JP2004289420A - ミキサ回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】FET151 、152 からなる第1及び第2ミキサ61 、62 に局部発振信号を供給する際、FET151 、152 のドレインにフェーズノイズを生じることなしに回路構成の簡素化及び消費電力の低減化を達成するミキサ回路を提供する。
【解決手段】第1高周波信号と第1局部発振信号とを周波数混合して第1周波数混合信号を発生する第1FET151 と、第2高周波信号と第2局部発振信号とを周波数混合して第2周波数混合信号を発生する第2FET152 と、一つの局部発振器4とを備え、第1及び第2局部発振信号は、一つの局部発振器4の局部発振信号を分波器4で分波して得られたもので、周波数が同一であり、位相が略180°異なるものである。
【選択図】 図1
【解決手段】第1高周波信号と第1局部発振信号とを周波数混合して第1周波数混合信号を発生する第1FET151 と、第2高周波信号と第2局部発振信号とを周波数混合して第2周波数混合信号を発生する第2FET152 と、一つの局部発振器4とを備え、第1及び第2局部発振信号は、一つの局部発振器4の局部発振信号を分波器4で分波して得られたもので、周波数が同一であり、位相が略180°異なるものである。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ミキサ回路に係り、特に、衛星放送を受信する2出力ダウンコンバータ等に用いられ、受信した高周波信号と局部発振信号とを混合して中間周波数信号を形成するミキシング素子に電界効果トランジスタ(以下、これをFETという)を用いたミキサ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、放送衛星から送信された放送電波を受信し、その受信信号を2つのBS受信機に供給する際にブロックコンバータが用いられる。
【0003】
図4は、かかる既知のブロックコンバータの要部構成を示すブロック図であって、一例として、特開平10−100506号に開示のものである。
【0004】
図4に示されるように、このブロックコンバータは、アンテナ(図示なし)で受信した衛星放送電波を分波して得られた左旋偏波信号(L信号、以下、これを第1高周波信号という)が供給される第1入力端子311 と、同じく右旋偏波信号(R信号、以下、これを第2高周波信号という)が供給される第2入力端子312 と、第1高周波信号を増幅する第1低雑音増幅器321 と、第2高周波信号を増幅する第2低雑音増幅器322 と、増幅した第1高周波信号の中の不要成分を除去する第1帯域通過フィルタ331 と、増幅した第2高周波信号の中の不要成分を除去する第2帯域通過フィルタ332 と、局部発振信号を発生する1つの局部発振器34と、増幅した第1高周波信号と局部発振信号とを周波数混合し、第1中間周波信号を発生する第1ミキサ351 と、増幅した第2高周波信号と局部発振信号とを周波数混合し、第2中間周波信号を発生する第2ミキサ352 と、第1及び第2入力端361 、362 と第1及び第2出力端371 、372 を有する信号切替回路38と、第1中間周波信号増幅器391 と、第2中間周波信号増幅器392 と、第1出力端子401 と、第2出力端子402 とからなる。この場合、1つの局部発振器34と第1ミキサ351 と第2ミキサ352 とからなる回路部分がミキサ回路を構成している。
【0005】
また、信号切替回路38は、第1及び第2入力端361 、362 と第1及び第2出力端371 、372 との間が選択的に接続され、接続されたときに信号伝送経路が形成されるもので、信号伝送経路の形成状態に対応した種々の信号伝送状態が得られる。例えば、第1入力端361 と第1出力端371 とが接続され、第2入力端362 と第2出力端372 とが接続されると、第1入力端361 に供給された第1中間周波信号が第1出力端371 に供給され、第2入力端362 に供給された第2中間周波信号が第2出力端372 に供給される。また、第1入力端361 と第2出力端372 とが接続され、第2入力端362 と第1出力端371 とが接続されると、第1中間周波信号が第2出力端372 に供給され、第2中間周波信号が第1出力端371 に供給される。さらに、第1入力端361 と第1出力端371 とが接続され、同時に、第2入力端362 と第1出力端371 とが接続されると、第1中間周波信号と第2中間周波信号がともに第1出力端371 に供給される。同じように、第1入力端361 と第2出力端372 とが接続され、同時に、第2入力端362 と第2出力端372 とが接続されると、第1中間周波信号と第2中間周波信号がともに第2出力端372 に供給される。このように、信号切替回路38の信号伝送経路を選択切替えることにより、第1中間周波信号及び第2中間周波信号をそれぞれ単独に、または、第1中間周波信号と第2中間周波信号の混合信号を第1出力端371 及び/または第2出力端372 から導出させることが可能になる。
【0006】
なお、前記の場合、第1高周波信号が左旋偏波信号(L信号)であり、第2高周波信号が右旋偏波信号(R信号)である例であるが、第1高周波信号が水平偏波信号(H信号)であり、第2高周波信号が垂直偏波信号(V信号)であっても同じような動作が行われる。
【0007】
ところで、既知のブロックコンバータにおいては、装置の小型化や製造コストの低減のために、構成部品点数を削減し、消費電力を低減することが行われており、具体的に、第1及び第2ミキサ351 、352 と1つの局部発振器34に、それぞれ本来低消費電力素子であるFETを用いたものが知られている。
【0008】
図5は、既知のこの種のミキサ回路、すなわち第1及び第2ミキサ351 、352 と1つの局部発振器34の具体的構成の一例を示す回路図である。
【0009】
なお、図5において、図4に示された構成要素と同じ構成要素については同じ符号を付けている。
【0010】
図5に示されるように、第1ミキサ351 は、第1高周波信号入力端411 と、第1中間周波信号出力端421 と、FET431 と、結合コンデンサ441 、451 と、バッファ抵抗461 と、バイアス抵抗471 と、局部発振信号入力端481 と、ゲートバイアス電圧入力端491 とからなる。第2ミキサ352 は、第2高周波信号入力端412 と、第1中間周波信号出力端422 と、FET432 と、結合コンデンサ442 、452 と、バッファ抵抗462 と、バイアス抵抗472 と、局部発振信号入力端482 と、ゲートバイアス電圧入力端492 からなる。また、局部発振器34は、局部発振信号出力端50と、FET51と、発振回路部52と、ドレイン負荷インピーダンス53と、ドレイン電圧供給端54とからなる。
【0011】
そして、局部発振器34は、FET51がゲートに接続された発振回路部52の回路定数に対応した周波数の局部発振信号を発生し、その局部発振信号をFET51のドレインから局部発振信号出力端50を通して局部発振信号入力端481 及び局部発振信号入力端482 に供給する。また、第1ミキサ351 は、第1高周波信号が第1高周波信号入力端411 から結合コンデンサ441 を通してFET431 のゲートに供給され、局部発振信号が局部発振信号入力端481 からバッファ抵抗461 を通してFET431 のドレインに供給され、FET431 において第1高周波信号と局部発振信号が周波数混合され、そのドレインに得られた第1中間周波信号が結合コンデンサ451 を通して第1中間周波信号出力端421 に供給される。同様に、第2ミキサ352 は、第2高周波信号が第2高周波信号入力端412 から結合コンデンサ442 を通してFET432 のゲートに供給され、局部発振信号が局部発振信号入力端482 からバッファ抵抗462 を通してFET432 のドレインに供給され、FET432 において第2高周波信号と局部発振信号が周波数混合され、そのドレインに得られた第2中間周波信号が結合コンデンサ452 を通して第2中間周波信号出力端422 に供給される。
【0012】
次いで、図6は、第1及び第2ミキサ351 、352 において、ドレインに局部発振信号だけを供給したときのFET431 、432 の動作点の変動状態の一例を示す特性図である。
【0013】
図6において、横軸はFET431 、432 のドレイン・ソース電圧(VDS)であり、縦軸はそのドレイン電流(ID )であって、曲線AはFET431 、432 のドレイン・ソース間の電圧−電流特性曲線を表すものであり、信号LO はFET431 、432 のドレインに供給された局部発振信号を表すものである。
【0014】
図6に示されるように、FET431 、432 は、ドレインに供給されるドレイン電圧VDS、すなわち局部発振信号LO の振幅値により、ドレイン電流ID が周期的にオンまたは略オフ状態になるもので、局部発振信号LO の正方向振幅値が大きくなると、その大きさに応じてドレイン電流ID が増大し、局部発振信号LO の正方向振幅値が小さくなると、その程度に応じてドレイン電流ID が減少する。このとき、FET431 においては、ゲートに供給された第1高周波信号とドレインに供給された局部発振信号LO とが周波数混合され、ドレインに第1中間周波信号が形成され、同様に、FET432 においては、ゲートに供給された第2高周波信号とドレインに供給された局部発振信号LO とが周波数混合され、ドレインに第2中間周波信号が形成される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
前記既知の第1及び第2ミキサ351 、352 は、それぞれミキシング素子としてFET431 、432 が用いられ、FET431 、432 のドレインに局部発振信号LO だけを供給する構成が採用されているので、第1及び第2ミキサ351 、352 の全体の回路構成が簡素化され、第1及び第2ミキサ351 、352 を含むブロックコンバータが小型化できるとともに、FET431 、432 の消費電力が低減され、ブロックコンバータが低消費電力特性を有するという利点がある。
【0016】
これに対し、前記既知の第1及び第2ミキサ351 、352 は、FET431 、432 がそれらのドレインに第1及び第2高周波信号と周波数混合する局部発振信号LO を受ける場合、一つの局部発振器34が発生した局部発振信号LO を略同じ位相状態で受けているため、局部発振器34からFET431 、432 のドレイン側を見たインピーダンスが局部発振信号LO の振幅値に対応して同じように変動する、すなわち第1FET431 のインピーダンスが小さくなるとき、第2FET431 のインピーダンスも小さくなり、一方、第1FET431 のインピーダンスが大きくなるとき、第2FET431 のインピーダンスも大きくなるように変動するようになり、その結果、その変動幅に対応してFET431 、432 のドレインに供給される局部発振信号LO の周波数が変化し、局部発振信号LO に好ましくないフェーズノイズ(位相雑音)が発生するようになる。この場合、発生するフェーズノイズの度合いは、局部発振信号LO の振幅値が最大になったときに基準位相に対して正方向に最大に移相し、その振幅値が最小になったときに基準位相に対して負方向に最大に移相するもので、このような最大移相時の周波数変化は基準局部発振周波数に対して約±50kHzに相当し、ブロックコンバータの周波数規格が満たされなくなり、何等かの対策が必要になる。
【0017】
本発明は、このような技術的背景に鑑みてなされたもので、その目的は、FETからなる2つのミキサに局部発振信号を供給する際、各FETのドレインにフェーズノイズを生じないようにし、回路構成の簡素化及び消費電力の低減化を達成するミキサ回路を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明によるミキサ回路は、第1高周波信号と第1局部発振信号とを周波数混合して第1周波数混合信号を発生する第1FETと、第2高周波信号と第2局部発振信号とを周波数混合して第2周波数混合信号を発生する第2FETと、一つの局部発振器とを備え、前記第1及び第2局部発振信号は、前記一つの局部発振器の局部発振信号を分波して得られたもので、周波数が同一であり、位相が略180°異なるものである手段を備える。
【0019】
前記手段によれば、一つの局部発振器から第1FETに供給される第1局部発振信号と第2FETに供給される第2局部発振信号との周波数を同じにし、かつ、それらの位相が略180°異なるようにしたことにより、第1FETのインピーダンスが小さくなるとき、第2FETのインピーダンスが大きくなり、また、第1FETのインピーダンスが大きくなるとき、第2FETのインピーダンスが小さくなって、局部発振器から第1及び第2FETのドレイン側を見たインピーダンスが常時略一定になるので、局部発振信号に不所望なフェーズノイズが発生することを回避し、局部発振周波数の変動の発生を防ぐことができる。
【0020】
また、前記手段によれば、第1及び第2ミキサにFETを用い、かつ、一つの局部発振器を用いているので、回路構成の簡素化及び消費電力の低減化を達成することが可能になる。
【0021】
前記手段における第1及び第2FETは、それぞれ、ゲートに第1及び第2高周波信号が、ドレインに第1及び第2局部発振信号がそれぞれ供給され、第1及び第2FETの動作点は、供給された第1及び第2局部発振信号レベルによって変動するように設定されているものである。
【0022】
このような構成にすれば、第1及び第2FETのドレインへの直流供給回路を省くことができるので、一層、回路構成の簡素化及び消費電力の低減化を達成することが可能になる。
【0023】
前記手段における一つの局部発振器の局部発振信号は、分波する際に、一方の分波信号を移相させずに第1FETに第1局部発振信号として供給し、他方の分波信号を移相させて第2FETに第2局部発振信号として供給するようにしたものである。
【0024】
このような構成にすれば、局部発振信号を分波する際に、分波回路部の構成を単純にすることができるので、回路構成の簡素化の達成に大きく貢献する。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0026】
図1は、本発明によるミキサ回路を用いたブロックコンバータの要部構成を示すブロック図であって、図4に図示されたブロックコンバータの要部構成に対応するものである。
【0027】
図1に示されるように、このブロックコンバータは、左旋偏波信号(第1高周波信号)が供給される第1入力端子11 と、右旋偏波信号(第2高周波信号)が供給される第2入力端子12 と、第1高周波信号を増幅する第1低雑音増幅器21 と、第2高周波信号を増幅する第2低雑音増幅器22 と、増幅した第1高周波信号中の不要成分を除去する第1帯域通過フィルタ31 と、増幅した第2高周波信号中の不要成分を除去する第2帯域通過フィルタ32 と、局部発振信号を発生する1つの局部発振器4と、局部発振信号を第1局部発振信号と第2局部発振信号に分波する分波器5と、増幅した第1高周波信号と第1局部発振信号とを周波数混合し、第1中間周波信号を発生する第1ミキサ61 と、増幅した第2高周波信号と第2局部発振信号とを周波数混合し、第2中間周波信号を発生する第2ミキサ62 と、第1入力端71 及び第2入力端72 と第2出力端81 及び第2出力端82 と制御端121 とを有する信号切替回路9と、第1中間周波信号増幅器101 と、第2中間周波信号増幅器102 と、第1出力端子111 と、第2出力端子112 と、図示されないスイッチング制御部に接続された制御端子12からなる。この場合、1つの局部発振器4と分波器5と第1ミキサ61 と第2ミキサ62 とからなる回路部分がミキサ回路を構成する。
【0028】
また、信号切替回路9は、前述の信号切替回路38と同様に、第1及び第2入力端71 、72 と第1及び第2出力端81 、82 の間が選択的に接続され、接続されたときに信号伝送経路が形成されるもので、信号伝送経路の形成状態に対応した種々の信号伝送状態が得られる。例えば、第1入力端71 と第1出力端子81 とが接続され、第2入力端72 と第2出力端82 とが接続されると、第1入力端71 に供給された第1中間周波信号が第1出力端81 に供給され、第2入力端72 に供給された第2中間周波信号が第2出力端82 に供給される。また、第1入力端71 と第2出力端82 とが接続され、第2入力端72 と第1出力端81 とが接続されると、第1中間周波信号が第2出力端82 に供給され、第2中間周波信号が第1出力端81 に供給される。さらに、第1入力端71 と第1出力端81 とが接続され、同時に、第2入力端72 と第1出力端81 とが接続されると、第1中間周波信号と第2中間周波信号がともに第1出力端81 に供給される。同じように、第1入力端71 と第2出力端82 とが接続され、同時に、第2入力端72 と第2出力端82 とが接続されると、第1中間周波信号と第2中間周波信号がともに第2出力端82 に供給される。このように、信号切替回路9においても、その信号伝送経路を選択切替えることにより、第1中間周波信号及び第2中間周波信号をそれぞれ単独に、または、第1中間周波信号と第2中間周波信号の混合信号を第1出力端81 及び/または第2出力端82 から導出させることが可能になる。
【0029】
図1に図示のブロックコンバータは、次のように動作する。第1入力端子11 に供給された第1高周波信号は、第1低雑音増幅器21 で増幅され、第1帯域通過フィルタ31 で不要信号成分が除去された後、第1ミキサ61 に供給される。また、第2入力端子12 に供給された第2高周波信号は、第2低雑音増幅器22 で増幅され、第2帯域通過フィルタ32 で不要信号成分が除去された後、第2ミキサ62 に供給される。このとき、1つの局部発振器4から出力された局部発振信号は、分波器5で分波され、一方が第1局部発振信号として第1ミキサ61 に供給され、他方が第2局部発振信号として第2ミキサ62 に供給される。第1ミキサ61 は、第1高周波信号と第1局部発振信号とを周波数混合して第1中間周波信号を第1入力端71 に供給し、第2ミキサ62 は、第2高周波信号と第2局部発振信号とを周波数混合して第2中間周波信号を第2入力端72 に供給する。
【0030】
信号切替回路9は、スイッチング制御部の制御により、前述のように第1入力端71 、第2入力端72 と、第1出力端81 、第2出力端82 とが選択的に接続される。このような接続結果によって、第1中間周波信号及び/または第2中間周波信号が第1中間周波信号増幅器101 を通して第1出力端子111 に供給されたり、第1中間周波信号及び/または第2中間周波信号が第2中間周波信号増幅器102 を通して第2出力端子112 に供給されたりする。
【0031】
なお、本例においても、第1高周波信号が左旋偏波信号であり、第2高周波信号が右旋偏波信号であるが、第1高周波信号が水平偏波信号(H信号)であり、第2高周波信号が垂直偏波信号(V信号)であっても同じ動作になる。
【0032】
次に、図2は、図1に図示されたブロックコンバータにおけるミキサ回路の1つの実施の形態を示すもので、その要部構成を表す回路図であって、図5に図示されたミキサ回路に対応するものである。なお、図2において、図1に示された構成要素と同じ構成要素については同じ符号を付けている。
【0033】
図2に示されるように、第1ミキサ61 は、第1高周波信号入力端131 と、第1中間周波信号出力端141 と、第1FET151 と、結合コンデンサ161 、171 と、バッファ抵抗181 と、バイアス抵抗191 と、局部発振信号入力端201 と、ゲートバイアス電圧入力端211 とからなる。第2ミキサ62 は、第2高周波信号入力端132 と、第2中間周波信号出力端142 と、第2FET152 と、結合コンデンサ162 、172 と、バッファ抵抗182 と、バイアス抵抗192 と、局部発振信号入力端202 と、ゲートバイアス電圧入力端212 とからなる。また、局部発振器4は、FET22と、発振回路部23と、ドレイン負荷インピーダンス24と、局部発振信号出力端25と、ドレイン電圧供給端26とからなる。分波器5は、180°移相器51 を含んでいる。
【0034】
そして、局部発振器4は、FET22がゲートに接続された発振回路部23の回路定数に対応した周波数の局部発振信号を発生し、その局部発振信号をFET22のドレインから局部発振信号出力端25を通して分波器5に供給する。分波器5は、供給された局部発振信号の一方を第1局部発振信号として直接局部発振信号入力端201 に供給し、その他方を180°移相器51 で180°移相させ、第1局部発振信号として局部発振信号入力端202 に供給する。
【0035】
このとき、第1ミキサ61 は、第1高周波信号が第1高周波信号入力端131 から結合コンデンサ161 を通して第1FET151 のゲートに供給され、第1局部発振信号が局部発振信号入力端201 からバッファ抵抗181 を通して第1FET151 のドレインに供給される。第1FET151 においては、第1高周波信号と第1局部発振信号が周波数混合され、そのドレインに得られた第1中間周波信号が結合コンデンサ171 を通して第1中間周波信号出力端141 に供給される。同様に、第2ミキサ62 は、第2高周波信号が第2高周波信号入力端132 から結合コンデンサ162 を通して第2FET152 のゲートに供給され、第2局部発振信号が局部発振信号入力端202 からバッファ抵抗182 を通して第2FET152 のドレインに供給される。第2FET152 においては、第2高周波信号と第2局部発振信号が周波数混合され、そのドレインに得られた第2中間周波信号が結合コンデンサ172 を通して第2中間周波信号出力端142 に供給される。
【0036】
ここで、図3は、第1FET151 のドレインに第1局部発振信号だけを、第2FET152 のドレインに第2局部発振信号だけをそれぞれ供給したときの第1及び第2FET151 、152 の動作点変動状態の一例を示す特性図であって、図6に図示された特性図に対応するものである。
【0037】
図3において、横軸は第1及び第2FET151 、152 のドレイン・ソース電圧(VDS)であり、縦軸はそのドレイン電流(ID )であって、曲線Aは両FET151 、152 のドレイン・ソース間の電圧−電流特性曲線を表し、実線LO は第1FET151 のドレインに供給された第1局部発振信号、点線LO は第2FET152 のドレインに供給された第2局部発振信号を表すものである。
【0038】
図3に示されるように、第1及び第2FET151 、152 は、既知のこの種の第1及び第2FET431 、432 と同様に、それぞれドレインに供給されるドレイン電圧VDS、すなわち局部発振信号LO の振幅値により、ドレイン電流ID が周期的にオンになったりまたは略オフ状態になったりする。
【0039】
この場合、第1FET151 に供給される第1局部発振信号LO と、第2FET152 に供給される第2局部発振信号LO とは、図3に示されるように、その位相が逆相(180°移相状態)になっている。このため、第1FET151 においては、第1局部発振信号LO の正方向振幅値が大きくなって、その大きさに応じてドレイン電流ID が増大するとき、第2FET152 においては、第2局部発振信号LO の正方向振幅値が小さくなって、その程度に応じてドレイン電流ID が減少するようになり、一方、第1FET151 においては、第1局部発振信号LO の正方向振幅値が小さくなって、その程度に応じてドレイン電流ID が減少するとき、第2FET152 においては、第2局部発振信号LO の正方向振幅値が大きくなって、その大きさに応じてドレイン電流ID が増大するようになる。
【0040】
このように、第1FET151 と第2FET152 においては、供給される第1及び第2局部発振信号LO の振幅値と流れるドレイン電流ID の大きさとが互いに逆の状態になるので、局部発振器4から第1FET151 及び第2FET152 の双方のドレイン側を見たインピーダンスは、第1及び第2局部発振信号LO の振幅値に係わりなく、総合的にその変化が極めて少なくなり、局部発振器4から出力される局部発振信号LO の周波数が変化し、局部発振信号LO に好ましくないフェーズノイズ(位相雑音)が発生するのを回避することができる。
【0041】
なお、前記実施の態様においては、分波器4として、局部発振信号の一方を第1局部発振信号として直接局部発振信号入力端201 に供給し、その他方を180°移相器51 で180°移相させて局部発振信号入力端202 に供給する例を挙げて説明したが、分波器4をこのような簡単な構成にすることは好ましいことであるものの、本発明による分波器4は、このような構成のものに限られず、第1局部発振信号と第2局部発振信号と位相が逆相になる構成のものであれば、どのような構成のもの、例えば、2つの移相器を用いたものであってもよい。
【0042】
また、前記実施の態様においては、第1FET151 及び第2FET152 のドレインにそれぞれ第1及び第2局部発振信号LO だけを供給し、第1FET151 及び第2FET152 を動作させる例を挙げて説明したが、本発明によるミキサ回路は、第1FET151 及び第2FET152 のドレインを直流的にゼロバイアス状態で動作させる例に限られるものでなく、第1及び第2局部発振信号LO とともに比較的低い直流ドレイン電圧を供給するようにしても殆ど同じ機能を発揮させることができる。
【0043】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、一つの局部発振器から第1FETに供給される第1局部発振信号と第2FETに供給される第2局部発振信号との周波数を同じにし、かつ、それらの位相が略180°異なるようにしたことにより、第1FETのインピーダンスが小さくなるとき、第2FETのインピーダンスが大きくなり、また、第1FETのインピーダンスが大きくなるとき、第2FETのインピーダンスが小さくなって、局部発振器から第1及び第2FETのドレイン側を見たインピーダンスが常時略一定になるので、局部発振信号に不所望なフェーズノイズが発生することを回避し、局部発振周波数の変動の発生を防ぐことができるとともに、第1及び第2ミキサにFETを用い、かつ、一つの局部発振器を用いているので、回路構成の簡素化及び消費電力の低減化を達成することが可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるミキサ回路を用いたブロックコンバータの要部構成を示すブロック図である。
【図2】図1に図示されたブロックコンバータにおけるミキサ回路の1つの実施の形態を示すもので、その要部構成を表す回路図である。
【図3】第1FETのドレインに第1局部発振信号だけを、第2FETのドレインに第2局部発振信号だけをそれぞれ供給したときの第1及び第2FETの動作点変動状態の一例を示す特性図である。
【図4】既知のブロックコンバータの要部構成を示すブロック図である。
【図5】既知のこの種のミキサ回路、すなわち第1及び第2ミキサと1つの局部発振器の具体的構成の一例を示す回路図である。
【図6】第1及び第2ミキサにおいて、ドレインに局部発振信号だけを供給したときのFETの動作点の変動状態の一例を示す特性図である。
【符号の説明】
11 第1入力端子
12 第2入力端子
21 第1低雑音増幅器
22 第2低雑音増幅器
31 第1帯域通過フィルタ
32 第2帯域通過フィルタ
4 1つの局部発振器
5 分波器
51 180°移相器
61 第1ミキサ
62 第2ミキサ
71 第1入力端
72 第2入力端
81 第2出力端
82 第2出力端
9 信号切替回路
101 第1中間周波信号増幅器
102 第2中間周波信号増幅器
111 第1出力端子
112 第2出力端子
12 制御端子
121 制御端
131 第1高周波信号入力端
132 、第2高周波信号入力端
141 第1中間周波信号出力端
142 第2中間周波信号出力端
151 第1FET
152 第2FET
161 、162 、171 、172 結合コンデンサ
181 、182 バッファ抵抗
191 、192 バイアス抵抗
201 、202 局部発振信号入力端
211 、212 ゲートバイアス電圧入力端
22 FET
23 発振回路部
24 ドレイン負荷インピーダンス
25 局部発振信号出力端25
26 ドレイン電圧供給端
【発明の属する技術分野】
本発明は、ミキサ回路に係り、特に、衛星放送を受信する2出力ダウンコンバータ等に用いられ、受信した高周波信号と局部発振信号とを混合して中間周波数信号を形成するミキシング素子に電界効果トランジスタ(以下、これをFETという)を用いたミキサ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、放送衛星から送信された放送電波を受信し、その受信信号を2つのBS受信機に供給する際にブロックコンバータが用いられる。
【0003】
図4は、かかる既知のブロックコンバータの要部構成を示すブロック図であって、一例として、特開平10−100506号に開示のものである。
【0004】
図4に示されるように、このブロックコンバータは、アンテナ(図示なし)で受信した衛星放送電波を分波して得られた左旋偏波信号(L信号、以下、これを第1高周波信号という)が供給される第1入力端子311 と、同じく右旋偏波信号(R信号、以下、これを第2高周波信号という)が供給される第2入力端子312 と、第1高周波信号を増幅する第1低雑音増幅器321 と、第2高周波信号を増幅する第2低雑音増幅器322 と、増幅した第1高周波信号の中の不要成分を除去する第1帯域通過フィルタ331 と、増幅した第2高周波信号の中の不要成分を除去する第2帯域通過フィルタ332 と、局部発振信号を発生する1つの局部発振器34と、増幅した第1高周波信号と局部発振信号とを周波数混合し、第1中間周波信号を発生する第1ミキサ351 と、増幅した第2高周波信号と局部発振信号とを周波数混合し、第2中間周波信号を発生する第2ミキサ352 と、第1及び第2入力端361 、362 と第1及び第2出力端371 、372 を有する信号切替回路38と、第1中間周波信号増幅器391 と、第2中間周波信号増幅器392 と、第1出力端子401 と、第2出力端子402 とからなる。この場合、1つの局部発振器34と第1ミキサ351 と第2ミキサ352 とからなる回路部分がミキサ回路を構成している。
【0005】
また、信号切替回路38は、第1及び第2入力端361 、362 と第1及び第2出力端371 、372 との間が選択的に接続され、接続されたときに信号伝送経路が形成されるもので、信号伝送経路の形成状態に対応した種々の信号伝送状態が得られる。例えば、第1入力端361 と第1出力端371 とが接続され、第2入力端362 と第2出力端372 とが接続されると、第1入力端361 に供給された第1中間周波信号が第1出力端371 に供給され、第2入力端362 に供給された第2中間周波信号が第2出力端372 に供給される。また、第1入力端361 と第2出力端372 とが接続され、第2入力端362 と第1出力端371 とが接続されると、第1中間周波信号が第2出力端372 に供給され、第2中間周波信号が第1出力端371 に供給される。さらに、第1入力端361 と第1出力端371 とが接続され、同時に、第2入力端362 と第1出力端371 とが接続されると、第1中間周波信号と第2中間周波信号がともに第1出力端371 に供給される。同じように、第1入力端361 と第2出力端372 とが接続され、同時に、第2入力端362 と第2出力端372 とが接続されると、第1中間周波信号と第2中間周波信号がともに第2出力端372 に供給される。このように、信号切替回路38の信号伝送経路を選択切替えることにより、第1中間周波信号及び第2中間周波信号をそれぞれ単独に、または、第1中間周波信号と第2中間周波信号の混合信号を第1出力端371 及び/または第2出力端372 から導出させることが可能になる。
【0006】
なお、前記の場合、第1高周波信号が左旋偏波信号(L信号)であり、第2高周波信号が右旋偏波信号(R信号)である例であるが、第1高周波信号が水平偏波信号(H信号)であり、第2高周波信号が垂直偏波信号(V信号)であっても同じような動作が行われる。
【0007】
ところで、既知のブロックコンバータにおいては、装置の小型化や製造コストの低減のために、構成部品点数を削減し、消費電力を低減することが行われており、具体的に、第1及び第2ミキサ351 、352 と1つの局部発振器34に、それぞれ本来低消費電力素子であるFETを用いたものが知られている。
【0008】
図5は、既知のこの種のミキサ回路、すなわち第1及び第2ミキサ351 、352 と1つの局部発振器34の具体的構成の一例を示す回路図である。
【0009】
なお、図5において、図4に示された構成要素と同じ構成要素については同じ符号を付けている。
【0010】
図5に示されるように、第1ミキサ351 は、第1高周波信号入力端411 と、第1中間周波信号出力端421 と、FET431 と、結合コンデンサ441 、451 と、バッファ抵抗461 と、バイアス抵抗471 と、局部発振信号入力端481 と、ゲートバイアス電圧入力端491 とからなる。第2ミキサ352 は、第2高周波信号入力端412 と、第1中間周波信号出力端422 と、FET432 と、結合コンデンサ442 、452 と、バッファ抵抗462 と、バイアス抵抗472 と、局部発振信号入力端482 と、ゲートバイアス電圧入力端492 からなる。また、局部発振器34は、局部発振信号出力端50と、FET51と、発振回路部52と、ドレイン負荷インピーダンス53と、ドレイン電圧供給端54とからなる。
【0011】
そして、局部発振器34は、FET51がゲートに接続された発振回路部52の回路定数に対応した周波数の局部発振信号を発生し、その局部発振信号をFET51のドレインから局部発振信号出力端50を通して局部発振信号入力端481 及び局部発振信号入力端482 に供給する。また、第1ミキサ351 は、第1高周波信号が第1高周波信号入力端411 から結合コンデンサ441 を通してFET431 のゲートに供給され、局部発振信号が局部発振信号入力端481 からバッファ抵抗461 を通してFET431 のドレインに供給され、FET431 において第1高周波信号と局部発振信号が周波数混合され、そのドレインに得られた第1中間周波信号が結合コンデンサ451 を通して第1中間周波信号出力端421 に供給される。同様に、第2ミキサ352 は、第2高周波信号が第2高周波信号入力端412 から結合コンデンサ442 を通してFET432 のゲートに供給され、局部発振信号が局部発振信号入力端482 からバッファ抵抗462 を通してFET432 のドレインに供給され、FET432 において第2高周波信号と局部発振信号が周波数混合され、そのドレインに得られた第2中間周波信号が結合コンデンサ452 を通して第2中間周波信号出力端422 に供給される。
【0012】
次いで、図6は、第1及び第2ミキサ351 、352 において、ドレインに局部発振信号だけを供給したときのFET431 、432 の動作点の変動状態の一例を示す特性図である。
【0013】
図6において、横軸はFET431 、432 のドレイン・ソース電圧(VDS)であり、縦軸はそのドレイン電流(ID )であって、曲線AはFET431 、432 のドレイン・ソース間の電圧−電流特性曲線を表すものであり、信号LO はFET431 、432 のドレインに供給された局部発振信号を表すものである。
【0014】
図6に示されるように、FET431 、432 は、ドレインに供給されるドレイン電圧VDS、すなわち局部発振信号LO の振幅値により、ドレイン電流ID が周期的にオンまたは略オフ状態になるもので、局部発振信号LO の正方向振幅値が大きくなると、その大きさに応じてドレイン電流ID が増大し、局部発振信号LO の正方向振幅値が小さくなると、その程度に応じてドレイン電流ID が減少する。このとき、FET431 においては、ゲートに供給された第1高周波信号とドレインに供給された局部発振信号LO とが周波数混合され、ドレインに第1中間周波信号が形成され、同様に、FET432 においては、ゲートに供給された第2高周波信号とドレインに供給された局部発振信号LO とが周波数混合され、ドレインに第2中間周波信号が形成される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
前記既知の第1及び第2ミキサ351 、352 は、それぞれミキシング素子としてFET431 、432 が用いられ、FET431 、432 のドレインに局部発振信号LO だけを供給する構成が採用されているので、第1及び第2ミキサ351 、352 の全体の回路構成が簡素化され、第1及び第2ミキサ351 、352 を含むブロックコンバータが小型化できるとともに、FET431 、432 の消費電力が低減され、ブロックコンバータが低消費電力特性を有するという利点がある。
【0016】
これに対し、前記既知の第1及び第2ミキサ351 、352 は、FET431 、432 がそれらのドレインに第1及び第2高周波信号と周波数混合する局部発振信号LO を受ける場合、一つの局部発振器34が発生した局部発振信号LO を略同じ位相状態で受けているため、局部発振器34からFET431 、432 のドレイン側を見たインピーダンスが局部発振信号LO の振幅値に対応して同じように変動する、すなわち第1FET431 のインピーダンスが小さくなるとき、第2FET431 のインピーダンスも小さくなり、一方、第1FET431 のインピーダンスが大きくなるとき、第2FET431 のインピーダンスも大きくなるように変動するようになり、その結果、その変動幅に対応してFET431 、432 のドレインに供給される局部発振信号LO の周波数が変化し、局部発振信号LO に好ましくないフェーズノイズ(位相雑音)が発生するようになる。この場合、発生するフェーズノイズの度合いは、局部発振信号LO の振幅値が最大になったときに基準位相に対して正方向に最大に移相し、その振幅値が最小になったときに基準位相に対して負方向に最大に移相するもので、このような最大移相時の周波数変化は基準局部発振周波数に対して約±50kHzに相当し、ブロックコンバータの周波数規格が満たされなくなり、何等かの対策が必要になる。
【0017】
本発明は、このような技術的背景に鑑みてなされたもので、その目的は、FETからなる2つのミキサに局部発振信号を供給する際、各FETのドレインにフェーズノイズを生じないようにし、回路構成の簡素化及び消費電力の低減化を達成するミキサ回路を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明によるミキサ回路は、第1高周波信号と第1局部発振信号とを周波数混合して第1周波数混合信号を発生する第1FETと、第2高周波信号と第2局部発振信号とを周波数混合して第2周波数混合信号を発生する第2FETと、一つの局部発振器とを備え、前記第1及び第2局部発振信号は、前記一つの局部発振器の局部発振信号を分波して得られたもので、周波数が同一であり、位相が略180°異なるものである手段を備える。
【0019】
前記手段によれば、一つの局部発振器から第1FETに供給される第1局部発振信号と第2FETに供給される第2局部発振信号との周波数を同じにし、かつ、それらの位相が略180°異なるようにしたことにより、第1FETのインピーダンスが小さくなるとき、第2FETのインピーダンスが大きくなり、また、第1FETのインピーダンスが大きくなるとき、第2FETのインピーダンスが小さくなって、局部発振器から第1及び第2FETのドレイン側を見たインピーダンスが常時略一定になるので、局部発振信号に不所望なフェーズノイズが発生することを回避し、局部発振周波数の変動の発生を防ぐことができる。
【0020】
また、前記手段によれば、第1及び第2ミキサにFETを用い、かつ、一つの局部発振器を用いているので、回路構成の簡素化及び消費電力の低減化を達成することが可能になる。
【0021】
前記手段における第1及び第2FETは、それぞれ、ゲートに第1及び第2高周波信号が、ドレインに第1及び第2局部発振信号がそれぞれ供給され、第1及び第2FETの動作点は、供給された第1及び第2局部発振信号レベルによって変動するように設定されているものである。
【0022】
このような構成にすれば、第1及び第2FETのドレインへの直流供給回路を省くことができるので、一層、回路構成の簡素化及び消費電力の低減化を達成することが可能になる。
【0023】
前記手段における一つの局部発振器の局部発振信号は、分波する際に、一方の分波信号を移相させずに第1FETに第1局部発振信号として供給し、他方の分波信号を移相させて第2FETに第2局部発振信号として供給するようにしたものである。
【0024】
このような構成にすれば、局部発振信号を分波する際に、分波回路部の構成を単純にすることができるので、回路構成の簡素化の達成に大きく貢献する。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0026】
図1は、本発明によるミキサ回路を用いたブロックコンバータの要部構成を示すブロック図であって、図4に図示されたブロックコンバータの要部構成に対応するものである。
【0027】
図1に示されるように、このブロックコンバータは、左旋偏波信号(第1高周波信号)が供給される第1入力端子11 と、右旋偏波信号(第2高周波信号)が供給される第2入力端子12 と、第1高周波信号を増幅する第1低雑音増幅器21 と、第2高周波信号を増幅する第2低雑音増幅器22 と、増幅した第1高周波信号中の不要成分を除去する第1帯域通過フィルタ31 と、増幅した第2高周波信号中の不要成分を除去する第2帯域通過フィルタ32 と、局部発振信号を発生する1つの局部発振器4と、局部発振信号を第1局部発振信号と第2局部発振信号に分波する分波器5と、増幅した第1高周波信号と第1局部発振信号とを周波数混合し、第1中間周波信号を発生する第1ミキサ61 と、増幅した第2高周波信号と第2局部発振信号とを周波数混合し、第2中間周波信号を発生する第2ミキサ62 と、第1入力端71 及び第2入力端72 と第2出力端81 及び第2出力端82 と制御端121 とを有する信号切替回路9と、第1中間周波信号増幅器101 と、第2中間周波信号増幅器102 と、第1出力端子111 と、第2出力端子112 と、図示されないスイッチング制御部に接続された制御端子12からなる。この場合、1つの局部発振器4と分波器5と第1ミキサ61 と第2ミキサ62 とからなる回路部分がミキサ回路を構成する。
【0028】
また、信号切替回路9は、前述の信号切替回路38と同様に、第1及び第2入力端71 、72 と第1及び第2出力端81 、82 の間が選択的に接続され、接続されたときに信号伝送経路が形成されるもので、信号伝送経路の形成状態に対応した種々の信号伝送状態が得られる。例えば、第1入力端71 と第1出力端子81 とが接続され、第2入力端72 と第2出力端82 とが接続されると、第1入力端71 に供給された第1中間周波信号が第1出力端81 に供給され、第2入力端72 に供給された第2中間周波信号が第2出力端82 に供給される。また、第1入力端71 と第2出力端82 とが接続され、第2入力端72 と第1出力端81 とが接続されると、第1中間周波信号が第2出力端82 に供給され、第2中間周波信号が第1出力端81 に供給される。さらに、第1入力端71 と第1出力端81 とが接続され、同時に、第2入力端72 と第1出力端81 とが接続されると、第1中間周波信号と第2中間周波信号がともに第1出力端81 に供給される。同じように、第1入力端71 と第2出力端82 とが接続され、同時に、第2入力端72 と第2出力端82 とが接続されると、第1中間周波信号と第2中間周波信号がともに第2出力端82 に供給される。このように、信号切替回路9においても、その信号伝送経路を選択切替えることにより、第1中間周波信号及び第2中間周波信号をそれぞれ単独に、または、第1中間周波信号と第2中間周波信号の混合信号を第1出力端81 及び/または第2出力端82 から導出させることが可能になる。
【0029】
図1に図示のブロックコンバータは、次のように動作する。第1入力端子11 に供給された第1高周波信号は、第1低雑音増幅器21 で増幅され、第1帯域通過フィルタ31 で不要信号成分が除去された後、第1ミキサ61 に供給される。また、第2入力端子12 に供給された第2高周波信号は、第2低雑音増幅器22 で増幅され、第2帯域通過フィルタ32 で不要信号成分が除去された後、第2ミキサ62 に供給される。このとき、1つの局部発振器4から出力された局部発振信号は、分波器5で分波され、一方が第1局部発振信号として第1ミキサ61 に供給され、他方が第2局部発振信号として第2ミキサ62 に供給される。第1ミキサ61 は、第1高周波信号と第1局部発振信号とを周波数混合して第1中間周波信号を第1入力端71 に供給し、第2ミキサ62 は、第2高周波信号と第2局部発振信号とを周波数混合して第2中間周波信号を第2入力端72 に供給する。
【0030】
信号切替回路9は、スイッチング制御部の制御により、前述のように第1入力端71 、第2入力端72 と、第1出力端81 、第2出力端82 とが選択的に接続される。このような接続結果によって、第1中間周波信号及び/または第2中間周波信号が第1中間周波信号増幅器101 を通して第1出力端子111 に供給されたり、第1中間周波信号及び/または第2中間周波信号が第2中間周波信号増幅器102 を通して第2出力端子112 に供給されたりする。
【0031】
なお、本例においても、第1高周波信号が左旋偏波信号であり、第2高周波信号が右旋偏波信号であるが、第1高周波信号が水平偏波信号(H信号)であり、第2高周波信号が垂直偏波信号(V信号)であっても同じ動作になる。
【0032】
次に、図2は、図1に図示されたブロックコンバータにおけるミキサ回路の1つの実施の形態を示すもので、その要部構成を表す回路図であって、図5に図示されたミキサ回路に対応するものである。なお、図2において、図1に示された構成要素と同じ構成要素については同じ符号を付けている。
【0033】
図2に示されるように、第1ミキサ61 は、第1高周波信号入力端131 と、第1中間周波信号出力端141 と、第1FET151 と、結合コンデンサ161 、171 と、バッファ抵抗181 と、バイアス抵抗191 と、局部発振信号入力端201 と、ゲートバイアス電圧入力端211 とからなる。第2ミキサ62 は、第2高周波信号入力端132 と、第2中間周波信号出力端142 と、第2FET152 と、結合コンデンサ162 、172 と、バッファ抵抗182 と、バイアス抵抗192 と、局部発振信号入力端202 と、ゲートバイアス電圧入力端212 とからなる。また、局部発振器4は、FET22と、発振回路部23と、ドレイン負荷インピーダンス24と、局部発振信号出力端25と、ドレイン電圧供給端26とからなる。分波器5は、180°移相器51 を含んでいる。
【0034】
そして、局部発振器4は、FET22がゲートに接続された発振回路部23の回路定数に対応した周波数の局部発振信号を発生し、その局部発振信号をFET22のドレインから局部発振信号出力端25を通して分波器5に供給する。分波器5は、供給された局部発振信号の一方を第1局部発振信号として直接局部発振信号入力端201 に供給し、その他方を180°移相器51 で180°移相させ、第1局部発振信号として局部発振信号入力端202 に供給する。
【0035】
このとき、第1ミキサ61 は、第1高周波信号が第1高周波信号入力端131 から結合コンデンサ161 を通して第1FET151 のゲートに供給され、第1局部発振信号が局部発振信号入力端201 からバッファ抵抗181 を通して第1FET151 のドレインに供給される。第1FET151 においては、第1高周波信号と第1局部発振信号が周波数混合され、そのドレインに得られた第1中間周波信号が結合コンデンサ171 を通して第1中間周波信号出力端141 に供給される。同様に、第2ミキサ62 は、第2高周波信号が第2高周波信号入力端132 から結合コンデンサ162 を通して第2FET152 のゲートに供給され、第2局部発振信号が局部発振信号入力端202 からバッファ抵抗182 を通して第2FET152 のドレインに供給される。第2FET152 においては、第2高周波信号と第2局部発振信号が周波数混合され、そのドレインに得られた第2中間周波信号が結合コンデンサ172 を通して第2中間周波信号出力端142 に供給される。
【0036】
ここで、図3は、第1FET151 のドレインに第1局部発振信号だけを、第2FET152 のドレインに第2局部発振信号だけをそれぞれ供給したときの第1及び第2FET151 、152 の動作点変動状態の一例を示す特性図であって、図6に図示された特性図に対応するものである。
【0037】
図3において、横軸は第1及び第2FET151 、152 のドレイン・ソース電圧(VDS)であり、縦軸はそのドレイン電流(ID )であって、曲線Aは両FET151 、152 のドレイン・ソース間の電圧−電流特性曲線を表し、実線LO は第1FET151 のドレインに供給された第1局部発振信号、点線LO は第2FET152 のドレインに供給された第2局部発振信号を表すものである。
【0038】
図3に示されるように、第1及び第2FET151 、152 は、既知のこの種の第1及び第2FET431 、432 と同様に、それぞれドレインに供給されるドレイン電圧VDS、すなわち局部発振信号LO の振幅値により、ドレイン電流ID が周期的にオンになったりまたは略オフ状態になったりする。
【0039】
この場合、第1FET151 に供給される第1局部発振信号LO と、第2FET152 に供給される第2局部発振信号LO とは、図3に示されるように、その位相が逆相(180°移相状態)になっている。このため、第1FET151 においては、第1局部発振信号LO の正方向振幅値が大きくなって、その大きさに応じてドレイン電流ID が増大するとき、第2FET152 においては、第2局部発振信号LO の正方向振幅値が小さくなって、その程度に応じてドレイン電流ID が減少するようになり、一方、第1FET151 においては、第1局部発振信号LO の正方向振幅値が小さくなって、その程度に応じてドレイン電流ID が減少するとき、第2FET152 においては、第2局部発振信号LO の正方向振幅値が大きくなって、その大きさに応じてドレイン電流ID が増大するようになる。
【0040】
このように、第1FET151 と第2FET152 においては、供給される第1及び第2局部発振信号LO の振幅値と流れるドレイン電流ID の大きさとが互いに逆の状態になるので、局部発振器4から第1FET151 及び第2FET152 の双方のドレイン側を見たインピーダンスは、第1及び第2局部発振信号LO の振幅値に係わりなく、総合的にその変化が極めて少なくなり、局部発振器4から出力される局部発振信号LO の周波数が変化し、局部発振信号LO に好ましくないフェーズノイズ(位相雑音)が発生するのを回避することができる。
【0041】
なお、前記実施の態様においては、分波器4として、局部発振信号の一方を第1局部発振信号として直接局部発振信号入力端201 に供給し、その他方を180°移相器51 で180°移相させて局部発振信号入力端202 に供給する例を挙げて説明したが、分波器4をこのような簡単な構成にすることは好ましいことであるものの、本発明による分波器4は、このような構成のものに限られず、第1局部発振信号と第2局部発振信号と位相が逆相になる構成のものであれば、どのような構成のもの、例えば、2つの移相器を用いたものであってもよい。
【0042】
また、前記実施の態様においては、第1FET151 及び第2FET152 のドレインにそれぞれ第1及び第2局部発振信号LO だけを供給し、第1FET151 及び第2FET152 を動作させる例を挙げて説明したが、本発明によるミキサ回路は、第1FET151 及び第2FET152 のドレインを直流的にゼロバイアス状態で動作させる例に限られるものでなく、第1及び第2局部発振信号LO とともに比較的低い直流ドレイン電圧を供給するようにしても殆ど同じ機能を発揮させることができる。
【0043】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、一つの局部発振器から第1FETに供給される第1局部発振信号と第2FETに供給される第2局部発振信号との周波数を同じにし、かつ、それらの位相が略180°異なるようにしたことにより、第1FETのインピーダンスが小さくなるとき、第2FETのインピーダンスが大きくなり、また、第1FETのインピーダンスが大きくなるとき、第2FETのインピーダンスが小さくなって、局部発振器から第1及び第2FETのドレイン側を見たインピーダンスが常時略一定になるので、局部発振信号に不所望なフェーズノイズが発生することを回避し、局部発振周波数の変動の発生を防ぐことができるとともに、第1及び第2ミキサにFETを用い、かつ、一つの局部発振器を用いているので、回路構成の簡素化及び消費電力の低減化を達成することが可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるミキサ回路を用いたブロックコンバータの要部構成を示すブロック図である。
【図2】図1に図示されたブロックコンバータにおけるミキサ回路の1つの実施の形態を示すもので、その要部構成を表す回路図である。
【図3】第1FETのドレインに第1局部発振信号だけを、第2FETのドレインに第2局部発振信号だけをそれぞれ供給したときの第1及び第2FETの動作点変動状態の一例を示す特性図である。
【図4】既知のブロックコンバータの要部構成を示すブロック図である。
【図5】既知のこの種のミキサ回路、すなわち第1及び第2ミキサと1つの局部発振器の具体的構成の一例を示す回路図である。
【図6】第1及び第2ミキサにおいて、ドレインに局部発振信号だけを供給したときのFETの動作点の変動状態の一例を示す特性図である。
【符号の説明】
11 第1入力端子
12 第2入力端子
21 第1低雑音増幅器
22 第2低雑音増幅器
31 第1帯域通過フィルタ
32 第2帯域通過フィルタ
4 1つの局部発振器
5 分波器
51 180°移相器
61 第1ミキサ
62 第2ミキサ
71 第1入力端
72 第2入力端
81 第2出力端
82 第2出力端
9 信号切替回路
101 第1中間周波信号増幅器
102 第2中間周波信号増幅器
111 第1出力端子
112 第2出力端子
12 制御端子
121 制御端
131 第1高周波信号入力端
132 、第2高周波信号入力端
141 第1中間周波信号出力端
142 第2中間周波信号出力端
151 第1FET
152 第2FET
161 、162 、171 、172 結合コンデンサ
181 、182 バッファ抵抗
191 、192 バイアス抵抗
201 、202 局部発振信号入力端
211 、212 ゲートバイアス電圧入力端
22 FET
23 発振回路部
24 ドレイン負荷インピーダンス
25 局部発振信号出力端25
26 ドレイン電圧供給端
Claims (4)
- 第1高周波信号と第1局部発振信号とを周波数混合して第1周波数混合信号を発生する第1FETと、第2高周波信号と第2局部発振信号とを周波数混合して第2周波数混合信号を発生する第2FETと、一つの局部発振器とを備え、前記第1及び第2局部発振信号は、前記一つの局部発振器の局部発振信号を分波して得られたもので、周波数が同一であり、位相が略180°異なるものであることを特徴とするミキサ回路。
- 前記第1及び第2FETは、それぞれ、ゲートに前記第1及び第2高周波信号が、ドレインに前記第1及び第2局部発振信号がそれぞれ供給され、第1及び第2FETの動作点は、供給された第1及び第2局部発振信号レベルによって変動するように設定されていることを特徴とする請求項1に記載のミキサ回路。
- 前記一つの局部発振器の局部発振信号は、分波する際に、一方の分波信号を移相させずに前記第1FETに第1局部発振信号として供給し、他方の分波信号を移相させて前記第2FETに前記第2局部発振信号として供給するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のミキサ回路。
- 前記第1FET及び前記第2FETそれに前記一つの局部発振器は、供給された第1高周波信号及び第2高周波信号を第1中間周波信号及び第2中間周波信号に周波数変換するブロックコンバータを構成していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のミキサ回路。
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JP2003078045A Withdrawn JP2004289420A (ja) | 2003-03-20 | 2003-03-20 | ミキサ回路 |
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- 2003-03-20 JP JP2003078045A patent/JP2004289420A/ja not_active Withdrawn
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