’、12a”、12b”、12d”、12e”の構成が、ばねの弾性変形を通じて、少なくとも軸A1及びA2に対して実質的に正放線であり固定要素と連結要素との境界面で延長する軸A12、A12’、A12”周りの連結要素と押圧要素の実質的な回転運動を可能にする。これら軸A12、A12’、A12”は、図3に示す。このように、押圧要素軸12c、12c’、12c”は、第1固定要素11、11’、11”を通過する平面外で動くことができる。
要素6または要素6のホゾ61が衝撃を受けると、ばね1の各押圧要素と各連結要素が軸受本体2内で要素3、4、5へ弾性戻し力を提供可能であり、これは第1固定要素に対する押圧要素と連結要素の可動性により可能になる。
弾性ブレード12a、12b、12d、12e、12a’、12b’、12d’、12e’、12a”、12b”、12d”、12e”の有効長と弾性ブレードの断面との組み合わせにより、軸受本体2の寸法に対する、とりわけ第2固定表面21c、21c’、21c”が延長する部分の寸法または直径に対するばね1の剛性を最小化することができる。
更に、弾性ブレード12a、12b、12d、12e、12a’、12b’、12d’、12e’、12a”、12b”、12d”、12e”は、その有効長を最大化するために、より多くの曲線パーツを含んでもよい。
軸受本体2は、有利には、その中にばね1を搭載する手段を含む。軸受本体は、スタッドまたは半スタッドのそれぞれの肩部210a、210b、210a’、210b’、210a”、210b”の下への第1固定要素の通過を簡単にするために、スタッドまたは半スタッドの端部のそれぞれに面取り28を含む。
軸受本体2は、有利には、ばねを扱うための手段21d、21d’、21d”を含む。これら手段は、第1固定要素の領域内に、特に第1固定要素に設けられた突出部のそれぞれの間に、ばねを扱うことが意図される工具の挿入を可能にするぎざぎざ21d、21d’、21d”を含む。
もちろん、ばねの各第1固定要素に、単独の唯一の突出部を設けることも完全に可能である。これは、軸受本体の第2固定要素についても同様であり、それぞれ2つの半スタッドではなく、単独の唯一の個体スタッドを含んでもよい。
軸受10のある特定の設計において、軸受本体上へのばねの組付けは、「バヨネット」タイプのものであってもよい。軸A1またはA2により判断される、軸受本体に対するばねの第1角度位置において、ばねは軸受本体から取り外されることができ、軸A1またはA2により判断される、軸受本体に対するばねの第2角度位置において、ばねは軸受本体に固着させることができる。
好みにより、ブレード12a、12b、12d、12e、12a’、12b’、12d’、12e’、12a”、12b”、12d”、12e”は、軸A1に平行に測定される高さが軸A1に垂直の平面内で測定される幅よりも大きい断面を有する。代替的に、ブレード12a、12b、12d、12e、12a’、12b’、12d’、12e’、12a”、12b”、12d”、12e”は、軸A1に平行に測定される高さが軸A1に垂直の平面内で測定される幅よりも小さい断面を有する。
好みにより、第2固定表面は、ばね1が押圧することが意図される受け石要素4の外径の少なくとも1.5倍または少なくとも1.6倍または少なくとも1.8倍に等しい直径を有する円筒表面上に、実質的に配置される。
上述の解決策は、とりわけばねの所定の断面と所定の素材について、ばねの剛性を最小化することを可能にする。具体的に、上述の解決策のおかげで、ばねの剛性は、4N/mmより小さく、または3N/mmより小さくすることができる。これを達成するために、ばねの特定の構成は、ブレードの形状の弾性部分を含み、ブレードの有効長は、軸受本体の所定の寸法について、最大化される。ブレードは、軸受本体内と軸受本体外の両方で延長するという特定の特徴を有する。これは、ブレードが、ばねの第1固定要素に隣接するという事実により可能となり、第1固定要素は、例えば軸受本体の外周に配置された第2固定要素の外側に配置される。具体的に、ばねの第1固定要素は、軸受本体の第2固定要素の外側で、ばねまたは軸受本体の軸に対して少なくとも実質的に正放線状に延長する。
具体的に、解決策は、ばねのまたは軸受本体の軸に対して少なくとも実質的に半径方向に延長する少なくとも2つの弾性部分であって、その両側が、ばねまたは軸受本体の軸に対して少なくとも実質的に正放線状に延長し、緩衝器本体の第2接着または固定部分の外側に延長する、第1接着または固定部分に連続して形成される、弾性部分を含むばねに関する。
このような緩衝器軸受の解決策は、天真の所定の形状及びまたは所定の素材について最適化された機械的応答を提供するという利点を有する。このようなばねの剛性は、とりわけ、真の運動がどうであれ、最小化され、可能な限り一定にされる。最後に、このようなばねの軸受本体内への取付/除去は、特に簡単であり、当該緩衝器軸受に関する組立スケジュールと、販売後サービス作業を簡便にする。
本明細書中、固体要素の表面の方向は、当該表面に垂直のベクトルの向きと定義され、法線ベクトルは、当該表面において固体要素から出現する。
本明細書中、「固定表面」は、好ましくは、ばねが軸受本体に搭載されると、ばねが軸受本体に搭載される限り、ばねと軸受本体との間に永続的接触が生ずる表面を意味する。ばねが除去されると、接触が失われる。
本明細書中、「少なくとも実質的に垂直」は、「垂直または実質的に垂直」を意味する。
本明細書中、「少なくとも実質的に平行」は、「平行または実質的に平行」を意味する。
本明細書中、「少なくとも実質的に半径方向」は、「半径方向または実質的に半径方向」を意味する。
本明細書中、「少なくとも実質的に正放線状に」は、「正放線状にまたは実質的に正放線状に」を意味する。
1 ばね
2 軸受本体
3 ホゾ要素
4 受け石要素
5 リング
6 真
11 第1固定要素
11a 第1固定表面
11b 第1固定表面
11c 突出部
12a 連結要素
12b 連結要素
12c 押圧要素
12d 連結要素
12e 連結要素
20 開口
21 第2固定要素
61 ホゾ
99 ブランク
100 ムーブメント
200 時計

Claims (15)

  1. 実質的に平面(P1)内に延長し、前記平面(P1)に垂直な第1対称軸(A1)を含む、時計(200)用緩衝器ばね(1)であって、前記ばねは、少なくとも2つの第1ばね固定要素(11、11’、11”)を含み、前記第1固定要素は、それぞれ、前記第1軸(A1)に対して少なくとも実質的に半径方向に、且つ前記第1軸(A1)に向けて方向づけられた、少なくとも第1固定表面(11a、11b、11a’、11b‘、11a”、11b”)を含む、
    時計(200)用緩衝器ばね(1)。
  2. 前記ばねは、第1軸(A1)に対して少なくとも実質的にn次の回転対称を有する形状を有し、ここでnは自然整数であり、とりわけここでn=2またはn=3またはn=4またはn=5である、及びまたは前記ばねは自身で閉鎖する閉ループの形状を有する、
    請求項1に記載のばね。
  3. 前記ばねは、受け石要素(4)を押圧することが意図される、少なくとも2つの押圧要素(12c、12c’、12c”)と、前記押圧要素を前記第1固定要素へ機械的に連結する、少なくとも2つの連結要素(12a、12b、12d、12e、12a’、12b’、12d’、12e’、12a”、12b”、12d”、12e”)とを含む、
    請求項1または2に記載のばね。
  4. 前記少なくとも2つの連結要素の少なくとも部分(12a、12e、12a’、12e’、12a”、12e”)は、前記第1軸(A1)に対して少なくとも実質的に半径方向に延長する、及びまたは前記少なくとも2つの連結要素の少なくとも部分(12b、12d、12b’、12d’、12b”、12d”)は、前記第1軸(A1)に対して少なくとも実質的に正放線状に延長する、
    請求項3に記載のばね。
  5. 前記第1固定要素は、それぞれ、少なくとも1つの突出部(11c、11c’、11c”)を含み、前記第1固定表面は、前記突出部上に形成される、
    請求項1から4のいずれか一項に記載のばね。
  6. 第2対称軸(A2)と、ばね(1)を固定するための少なくとも2つの第2ばね固定要素(21、21’、21”)とを含む、軸受本体(2)であって、前記第2固定要素は、それぞれ、前記第2軸に対して少なくとも実質的に半径方向に、且つ前記第2軸から離れる方向に方向づけられた、少なくとも1つの第2固定表面(21c、21c’、21c”)を含む、軸受本体。
  7. 前記軸受本体は、前記第2軸(A2)に対して少なくとも実質的にn次の回転対称を有する形状を有し、ここでnは自然整数であり、とりわけn=2またはn=3またはn=4またはn=5である、
    請求項6に記載の軸受本体。
  8. 各第2固定要素は、スタッドを含み、前記第2固定表面は、前記スタッド上に形成される、
    請求項6または7に記載の軸受本体。
  9. 各スタッドは、前記第2軸に対して少なくとも実質的に半径方向に延長する溝を含む、
    請求項8に記載の軸受本体。
  10. 請求項6から9のいずれか一項に記載の軸受本体、及びまたは請求項1から5のいずれか一項に記載のばねを含む、軸受。
  11. 受け石要素(4)、及びまたはホゾ要素(3)、及びまたは前記受け石要素及びまたは前記ホゾ要素を位置決めする位置決めリング(5)を含む、
    請求項10に記載の軸受。
  12. 前記ばねが除去されたまたは自由または非拘束状態にある、前記第1固定表面間に内接される大きな円筒の前記直径の、
    前記第2固定表面上に外接される小さな円筒の直径に対する、
    前記比率は、
    1より小さいまたは0.99より小さいまたは0.98より小さい、
    請求項10または11に記載の軸受。
  13. 請求項10から12のいずれか一項に記載の軸受、及びまたは請求項1から5のいずれか一項に記載のばね、及びまたは請求項6から9のいずれか一項に記載の軸受本体を含む、時計機構(90)、とりわけ天輪−渦巻ばねタイプの振動子。
  14. 請求項10から12のいずれか一項に記載の軸受、及びまたは請求項1から5のいずれか一項に記載のばね、及びまたは請求項6から9のいずれか一項に記載の軸受本体、及びまたは請求項13に記載の機構を含む、時計ムーブメント(100)。
  15. 請求項14に記載のムーブメント、及びまたは請求項10から12のいずれか一項に記載の軸受、及びまたは請求項1から5のいずれか一項に記載のばね、及びまたは請求項6から9のいずれか一項に記載の軸受本体、及びまたは請求項13に記載の機構を含む、時計(200)、とりわけ腕時計。
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