JP2004294030A - 温風暖房機の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】燃焼中または燃焼停止後、機器の内部が高温であったり、対流用ファンがまだ回転している場合には、使用者に機器の内部に触れさせないようにして、使用者が火傷をしてしまったり、ケガをしてしまうことのない温風暖房機の制御装置を提供する。
【解決手段】バーナ2によって生じた高温ガスを温風として放出する対流用ファン4と、この対流用ファン4を覆うように設けられ、蝶番装置9等によって開閉自在に枢着されたファンガード7と、このファンガード7の開動作を阻止するロック手段12と、機器の内部温度を検知する内部温度検知手段11aおよび対流用ファン4の回転数を検知する回転数検知手段11bと、この検知手段11a、11bによって検知された内部温度および回転数が一定値以上の場合に、前記ファンガード7の開動作をロックするように前記ロック手段12を制御する制御部15を備えている。
【選択図】 図1
【解決手段】バーナ2によって生じた高温ガスを温風として放出する対流用ファン4と、この対流用ファン4を覆うように設けられ、蝶番装置9等によって開閉自在に枢着されたファンガード7と、このファンガード7の開動作を阻止するロック手段12と、機器の内部温度を検知する内部温度検知手段11aおよび対流用ファン4の回転数を検知する回転数検知手段11bと、この検知手段11a、11bによって検知された内部温度および回転数が一定値以上の場合に、前記ファンガード7の開動作をロックするように前記ロック手段12を制御する制御部15を備えている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、石油ファンヒーター、及びガスファンヒーター等の温風暖房機の制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の温風暖房器においては、使用者に対流用送風機を清掃してもらうため、摘みネジを指で緩めて外し、ファンガードを回動すれば、対流用送風機を容易に外部に取り出すことができるようになっている。また、万が一、燃焼中にファンガードが開かれた場合には、運転を即停止して、ファンモータの回転を停止するようになっている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−356412号公報(第2−4頁、第4図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の装置では、燃焼中にファンガードが開かれた場合や機器の運転スイッチが切られた後、すぐにファンガードが開かれた場合、バーナでの燃焼は停止しているものの、しばらくは機器の内部(燃焼筒など)が高温であり、万が一、使用者が清掃しようとして機器の内部に触れてしまった場合、使用者に熱いという不快感を与えてしまう惧れがあった。
【0005】
同じように、燃焼中にファンガードが開かれた場合や機器の運転スイッチが切られた後、すぐにファンガードが開かれた場合、ファンモータへの通電は停止しているものの、しばらくは対流用送風機が惰性で回転しており、万が一、使用者が清掃しようとして回転している対流用送風機に触れてしまった場合、使用者にケガをさせてしまう惧れがあった。
【0006】
また、使用者にファンガードを開いていただくときには、機器の内部温度が低く、かつ対流用送風機が停止している状態であることが望ましいが、機器の運転スイッチが切られた後、機器の内部が冷えるまでの時間や対流用送風機が停止するまでの時間は、燃焼中の燃焼状態、機器の使用環境等によって変化するため、使用者がファンガードを開いてもよいタイミングが分かりづらいという問題点があった。
【0007】
本発明は、上記のような問題点を解決するもので、燃焼中または燃焼停止後、機器の内部が高温である場合には、使用者に機器の内部に触れさせないようにして、使用者に不快感を与えてしまうことのない温風暖房機の制御装置を提供することを目的としている。
【0008】
また、燃焼中または燃焼停止後、対流用送風機が回転中である場合には、使用者に対流用送風機に触れさせないようにして、使用者にケガをさせてしまうことのない温風暖房機の制御装置を提供することを目的としている。
【0009】
また、機器の内部が冷えていて使用者がファンガードを開いてもよいタイミングを容易に確認することができる使い勝手のよい温風暖房機の制御装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかわる温風暖房機の制御装置は、バーナによって生じた高温ガスを温風として放出する対流用送風機と、この対流用送風機を覆うように設けられ蝶番装置等によって開閉自在に枢着されたファンガードとを備えた温風暖房機において、前記ファンガードの開動作を阻止するロック手段と、機器の内部状態を検知する内部状態検知手段と、この内部状態検知手段によって検知された内部状態に基いて前記ロック手段を制御する制御手段とを備えたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態1を図に基づいて説明する。
図1は本発明の実施の形態1を示す温風暖房機の制御装置のブロック図である。図1において、温風暖房機の本体1の内部には、気化した液体燃料の燃焼を行っているバーナ2、このバーナ2での燃焼によって生じた高温ガスを上方に導く燃焼筒3、この燃焼筒3から出た高温ガスと対流用ファン4により送られる外部空気と混合する風路5、前記対流用ファン4を回転駆動させるファンモータ6等が設けられている。前記本体1の背面には内部へのホコリや異物の進入を防ぐためのファンガード7が取り付けられており、前記ファンモータ6はネジ等によってファンガード7の内側に取り付けられ、対流用ファン4はナット等によってファンモータ6の回転軸に取り付けられている。
【0012】
図2に示すように、ファンガード7は本体1の背面に設けられた空気取入口8の周縁部に蝶番装置9によって一辺が回動自在に取り付けられている。蝶番装置9を取り付けた側の一辺と相対する側のファンガード7の一辺は本体1の背面に設けられたネジ穴1a,1bに螺入する2個の摘みネジ10a,10bによって本体1の背面に固定される。前記2個の摘みネジ10a,10bは使用者が手で摘んで絞めたり外したりすることができるもので、図2のように、2個の摘みネジ10a,10bを外し、蝶番装置9を支点としてファンガード7を開けば、対流用ファン4を簡単に外部に取り出すことができる構成になっている。
【0013】
機器の内部状態検知手段としての内部温度検知手段11は、例えば、燃焼筒3の温度を検知する温度センサ(図示せず)等で構成され、機器の内部温度を検知する。ロック手段12はソレノイド13と上下動をするロッド14とで構成され、ソレノイド13への通電を制御することにより前記ファンガード7の開動作が阻止されるように構成している。予め記憶されたプログラムに従って温風暖房機全体の制御を行う制御部15は操作部16の運転スイッチや各種設定スイッチからの信号、前記温度センサ等からの信号に基いてバーナ2での燃焼、対流用ファン4を回転駆動するファンモータ6、ソレノイド13、表示部17等への通電をそれぞれ制御する。
【0014】
次に、実施の形態1の動作について図3に示すフローチャートを用いて説明する。
図3において、使用者が本体1に設けられた操作部16に配置された運転スイッチ(図示せず)を“ON”にすると(ステップS1)、このON信号を受けて、制御部15はソレノイド13を制御し、ファンガード7の開動作を阻止するようにロック手段12のロッド14を上方へ移動させて、ファンガード7の施錠を行う(ステップS2)。同時に表示部17に設けられた専用の表示ランプ(図示せず)を点灯または点滅させることによって、ファンガード7がロック手段12によって施錠状態となっていることを使用者に知らせる(ステップS3)。そして、バーナ2での燃焼を開始する(ステップS4)と同時に、ファンモータ6への通電を行い、対流用ファン4の回転数制御を開始する(ステップS5)。その後、運転スイッチが“OFF”になるまで、ステップS2〜S4の動作を繰り返すことになる。
【0015】
一方、使用者が操作部16の運転スイッチ(図示せず)を“OFF”にすると(ステップS1)、このOFF信号を受けて制御部15はバーナ2での燃焼を停止し、消火処理を行う(ステップS6)。消火後、一定時間は燃焼中に発生した熱により高温になっている本体1内部を冷却するために、対流用ファン4はそのまま回転させて冷却を行う(ステップS7)。その後、本体1内部が充分に冷えると、ファンモータ6への通電を停止して対流用ファン4の回転を停止する(ステップS8)。
【0016】
次に、、内部温度検知手段11によって検知された内部温度が一定温度未満(例えば50℃未満)であるかどうかを比較し(ステップS9)、一定温度未満となるまで、この比較動作を繰り返す。ステップS9で、内部温度が一定温度未満となると、制御部15はソレノイド13を制御し、ファンガード7の開動作を行えるようにロック手段12のロッド14を下方へ移動させて、ファンガード7の解錠を行う(ステップS10)。同時に表示部17に設けられた専用の表示ランプ(図示せず)を消灯させることによって、ファンガード7が解錠状態となっていることを使用者に知らせる(ステップS11)。
【0017】
ここで、実施の形態1では、機器の内部温度を検知する内部温度検知手段11は燃焼筒3の温度を検知するようにしているが、温風暖房器には、バーナ2に気化した燃料を送るために、燃料を気化させるための気化器(図示せず)が備えられており、この気化器温度を検知してもよく、また、風路5の温度を検知するようにしてもよい。
【0018】
以上のように、本発明の実施の形態1によれば、燃焼中または燃焼停止後、機器の内部が高温であるときには、ファンガード7を開くことができず、使用者が高温となっている機器の内部に触れてしまうという恐れがなくなる。また、ロック手段12が施錠状態であるか解錠状態であるかを表示部17で確認することができ、使用者がファンガード7を開くことができるタイミングが分かりやすくなる。
【0019】
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2について説明する。
図4は本発明の実施の形態2を示す温風暖房機のブロック図であり、図5はその制御動作を示すフローチャートである。
図4において、16は内部状態検知手段としての対流用ファン4の回転数を検知する回転数検知手段である。なお、それ以外は実施の形態1と同一構成であるから、説明は省略する。
【0020】
図5において、ステップS1〜S5までの動作は、図3で上述した実施の形態1の動作と同一なので、説明は省略し、相違する部分についてのみ説明する。
【0021】
使用者が操作部16の運転スイッチ(図示せず)を“OFF”にすると(ステップS1)、このOFF信号を受けて、制御部15はバーナ2での燃焼を停止し、消火動作を行う(ステップS6)。その後、ステップS7において、本体1内部が充分に冷えると、ステップS8においてファンモータ6への通電を停止して対流用ファン4の回転を停止し、次に、対流用ファン4の回転数を検知する回転数検知手段11bによって検知された回転数が一定回転数未満(例えば10rpm未満)であるかどうかを比較し(ステップS9a)、一定回転数未満となるまでステップS9aで比較動作を繰り返す。対流用ファン4の回転数が一定回転数未満となると、制御部15はソレノイド13を制御し、ファンガード7の開動作を行えるようにロック手段12のロッド14を下方へ移動させて、ファンガード7の解錠を行う(ステップS10)。同時に表示部17に設けられた専用の表示ランプ(図示せず)を消灯させることによって、ファンガード7が解錠状態となっていることを使用者に知らせる(ステップS11)。
【0022】
以上のように、この実施の形態2によれば、燃焼中または燃焼停止後、対流用ファン4が所定回転数以上で回転中であるときには、ファンガード7を開くことができず、使用者が回転中の対流用ファン4に触れてケガをしてしまうというおそれがなくなる。また、ロック手段12が施錠状態であるか解錠状態であるかを表示部17で確認することができ、使用者がファンガード7を開くことができるタイミングが分かりやすくなる。
【0023】
【発明の効果】
以上のようなこの発明によれば、燃焼中または機器の運転スイッチが切られた直後、機器の内部が高温であったり、前記対流用ファンが一定回転数以上で回転中であったりするときには、ロック手段により前記ファンガードの開動作が阻止されているので、使用者が高温となっている機器の内部に触れて火傷をしてしまったり、回転中の対流用ファンに触れてケガをしまったりするおそれがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1を示す温風暖房機のブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態1を示す温風暖房機のファンガードを開いた状態の背面図である。
【図3】本発明の実施の形態1の温風暖房機の動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態2の温風暖房機のブロック図である。
【図5】本発明の実施の形態2の温風暖房機の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 温風暖房機の本体
2 バーナ
4 対流用ファン
6 ファンモータ
7 ファンガード
9 蝶番装置
10a 摘みネジ
10b 摘みネジ
11a 内部温度検知手段
11b 回転数検知手段
12 ロック手段
13 ソレノイド
14 ロッド
15 制御部
16 操作部
17 表示部
【発明の属する技術分野】
本発明は、石油ファンヒーター、及びガスファンヒーター等の温風暖房機の制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の温風暖房器においては、使用者に対流用送風機を清掃してもらうため、摘みネジを指で緩めて外し、ファンガードを回動すれば、対流用送風機を容易に外部に取り出すことができるようになっている。また、万が一、燃焼中にファンガードが開かれた場合には、運転を即停止して、ファンモータの回転を停止するようになっている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−356412号公報(第2−4頁、第4図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の装置では、燃焼中にファンガードが開かれた場合や機器の運転スイッチが切られた後、すぐにファンガードが開かれた場合、バーナでの燃焼は停止しているものの、しばらくは機器の内部(燃焼筒など)が高温であり、万が一、使用者が清掃しようとして機器の内部に触れてしまった場合、使用者に熱いという不快感を与えてしまう惧れがあった。
【0005】
同じように、燃焼中にファンガードが開かれた場合や機器の運転スイッチが切られた後、すぐにファンガードが開かれた場合、ファンモータへの通電は停止しているものの、しばらくは対流用送風機が惰性で回転しており、万が一、使用者が清掃しようとして回転している対流用送風機に触れてしまった場合、使用者にケガをさせてしまう惧れがあった。
【0006】
また、使用者にファンガードを開いていただくときには、機器の内部温度が低く、かつ対流用送風機が停止している状態であることが望ましいが、機器の運転スイッチが切られた後、機器の内部が冷えるまでの時間や対流用送風機が停止するまでの時間は、燃焼中の燃焼状態、機器の使用環境等によって変化するため、使用者がファンガードを開いてもよいタイミングが分かりづらいという問題点があった。
【0007】
本発明は、上記のような問題点を解決するもので、燃焼中または燃焼停止後、機器の内部が高温である場合には、使用者に機器の内部に触れさせないようにして、使用者に不快感を与えてしまうことのない温風暖房機の制御装置を提供することを目的としている。
【0008】
また、燃焼中または燃焼停止後、対流用送風機が回転中である場合には、使用者に対流用送風機に触れさせないようにして、使用者にケガをさせてしまうことのない温風暖房機の制御装置を提供することを目的としている。
【0009】
また、機器の内部が冷えていて使用者がファンガードを開いてもよいタイミングを容易に確認することができる使い勝手のよい温風暖房機の制御装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかわる温風暖房機の制御装置は、バーナによって生じた高温ガスを温風として放出する対流用送風機と、この対流用送風機を覆うように設けられ蝶番装置等によって開閉自在に枢着されたファンガードとを備えた温風暖房機において、前記ファンガードの開動作を阻止するロック手段と、機器の内部状態を検知する内部状態検知手段と、この内部状態検知手段によって検知された内部状態に基いて前記ロック手段を制御する制御手段とを備えたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態1を図に基づいて説明する。
図1は本発明の実施の形態1を示す温風暖房機の制御装置のブロック図である。図1において、温風暖房機の本体1の内部には、気化した液体燃料の燃焼を行っているバーナ2、このバーナ2での燃焼によって生じた高温ガスを上方に導く燃焼筒3、この燃焼筒3から出た高温ガスと対流用ファン4により送られる外部空気と混合する風路5、前記対流用ファン4を回転駆動させるファンモータ6等が設けられている。前記本体1の背面には内部へのホコリや異物の進入を防ぐためのファンガード7が取り付けられており、前記ファンモータ6はネジ等によってファンガード7の内側に取り付けられ、対流用ファン4はナット等によってファンモータ6の回転軸に取り付けられている。
【0012】
図2に示すように、ファンガード7は本体1の背面に設けられた空気取入口8の周縁部に蝶番装置9によって一辺が回動自在に取り付けられている。蝶番装置9を取り付けた側の一辺と相対する側のファンガード7の一辺は本体1の背面に設けられたネジ穴1a,1bに螺入する2個の摘みネジ10a,10bによって本体1の背面に固定される。前記2個の摘みネジ10a,10bは使用者が手で摘んで絞めたり外したりすることができるもので、図2のように、2個の摘みネジ10a,10bを外し、蝶番装置9を支点としてファンガード7を開けば、対流用ファン4を簡単に外部に取り出すことができる構成になっている。
【0013】
機器の内部状態検知手段としての内部温度検知手段11は、例えば、燃焼筒3の温度を検知する温度センサ(図示せず)等で構成され、機器の内部温度を検知する。ロック手段12はソレノイド13と上下動をするロッド14とで構成され、ソレノイド13への通電を制御することにより前記ファンガード7の開動作が阻止されるように構成している。予め記憶されたプログラムに従って温風暖房機全体の制御を行う制御部15は操作部16の運転スイッチや各種設定スイッチからの信号、前記温度センサ等からの信号に基いてバーナ2での燃焼、対流用ファン4を回転駆動するファンモータ6、ソレノイド13、表示部17等への通電をそれぞれ制御する。
【0014】
次に、実施の形態1の動作について図3に示すフローチャートを用いて説明する。
図3において、使用者が本体1に設けられた操作部16に配置された運転スイッチ(図示せず)を“ON”にすると(ステップS1)、このON信号を受けて、制御部15はソレノイド13を制御し、ファンガード7の開動作を阻止するようにロック手段12のロッド14を上方へ移動させて、ファンガード7の施錠を行う(ステップS2)。同時に表示部17に設けられた専用の表示ランプ(図示せず)を点灯または点滅させることによって、ファンガード7がロック手段12によって施錠状態となっていることを使用者に知らせる(ステップS3)。そして、バーナ2での燃焼を開始する(ステップS4)と同時に、ファンモータ6への通電を行い、対流用ファン4の回転数制御を開始する(ステップS5)。その後、運転スイッチが“OFF”になるまで、ステップS2〜S4の動作を繰り返すことになる。
【0015】
一方、使用者が操作部16の運転スイッチ(図示せず)を“OFF”にすると(ステップS1)、このOFF信号を受けて制御部15はバーナ2での燃焼を停止し、消火処理を行う(ステップS6)。消火後、一定時間は燃焼中に発生した熱により高温になっている本体1内部を冷却するために、対流用ファン4はそのまま回転させて冷却を行う(ステップS7)。その後、本体1内部が充分に冷えると、ファンモータ6への通電を停止して対流用ファン4の回転を停止する(ステップS8)。
【0016】
次に、、内部温度検知手段11によって検知された内部温度が一定温度未満(例えば50℃未満)であるかどうかを比較し(ステップS9)、一定温度未満となるまで、この比較動作を繰り返す。ステップS9で、内部温度が一定温度未満となると、制御部15はソレノイド13を制御し、ファンガード7の開動作を行えるようにロック手段12のロッド14を下方へ移動させて、ファンガード7の解錠を行う(ステップS10)。同時に表示部17に設けられた専用の表示ランプ(図示せず)を消灯させることによって、ファンガード7が解錠状態となっていることを使用者に知らせる(ステップS11)。
【0017】
ここで、実施の形態1では、機器の内部温度を検知する内部温度検知手段11は燃焼筒3の温度を検知するようにしているが、温風暖房器には、バーナ2に気化した燃料を送るために、燃料を気化させるための気化器(図示せず)が備えられており、この気化器温度を検知してもよく、また、風路5の温度を検知するようにしてもよい。
【0018】
以上のように、本発明の実施の形態1によれば、燃焼中または燃焼停止後、機器の内部が高温であるときには、ファンガード7を開くことができず、使用者が高温となっている機器の内部に触れてしまうという恐れがなくなる。また、ロック手段12が施錠状態であるか解錠状態であるかを表示部17で確認することができ、使用者がファンガード7を開くことができるタイミングが分かりやすくなる。
【0019】
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2について説明する。
図4は本発明の実施の形態2を示す温風暖房機のブロック図であり、図5はその制御動作を示すフローチャートである。
図4において、16は内部状態検知手段としての対流用ファン4の回転数を検知する回転数検知手段である。なお、それ以外は実施の形態1と同一構成であるから、説明は省略する。
【0020】
図5において、ステップS1〜S5までの動作は、図3で上述した実施の形態1の動作と同一なので、説明は省略し、相違する部分についてのみ説明する。
【0021】
使用者が操作部16の運転スイッチ(図示せず)を“OFF”にすると(ステップS1)、このOFF信号を受けて、制御部15はバーナ2での燃焼を停止し、消火動作を行う(ステップS6)。その後、ステップS7において、本体1内部が充分に冷えると、ステップS8においてファンモータ6への通電を停止して対流用ファン4の回転を停止し、次に、対流用ファン4の回転数を検知する回転数検知手段11bによって検知された回転数が一定回転数未満(例えば10rpm未満)であるかどうかを比較し(ステップS9a)、一定回転数未満となるまでステップS9aで比較動作を繰り返す。対流用ファン4の回転数が一定回転数未満となると、制御部15はソレノイド13を制御し、ファンガード7の開動作を行えるようにロック手段12のロッド14を下方へ移動させて、ファンガード7の解錠を行う(ステップS10)。同時に表示部17に設けられた専用の表示ランプ(図示せず)を消灯させることによって、ファンガード7が解錠状態となっていることを使用者に知らせる(ステップS11)。
【0022】
以上のように、この実施の形態2によれば、燃焼中または燃焼停止後、対流用ファン4が所定回転数以上で回転中であるときには、ファンガード7を開くことができず、使用者が回転中の対流用ファン4に触れてケガをしてしまうというおそれがなくなる。また、ロック手段12が施錠状態であるか解錠状態であるかを表示部17で確認することができ、使用者がファンガード7を開くことができるタイミングが分かりやすくなる。
【0023】
【発明の効果】
以上のようなこの発明によれば、燃焼中または機器の運転スイッチが切られた直後、機器の内部が高温であったり、前記対流用ファンが一定回転数以上で回転中であったりするときには、ロック手段により前記ファンガードの開動作が阻止されているので、使用者が高温となっている機器の内部に触れて火傷をしてしまったり、回転中の対流用ファンに触れてケガをしまったりするおそれがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1を示す温風暖房機のブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態1を示す温風暖房機のファンガードを開いた状態の背面図である。
【図3】本発明の実施の形態1の温風暖房機の動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態2の温風暖房機のブロック図である。
【図5】本発明の実施の形態2の温風暖房機の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 温風暖房機の本体
2 バーナ
4 対流用ファン
6 ファンモータ
7 ファンガード
9 蝶番装置
10a 摘みネジ
10b 摘みネジ
11a 内部温度検知手段
11b 回転数検知手段
12 ロック手段
13 ソレノイド
14 ロッド
15 制御部
16 操作部
17 表示部
Claims (4)
- バーナによって生じた高温ガスを温風として放出する対流用送風機と、この対流用送風機を覆うように設けられ蝶番装置等によって開閉自在に枢着されたファンガードとを備えた温風暖房機において、前記ファンガードの開動作を阻止するロック手段と、機器の内部状態を検知する内部状態検知手段と、この内部状態検知手段によって検知された内部状態に基いて前記ロック手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする温風暖房機の制御装置。
- 前記内部状態検知手段は、機器の内部温度を検知する内部温度検知手段であって、この内部温度検知手段によって検知された機器の内部温度が所定温度以上である場合に、前記制御手段は、前記ファンガードの開動作を阻止するように前記ロック手段を制御することを特徴とする請求項1記載の温風暖房機の制御装置。
- 前記内部状態検知手段は、前記対流用送風機の回転数を検知する回転数検知手段であって、この回転数検知手段によって検知された前記対流用送風機の回転数が所定回転数以上である場合に、前記制御手段は、前記ファンガードの開動作を阻止するように前記ロック手段を制御することを特徴とする請求項1記載の温風暖房機の制御装置。
- 前記ロック手段の作動状態または非作動状態を表示する表示手段を備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の温風暖房機の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003090591A JP2004294030A (ja) | 2003-03-28 | 2003-03-28 | 温風暖房機の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003090591A JP2004294030A (ja) | 2003-03-28 | 2003-03-28 | 温風暖房機の制御装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004294030A true JP2004294030A (ja) | 2004-10-21 |
Family
ID=33404181
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003090591A Pending JP2004294030A (ja) | 2003-03-28 | 2003-03-28 | 温風暖房機の制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004294030A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010101597A (ja) * | 2008-10-27 | 2010-05-06 | Orion Mach Co Ltd | 保存庫のファンフード装置 |
JP2010175162A (ja) * | 2009-01-30 | 2010-08-12 | Orion Mach Co Ltd | 保存庫のファンフード装置 |
CN110454984A (zh) * | 2019-07-31 | 2019-11-15 | 华帝股份有限公司 | 一种恒温燃气热水器的控制方法及燃气热水器 |
-
2003
- 2003-03-28 JP JP2003090591A patent/JP2004294030A/ja active Pending
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JP2010175162A (ja) * | 2009-01-30 | 2010-08-12 | Orion Mach Co Ltd | 保存庫のファンフード装置 |
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