JP2004290350A - 薬剤フィーダ - Google Patents

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正二 湯山
Chuji Takeda
仲治 竹田
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Abstract

【課題】残留する薬剤を、簡単な構成であるにも拘わらず、確実にかつ自動的に除去可能とする。
【解決手段】基台5に形成した薬剤収容室12に薬剤を収容し、前記薬剤収容室12の内部下方に設けた押上部材11を所定寸法ずつ上動させることにより、前記薬剤収容室12内の薬剤を押し出し、押し出した薬剤を払出手段6により払い出す。前記基台5は、前記薬剤収容室12に連通可能な吸引空間41を備え、該吸引空間41を介して残留する薬剤を除去可能とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、薬剤を少量単位ずつ供給し、かつ、残留する薬剤を適切に除去することのできる薬剤フィーダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、シリンダ型の散薬フィーダとして、シリンダと該シリンダ内を上下方向に摺動自在なピストンとを備え、シリンダ内に供給された散薬をピストンの上昇分だけシリンダ外に押し出し、クランク機構によって往復運動する掻き出し部材によって、押し出された散薬を掻き出して包装部に供給するようにしたものがある(例えば、特許文献1,2参照)。
【0003】
また、他の散薬フィーダとして、前記散薬フィーダと同様のシリンダとピストンとを備え、シリンダ内の散薬をシリンダ上端の重しとピストンとで加圧して散薬内部の空気を排出することにより均一化した後、一方向に回転運動する掻き出し部材によって、押し出された散薬を掻き出して包装部に供給するようにしたものがある(例えば、特許文献3参照)。
【0004】
【特許文献1】
特許第2839312号公報
【特許文献2】
特公昭58−43281号公報
【特許文献3】
特公平6−45361号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記いずれの散薬フィーダでも、構造が複雑で、供給経路途中に散薬が残留しやすく、しかも、残留した薬剤を除去しづらいという問題がある。このような残留薬剤をノズル等で吸引する方法は、人手を必要とし、自動化が望まれている。
【0006】
そこで、本発明は、残留する薬剤を、簡単な構成であるにも拘わらず、確実にかつ自動的に除去することのできる構成を備えた薬剤フィーダを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するための手段として、基台に形成した薬剤収容室に薬剤を収容し、前記薬剤収容室の内部下方に設けた押上部材を所定寸法ずつ上動させることにより、前記薬剤収容室内の薬剤を押し出し、押し出した薬剤を払出手段により払い出すようにした薬剤フィーダにおいて、
前記基台は、前記薬剤収容室に連通可能な吸引空間を備え、該吸引空間を介して残留する薬剤を除去可能としたものである。
【0008】
この構成により、吸引空間を薬剤収容室に連通するだけで、簡単かつ自動的に、薬剤収容室内に残留する薬剤を除去することができる。また、吸引空間を介して薬剤収容室内に作用する吸引力は、さらに払出手段により薬剤が払い出される領域にも及ぼすことができ、無関係な場所への飛散を確実に防止することが可能となる。
【0009】
前記吸引空間は、前記押上部材を降下させることにより開口する前記薬剤収容室の下方開口部に連通するように形成すると、薬剤収容室内に収容する薬剤量を最大としつつ、構成を簡略化することが可能となる点で好ましい。
【0010】
前記吸引空間は、前記薬剤収容室の少なくとも下端部を覆うシリンダで構成され、該シリンダは、前記薬剤収容室から空気を吸引するための吸引口のほかに、前記押上部材が貫通する貫通孔を備え、該貫通孔は、前記押上部材を最下端位置まで降下させた際、該押上部材によって密閉状態とされるように構成すると、押上部材のスムーズな上下動を確保しつつ、吸引空間を薬剤収容室に連通させることにより形成される吸引流路を密閉状態に維持することが可能となる点で好ましい。
【0011】
前記シリンダは、前記基台内で上下動する他の構成部品との干渉を回避しつつ、前記薬剤収容室に沿って上下動可能な構成とすると、全体をコンパクトな構成としつつ、残留する薬剤の除去を適切に行わせることが可能となる点で好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る実施形態を添付図面に従って説明する。
【0013】
図1は、本実施形態に係る薬剤包装装置を示す。この薬剤包装装置は、散薬供給部1、錠剤供給部2、及び、包装部3を備える。錠剤供給部2及び包装部3については、従来同様の構成であるので、以下の説明では、本発明の特徴部分である散薬供給部1、ここでは薬剤フィーダ100についてのみ言及する。
【0014】
薬剤フィーダ100は、図2乃至図7に示すように、大略、ケーシング4内に設けた基台5上にロータ6を回転自在に配設した構成である。
【0015】
ケーシング4の上面は支軸7aを中心として回動可能な蓋体7によって閉鎖される。蓋体7は、ケーシング4の開口縁部の8箇所に設けた永久磁石(図中○で示す。)によって閉鎖状態に維持される。ロータ6の上方にはホッパー8が配置され、薬剤を供給可能である。
【0016】
基台5は、上面のロータ6が摺接する領域が若干低くなることにより凹所9を形成されている。凹所9により、薬剤(主に散薬、顆粒等を含む)が周囲に飛散することが防止される。基台5には、筒状部10が設けられ、その上端開口部が凹所9に開口している。筒状部10内には、押上部材11が配設されている。押上部材11は、図4に示すように、軸部材13の上端部に弁部材14が装着され、軸部材13の下端部は昇降台15に固定されている。弁部材14は、シリコンゴム等の低摩擦材料で形成され、筒状部10内の上下動をスムーズに行えるようになっている。筒状部10内の弁部材14によって区画された上方空間が、薬剤を収容可能な薬剤収容室12である。
【0017】
筒状部10の下端部にはダクト部材40が配設されている。ダクト部材40は箱状で、図4及び図8に示すように、一端側上面に前記筒状部10が貫通し、筒状部10の外周面に沿って昇降可能となっている。但し、ダクト部材40の降下位置は、ケーシング4の内側面に設けたストッパ4bによって制限されている。また、ダクト部材40は、一端側下面に凹部42を形成され、そこには押上部材11の軸部材13が貫通する逃がし孔43が穿設されている。凹部42には、押上部材11が最下位置に降下した際、弁部材14が圧接し、逃がし孔43を閉鎖する。また、ダクト部材40は、他端側端面が開口してケーシング4の開口部4aを介して図示しない吸引装置側に連通している。
【0018】
昇降台15は、図7に示すように、上面に雌ねじ部15bが形成され、そこにはスクリューネジ18が螺合状態で貫通している。スクリューネジ18は、その上下端を支持台19に取り付けた支持部材16にベアリング18aを介して回転自在に支持されている。スクリューネジ18の上端部にはギア18bが固定され、昇降用モータ20の回転軸に固定したギア20aが噛合している。支持部材16は、垂直板17aの上下端に上板17b及び下板17cをそれぞれ一体化したものである。上板17bと下板17cの間には2本の棒材15aが設けられ、これら棒材15aが昇降台15を貫通している。これにより、昇降用モータ20を駆動し、ギア20a,18bを介してスクリューネジ18を回転させると、昇降台15は、棒材15aに沿って昇降する。押上部材11の上下方向の位置は、昇降用モータ20への入力パルス信号によって決定される回転軸の回転角度(ステップ角度)に基づいてスクリューネジ18をどれだけ回転させるのかによって正確に設定されている。なお、前記昇降用モータ20には、ステッピングモータやサーボモータ等を使用すればよい。
【0019】
支持台19すなわち押上部材11の昇降位置は、昇降位置検出センサ50により検出される。昇降位置検出センサ50は所定間隔で配設した発光素子と受光素子とで構成され、昇降台15から延設した仕切片51が両素子の光路を遮ることにより押上部材11の最下降位置を検出できるようになっている。また、昇降位置検出センサ50は、基台5の下方に取り付けた基板52に実装されている。基板52にはコネクタ53を介して後述するモータ等に通電可能となっている。
【0020】
基台5は、図2に示すように、凹所9に連続する傾斜面21aを備え、傾斜面21a、側面21b、及びケーシング4の内面4cにより薬剤排出路22が形成されている。また、基台5には、回転用モータ23が設けられ、その回転軸には駆動ギア24が一体化されている。さらに、基台5には、振動発生用モータ60により図示しない偏心板を回転させるようにした振動装置が設けられ、薬剤収容室12内に収容した薬剤に振動を与えることにより均等化できるようになっている。
【0021】
ロータ6は、略円柱状で、図11乃至図13に示すように、中心部には上下面からそれぞれ凹部61,62を形成され、両凹部61,62は中心孔63で連通している。図5に示すように、中心孔63にはロッド64が貫通し、下方凹部61にはロッド64の中央部に形成した鍔部65が位置している。ロッド64は、ケーシング4にネジ止めした支持板66にベアリング67を介して回転自在に支持されている。ロッド64の下端部には前記駆動ギア24に噛合する従動ギア25が固定されている。また、ロータ6の上方凹部62には、スプリング68が配設されている。このスプリング68は、蓋体7を閉鎖した際、ロータ6を基台5上の凹所9に押し付けるために設けられている。また、蓋体7を開放する際、その開放動作を補助する役割も果たしている。なお、蓋体7の中央部には、前記スプリング68が圧接する受板7bがネジ止めされている。
【0022】
ロータ6は、収容掻寄部27、押圧部28、及び清掃片29を備える。また、ロータ6の上面にはマグネット等の被検出部69が設けられている。被検出部69は、ケーシング4又は基台5に設けたセンサ70,71によって検出され、ロータ6の回転位置を特定できるようになっている。図14に示すように、被検出部69がセンサ70によって検出された位置が薬剤投入位置であり、図15に示すように、被検出部69がセンサ71によって検出された位置が薬剤押込位置である。
【0023】
収容掻寄部27は、前記ホッパー8からの薬剤を受け入れる開口部30と、この開口部30に連通し、下面側に形成されて円周方向に延びる収容掻寄溝31とを備える。収容掻寄溝31は、ロータ6の回転方向下流側の内面が掻寄面32を構成し、前記薬剤収容室12の上方開口に対して接近する位置が徐々に変化するように形成されている。すなわち、掻寄面32は、円弧面に比べて、ロータ6の外周側が回転方向下流側に向かって徐々に内側に迫り出すように形成されている。これにより、ロータ6が回転し、掻寄面32によって薬剤が掻き寄せられると、掻き寄せられた薬剤が薬剤収容室12に落下位置を変化させながら収容される。このため、薬剤収容室12内の薬剤がほぼ均等な状態となる。但し、前記掻寄面32の形状は、薬剤収容室12に対して薬剤を部分的な偏りを抑制しつつ収容できるのであれば、前述のものに限定されるものではない。
【0024】
押圧部28は、前記ロータ6の開口部30とは略対称位置に形成した収容凹部33に配設され、中心孔33aを介して上方凹部33bに突出する軸部34と、軸部34の上部に取り付けられる被検出板35と、軸部34の下部に取り付けられる弁体36と、軸部34の中央部に形成した鍔部37と上壁との間に配設されるスプリング38とで構成されている。押圧部28をロータ6に装着した状態では、被検出板35は上方凹部33bに収容され、被検出板35の上面はロータ6の上面と面一となる。また、弁体36の下面はスプリング38の付勢力により下動してロータ6の下面と面一となる。
【0025】
押圧部28は、ロータ6が回転して基台5の薬剤収容室12と合致した時点で、押上部材11によって押し上げられた薬剤から力を受ける。押圧部28への押圧力はセンサ39(圧力センサ、リレー等)によって検出され、この検出信号に基づいて押上部材11の上動が停止される。これにより、薬剤収容室12内の薬剤に一定の力を付与しつつ、薬剤収容室12から凹所9内に1包分の薬剤を押し上げることが可能となる。
【0026】
清掃片29は、ロータ6の下面であって、収容掻寄溝31に対して回転方向下流側に、径方向に形成した溝に固定される低摩擦材料(例えば、スポンジ等)で構成され、凹所9の上面を摺接して残留する薬剤を除去する。清掃片29は汚れれば、取り外して交換することが可能となっている。
【0027】
なお、前記薬剤フィーダ100は、図16に示すように、取付台200を利用して簡単に薬剤包装装置に着脱することができる。すなわち、取付台200の水平板201には4隅に貫通穴202が形成され、薬剤フィーダ100の底面に設けた突起101が係合するようになっている。また、取付台200の垂直板203には、フラットケーブル204を介して接続される接点205が露出する基板206が設けられ、薬剤フィーダ100の下方側面に露出させた各接点102が接触するようになっている。したがって、薬剤フィーダ100を取付台200の水平板201に載置し、突起101を貫通穴202に係合させると、位置決めが完了すると共に、接点102,205が接触して電気的接続を図ることができる。
【0028】
次に、前記薬剤フィーダの動作について説明する。
【0029】
薬剤を供給する前に、センサ70が被検出部69を検出してから再び被検出部69を検出するまでロータ6を回転させ、清掃片29により凹所9を清掃する。そして、センサ71が被検出部69を検出することにより、回転用モータ23の駆動を停止し、ロータ6を薬剤投入位置に位置させる。続いて、ホッパー8から開口部30を介して収容掻寄溝31と基台5とで区画される領域に薬剤を供給する。
【0030】
薬剤の供給が済めば、薬剤収容室12では、昇降位置検出センサ50が仕切片51を検出するまで押上部材11を下動させ、最下降位置で停止させる。そして、ロータ6を回転し、供給した薬剤を薬剤収容室12に収容する。ロータ6を回転すると、掻寄面32により薬剤が掻き寄せられ、薬剤収容室12へと移動する。掻寄面32は、前述の通り、ロータ6の外周側が回転方向下流側に向かって徐々に内側に迫り出すように形成されている。したがって、薬剤は、薬剤収容室12にロータ6の外周側から順に落下し、偏ることなく均等に収容される。薬剤収容室12への薬剤の収容が完了したことは、ロータ6が図14に示す位置まで回転し、被検出部69がセンサ70によって検出されることにより確認される。この間、振動発生用モータ60を駆動することにより基台5を振動させ、薬剤収容室12内の薬剤を均等化すると共に、その上面を平らにする。
【0031】
薬剤収容室12への薬剤の収容が完了すれば、昇降用モータ20を駆動し、押上部材11を上動させると、図17(a)に示すように、押圧部28がスプリング38の付勢力に抗して押し上げられる。そして、凹所9内に1包分の薬剤が押し出された時点で、押圧部28がセンサ39によって検出されるので、昇降用モータ20を停止し、押上部材11による押圧を中止する。これにより、薬剤収容室12内の薬剤が押圧部28の弁体36に押し付けられ、さらなる均等化が図られる。
【0032】
ところで、薬剤収容室12には、予め決められた分量の薬剤が収容されるようになっており、収容された薬剤の上面と凹所9の上面とが面一となるように、押上部材11の初期基準位置が設定されている。しかしながら、薬剤収容室12内に供給された全薬剤の分包作業が終了する毎に分解してロータ6等を清掃した後、組み立て直すため、組立精度のばらつきが避けられない。このため、前記押上部材11の初期基準位置にずれが生じる。そこで、前記押上部材11による上動動作では、新たな分包作業が開始される毎に、押上部材11が当初設定していた初期基準位置からセンサ39での検出信号の入力があるまでの移動寸法に基づいて初期基準位置を補正する。
【0033】
初期基準位置が設定し直されれば、押上部材11を一旦最下降位置まで下動させる。そして、ロータ6を回転させ、清掃片29により基台5の凹所9を清掃する。清掃片29によって除去された薬剤は、凹所9から薬剤排出路22へと排出される。
【0034】
薬剤収容室12への薬剤の収容が完了すれば、ロータ6の回転を再開し、収容掻寄溝31を薬剤収容室12の上方に位置させる。そして、押上部材11を、前述のようにして補正した初期基準位置から所定寸法上動させ、図17(a)に示すように、1包分(図17(b)点線参照)に相当する薬剤を薬剤収容室12から凹所9内に押し上げる。続いて、ロータ6を回転し、押し上げられた1包分の薬剤を掻寄面32にて掻き寄せる。掻き寄せられた薬剤は、凹所9から薬剤排出路22へと払い出され、包装装置3にて1包分として包装される。これにより、常に高精度な分包が可能となる。
【0035】
以下、同様にして、押上部材11を所定寸法上動させ、ロータ6を回転することにより、1包分の薬剤の払出を行う。この場合、1包分の薬剤の払出毎に、ロータ6の回転に伴って清掃片29が凹所9の上面を摺接するので、凹所9内の清掃作業を別途行う必要がない。
【0036】
以上のようにして薬剤の分包作業を行うが、昇降台15の上動に伴い、仕切片51等がダクト部材40に当接すれば、ダクト部材40は筒状部10の外周面に沿って上動する。つまり、ケーシング4内の限られた空間を有効利用することができ、コンパクトな構成とすることが可能となる。
【0037】
その後、薬剤収容室12内の全薬剤の分包が終了すれば、次のようにして薬剤収容室12内の清掃を行う。
【0038】
すなわち、昇降用モータ20を駆動し、図9に示す状態から昇降台15を降下させ、押上部材11を最下位置に移動させる。このとき、ダクト部材40がストッパによって停止する最下位置まで降下する。また、押上部材11の降下により、図10に示すように、筒状部10の下端開口部が開口し、薬剤収容室12がダクト部材40の吸引空間41に連通する。また、押上部材11の弁部材14がダクト部材40の凹部42に圧接し、逃がし孔43は密閉状態となる。
【0039】
そこで、吸引装置を駆動すると、ケーシング4の開口部4aからダクト部材40の吸引空間41を介して薬剤収容室12内の空気が吸引される。これにより、薬剤収容室12内に残留する薬剤が除去される。また、薬剤収容室12(筒状部10の上方開口部)を介してロータ6の凹所9側からも吸引することができ、周囲への飛散を確実に防止することが可能となる。
【0040】
このように、ケーシング4内の余剰空間を有効利用するダクト部材40を備えたので、装置をコンパクトな構成とすることができる。また、薬剤収容室12に、直接、ダクト部材40を連通させるようにしたので、従来から薬剤が残留しやすく、除去の困難であった薬剤収容室12内の清掃を効果的に行うことが可能となる。さらに、薬剤収容室12のみならず、ロータ6の凹所9側からも吸引することができる。
【0041】
なお、前記ダクト部材40を利用した残留薬剤の除去は、薬剤収容室12内の全薬剤の払出が終了する毎等に自動的に行うようにすればよい。これにより、利用者は、残留薬剤の除去について何ら心配する必要がなくなり、非常に使い勝手が良くなる。
【0042】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、薬剤収容室に連通可能な吸引空間を備えた構成としたので、残留する薬剤を円滑かつ確実に除去することができ、又、その作業を自動化することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る薬剤包装装置の外観を示す斜視図である。
【図2】図1に示す薬剤フィーダを示す斜視図である。
【図3】図2の平面図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】図3のB−B線断面図である。
【図6】図2の正面図である。
【図7】図3のC−C線断面図である。
【図8】ダクト部材の近傍を示す部分破断斜視図である。
【図9】ダクト部材近傍を示す部分断面図である。
【図10】ダクト部材近傍の清掃状態を示す部分断面図である。
【図11】ロータの平面図である。
【図12】図11のD−D線断面図である。
【図13】図11の底面断面図である。
【図14】薬剤フィーダの薬剤投入位置を示す平面図である。
【図15】薬剤フィーダの薬剤押込位置を示す平面図である。
【図16】薬剤包装装置への薬剤フィーダの取付構造を示す部分斜視図である。
【図17】(a)は薬剤収容室近傍の部分断面図、(b)は分包時の押上部材による押上状態を示す断面図である。
【符号の説明】
4…ケーシング
5…基台
6…ロータ(払出手段)
7…蓋体
8…ホッパー
9…凹所
10…筒状部
11…押上部材
12…薬剤収容室
14…弁部材
21a…傾斜面
22…薬剤排出路
27…収容掻寄部
28…押圧部
29…清掃片
30…開口部
31…収容掻寄溝
32…掻寄面
35…被検出板
39…センサ
40…ダクト部材
41…吸引空間

Claims (4)

  1. 基台に形成した薬剤収容室に薬剤を収容し、前記薬剤収容室の内部下方に設けた押上部材を所定寸法ずつ上動させることにより、前記薬剤収容室内の薬剤を押し出し、押し出した薬剤を払出手段により払い出すようにした薬剤フィーダにおいて、
    前記基台は、前記薬剤収容室に連通可能な吸引空間を備え、該吸引空間を介して残留する薬剤を除去可能としたことを特徴とする薬剤フィーダ。
  2. 前記吸引空間は、前記押上部材を降下させることにより開口する前記薬剤収容室の下方開口部に連通するように形成したことを特徴とする請求項1に記載の薬剤フィーダ。
  3. 前記吸引空間は、前記薬剤収容室の少なくとも下端部を覆うシリンダで構成され、該シリンダは、前記薬剤収容室から空気を吸引するための吸引口のほかに、前記押上部材が貫通する貫通孔を備え、該貫通孔は、前記押上部材を最下端位置まで降下させた際、該押上部材によって密閉状態とされるようにしたことを特徴とする請求項2に記載の薬剤フィーダ。
  4. 前記シリンダは、前記基台内で上下動する他の構成部品との干渉を回避しつつ、前記薬剤収容室に沿って上下動可能であることを特徴とする請求項3に記載の薬剤フィーダ。
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