JP2004288913A - 電子機器 - Google Patents
電子機器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004288913A JP2004288913A JP2003079912A JP2003079912A JP2004288913A JP 2004288913 A JP2004288913 A JP 2004288913A JP 2003079912 A JP2003079912 A JP 2003079912A JP 2003079912 A JP2003079912 A JP 2003079912A JP 2004288913 A JP2004288913 A JP 2004288913A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- case
- heat radiating
- cpu
- motherboard
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
- Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)
Abstract
【課題】小型化、静音化を達成しつつ、CPU等の発熱性の電子部品の稼働時に生じた熱を放熱し、十分な冷却を行う。
【解決手段】非発熱性の電子部品が部品実装面2aに実装され、且つ発熱部品であるCPU4がハンダ面2bに実装されたマザーボード2と、マザーボード2が収容されるケース3と、ケース3の一部を成し、該ケース3の外側に放熱面5aを向けて配される放熱板5とを備えてなる。そして、マザーボード2が、CPU4が実装されたハンダ面2bを放熱板5に対向させるとともに、放熱板5の裏面5bにCPU4を接触させて配される。
【選択図】 図1
【解決手段】非発熱性の電子部品が部品実装面2aに実装され、且つ発熱部品であるCPU4がハンダ面2bに実装されたマザーボード2と、マザーボード2が収容されるケース3と、ケース3の一部を成し、該ケース3の外側に放熱面5aを向けて配される放熱板5とを備えてなる。そして、マザーボード2が、CPU4が実装されたハンダ面2bを放熱板5に対向させるとともに、放熱板5の裏面5bにCPU4を接触させて配される。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、中央演算処理装置等の発熱性の電子部品を有する電子機器に関し、より詳しくは上記発熱性の電子部品にて生じた熱を放熱する放熱機構の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
パーソナルコンピュータ(以下、パソコンと称する。)等の電子機器においては、中央演算処理装置(Central Processing Unit:CPU、或いはMicro Processing Unit:MPU 以下の説明では、単にCPUと称するが、これらの何れも含むものとする。)等の稼働時に熱を発生させる発熱性の電子部品(以下、発熱部品と称する。)と、その他の非発熱性の電子部品(以下、単に電子部品と称する。)がとともにマザーボードに実装されている。そして、電子機器には、従来から、稼働中に生じた熱によって上記CPU等の発熱部品が温度上昇により故障、具体的には熱膨張で内部配線が接触して生じる短絡等によって故障することを防止するため、発熱部品で生じる熱を放熱して冷却するための放熱機構が上記マザーボード上に実装され、或いはケース内部に配設されている。
【0003】
従来のパソコン51は、例えば図3に示すように、一の主面が開放された箱状のケース本体52aと該ケース本体52aの開放面を閉塞する天板52bとからなるケース52内に、少なくとも発熱部品であるCPU53が実装されたマザーボード54が収容されている。なお、図3においては、ケース本体52a内でのマザーボード54の配設状態を点線にて示している。そして、このパソコン51では、稼働時に生じた熱を放熱して上記CPU53を冷却するための放熱機構として、ヒートシンク55aと冷却ファン55bとからなるCPUクーラ55が設けられている。このCPUクーラ55は、マザーボード54に実装されたCPU53上に、上記ヒートシンク55aをCPU53に接触させて載置されている。
【0004】
このような構成のパソコン51では、稼働時にCPU53が発した熱が、ヒートシンク55aに伝達され、該ヒートシンク55aに取り付けられた冷却ファン55bの送風によって、一旦ケース52内に放熱している。そして、パソコン51は、ケース本体52aにケースファン56が配設されており、該ケースファン56の送風によってケース52内に放熱された熱をケース52外に放出して熱交換することでパソコン51自体の高熱化を防止している。すなわち、図3に示すパソコン51では、CPU53の熱をまずケース52内に放熱し、この放熱により加熱されたケース52内の空気をケース52外に放出して熱交換するという二段階の過程を経て、CPU53の冷却が行われている。そして、ケース52には、上述したような熱交換を促進すべくケース52の内外を連通させる通気口58が複数設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
パソコン51にあっては、CPUクーラ55を取り付けるためには、マザーボード54上に配設スペースが必要となり、さらには上述した二段階の冷却を行うためには、熱交換に必要な空気量を確保するための空間もケース52に必要となる。ところが、CPU53が、マザーボード54上に他の電子部品57と同じ面に実装されているため、CPU53上に載置されるCPUクーラ55は、周囲の電子部品57との部品配列上の関係でヒートシンク55aの大きさが制限されてしまう。このため、冷却効率を向上させるには、CPU53に対して垂直方向にヒートシンク55aの大きさを拡大するか、或いは冷却ファン55bの送風量を増加させるという方法に頼らざるを得なくなる。冷却ファン55bの送風量を増加させるためには、例えばファン径を拡大するか、ファンの回転数を上げて高速回転させる方法が採られる。
【0006】
しかしながら、ノート型のパソコンに代表されるように、パソコンには、さらなる小型化・薄型化が要請されており、上述したようなCPUクーラ55配設のための十分なスペースや、熱交換を行わせるための十分な空気量のある空間を確保することと同様、垂直方向にヒートシンク55aの大きさを拡大することも困難となっている。
【0007】
また、近年では、特にCPUの開発が進み、高速化、高性能化されたCPUが搭載されるようになっている。そして、このCPUの高速化、高性能化に伴ってCPU自体の発熱量も増加し、稼働時に高熱を発するようになってしまうが、この熱を十分冷却し得るよう冷却ファン55bにおいて上述したファン径の拡大や高速回転をさせることとすると、該冷却ファン55bの運転音が非常に大きくなる。この冷却ファン55bは、上述したようなCPUの故障を防止するために常時作動しており、このためパソコン51において騒音を発生させる原因となり問題となっている。
【0008】
そこで、本発明は、小型化、静音化を達成しつつ、CPU等の発熱部品の冷却を十分に行い得る放熱機構を備えた電子機器を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決すべく、本願発明者が鋭意検討した結果、発熱部品が実装されるマザーボードが配設されるケースの壁面は現状では単に電子機器の構成部品を収容する収容容器としてしか利用されておらず、また、このケース壁面と接触する側のマザーボードの面は、ほぼ平坦であるとともに、電子部品は全く実装されていないことに着目し、これらを利用した発熱部品の冷却を行い得る本発明を想到するに至った。
【0010】
すなわち、本発明に係る電子機器は、非発熱性の電子部品が一方主面側に実装され、且つ発熱性の電子部品が他方主面側に実装されたマザーボードと、上記マザーボードが収容されるケースと、上記ケースの一部を成し、該ケースの外側に放熱面を向けて配される放熱板とを備えてなり、上記マザーボードが、上記他方主面を上記放熱板に対向させるとともに、該放熱板の上記放熱面の裏面に上記発熱性の電子部品を接触させて配されることを特徴とする。
【0011】
上述した構成の本発明に係る電子機器は、従来通りに発熱部品と電子部品とを同一面上に実装したマザーボードの表裏を反転させて、電子部品の実装面側を直接ケース壁面に接触させることで発熱性の電子部品と放熱板となるケース壁面との接触を図る場合には、従来と同様にケースの内側に面して位置することが使用しやすいため好ましい非発熱性の電子部品である拡張スロット等もケース壁面側に面して使用しにくくなってしまうことに鑑み、発熱性の電子部品のみを他の非発熱性の電子部品とは異なる面に配することとし、その発熱性の電子部品をケースの一部を成す放熱板に接触させている。
【0012】
したがって、本発明では、放熱機構として作用する放熱板の大きさや取付位置等が、マザーボードに実装された他の非発熱性の電子部品によって制約を受けなくなり、放熱板の大きさを最大限に確保することが可能となる。また、上記放熱板は、その放熱面をケースの外側に向けて配設されているため、直接ケース外部に発熱性の電子部品の熱が放熱される。このため、本発明によれば、このような放熱板にて発熱性の電子部品の放熱を行うことで、電子機器における発熱性の電子部品の冷却効率が向上する。また、本発明によれば、ケース内の空気を循環させて熱交換を行うため装置、具体的にはファン装置等が不要となり、部品点数が削減されるとともに、製造コストも低減する。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る電子機器の具体的な実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0014】
図1は、本発明を適用した電子機器の一例として示すパソコン1の分解斜視図であり、該パソコン1は、マザーボード2と、該マザーボード2や詳しい図示は省略するパソコン1の他の構成部品を収容するケース3とを有してなる。
【0015】
マザーボード2は、一方主面側には非発熱性の電子部品、例えば各種回路部品や拡張スロット等が実装されるとともに、これらを電気的に接続するための導体パターンが形成されている(図示は省略する。)。また、マザーボード2は、他方主面側には上記の各種電子部品の取付用のピンが一方主面側から挿通され、このピンがハンダ付けにより固着されているとともに、発熱部品であるCPU4が実装されている(以下、上記一方主面を部品実装面2aと称し、上記他方主面をハンダ面2bと称して説明する。)。
【0016】
ケース3は、同図に示すように、ロ字状の筒型を呈する周壁3aと、この周壁3aの一方側、具体的には本実施形態のパソコン1を載置した際における上方側の開放部位を閉塞する天板3bと、周壁3aの下方側の開放部位を閉塞し、詳細を後述するように放熱機構として作用する放熱板5により構成されている。周壁3aには、いずれか一の側面に複数のディスクドライブ装置、例えばフロッピー(登録商標)ディスクドライブや、コンパクトディスクドライブ等が取り付けられるドライブ配設部6が設けられている。そして、パソコン1では、これらドライブ配設部6に、それぞれディスクドライブ装置7、本例では3箇所のドライブ配設部6a、6b、6cに第1乃至第3のディスクドライブ装置7a、7b、7cが配設されている。天板3bは、平板状を呈してなり、周壁3aの上側の開放部位に、例えばネジ等で取り付けられる。
【0017】
ケース3の一部を成す放熱板5は、周壁3aに、例えば上記天板3bと同様にネジ等で取り付けられ、ケース3の底板を構成する。放熱板5は、多数条のフィン5aが立設された放熱面5bを有する平板状部材であり、例えばアルミニウムや銅等の熱伝導性の良好な金属材料により形成される。放熱板5は、上記フィン5aにより、その表面積を広くして、外気との接触を大きく確保することができるようになる。そして、放熱板5は、同図に示すように、この放熱面5bがケース3の外側に向くように周壁3aに対して配される。なお、以下の説明において、放熱面5bと反対側の面であり、ケース3の内側を向く面を裏面5cと称して説明する。
【0018】
上述したパソコン1では、同図及び図2に示すように、マザーボード2が断熱シート8に取り付けられ、この断熱シート8を介してケース3の底板となる放熱板5の裏面5c上に配される。断熱シート8は、ポリウレタン等からなり、CPU4と略同形の孔部8aが形成されている。そして、マザーボード2は、複数個のスペーサ9を断熱シート8との間に介在させるとともに、ハンダ面2b側に実装されたCPU4を上記孔部8aに対応位置させて、スプリング10に挿通されたビス11によって取り付けられる。パソコン1では、方形平板状のマザーボード2の四隅、長手方向の側縁の略中央部、及びCPU4の周囲において、マザーボード2が断熱シート8に対してビス止めされる。
【0019】
また、パソコン1には、ケース3の底板となる放熱板5の外側、すなわち放熱面5b側に、該放熱板5を覆うようにカバー12が取り付けられる。カバー12は、方形平板状部材の相対向する一対の側縁部がL字状に折曲されて放熱板5との取付部12aとされ、この取付部12aが放熱面5bに形成されたフィン5aに沿うようにして放熱板5に対して取り付けられる。カバー12は、このようにして放熱板5に対して取り付けられることで、放熱面5bに形成された多数条のフィン5aの上方を覆い、且つこれらフィン5a間に構成された多数条の溝の両端部を開放するようパソコン1に配される。また、カバー12には、フィン5a上に位置する平板部に、通気口12bが形成されている。そして、パソコン1には、この通気口12bに対応位置して、カバー12外部から内部に外気を吸い込むファン装置13が取り付けられている。このファン装置13は、常時作動しているものではなく、詳しい図示は省略するが、サーモスイッチを備え、該サーモスイッチが、放熱板5が過熱状態となりカバー12内側の温度が設定値以上の温度に上昇した時にオン状態に切り換えられ、作動する。このように、パソコン1では、ファン装置13を常時作動させずに放熱板5が過熱状態となった緊急時にのみ作動させるため、従来のように常時作動させている場合に比して騒音が抑えられ、静音化を図ることができる。
【0020】
上述したように構成されるパソコン1では、マザーボード2が断熱シート8に取り付けられてケース3内に収容、具体的にはケース3の底板を成す放熱板5上に配されるが、図2に示すように、CPU4が断熱シート8の孔部8aから放熱板5に臨み、その端面が放熱板5の裏面5cと接触している。そして、パソコン1では、該放熱板5に発熱部品であるCPU4で生じた熱が伝達される。このとき、パソコン1にあっては、マザーボード2の取付がスプリング10を挿通したビス11により行われているため、該スプリング10の付勢力によりCPU4と放熱板5との接触が良好に確保されるとともに、外部から放熱板5を介して衝撃が加わった場合でも、スプリング10の弾性力によりその衝撃が吸収される。特に、パソコン1では、CPU4の周囲もビス止めされているため、より良好にCPU4と放熱板5とを接触させ得るとともに、CPU4への衝撃を吸収し得る。そして、このような良好な接触を得ることによって、CPU4から放熱板5に効率よく熱を伝達することができるようになり、また、外部衝撃によるCPU4の故障等を防止することができるようになる。
【0021】
CPU4からの熱が伝達された放熱板5は、放熱機構として作用し、外気に面する放熱面5bから伝達された熱が放熱される。なお、この放熱の過程において、放熱板5の温度が伝達してきた熱により上昇するが、放熱板5とマザーボード2との間に断熱シート8が介在していることで、温度が上昇した放熱板5からの輻射熱が遮断されるため、放熱板5からの輻射熱によってマザーボード2上の電子部品が悪影響を受けることを防止することができる。
【0022】
このように、パソコン1では、従来、部品実装面2aに他の電子部品とともに実装されていたCPU4を、ハンダ面2b側に移し、これに放熱機構として作用する放熱板5を接触させるよう構成したことで、放熱板5の大きさや取付位置等が、マザーボード2上に実装された他の電子部品によって制約を受けなくなる。したがって、パソコン1では、放熱板5の大きさを最大限に確保することができ、大面積の放熱板5でCPU4から伝達してきた熱を放熱し得るため、発熱部品の冷却効率を向上させることができる。このようなパソコン1では、放熱板5の温度は外気の温度プラス10℃程度に維持され、また、例えばキューブタイプのケースを有するパソコンやタワー型のパソコンに内蔵されたCPUクーラのヒートシンクに比して、約10倍〜約25倍の放熱のための面積を確保することが可能となる。
【0023】
また、パソコン1では、上述したように放熱板5の大きさを最大限確保し得るようにしたことによって、デュアルCPUのパソコンの如き発熱部品を複数有するものであっても一の放熱機構で対応できるようになる。したがって、発熱部品が複数ある場合であっても、それぞれに放熱機構を取り付ける必要が無くなり、部品点数を削減することができるとともに、製造コストを低減することができる。
【0024】
さらに、上述した放熱機構として作用する放熱板5が、ケース3の一部を成すよう構成し、且つ放熱板5の放熱面5bがケース3外部、すなわち外気に面するよう配したことで、放熱板5から放熱される熱は直接ケース3外部に放熱されることとなる。したがって、従来の如くケース3内に放熱されないため、ケース3内の空気を循環させて熱交換を行うためのファン装置が不要となり、部品点数を削減することができるとともに、製造コストを低減することができる。
【0025】
また、パソコン1では、上述したカバー12を取り付けることによって、フィン5a間に構成され且つカバー12で両端部以外が閉塞された溝部分に煙突効果による気流が発生し、フィン5a間の溝部分に空気が流れるようになる。そして、この放熱板5の放熱面5b上を流れる空気によって、放熱板5における放熱を促進させることができ、より冷却効果を向上させることができる。さらに、パソコン1では、放熱板5が過熱状態となりカバー12内の温度が設定値以上となった場合のみファン装置13を作動させ、カバー12内でより強い気流を発生させる。そして、このようにカバー12内の気流をより強くすることによって、過熱状態となった放熱板5での放熱をより促進させることができる。
【0026】
このように、パソコン1では、高い冷却効率を得ることができるため、発熱部品であるCPU4を効率よく冷却することができる。このため、CPU4の温度上昇による故障を防止することができる。そして、このようにCPU4の故障を防止することによって、CPU4の持てる性能を最大限に引き出すことも可能となる。
【0027】
以上、本発明を適用したパソコン1について説明したが、本発明は上述した構成例に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能であることはいうまでもない。
【0028】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように本発明に係る電子機器によれば、発熱性の電子部品と非発熱性の電子部品とをマザーボードの異なる面に配しているため、放熱機構として作用する放熱板の大きさや取付位置等が、マザーボードに実装された他の非発熱性の電子部品によって制約を受けなくなり、放熱板の大きさを最大限に確保することができる。そして、このような放熱板にて発熱性の電子部品の放熱が行われることで、冷却効率を向上させることができる。
【0029】
また、本発明では、放熱機構として作用する放熱板が、ケースの一部を成すよう構成され、且つ放熱板の放熱面が外気に面するよう配されているため、放熱板から放熱される熱が直接ケース外部に放熱される。したがって、本発明では、ケース内の空気を循環させて熱交換を行うためのファン装置等が不要となり、部品点数を削減することができるとともに、製造コストも低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したパソコンの下側から見た分解斜視図である。
【図2】マザーボード、断熱シート及び放熱板の接続状態を説明するための縦断面図である。
【図3】従来のパソコンの分解斜視図である。
【符号の説明】
1 パソコン,2 マザーボード,2a 部品実装面,2b ハンダ面,3 ケース,3a 周壁,3b 天板,4 CPU,5 放熱板,5a フィン,5b 放熱面,6ドライブ配設部,7 ディスクドライブ装置,8 断熱シート,8a 孔部,9 スペーサ,10 スプリング,11 ビス,12 カバー,13 ファン装置
【発明の属する技術分野】
本発明は、中央演算処理装置等の発熱性の電子部品を有する電子機器に関し、より詳しくは上記発熱性の電子部品にて生じた熱を放熱する放熱機構の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
パーソナルコンピュータ(以下、パソコンと称する。)等の電子機器においては、中央演算処理装置(Central Processing Unit:CPU、或いはMicro Processing Unit:MPU 以下の説明では、単にCPUと称するが、これらの何れも含むものとする。)等の稼働時に熱を発生させる発熱性の電子部品(以下、発熱部品と称する。)と、その他の非発熱性の電子部品(以下、単に電子部品と称する。)がとともにマザーボードに実装されている。そして、電子機器には、従来から、稼働中に生じた熱によって上記CPU等の発熱部品が温度上昇により故障、具体的には熱膨張で内部配線が接触して生じる短絡等によって故障することを防止するため、発熱部品で生じる熱を放熱して冷却するための放熱機構が上記マザーボード上に実装され、或いはケース内部に配設されている。
【0003】
従来のパソコン51は、例えば図3に示すように、一の主面が開放された箱状のケース本体52aと該ケース本体52aの開放面を閉塞する天板52bとからなるケース52内に、少なくとも発熱部品であるCPU53が実装されたマザーボード54が収容されている。なお、図3においては、ケース本体52a内でのマザーボード54の配設状態を点線にて示している。そして、このパソコン51では、稼働時に生じた熱を放熱して上記CPU53を冷却するための放熱機構として、ヒートシンク55aと冷却ファン55bとからなるCPUクーラ55が設けられている。このCPUクーラ55は、マザーボード54に実装されたCPU53上に、上記ヒートシンク55aをCPU53に接触させて載置されている。
【0004】
このような構成のパソコン51では、稼働時にCPU53が発した熱が、ヒートシンク55aに伝達され、該ヒートシンク55aに取り付けられた冷却ファン55bの送風によって、一旦ケース52内に放熱している。そして、パソコン51は、ケース本体52aにケースファン56が配設されており、該ケースファン56の送風によってケース52内に放熱された熱をケース52外に放出して熱交換することでパソコン51自体の高熱化を防止している。すなわち、図3に示すパソコン51では、CPU53の熱をまずケース52内に放熱し、この放熱により加熱されたケース52内の空気をケース52外に放出して熱交換するという二段階の過程を経て、CPU53の冷却が行われている。そして、ケース52には、上述したような熱交換を促進すべくケース52の内外を連通させる通気口58が複数設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
パソコン51にあっては、CPUクーラ55を取り付けるためには、マザーボード54上に配設スペースが必要となり、さらには上述した二段階の冷却を行うためには、熱交換に必要な空気量を確保するための空間もケース52に必要となる。ところが、CPU53が、マザーボード54上に他の電子部品57と同じ面に実装されているため、CPU53上に載置されるCPUクーラ55は、周囲の電子部品57との部品配列上の関係でヒートシンク55aの大きさが制限されてしまう。このため、冷却効率を向上させるには、CPU53に対して垂直方向にヒートシンク55aの大きさを拡大するか、或いは冷却ファン55bの送風量を増加させるという方法に頼らざるを得なくなる。冷却ファン55bの送風量を増加させるためには、例えばファン径を拡大するか、ファンの回転数を上げて高速回転させる方法が採られる。
【0006】
しかしながら、ノート型のパソコンに代表されるように、パソコンには、さらなる小型化・薄型化が要請されており、上述したようなCPUクーラ55配設のための十分なスペースや、熱交換を行わせるための十分な空気量のある空間を確保することと同様、垂直方向にヒートシンク55aの大きさを拡大することも困難となっている。
【0007】
また、近年では、特にCPUの開発が進み、高速化、高性能化されたCPUが搭載されるようになっている。そして、このCPUの高速化、高性能化に伴ってCPU自体の発熱量も増加し、稼働時に高熱を発するようになってしまうが、この熱を十分冷却し得るよう冷却ファン55bにおいて上述したファン径の拡大や高速回転をさせることとすると、該冷却ファン55bの運転音が非常に大きくなる。この冷却ファン55bは、上述したようなCPUの故障を防止するために常時作動しており、このためパソコン51において騒音を発生させる原因となり問題となっている。
【0008】
そこで、本発明は、小型化、静音化を達成しつつ、CPU等の発熱部品の冷却を十分に行い得る放熱機構を備えた電子機器を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決すべく、本願発明者が鋭意検討した結果、発熱部品が実装されるマザーボードが配設されるケースの壁面は現状では単に電子機器の構成部品を収容する収容容器としてしか利用されておらず、また、このケース壁面と接触する側のマザーボードの面は、ほぼ平坦であるとともに、電子部品は全く実装されていないことに着目し、これらを利用した発熱部品の冷却を行い得る本発明を想到するに至った。
【0010】
すなわち、本発明に係る電子機器は、非発熱性の電子部品が一方主面側に実装され、且つ発熱性の電子部品が他方主面側に実装されたマザーボードと、上記マザーボードが収容されるケースと、上記ケースの一部を成し、該ケースの外側に放熱面を向けて配される放熱板とを備えてなり、上記マザーボードが、上記他方主面を上記放熱板に対向させるとともに、該放熱板の上記放熱面の裏面に上記発熱性の電子部品を接触させて配されることを特徴とする。
【0011】
上述した構成の本発明に係る電子機器は、従来通りに発熱部品と電子部品とを同一面上に実装したマザーボードの表裏を反転させて、電子部品の実装面側を直接ケース壁面に接触させることで発熱性の電子部品と放熱板となるケース壁面との接触を図る場合には、従来と同様にケースの内側に面して位置することが使用しやすいため好ましい非発熱性の電子部品である拡張スロット等もケース壁面側に面して使用しにくくなってしまうことに鑑み、発熱性の電子部品のみを他の非発熱性の電子部品とは異なる面に配することとし、その発熱性の電子部品をケースの一部を成す放熱板に接触させている。
【0012】
したがって、本発明では、放熱機構として作用する放熱板の大きさや取付位置等が、マザーボードに実装された他の非発熱性の電子部品によって制約を受けなくなり、放熱板の大きさを最大限に確保することが可能となる。また、上記放熱板は、その放熱面をケースの外側に向けて配設されているため、直接ケース外部に発熱性の電子部品の熱が放熱される。このため、本発明によれば、このような放熱板にて発熱性の電子部品の放熱を行うことで、電子機器における発熱性の電子部品の冷却効率が向上する。また、本発明によれば、ケース内の空気を循環させて熱交換を行うため装置、具体的にはファン装置等が不要となり、部品点数が削減されるとともに、製造コストも低減する。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る電子機器の具体的な実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0014】
図1は、本発明を適用した電子機器の一例として示すパソコン1の分解斜視図であり、該パソコン1は、マザーボード2と、該マザーボード2や詳しい図示は省略するパソコン1の他の構成部品を収容するケース3とを有してなる。
【0015】
マザーボード2は、一方主面側には非発熱性の電子部品、例えば各種回路部品や拡張スロット等が実装されるとともに、これらを電気的に接続するための導体パターンが形成されている(図示は省略する。)。また、マザーボード2は、他方主面側には上記の各種電子部品の取付用のピンが一方主面側から挿通され、このピンがハンダ付けにより固着されているとともに、発熱部品であるCPU4が実装されている(以下、上記一方主面を部品実装面2aと称し、上記他方主面をハンダ面2bと称して説明する。)。
【0016】
ケース3は、同図に示すように、ロ字状の筒型を呈する周壁3aと、この周壁3aの一方側、具体的には本実施形態のパソコン1を載置した際における上方側の開放部位を閉塞する天板3bと、周壁3aの下方側の開放部位を閉塞し、詳細を後述するように放熱機構として作用する放熱板5により構成されている。周壁3aには、いずれか一の側面に複数のディスクドライブ装置、例えばフロッピー(登録商標)ディスクドライブや、コンパクトディスクドライブ等が取り付けられるドライブ配設部6が設けられている。そして、パソコン1では、これらドライブ配設部6に、それぞれディスクドライブ装置7、本例では3箇所のドライブ配設部6a、6b、6cに第1乃至第3のディスクドライブ装置7a、7b、7cが配設されている。天板3bは、平板状を呈してなり、周壁3aの上側の開放部位に、例えばネジ等で取り付けられる。
【0017】
ケース3の一部を成す放熱板5は、周壁3aに、例えば上記天板3bと同様にネジ等で取り付けられ、ケース3の底板を構成する。放熱板5は、多数条のフィン5aが立設された放熱面5bを有する平板状部材であり、例えばアルミニウムや銅等の熱伝導性の良好な金属材料により形成される。放熱板5は、上記フィン5aにより、その表面積を広くして、外気との接触を大きく確保することができるようになる。そして、放熱板5は、同図に示すように、この放熱面5bがケース3の外側に向くように周壁3aに対して配される。なお、以下の説明において、放熱面5bと反対側の面であり、ケース3の内側を向く面を裏面5cと称して説明する。
【0018】
上述したパソコン1では、同図及び図2に示すように、マザーボード2が断熱シート8に取り付けられ、この断熱シート8を介してケース3の底板となる放熱板5の裏面5c上に配される。断熱シート8は、ポリウレタン等からなり、CPU4と略同形の孔部8aが形成されている。そして、マザーボード2は、複数個のスペーサ9を断熱シート8との間に介在させるとともに、ハンダ面2b側に実装されたCPU4を上記孔部8aに対応位置させて、スプリング10に挿通されたビス11によって取り付けられる。パソコン1では、方形平板状のマザーボード2の四隅、長手方向の側縁の略中央部、及びCPU4の周囲において、マザーボード2が断熱シート8に対してビス止めされる。
【0019】
また、パソコン1には、ケース3の底板となる放熱板5の外側、すなわち放熱面5b側に、該放熱板5を覆うようにカバー12が取り付けられる。カバー12は、方形平板状部材の相対向する一対の側縁部がL字状に折曲されて放熱板5との取付部12aとされ、この取付部12aが放熱面5bに形成されたフィン5aに沿うようにして放熱板5に対して取り付けられる。カバー12は、このようにして放熱板5に対して取り付けられることで、放熱面5bに形成された多数条のフィン5aの上方を覆い、且つこれらフィン5a間に構成された多数条の溝の両端部を開放するようパソコン1に配される。また、カバー12には、フィン5a上に位置する平板部に、通気口12bが形成されている。そして、パソコン1には、この通気口12bに対応位置して、カバー12外部から内部に外気を吸い込むファン装置13が取り付けられている。このファン装置13は、常時作動しているものではなく、詳しい図示は省略するが、サーモスイッチを備え、該サーモスイッチが、放熱板5が過熱状態となりカバー12内側の温度が設定値以上の温度に上昇した時にオン状態に切り換えられ、作動する。このように、パソコン1では、ファン装置13を常時作動させずに放熱板5が過熱状態となった緊急時にのみ作動させるため、従来のように常時作動させている場合に比して騒音が抑えられ、静音化を図ることができる。
【0020】
上述したように構成されるパソコン1では、マザーボード2が断熱シート8に取り付けられてケース3内に収容、具体的にはケース3の底板を成す放熱板5上に配されるが、図2に示すように、CPU4が断熱シート8の孔部8aから放熱板5に臨み、その端面が放熱板5の裏面5cと接触している。そして、パソコン1では、該放熱板5に発熱部品であるCPU4で生じた熱が伝達される。このとき、パソコン1にあっては、マザーボード2の取付がスプリング10を挿通したビス11により行われているため、該スプリング10の付勢力によりCPU4と放熱板5との接触が良好に確保されるとともに、外部から放熱板5を介して衝撃が加わった場合でも、スプリング10の弾性力によりその衝撃が吸収される。特に、パソコン1では、CPU4の周囲もビス止めされているため、より良好にCPU4と放熱板5とを接触させ得るとともに、CPU4への衝撃を吸収し得る。そして、このような良好な接触を得ることによって、CPU4から放熱板5に効率よく熱を伝達することができるようになり、また、外部衝撃によるCPU4の故障等を防止することができるようになる。
【0021】
CPU4からの熱が伝達された放熱板5は、放熱機構として作用し、外気に面する放熱面5bから伝達された熱が放熱される。なお、この放熱の過程において、放熱板5の温度が伝達してきた熱により上昇するが、放熱板5とマザーボード2との間に断熱シート8が介在していることで、温度が上昇した放熱板5からの輻射熱が遮断されるため、放熱板5からの輻射熱によってマザーボード2上の電子部品が悪影響を受けることを防止することができる。
【0022】
このように、パソコン1では、従来、部品実装面2aに他の電子部品とともに実装されていたCPU4を、ハンダ面2b側に移し、これに放熱機構として作用する放熱板5を接触させるよう構成したことで、放熱板5の大きさや取付位置等が、マザーボード2上に実装された他の電子部品によって制約を受けなくなる。したがって、パソコン1では、放熱板5の大きさを最大限に確保することができ、大面積の放熱板5でCPU4から伝達してきた熱を放熱し得るため、発熱部品の冷却効率を向上させることができる。このようなパソコン1では、放熱板5の温度は外気の温度プラス10℃程度に維持され、また、例えばキューブタイプのケースを有するパソコンやタワー型のパソコンに内蔵されたCPUクーラのヒートシンクに比して、約10倍〜約25倍の放熱のための面積を確保することが可能となる。
【0023】
また、パソコン1では、上述したように放熱板5の大きさを最大限確保し得るようにしたことによって、デュアルCPUのパソコンの如き発熱部品を複数有するものであっても一の放熱機構で対応できるようになる。したがって、発熱部品が複数ある場合であっても、それぞれに放熱機構を取り付ける必要が無くなり、部品点数を削減することができるとともに、製造コストを低減することができる。
【0024】
さらに、上述した放熱機構として作用する放熱板5が、ケース3の一部を成すよう構成し、且つ放熱板5の放熱面5bがケース3外部、すなわち外気に面するよう配したことで、放熱板5から放熱される熱は直接ケース3外部に放熱されることとなる。したがって、従来の如くケース3内に放熱されないため、ケース3内の空気を循環させて熱交換を行うためのファン装置が不要となり、部品点数を削減することができるとともに、製造コストを低減することができる。
【0025】
また、パソコン1では、上述したカバー12を取り付けることによって、フィン5a間に構成され且つカバー12で両端部以外が閉塞された溝部分に煙突効果による気流が発生し、フィン5a間の溝部分に空気が流れるようになる。そして、この放熱板5の放熱面5b上を流れる空気によって、放熱板5における放熱を促進させることができ、より冷却効果を向上させることができる。さらに、パソコン1では、放熱板5が過熱状態となりカバー12内の温度が設定値以上となった場合のみファン装置13を作動させ、カバー12内でより強い気流を発生させる。そして、このようにカバー12内の気流をより強くすることによって、過熱状態となった放熱板5での放熱をより促進させることができる。
【0026】
このように、パソコン1では、高い冷却効率を得ることができるため、発熱部品であるCPU4を効率よく冷却することができる。このため、CPU4の温度上昇による故障を防止することができる。そして、このようにCPU4の故障を防止することによって、CPU4の持てる性能を最大限に引き出すことも可能となる。
【0027】
以上、本発明を適用したパソコン1について説明したが、本発明は上述した構成例に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能であることはいうまでもない。
【0028】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように本発明に係る電子機器によれば、発熱性の電子部品と非発熱性の電子部品とをマザーボードの異なる面に配しているため、放熱機構として作用する放熱板の大きさや取付位置等が、マザーボードに実装された他の非発熱性の電子部品によって制約を受けなくなり、放熱板の大きさを最大限に確保することができる。そして、このような放熱板にて発熱性の電子部品の放熱が行われることで、冷却効率を向上させることができる。
【0029】
また、本発明では、放熱機構として作用する放熱板が、ケースの一部を成すよう構成され、且つ放熱板の放熱面が外気に面するよう配されているため、放熱板から放熱される熱が直接ケース外部に放熱される。したがって、本発明では、ケース内の空気を循環させて熱交換を行うためのファン装置等が不要となり、部品点数を削減することができるとともに、製造コストも低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したパソコンの下側から見た分解斜視図である。
【図2】マザーボード、断熱シート及び放熱板の接続状態を説明するための縦断面図である。
【図3】従来のパソコンの分解斜視図である。
【符号の説明】
1 パソコン,2 マザーボード,2a 部品実装面,2b ハンダ面,3 ケース,3a 周壁,3b 天板,4 CPU,5 放熱板,5a フィン,5b 放熱面,6ドライブ配設部,7 ディスクドライブ装置,8 断熱シート,8a 孔部,9 スペーサ,10 スプリング,11 ビス,12 カバー,13 ファン装置
Claims (6)
- 非発熱性の電子部品が一方主面側に実装され、且つ発熱性の電子部品が他方主面側に実装されたマザーボードと、
上記マザーボードが収容されるケースと、
上記ケースの一部を成し、該ケースの外側に放熱面を向けて配される放熱板とを備えてなり、
上記マザーボードは、上記他方主面を上記放熱板に対向させるとともに、該放熱板の上記放熱面の裏面に上記発熱性の電子部品を接触させて配されることを特徴とする電子機器。 - 上記発熱性の電子部品と上記放熱板との接触部位を除く上記マザーボードと上記放熱板との間に断熱性のシート部材を介在させることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
- 上記マザーボードは、弾性部材に支持され、且つ該弾性部材で上記放熱板側に付勢されていることを特徴とする請求項1又は請求項2いずれか記載の電子機器。
- 上記マザーボードは、上記発熱性の電子部品の周囲において、さらに上記弾性部材に支持され、且つ該弾性部材で上記放熱板側に付勢されていることを特徴とする請求項3記載の電子機器。
- 上記ケースには、上記放熱板の放熱面側に、該放熱板との間で所定の空間を構成するカバーが取り付けられることを特徴とする請求項1乃至請求項3いずれか1項記載の電子機器。
- 上記カバーには通気口が形成されるとともに、
上記通気口に対応位置して取り付けられるファン装置をさらに備えることを特徴とする請求項5記載の電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003079912A JP2004288913A (ja) | 2003-03-24 | 2003-03-24 | 電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003079912A JP2004288913A (ja) | 2003-03-24 | 2003-03-24 | 電子機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004288913A true JP2004288913A (ja) | 2004-10-14 |
Family
ID=33293910
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003079912A Pending JP2004288913A (ja) | 2003-03-24 | 2003-03-24 | 電子機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004288913A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011124609A (ja) * | 2011-02-23 | 2011-06-23 | Toshiba Corp | 電子機器 |
US8194400B2 (en) | 2009-12-11 | 2012-06-05 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Electronic device |
WO2022244610A1 (ja) * | 2021-05-17 | 2022-11-24 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 機器モジュール |
-
2003
- 2003-03-24 JP JP2003079912A patent/JP2004288913A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8194400B2 (en) | 2009-12-11 | 2012-06-05 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Electronic device |
JP2011124609A (ja) * | 2011-02-23 | 2011-06-23 | Toshiba Corp | 電子機器 |
WO2022244610A1 (ja) * | 2021-05-17 | 2022-11-24 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 機器モジュール |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI399165B (zh) | 用以有效冷卻一處理器的系統 | |
JP3786446B2 (ja) | 送風装置 | |
JP2001159931A (ja) | コンピュータ | |
US20110075360A1 (en) | Electronic apparatus | |
JP5472955B2 (ja) | 放熱モジュール | |
JP2006524846A (ja) | コンピュータ | |
TW201146104A (en) | Electronic assembly and casing therefor | |
JP2008010768A (ja) | 電子機器および実装構造体 | |
JPWO2006095436A1 (ja) | 吸熱部材、冷却装置及び電子機器 | |
KR100939992B1 (ko) | 전기전자기기의 냉각장치 및 이를 장착한 전기전자기기 | |
US7440276B1 (en) | Cooling-fan-free system module | |
JP2001015969A (ja) | 冷却装置 | |
JP2006339223A (ja) | Cpuの放熱構造 | |
US7460368B2 (en) | Cooling-fan-free system module | |
JPWO2003067949A1 (ja) | 冷却機構及びこの冷却機構を用いた情報処理装置 | |
JP2004288913A (ja) | 電子機器 | |
JP3153018U (ja) | 通信装置筐体の放熱装置 | |
TW202301073A (zh) | 具主動式散熱之儲存裝置 | |
JPH10173371A (ja) | 電子機器の筐体構造 | |
JP2006332148A (ja) | 冷却装置 | |
JP2005057070A (ja) | 電子機器の放熱構造 | |
JP2000349482A (ja) | 電子機器 | |
KR20030061315A (ko) | 퍼스널 컴퓨터 냉각 장치 | |
JP3113683U (ja) | コンピュータのマザーボード用放熱装置 | |
JP3225738U (ja) | 電子機器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060214 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060417 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060704 |