JP2004290314A - ミストサウナ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ミスト使用後の湯の有効利用ができ、しかも浴室の壁面への影響を軽減でき、省スペース化を図ることができるミストサウナ装置を提供する。
【解決手段】浴槽6に給湯する箇所に湯を噴霧することでミストを発生するミスト発生器1を着脱自在に取り付ける。浴槽6内でミスト発生器1にてミストを発生してミストサウナ浴をし得るようにする。
【選択図】 図1
【解決手段】浴槽6に給湯する箇所に湯を噴霧することでミストを発生するミスト発生器1を着脱自在に取り付ける。浴槽6内でミスト発生器1にてミストを発生してミストサウナ浴をし得るようにする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、浴室内でミストサウナ浴を行うミストサウナ装置に関し、詳しくは浴槽内でミストサウナ浴をし得るようにしたミストサウナ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のミストサウナを行うミスト発生装置は、水圧でミストを発生するミスト発生器1が図14に示すように浴室2内の洗い場3の床の上または洗い場3の壁に設置され、洗い場3のカラン7の近傍で給湯管から分岐したミスト用給湯ホース5をミスト発生器1に連結してある(例えば、特許文献1参照)。そしてミスト発生器1に45〜60℃程度の湯を供給してミスト発生器1で湯を噴霧してミストサウナ状態にするようになっている。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−185223号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このミストサウナ装置でミストサウナ浴を行う場合、洗い場に座った状態となり、ミスト発生器1から出た湯は入浴者が浴びた後、洗い場3から排水されることとなり、水を再利用できず水の無駄となるという問題がある。
【0005】
またミストサウナ状態は通常の入浴時よりも高温多湿状態となるため、特に非ユニットバスの浴室などで使用すると浴室壁面へ湿気や温度が影響し、カビなどの発生による壁面に割れや強度低下を起こす可能性がある。
【0006】
またミスト発生器1は、洗い場3のカラン7の近傍から配管分岐をさせる都合上、このカラン7の付近の壁面や床に設置させることが多いが、浴室2におけるこのスペースは決して広くない。ミスト発生器1が小さなものでも、通常の入浴使用時に邪魔になる場合が少なくない。
【0007】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、ミスト使用後の湯の有効利用ができ、しかも浴室の壁面への影響を軽減でき、省スペース化を図ることができるミストサウナ装置を提供することを課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明の請求項1のミストサウナ装置は、浴槽に給湯する箇所に湯を噴霧することでミストを発生するミスト発生器を着脱自在に取り付け、浴槽内でミスト発生器にてミストを発生してミストサウナ浴をし得るようにしたことを特徴とする。
【0009】
上記のミストサウナ装置は、浴槽でミスト発生器を取り付けてミスト発生器に湯を供給することでミスト発生器で発生したミストを浴槽内で浴びてミストサウナ浴を行うことができる。浴槽内でミスト発生器にてミストを発生させてミストを浴びるときに浴槽の排水栓を閉めておけば、ミストの発生のために給湯した湯は浴槽内に貯めることができるため、ミストの発生のために供給した湯は再利用が可能である
また浴槽内にミストを発生させるようにしておけば、浴槽内がミストサウナ空間として機能するため、高温高湿空気を浴室全体に充満させる必要がない。これは浴室の壁面などへの湿気や温度の影響を低減できるだけでなく、従来例のものと比較しても少ない熱エネルギーでサウナ空間を実現することができる。またミスト発生器を着脱自在にしてあるため、ミストサウナ不使用時にミスト発生器を取り外しておけば邪魔にならない位置に避けることができて装置の省スペース化に繋がる。
【0010】
通常、浴槽への給湯栓は、カランの場合と、浴槽内壁に埋め込むようにして設置されて浴槽内に給湯するためや前記浴槽内の湯を保温するための風呂給湯栓(所謂,風呂アダプターと称されるもの)の2種類に分かれる。上記請求項1のミストサウナ装置は上記2種類の給湯栓のいずれにもにミスト発生器を着脱自在に取り付けるものが含まれる。
【0011】
また本発明の請求項2のミストサウナ装置は、請求項1において、浴槽へ給湯するためや浴槽内の湯を保温するために浴槽の内壁面に設けられた風呂給湯栓にミスト発生器を着脱自在に取り付けことを特徴とする。
【0012】
このように浴槽の内壁面の風呂給湯栓にミスト発生器を取り付けることにより、浴槽内に入浴者が座ってミストを浴びるとき入浴者にミストを当てるのに適切な位置にミスト発生器を取り付けることができて快適なミストサウナ浴ができる。
【0013】
また本発明の請求項3のミストサウナ装置は、請求項2において、浴槽の水位を検知してこの水位の変動に応じてミスト発生量を調節し得るようにしたことを特徴とする。
【0014】
風呂給湯栓を用いて給湯するようにした風呂給湯器には浴槽内の水位を検知して浴槽への湯の給湯量を調節する機能の付いたものがあるが、上記請求項3のものではこの水位検知機能を使用し、ミストサウナ装置使用時の浴槽の貯湯量を検知してミスト発生量を調節できる。
【0015】
浴槽の貯湯量が多くなれば、ミストの発生量を低減しても温熱感は十分に得ることができる。従って、貯湯量が多くなれば、ミスト発生量を低減する制御を入れた方がより水の使用量を低減でき、且つ熱エネルギーを効率的に使用することができる。また浴槽から溢れるほどに水位が高くなったときはミスト発生のための給湯は不要であるから、ミストを発生する運転を停止するなどの機能を持たせることができ、使い勝手が向上する。
【0016】
また本発明の請求項4のミストサウナ装置は、請求項2において、ミスト発生器が風呂給湯栓に取り付けてあるか否かを検出し、ミスト発生器が取り付けてあるときのみミスト発生モードへの切り替えが行えるようにしたことを特徴とする。
【0017】
ミスト発生モードでは通常の入浴で使用する給湯温度より高い設定にすることが多い。従って、ミスト発生器が取り付けられていない場合、ミスト発生器が適切に取り付けられておらず使用中にミスト発生器が外れた場合などに、ミスト発生モードで運転してしまうと、高温給湯が身体に当たり火傷などの事故に繋がるおそれがある。これを防ぐための安全装置として、請求項4のようにミスト発生器が適切に取り付けられていない場合、ミスト発生モードによる運転ができない機能を付与してある。
【0018】
またミスト発生器が取り付けられていれば、ミスト発生モードの制御として請求項3のように浴槽の水位に応じたミスト発生量調節制御も入るようなソフトシーケンスを組むことが可能である。
【0019】
また本発明の請求項5のミストサウナ装置は、請求項1乃至請求項4のいずれかにおいて、浴室を暖房する機能を有する機器の室温センサーにより浴室内の室温を検知して、室温に応じてミストサウナ運転中に浴室暖房運転を連動させるようにしたことを特徴とする。
【0020】
冬季や浴室が広い場合などで温熱感が不足と感じる場合には、例えば浴室暖房機器を使用して運転を行えば、浴室暖房機能を併用してより高い温熱効果を得ることができる。またミストサウナ使用時に浴室暖房機器の温風を体に直接当てると、より発汗作用を促進できる。
【0021】
給湯と浴室暖房機器などの暖房熱源との機能を併せ持った給湯暖房機などを使用すれば、ミスト発生器への給湯の使用状態だけでなく、浴室暖房機器の制御で使用している室温センサーを用いて浴室温度を検知することできる。従って、ある浴室温度以下になったときなどに自動的に浴室暖房運転を行う機能を付与したり、風向と温風量や温度設定を記憶させて決まった運転パラメータの組み合わせで運転させることができる個人設定モードなどを付与することで、より入浴者の体感を向上することができる。
【0022】
また本発明の請求項6のミストサウナ装置は、請求項1乃至請求項5のいずれかにおいて、浴室を乾燥または換気する機能を有する機器の室温センサーにより検出した温度及びミストサウナ運転終了信号により入浴終了を検知して、浴室の換気または乾燥を行うようにしたことを特徴する。
【0023】
ミストサウナ使用時は浴室が高湿状態にあるため、浴室の衛生面のためや構造物や設備機器の特性劣化を抑制するためにも、浴室の換気や乾燥を行う方がよいが、上記のように構成することによりミストサウナ使用後には必ず乾燥・換気運転を行うことを実現することができる。具体的には、ミストサウナ運転終了を検知し、さらに浴室の温度がある閾値温度以下になった場合に自動的に浴室の乾燥または換気運転を行うようになっている。また手動で入浴者が換気または乾燥運転を行った場合は、自動で浴室の乾燥・換気運転を行わないようになっている。
【0024】
また本発明の請求項7のミストサウナ装置は、請求項1乃至請求項5のいずれかにおいて、浴槽内で発生したミストを逃がさないように浴槽に蓋した状態でミストサウナ浴をし得るようにしたことを特徴とする。
【0025】
浴槽は四方が浴槽内壁で囲まれているため、従来のように浴室全体に高温高湿空気を充満させる必要がないので、より効率的にミストサウナ状態を実現することができる。しかも上記のように浴槽の上部から蓋をした状態とすれば、さらに熱逃げを抑えることができるので、より効率的にサウナ状態を実現することができる。
【0026】
この浴槽の上部に載せる蓋は通常の浴槽用の蓋を並べることでも代用できる。しかしながら、入浴者の首の部分は浴槽の上部に出さないといけないため、首が通るだけのスペースには蓋をすることができない。この場合、この蓋のできないスペースから熱が逃げるだけでなく、顔の下から上へ高温高湿空気が伝って上がるために不快感を与え兼ねない。従って、顔が不快な場合には首回りから熱が逃げないような構造の蓋を採用すると、より効果的で快適なミストサウナを実現することができる。さらに顔へのミスト(蒸気)の逃がし量を適当に制限できれば美顔効果を狙えるようない蓋も形成できると考えられる。
【0027】
【発明の実施の形態】
浴室2内は図1に示すように浴槽6を設置してあり、浴槽6の側方には洗い場3を設けてある。洗い場3の壁面にはカウンター4を架設してあり、カウンター4の上で壁面にはカラン7を装着してある。浴槽6の内壁面には浴槽への給湯や保温をおこなうために風呂給湯栓(所謂、風呂アダプターと称されるもの)8を設けてある。この風呂給湯栓8は浴槽6内に入浴者が座ったときに入浴者の足先に対応する内壁面に設けてある。
【0028】
ミスト発生器1は本例の場合、上下に長いポール状のものであり、上下に複数の噴霧ノズル9を装着してある。ミスト発生器1を取り付ける場合、浴槽6内に既にある風呂給湯栓8のカバーを取り外し、ミスト発生器1の下端部の取り付け部10を風呂給湯栓8にねじ込み等で取り付けてミスト発生器1をセットする。このミスト発生器1をセットした状態で風呂給湯栓8から噴霧ノズル9に給湯できる状態となる。
【0029】
ミストサウナ浴する場合は風呂給湯栓8に給湯して水圧でミスト発生器1から湯を噴霧することでミストを発生し、図2に示すように入浴者は浴槽6内に座るような形をとり、ミストを身体に浴びる。風呂給湯栓8に給湯する湯の温度は通常、風呂リモコンから調節することができるので、好みに応じて45℃〜60℃程度に設定して使用する。このミストサウナ浴を行うとき、浴槽6の排水栓を閉じて使用すれば、ミストを発生するのに使用した湯を浴槽に貯湯できるので、通常の入浴に使用することができる。図2(a)は浴槽6内の湯が空の状態でミストサウナ浴をしている状態であり、図2(b)は浴槽6内に湯が溜まった状態でミストサウナ浴をしている状態である。
【0030】
上記のようにミストサウナ浴をするとき浴槽6の上面開口を蓋した状態でミストサウナ浴を行うと、浴槽6内からミストが漏れないようにしてミストサウナ浴を行うことができて良好なサウナ感を得ることができる。また浴室2に浴室暖房機器を取り付けてある場合、冬季等に浴室暖房機器と併用することにして室温を上げた方が快適にミストサウナ浴を行うことができる。
【0031】
図3に風呂給湯栓8に取り付けるミスト発生器1の構造を示すものである。ミスト発生器1は上下に長いポール状であり、内部に上下方向に設けた流路11と連通するように複数個の噴霧ノズル9を設けてある。ミスト発生器1の下部には円盤状の取り付け部10を回転自在に取り付けてあり、取り付け部10内には上記流路11と連通する中空部12を設けけてあり、中空部12の周囲に雌ねじ部13を設けてあり、風呂給湯栓8のカバーを外した状態で風呂給湯栓8の外周の雄ねじ部に雌ねじ部13を螺合することで取り付け部10を取り付けてミスト発生器1を立てて取り付けられるようになっている。
【0032】
また図4は浴槽6(図5)の上方の浴槽6(図5)に給湯するためのカラン14(図5)に取り付けるミスト発生器1の構造を示すものである。このミスト発生器1は水平方向に向けて設置するものであり、複数個の噴霧ノズル9を水平方向に並べて設けてある。このミスト発生器1の左右方向の一端の上方には円盤状の取り付け部10を回転自在に装着してある。カラン14に取り付ける場合は、小径筒部15aと大径筒部15bを一体に設けた接続アダプター15を用いて接続される。この接続アダプター15の小径筒部15aには止めねじ16を螺合してあり、大径筒部16の外周には雄ねじ部17を設けてある。そして接続アダプター15の小径筒部15aはカラン14の先端に被嵌されると共に止めねじ16を締め付けることでカラン14に固定され、取り付け部10の雌ねじ部13を大径筒部15bの雄ねじ部17に螺合することで図5に示すようにミスト発生器1が取り付けられる。図5で18はシャワーホースである。なお、図3や図4に示すミスト発生器1で噴霧ノズル9をボールジョイント方式のような方式で回転自在になるように連結してあると、ミストを噴霧する向きを自在に替えることができ、使用するとき最適な向きに向けてミストを噴霧することができる。
【0033】
図6は浴槽6の上面開口を蓋19で閉塞して使用するようにしたミストサウナ装置である。浴槽6内に入浴者が座った状態で浴槽6の上面開口を蓋19で閉塞すると共に蓋19の上に入浴者の首を出し、ミスト発生器1で発生したミストを浴槽6内に充満させてミストサウナ浴ができるようになっている。このとき、浴槽6は四方が浴槽内壁で囲まれているため、従来のように浴室2全体に高温高湿空気を充満させる必要がないので、より効率的にミストサウナ状態を実現することができる。このとき、蓋19としては通常の浴槽蓋を代用してもよいが、図6(b)に示すように入浴者の首の部分が出せるように、蓋19の一部分を抉った形態にして切り欠き20を設けるとより効率よくミストサウナ浴が実現できる。
【0034】
図7には風呂給湯栓8にミスト発生器1を接続して使用するミストサウナ装置で給湯器21の水位センサー22を使用してミスト発生器8への給湯量を調節した場合の例を示す。水位調節機能付きの給湯器21には水位検出手段として水位センサー22が搭載されている。その水位センサー22を利用して水位を検出しながら風呂給湯栓8からの給湯量を調節することができるようになっている。そこで風呂給湯栓8にミスト発生器1を接続することにより、浴槽6の水位を検知してこの水位の変動に応じてミスト発生量を調節し得る。つまり、浴槽6の貯湯量が多くなれば、ミストの発生量を低減しても温熱感は十分に得ることができるため、浴槽6の水位が上がるに従ってミスト発生量を少なくして行くことで給湯量を少なくして適切なミストサウナ浴ができる。また浴槽6の水位が上がって行くとき、ミスト発生器1の水没する部分はミストを発生することがないためにこのことによっても水位の上昇に伴なうミスト発生量の減少ができる。
【0035】
図8には風呂給湯栓8にミスト発生器1の取り付け部10が適切に装着されているか判断できるようにした構造の例を示す。風呂給湯栓8には給湯管23を囲むように筒部24が設けられているが、この筒部24の外面には横溝25aと縦溝25bからなる略L字状の係止溝25を穿設してある。この風呂給湯栓8は通常の給湯時には安全性の確保のために通水性のあるカバーを装着してある。ミスト発生器1の取り付け部10は上記筒部24に被嵌し得る円筒状に形成されており、取り付け部10の内周面に複数の突起26を設けられている。そしてミスト発生器1の取り付け部10を取り付けるとき、風呂給湯栓8のカバーを外した状態で突起26と係止溝25の縦溝25aとを対応させ、この状態で取り付け部10を押し込んで取り付け部10を筒部24に被嵌し、この状態から取り付け部10を回動させて突起26を係止溝25の横溝25bに挿入して横溝25bの奥に係止させて取り付け部10を取り付けられるようになっている。
【0036】
ところで、本例の場合、係止溝25の横溝25aの奥に可動爪27が設けられており、突起26が横溝25aの奥まで挿入されたとき、可動爪27が押されて取り付け部10が所定の適切な状態に装着されたことが検知できるようになっている。これによりミスト発生器1が適切に取り付けられていない場合、ミスト発生モードによる運転ができない機能を付与でき、不用意に高温の湯が噴出されるき危険性を回避できる。
【0037】
またミスト発生器1の取り付け部10を取り付けるための係止溝25には風呂給湯栓8からの通常の給湯時に用いるの安全用のカバーが付かないようにしておけば、安全用のカバーを取り付けてあるときにはミスト発生器1が装着されていないことが検知できるため、ミストサウナ運転ができなくすることも可能である。この場合、浴槽6への給湯運転釦28をミストサウナ運転と兼用するのでなく、図9に示すようにミストサウナ運転釦29を風呂リモコン30に設けておく必要がある。
【0038】
また図10に示すように浴室を暖房する機能を有する浴室暖房機器31の室温センサーにより浴室内の室温を検知して、室温に応じてミストサウナ運転中に浴室暖房運転を連動させることができるようになっている。冬季や浴室2が広い場合などで温熱感が不足と感じる場合には、例えば浴室暖房機器31を使用して運転を行えば、浴室暖房機器31を併用してより高い温熱効果を得ることができる。図10で30は風呂リモコン、32は暖房ユニット32aと給湯ユニット32bとを有する暖房給湯器である。
【0039】
図11に浴室暖房機器31の浴室暖房運転とミストサウナ運転とが連動した場合の運転のフローチャートを示す。これはミストサウナ運転を開始してから一定時間以内に一定の浴室温度に到達していないことを検知して浴室暖房運転を行う例を示している。フローチャートについて具体的に説明すると、ミストサウナ運転を開始してから例えば10分以内に浴室温度が40℃に到達していないと、浴室暖房機器31を運転して浴室温度が45℃になるまで浴室暖房機器31を併用して暖房するようになっている。この場合、浴室暖房機器31は暖房給湯機32に接続されており、給湯運転側と暖房運転側の状態や浴室2の室温センサーで検知する温度などの電気信号を情報伝達手段により検知しておけば、連動機能を実現することが容易にできる。またミストサウナ運転に自動連動運転モードを設け、そのモードで運転を行えば上記の図11の運転フローを行うようにすることも可能である。さらに浴室暖房機器31の温風を図12の矢印のように入浴者に当てて発汗促進のために利用するように運転させることも可能である。この際には、温風が入浴者の身体に当たる向きを記憶させておけば、自動連動モードで簡単に操作できる。
【0040】
また浴室2を乾燥または換気する機能を有する機器の室温センサーにより検出した温度及びミストサウナ運転終了信号により入浴終了を検知して、浴室2の換気または乾燥を行うようになっている。これによりミストサウナ使用後にには必ず乾燥・換気運転を行うことを実現することができる。具体的には、ミストサウナ運転終了を検知し、さらに浴室2の温度がある閾値温度以下になった場合に自動的に浴室の乾燥または換気運転を行うようになっている。
【0041】
図13にはミストサウナ運転後、乾燥または換気する機器が自動的に乾燥または換気運転を行う場合のフローチャートを示す。ミストサウナ運転終了を検知したその後に室温センサーで検知した浴室温度が入浴中ではありえないような低い温度(例えば、約10℃以下)になったとき浴室乾燥または換気運転に入るようになっている。このとき、入浴者が手動で乾燥または換気の運転を行った場合には自動で浴室の乾燥・換気運転を行わないようになっている。
【0042】
また乾燥運転するのか換気運転するのはユーザが選択できるようにしても、予めどちらかに設定を固定しておいてもよい。このとき運転は乾燥または換気として適切な時間としておき、その時間経過後に運転を停止するものとする。これらを行うには給湯暖房器のように給湯側と暖房側と乾燥または換気を行う機器が一定の情報伝達手段で接続され、運転状態の情報通信をしておく必要がある。
【0043】
【発明の効果】
本発明の請求項1の発明は、浴槽に給湯する箇所に湯を噴霧することでミストを発生するミスト発生器を着脱自在に取り付け、浴槽内でミスト発生器にてミストを発生してミストサウナ浴をし得るようにしたので、ミスト発生器で発生したミストを浴槽内で浴びてミストサウナ浴を行うことができるものであり、浴槽内でミスト発生器にてミストを発生させてミストを浴びるときに浴槽の排水栓を閉めておけば、ミストの発生のために給湯した湯は浴槽内に貯めることができるため、ミストに発生のために供給した湯は再利用が可能なものであり、また浴槽内がミストサウナ空間として機能するため、高温高湿空気を浴室全体に充満させる必要がなく、浴室の壁面などへの湿気や温度の影響を低減できるだけでなく、従来例のものと比較しても少ない熱エネルギーでサウナ空間を実現することができものであり、またミスト発生器を着脱自在にしてあるため、ミストサウナ不使用時にミスト発生器を取り外しておけば邪魔にならない位置に避けることができて装置の省スペース化に繋がるものである。
【0044】
また本発明の請求項2の発明は、請求項1において、浴槽へ給湯するためや浴槽内の湯を保温するために浴槽の内壁面に設けられた風呂給湯栓にミスト発生器を着脱自在に取り付けので、浴槽内に入浴者が座ってミストを浴びるとき入浴者にミストを当てるのに適切な位置にミスト発生器を取り付けることができて快適なミストサウナ浴ができるものである。
【0045】
また本発明の請求項3の発明は、請求項2において、浴槽の水位を検知してこの水位の変動に応じてミスト発生量を調節し得るようにしたので、ミストサウナ装置使用時の浴槽の貯湯量を検知してミスト発生量を調節できるものである。
【0046】
また本発明の請求項4の発明は、請求項2において、ミスト発生器が風呂給湯栓に取り付けてあるか否かを検出し、ミスト発生器が取り付けてあるときのみミスト発生モードへの切り替えが行えるようにしたので、ミスト発生器が適切に取り付けられていない場合、ミスト発生モードによる運転ができない機能を付与してあることにより不用意に温度の高い湯が吐出して火傷したりするおそれがないものである。
【0047】
また本発明の請求項5の発明は請求項1乃至請求項4のいずれかにおいて、浴室を暖房する機能を有する機器の室温センサーにより浴室内の室温を検知して、室温に応じてミストサウナ運転中に浴室暖房運転を連動させるようにしたので、冬季や浴室が広い場合などで温熱感が不足と感じる場合には、例えば浴室暖房機器を使用して運転を行えば、浴室暖房機能を併用してより高い温熱効果を得ることができるものであり、またミストサウナ使用時に浴室暖房機器の温風を体に直接当てると、より発汗作用を促進できるものである。
【0048】
また本発明の請求項6の発明は、請求項1乃至請求項5のいずれかにおいて、浴室を乾燥または換気する機能を有する機器の室温センサーにより検出した温度及びミストサウナ運転終了信号により入浴終了を検知して、浴室の換気または乾燥を行うようにしたので、ミストサウナ使用後には必ず乾燥・換気運転を行うことを実現することができるものである。
【0049】
また本発明の請求項7の発明は、請求項1乃至請求項6のいずれかにおいて、浴槽内で発生したミストを逃がさないように浴槽に蓋した状態でミストサウナ浴をし得るようにしたので、浴槽の上部から蓋をした状態とすることでさらに熱逃げを抑えることができて、より効率的にサウナ状態を実現することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を説明する断面図である。
【図2】(a)(b)は同上の使用状態を説明する断面図である。
【図3】同上のミスト発生器を示し、(a)は正面図、(b)は側面から見た断面図である。
【図4】同上のミスト発生器の他の取り付け例を説明する正面図である。
【図5】同上の他の例を説明する断面図である。
【図6】(a)は同上の浴槽に蓋した状態の断面図、(b)は蓋を説明する平面図である。
【図7】同上の他の例の断面図である。
【図8】同上のミスト発生器の他の取り付けを説明するもので、(a)は正面図、(b)は一部切欠側面図である。
【図9】同上の風呂リモコンを示す正面図である。
【図10】同上の他の例を説明する系統図である。
【図11】同上の動作を説明するフローチャートである。
【図12】同上の使用状態を説明する断面図である。
【図13】同上の他の例の動作を説明するフローチャートである。
【図14】従来例を説明する断面図である。
【符号の説明】
1 ミスト発生器
2 浴室
6 浴槽
8 風呂給湯栓
19 蓋
【発明の属する技術分野】
本発明は、浴室内でミストサウナ浴を行うミストサウナ装置に関し、詳しくは浴槽内でミストサウナ浴をし得るようにしたミストサウナ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のミストサウナを行うミスト発生装置は、水圧でミストを発生するミスト発生器1が図14に示すように浴室2内の洗い場3の床の上または洗い場3の壁に設置され、洗い場3のカラン7の近傍で給湯管から分岐したミスト用給湯ホース5をミスト発生器1に連結してある(例えば、特許文献1参照)。そしてミスト発生器1に45〜60℃程度の湯を供給してミスト発生器1で湯を噴霧してミストサウナ状態にするようになっている。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−185223号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このミストサウナ装置でミストサウナ浴を行う場合、洗い場に座った状態となり、ミスト発生器1から出た湯は入浴者が浴びた後、洗い場3から排水されることとなり、水を再利用できず水の無駄となるという問題がある。
【0005】
またミストサウナ状態は通常の入浴時よりも高温多湿状態となるため、特に非ユニットバスの浴室などで使用すると浴室壁面へ湿気や温度が影響し、カビなどの発生による壁面に割れや強度低下を起こす可能性がある。
【0006】
またミスト発生器1は、洗い場3のカラン7の近傍から配管分岐をさせる都合上、このカラン7の付近の壁面や床に設置させることが多いが、浴室2におけるこのスペースは決して広くない。ミスト発生器1が小さなものでも、通常の入浴使用時に邪魔になる場合が少なくない。
【0007】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、ミスト使用後の湯の有効利用ができ、しかも浴室の壁面への影響を軽減でき、省スペース化を図ることができるミストサウナ装置を提供することを課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明の請求項1のミストサウナ装置は、浴槽に給湯する箇所に湯を噴霧することでミストを発生するミスト発生器を着脱自在に取り付け、浴槽内でミスト発生器にてミストを発生してミストサウナ浴をし得るようにしたことを特徴とする。
【0009】
上記のミストサウナ装置は、浴槽でミスト発生器を取り付けてミスト発生器に湯を供給することでミスト発生器で発生したミストを浴槽内で浴びてミストサウナ浴を行うことができる。浴槽内でミスト発生器にてミストを発生させてミストを浴びるときに浴槽の排水栓を閉めておけば、ミストの発生のために給湯した湯は浴槽内に貯めることができるため、ミストの発生のために供給した湯は再利用が可能である
また浴槽内にミストを発生させるようにしておけば、浴槽内がミストサウナ空間として機能するため、高温高湿空気を浴室全体に充満させる必要がない。これは浴室の壁面などへの湿気や温度の影響を低減できるだけでなく、従来例のものと比較しても少ない熱エネルギーでサウナ空間を実現することができる。またミスト発生器を着脱自在にしてあるため、ミストサウナ不使用時にミスト発生器を取り外しておけば邪魔にならない位置に避けることができて装置の省スペース化に繋がる。
【0010】
通常、浴槽への給湯栓は、カランの場合と、浴槽内壁に埋め込むようにして設置されて浴槽内に給湯するためや前記浴槽内の湯を保温するための風呂給湯栓(所謂,風呂アダプターと称されるもの)の2種類に分かれる。上記請求項1のミストサウナ装置は上記2種類の給湯栓のいずれにもにミスト発生器を着脱自在に取り付けるものが含まれる。
【0011】
また本発明の請求項2のミストサウナ装置は、請求項1において、浴槽へ給湯するためや浴槽内の湯を保温するために浴槽の内壁面に設けられた風呂給湯栓にミスト発生器を着脱自在に取り付けことを特徴とする。
【0012】
このように浴槽の内壁面の風呂給湯栓にミスト発生器を取り付けることにより、浴槽内に入浴者が座ってミストを浴びるとき入浴者にミストを当てるのに適切な位置にミスト発生器を取り付けることができて快適なミストサウナ浴ができる。
【0013】
また本発明の請求項3のミストサウナ装置は、請求項2において、浴槽の水位を検知してこの水位の変動に応じてミスト発生量を調節し得るようにしたことを特徴とする。
【0014】
風呂給湯栓を用いて給湯するようにした風呂給湯器には浴槽内の水位を検知して浴槽への湯の給湯量を調節する機能の付いたものがあるが、上記請求項3のものではこの水位検知機能を使用し、ミストサウナ装置使用時の浴槽の貯湯量を検知してミスト発生量を調節できる。
【0015】
浴槽の貯湯量が多くなれば、ミストの発生量を低減しても温熱感は十分に得ることができる。従って、貯湯量が多くなれば、ミスト発生量を低減する制御を入れた方がより水の使用量を低減でき、且つ熱エネルギーを効率的に使用することができる。また浴槽から溢れるほどに水位が高くなったときはミスト発生のための給湯は不要であるから、ミストを発生する運転を停止するなどの機能を持たせることができ、使い勝手が向上する。
【0016】
また本発明の請求項4のミストサウナ装置は、請求項2において、ミスト発生器が風呂給湯栓に取り付けてあるか否かを検出し、ミスト発生器が取り付けてあるときのみミスト発生モードへの切り替えが行えるようにしたことを特徴とする。
【0017】
ミスト発生モードでは通常の入浴で使用する給湯温度より高い設定にすることが多い。従って、ミスト発生器が取り付けられていない場合、ミスト発生器が適切に取り付けられておらず使用中にミスト発生器が外れた場合などに、ミスト発生モードで運転してしまうと、高温給湯が身体に当たり火傷などの事故に繋がるおそれがある。これを防ぐための安全装置として、請求項4のようにミスト発生器が適切に取り付けられていない場合、ミスト発生モードによる運転ができない機能を付与してある。
【0018】
またミスト発生器が取り付けられていれば、ミスト発生モードの制御として請求項3のように浴槽の水位に応じたミスト発生量調節制御も入るようなソフトシーケンスを組むことが可能である。
【0019】
また本発明の請求項5のミストサウナ装置は、請求項1乃至請求項4のいずれかにおいて、浴室を暖房する機能を有する機器の室温センサーにより浴室内の室温を検知して、室温に応じてミストサウナ運転中に浴室暖房運転を連動させるようにしたことを特徴とする。
【0020】
冬季や浴室が広い場合などで温熱感が不足と感じる場合には、例えば浴室暖房機器を使用して運転を行えば、浴室暖房機能を併用してより高い温熱効果を得ることができる。またミストサウナ使用時に浴室暖房機器の温風を体に直接当てると、より発汗作用を促進できる。
【0021】
給湯と浴室暖房機器などの暖房熱源との機能を併せ持った給湯暖房機などを使用すれば、ミスト発生器への給湯の使用状態だけでなく、浴室暖房機器の制御で使用している室温センサーを用いて浴室温度を検知することできる。従って、ある浴室温度以下になったときなどに自動的に浴室暖房運転を行う機能を付与したり、風向と温風量や温度設定を記憶させて決まった運転パラメータの組み合わせで運転させることができる個人設定モードなどを付与することで、より入浴者の体感を向上することができる。
【0022】
また本発明の請求項6のミストサウナ装置は、請求項1乃至請求項5のいずれかにおいて、浴室を乾燥または換気する機能を有する機器の室温センサーにより検出した温度及びミストサウナ運転終了信号により入浴終了を検知して、浴室の換気または乾燥を行うようにしたことを特徴する。
【0023】
ミストサウナ使用時は浴室が高湿状態にあるため、浴室の衛生面のためや構造物や設備機器の特性劣化を抑制するためにも、浴室の換気や乾燥を行う方がよいが、上記のように構成することによりミストサウナ使用後には必ず乾燥・換気運転を行うことを実現することができる。具体的には、ミストサウナ運転終了を検知し、さらに浴室の温度がある閾値温度以下になった場合に自動的に浴室の乾燥または換気運転を行うようになっている。また手動で入浴者が換気または乾燥運転を行った場合は、自動で浴室の乾燥・換気運転を行わないようになっている。
【0024】
また本発明の請求項7のミストサウナ装置は、請求項1乃至請求項5のいずれかにおいて、浴槽内で発生したミストを逃がさないように浴槽に蓋した状態でミストサウナ浴をし得るようにしたことを特徴とする。
【0025】
浴槽は四方が浴槽内壁で囲まれているため、従来のように浴室全体に高温高湿空気を充満させる必要がないので、より効率的にミストサウナ状態を実現することができる。しかも上記のように浴槽の上部から蓋をした状態とすれば、さらに熱逃げを抑えることができるので、より効率的にサウナ状態を実現することができる。
【0026】
この浴槽の上部に載せる蓋は通常の浴槽用の蓋を並べることでも代用できる。しかしながら、入浴者の首の部分は浴槽の上部に出さないといけないため、首が通るだけのスペースには蓋をすることができない。この場合、この蓋のできないスペースから熱が逃げるだけでなく、顔の下から上へ高温高湿空気が伝って上がるために不快感を与え兼ねない。従って、顔が不快な場合には首回りから熱が逃げないような構造の蓋を採用すると、より効果的で快適なミストサウナを実現することができる。さらに顔へのミスト(蒸気)の逃がし量を適当に制限できれば美顔効果を狙えるようない蓋も形成できると考えられる。
【0027】
【発明の実施の形態】
浴室2内は図1に示すように浴槽6を設置してあり、浴槽6の側方には洗い場3を設けてある。洗い場3の壁面にはカウンター4を架設してあり、カウンター4の上で壁面にはカラン7を装着してある。浴槽6の内壁面には浴槽への給湯や保温をおこなうために風呂給湯栓(所謂、風呂アダプターと称されるもの)8を設けてある。この風呂給湯栓8は浴槽6内に入浴者が座ったときに入浴者の足先に対応する内壁面に設けてある。
【0028】
ミスト発生器1は本例の場合、上下に長いポール状のものであり、上下に複数の噴霧ノズル9を装着してある。ミスト発生器1を取り付ける場合、浴槽6内に既にある風呂給湯栓8のカバーを取り外し、ミスト発生器1の下端部の取り付け部10を風呂給湯栓8にねじ込み等で取り付けてミスト発生器1をセットする。このミスト発生器1をセットした状態で風呂給湯栓8から噴霧ノズル9に給湯できる状態となる。
【0029】
ミストサウナ浴する場合は風呂給湯栓8に給湯して水圧でミスト発生器1から湯を噴霧することでミストを発生し、図2に示すように入浴者は浴槽6内に座るような形をとり、ミストを身体に浴びる。風呂給湯栓8に給湯する湯の温度は通常、風呂リモコンから調節することができるので、好みに応じて45℃〜60℃程度に設定して使用する。このミストサウナ浴を行うとき、浴槽6の排水栓を閉じて使用すれば、ミストを発生するのに使用した湯を浴槽に貯湯できるので、通常の入浴に使用することができる。図2(a)は浴槽6内の湯が空の状態でミストサウナ浴をしている状態であり、図2(b)は浴槽6内に湯が溜まった状態でミストサウナ浴をしている状態である。
【0030】
上記のようにミストサウナ浴をするとき浴槽6の上面開口を蓋した状態でミストサウナ浴を行うと、浴槽6内からミストが漏れないようにしてミストサウナ浴を行うことができて良好なサウナ感を得ることができる。また浴室2に浴室暖房機器を取り付けてある場合、冬季等に浴室暖房機器と併用することにして室温を上げた方が快適にミストサウナ浴を行うことができる。
【0031】
図3に風呂給湯栓8に取り付けるミスト発生器1の構造を示すものである。ミスト発生器1は上下に長いポール状であり、内部に上下方向に設けた流路11と連通するように複数個の噴霧ノズル9を設けてある。ミスト発生器1の下部には円盤状の取り付け部10を回転自在に取り付けてあり、取り付け部10内には上記流路11と連通する中空部12を設けけてあり、中空部12の周囲に雌ねじ部13を設けてあり、風呂給湯栓8のカバーを外した状態で風呂給湯栓8の外周の雄ねじ部に雌ねじ部13を螺合することで取り付け部10を取り付けてミスト発生器1を立てて取り付けられるようになっている。
【0032】
また図4は浴槽6(図5)の上方の浴槽6(図5)に給湯するためのカラン14(図5)に取り付けるミスト発生器1の構造を示すものである。このミスト発生器1は水平方向に向けて設置するものであり、複数個の噴霧ノズル9を水平方向に並べて設けてある。このミスト発生器1の左右方向の一端の上方には円盤状の取り付け部10を回転自在に装着してある。カラン14に取り付ける場合は、小径筒部15aと大径筒部15bを一体に設けた接続アダプター15を用いて接続される。この接続アダプター15の小径筒部15aには止めねじ16を螺合してあり、大径筒部16の外周には雄ねじ部17を設けてある。そして接続アダプター15の小径筒部15aはカラン14の先端に被嵌されると共に止めねじ16を締め付けることでカラン14に固定され、取り付け部10の雌ねじ部13を大径筒部15bの雄ねじ部17に螺合することで図5に示すようにミスト発生器1が取り付けられる。図5で18はシャワーホースである。なお、図3や図4に示すミスト発生器1で噴霧ノズル9をボールジョイント方式のような方式で回転自在になるように連結してあると、ミストを噴霧する向きを自在に替えることができ、使用するとき最適な向きに向けてミストを噴霧することができる。
【0033】
図6は浴槽6の上面開口を蓋19で閉塞して使用するようにしたミストサウナ装置である。浴槽6内に入浴者が座った状態で浴槽6の上面開口を蓋19で閉塞すると共に蓋19の上に入浴者の首を出し、ミスト発生器1で発生したミストを浴槽6内に充満させてミストサウナ浴ができるようになっている。このとき、浴槽6は四方が浴槽内壁で囲まれているため、従来のように浴室2全体に高温高湿空気を充満させる必要がないので、より効率的にミストサウナ状態を実現することができる。このとき、蓋19としては通常の浴槽蓋を代用してもよいが、図6(b)に示すように入浴者の首の部分が出せるように、蓋19の一部分を抉った形態にして切り欠き20を設けるとより効率よくミストサウナ浴が実現できる。
【0034】
図7には風呂給湯栓8にミスト発生器1を接続して使用するミストサウナ装置で給湯器21の水位センサー22を使用してミスト発生器8への給湯量を調節した場合の例を示す。水位調節機能付きの給湯器21には水位検出手段として水位センサー22が搭載されている。その水位センサー22を利用して水位を検出しながら風呂給湯栓8からの給湯量を調節することができるようになっている。そこで風呂給湯栓8にミスト発生器1を接続することにより、浴槽6の水位を検知してこの水位の変動に応じてミスト発生量を調節し得る。つまり、浴槽6の貯湯量が多くなれば、ミストの発生量を低減しても温熱感は十分に得ることができるため、浴槽6の水位が上がるに従ってミスト発生量を少なくして行くことで給湯量を少なくして適切なミストサウナ浴ができる。また浴槽6の水位が上がって行くとき、ミスト発生器1の水没する部分はミストを発生することがないためにこのことによっても水位の上昇に伴なうミスト発生量の減少ができる。
【0035】
図8には風呂給湯栓8にミスト発生器1の取り付け部10が適切に装着されているか判断できるようにした構造の例を示す。風呂給湯栓8には給湯管23を囲むように筒部24が設けられているが、この筒部24の外面には横溝25aと縦溝25bからなる略L字状の係止溝25を穿設してある。この風呂給湯栓8は通常の給湯時には安全性の確保のために通水性のあるカバーを装着してある。ミスト発生器1の取り付け部10は上記筒部24に被嵌し得る円筒状に形成されており、取り付け部10の内周面に複数の突起26を設けられている。そしてミスト発生器1の取り付け部10を取り付けるとき、風呂給湯栓8のカバーを外した状態で突起26と係止溝25の縦溝25aとを対応させ、この状態で取り付け部10を押し込んで取り付け部10を筒部24に被嵌し、この状態から取り付け部10を回動させて突起26を係止溝25の横溝25bに挿入して横溝25bの奥に係止させて取り付け部10を取り付けられるようになっている。
【0036】
ところで、本例の場合、係止溝25の横溝25aの奥に可動爪27が設けられており、突起26が横溝25aの奥まで挿入されたとき、可動爪27が押されて取り付け部10が所定の適切な状態に装着されたことが検知できるようになっている。これによりミスト発生器1が適切に取り付けられていない場合、ミスト発生モードによる運転ができない機能を付与でき、不用意に高温の湯が噴出されるき危険性を回避できる。
【0037】
またミスト発生器1の取り付け部10を取り付けるための係止溝25には風呂給湯栓8からの通常の給湯時に用いるの安全用のカバーが付かないようにしておけば、安全用のカバーを取り付けてあるときにはミスト発生器1が装着されていないことが検知できるため、ミストサウナ運転ができなくすることも可能である。この場合、浴槽6への給湯運転釦28をミストサウナ運転と兼用するのでなく、図9に示すようにミストサウナ運転釦29を風呂リモコン30に設けておく必要がある。
【0038】
また図10に示すように浴室を暖房する機能を有する浴室暖房機器31の室温センサーにより浴室内の室温を検知して、室温に応じてミストサウナ運転中に浴室暖房運転を連動させることができるようになっている。冬季や浴室2が広い場合などで温熱感が不足と感じる場合には、例えば浴室暖房機器31を使用して運転を行えば、浴室暖房機器31を併用してより高い温熱効果を得ることができる。図10で30は風呂リモコン、32は暖房ユニット32aと給湯ユニット32bとを有する暖房給湯器である。
【0039】
図11に浴室暖房機器31の浴室暖房運転とミストサウナ運転とが連動した場合の運転のフローチャートを示す。これはミストサウナ運転を開始してから一定時間以内に一定の浴室温度に到達していないことを検知して浴室暖房運転を行う例を示している。フローチャートについて具体的に説明すると、ミストサウナ運転を開始してから例えば10分以内に浴室温度が40℃に到達していないと、浴室暖房機器31を運転して浴室温度が45℃になるまで浴室暖房機器31を併用して暖房するようになっている。この場合、浴室暖房機器31は暖房給湯機32に接続されており、給湯運転側と暖房運転側の状態や浴室2の室温センサーで検知する温度などの電気信号を情報伝達手段により検知しておけば、連動機能を実現することが容易にできる。またミストサウナ運転に自動連動運転モードを設け、そのモードで運転を行えば上記の図11の運転フローを行うようにすることも可能である。さらに浴室暖房機器31の温風を図12の矢印のように入浴者に当てて発汗促進のために利用するように運転させることも可能である。この際には、温風が入浴者の身体に当たる向きを記憶させておけば、自動連動モードで簡単に操作できる。
【0040】
また浴室2を乾燥または換気する機能を有する機器の室温センサーにより検出した温度及びミストサウナ運転終了信号により入浴終了を検知して、浴室2の換気または乾燥を行うようになっている。これによりミストサウナ使用後にには必ず乾燥・換気運転を行うことを実現することができる。具体的には、ミストサウナ運転終了を検知し、さらに浴室2の温度がある閾値温度以下になった場合に自動的に浴室の乾燥または換気運転を行うようになっている。
【0041】
図13にはミストサウナ運転後、乾燥または換気する機器が自動的に乾燥または換気運転を行う場合のフローチャートを示す。ミストサウナ運転終了を検知したその後に室温センサーで検知した浴室温度が入浴中ではありえないような低い温度(例えば、約10℃以下)になったとき浴室乾燥または換気運転に入るようになっている。このとき、入浴者が手動で乾燥または換気の運転を行った場合には自動で浴室の乾燥・換気運転を行わないようになっている。
【0042】
また乾燥運転するのか換気運転するのはユーザが選択できるようにしても、予めどちらかに設定を固定しておいてもよい。このとき運転は乾燥または換気として適切な時間としておき、その時間経過後に運転を停止するものとする。これらを行うには給湯暖房器のように給湯側と暖房側と乾燥または換気を行う機器が一定の情報伝達手段で接続され、運転状態の情報通信をしておく必要がある。
【0043】
【発明の効果】
本発明の請求項1の発明は、浴槽に給湯する箇所に湯を噴霧することでミストを発生するミスト発生器を着脱自在に取り付け、浴槽内でミスト発生器にてミストを発生してミストサウナ浴をし得るようにしたので、ミスト発生器で発生したミストを浴槽内で浴びてミストサウナ浴を行うことができるものであり、浴槽内でミスト発生器にてミストを発生させてミストを浴びるときに浴槽の排水栓を閉めておけば、ミストの発生のために給湯した湯は浴槽内に貯めることができるため、ミストに発生のために供給した湯は再利用が可能なものであり、また浴槽内がミストサウナ空間として機能するため、高温高湿空気を浴室全体に充満させる必要がなく、浴室の壁面などへの湿気や温度の影響を低減できるだけでなく、従来例のものと比較しても少ない熱エネルギーでサウナ空間を実現することができものであり、またミスト発生器を着脱自在にしてあるため、ミストサウナ不使用時にミスト発生器を取り外しておけば邪魔にならない位置に避けることができて装置の省スペース化に繋がるものである。
【0044】
また本発明の請求項2の発明は、請求項1において、浴槽へ給湯するためや浴槽内の湯を保温するために浴槽の内壁面に設けられた風呂給湯栓にミスト発生器を着脱自在に取り付けので、浴槽内に入浴者が座ってミストを浴びるとき入浴者にミストを当てるのに適切な位置にミスト発生器を取り付けることができて快適なミストサウナ浴ができるものである。
【0045】
また本発明の請求項3の発明は、請求項2において、浴槽の水位を検知してこの水位の変動に応じてミスト発生量を調節し得るようにしたので、ミストサウナ装置使用時の浴槽の貯湯量を検知してミスト発生量を調節できるものである。
【0046】
また本発明の請求項4の発明は、請求項2において、ミスト発生器が風呂給湯栓に取り付けてあるか否かを検出し、ミスト発生器が取り付けてあるときのみミスト発生モードへの切り替えが行えるようにしたので、ミスト発生器が適切に取り付けられていない場合、ミスト発生モードによる運転ができない機能を付与してあることにより不用意に温度の高い湯が吐出して火傷したりするおそれがないものである。
【0047】
また本発明の請求項5の発明は請求項1乃至請求項4のいずれかにおいて、浴室を暖房する機能を有する機器の室温センサーにより浴室内の室温を検知して、室温に応じてミストサウナ運転中に浴室暖房運転を連動させるようにしたので、冬季や浴室が広い場合などで温熱感が不足と感じる場合には、例えば浴室暖房機器を使用して運転を行えば、浴室暖房機能を併用してより高い温熱効果を得ることができるものであり、またミストサウナ使用時に浴室暖房機器の温風を体に直接当てると、より発汗作用を促進できるものである。
【0048】
また本発明の請求項6の発明は、請求項1乃至請求項5のいずれかにおいて、浴室を乾燥または換気する機能を有する機器の室温センサーにより検出した温度及びミストサウナ運転終了信号により入浴終了を検知して、浴室の換気または乾燥を行うようにしたので、ミストサウナ使用後には必ず乾燥・換気運転を行うことを実現することができるものである。
【0049】
また本発明の請求項7の発明は、請求項1乃至請求項6のいずれかにおいて、浴槽内で発生したミストを逃がさないように浴槽に蓋した状態でミストサウナ浴をし得るようにしたので、浴槽の上部から蓋をした状態とすることでさらに熱逃げを抑えることができて、より効率的にサウナ状態を実現することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を説明する断面図である。
【図2】(a)(b)は同上の使用状態を説明する断面図である。
【図3】同上のミスト発生器を示し、(a)は正面図、(b)は側面から見た断面図である。
【図4】同上のミスト発生器の他の取り付け例を説明する正面図である。
【図5】同上の他の例を説明する断面図である。
【図6】(a)は同上の浴槽に蓋した状態の断面図、(b)は蓋を説明する平面図である。
【図7】同上の他の例の断面図である。
【図8】同上のミスト発生器の他の取り付けを説明するもので、(a)は正面図、(b)は一部切欠側面図である。
【図9】同上の風呂リモコンを示す正面図である。
【図10】同上の他の例を説明する系統図である。
【図11】同上の動作を説明するフローチャートである。
【図12】同上の使用状態を説明する断面図である。
【図13】同上の他の例の動作を説明するフローチャートである。
【図14】従来例を説明する断面図である。
【符号の説明】
1 ミスト発生器
2 浴室
6 浴槽
8 風呂給湯栓
19 蓋
Claims (7)
- 浴槽に給湯する箇所に湯を噴霧することでミストを発生するミスト発生器を着脱自在に取り付け、前記浴槽内で前記ミスト発生器にてミストを発生してミストサウナ浴をし得るようにしたことを特徴とするミストサウナ装置。
- 前記浴槽へ給湯するためや前記浴槽内の湯を保温するために前記浴槽の内壁面に設けられた風呂給湯栓にミスト発生器を着脱自在に取り付けことを特徴とする請求項1記載のミストサウナ装置。
- 前記浴槽の水位を検知してこの水位の変動に応じてミスト発生量を調節し得るようにしたことを特徴とする請求項2記載のミストサウナ装置。
- 前記ミスト発生器が前記風呂給湯栓に取り付けてあるか否かを検出し、前記ミスト発生器が取り付けてあるときのみミスト発生モードへの切り替えが行えるようにしたことを特徴とする請求項2記載のミストサウナ装置。
- 浴室を暖房する機能を有する機器の室温センサーにより浴室内の室温を検知して、室温に応じてミストサウナ運転中に浴室暖房運転を連動させるようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のミストサウナ装置。
- 浴室を乾燥または換気する機能を有する機器の室温センサーにより検出した温度及びミストサウナ運転終了信号により入浴終了を検知して、浴室の換気または乾燥を行うようにしたことを特徴する請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のミストサウナ装置。
- 前記浴槽内で発生したミストを逃がさないように前記浴槽に蓋した状態でミストサウナ浴をし得るようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか記載のミストサウナ装置。
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JP2012115400A (ja) * | 2010-11-30 | 2012-06-21 | Max Co Ltd | ミスト発生装置 |
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2003
- 2003-03-26 JP JP2003084703A patent/JP2004290314A/ja not_active Withdrawn
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