JP2004290532A - トイレ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】便ふたがないトイレ装置において支持部をカバーすることで外観上良好なものとし、外的な要因より保護することができる。また複数ある前記支持部をカバーしトイレ装置に固定するためには、カバーが便座より突出している複数ある支持部を両端に挟み持つことが必要であり、そのため便座と同等の幅を必要とする場合がある。
【解決手段】便器本体の上部後背部に取付けられ、便座、あるいは、人体の局部に対して洗浄水を噴射するための機能部等を内蔵したケーシングを有し、前記便座及び便ふたを同軸にて回動自在に支持する回動軸を具備し、前記回動軸の便ふた取り付け部である支持部を覆うカバーを設けた。
【選択図】 図1
【解決手段】便器本体の上部後背部に取付けられ、便座、あるいは、人体の局部に対して洗浄水を噴射するための機能部等を内蔵したケーシングを有し、前記便座及び便ふたを同軸にて回動自在に支持する回動軸を具備し、前記回動軸の便ふた取り付け部である支持部を覆うカバーを設けた。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は便ふたがないトイレ装置において、便座・便ふたを同軸にて回動自在に支持する支持部を具備し、前記便座より突出している便ふたを回動自在に支持する前記支持部をカバーし、前記ケーシングに固定し、便座を立てた時に、便座の表面が前記ケーシング等に衝突して損傷するのを良好に回避して、便座等に取付け可能としたトイレ装置に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】
従来から便座、便ふたあるいは人体局部に対して洗浄水を噴射する為の機能部等を内蔵したケーシングを有する装置において、便座、便ふたを回動自在に支持する支持部が設けられている。
ただ近年、公共のトイレや便座及びトイレ装置を上下に作動させる昇降便座等には便ふたがない仕様を求められることがあり、部品共通化等を考慮し便ふたのみをはずして、便ふたを回動自在に支持する支持部を利用して固定し、便座の回動を規制することを特徴とするトイレ装置を設けたものもある。(例えば特許文献1)
【0003】
また便ふたを回動自在に支持する支持部をカバーして便座の一部を被収容部となす収容部を両端に設けたことを特徴とするトイレ装置を設けたものもある。(例えば特許文献2)
【0004】
【特許文献1】
特開平10−328077号公報
【特許文献2】
特開2002−34857号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
便ふたがないトイレ装置において便ふたがあるトイレ装置より便ふたを取外したのみでは便ふたを回動自在に支持する支持部が便座より突出していしまい、部品の共通化等を考慮した時に、便ふたがないトイレ装置において支持部の構成を変えることがなく、支持部をカバーすることで外観上良好なものとし、外的な要因より保護することができる。また複数ある前記支持部をカバーしトイレ装置に固定するためには、カバーが便座より突出している複数ある支持部を両端に挟み持つことが必要であり、そのため便座と同等の幅を必要とする場合がある。
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、便座の幅と同等の幅を必要としないカバーを取付けたトイレ装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1は、便器本体の上部後背部に取付けられ、便座、あるいは、人体の局部に対して洗浄水を噴射するための機能部等を内蔵したケーシングを有し、前記便座及び便ふたを同軸にて回動自在に支持する回動軸を具備し、前記回動軸の便ふた取り付け部である支持部を覆うカバーを設けた。
【0007】
上記目的を達成するために請求項2は、請求項1記載のトイレ装置において、前記ケーシング前面の傾斜面両端部には、便座及び便ふたを支持する突起を上方に向けて配設し、前記カバーは前記突起を挟持することで前記ケーシングに固定されることで前記カバーをネジ等は用いずに前記ケーシングに固定することができる。
【0008】
上記目的を達成するために請求項3は、請求項2記載のトイレ装置において、下部に前記突起が遊嵌する凹穴を備え、上部には前記回動軸を挿通支持したヒンジブロックを前記突起に挿脱自在に取付け、前記カバーは前記突起を挟持して固定するための脚部を有し、前記脚部を前記ヒンジブロックと前記ケーシングとの間に、設けたことで、便座を立てた状態からケーシング側に力を加えられても、便座を支持しているヒンジブロック、ケーシングの突起が後方にたわまないように支持し、便座・ケーシング及び支持部等を保持することができる
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図1により説明する。図1において、トイレ内に設置した便器本体1の上面後背部に据え付けた、本発明のトイレ装置2の斜視図である。
【0010】
図2において、2aは前記トイレ装置2の人体局部に対し洗浄水を噴射するための機能部等を収納したケーシングであり、前記ケーシング2aの前面には、傾斜面2cが形成されている。前記傾斜面2cの左右両端側には、一対の突起2dが上方に向けて突設されている。
【0011】
3は前記ケーシング2aの傾斜面2cに配した突起2dに挿脱自在に取付けられるヒンジブロックで、上部には便座を回動自在に支持する前記支持部4の一端を支持する孔3aを設けており、下部には前記突起2dと嵌合する凹孔3bを設けている。図2に示すように前記ヒンジブロック3の外周には前記支持部4と同軸にて回動可能に取付けたカバー3cを設けている。前記カバー3cの内面側に設けたフック3dは前記突起2dの下方に設けた溝形状2eに係合させている。従って前記カバー3cを回動させることで前記溝形状2eに係合していた前記フック3dが前記溝形状2eより外れ、前記ヒンジブロック3が前記ケーシング2aより挿脱自在となる。
図3においてカバー7を装着した状態の側面図であり、左図において前記ヒンジブロック3が前記ケーシング2aより挿脱自在となる状態であり、右図において前記フック3dが前記突起2dの下方に設けた溝形状2eに係合させており、挿脱不可の状態であり、挿脱不可の状態にて便座5は前記ケーシング2aに固定される。
【0012】
図1、4に示すように、前記便座5は前記トイレ装置2の開閉可能に取付けられており、前記便座5の基端側の左右両端部には前記支持部4が前記便座5及び便ふた6を回動自在とする軸上をスライド可能となる様にヒンジ部5aを設けている。前記ヒンジ部5aは前記支持部4を軸支するヒンジ部孔5bと前記孔5bの内側に前記支持部4がスライド可能となる空間5cを設けている。前記空間5cを設けることで、便ふた6のみを挿脱する際、前記支持部4を前記空間5cにスライドさせることで、前記便ふた6を回動支持する前記支持部4が前記便ふた6に設けたヒンジ孔6aより引き出され前記便ふた6の挿脱が可能となる。また前記ヒンジ孔6aには前記支持部4が挿入しやすいように薄肉の円柱形状であるヒンジ孔6aの挿入口をCカットして傾斜を設けている。
【0013】
前記便ふた6を取付ける際には前記支持部4を前記便座5のヒンジ部孔5bより突出しないように前記空間5cにスライドし、前記便ふた6を挿脱可能な状態にして、前記便ふた6を取付けられる位置に置いた後に、前記空間5cにスライドされていた前記支持部4を前記便ふた6のヒンジ孔6aに挿入することで前記便ふた6は取付けられる。
【0014】
図5において、前記支持部4は前記ヒンジブロック3の孔3aに挿入することで前記支持部4の一端を軸支しているが、前記支持部4が前記ヒンジブロック孔3aより抜けないように、前記支持部4を前記ヒンジブロック孔3aの奥まで当接させて前記ヒンジブロックにネジ穴を設け、前記ネジ穴に合うように前記支持部4に凹形状4aを設け、前記ネジ穴にネジを入れ、前記支持部4の凹形状4aに入るまでネジを回す。以上のように前記ヒンジブロック3と前記支持部4を組み合わせることにより、前記ヒンジブロック3により前記支持部4をスライドさせることができる。
また前記便座5にある前記空間5cには前記ヒンジブロック3及び前記支持部4をスライドする範囲を規制するストッパー5dが設けてあり、前記ヒンジブロック3及び前記支持部4をスライドする範囲を規制することができる。
【0015】
図6において、前記便座5を前記ケーシング2aに取付けた状態で、前記便座5を回動させた時に所定の角度以上に前記便座5を回動させない為に、前記便座5を回動した時に、前記便座5の後背部端5eを前記ヒンジブロック3の後背部に当接して、前記便座5の回動を規制している。
よって前記便座5は前記便蓋6がなくても、前記便座5は前記ケーシング2aに当接することなく、前記便座5は前記ヒンジブロック3により回動を規制することができる。
【0016】
本件は前記便ふた6がない前記トイレ装置2であり、前記便ふた6の代わりにカバー7を取付けている。前記便座5より突出している前記便ふた6を回動自在に支持する前記支持部4に対し、前記カバー7が前記支持部4のスライドする軸上に挿脱自在となるように、図7に示すように前記カバー孔7aを設けている。
また前記カバー7には前記ケーシング2aの前面にある前記突起2dを前記カバー7の脚部7bにて挟持している。従って前記カバー7は前記支持部4の軸上にて挿脱自在としており、前記脚部7bにより前記突起2dを挟持いることで、前記カバー7のスライドを規制し、前記ケーシング2aに固定することが可能となる。
【0017】
つづいて前記カバー孔7aと前記脚部7bを連結する連結部7cを前記突起2dに嵌合する前記ヒンジブロック3と前記ケーシングの前面にある傾斜部2cとの間に設けている。前記便座5が回動して前記ヒンジブロック3の後背部に当接している状態より、必要以上の力が前記便座5の裏面に加えられた時に、前記便座5を前記ケーシング2aに固定している前記ヒンジブロック3と嵌合している前記突起2dに大きな力が加わり、前記突起2dは後方の前記ケーシング2a側に倒れようとする。しかし前記カバー7の連結部7cを前記ヒンジブロック3と前記ケーシング2aとの間に設けることにより、前記ヒンジブロック3を支持することにより前記突起2dが後方にたわまないよう良好に支持することができるので、前記ケーシング2a、ヒンジブロック3、支持部4、便座5、が損傷することから良好に回避することが可能となる。
【0018】
前記カバー7には前記カバー孔7aにより、前記支持部4の軸上にスライドし、前記脚部7bにより前記突起2dを挟持することで前記カバー7のスライドを規制し、前記ケーシング2aに固定しているが、前記カバー孔7aと前記支持部4との間には前記便座5が回動するために隙間を設けてあり、そのため前記カバー7は隙間の分だけ前記支持部4よりうごき、前記カバー孔7aと脚部7bの位置が左右に離れており、前記脚部7bにより前記突起2dを挟持しているのでガタが生じやすくなる。そのため2つの前記突起2dの外側に位置するように前記カバー7に脚7dを設けることで前記脚部7bととも前記ケーシングに当接することで前記突起2dの外側にある前記脚部7bを支点として回転するガタを防止することができ、前記便座5とカバー7との間にできる隙間も小さくすることができる。
【0019】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、便器本体の上部後背部に取付けられ、暖房便座、あるいは、人体の局部に対して洗浄水を噴射するための機能部等を内蔵したケーシングを有し、便座・便ふたを同軸にて回動自在に支持する支持部を具備し、かつ便ふたがないトイレ装置において、前記便座の左右に位置し、便座より突出している便ふたを回動自在に支持する支持部左右2箇所をカバーする左右別部品を設けており、便座より突出しない便座及び支持部等をつくることがなく、便ふたがあるトイレ装置と部品の共通化が可能となり、かつコンパクトな設計を提供することが可能となる。
【0020】
上記目的を達成するために請求項2は、請求項1のトイレ装置において、前記ケーシング前面の傾斜面両端部に突起を配し、前記突起を挟持あるいは遊嵌することで前記カバーをネジ等は用いずに前記ケーシングに固定できるトイレ装置を提供することが可能となる。
【0021】
上記目的を達成するために請求項3は、請求項2のトイレ装置において、前記突起には、下部に前記突起が遊嵌する凹穴を備えて、上部には便座の後背部両端に設けたヒンジ部との間に便座を回動自在に支持する支持部を挿通支持したヒンジブロックを挿脱自在に取付け、前記ヒンジブロックと前記ケーシングとの間にカバーを固定する前記突起を挟持または遊嵌する脚部を設けることで、便座を立てた状態からケーシング側に力を加えられても、便座を支持しているヒンジブロック、ケーシングの突起が後方にたわまないように支持し、便座・ケーシング及び支持部等を保持することができ、便座を立てた時に、便座の表面が前記ケーシング等に衝突して損傷するのを良好に回避して、便座等に取付け可能としたトイレ装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトイレ装置を示す斜視図である。
【図2】ケーシング2aとヒンジブロック3の係わりを示す斜視図である。
【図3】ケーシング2aの突起2dとヒンジブロック3が挿脱自在の状態を示す図(左)とカバー3cにあるフック3dを溝形状2eに入れ、ヒンジブロック3が挿脱不可とした状態(右)
【図4】便ふたがある仕様において、ケーシングの突起とヒンジブロック、支持部、便座・便ふたの係わりを説明する斜視図である。
【図5】カバー7を装着した状態の突起2d、ヒンジブロック3、支持部4、便座5位置を示す図である。
【図6】便座5を回動した時のヒンジブロックに当接した状態を示す側面図(左)であり、カバー7を装着した状態の側面図(右)である。
【図7】右側のカバーの部位を説明する図である
【符号の説明】
2・・・トイレ装置、3・・・ヒンジブロック、4・・・回動軸、4a・・・支持部 5・・・便座、6・・・便ふた、7・・・カバー
【発明の属する技術分野】
本発明は便ふたがないトイレ装置において、便座・便ふたを同軸にて回動自在に支持する支持部を具備し、前記便座より突出している便ふたを回動自在に支持する前記支持部をカバーし、前記ケーシングに固定し、便座を立てた時に、便座の表面が前記ケーシング等に衝突して損傷するのを良好に回避して、便座等に取付け可能としたトイレ装置に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】
従来から便座、便ふたあるいは人体局部に対して洗浄水を噴射する為の機能部等を内蔵したケーシングを有する装置において、便座、便ふたを回動自在に支持する支持部が設けられている。
ただ近年、公共のトイレや便座及びトイレ装置を上下に作動させる昇降便座等には便ふたがない仕様を求められることがあり、部品共通化等を考慮し便ふたのみをはずして、便ふたを回動自在に支持する支持部を利用して固定し、便座の回動を規制することを特徴とするトイレ装置を設けたものもある。(例えば特許文献1)
【0003】
また便ふたを回動自在に支持する支持部をカバーして便座の一部を被収容部となす収容部を両端に設けたことを特徴とするトイレ装置を設けたものもある。(例えば特許文献2)
【0004】
【特許文献1】
特開平10−328077号公報
【特許文献2】
特開2002−34857号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
便ふたがないトイレ装置において便ふたがあるトイレ装置より便ふたを取外したのみでは便ふたを回動自在に支持する支持部が便座より突出していしまい、部品の共通化等を考慮した時に、便ふたがないトイレ装置において支持部の構成を変えることがなく、支持部をカバーすることで外観上良好なものとし、外的な要因より保護することができる。また複数ある前記支持部をカバーしトイレ装置に固定するためには、カバーが便座より突出している複数ある支持部を両端に挟み持つことが必要であり、そのため便座と同等の幅を必要とする場合がある。
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、便座の幅と同等の幅を必要としないカバーを取付けたトイレ装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1は、便器本体の上部後背部に取付けられ、便座、あるいは、人体の局部に対して洗浄水を噴射するための機能部等を内蔵したケーシングを有し、前記便座及び便ふたを同軸にて回動自在に支持する回動軸を具備し、前記回動軸の便ふた取り付け部である支持部を覆うカバーを設けた。
【0007】
上記目的を達成するために請求項2は、請求項1記載のトイレ装置において、前記ケーシング前面の傾斜面両端部には、便座及び便ふたを支持する突起を上方に向けて配設し、前記カバーは前記突起を挟持することで前記ケーシングに固定されることで前記カバーをネジ等は用いずに前記ケーシングに固定することができる。
【0008】
上記目的を達成するために請求項3は、請求項2記載のトイレ装置において、下部に前記突起が遊嵌する凹穴を備え、上部には前記回動軸を挿通支持したヒンジブロックを前記突起に挿脱自在に取付け、前記カバーは前記突起を挟持して固定するための脚部を有し、前記脚部を前記ヒンジブロックと前記ケーシングとの間に、設けたことで、便座を立てた状態からケーシング側に力を加えられても、便座を支持しているヒンジブロック、ケーシングの突起が後方にたわまないように支持し、便座・ケーシング及び支持部等を保持することができる
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図1により説明する。図1において、トイレ内に設置した便器本体1の上面後背部に据え付けた、本発明のトイレ装置2の斜視図である。
【0010】
図2において、2aは前記トイレ装置2の人体局部に対し洗浄水を噴射するための機能部等を収納したケーシングであり、前記ケーシング2aの前面には、傾斜面2cが形成されている。前記傾斜面2cの左右両端側には、一対の突起2dが上方に向けて突設されている。
【0011】
3は前記ケーシング2aの傾斜面2cに配した突起2dに挿脱自在に取付けられるヒンジブロックで、上部には便座を回動自在に支持する前記支持部4の一端を支持する孔3aを設けており、下部には前記突起2dと嵌合する凹孔3bを設けている。図2に示すように前記ヒンジブロック3の外周には前記支持部4と同軸にて回動可能に取付けたカバー3cを設けている。前記カバー3cの内面側に設けたフック3dは前記突起2dの下方に設けた溝形状2eに係合させている。従って前記カバー3cを回動させることで前記溝形状2eに係合していた前記フック3dが前記溝形状2eより外れ、前記ヒンジブロック3が前記ケーシング2aより挿脱自在となる。
図3においてカバー7を装着した状態の側面図であり、左図において前記ヒンジブロック3が前記ケーシング2aより挿脱自在となる状態であり、右図において前記フック3dが前記突起2dの下方に設けた溝形状2eに係合させており、挿脱不可の状態であり、挿脱不可の状態にて便座5は前記ケーシング2aに固定される。
【0012】
図1、4に示すように、前記便座5は前記トイレ装置2の開閉可能に取付けられており、前記便座5の基端側の左右両端部には前記支持部4が前記便座5及び便ふた6を回動自在とする軸上をスライド可能となる様にヒンジ部5aを設けている。前記ヒンジ部5aは前記支持部4を軸支するヒンジ部孔5bと前記孔5bの内側に前記支持部4がスライド可能となる空間5cを設けている。前記空間5cを設けることで、便ふた6のみを挿脱する際、前記支持部4を前記空間5cにスライドさせることで、前記便ふた6を回動支持する前記支持部4が前記便ふた6に設けたヒンジ孔6aより引き出され前記便ふた6の挿脱が可能となる。また前記ヒンジ孔6aには前記支持部4が挿入しやすいように薄肉の円柱形状であるヒンジ孔6aの挿入口をCカットして傾斜を設けている。
【0013】
前記便ふた6を取付ける際には前記支持部4を前記便座5のヒンジ部孔5bより突出しないように前記空間5cにスライドし、前記便ふた6を挿脱可能な状態にして、前記便ふた6を取付けられる位置に置いた後に、前記空間5cにスライドされていた前記支持部4を前記便ふた6のヒンジ孔6aに挿入することで前記便ふた6は取付けられる。
【0014】
図5において、前記支持部4は前記ヒンジブロック3の孔3aに挿入することで前記支持部4の一端を軸支しているが、前記支持部4が前記ヒンジブロック孔3aより抜けないように、前記支持部4を前記ヒンジブロック孔3aの奥まで当接させて前記ヒンジブロックにネジ穴を設け、前記ネジ穴に合うように前記支持部4に凹形状4aを設け、前記ネジ穴にネジを入れ、前記支持部4の凹形状4aに入るまでネジを回す。以上のように前記ヒンジブロック3と前記支持部4を組み合わせることにより、前記ヒンジブロック3により前記支持部4をスライドさせることができる。
また前記便座5にある前記空間5cには前記ヒンジブロック3及び前記支持部4をスライドする範囲を規制するストッパー5dが設けてあり、前記ヒンジブロック3及び前記支持部4をスライドする範囲を規制することができる。
【0015】
図6において、前記便座5を前記ケーシング2aに取付けた状態で、前記便座5を回動させた時に所定の角度以上に前記便座5を回動させない為に、前記便座5を回動した時に、前記便座5の後背部端5eを前記ヒンジブロック3の後背部に当接して、前記便座5の回動を規制している。
よって前記便座5は前記便蓋6がなくても、前記便座5は前記ケーシング2aに当接することなく、前記便座5は前記ヒンジブロック3により回動を規制することができる。
【0016】
本件は前記便ふた6がない前記トイレ装置2であり、前記便ふた6の代わりにカバー7を取付けている。前記便座5より突出している前記便ふた6を回動自在に支持する前記支持部4に対し、前記カバー7が前記支持部4のスライドする軸上に挿脱自在となるように、図7に示すように前記カバー孔7aを設けている。
また前記カバー7には前記ケーシング2aの前面にある前記突起2dを前記カバー7の脚部7bにて挟持している。従って前記カバー7は前記支持部4の軸上にて挿脱自在としており、前記脚部7bにより前記突起2dを挟持いることで、前記カバー7のスライドを規制し、前記ケーシング2aに固定することが可能となる。
【0017】
つづいて前記カバー孔7aと前記脚部7bを連結する連結部7cを前記突起2dに嵌合する前記ヒンジブロック3と前記ケーシングの前面にある傾斜部2cとの間に設けている。前記便座5が回動して前記ヒンジブロック3の後背部に当接している状態より、必要以上の力が前記便座5の裏面に加えられた時に、前記便座5を前記ケーシング2aに固定している前記ヒンジブロック3と嵌合している前記突起2dに大きな力が加わり、前記突起2dは後方の前記ケーシング2a側に倒れようとする。しかし前記カバー7の連結部7cを前記ヒンジブロック3と前記ケーシング2aとの間に設けることにより、前記ヒンジブロック3を支持することにより前記突起2dが後方にたわまないよう良好に支持することができるので、前記ケーシング2a、ヒンジブロック3、支持部4、便座5、が損傷することから良好に回避することが可能となる。
【0018】
前記カバー7には前記カバー孔7aにより、前記支持部4の軸上にスライドし、前記脚部7bにより前記突起2dを挟持することで前記カバー7のスライドを規制し、前記ケーシング2aに固定しているが、前記カバー孔7aと前記支持部4との間には前記便座5が回動するために隙間を設けてあり、そのため前記カバー7は隙間の分だけ前記支持部4よりうごき、前記カバー孔7aと脚部7bの位置が左右に離れており、前記脚部7bにより前記突起2dを挟持しているのでガタが生じやすくなる。そのため2つの前記突起2dの外側に位置するように前記カバー7に脚7dを設けることで前記脚部7bととも前記ケーシングに当接することで前記突起2dの外側にある前記脚部7bを支点として回転するガタを防止することができ、前記便座5とカバー7との間にできる隙間も小さくすることができる。
【0019】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、便器本体の上部後背部に取付けられ、暖房便座、あるいは、人体の局部に対して洗浄水を噴射するための機能部等を内蔵したケーシングを有し、便座・便ふたを同軸にて回動自在に支持する支持部を具備し、かつ便ふたがないトイレ装置において、前記便座の左右に位置し、便座より突出している便ふたを回動自在に支持する支持部左右2箇所をカバーする左右別部品を設けており、便座より突出しない便座及び支持部等をつくることがなく、便ふたがあるトイレ装置と部品の共通化が可能となり、かつコンパクトな設計を提供することが可能となる。
【0020】
上記目的を達成するために請求項2は、請求項1のトイレ装置において、前記ケーシング前面の傾斜面両端部に突起を配し、前記突起を挟持あるいは遊嵌することで前記カバーをネジ等は用いずに前記ケーシングに固定できるトイレ装置を提供することが可能となる。
【0021】
上記目的を達成するために請求項3は、請求項2のトイレ装置において、前記突起には、下部に前記突起が遊嵌する凹穴を備えて、上部には便座の後背部両端に設けたヒンジ部との間に便座を回動自在に支持する支持部を挿通支持したヒンジブロックを挿脱自在に取付け、前記ヒンジブロックと前記ケーシングとの間にカバーを固定する前記突起を挟持または遊嵌する脚部を設けることで、便座を立てた状態からケーシング側に力を加えられても、便座を支持しているヒンジブロック、ケーシングの突起が後方にたわまないように支持し、便座・ケーシング及び支持部等を保持することができ、便座を立てた時に、便座の表面が前記ケーシング等に衝突して損傷するのを良好に回避して、便座等に取付け可能としたトイレ装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトイレ装置を示す斜視図である。
【図2】ケーシング2aとヒンジブロック3の係わりを示す斜視図である。
【図3】ケーシング2aの突起2dとヒンジブロック3が挿脱自在の状態を示す図(左)とカバー3cにあるフック3dを溝形状2eに入れ、ヒンジブロック3が挿脱不可とした状態(右)
【図4】便ふたがある仕様において、ケーシングの突起とヒンジブロック、支持部、便座・便ふたの係わりを説明する斜視図である。
【図5】カバー7を装着した状態の突起2d、ヒンジブロック3、支持部4、便座5位置を示す図である。
【図6】便座5を回動した時のヒンジブロックに当接した状態を示す側面図(左)であり、カバー7を装着した状態の側面図(右)である。
【図7】右側のカバーの部位を説明する図である
【符号の説明】
2・・・トイレ装置、3・・・ヒンジブロック、4・・・回動軸、4a・・・支持部 5・・・便座、6・・・便ふた、7・・・カバー
Claims (3)
- 便器本体の上部後背部に取付けられ、便座、あるいは、人体の局部に対して洗浄水を噴射するための機能部等を内蔵したケーシングを有し、前記便座及び便ふたを同軸にて回動自在に支持する回動軸を具備し、前記回動軸の便ふた取り付け部である支持部を覆うカバーを設けたこと特徴とするトイレ装置
- 請求項1記載のトイレ装置において、前記ケーシング前面の傾斜面両端部には、便座及び便ふたを支持する突起を上方に向けて配設し、前記カバーは前記突起を挟持することで前記ケーシングに固定されることを特徴とするトイレ装置
- 請求項2記載のトイレ装置において、下部に前記突起が遊嵌する凹穴を備え、上部には前記回動軸を挿通支持したヒンジブロックを前記突起に挿脱自在に取付け、前記カバーは前記突起を挟持して固定するための脚部を有し、前記脚部を前記ヒンジブロックと前記ケーシングとの間に設けたことことを特徴とするトイレ装置
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003089192A JP2004290532A (ja) | 2003-03-27 | 2003-03-27 | トイレ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003089192A JP2004290532A (ja) | 2003-03-27 | 2003-03-27 | トイレ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004290532A true JP2004290532A (ja) | 2004-10-21 |
Family
ID=33403129
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003089192A Withdrawn JP2004290532A (ja) | 2003-03-27 | 2003-03-27 | トイレ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004290532A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017124123A (ja) * | 2016-01-15 | 2017-07-20 | 株式会社Lixil | 便座装置 |
-
2003
- 2003-03-27 JP JP2003089192A patent/JP2004290532A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017124123A (ja) * | 2016-01-15 | 2017-07-20 | 株式会社Lixil | 便座装置 |
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