JP2004291115A - ラップ盤 - Google Patents

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Abstract

【課題】ラッピング加工時に加工点に供給される砥粒の量を最適化し、加工点で過剰に巻き込まれる砥粒を下定盤側に抜き、ウェーハ外周部上面の形状をよりフラットに近いものにすることができるラップ盤を提供する。
【解決手段】上定盤と下定盤31との間にキャリア41に保持されたウェーハ30を介在して、砥粒を含んだスラリを流入させながら前記ウェーハ30をラッピング加工するラップ盤1において、装填穴42の外周に近接して2〜10mmの範囲で、幅5mm以上である円弧状の砥粒抜き穴46を穿設する。その結果、ラッピング加工時に加工点に供給される砥粒の量を砥粒抜き穴46を利用し最適化し、加工点で過剰に巻き込まれる砥粒を下定盤31側に抜き、ラップドウェーハ30の平坦度を向上させることが可能となる。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、ウェーハの上下面をラッピングするラップ盤に関し、特に、ラッピング時にウェーハに供給される砥粒の量を適正化するラップ盤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
半導体デバイスを作製するための原料ウェーハとして用いられる鏡面ウェーハの一般的な製造方法について説明する。まず、チョクラルスキー法(CZ法)や浮遊帯域溶融法(FZ法)等により単結晶の半導体インゴットを成長させる。成長した半導体インゴットは外周形状が歪(いびつ)であるため、次に外形研削工程において半導体インゴットの外周を円筒研削盤等により研削し、半導体インゴットの外周形状を整える。これをスライス工程でワイヤソー等によりスライスして厚さ500〜1000μm程度の円板状のウェーハに加工した後、面取り工程でウェーハ周縁部の面取り加工を行う。
【0003】
その後、ラッピング工程により平坦化加工を行い、エッチング処理工程を経て、一次研磨、二次研磨した後、ウェーハ表面にエピタキシャル成長処理を施して鏡面ウェーハとする。
【0004】
このような工程を経て得られた鏡面ウェーハの表面に回路を形成して半導体デバイスを作製するため、近年の高精度のデバイス作製では極めて高い平坦度が要求される。すなわち、ウェーハの表面平坦度が低いと、フォトリソグラフィ工程における露光時にレンズ焦点が部分的に合わなくなるため、回路の微細パターン形成が難しくなるという問題が生ずる。
【0005】
一方、前述の半導体ウェーハのみならず液晶基板等の平坦面を有する被研磨材においても表面を平坦にすることが求められている。
【0006】
ところが、通常スライスされたウェーハは厚さが必ずしも一定でなく、また、表面に凹凸があるため、これを取り除くべく前述のラッピング工程が行なわれる。図7は従来の一般的なラップ盤50の概略構造を示す縦断面図であり、図8は従来技術のラップ盤の要部拡大縦断面図である。同図に基づいて一般的な半導体ウェーハのラッピング工程について説明する。
【0007】
ラッピング工程に用いるラップ盤50は、上方から見た場合に円環状をなす上定盤57と下定盤58を、図7に示すように互いの研磨面を対向させた状態で平行に保持し、その間にキャリア60を配置している。キャリア60は略円板状をなし、板面にウェーハ30を収容する複数の貫通した装填穴を有する。そして、装填穴にウェーハ30を収容した状態でキャリア60を上定盤57と下定盤58に対して相対回転させると共に、砥粒を混合したスラリをキャリア60の上面に供給し、上下定盤57,58とウェーハ30との間に流しこむ。これにより、ウェーハ30と上定盤57及び下定盤58が相対的にすべりあい、ウェーハ30の表面が削り取られて研磨される。
【0008】
一般にラップ盤は、キャリア60の上面からスラリを供給するため、キャリア60の下面、すなわち、ウェーハ30の下面でスラリが不足し、ウェーハ30の下面にスクラッチが発生するという問題があった。
【0009】
これを解決すべく、例えば特開平10―180623号公報に開示されているようにキャリア60に穴をあけ、上定盤57とキャリア60との間にあるスラリを、キャリア60の下面に供給し易くするラップ盤もある。このラップ盤によれば、下定盤側での砥粒不足を補い、ウェーハの下面に発生するスクラッチを防止することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような従来技術にかかわるラップ盤ではウェーハ研磨中において、図8に示すように、ウェーハ30と上定盤57とキャリア60とに挟まれた破線で示す領域47に、砥粒35を過剰に巻き込んでいた。なお、図中矢印は上下定盤57,58とウェーハ30、キャリア60、砥粒35の移動方向を示している。そのため、ウェーハ外周部上面30aにおける過剰な砥粒35の集中により、ウェーハ外周部上面30aが過剰に研磨され、面ダレが発生するという問題があった。
【0011】
すなわち、特開平10―180623号公報に開示されているラップ盤では、単純に下定盤側での砥粒不足を補い、ウェーハの下面に発生するスクラッチを防止するための穴のみであり、様々な形状の穴がキャリアに加工されていたが、平坦度の向上を目的とした形状、寸法が決められていなかった。そのため、ウェーハ外周部上面30aにおいてウェーハが過剰に研磨されていた。
【0012】
その一方、ウェーハ外周部上面30aにおける過剰な砥粒35の集中を防止すべく、供給するスラリの量を単純に減らすと、ウェーハ表面にスクラッチが発生するという問題があった。
【0013】
本出願に係る発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、ラッピング加工時に加工点に供給される砥粒の量を最適化し、加工点で過剰に巻き込まれる砥粒を下定盤側に抜き、ウェーハ外周部上面の形状をよりフラットに近いものにすることができるラップ盤を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本出願に係る第1の発明は、互いに平行に対向するように配置された上定盤および下定盤と、前記上定盤と前記下定盤との間に配置され、被加工物を保持する装填穴を備えるキャリアと、を備え、前記被加工物に砥粒の含まれたスラリが供給されるラップ盤において、前記キャリアには、前記被加工物に供給された過剰な砥粒を除去する手段を備えることを特徴とするラップ盤である。
【0015】
また、本出願に係る第2の発明は、前記除去する手段は、前記キャリアの上面から下面に貫通する砥粒抜き穴であることを特徴とする上記第1の発明に記載のラップ盤である。
【0016】
更に、本出願に係る第3の発明は、前記砥粒抜き穴は、前記装填穴の外周に近接して2〜10mmの範囲で設けられたものであることを特徴とする上記第2の発明に記載のラップ盤である。
【0017】
また、本出願に係る第4の発明は、前記砥粒抜き穴は円弧状であることを特徴とする上記第2または第3の発明に記載のラップ盤である。
【0018】
更に、本出願に係る第5の発明は、前記砥粒抜き穴の幅は5mm以上であることを特徴とする上記第2〜第4の発明の何れか1つに記載のラップ盤である。
【0019】
また、本出願に係る第6の発明は、前記除去する手段は前記装填穴の周囲のキャリア部材を、上下に波状になる様に変形させた窪み部であることを特徴とする上記第1の発明に記載のラップ盤である。
【0020】
更に、本出願に係る第7の発明は、互いに平行に対向するように配置された上定盤および下定盤と、前記上定盤と前記下定盤との間に配置され、被加工物を保持する装填穴を備えるキャリアと、を備え、前記被加工物に砥粒の含まれたスラリが供給されるラップ盤において、前記キャリアの表面に凹部または凸部が設けられていることを特徴とするラップ盤である。
【0021】
また、本出願に係る第8の発明は、前記凹部または凸部は、前記装填穴の外周を取り囲むように設けられていることを特徴とする上記第7の発明に記載のラップ盤である。
【0022】
更に、本出願に係る第9の発明は、前記被加工物は、薄板状体であることを特徴とする上記第1〜8の発明の何れか1つに記載のラップ盤である。
【0023】
また、本出願に係る第10の発明は、前記被加工物は、シリコンウェーハであることを特徴とする上記第1〜8の発明の何れか1つに記載のラップ盤である。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の実施の形態について、図1〜図6を用いて説明する。但し、以下の実施の形態に記載される構成部品の材質、寸法、形状、相対的位置などは特に限定的な記載が無い限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく単なる説明例に過ぎない。また、以下の実施の形態において、具体例としてシリコンウェーハを研磨する場合について説明しているが、本願発明はこれのみに限定されるものではなく、各種半導体基板や液晶ガラス基板等の薄板状体に対しても適用することができることは言うまでもない。
【0025】
図1は本願発明にかかわるラップ盤1の概略構造を示す縦断面図であり、図2(a)は上定盤19の底面図、図2(b)は下定盤31の平面図、図3(a)は本願発明にかかわるキャリア41の回転機構を示す平面図、図3(b)はキャリア41の平面図、図4はラップ盤1の要部拡大縦断面図、図5(a)は本願発明にかかわるキャリア41の変形例1を示す要部拡大斜視図、図5(b)は要部拡大縦断面図、図6(a)は本願発明にかかわるキャリア41の変形例2を示す要部拡大斜視図、図6(b)は要部拡大縦断面図である。
【0026】
図1に示すように、下方に向けて垂直に配置された主シリンダ11のロッド11aの下端にサブシリンダ12を直列に連結している。主シリンダ11のロッド11aはサブシリンダ12に連結され、主シリンダ11とサブシリンダ12はそれぞれ独立に伸縮動作可能である。主シリンダ11は、ウェーハ30に対するラッピングが終了した時点で、新たにラッピングすべきウェーハと交換するために、上定盤19の上下動作を制御する。
【0027】
一方、サブシリンダ12は上定盤19からウェーハ30にかかる荷重をコントロールする働きを有し、常に上定盤19を持ち上げる方向に力を印加する。サブシリンダ12のロッド12aの下端には、外径1100〜1400mm程度の、円板形状をした吊り上げプレート13を固定している。この吊り上げプレート13の外周近傍には貫通穴15cを穿設している。そして、この貫通穴15cの上に座金15bを載置して、その座金15b及び貫通穴15cを通して上方からボルト15aを挿通している。
【0028】
ボルト15aは、クロム−モリブデン鋼製であって円柱形状をなし、下端に雄ねじを有する。このボルト15aの下端の雄ねじは、上定盤19に設けた雌ねじに螺合して上定盤19を支える。
【0029】
上定盤19は外径1800mm、内径730mmの下面を平坦面とする厚肉の円筒形状をしており、重量は約1000kgである。なお、ラッピング効率を高めるためには、研磨砥粒35の分布を均一にすることが重要であるため、上定盤19の材質には球状黒鉛が均一に分散している球状黒鉛鋳鉄を用い、黒鉛を砥粒の保持サイトとして機能させている。
【0030】
一方、下定盤31の径方向に幅100mm、周方向に長さ500mm程度の大きさのアルミで作られた下定盤受け32を、ブラケット23上に固定する。下定盤受け32は、放射状に12個配設しており、この下定盤受け32により下定盤31を上定盤19と平行に保持する。この下定盤31の材質は上定盤19と同様の理由から球状黒鉛鋳鉄であり、外径は1800mmである。
【0031】
上定盤19には砥粒35を供給するためのスラリ供給穴33が45箇所設けられている。スラリ供給穴33はビニルホース等により図示しないスラリ供給タンクに接続されている。スラリ供給タンクには、ラッピングの際に上定盤19と下定盤31に供給される水性または油性のスラリが貯蔵されている。このスラリ供給タンク内のスラリは、ラッピング時にスラリ供給穴33を介して、ウェーハ30と上定盤19及び下定盤31の間に供給されるようになっている。
【0032】
スラリ供給タンク内に貯蔵されるスラリとしては、ラップスラリと呼ばれる、例えばアルミナ・ジルコニウム等の平均粒径11〜12μm程度の遊離砥粒と界面活性剤を含む水などの液体を混合した水溶性のスラリなどを用いることができる。なお、遊離砥粒の原料は酸化アルミニウムや、炭化珪素など様々な材料を使用することができる。
【0033】
一方、図2(a)(b)に示すように、上下定盤19,31のラッピング面19a,31aには砥粒35を逃がすためのラッピング溝34が格子状に設けられている。なお、ラッピング溝34の幅は特に限定されないが、例えば1.5mm〜2mm、好ましくは2mmである。また、ラッピング溝34とラッピング溝34との間隔も特に限定されないが、例えば10mm〜50mm、好ましくは30mmである。更に、ラッピング溝34の深さも特に限定されないが、例えば18mm〜25mm、好ましくは25mmである。
【0034】
スラリ供給穴33から上下定盤19,31の間に供給された砥粒35は、このラッピング溝34を介してウェーハ表面に供給されるようになっている。また、使用済みスラリ及びウェーハの研削屑はラッピング溝34を介してラッピング面19a,31aから排出されるようになっている。
【0035】
一方、図3(a)はラップ盤1のキャリア回転機構を模式的に示した概略図である。図3(a)に示すように、上定盤19と下定盤31との間には直径650mm、厚さ700〜750μm程度のキャリア41を、下定盤31の中心に設けられたサンギヤ45を中心として5つ等間隔に配置する。各キャリア41はSK5工具鋼またはSUS等によりつくられ、板面に直径200mmのウェーハ30を収容する直径201mmの円形の装填穴42を7個ずつ有する。
【0036】
キャリア41の外周にはプラネットギヤ43を設けており、下定盤31の中心に設けられたサンギヤ45と噛合っている。このサンギヤ45は不図示の駆動手段により、上定盤19及び下定盤31と独立して回転運動することを可能としている。
【0037】
また、下定盤31の周囲には、下定盤31の外周部と一定の間隙を設けてインターナルギヤ44が配置され、キャリア41のプラネットギヤ43と噛合っている。このインターナルギヤ44は、サンギヤ45と同心円状の内周面を備え、この内周面にギヤ部を設けている。このインターナルギヤ44は不図示の駆動手段により、上定盤19及び下定盤31と独立して回転運動することを可能としている。
【0038】
一方、図3(b)に示すように、キャリア41に設けられた7個の装填穴42のうち1個はキャリア41の中心に設けており、残りの6個は、その周囲を取り囲むようにそれぞれ60°の間隔をあけて放射状に設けている。
【0039】
図3および図4に示すように、キャリア41にはウェーハ30を収容する装填穴42の外周に近接して砥粒抜き穴46を穿設している。この砥粒抜き穴46は装填穴42に対し、円弧状に外周を取り囲むように6箇所穴開けされている。なお、図4に示すウェーハ30と上定盤19とキャリア41とに挟まれた領域47に過剰に巻き込んだ砥粒35を下定盤側に抜くことができる位置であれば、砥粒抜き穴46の位置はいかなる位置であっても構わない。
【0040】
本実施の形態では、装填穴42の外周に近接して2mmの位置に幅5mmの砥粒抜き穴46を6個穿設している。なお、砥粒抜き穴46の位置は特に限定されないが、図4に示す領域47に巻き込まれた砥粒35を下定盤側に逃がすという観点からは、装填穴42の外周に可能な限り近接して穿設することが望ましい。
しかし、加工の容易性も考慮すると、装填穴42の外周に近接して2mm〜10mmの範囲で穿設するのが好適である。また、砥粒抜き穴46の幅も特に限定されないが、十分な砥粒35を下定盤側に逃がすためには5mm〜8mmとするのが好適である。
【0041】
各砥粒抜き穴46は装填穴42の中心に対して45°の中心角を有しており、各砥粒抜き穴46同士の間隔は10°の中心角を有している。なお、本実施の形態ではキャリア41の強度を保つ観点から、砥粒抜き穴46を上記位置に6箇所のみ設けたが、砥粒抜き穴46の個数は特に限定されない。
【0042】
なお、キャリア41外周に近い位置には砥粒抜き穴46を設けていないため、この位置での砥粒抜き穴46同士の間隔は40°の中心角を有している。キャリア41外周に近い位置に砥粒抜き穴46を設けていない理由は、キャリア41外周近傍では、ウェーハ30と上定盤19とキャリア41とに挟まれた領域47に過剰に巻き込まれた砥粒35は、遠心力により容易にキャリア41外周から抜けていくため砥粒抜き穴46を設ける必要性が薄いからである。但し、必要に応じてこの位置に砥粒抜き穴46を設けることにより、領域47に存在する砥粒35の量を更に適正化することができる。
【0043】
なお、本実施の形態では砥粒抜き穴46の形状を円弧状としたが、砥粒抜き穴46の形状はこれに限るものではなく、円形、矩形、その他の多角形などにすることもできる。また、領域47に過剰に巻き込まれた砥粒35を取り除くという砥粒抜き穴46の効果と同様の効果を奏するものであれば、穴である必要もない。
【0044】
すなわち、図5(a)の変形例1に示すように、キャリア41の表面に装填穴42の周囲を取り囲むように円形の凹部41aまたは凸部41bを設けても良い。これにより、図5(b)に示すように、ウェーハ30の周囲の上定盤19とキャリア41との間に砥粒35の逃げ46aができ、過剰な砥粒35をこの逃げ46aから抜くことができる。そのため、砥粒抜き穴46と同様の効果を奏することができる。なお、凹部41a、凸部41bは円形以外の形状であっても構わない。
【0045】
また、図6(a)の変形例2に示すように、キャリア41の装填穴42の周囲を上下に波状になる様に変形させ、キャリア41に窪み部41cを設けても良い。これにより、図6(b)に示すように、ウェーハ30の周囲の上定盤19とキャリア41との間に砥粒35の逃げ46bができるため、砥粒抜き穴46と同様の効果を奏することができる。
【0046】
次に、上記した構成を有するラップ盤1によって、ウェーハ30をラッピングする方法について以下に説明する。
【0047】
不図示の回転機構によって、図3(a)に示すサンギヤ45およびインターナルギヤ44の少なくとも何れか一方を回転させると、両ギヤによってキャリア41に回転駆動が与えられる。キャリア41はサンギヤ45を中心に遊星歯車運動を行い、自転および公転する。キャリア41の自転と公転の方向および回転速度はサンギヤ45およびインターナルギヤ44の回転数の比によって決まる。また、キャリア41に設けられた装填穴42はウェーハ30の直径よりも大きいため、キャリア41の運動に合わせてこの装填穴42の中でウェーハ30が自由に自転する。
【0048】
一方、上定盤19及び下定盤31は不図示の駆動手段によって、互いに反対方向に回転するように駆動させる。これらの動作によりウェーハ30と上定盤19,下定盤31が相対的にすべりあい、上定盤19と下定盤31との間に砥粒35を混合したスラリを供給することにより、ウェーハ30の表面を研磨する。砥粒35は図示しない砥粒供給タンクから、図1に示す上定盤19に設けられたスラリ供給穴33を介して供給される。
【0049】
スラリ供給穴33から供給されたスラリに含まれる砥粒35は、図4に示すように、上下定盤19,31とウェーハ30とキャリア41の隙間及び、ラッピング溝34に流れる。なお、上下定盤19,31の間に供給された砥粒35は、ラッピング溝34を介してウェーハ30表面に供給される。
【0050】
砥粒35は上定盤19に設けられたスラリ供給穴33を介して供給されるため、特にウェーハ30と上定盤19とキャリア41とに挟まれた領域47に多くの砥粒35が供給される。しかし、キャリア41には砥粒抜き穴46が設けられているため、領域47に過剰に存在する砥粒35は、この砥粒抜き穴46から下定盤側に流れる。
【0051】
その結果、領域47には適正な量の砥粒35のみが存在することになり、ウェーハの外周部上面30aにおけるウェーハの過剰研磨を防止することができる。
【0052】
また、下定盤側に流れた砥粒35は、必要量を越えるとラッピング溝34に流れるため、ウェーハ下面には適正な量の砥粒35のみが供給される。
【0053】
なお、使用済み砥粒35及びウェーハ30の研削屑はラッピング溝34を介してラッピング面19a,31aから排出される。
【0054】
この研磨により、ウェーハ30の上下面はそれぞれ35μm程度研磨され、厚さが850μmあったウェーハ30は、厚さが780μmとなる。なお、この研磨後のウェーハ30の厚さ(780μm)は、キャリア41の厚さ(750μm)よりも厚い。
【0055】
このように、ウェーハ表面、特にウェーハ外周部上面30aにおいて保持される砥粒35を好適な状態に維持しながらラッピングを行うことができる。そのため、ラップドウェーハの平坦度を向上させることが可能となる。
【0056】
なお、上記実施の形態においては、図3(b)に示すように、キャリア41にはウェーハ30を収容する7個の装填穴42を設けているが、それ以上設けることも可能であり、それ以下、例えば1個のみ装填穴を設けることも可能である。
上記実施の形態においては装填穴42をウェーハ30の直径よりも大きい円形としているが、装填穴42をウェーハ30の直径と同一とすることも可能である。
その場合には、ウェーハ30はキャリア41の装填穴42内で自転することなく、装填穴42に固定された状態でキャリア41とともに強制回転させられる。また、装填穴42は円形に限られず楕円形など別の形状とすることも可能である。
【0057】
更に、上記のラップ盤1においては、上定盤19および下定盤31が逆回転する例について説明したが、上定盤19および下定盤31を互いに同一方向に回転させてもよく、上下定盤19,31は回転させずにキャリア41のみを回転させてもよい。
【0058】
また、ウェーハの材質及び大きさに関しては、本願発明を実施するにあたり何ら制限は無く、現在製造されている口径のシリコン、GaAs、GaP、InP等の半導体ウェーハは勿論のこと、将来製造可能となる非常に大きなウェーハに対しても本願発明を適用することができる。
【0059】
このように本願発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、ラップ盤の構造やキャリアの駆動方法などに関し、発明の要旨の範囲内において、種々の応用、変形を加えることが可能である。
【0060】
[実施データ]
従来のラップ盤を用いてウェーハをラッピングした場合と、本願発明を適用したラップ盤を用いてウェーハをラッピングした場合の効果について、以下に具体的に説明する。
【0061】
ラッピングされたウェーハから所定寸法の4角形を複数サンプリングし、各サンプルについて、ウェーハ裏面を基準としてウェーハ表面の最高点から最低点までの距離を算出し、ウェーハの平坦度(TTV:Total Thickness Variation)を求めた。
【0062】
その結果、従来のラップ盤を用いてラッピングしたウェーハの平坦度TTVは0.87μmであった。これに対して、本願発明を適用したラップ盤を用いてラッピングしたウェーハの平坦度TTVは0.65μmであった。ウェーハの平坦度(TTV)の結果からは、従来のラップ盤を用いた場合に比し0.22μm、すなわち約25%の平坦度の向上が見られた。
【0063】
次に、本願発明の前記実施の形態から把握できる請求項以外の技術的思想を、その効果とともに記載する。
【0064】
互いに平行に対向するように配置された上定盤および下定盤と、前記上定盤と前記下定盤との間に配置され、被加工物を保持する装填穴を備えるキャリアと、を備え、前記被加工物に砥粒の含まれたスラリが供給されるラップ盤において、前記キャリアの上面には前記砥粒を逃がすための逃げを備えることを特徴とするラップ盤である。
このように、キャリアの上面には砥粒を逃がすための逃げを備えることにより、ウェーハ外周部上面に過剰に存在する砥粒によるウェーハ外周部上面の過剰研磨を防止することができる。
【0065】
互いに平行に対向するように配置された上定盤および下定盤と、前記上定盤と前記下定盤との間に配置され、被加工物を保持する装填穴を備えるキャリアと、を備え、前記被加工物に砥粒の含まれたスラリが供給されるラップ盤において、前記キャリアには、上面から下面に貫通する砥粒抜き穴を装填穴近傍にのみ備えることを特徴とするラップ盤である。
このように、キャリアの上面から下面に貫通する砥粒抜き穴を装填穴近傍にのみ備えることにより、ウェーハの外周部上面に過剰に存在する砥粒のみを下定盤側に抜き、ウェーハ外周部上面の平坦度を向上させることができる。
【0066】
互いに平行に対向するように配置された上定盤および下定盤と、前記上定盤と前記下定盤との間に配置され、被加工物を保持する装填穴を備えるキャリアと、を備え、前記被加工物に砥粒の含まれたスラリが供給されるラップ盤において、前記キャリアには、キャリアの上面から下面に貫通する砥粒抜き穴を装填穴近傍に複数備えており、前記砥粒抜き穴と前記砥粒抜き穴との間隔が、キャリアの外周に近い部分では他の部分に比し広いことを特徴とするラップ盤である。
このように、キャリアの外周に近い部分では砥粒抜き穴を省略しても、キャリア外周近傍に存在する過剰な砥粒は遠心力により容易にキャリア外周から抜けていく。そのため過剰な砥粒を除去するという効果をほとんど減ずることなく、砥粒抜き穴に必要なスペースを減らすことができる。これにより、キャリアを大型化することなく砥粒抜き穴を穿設することができ、比較的容易に本願発明を従来のキャリアに適用することができる。
【0067】
【発明の効果】
本願発明のラップ盤によれば、ラッピング加工時に加工点に供給される砥粒の量を砥粒抜き穴の形状を利用して最適化し、加工点で過剰に巻き込まれる砥粒を下定盤側に抜き、ラップドウェーハの平坦度を向上させることが可能となる。
【0068】
また、本願発明のラップ盤によれば、特にウェーハ外周上部の平坦度を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明にかかわるラップ盤の概略構造を示す縦断面図である。
【図2】図2(a)は上定盤の底面図、図2(b)は下定盤の平面図である。
【図3】図3(a)は本願発明にかかわるラップ盤のキャリア回転機構を示す平面図、図3(b)はキャリアの平面図である。
【図4】本願発明にかかわるラップ盤の要部拡大縦断面図である。
【図5】図5(a)は本願発明にかかわるキャリアの変形例1を示す要部拡大斜視図、図5(b)は要部拡大縦断面図である。
【図6】図6(a)は本願発明にかかわるキャリアの変形例2を示す要部拡大斜視図、図6(b)は要部拡大縦断面図である。
【図7】従来の一般的なラップ盤の概略構造を示す縦断面図である。
【図8】従来技術のラップ盤の要部拡大縦断面図である。
【符号の説明】
1…ラップ盤
11…主シリンダ 11a…ロッド
12…サブシリンダ 12a…ロッド
13…吊り上げプレート
15a…ボルト 15b…座金 15c…貫通穴
19…上定盤 19a…ラッピング面
23…ブラケット
30…ウェーハ 30a…ウェーハ外周部上面
31…下定盤 31a…ラッピング面
32…下定盤受け
33…スラリ供給穴
34…ラッピング溝
35…砥粒
41…キャリア 凹部…41a 凸部…41b 41c…窪み部
42…装填穴
43…プラネットギヤ
44…インターナルギヤ
45…サンギヤ
46…砥粒抜き穴 46a…逃げ 46b…逃げ
47…領域
50…ラップ盤
57…上定盤
58…下定盤
60…キャリア。

Claims (10)

  1. 互いに平行に対向するように配置された上定盤および下定盤と、
    前記上定盤と前記下定盤との間に配置され、被加工物を保持する装填穴を備えるキャリアと、を備え、前記被加工物に砥粒の含まれたスラリが供給されるラップ盤において、前記キャリアには、前記被加工物に供給された過剰な砥粒を除去する手段を備えることを特徴とするラップ盤。
  2. 前記除去する手段は、前記キャリアの上面から下面に貫通する砥粒抜き穴であることを特徴とする請求項1に記載のラップ盤。
  3. 前記砥粒抜き穴は、前記装填穴の外周に近接して2〜10mmの範囲で設けられたものであることを特徴とする請求項2に記載のラップ盤。
  4. 前記砥粒抜き穴は円弧状であることを特徴とする請求項2または3に記載のラップ盤。
  5. 前記砥粒抜き穴の幅は5mm以上であることを特徴とする請求項2〜4の何れか1つに記載のラップ盤。
  6. 前記除去する手段は前記装填穴の周囲のキャリア部材を、上下に波状になる様に変形させた窪み部であることを特徴とする請求項1に記載のラップ盤。
  7. 互いに平行に対向するように配置された上定盤および下定盤と、
    前記上定盤と前記下定盤との間に配置され、被加工物を保持する装填穴を備えるキャリアと、を備え、前記被加工物に砥粒の含まれたスラリが供給されるラップ盤において、前記キャリアの表面に凹部または凸部が設けられていることを特徴とするラップ盤。
  8. 前記凹部または凸部は、前記装填穴の外周を取り囲むように設けられていることを特徴とする請求項7に記載のラップ盤。
  9. 前記被加工物は、薄板状体であることを特徴とする請求項1〜8の何れか1つに記載のラップ盤。
  10. 前記被加工物は、シリコンウェーハであることを特徴とする請求項1〜8の何れか1つに記載のラップ盤。
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