JP2004291517A - アクリル系マーキングフィルム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】アクリル系樹脂60〜90重量部、セルロース系樹脂、エチレン−酢ビ系樹脂から選ばれた少なくとも1種の改質樹脂5〜40重量部、フタル酸エステル等の多塩基酸エステル1〜30重量部からなり、23℃における伸長度が100%以上であるアクリル系マーキングフィルムによって前記課題を解決した。
Description
【発明の属する技術分野】本発明は、各種材料表面を着色もしくは保護するアクリル系マーキングフィルムに関する。さらに詳しくは、屋外用看板・ディスプレイ等に貼りつけて表面を装飾・保護するフィルムであって、張替え後の焼却処理の際も有害な塩素化合物の発生のない、アクリル系フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】屋外看板やディスプレイなどの着色および装飾に、塗料の替りにプラスチック性フィルムを使用することは広く行なわれている。これらのフィルムはマーキングフィルムと総称され、様々な樹脂で製膜された着色フィルムがマーキングフィルムとして使用されている。中でも塩化ビニル樹脂は、所望の色調に着色することが容易であり、価格も安価で、加工性も良いことから、マーキングフィルムとして塩化ビニル樹脂製シートを使用することは広く行なわれている
【0003】しかしながら、マーキングフィルムを適宜貼りかえる際に、塩化ビニル樹脂を用いた着色・装飾フィルムは、使用後に廃棄す時、焼却処理すると塩素系ガスが発生するのでそのままでは焼却することができなかった。塩素系フィルム用焼却炉は、塩素ガス除去用の装置を設ける必要があり、また、処理に際して、副生する有害塩素系有機化合物(ダイオキシン類などに代表される)は社会的な問題となっている。
【0004】そこで、マーキングフィルム用途に有害廃棄物とならない単層または多層のアクリル系樹脂フィルムを用いることも試みられている(特許文献1)。しかしながら、一般に市販されている耐擦傷性に優れたアクリル系フィルムを、前記マーキングフィルムとして使用し、屋外看板等に用いるとフィルムが割れたり、裂けてしまったり、白化したりして、実用に供することは困難であった。
【0005】
【特許文献1】2002年第331619号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術が有していた前述の課題を解決しようとするものであり、柔軟性に優れかつ使用後の焼却によって有害物質を発生することのない、屋外看板やディスプレイの装飾・保護用マーキングフィルムを提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を解決すべくなされたものであり、アクリル系樹脂60〜90重量部、 セルロース系樹脂、エチレン−酢ビ系樹脂から選ばれた少なくとも1種の改質樹脂5〜40重量部、多塩基酸エステル 1〜30重量部からなり、23℃における伸長度が100%以上であるアクリル系マーキングフィルムを提供するものであり、
【0008】好ましくは、該改質樹脂がセルロース系樹脂脂である上記アクリル系マーキングフィルムであり、
【0009】好ましくは当該アクリル樹脂がMMA60〜95部、BAもしくはBMAを5〜40部含む樹脂であることを特徴とする上記のアクリル系フィルムあり、
【0010】好ましくは該多塩基酸エステルがフタル酸エステルである上記アクリル系マーキングフィルムであり、
【0011】好ましくは、基材フィルム層の引き裂き強度が70N/m以上である上記アクリル系マーキングフィルムを提供するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明のアクリル系マーキングフィルムは、アクリル系樹脂と改質用樹脂とからなる樹脂成分とエステル化合物とからなる。
フィルムの素材はアクリル系樹脂であって、ここで言うアクリル系樹脂とは、アクリルモノマーの重合によって製造される樹脂を主成分とする樹脂であり、主成分とするとは、アクリル系樹脂を樹脂成分の50%以上含有する樹脂を意味する。
【0013】上記ポリアクリレ−トとしては、例えば、アクリル酸エステル、アクリル酸メチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−ヒドロキシエチル、アクリル酸2−エチルヘキシルなどをモノマ−として重合した樹脂を挙げることができ、また、上記ポリメタクリレ−トとしては、例えばメタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸ブチル、エチレングリコ−ルジメタクリレ−トなどをモノマ−として重合した樹脂を挙げることができる。
【0014】前記樹脂の中でも常温でのフィルム強度の点から,モノマーとしてメタクリル酸メチル(MMA)、メタクリル酸エチル(EMA)、メタクリル酸ブチル(BMA)、アクリル酸メチル(MA)、アクリル酸エチル(EA)、アクリル酸ブチル(BA)を共重合させた樹脂が好ましく、価格、入手のしやすさを考慮するとMMAとBAもしくはBMA共重合樹脂が最も好ましい。
【0015】MMAとBA(BMA)の割合は常温でのフィルム強度の点から、MMA/BA(BMA)=95/5〜50/50(重量比)、好ましくは80/20〜55/45、特に好ましくは75/25〜60/40である。
【0016】本発明の改質用樹脂としては、弾力性、相溶性、の点から、セルロース系樹脂、エチレン−酢ビ系樹脂を1種又は2種を選択して加えるのが好ましく、伸び白化しにくいことから、セルロース系樹脂を含有することが特に好ましい。
【0017】改質用樹脂とは、アクリル系樹脂が本来持つ特性を損なうことなく、伸び、引き裂き強度、折り曲げ時の割れ等を改良する樹脂であり、セルロース系樹脂としてはTg90℃以上のものが使用される。Tgが90℃未満のセルロース誘導体を使用すると、シートに優れた耐候性を付与することが困難であり、屋外耐候性に優れたシートが得られ難いので、好ましくは100〜190℃、より好ましくは100〜170℃の範囲内のTgを有するセルロース系樹脂を用いるのが良い。
【0018】セルロース系樹脂の分子量は特に制限されるものではないが、一般に数平均分子量が15000以上、特に20,000〜80,000の範囲内のものを用いることが好ましく、それにより優れた屋外耐候性が得られる。
【0019】セルロース系樹脂の種類についても、特に限定されるものではなく、市販の各種のセルロース系樹脂を用いることができるが、通常耐水性に優れまた改質効果の大きいセルロースエステルを使用することが好ましく、特にアシル化率が、10〜90%、好ましくは20〜70%、さらに好ましくは30〜60%の範囲内のセルロースのアシルエステルを用いるのが好適である。
【0020】中でも、セルロースアセテート、セルロースアセテートブチレート、及びセルロースアセテートプロピオネートよりなる群から選ばれる少なくとも1種のセルロースのアシルエステルを、特に好ましくはセルロースアセテートブチレートを用いた時に諸特性が最も優れたシートが得られる。
【0021】セルロース系樹脂の添加量は3〜25重量部、好ましくは5〜10重量部であるのがよい。セルロース系樹脂の含有量が少なすぎると多塩基酸エステルのブリードが発生し、多すぎると伸びの不良、引裂き強度不足を引き起こすので良くない。
【0022】本発明の改質用樹脂としてエチレン−酢ビ系樹脂を用いてもよい。エチレン−酢ビ系樹脂としてはたとえば、ソアブレン(商品名:日本合成化学製)、エバフレックス(商品名:三井デュポンポリケミカル製)、NUC−EVA(商品名:日本ユニカー製)、バイモード(商品名:バイエル製)が挙げられるが溶剤への溶解性の点から、酢ビ含有量が40%以上のものが好ましく、さらに柔軟性を考慮すれば、MFIが5以下であることが特に好ましい。前記好ましい樹脂としては、例えば、エエバフレックスEV40LX、EV45LX(ともに商品名:三井デュポンポリケミカル製)、バイモードL450N、L450P(ともに商品名:バイエル製)等が挙げられる。
【0023】本発明のマーキングフィルムは多塩基酸エステルを含有する。多塩基酸エステルとは、2価以上の酸のエステルを意味し、マーキングフィルムとして特に屋外看板等に貼りつけて使用する際、長期の使用における割れ、裂け、白化等を防止するために有効である。
【0024】該エステル化合物の酸成分としては特に制限されるものではないが、たとえばフタル酸、トリメリット酸等の芳香族カルボン酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸等の長鎖脂肪酸、クエン酸等のヒドロキシカルボン酸、リン酸、アルカリスルフォン酸等があげられ、芳香族カルボン酸、長鎖脂肪酸、ヒドロキシカルボン酸を酸性分とするエステルが好ましく使用される。
【0025】該エステル化合物のアルコール成分としては、メタノール,エタノール、ブタノール等の脂肪族直鎖アルコール類、イソプロパノール、イソデシルアルコール等の脂肪族分岐アルコール類、エチレングリコール、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ等のセロソルブ類、ベンジルアルコール、フェノール、クレジノール、キシレノール等の芳香族アルコール類等が挙げられる。
【0026】該エステル化合物は前記酸成分とアルコール成分のエステルであり、カルボン酸エステル類としては、ジメチルフタレート、ジエチルフタレート、ジブチルフタレート、ジヘプチルフタレート、ジ−2−エチルヘキシルフタレート、ジ−n−オクチルフタレート、ジイソデシルフタレート、ブチルベンジルフタレート、ジイソノニルフタレート、エチルフタリルエチレングリコレート、等のフタル酸エステル類:トリ−2−エチルヘキシルトリメリテート、トリオクチルトリメリテート等のトリメリット酸エステル類:ジメチルアジペート、ジイソブチルアジペート、ジブチルアジペート、ジ−2−エチルヘキシルアジペート、ジイソデシルアジペート、ジブチルジグリコールアジペート等のアジピン酸エステル類:ジメチルアゼレート、ジ−2−エチルヘキシルアゼレート、ジイソデシルアゼレート、ジブチルジグリコールアゼレート等のアゼライン酸エステル類:ジメチルセバケート、ジブチルセバケート、ジ−2−エチルヘキシルセバケ−ト等のセバシン酸エステル類等が挙げられる。
【0027】また、リン酸エステル類としては、トリメチルホスフェート、トリエチルホスフェ−ト、トリブチルホスフェート、トリ−2−エチルヘキシルホスフェ−ト、トリブトキシエチルホスフェ−ト、トリオレイルホスフェ−ト、トリフェニルホスフェ−ト、トリクレジルホスフェ−ト、トリキシレニルホスフェート、クレジルジフェニルホスフェート、キシレニルジフェニルホスフェート、2−エチルヘキシルジフェニルホスフェート等が挙げられる。
【0028】これらのエステル類の中でも、アクリル系樹脂との相溶性、を考えるとフタル酸エステル類、アジピン酸エステル類が好ましく、耐候性 を考慮すれば、フタル酸エステル類が特に好ましい。
【0029】フタル酸エステル類の中でもジブチルフタレート、ジヘプチルフタレート、ジ−2−エチルヘキシルフタレート、ジ−n−オクチルフタレート、ジイソデシルフタレート、ブチルベンジルフタレート、ジイソノニルフタレート、が好ましく ジ−n−オクチルフタレート、ジイソノニルフタレート、が特に好ましく、環境問題を考慮するとジイソノニルフタレートが最も好ましい。
【0030】前記改質樹脂であるセルロース系樹脂、エチレン−酢ビ系樹脂、多塩基酸エステルは単独あるいは併用してアクリル系樹脂に加えることができる。添加量はアクリル系樹脂65〜95重量%に対して改質剤樹脂35〜5重量%、好ましくは、アクリル系樹脂70〜95重量%に対して多塩基酸エステル30〜5重量%、特に好ましくは、アクリル系樹脂80〜90重量%に対して多塩基酸エステル15〜5重量%とするのがよい。多塩基酸エステルが少ないと柔軟性が不十分であり、多すぎると多塩基酸エステルのブリードアウトが発生する。
【0031】前記改質樹脂はセルロース系樹脂、エチレン−酢ビ系樹脂、を併用して用いることができるが、透明性、引き裂き強度を考慮するとセルロース系樹脂とエチレン−酢ビ系樹脂または多塩基酸エステルを併用することが好ましく、セルロース系樹脂と多塩基酸エステルを併用するのが最も好ましい。
【0032】改質樹脂の割合は、セルロース系樹脂/多塩基酸エステル=1/10〜10/1(重量比)、好ましくは 1/5〜5/1、特に好ましくは1/3〜2/1であるのがよい。セルロース系樹脂が該割合以上含有されていれば,透明性を保持し、伸び白化防止に好適であり、多塩基酸エステルが該割合で含有されていると十分な伸び特性を得ることができる。
【0033】前記より、アクリル系樹脂/セルロース系樹脂/多塩基酸エステル=80/10/10 〜 90/5/5(重量%)の樹脂組成が最も好適である。
【0034】前記樹脂層には、アクリル系樹脂、フィルム強度改質剤樹脂の他に、必要に応じて、伸張性・透明性・屋外耐候性を損なわない範囲内で、紫外線吸収剤、酸化防止剤、離型剤、滑剤等を添加してもよい。
【0035】該樹脂層は、0.1〜10重量%、好ましくは0.5〜8重量%の紫外線吸収剤を含有することによって耐候性を向上する。紫外線吸収剤としては、従来公知のものであれば特に制限されないが、斯る紫外線吸収剤としては、例えば、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾ−ル系及びシアノアクリレ−ト系のものが好ましい。
上記ベンゾフェノン系のものとしては、例えば、2,3′−ジヒドロキシ−4,4′− ジメトキシベンゾフェノン、2,2′−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン及 び2,2′,4,4′−テトラヒドロキシベンゾフェノンを挙げることができる。
【0036】また上記ベンゾトリアゾ−ル系のものとしては、例えば、2−(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)ベンゾトリアゾ−ル、2−(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)−5,6−ジクロルベンゾトリアゾ−ル)、2−(2′−ヒドロキシ−5′−t−ブチルフ
ェニル)、ベンゾトリアゾ−ル、2−(2′−ヒドロキシ−3′−メチル−5′−t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾ−ル、2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−t−ブチルフェニル)−5−クロル−ベンゾトリアゾ−ル及び2−(2′−ヒドロキシ−5′−フェニルフェニル)−5−クロルベンゾトリアゾ−ル、2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−t−ブチルフェニル)−5−クロロロベンゾトリアゾ−ル、2−(2′−ヒドロキシ−3′−t−ブチル−5′−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾ−ル、
【0037】2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−t−アミルフェニル)ベンゾトリアゾ−ル、2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾ−ル、2−(2′−ヒドロキシ−5′−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾ−ル、2−{2′−ヒドロキシ−3′−(3″,4″,5″,6″−テトラヒドロフタルイミドメチル)−5′−メチルフェニル}ベンゾトリアゾ−ル、2−{2−ヒドロキシ−3,5−ビス(α,α′−ジメチルベンジル)フェニル}−2−ヒドロキシベンゾトリアゾ−ル等を挙げることができ、特に紫外線吸収剤としては、次の一般式で表されるものが好ましい。
【0038】
【化1】
【0039】上記一般式中、R1及びR2は同一若しくは相異なり、それぞれ水素、低級及び高級アルキル基、殊に分岐鎖状の低級アルキル基またはアリ−ル基、特にフェニル基を表し、更にアルキル基、アリ−ル基には水酸基、アミノ基等の官能基を有していてもよく、また、Xは水素原子またはハロゲン原子、特に塩素原子で表されるタイプのものである。
【0040】上記シアノアクリレ−ト系のものとしては、例えば、エチル−2−シアノ−3,3− ジフェニルアクリレ−ト、2−エチルヘキシル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリ レ−ト等を挙げることができる。
【0041】また、上記樹脂層は、0.01〜5.0重量%、好ましくは0.01〜1.0重量%の着色剤を含有しても良い。着色剤としては、市販の染料、顔料が使用できる。
【0042】さらに 前記樹脂層には、前記添加剤の他に、必要に応じて、伸張性・透明性・屋外耐候性を損なわない範囲内で、酸化防止剤、離型剤、滑剤等を添加してもよい。酸化防止剤としては、フェノール系酸化防止剤、ホスファイト系酸化防止剤、チオエーテル系酸化防止剤等が挙げられるが、価格、入手のしやすさの点からホスファイト系が好ましく、耐候性、相溶性を考えれば、芳香族系のホスファイトである、トリフェニルホスファイト、トリスノニルフェニルホスファイト、4,4’−イソプロピリデン−ジフェノール−アルキルホスファイトが特に好ましい。
【0043】離型剤としてはシリコーンがあり、ジメチルシリコーン、メチルフェニルシリコーン等のシリコーン、および、例えば、メチルスチリル変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、メタクリル酸変性シリコーン、ポリエーテル変遷シリコーン、高級脂肪酸変性シリコーン、フッ素変性シリコーン等の変性シリコーンが挙げられるが、入手のしやすさの点から無変性シリコーンが好ましく、添加量あたりの離型性能を考えれば、ジメチルシリコーンが特に好ましい。
【0044】滑剤としては、ラウリン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、ベヘニン酸等の脂肪酸、ステアリン酸鉛、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、ヒドロキシステアリン酸カルシウム等の炭素数12〜20の脂肪族金属塩、ステアリン酸亜鉛・ステアリン酸バリウム複合体、ステアリン酸亜鉛・ステアリン酸カルシウム複合体、レイン酸アミド、ステアリン酸アミド、エルカ酸アミド、ラウリン酸アミド、リシノール酸アミド等の脂肪族アミド、ペンタエリスリトール、ペンタエリスリトールモノ・ジエステル、ペンタエリスリトールテトラステアレート、ジペンタエリスリトールヘキサステアレート等のエステル類が挙げられるが、屋外耐侯性への影響の点から、ステアリン酸等の飽和脂肪酸が特に好ましい。
【0045】また、上記樹脂層の膜厚は、5〜100μm、好ましくは10〜80μm、より好ましくは25〜60μmである。膜厚が5μm未満であるとフィルム強度が粘着剤の接着強度より小さいため、貼り作業中に破損する可能性があり、100μmを超えると上記透過率を確保し難くなり、またコスト的に高くなる虞がある。
【0046】このようにして得られたフィルムの引き裂き強度は、30N/m以上であり、裁断時のフィルムの引き裂かれ防止の点から70N/m以上であるのが最も好ましい。
【0047】また、本発明における接着剤層は、上記フィルムに塗布されて上記樹脂層を着色マーキングフィルムとして被着体に接着し得るように形成されている。また、上記接着剤層は、その膜厚が20〜100μm、好ましくは30〜70μm、より好ましくは30〜50μmである。上記膜厚が20μ未満になるとフィルム裁断時および貼り付け時にフィルムのこしがなく、加工適性が悪くなって好ましくなく、また、膜厚が100μを超えるとフィルムの柔軟性が十分に発揮されず、貼着適性に劣り、しかもコストが高くなる虞がある。
【0048】また、上記接着剤層の接着強度は、被着体に25mm幅の該複合シ−トで貼り合わせて24時間放置した後、テンシロン引張試験機での剥離試験で180゜折り返して剥離させる時の測定値が10N/25mm以上であるものが好ましい。
上記接着強度が10N/25mm未満になると本複合マ−キングシ−トが貼着された被着体を屈曲成形すると被着体からシ−トが剥がれる虞がある。
【0049】上記接着剤層を形成する材料としては、二液タイプの接着剤、感圧タイプの粘着剤、感熱タイプの粘着剤または接着剤等を挙げることができ、その中でも、作業性、エ−ジング時間の有無などを考え合わせると、感圧タイプの粘着剤が好ましい。斯る接着剤層は、特に制限されないが、耐候性、透明性及び耐黄変性等の点からアクリル系樹脂が好ましい。
【0050】上記アクリル系樹脂における単量体の主成分は、アルキル基の炭素数が4〜14の(メタ)アクリル酸アルキルエステルが好ましい。炭素数が4〜14の範囲を逸脱すると樹脂層が硬くなって柔軟性に劣る虞がある。また、上記アクリル系共重合体における単量体の主成分は、50モル%以上含有されていることが好ましい。その割合が50モル%未満になると上記アクリル系樹脂が硬くなって柔軟性に劣る虞がある。
【0051】上記(メタ)アクリル酸アルキルエステルとしては、例えば、n−ブチル(メタ)アクリレ−ト、イソブチル(メタ)アクリレ−ト、2−メチルペンチル(メタ)アクリレ−ト、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレ−ト、ラウリル(メタ)アクリレ−ト等があげることができる。
【0052】また、上記アクリル系樹脂と共重合する他成分の単量体としては、例えば、メチル(メタ)アクリレ−ト、エチル(メタ)アクリレ−ト、アクリロニトリル、酢酸ビニル、スチレン等を挙げることができる。
【0053】また、これらの樹脂に導入できる単量体の官能基としては、(メタ)アクリル酸、イタコン酸等のカルボキシル基、ヒドロキシ(メタ)アクリレ−ト、n−メチロ−ルアクリルアミド等の水酸基、グリシジル(メタ)アクリレ−ト等のエポキシ基等を挙げることができるが、本発明では、一般的なポリイソシアネ−ト架橋剤を組み合せたウレタン架橋方式を採用することが好ましく、この場合には、カルボキシル基、水酸基が好ましい。
【0054】また、これらの単量体を共重合する際に用いられる溶剤としては、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン、メチルセルソルブ、エチルセルソルブ、酢酸エチル、メタノ−ル等の従来公知の溶剤が単独または二種以上混合して用いることができ、また、重合開始剤としては、例えば、アゾビスイソブチロニトリル等のアゾ系開始剤、ジ−t−ブチルパ−オキサイド等の過酸化物系開始剤等を用いるこ とができる。
【0055】上記アクリル系樹脂の重量平均分子量(Mw)は、好ましくは20万〜100 万、より好ましくは40万〜80万である。斯る分子量は、重合開始剤の量によって、または連鎖移動剤を添加することによって調整することができる。
【0056】尚、上記アクリル系樹脂には、必要に応じて粘着付与剤、紫外線吸収剤、光安定剤、酸化防止剤等の添加剤を添加することができる。
【0057】このようにして得られたアクリル系樹脂に架橋剤として、ポリイソシアネ−トを官能基に対して0.1〜1グラム当量、好ましくは0.3〜0.7グラム当量添加することにより、被着体への接着力を強固にすることができる。また、この架橋反応に際して必要に応じて反応促進剤を添加することができる。
【0058】以下実施例により、本発明の効果をさらに詳しく説明する。なおフィルムの特性・性能は、以下の測定方法により測定し、評価した。
【0059】1)伸び
引っ張り試験機テンシロンTM−100(Toyo Baldwin製)を使用し、JIS K 7127に基づいて、引っ張り試験を行い、そのときのフィルムの伸びを測定した。試験条件は、試験片タイプ5、引っ張り速度200mm/minで5回測定し、その平均値を求めた。
【0060】2)引き裂き強度
JIS K 7128−3に基づいて、引き裂き強さ試験を行い、その時の引き裂き強度を測定した。試験条件は、引っ張り速度200mm/minで5回測定し、その平均値を求めた。
【0061】3)折り曲げ白化度
厚み40μmのフィルムを二つ折りにし、重さ2kgのローラーで折り目を二往復させ、その折り目の白化具合を目視で評価した。
評価基準
○:折り目痕が目立たず、白化もなく、実使用上全く問題のないもの
△:折り目痕が若干残り、使用条件によっては問題のあるもの
×:折り目での割れ、もしくは折り目痕が線状に白化し、明らかに実使用上問題のあるもの
【0062】4)ブリードアウト
フィルムを40℃で30日間保管し、保管後のフィルム表面を観察した。
○:表面に浸出物が全く見られない。
△:表面に液状物の浸出がわずかに認められる。
×:表面に液状物の浸出が多く認められる。
【0063】5)ヘイズ
直読式ヘイズメーター(東洋精機製)を使用し、JIS K 7105に基づいて、ヘイズを測定し、この値をヘイズとして用いた。
【0064】6)耐候性
カーボンアークWOM1000時間後で明らかな着色について目視評価した。
【0065】実施例1
MMA/BA=63/37にて懸濁重合・水洗・乾燥して得たアクリル樹脂(日本カーバイド工業株式会社製)85重量部、セルロース樹脂(イーストマンケミカル製 商品名CAB−381−20)5重量部、多塩基酸エステル(ジェイプラス製 ダイヤサイザーDINP)10重量部、紫外線吸収剤シーソーブ702(シプロ化成(株)製)0.7重量部を溶剤テトラヒドロフラン614重量部とともにオートクレーブに入れ加熱し、溶解させ、固形分14%樹脂溶液(樹脂溶液1)を作った。
この樹脂溶液1をPETフィルム(帝人製 商品名SGZ)に塗布し、60℃にて1分間、続けて120℃にて2分間乾燥させ、厚み約40μmの合成樹脂層を形成した。
この樹脂層をPETフィルムから剥離し、アクリル系フィルム1を得た。
アクリル酸エステル系粘着剤PE−121(日本カ−バイド工業(株)製)100重量部に対し、架橋剤CK−401(日本カ−バイド工業(株)製)4重量部、紫外線吸収剤シーソーブ702(シプロ化成(株)製)1.4重量部、光安定剤チヌビン622LD(チバスペシャリティケミカル製)0.7重量部、トルエン40重量部を混合して粘着剤溶液Aを調製した。
この粘着剤溶液AをPETフィルム(ダイヤホイルヘキスト製 商品名MRG50)に塗布し、100℃にて2分間乾燥させ、厚み30μmの粘着剤層を形成した。これに上記アクリル系フィルム1を貼り合わせることにより、アクリル系マーキングフィルム1を作成した。
【0066】実施例2
MMA/BA=63/37にて懸濁重合・水洗・乾燥して得たアクリル樹脂(日本カーバイド工業株式会社製)80重量部、セルロース樹脂(イーストマンケミカル製 商品名CAB−381−20)10重量部、多塩基酸エステル(ジェイプラス製 ダイヤサイザーDINP)10重量部、紫外線吸収剤シーソーブ702(シプロ化成(株)製)0.7重量部を溶剤テトラヒドロフラン614重量部とともにオートクレーブに入れ加熱、溶解させ、固形分14%樹脂溶液(樹脂溶液2)を作った。上記樹脂溶液2を用いた以外は実施例1と同様にして、アクリル系マーキングフィルム2を作成した。
【0067】実施例3
MMA/BA=63/37にて懸濁重合・水洗・乾燥して得たアクリル樹脂(日本カーバイド工業株式会社製)85重量部、セルロース樹脂(イーストマンケミカル製 商品名CAB−381−20)10重量部、多塩基酸エステル(ジェイプラス製 ダイヤサイザーDINP)10重量部、エチレン−酢酸ビニル樹脂(株式会社三井デュポンポリケミカル 商品名エバフレックスEV45LX)5重量部、紫外線吸収剤シーソーブ702(シプロ化成(株)製)0.7重量部を溶剤テトラヒドロフラン614重量部とともにオートクレーブに入れ加熱し、溶解させ、固形分14%樹脂溶液(樹脂溶液3)を作った。
上記樹脂溶液3を用いた以外は実施例1と同様にして、アクリル系マーキングフィルム3を作成した。
【0068】実施例4
MMA/BMA=70/30にてマイクロサスペンジョン重合・水洗・乾燥して得たアクリル樹脂(日本カーバイド工業株式会社製)85重量部、セルロース樹脂(イーストマンケミカル製 商品名CAB−381−20)5重量部、多塩基酸エステル(ジェイプラス製 ダイヤサイザーDINP)10重量部、エチレン−酢酸ビニル樹脂(株式会社三井デュポンポリケミカル 商品名エバフレックスEV45LX)5重量部、紫外線吸収剤シーソーブ702(シプロ化成(株)製)0.7重量部を溶剤テトラヒドロフラン614重量部とともにオートクレーブに入れ加熱、溶解させ、固形分14%樹脂溶液(樹脂溶液4)を作った。
上記樹脂溶液4を用いた以外は実施例1と同様にして、アクリル系マーキングフィルム4を作成した。
【0069】比較例1
MMA/BA=63/37のアクリル樹脂(日本カーバイド工業株式会社製)100重量部、紫外線吸収剤シーソーブ702(シプロ化成(株)製)0.7重量部を溶剤テトラヒドロフラン614重量部とともにオートクレーブに入れ加熱し、溶解させ、固形分14%樹脂溶液(樹脂溶液5)を作った。
上記樹脂溶液5を用いた以外は実施例1と同様にして、アクリル系マーキングフィルム5を作成した。
【0070】比較例2
MMA/BA=63/37にて懸濁重合・水洗・乾燥して得たアクリル樹脂(日本カーバイド工業株式会社製)90重量部、多塩基酸エステル(ジェイプラス製 ダイヤサイザーDINP)10重量部、紫外線吸収剤シーソーブ702(シプロ化成(株)製)0.7重量部を溶剤テトラヒドロフラン614重量部とともにオートクレーブに入れ加熱し、溶解させ、固形分14%樹脂溶液(樹脂溶液6)を作った。
上記樹脂溶液6を用いた以外は実施例1と同様にして、アクリル系マーキングフィルム6を作成した。
【0071】比較例3
MMA/BA=63/37にて懸濁重合・水洗・乾燥して得たアクリル樹脂(日本カーバイド工業株式会社製)90重量部、セルロース樹脂(イーストマンケミカル製 商品名CAB−381−20)10重量部、紫外線吸収剤シーソーブ702(シプロ化成(株)製)0.7重量部を溶剤テトラヒドロフラン614重量部とともにオートクレーブに入れ加熱し、溶解させ、固形分14%樹脂溶液(樹脂溶液7)を作った。
上記樹脂溶液7を用いた以外は実施例1と同様にして、アクリル系マーキングフィルム7を作成した。
【0072】比較例4
MMA/BA=63/37のアクリル樹脂(日本カーバイド工業株式会社製)85重量部、セルロース樹脂(イーストマンケミカル製 商品名CAB−381−20)10重量部、エチレン−酢酸ビニル樹脂(株式会社三井デュポンポリケミカル 商品名エバフレックスEV45LX)5重量部、紫外線吸収剤シーソーブ702(シプロ化成(株)製)0.7重量部を溶剤テトラヒドロフラン614重量部とともにオートクレーブに入れ加熱し、溶解させ、固形分14%樹脂溶液(樹脂溶液8)を作った。
上記樹脂溶液8を用いた以外は実施例1と同様にして、アクリル系マーキングフィルム8を作成した。
【0073】比較例5
MMA/BA=63/37のアクリル樹脂(日本カーバイド工業株式会社製)95重量部、エチレン−酢酸ビニル樹脂(株式会社三井デュポンポリケミカル 商品名エバフレックスEV45LX)5重量部、紫外線吸収剤シーソーブ702(シプロ化成(株)製)0.7重量部を溶剤テトラヒドロフラン614重量部とともにオートクレーブに入れ加熱し、溶解させ、固形分14%樹脂溶液(樹脂溶液9)を作った。
上記樹脂溶液9を用いた以外は実施例1と同様にして、アクリル系マーキングフィルム9を作成した。
【0074】比較例6
MMA/BA=63/37のアクリル樹脂(日本カーバイド工業株式会社製)60重量部、セルロース樹脂(イーストマンケミカル製 商品名CAB−381−20)35重量部、多塩基酸エステル(ジェイプラス製 ダイヤサイザーDINP)10重量部、紫外線吸収剤シーソーブ702(シプロ化成(株)製)0.7重量部を溶剤テトラヒドロフラン614重量部とともにオートクレーブに入れ加熱し、溶解させ、固形分14%樹脂溶液(樹脂溶液10)を作った。
上記樹脂溶液10を用いた以外は実施例1と同様にして、アクリル系マーキングフィルム10を作成した。
【0075】上記結果を表1にまとめる。また、アクリル系マーキングフィルム1〜10の物性測定結果を表2に示す。
【0076】
【表1】
【0077】
【表2】
【0078】発明の効果
本発明によれば、従来技術が有していた、ポリエチレンテレフタレートフィルムでの耐候性、柔軟性、アクリルフィルムでの柔軟性、折り曲げ白化の課題を解決しようとするものであり、柔軟性に優れかつ使用後の焼却によって有害物質を発生することのない、屋外看板やディスプレイの表面を保護するオーバーレイフィルムとして極めて有用である。
Claims (5)
- アクリル系樹脂60〜90重量部、セルロース系樹脂、エチレン−酢ビ系樹脂から選ばれた少なくとも1種の改質樹脂3〜25重量部、多塩基酸エステル1〜30重量部からなり、23℃における伸長度が100%以上であるアクリル系マーキングフィルム。
- 該改質樹脂がセルロース系樹脂脂である請求項1記載のアクリル系マーキングフィルム。
- 該アクリル系樹脂がMMA60〜95部、BAもしくはBMAを5〜40部含む樹脂であることを特徴とする請求項1または請求項2記載のアクリル系マーキングフィルム。
- 該多塩基酸エステルがフタル酸エステルである 請求項1〜請求項3のいずれかに記載のアクリル系マーキングフィルム。
- 基材フィルム層の引き裂き強度が70N/m以上である請求項1〜請求項4のいずれかに記載のアクリル系マーキングフィルム。
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JP2003089486A JP2004291517A (ja) | 2003-03-28 | 2003-03-28 | アクリル系マーキングフィルム |
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Cited By (2)
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CN109476137A (zh) * | 2016-07-20 | 2019-03-15 | 东洋制罐集团控股株式会社 | 氧吸收性包装材料 |
JP2019533756A (ja) * | 2016-11-11 | 2019-11-21 | イーストマン ケミカル カンパニー | セルロースエステルとエチレンビニルアセテートの組成物並びにこれらの組成物を用いて製造される物品 |
-
2003
- 2003-03-28 JP JP2003089486A patent/JP2004291517A/ja active Pending
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JP2019533756A (ja) * | 2016-11-11 | 2019-11-21 | イーストマン ケミカル カンパニー | セルロースエステルとエチレンビニルアセテートの組成物並びにこれらの組成物を用いて製造される物品 |
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