JP2004289549A - 画像出力システム - Google Patents

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Takanori Hayashi
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Abstract

【課題】ネットワーク上の複数の画像形成装置をサーバが一元的に管理することにより、広幅サイズの入出力作業を、パソコン或いは画像形成装置から操作して行うことが可能で、特に広幅画像形成装置を効率よく使用することにより、作業効率の改善を図ることが可能な、画像出力システムを提供する。
【解決手段】同一のネットワーク1を共有するとともに、形成できる最大出力画像サイズが異なる複数の画像形成装置8〜13と、該画像形成装置8〜13からの画像データの指定と出力サイズに関する条件を受けて、前記ネットワーク1上の画像形成装置を指定し、その指定した画像形成装置に画像を出力させるサーバ3とを備える。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークに接続された最大入出力サイズの異なる画像形成装置の効率的な利用を可能にする画像出力システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、入力装置や出力装置或いは入出力兼用装置(以下、入出力装置と総称する)は情報処理装置と1対1で接続され、入出力データの通信を情報処理装置(以下、パソコン)との間で行っていたが、ネットワークの急速な進歩と普及、入出力機器の多様化、パソコンの爆発的な普及などにともない、多数のパソコンと入出力装置とが連続したネットワークに接続され、複数の入出力装置を複数のパソコンが共有して利用する形態が当然のこととなっている。また、このようなネットワーク化とパソコンの普及にともなって、様々な形式の膨大な数の文書が作成され、用紙に印刷された文書の形で、或いはパソコンの記憶装置に電子ファイルとして保管されている。このため、ユーザは必要に応じて入出力装置でもある画像形成装置で書類を読み取って複写したり、電子ファイルを出力装置であるプリンタで印刷している。
【0003】
また、官公庁や一般の事務所では、通常、A3サイズまでの書類を取り扱うため、使用する入出力装置もA3までのサイズを読み取って出力できれば充分であった。しかし、上述のように、パソコンの普及や進歩にともない、CADのプログラムを、ネットワークに接続された通常のパソコンで扱うことが可能になり、従来、CAD処理装置と1対1あるいは設計用のネットワークに接続されていた図面用プロッタや広幅のデジタル複写機が、一般のネットワークにも接続されるようになっている。
【0004】
しかし、このような広幅の出力装置に出力するためには、専用のプリンタドライバやプリンタユティリティを必要とする場合が多く、一般事務用のパソコンの出力装置として利用されるようにはなっていない。そのため、広幅サイズの用紙に書類を拡大して印刷したい場合は、例えば、A3の出力装置で一旦印刷し、その印刷物を広幅の複写機で拡大複写することが行われている。或いは、A3の出力装置で部分拡大して印刷し、最後にその印刷物を貼り合わせて1枚の広幅の印刷物にする方法も取られている。
【0005】
一方、通常の事務用のサイズを印刷出力する際、効率を上げるため、複数の出力装置に分散して印刷する分散印刷システムを使用する頻度も高くなっているが、処理を分担する複数の出力装置は事務用サイズの装置にほぼ限定されており、ネットワークに接続された前記の広幅の出力装置は使用されないため、より効率が改善できる余地が充分残されているのが現状である。
【0006】
また、このような多種多様の入出力装置が接続されたネットワーク環境であっても、複写作業を除けば、書類を読み取るなどの入力にかかわる操作や、印刷などの出力操作はパソコンを介して行われているのが現状である。例えば、入力装置Aから原稿を読み取り、広幅の出力装置Bで400%に拡大して出力する場合、まず、原稿を入力装置Aにセットし、パソコンから入力装置Aの入力ユーティリティを起動して、読み取りにかかわる設定を行い、原稿の画像データをパソコンに読み取る。次に、読み取った画像データを、パソコンを操作し、アプリケーションを使用して開き、出力装置Bを指定して、パソコンに搭載されたその出力装置Bのプリンタドライバを介して拡大率400%の設定を行い印刷出力する。このように、常にパソコンが操作の中心になり、上記の例では入力装置A、パソコン、出力装置Bの間をユーザが移動して操作することが必要になる。ネットワークが場所的に広範囲に渡り、上記の例で、ユーザが自分のパソコンを操作できない状態や、装置間の距離がある場合は困難を伴う作業になる。
【0007】
分散印刷の例として、特許文献1は、印刷の速度を高めるため、コンピュータのアプリケーションによって発生されたプリントジョブをいくつかの小さなプリントジョブセグメントに分割し、ネットワークを介して複数のプリンタに送信して、並行印刷するプリントジョブ分散方法を提案している。
【0008】
また、特許文献2のよると、互いに接続された複数台の複写機の機能が同等でない場合にも、これらの複写機が共通して有している機能の範囲内で、分散印刷が利用できる。
【0009】
【特許文献1】
特開平11−296333号公報
【特許文献2】
特開2001−166643号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献1で提案された方法は、印刷速度を高めるために複数のプリンタで同時に分散印刷を行うものであり、上記した、広幅サイズの入出力を行う入出力装置を一元的に効率よく利用したり、それぞれの入出力装置から、一連の入出力操作が行える構成を提案するものではない。
【0011】
また、特許文献2で開示された方法は、機能がそれぞれ異なる複写機においても、一方の複写機から操作を行い、共通の機能の範囲で分散出力が行えるという長所はあるものも、それぞれ専用のケーブルで接続するため、パソコンや他の入出力装置が接続されたネットワークに接続して使用することは不可能である。また、一方の出力サイズが小さい複写機で操作して、他方の出力サイズが大きい複写機から出力することは、共通の機能の範囲を超えているので不可能である。
【0012】
本発明は、斯かる実状に鑑みなされたものであり、ネットワーク上の複数の画像形成装置をサーバが一元的に管理することにより、広幅サイズの入出力作業を、パソコン或いは画像形成装置から操作して行うことが可能で、特に広幅画像形成装置を効率よく使用することにより、作業効率の改善を図ることが可能な、画像出力システムを提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、同一のネットワークを共有するとともに、形成できる最大出力画像サイズが異なる複数の画像形成装置と、該画像形成装置からの画像データの指定と出力サイズに関する条件を受けて、ネットワーク上の画像形成装置を指定し、その指定した画像形成装置に画像を出力させるサーバとを備える。
【0014】
画像形成装置から分散出力の要求が出される場合、サーバは、分散出力の実行が可能な複数の画像形成装置を指定するとともに、その指定された複数の画像形成装置に画像を出力させる。
【0015】
画像形成装置から画像データに基づく画像の拡大または縮小処理の要求が出される場合、前記サーバは、該画像を拡大または縮小して出力できる画像形成装置を指定するとともに、その指定された画像形成装置に画像データに基づき拡大または縮小した画像を出力させる。
【0016】
また、ネットワークはさらに情報処理装置によって共有され、サーバは、情報処理装置からの画像データの指定と出力サイズに関する条件を受ける。
【0017】
画像データは、画像形成装置またはサーバの少なくとも一方に格納されている。
【0018】
また、本発明は、同一のネットワークを共有するとともに、画像を形成して出力する画像形成装置と、該画像を形成するための画像データを指定し出力サイズに関する条件を発行する情報処理装置と、該情報処理装置からの画像データの指定と出力サイズに関する条件を受けて、ネットワーク上の画像形成装置を指定し、その指定した画像形成装置に画像を出力させるサーバとを備える。
【0019】
情報処理装置から分散出力の要求が出される場合、サーバは、該分散出力の実行が可能な複数の画像形成装置を指定するとともに、その指定された複数の画像形成装置に画像を出力させる。
【0020】
情報処理装置から画像データに基づく画像の拡大または縮小処理の要求が出される場合、サーバは、該画像を拡大または縮小して出力できる画像形成装置を指定するとともに、その指定された画像形成装置に画像データに基づき拡大または縮小した画像を出力させる。
【0021】
画像データは、画像形成装置、情報処理装置、またはサーバの少なくともいずれか1つに格納されている。
【0022】
出力サイズに関する条件は、A3サイズを超える出力サイズである。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の詳細を添付図面に基づいて説明する。まず、本実施形態に係る入出力装置(画像形成装置)のシステム構成を、図1を参照して説明する。図1は、ネットワークに接続されたサーバと複数の情報処理装置(以下、パソコン)と、A3サイズを超える広幅サイズを扱う画像形成装置を含む複数の画像形成装置とを示す模式図である。ネットワーク1には、入出力管理プログラム2が搭載されたサーバ3と、仮想ドライバ4がそれぞれ搭載されたパソコン5と6と、入出力インターフェース7がそれぞれ搭載されたA3デジタル複写機8とA4デジタル複写機9とA3ファクシミリ10とA2広幅デジタル複写機11とA1広幅デジタル複写機12とA0プロッタ13とが接続されている。
【0024】
この例では、ネットワーク1を経由してサーバ3を介することにより、パソコン5と6のいずれからでも、スキャナ部を備えた上記の画像形成装置の全てから読み取った画像を取り込むことが可能な構成になっており、また、印刷出力が可能な上記の画像形成装置の全てに対して出力が可能な構成になっている。さらに、一般公衆電話回線に接続されたA3ファクシミリ10に、送信データと制御データを送ることでファクシミリ送信を行うことができ、同時にA3ファクシミリ10が受信したデータも取り込みが可能である。また、A3デジタル複写機8と、A4デジタル複写機9と、A3ファクシミリ10と、A2広幅デジタル複写機11と、A1広幅デジタル複写機12はそれぞれスタンドアローン(単体)としても複写作業が可能である。また、後述するように、各画像形成装置の操作部からも上記のパソコン5、6と同様な操作が行えるようになっている。
【0025】
サーバ3は、入出力管理プログラム2を稼動させることによって、入出力インターフェース7を搭載した全ての画像形成装置と通信が可能であり、詳細は後述するが、パソコン5、6や各画像形成装置からの入出力作業の要求を受けて、その要求を満足する画像形成装置の選択と、要求に沿ったデータの処理と、選択された画像形成装置に送信するデータの生成を行う。
【0026】
次に、サーバ3の役割とその概略動作について、図2を参照して説明する。図2は、サーバ3で稼動する入出力管理プログラム2の概略動作を説明するためのブロック図である。なお、本実施形態では、入出力管理プログラム2はソフトウェアで処理を行う構成としたが、一部或いは全部を回路基板で構成してもよい。いずれの場合も、入出力管理プログラム2は以下のものから構成される。まず、ネットワーク1を介して双方向通信を行うネットワーク通信部20と、該ネットワーク通信部20を介してネットワーク1に接続されることにより、ネットワーク1上の画像形成装置の名前やIPアドレス、状態を常に監視するネットワーク装置監視部21がある。ネットワーク装置機能管理部22はネットワーク1に接続されている全ての画像形成装置の機能を記憶しており、その機能の登録や削除は装置登録部23を介して行われる。
【0027】
パソコン5、6や他の画像形成装置を操作して入出力要求を設定し、入出力要求をネットワーク1を介して発行することによって指示を行うと、その入出力を要求するジョブ要求信号は、ネットワーク通信部20を介してジョブ要求入力部24によって受け付けられる。また、ジョブ要求の受付承認が信号として発行元に送信されると、例えば出力作業の場合は、画像データがソースデータとして発行元から送出されてソースデータ記憶部25で一時記憶される。ジョブ要求信号には、印刷範囲、印刷部数、拡大縮小率、分散出力の有無などのような後述する入出力作業のための様々な条件が含まれており、ジョブ要求入力部24は、その条件でジョブを遂行できる画像形成装置をネットワーク装置監視部21に問い合わせる。ネットワーク装置監視部21は、ネットワーク装置機能管理部22に更に問い合わせて、条件に合致する画像形成装置の候補がネットワーク1上で使用可能か否かの最終チェックを行い、その選択結果を制御データ生成部26に渡す。
【0028】
制御データ生成部26は、ジョブ要求の内容と、使用する画像形成装置とその機能に基づき、分散処理が必要な場合は分散処理制御部27に対して制御に必要な詳細を問い合わせて、1つまたは複数の装置を制御する制御データを生成する。一方、拡大縮小などの画像に関係する処理がジョブ要求信号に含まれている場合は、画像処理に必要な画像処理データが制御データ生成部26から画像処理部28に渡される。画像処理部28は、画像処理データに基づき、ソースデータ記憶部25の画像データに必要な画像処理を施し、処理画像記憶部29に一時格納する。この例では、拡大縮小などの画像処理をサーバ3が行う構成としたが、画像を出力する画像形成装置が画像処理機能を有している場合は、その画像形成装置で画像処理を行わせるようにすればよい。
【0029】
このようにして、1つの画像形成装置或いは分散出力を行う複数の画像形成装置の決定と、それらの装置を制御する制御データの生成と、拡大縮小や集約印刷などのための画像処理が終了すると、ネットワーク装置制御部30から1つまたは複数の装置を指定する装置指定データと、それらの装置を制御するための制御データと、それらの装置で形成される画像データとが、ネットワーク1で使用されるネットワークプロトコルに応じて再編され、ネットワーク通信部20を経由してネットワーク1に送出される。
【0030】
次に、各画像形成装置が有する入出力インターフェース7について説明する。図3は、入出力インターフェース7の概略ブロック図である。前記したサーバ3から送出された装置指定データに基づき、ジョブを実行する装置が指定されると、指定された装置は、前記の制御データと画像データをサーバ3から受信する。その受信は、入出力インターフェース7のネットワーク通信部40を介して行われる。この場合は、受信する装置が理解できる制御データと画像データにサーバ3によって既に変換されているので、データ受信部41を介して、指定された装置の装置制御部42に渡される。画像形成装置が出力装置の場合は、プリンタコントローラがこの装置制御部42に相当する場合もある。その後、受信した制御データと画像データに基づき、指定された装置で画像の形成とその出力が実行される。
【0031】
また、指定された画像形成装置が入力装置として動作する場合は、装置制御部42から送出されるデータがデータ送信部43より、ネットワーク通信部40を介して、ネットワーク1上に送信される。
【0032】
一方、この装置からネットワーク1に接続された画像形成装置に対する入力や出力にかかわる操作を、パソコン5、6上からとほぼ同様の要領で行う場合のために、その装置本来の操作や表示とは別の制御を行う操作制御部44が備わっている。同時に、ネットワーク1上で一元的に入出力の操作を可能にする仮想ドライバ45が備わっている。
【0033】
次に、パソコン5、6、A3デジタル複写機8と、A4デジタル複写機9と、A3ファクシミリ10と、A2広幅デジタル複写機11と、A1広幅デジタル複写機12と、A0プロッタ13から、入力或いは出力にかかわる操作を行う場合の設定画面の例を図3と図4を参照して説明する。図4は、入力に関する設定を行う入力設定画面の一例である。この入力設定画面50は、仮想ドライバ4や、入出力インターフェース7の仮想ドライバ45に基づいて、それぞれ図示しないパソコン上のディスプレイや、画像形成装置の表示部に表示される画面である。
【0034】
パソコン5、6や他の画像形成装置から、ある画像形成装置の入力部を利用して入力を行おうとする場合、入力設定画面50が表示される。項目51は、入力に使用する画像形成装置を指定する入力項目で、この例では、ネットワーク上で登録した装置名やIPアドレスを入力して指定する。この場合、サーバ3に登録されていて入力動作が可能な装置名を読み取り、その装置名の一覧表を表示して使用する装置名を選択できるようにしてもよい。
【0035】
項目52は、原稿を読み取る時の画質を指定する選択項目で、この例では、白黒/グレー/カラー256色/フルカラーのいずれかを選択する。同様に、項目51で入力された画像形成装置の機能をサーバ3から読み取り、その画像形成装置の入力部が提供できる画質を一覧表示して、選択できるようにしてもよい。項目53は、原稿を読み取る方法であり、この例では、複数の原稿が同時にセットできるフィーダ、或いは、原稿1枚ごと原稿置き台に置いてから読み取る原稿置き台を選択する。サーバ3に問い合わせて、可能な原稿セット方法を表示選択するようにしてもよい。
【0036】
項目54は、読み取った原稿のデータを格納する際のファイル名を入力する項目であり、連番を持つ初期設定のファイル名が自動的に生成されるようにしてもよい。その連番と異なるファイル名を入力する場合は、上書きして入力できるようにしてもよい。項目55は、ファイル名が入力されたファイルを格納する場所(装置)を選択する項目である。この例では、操作をしている自機も含めて、サーバ3に登録されてファイルが格納できる機能を有する装置の一覧が、サーバ3に問い合わせることにより表示される。また、この例ではパソコン5、6には読み取ったデータを格納できないようになっているが、仮想ドライバ4に読み取ったファイルのデータを入出力させる機能を持たせて、パソコン5、6にもファイルを格納できるようにすると更によい。この後、図示しない「実行」ボタンを押すと、指定した画像形成装置に原稿がセットされていれば読み取りが開始され、項目55で指定された格納場所に、項目54で入力されたファイル名でデータが格納される。
【0037】
なお、入力作業と出力作業を連続した一連の作業として行う場合、項目54のファイル名や項目55の格納場所は、サーバ3が自動的に選定するので不要になり、入力設定画面の「実行」ボタンを押す代わりに、後述する出力設定画面の設定が開始されるようにするとよい。
【0038】
次に、既に読み込まれた原稿の画像データの出力、あるいは入力に引き続き出力を行う場合の出力設定に関して説明する。図5は、出力に関する設定を行う出力設定画面の一例である。この出力設定画面60は、仮想ドライバ4や、入出力インターフェース7の仮想ドライバ45に基づいて、それぞれ図示しないパソコンのディスプレイや、画像形成装置の表示部に表示される画面であり、基本設定画面60aと応用設定画面70aとから構成される。
【0039】
パソコン5、6やある画像形成装置から、その画像形成装置または他の画像装置を出力装置として印刷出力を行わせる場合に出力設定画面60が表示される。尚、上述したように、入力と出力とを一連のジョブとして行う場合は、項目61と62は省略できる。項目61は、原稿が格納されている場所を、装置名或いはIPアドレスで指定する項目で、サーバ3に登録されていてファイルが格納できる機能を有する装置の一覧が、サーバ3に問い合わせることにより、表示されるようにしてもよい。項目62は、項目61で入力或いは選択した装置に格納されているファイル名を入力する。サーバ3に問い合わせることで、その装置が格納しているファイルの一覧を表示して選択できるようにしてもよい。
【0040】
項目63は、出力しようとするファイルが複数のページ或いは枚数からなる場合に、出力する範囲(印刷範囲)を入力する。項目64は、出力する部数を入力する項目である。項目65は、出力しようとするファイルがカラーの場合、モノクロで出力するか、カラーで出力するかを選択する項目である。以上が基本設定項目の一例であるが、本実施形態で例示しない項目を追加することも可能である。
【0041】
更に、応用設定画面70aは、サーバ3によって一元管理された画像形成装置とその機能を効率よく利用して、特に操作の容易さと生産性の向上が実現できる項目の一例である。項目71は、拡大縮小率を入力する項目であり、図のように、拡大縮小率をパーセントで入力し、出力する用紙のサイズを指定する。また、自動拡大縮小を選択し、出力する用紙のサイズを指定すると、出力しようとする画像データのサイズが用紙のサイズに自動的に拡大縮小される。項目71aには、各画像形成装置の機能がサーバ3に問い合わされて、それらの画像形成装置が出力可能なサイズの一覧を表示する。この中から希望するサイズを選択するとよい。
【0042】
項目72は、単一の画像形成装置で出力するか、複数の画像形成装置で分散出力するかを選択する項目である。この例では、「単一」出力と、単一或いは複数の「装置指定分散」出力と、「自動分散」出力の選択が可能である。項目71と71aで、既に拡大縮小率と出力サイズが判明しているので、その条件を満たす画像形成装置をサーバ3に問い合わせ、出力可能な装置の一覧を72aに表示することにより、項目72で、「単一」が選択されている場合、72aで1つの装置しか選択できないようにし、「装置指定分散」出力が選択されている場合は、複数の装置を選択可能とし、「自動分散」出力が選択されている場合は、条件を満足しつつ出力する部数に応じて生産性が最も高い複数の装置の組み合わせをサーバ3に問い合わせて、その結果使用する装置が表示されるようにする。
【0043】
このようにすれば、例えば、図1のA4デジタル複写機9を使用し、その装置から原稿を読み取り(入力)、その装置の操作部で上記のような操作を行い、A4の原稿を約283%に拡大し、出力サイズをA1として、分散出力として「単一」とすれば、項目72aに、A1広幅デジタル複写機12と、A0プロッタ13が表示されるので、A1広幅デジタル複写機12を選択すると、通常の事務用出力装置では困難であったA4からA1サイズの拡大出力が所望する部数だけ容易に出力することが出来る。この時、項目72で、「装置指定分散」が選択されていれば、A1広幅デジタル複写機12とA0プロッタ13の両方を選択でき、この2つの装置によって分散出力が行われる。
【0044】
項目73は、ブックレット印刷の有無を選択する項目である。ブックレット印刷とは、広幅サイズの用紙に印刷された複数枚のページを裁断したり、折ることにより簡単に簡易製本ができるページの割付機能であり、通常、広幅の用紙を使用して初めて可能になる。項目74の集約印刷は、項目71で直接或いは間接的に指定された用紙サイズの中に、読み込んだ原稿を自動的に縮小して2ページ、或いは4ページなど印刷する機能である。この場合、原稿のサイズはA4で、A2の用紙サイズが選択されていると仮定する。その場合、「4in1」が選択されると、A2の用紙に、A4の原稿を4ページ分集約して印刷するので、ほぼ100%の拡大縮小率になる。
【0045】
また、A3ファクシミリ10を出力装置とする場合、印刷出力と通信出力が可能になるので、例えば、出力設定画面60の基本設定画面に、初期設定は「印刷出力」とし、「通信出力」も選べるラジオボタンを設けるとよい。そして、「通信出力」が選択された場合は、項目72と72aの分散出力は選択不可能にして、送信先の番号や名称を入力できる項目を追加する。このような構成にすれば、これまでの説明で、画像が印刷出力される代わりに、同じように拡大縮小されて、指定した送信先にファックス送信される。
【0046】
図4と図5に基づいて説明した機能の項目は、本実施形態を説明するための一例であり、本発明の主旨は、これらの例に限定されるものではない。また、図1で、出力専用装置としてのプリンタが接続されていないが、説明を簡単にするため便宜上省略したもので、これまでの説明で、一部の画像形成装置や出力装置をプリンタと置き換えても全く同じである。
【0047】
【発明の効果】
本発明では、情報処理装置と、A3サイズを超える入出力が可能な画像形成装置が接続されるネットワークにおいて、異なる形態、仕様、最大入出力サイズの画像形成装置を一元的にサーバの入出力管理プログラムで管理して、入出力の条件に合う装置の選択と、そのための画像処理を行うため、特に画像形成装置の最大入出力サイズを気にすることなく、所望する拡大縮小率で広幅画像形成装置への分散出力処理が可能になる。
【0048】
また、ユーザはネットワークに接続された各画像形成装置の仕様や形態や最大入出力サイズを事前に調査して入出力作業の適合性を判断する必要がなくなり、あたかも様々な条件に適合した仮想の画像形成装置に対して出力を行うように出力操作を行えばよい。
【0049】
さらに、パソコンのみならず、各画像形成装置上から入出力要求のための操作をすることにより、異なる装置からの入力や異なる装置への出力が可能になるため、常にパソコンを経由して操作する煩雑さや、パソコンの場所まで移動して操作する労力や時間が不要になる効果がある。
【0050】
また、操作する画像形成装置が扱える最大入出力サイズがA4やA3のような小さなものであっても、入力サイズが大きい別の装置を入力装置とし、出力サイズが大きい別の装置を出力装置として指定或いは自動指定することで、あたかも操作する装置をそのような大きなサイズが扱える装置として操作することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ネットワークに接続されたサーバと複数の情報処理装置とA3サイズを超える広幅サイズを扱う画像形成装置を含む複数の画像形成装置とを示す模式図である。
【図2】サーバ3で稼動する入出力管理プログラム2の概略動作を説明するためのブロック図である。
【図3】入出力インターフェース7の概略ブロック図である。
【図4】入力に関する設定を行う入力設定画面の一例である。
【図5】出力に関する設定を行う出力設定画面の一例である。
【符号の説明】
1 ネットワーク
2 入出力管理プログラム
3 サーバ
4 仮想ドライバ
5、6 パソコン
7 入出力インターフェース
8 A3デジタル複写機
9 A4デジタル複写機
10 A3ファクシミリ
11 A2広幅デジタル複写機
12 A1広幅デジタル複写機
13 A0プロッタ
20 ネットワーク通信部
21 ネットワーク装置監視部
22 ネットワーク装置機能管理部
23 装置登録部
24 ジョブ要求入力部
25 ソースデータ記憶部
26 制御データ生成部
27 分散処理制御部
28 画像処理部
29 処理画像記憶部
30 ネットワーク装置制御部
40 ネットワーク通信部
41 データ受信部
42 装置制御部
43 データ送信部
44 操作制御部
45 仮想ドライバ
50 入力設定画面
51〜55、61〜65、71〜74、71a、72a 項目
60 出力設定画面
60a 基本設定画面
70a 応用設定画面

Claims (10)

  1. 同一のネットワークを共有するとともに、形成できる最大出力画像サイズが異なる複数の画像形成装置と、該画像形成装置からの画像データの指定と出力サイズに関する条件を受けて、前記ネットワーク上の画像形成装置を指定し、その指定した画像形成装置に画像を出力させるサーバとを備える画像出力システム。
  2. 前記画像形成装置から分散出力の要求が出される場合、前記サーバは、該分散出力の実行が可能な複数の画像形成装置を指定するとともに、その指定された複数の画像形成装置に前記画像を出力させることを特徴とする請求項1に記載の画像出力システム。
  3. 前記画像形成装置から前記画像データに基づく画像の拡大または縮小処理の要求が出される場合、前記サーバは、該画像を拡大または縮小して出力できる画像形成装置を指定するとともに、その指定された画像形成装置に前記画像データに基づき拡大または縮小した画像を出力させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像出力システム。
  4. 前記ネットワークはさらに情報処理装置によって共有され、前記サーバは、該情報処理装置からの画像データの指定と出力サイズに関する条件を受けることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像出力システム。
  5. 前記画像データは、前記画像形成装置または前記サーバの少なくとも一方に格納されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の画像出力システム。
  6. 同一のネットワークを共有するとともに、画像を形成して出力する画像形成装置と、該画像を形成するための画像データを指定し出力サイズに関する条件を発行する情報処理装置と、該情報処理装置からの画像データの指定と出力サイズに関する条件を受けて、前記ネットワーク上の画像形成装置を指定し、その指定した画像形成装置に画像を出力させるサーバとを備える画像出力システム。
  7. 前記情報処理装置から分散出力の要求が出される場合、前記サーバは、該分散出力の実行が可能な複数の画像形成装置を指定するとともに、その指定された複数の画像形成装置に前記画像を出力させることを特徴とする請求項6に記載の画像出力システム。
  8. 前記情報処理装置から前記画像データに基づく画像の拡大または縮小処理の要求が出される場合、前記サーバは、該画像を拡大または縮小して出力できる画像形成装置を指定するとともに、その指定された画像形成装置に前記画像データに基づき拡大または縮小した画像を出力させることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の画像出力システム。
  9. 前記画像データは、前記画像形成装置、前記情報処理装置、または前記サーバの少なくともいずれか1つに格納されていることを特徴とする請求項4、請求項6乃至請求項8のいずれかに記載の画像出力システム。
  10. 前記出力サイズに関する条件は、A3サイズを超える出力サイズであることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の画像出力システム。
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