JP2004292047A - 食品用包装フィルムの保持具 - Google Patents
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Abstract
【課題】フィルムの巻き込みを防止し、容器の蓋の開け閉め時埃又はゴミ又は汚れ水等を容器内に導き込むことが無く、且つ、広告媒体として使用できる食品用包装フィルムの保持具を提供する。
【解決手段】平坦な主体の適宜位置に屈曲部を介して狭持片を設け、前記狭持片に切り裂きを介して軸体を形成したことである。
【選択図】 図3
【解決手段】平坦な主体の適宜位置に屈曲部を介して狭持片を設け、前記狭持片に切り裂きを介して軸体を形成したことである。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ロール状に巻かれた、食品用包装フィルムの容器内に於ける保持具に関する物である。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ロール状に巻かれた食品用包装フィルム(商品名サランラップ、又はクレラップ等)は、一般に紙製の容器に収納され、流通し実用に供せられているが、紙製の容器から所定の長さを引き出して食品等を包み込む際、容器に装着された刃で切断するが、フィルムを引き出す際、フィルム自体が自着作用を有するため、ロール状に巻かれたフィルムは表面が密着し、剥離に抵抗が生じスムースに引き出し難く、このため容器の側面に切り込みを設け、指等でこの切り込みを押し込むことにより、ロール状の軸心の管を保持する物が実用に供せられている。
【0003】
しかし、上記方法によると、容器の側面の押し込んで保持するため頂点が高く狭くなりピラミット状に形成され、又、押し込んだだけで支える力がなく、極めて貧弱な応力によって支えている。
これは、基に下るほど直径が広がり、保持部分の側面はテーパー状となり、このためフィルム端を引き出そうとすると、剥離抵抗によって軸心は容器の口方向に引き寄せられ、テーパー面を滑動し、押し込まれて形成された軸部分は容易に元の平らな状態まで押し戻されるため、軸心は簡単に軸部分から脱落する。
【0004】
又、容器が紙製であることから、台所等水回りに近い場所での保管、又は使用する機会が多いため、容器を形成する紙が湿気を吸収し、軟化し易く、この場合は、特に容器の持つ保持力が低下するため、前記の現象は顕著である。
【0005】
又、フィルムが脱落した状態のまま使用し、フィルムを切り取った場合、軸心は容器の口付近間で引き上げられてあり、切り取って刃の装着された蓋を押さえた指を離すと、軸心の重みによって落下するが、この時フィルムの端を容器内部に引き込んでしまう。
この欠点を解消するために粘着剤等を容器の外部の面に設けた物が実用に供せられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術に依れば、容器内に於いてロール状にフィルムを巻いた芯が一定の位置に保持されない結果、フィルム端の巻き込みが生ずる物で、粘着剤等を用いることなく、安定的にフィルム端を容器外に残すことができ、且つ、フィルム使用するに当たり、絶えず蓋の開け閉めをする必要があるが、この時の、埃やゴミ等が容器内に侵入する不衛生を防止し、広告媒体等として使用できる食品用包装フィルムの保持具を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
略コ字状に形成される主体に該食品用包装フィルムの軸心を保持し、前記主体の端部を該食品用包装フィルムと共に容器内に挿入し、該食品用包装フィルムと共に前記容器内部の一定の位置に安定的に保持し、且つ、前記容器内に於いて、前記容器口部に露出する該食品用包装フィルムをカバーする手段を備えたことである。
【0008】
尚、ここに言う該食品用包装フィルムと共に前記容器内部の一定の位置に安定的に保持し、且つ、前記容器内に於いて前記容器の口部に露出する該食品用包装フィルムをカバーする手段とは、略コ字状の主体の対向する面に軸心に挿入する軸体を設けると共に、前記主体の背面が前記容器の口部と近似した大きさであって、隙間の少ない大きさに形成し、前記容器の口部を覆うことである。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明によれば、コ字状の主体1を構成する方法として、板状の主体1の適宜位置に、屈曲部2を設け、屈曲部2はヒンジ性をを有していることも良く、屈曲部2、2を介して略コ字状の主体1を形成してもよく、屈曲部2、2は複数回折れ曲がる程度か、又は、ヒンジであっても良く、屈曲部2から端部5にかけての適宜位置に欠切23、23を介して、舌片3を設け、舌片3の端部付近に舌片3、3の先端部付近を固着する手段を設ける。
【0010】
この時、舌片3、3の先端部を固着する手段として、貼着又は挿着又はステップラーに依る固着、又はハトメ又はリベット等によりカシメてよく、舌片3、3の先端部付近を固着することによって形成される軸体33は、ロール状に巻かれたフィルムの軸心を挿入し、フィルム50の引き出し時の軸心の回動を円滑ならしめ、且つ、フィルム50の脱落又は飛び出しを完全に防止するための強固な軸体33を構成している。
【0011】
従って、主体1は屈曲部2から折り曲げて、食品用包装フィルム50(以下、フィルムと言う)の軸心を保持した状態に於いて、フィルム50と共に容器15の容器口部55から容器15内に挿入が容易で、且つ、容器15の内部に挿入したフィルム50を容器15と組み合わせた状態で完全にカバーし、フィルム50の引き出すための隙間14をできうる限り小さく構成し、埃、又はゴミ等を容器15内に侵入することのない隙間14であることが望ましく、従って、屈曲部2から端部5の先端までの距離は、容器15の深さ以内であることが望ましい。
【0012】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面(図1、図2、図3、図4)に基づいてコ字状の主体1のほんの一例を説明すると、紙又は合成樹脂等の素材を用いて、平坦な板状の主体1を形成し、主体1の適宜位置に屈曲部2、2を設け、この屈曲部2、2を介してコ字状の主体1を形成している。
【0013】
更に、屈曲部2を介してコ字状の端部5の、略中央付近に略コ字状の(略コ字状は、ほんの一例で、例えば略U字状、略V字状その他、舌片の形状を形成するに足りる形状であればよい)欠切23、23を設け、この欠切23、23を介して舌片3、3を形成し、舌片3、3の基部に折り曲げ部4、4を形成し、この折り曲げ部4、4を介して舌片3、3を折り曲げて立ち上げた状態に於いて、舌片3、3が横揺れ又は倒れること無く、安定的、且つ、強固に巻き心の管を保持するために貼着する手段を設けるとよい。
【0014】
この場合、粘着、又は接着等に依ることも可能で、例えば、両面粘着紙等を設け使用に際し、舌片3、3先端部付近を固着することによって、強固な軸体33、33を形成することもできる(図3、この図に於いては、欠切23を略U字状に示している)。
【0015】
従って、主体1の大きさは屈曲部2を折り曲げてフィルム50を保持した状態に於いて、容器15に挿入可能であって、且つ、容器15と主体1の関係は、フィルム50を引き出すに必要な隙間14を除いて、隙間のない状態であることが望ましい。
舌片3、3の強度はフィルム50を引き出すに際し、軸心は回動するが、フィルム50を引っ張る場合に生ずる引っ張り力に耐えうる強度で構成してあることが望ましい。
【0016】
上記の如くであるから、これを用いるには舌片3、3、3、3引き起こし、折り曲げ部4、4、4、4から折り曲げて舌片3、3、3、3を貼着し、軸体33、33を形成(図3)した後、屈曲部2、2から折り曲げながらフィルム端51が若干、容器15の外に懸吊する状態にして、フィルム50の軸心の管に舌片3によって構成された軸体33、33を挿入し、略コの字状に形成された主体1を容器口部55から容器15内に挿入する。
【0017】
容器15の蓋16が閉じかけた状態に於いて、フィルム端51を引き出すと、主体1の端部5の略中央に設けた舌片3、3に依って形成された軸体33は容器15の側部に支持されており、かてて加えて軸体33がフィルム50の軸心である管の内部深く挿入され、脱落しない位置まで到達しており、且つ、複数の舌片3、3の先端部付近を固着して構成することにより、舌片3、3が支え合う結果外的応力が著しく増し、強度も充分であるから、フィルム端51の引き出し作業に依って生ずる軸心の踊りに対し、軸心を完全に回動自在に保持しているから、フィルム50の引き出し、及び切断作業は容易となるばかりでなく、フィルム50を切断後も安定的に軸心を保持するため、フイルム50が容器15の底に落下することによって生ずる、フィルム端51を容器15内に引き込む現象は皆無となる。
【0018】
更に、容器口部55は主体1に依って最小限度の隙間14を残してガードされているから、容器15の蓋16の頻繁な開け閉めに対しても、埃やゴミ又は汚れ水のはねが附着する等の不衛生要因を容器15内に拾い込むことは全くなる。
又、主体面13は蓋16を開けている間、目線が手元に注がれるため、目に付きやすく、広告媒体として効果的に有効利用することができる。
【0019】
図5は第2実施例の舌片3、3の固着方法を示すもので、舌片3の一方の適宜位置に切り裂き6を設け他方の舌片3の適宜位置に挿着舌片7を設けることも可能で、この場合、舌片3、3折り曲げ部4、4から折り曲げて立ち上がった一方の舌片3に設けた切り裂き6にもう一方の舌片3に設けた挿着舌片7を挿着して軸体33(図示しない)を構成してもよく、切り裂き6に挿着舌片7を差し込むことにより、軸体33の先端部が保持される結果、フィルム端51(図示しない)を引き出した場合、軸心の管の内面と、軸体33との関係によって生ずる摩擦力で、軸体33に捻れや、歪みが生じることがないため、第1実施例と同様の作用及び効果を得ることができる。
【0020】
図6は第3実施例の舌片3、3による軸の構成方法を示すもので、舌片3、3のそれぞれの適宜位置に咬止させるための切り裂き8、8を設けることも可能で、切り裂き8、8を互いに咬止させることにより、軸体33(図示しない)を構成し、舌片3、3の先端部を保持して軸体33を構成することができ、本実施例に於いても他の実施例と同様の作用及び効果を得ることができる。
【0021】
図7、図8は本発明の第4実施例の軸を構成する方法で、主体1の端部5の適宜位置に開口部9、9を設けてあり(図示しないが主体1の他の端部も同様に開口部が設けてある)、この開口部9、9に図8の舌片10を挿入し、曲折部11、11を介して折り曲げて、貼着部12を貼着して軸体33(図示しないが)を形成することも可能であり、本発明の食品用包装フィルムの保持具は、フィルム50(図示しない)の容器15(図示しない)内に挿入される物であるから、軸体33(図示しない)の付け根部分が若干の不安定であっても、容器15に依って外部から保持され安定化するため、他の実施例と同様の作用及び効果を得ることができる。
【0022】
本発明の第5実施例、図9は主体1の一部(屈曲部とその周辺を表す斜視図)で、図10は軸を形成する軸体を示す斜視図で、ある程度の厚みを有する紙又は合成樹脂等の扁平な素材を用いて、フィルム50(図示しない)の軸心の管に挿入可能な幅で、曲部11、11を介して折り曲げ、固着部12を介して立ち上げた状態の軸体を形成し、端部5の略中央に固着部13を介して貼着し、軸体33を構成する(図2参照)ことも可能で、他の実施例と同様の作用及び効果を得ることができる物である。
【0023】
図11は本発明の第6実施例の主体を示す斜視図で、ほんの一例ではあるが、特に主体1にを紙を用いた場合、食品包装用フィルムを使用する場所は台所等水回りに近く、常に湿気を多く含む空気に触れることが多いため、湿気を吸収した紙が柔らかく成る場合がある。
このため主体1の少なくとも一方の側部に補強部18を設け、ヒンジ19を介してX方向に凡そ破線位置程度まで立ち上げてL字状をに形成し、容器15内にフィルム50と共に挿入(図4参照)することに依って、平面方向のみの主体1に側面方向の補強部18が形成され、容器口部55を覆う役割(図4参照)を安定的に果たすことができるほか他の実施例と同様の作用及び効果を得ることができる。
【0024】
図12は第7実施例を示す斜視図で、適宜な厚みのコ字状の主体20の端部21、21内側面に軸22を形成してもよく、この場合合成樹脂を素材として射出成型により形成すると良く、この場合、フィルム50(図示しない)をセットるには、端部21、21を若干、外側に広げて軸22、22を軸心の管状に挿入すれば良く、この時、端部21、21の対向する面の距離が軸心の長さより若干長く構成するとよく、主体20が若干反り返ることにより、軸心の管状は極めて容易に挿脱でき、他の実施例と同様の作用及び効果を得ることができる。
【0025】
図13は第8実施例を示す斜視図で、合成樹脂又はゴム等から成る略L字状の主体30の適宜位置にヒンジ部31を設けこのヒンジ部31を介してコ字じょうの保持具を構成することもでき、コ字状の端部の対向する面に軸22、22を設けてあり、フィルム50の巻き芯の管に軸22、22を挿着し(図14)
容器内に、主体30の背面が露出する方向で挿入し使用する物で、他の実施例と同様の作用及び効果を得ることができる。
【0026】
【発明の効果】
上記の如くであるから、フィルムの切断後、フィルム端の巻き込みが生ずることがないため、容器の面に粘着部等を設ける必要が無く、安定的にフィルム端を容器外に残すことができる。
又、使用するに当たり、絶えず蓋の開け閉めをしても、埃やゴミ又は汚れ水の跳ね等の不衛生要因が容器内に侵入することは全くない。
更に、容器の開口部全面をカバーするだけの面積を有す、使用に当たって容器の蓋は常に開閉するため、視線の範囲内にあり、広告媒体としても有効に作用する食品用包装フィルムの保持具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の食品用包装フィルムの保持具の展開図を示す斜視図である。
【図2】軸体部分を示す一部切り欠きの斜視図である。
【図3】本発明の第1実施例を示す斜視図である。
【図4】本発明の第1実施例の保持具を容器に挿入した状態を示す斜視図である。
【図5】本発明に第2実施例を示す一部切り欠きの展開図の斜視図である。
【図6】本発明の第3実施例を示す一部切り欠きの展開図の斜視図である。
【図7】本発明の第4実施例の主体の一部を示し斜視図である。
【図8】本発明の第4実施例の舌片の展開図の斜視図である。
【図9】本発明の第5実施例の主体の一部を示す展開図の斜視図である。
【図10】本発明の第5実施例を示す舌片の斜視図ある。
【図11】本発明の体6実施例を示す斜視図である。
【図12】本発明の第7実施例を示す斜視図である。
【図13】本発明の第8実施例を示す斜視図である。
【図14】本発明の第8実施例に、食品包装用フィルムを保持した状態を示す、斜視図である。
【符号の説明】
1 主体
2 屈曲部
23 欠切
3 舌片
33 軸体
4 折り曲げ部
5 端部
13 主体面
14 隙間
15 容器
55 容器口部
16 蓋
17 切断用刃部
50 フィルム
51 フィルム端
6 切り裂き
7 挿着舌片
8 切り欠き
9 開口部
10 舌片
11 曲折部
12 貼着部
18 補強部
19 ヒンジ
20 コ字状主体
21 側片
22 軸
30 L字状の主体
31 ヒンジ
【発明の属する技術分野】
この発明は、ロール状に巻かれた、食品用包装フィルムの容器内に於ける保持具に関する物である。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ロール状に巻かれた食品用包装フィルム(商品名サランラップ、又はクレラップ等)は、一般に紙製の容器に収納され、流通し実用に供せられているが、紙製の容器から所定の長さを引き出して食品等を包み込む際、容器に装着された刃で切断するが、フィルムを引き出す際、フィルム自体が自着作用を有するため、ロール状に巻かれたフィルムは表面が密着し、剥離に抵抗が生じスムースに引き出し難く、このため容器の側面に切り込みを設け、指等でこの切り込みを押し込むことにより、ロール状の軸心の管を保持する物が実用に供せられている。
【0003】
しかし、上記方法によると、容器の側面の押し込んで保持するため頂点が高く狭くなりピラミット状に形成され、又、押し込んだだけで支える力がなく、極めて貧弱な応力によって支えている。
これは、基に下るほど直径が広がり、保持部分の側面はテーパー状となり、このためフィルム端を引き出そうとすると、剥離抵抗によって軸心は容器の口方向に引き寄せられ、テーパー面を滑動し、押し込まれて形成された軸部分は容易に元の平らな状態まで押し戻されるため、軸心は簡単に軸部分から脱落する。
【0004】
又、容器が紙製であることから、台所等水回りに近い場所での保管、又は使用する機会が多いため、容器を形成する紙が湿気を吸収し、軟化し易く、この場合は、特に容器の持つ保持力が低下するため、前記の現象は顕著である。
【0005】
又、フィルムが脱落した状態のまま使用し、フィルムを切り取った場合、軸心は容器の口付近間で引き上げられてあり、切り取って刃の装着された蓋を押さえた指を離すと、軸心の重みによって落下するが、この時フィルムの端を容器内部に引き込んでしまう。
この欠点を解消するために粘着剤等を容器の外部の面に設けた物が実用に供せられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術に依れば、容器内に於いてロール状にフィルムを巻いた芯が一定の位置に保持されない結果、フィルム端の巻き込みが生ずる物で、粘着剤等を用いることなく、安定的にフィルム端を容器外に残すことができ、且つ、フィルム使用するに当たり、絶えず蓋の開け閉めをする必要があるが、この時の、埃やゴミ等が容器内に侵入する不衛生を防止し、広告媒体等として使用できる食品用包装フィルムの保持具を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
略コ字状に形成される主体に該食品用包装フィルムの軸心を保持し、前記主体の端部を該食品用包装フィルムと共に容器内に挿入し、該食品用包装フィルムと共に前記容器内部の一定の位置に安定的に保持し、且つ、前記容器内に於いて、前記容器口部に露出する該食品用包装フィルムをカバーする手段を備えたことである。
【0008】
尚、ここに言う該食品用包装フィルムと共に前記容器内部の一定の位置に安定的に保持し、且つ、前記容器内に於いて前記容器の口部に露出する該食品用包装フィルムをカバーする手段とは、略コ字状の主体の対向する面に軸心に挿入する軸体を設けると共に、前記主体の背面が前記容器の口部と近似した大きさであって、隙間の少ない大きさに形成し、前記容器の口部を覆うことである。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明によれば、コ字状の主体1を構成する方法として、板状の主体1の適宜位置に、屈曲部2を設け、屈曲部2はヒンジ性をを有していることも良く、屈曲部2、2を介して略コ字状の主体1を形成してもよく、屈曲部2、2は複数回折れ曲がる程度か、又は、ヒンジであっても良く、屈曲部2から端部5にかけての適宜位置に欠切23、23を介して、舌片3を設け、舌片3の端部付近に舌片3、3の先端部付近を固着する手段を設ける。
【0010】
この時、舌片3、3の先端部を固着する手段として、貼着又は挿着又はステップラーに依る固着、又はハトメ又はリベット等によりカシメてよく、舌片3、3の先端部付近を固着することによって形成される軸体33は、ロール状に巻かれたフィルムの軸心を挿入し、フィルム50の引き出し時の軸心の回動を円滑ならしめ、且つ、フィルム50の脱落又は飛び出しを完全に防止するための強固な軸体33を構成している。
【0011】
従って、主体1は屈曲部2から折り曲げて、食品用包装フィルム50(以下、フィルムと言う)の軸心を保持した状態に於いて、フィルム50と共に容器15の容器口部55から容器15内に挿入が容易で、且つ、容器15の内部に挿入したフィルム50を容器15と組み合わせた状態で完全にカバーし、フィルム50の引き出すための隙間14をできうる限り小さく構成し、埃、又はゴミ等を容器15内に侵入することのない隙間14であることが望ましく、従って、屈曲部2から端部5の先端までの距離は、容器15の深さ以内であることが望ましい。
【0012】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面(図1、図2、図3、図4)に基づいてコ字状の主体1のほんの一例を説明すると、紙又は合成樹脂等の素材を用いて、平坦な板状の主体1を形成し、主体1の適宜位置に屈曲部2、2を設け、この屈曲部2、2を介してコ字状の主体1を形成している。
【0013】
更に、屈曲部2を介してコ字状の端部5の、略中央付近に略コ字状の(略コ字状は、ほんの一例で、例えば略U字状、略V字状その他、舌片の形状を形成するに足りる形状であればよい)欠切23、23を設け、この欠切23、23を介して舌片3、3を形成し、舌片3、3の基部に折り曲げ部4、4を形成し、この折り曲げ部4、4を介して舌片3、3を折り曲げて立ち上げた状態に於いて、舌片3、3が横揺れ又は倒れること無く、安定的、且つ、強固に巻き心の管を保持するために貼着する手段を設けるとよい。
【0014】
この場合、粘着、又は接着等に依ることも可能で、例えば、両面粘着紙等を設け使用に際し、舌片3、3先端部付近を固着することによって、強固な軸体33、33を形成することもできる(図3、この図に於いては、欠切23を略U字状に示している)。
【0015】
従って、主体1の大きさは屈曲部2を折り曲げてフィルム50を保持した状態に於いて、容器15に挿入可能であって、且つ、容器15と主体1の関係は、フィルム50を引き出すに必要な隙間14を除いて、隙間のない状態であることが望ましい。
舌片3、3の強度はフィルム50を引き出すに際し、軸心は回動するが、フィルム50を引っ張る場合に生ずる引っ張り力に耐えうる強度で構成してあることが望ましい。
【0016】
上記の如くであるから、これを用いるには舌片3、3、3、3引き起こし、折り曲げ部4、4、4、4から折り曲げて舌片3、3、3、3を貼着し、軸体33、33を形成(図3)した後、屈曲部2、2から折り曲げながらフィルム端51が若干、容器15の外に懸吊する状態にして、フィルム50の軸心の管に舌片3によって構成された軸体33、33を挿入し、略コの字状に形成された主体1を容器口部55から容器15内に挿入する。
【0017】
容器15の蓋16が閉じかけた状態に於いて、フィルム端51を引き出すと、主体1の端部5の略中央に設けた舌片3、3に依って形成された軸体33は容器15の側部に支持されており、かてて加えて軸体33がフィルム50の軸心である管の内部深く挿入され、脱落しない位置まで到達しており、且つ、複数の舌片3、3の先端部付近を固着して構成することにより、舌片3、3が支え合う結果外的応力が著しく増し、強度も充分であるから、フィルム端51の引き出し作業に依って生ずる軸心の踊りに対し、軸心を完全に回動自在に保持しているから、フィルム50の引き出し、及び切断作業は容易となるばかりでなく、フィルム50を切断後も安定的に軸心を保持するため、フイルム50が容器15の底に落下することによって生ずる、フィルム端51を容器15内に引き込む現象は皆無となる。
【0018】
更に、容器口部55は主体1に依って最小限度の隙間14を残してガードされているから、容器15の蓋16の頻繁な開け閉めに対しても、埃やゴミ又は汚れ水のはねが附着する等の不衛生要因を容器15内に拾い込むことは全くなる。
又、主体面13は蓋16を開けている間、目線が手元に注がれるため、目に付きやすく、広告媒体として効果的に有効利用することができる。
【0019】
図5は第2実施例の舌片3、3の固着方法を示すもので、舌片3の一方の適宜位置に切り裂き6を設け他方の舌片3の適宜位置に挿着舌片7を設けることも可能で、この場合、舌片3、3折り曲げ部4、4から折り曲げて立ち上がった一方の舌片3に設けた切り裂き6にもう一方の舌片3に設けた挿着舌片7を挿着して軸体33(図示しない)を構成してもよく、切り裂き6に挿着舌片7を差し込むことにより、軸体33の先端部が保持される結果、フィルム端51(図示しない)を引き出した場合、軸心の管の内面と、軸体33との関係によって生ずる摩擦力で、軸体33に捻れや、歪みが生じることがないため、第1実施例と同様の作用及び効果を得ることができる。
【0020】
図6は第3実施例の舌片3、3による軸の構成方法を示すもので、舌片3、3のそれぞれの適宜位置に咬止させるための切り裂き8、8を設けることも可能で、切り裂き8、8を互いに咬止させることにより、軸体33(図示しない)を構成し、舌片3、3の先端部を保持して軸体33を構成することができ、本実施例に於いても他の実施例と同様の作用及び効果を得ることができる。
【0021】
図7、図8は本発明の第4実施例の軸を構成する方法で、主体1の端部5の適宜位置に開口部9、9を設けてあり(図示しないが主体1の他の端部も同様に開口部が設けてある)、この開口部9、9に図8の舌片10を挿入し、曲折部11、11を介して折り曲げて、貼着部12を貼着して軸体33(図示しないが)を形成することも可能であり、本発明の食品用包装フィルムの保持具は、フィルム50(図示しない)の容器15(図示しない)内に挿入される物であるから、軸体33(図示しない)の付け根部分が若干の不安定であっても、容器15に依って外部から保持され安定化するため、他の実施例と同様の作用及び効果を得ることができる。
【0022】
本発明の第5実施例、図9は主体1の一部(屈曲部とその周辺を表す斜視図)で、図10は軸を形成する軸体を示す斜視図で、ある程度の厚みを有する紙又は合成樹脂等の扁平な素材を用いて、フィルム50(図示しない)の軸心の管に挿入可能な幅で、曲部11、11を介して折り曲げ、固着部12を介して立ち上げた状態の軸体を形成し、端部5の略中央に固着部13を介して貼着し、軸体33を構成する(図2参照)ことも可能で、他の実施例と同様の作用及び効果を得ることができる物である。
【0023】
図11は本発明の第6実施例の主体を示す斜視図で、ほんの一例ではあるが、特に主体1にを紙を用いた場合、食品包装用フィルムを使用する場所は台所等水回りに近く、常に湿気を多く含む空気に触れることが多いため、湿気を吸収した紙が柔らかく成る場合がある。
このため主体1の少なくとも一方の側部に補強部18を設け、ヒンジ19を介してX方向に凡そ破線位置程度まで立ち上げてL字状をに形成し、容器15内にフィルム50と共に挿入(図4参照)することに依って、平面方向のみの主体1に側面方向の補強部18が形成され、容器口部55を覆う役割(図4参照)を安定的に果たすことができるほか他の実施例と同様の作用及び効果を得ることができる。
【0024】
図12は第7実施例を示す斜視図で、適宜な厚みのコ字状の主体20の端部21、21内側面に軸22を形成してもよく、この場合合成樹脂を素材として射出成型により形成すると良く、この場合、フィルム50(図示しない)をセットるには、端部21、21を若干、外側に広げて軸22、22を軸心の管状に挿入すれば良く、この時、端部21、21の対向する面の距離が軸心の長さより若干長く構成するとよく、主体20が若干反り返ることにより、軸心の管状は極めて容易に挿脱でき、他の実施例と同様の作用及び効果を得ることができる。
【0025】
図13は第8実施例を示す斜視図で、合成樹脂又はゴム等から成る略L字状の主体30の適宜位置にヒンジ部31を設けこのヒンジ部31を介してコ字じょうの保持具を構成することもでき、コ字状の端部の対向する面に軸22、22を設けてあり、フィルム50の巻き芯の管に軸22、22を挿着し(図14)
容器内に、主体30の背面が露出する方向で挿入し使用する物で、他の実施例と同様の作用及び効果を得ることができる。
【0026】
【発明の効果】
上記の如くであるから、フィルムの切断後、フィルム端の巻き込みが生ずることがないため、容器の面に粘着部等を設ける必要が無く、安定的にフィルム端を容器外に残すことができる。
又、使用するに当たり、絶えず蓋の開け閉めをしても、埃やゴミ又は汚れ水の跳ね等の不衛生要因が容器内に侵入することは全くない。
更に、容器の開口部全面をカバーするだけの面積を有す、使用に当たって容器の蓋は常に開閉するため、視線の範囲内にあり、広告媒体としても有効に作用する食品用包装フィルムの保持具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の食品用包装フィルムの保持具の展開図を示す斜視図である。
【図2】軸体部分を示す一部切り欠きの斜視図である。
【図3】本発明の第1実施例を示す斜視図である。
【図4】本発明の第1実施例の保持具を容器に挿入した状態を示す斜視図である。
【図5】本発明に第2実施例を示す一部切り欠きの展開図の斜視図である。
【図6】本発明の第3実施例を示す一部切り欠きの展開図の斜視図である。
【図7】本発明の第4実施例の主体の一部を示し斜視図である。
【図8】本発明の第4実施例の舌片の展開図の斜視図である。
【図9】本発明の第5実施例の主体の一部を示す展開図の斜視図である。
【図10】本発明の第5実施例を示す舌片の斜視図ある。
【図11】本発明の体6実施例を示す斜視図である。
【図12】本発明の第7実施例を示す斜視図である。
【図13】本発明の第8実施例を示す斜視図である。
【図14】本発明の第8実施例に、食品包装用フィルムを保持した状態を示す、斜視図である。
【符号の説明】
1 主体
2 屈曲部
23 欠切
3 舌片
33 軸体
4 折り曲げ部
5 端部
13 主体面
14 隙間
15 容器
55 容器口部
16 蓋
17 切断用刃部
50 フィルム
51 フィルム端
6 切り裂き
7 挿着舌片
8 切り欠き
9 開口部
10 舌片
11 曲折部
12 貼着部
18 補強部
19 ヒンジ
20 コ字状主体
21 側片
22 軸
30 L字状の主体
31 ヒンジ
Claims (1)
- 略コ字状に形成する主体に、該食品用包装フィルムの軸心を保持し、前記主体の端部を該食品用フィルムと共に容器内に挿入し、該食品用包装フィルムと共に前記容器内部の一定の位置に安定的に保持し、且つ、前記容器内に於いて、前記容器口部に露出する該食品用包装フィルムをカバーする手段を備えたことを特徴とする食品用包装フィルムの保持具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003122874A JP2004292047A (ja) | 2003-03-25 | 2003-03-25 | 食品用包装フィルムの保持具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003122874A JP2004292047A (ja) | 2003-03-25 | 2003-03-25 | 食品用包装フィルムの保持具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004292047A true JP2004292047A (ja) | 2004-10-21 |
Family
ID=33410101
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003122874A Pending JP2004292047A (ja) | 2003-03-25 | 2003-03-25 | 食品用包装フィルムの保持具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004292047A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011121603A (ja) * | 2009-12-09 | 2011-06-23 | Mitsubishi Plastics Inc | 保護部材付きロール |
-
2003
- 2003-03-25 JP JP2003122874A patent/JP2004292047A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011121603A (ja) * | 2009-12-09 | 2011-06-23 | Mitsubishi Plastics Inc | 保護部材付きロール |
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