JP2004287833A - 調剤業務支援システムと医薬品備蓄システムと医薬品流通管理システム - Google Patents

調剤業務支援システムと医薬品備蓄システムと医薬品流通管理システム Download PDF

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Abstract

【課題】調剤薬局や医療機関の経済的・時間的な負担を軽減しながら、在庫圧縮を実現し、有効期限徒過や調剤ミス根絶による安全管理の徹底を可能とする調剤業務支援システム、医薬品備蓄システム及び医薬品流通管理システムを提供することである。
【解決手段】処方箋情報を入力する第1の入力部19と、在庫医薬品の医薬品情報に数量情報、ロット番号情報及び有効期限情報を付加した物流医薬品情報を生成する第1の物流情報生成部22と、この物流医薬品情報を格納する第1の在庫データベース16と、物流医薬品情報を読み出して調剤指示書を作成する調剤指示書作成部21と、第1の在庫データベース16に格納された物流医薬品情報を更新する第1の在庫管理部24を有する。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、調剤薬局や医療機関で使用される医薬品の在庫管理と円滑な流通を促進させる調剤業務支援システム、医薬品備蓄システム及び医薬品流通管理システムに係わり、特に、調剤薬局や医療機関の経済的あるいは時間的な負担を最小限に留めつつ、少量医薬品の管理を可能とすることによる在庫圧縮と、有効期限徒過や調剤ミスの根絶による安全管理の徹底を可能とする調剤業務支援システム、医薬品備蓄システム及び医薬品流通管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、調剤薬局や医療機関では医師が準備する処方箋の記載に応じて保管された医薬品を調剤し、患者へ手渡している。この医薬品は、医薬品の卸業者の訪問販売などの営業行為を通じて購入されたり、予め締結された特定の契約などに従って購入される。
医薬品の購入の単位は、箱や瓶などの包装単位であることが普通であり、しかもそれらの包装単位を複数セットにした箱詰めなどで購入しなければならない場合も多々ある。
【0003】しかしながら、調剤薬局などは少量多品種の医薬品を取り扱う必要があるため、常にある程度の医薬品の在庫を維持しておく必要がある。しかも、医薬品の有効期限は厳守する必要があるため医薬品の購入は有効期限に余裕を持つ必要がある。
従って、特に小規模な調剤薬局などでは医薬品の消費量よりも医薬品の購入量が多くなり、全く使用されないまま有効期限を迎えるいわゆるデッドストックと呼ばれる在庫を抱えることが多くなっていた。
このような状況に対して、特許文献1には「小分け薬品情報提供システム」では、より多くの提供可能な小分け薬品の保有情報あるいは備蓄在庫されている薬品の情報を集め、タイムリーでかつ的確な情報を薬局などに提供するシステムが開示されている。
【0004】この小分け薬品情報提供システムでは、サーバー装置とクライアント装置をインターネットで接続し、サーバー装置から小分けして欲しい薬品の情報をサーバー装置に送信し、サーバー装置はその薬品の提供が可能な提供元を抽出しその提供元のクライアント装置に送信するというものである。従って、小分けして欲しい薬局と小分けに応じることが可能な薬局間での小分け薬品の流通を促進することができ、それによって医薬品の備蓄、在庫を圧縮することができる。
さらに、特許文献2には、「薬品卸業務管理システム」が開示されており、病院や薬局での薬品の消化状況や在庫状態から需要を予測して薬品を納入する業務形態を構築するものが提案されている。
【0005】一方、調剤のための処方箋に記載される情報は、レセプトコンピュータ(以下、レセコンと略して言う。)と呼ばれる医薬品の点数計算を行うコンピュータに入力される必要がある。レセプトとは、診療報酬請求のことで、この書類を通じて診療内容や使用した医薬品の点数をレセコンへ入力して計算し、診療報酬の請求をレセプト受付機関へ対して行うのである。このレセコンへの入力は、調剤業務に平行して行われる診療報酬請求のために実施されるものであるため、調剤薬局ではこの診療報酬請求の管理とは別個独立に医薬品の在庫管理を実施する必要がある。
しかし、このレセプトコンピュータはいわゆるスタンドアローン型と呼ばれるコンピュータであり、従来からこのレセプトコンピュータに対するパッケージソフトウェアは販売されているものの、別個に行われるべき医薬品の在庫管理のためのパッケージソフトウェアはレセプトのためのパッケージソフトウェアとは異なり、使用した医薬品に関する情報も別個独立に入力する必要があった。このような重複入力によって、作業が複雑化し重労働となる他、ミスなども発生しやすいという課題があった。
【0006】このような課題に対しては、例えば特許文献3に開示されるような「インターネットを介した薬剤師業務支援システム」が提供されている。このインターネットを介した薬剤師業務支援システムでは、ASP(Application Service Provider)方式によって薬剤師支援アプリケーションを管理するアプリケーション管理サーバ、薬局に設置されるクライアント装置、このクライアント装置に対してインターネットを介して情報伝送するデータセンタを備えるものである。このように構成された薬剤師業務支援システムでは、ASP方式によってクライアント装置に薬剤師支援アプリケーションを提供し、処方箋データに基づいてレセプト請求データを作成したり、処方データ内容のチェックを行ったり、さらには処方箋データに基づいて在庫管理データベースを更新したりすることができる。
【0007】また、特許文献2に開示される発明においても、レセプトコンピュータから処方薬剤のデータを払出しデータとして記憶装置に格納するなどして、処方箋データが活用されている(第0039欄)。
さらに、従来から医薬品の仕入れなどの流通過程ではJAN(Japanese Article Number)コードや個別医薬品コード(通称YJコード)などで管理されている。
このようなコードによる管理は、医薬品メーカーから卸業者までの流通段階では付されることが通常であったが、このような流通段階から後の段階、すなわち卸業者内においてもこのようなコードをバーコードとして使用できれば、調剤薬局や病院などの医療機関へ販売する際にも都合がよい。特許文献2においては、このように一払出単位の薬品にバーコードラベルを貼付して払出単位毎に薬品の使用期限管理を含めた在庫管理を行う発明が開示されている(第0020欄)。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−123608号公報
【特許文献2】
特開2002−149819号公報
【特許文献3】
特開2002−197184号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、かかる従来の技術においては、調剤薬局あるいは医療機関側の経済的、時間的な負担を軽減しながら消費した医薬品そのままの量を補充して在庫の圧縮を実現しながら、期限徹底管理や調剤ミス防止などの安全対策を講じること点においてまだ十分に課題が解決できているとはいえない。
例えば、特許文献1に記載された発明においては、小分け薬品の保有情報のやりとりを通じてその提供を受けることができる可能性はあるものの、確実に必要な小分け薬品が入手できるという保証はなく、安定して小分け薬品を提供することができないという課題があった。
【0010】また、特許文献2に開示された発明においては、薬局や病院での医薬品の消費状況と在庫状況を元に需要予測を出し、それに基づいて医薬品を納入するが、予測はある程度大きな規模の薬局や病院では精度が高いと考えられるものの、小規模機関においては販売のばらつきが大きく必ずしも高い精度が得られないという課題があった。また、一払出単位の薬品にバーコードラベルを貼付して払出単位毎に薬品の使用期限管理を含めた在庫管理を行うという技術も、卸業者内で実施されるものであり、薬局や病院内における在庫管理については何ら言及がなく、1錠あるいは1包毎にも管理が必要な場合もある薬局や病院における在庫管理に関する具体的な方策を提供するものではない。医薬品の管理は、医薬品が上流側に位置するメーカーから下流側の調剤薬局や医療機関に流通していくにつれ、細分化するため管理に負担がかかる。しかしながら、最終の医薬品ユーザーである患者に接する調剤薬局や医療機関でその取扱いに細心の注意が必要であることは言うまでもなく、在庫管理が最も重要視されるのである。この点に関して、特許文献2には言及がなく、具体的な解決の方策が開示されていないのである。
【0011】特許文献3に開示された発明は、ASP方式を採用してスタンドアローン型のレセコンを幅広く活用する技術を提供するものであり、処方箋データに基づいてレセプト請求データを作成したり、在庫管理データベースを更新可能であるが、必要となった少量の医薬品の補充についてはその流通手段について言及されておらず、依然として少量多品種の医薬品の流通を経済的に推進することができないという課題があった。
【0012】本発明はかかる従来の事情に対処してなされたものであり、調剤薬局や医療機関の経済的・時間的な負担を軽減しながら、少量医薬品の管理を可能として在庫圧縮を実現し、有効期限徒過や調剤ミス根絶による安全管理の徹底を可能とする調剤業務支援システム、医薬品備蓄システム及び医薬品流通管理システムを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明である調剤業務支援システムは、処方箋情報を入力する第1の入力部と、在庫医薬品の医薬品情報に数量情報、ロット番号情報及び有効期限情報を付加した物流医薬品情報を生成する第1の物流情報生成部と、この物流医薬品情報を格納する第1の在庫データベースと、第1の入力部から入力された処方箋情報に含まれる医薬品情報を読み出して、第1の在庫データベースに格納された物流医薬品情報に含まれる医薬品情報と一致する在庫医薬品であって有効期限情報に含まれる有効期限が直近である在庫医薬品から優先的にその物流医薬品情報を読み出して調剤指示書を作成する調剤指示書作成部と、第1の在庫データベースに格納された物流医薬品情報を更新する第1の在庫管理部と有するものである。
【0014】上記構成の調剤業務支援システムは、処方箋情報にはロット番号や有効期限情報が含まれていなくとも、在庫医薬品の管理にはこれらの情報を付加して物流医薬品情報として第1の在庫データベースに格納するため、在庫医薬品の管理にこれらの情報を用いて行うことを可能にする作用を有する。
調剤指示書の作成指示においてもこれらの情報を用いることができ、有効期限について先入れ先出しを行うことができるという作用を有する。
【0015】また、請求項2に記載の発明である調剤業務支援システムは、請求項1に記載の調剤業務支援システムにおいて、物流医薬品情報に含まれる数量情報が予め設定した発注点に到達した場合に該数量情報を含む物流医薬品情報から医薬品情報を読み出して発注処理を行う第1の発注処理部を有するものである。
【0016】上記構成の調剤業務支援システムにおいては、請求項1に記載の発明の作用に加えて、在庫医薬品の数量が予め設定された発注点に到達した場合に、第1の発注処理部が数量情報の減少を感知して発注を行うものであるが、その際には物流医薬品情報から医薬品情報を読み出して行うため、調剤業務支援システムで使用されるこれらの数量情報、ロット番号情報、有効期限情報が漏れることがないという作用を有する。
【0017】請求項3記載の発明である調剤業務支援システムは、請求項1または請求項2に記載の調剤業務支援システムにおいて、処方箋情報を入力する第1の入力部に代えて、レセプトコンピュータに入力された処方箋情報を読み出す前記レセプトコンピュータとのインターフェースを備えるというものである。
【0018】上記構成の調剤業務支援システムにおいては、請求項1または請求項2に記載の発明の作用に加えて、レセプトコンピュータに対する入力と調剤業務支援システムへの入力という2重の入力を行う必要がなく、レセプトコンピュータとのインターフェースはレセプトコンピュータの入力を取り込む作用を有する。
【0019】また、請求項4に記載の発明である調剤業務支援システムは、請求項1乃至請求項3のいずれか1に記載の発明において、物流医薬品情報を付した在庫医薬品を収納する第1の医薬品管理庫を備えるものである。
上記構成の調剤業務支援システムにおいては、第1の医薬品管理庫にロット番号情報、有効期限情報などを付加した物流医薬品情報を付して在庫医薬品を管理することができ、薬剤師が調剤のために在庫医薬品を第1の医薬品管理庫から出庫する場合にその物流医薬品情報からロット番号や有効期限を視認できるという作用を有する。
【0020】さらに、請求項5に記載の発明である調剤業務支援システムは、請求項1乃至請求項4のいずれか1に記載の発明において、物流医薬品情報が在庫医薬品の包装袋又は包装シートに付されているものである。
このように構成された調剤業務支援システムにおいては、請求項4と同様の作用を備える。
【0021】請求項6に記載の発明である調剤業務支援システムは、請求項1乃至請求項5に記載の発明において、第1の物流情報生成部が、生成した物流医薬品情報をデジタルコードに変換するものである。
このような調剤業務支援システムにおいては、デジタルコードを使用することで、コードの読取り装置が容易に入手できシステム構築も容易という作用を有する。
【0022】請求項7記載の発明である医薬品備蓄システムは、卸医薬品情報を入力する第2の入力部と、在庫卸医薬品の医薬品情報に数量情報、ロット番号情報及び有効期限情報を付加した物流医薬品情報を生成する第2の物流情報生成部と、この物流医薬品情報を格納する第2の在庫データベースと、顧客からの発注情報を受信する受注処理部と、この受注処理部で受信された発注情報に含まれる医薬品情報を読み出して、第2の在庫データベースに格納された物流医薬品情報に含まれる医薬品情報と一致する在庫卸医薬品であって有効期限情報に含まれる有効期限が直近である在庫卸医薬品から優先的にその物流医薬品情報を読み出して出荷処理を行う出荷処理部と、第2の在庫データベースに格納された物流医薬品情報を更新する第2の在庫管理部とを有するものである。
【0023】このように構成された医薬品備蓄システムにおいては、顧客からの発注情報にはロット番号や有効期限情報が含まれていなくとも、在庫卸医薬品の管理にはこれらの情報を付加して物流医薬品情報として第2の在庫データベースに格納するため、在庫卸医薬品の管理にこれらの情報を用いて行うことを可能にする作用を有する。
【0024】出荷処理においてもこれらの情報を用いることができ、有効期限について先入れ先出しを行うことができるという作用を有する。
請求項8に記載の医薬品備蓄システムは、請求項7に記載された医薬品備蓄システムにおいて、出荷処理部が出荷処理を行う場合に、物流医薬品情報を付加して出荷処理を行うものである。
このように構成された医薬品備蓄システムにおいては、物流医薬品情報を付加して在庫卸医薬品の出荷を行うことによって、その在庫卸医薬品自体に物流医薬品情報がついて廻り、この在庫卸医薬品を入荷する顧客においても、物流医薬品情報による管理を行うことができるという作用を有する。
【0025】請求項9に記載の医薬品備蓄システムは、請求項7又は請求項8に記載された医薬品備蓄システムにおいて、物流医薬品情報に含まれる数量情報が予め設定した発注点に到達した場合に該数量情報を含む物流医薬品情報から医薬品情報を読み出して発注処理を行う第2の発注処理部を有するものである。
このように構成された医薬品備蓄システムにおいては、請求項7及び請求項8に記載された医薬品備蓄システムの作用に加えて、在庫卸医薬品の数量が予め設定された発注点に到達した場合に、第2の発注処理部が数量情報の減少を感知して発注を行うものであるが、その際には物流医薬品情報から医薬品情報を読み出して行うため、医薬品備蓄システムで使用されるこれらの数量情報、ロット番号情報、有効期限情報を卸業者側で管理する必要がないという作用を有する。
【0026】請求項10に記載の医薬品備蓄システムは、請求項7乃至請求項9のいずれか1に記載の医薬品備蓄システムにおいて、在庫卸医薬品に物流医薬品情報を付した医薬品を管理する第2の医薬品管理庫を備えるものである。
このように構成された医薬品備蓄システムにおいては、請求項4に記載された発明と同様であるが、第2の医薬品管理庫にロット番号情報、有効期限情報などを付加した物流医薬品情報を付して在庫卸医薬品を管理することができ、在庫卸医薬品を顧客への出荷のために第2の医薬品管理庫から出庫する場合にその物流医薬品情報からロット番号や有効期限を視認できるという作用を有する。
【0027】請求項11に記載の医薬品備蓄システムは、請求項10に記載された医薬品備蓄システムにおいて、物流医薬品情報が、在庫卸医薬品の包装袋又は包装シートに付されているものである。
このように構成された医薬品備蓄システムにおいては、請求項10に記載された発明と同様の作用を有する。
請求項12に記載の医薬品備蓄システムは、請求項7乃至請求項11に記載の発明において、第2の物流情報生成部が、生成した物流医薬品情報をデジタルコードに変換するものである。
このように構成された医薬品備蓄システムにおいては、請求項6に記載された発明の作用と同様に、デジタルコードを使用することで、コードの読取り装置が容易に入手できシステム構築も容易という作用を有する。
【0028】請求項13に記載された医薬品流通管理システムは、処方箋情報を入力する第1の入力部と、在庫医薬品の医薬品情報に数量情報、ロット番号情報及び有効期限情報を付加した物流医薬品情報を生成する第1の物流情報生成部と、この物流医薬品情報を格納する第1の在庫データベースと、第1の入力部から入力された処方箋情報に含まれる医薬品情報を読み出して、第1の在庫データベースに格納された物流医薬品情報に含まれる医薬品情報と一致する前記在庫医薬品であって有効期限情報に含まれる有効期限が直近である在庫医薬品から優先的にその物流医薬品情報を読み出して調剤指示書を作成する調剤指示書作成部と、第1の在庫データベースに格納された物流医薬品情報を更新する第1の在庫管理部と、物流医薬品情報に含まれる数量情報が予め設定した第1の発注点に到達した場合に該数量情報を含む物流医薬品情報から医薬品情報を読み出して発注情報を出力する第1の発注処理部とを有する調剤業務支援システムと、
卸医薬品情報を入力する第2の入力部と、在庫卸医薬品の医薬品情報に数量情報、ロット番号情報及び有効期限情報を付加した物流医薬品情報を生成する第2の物流情報生成部と、この物流医薬品情報を格納する第2の在庫データベースと、発注情報を受信する受注処理部と、この受注処理部で受信された発注情報に含まれる医薬品情報を読み出して、前記第2の在庫データベースに格納された物流医薬品情報に含まれる医薬品情報と一致する在庫卸医薬品であって前記有効期限情報に含まれる有効期限が直近である在庫卸医薬品から優先的にその物流医薬品情報を読み出して出荷処理を行う出荷処理部と、第2の在庫データベースに格納された物流医薬品情報を更新する第2の在庫管理部とを有するものである。
【0029】このような構成に係る本発明においては、顧客側に設置される調剤業務支援システムと医薬品備蓄システムを備えて、医薬品の円滑な流通を図るものであるが、互いの物流医薬品情報は流通時には使用せず、各々のシステム内でクローズして使用しているため、ぞれぞれの物流医薬品情報が漏洩することがなく、また、発注処理などが簡略化されるという作用がある。また、調剤業務支援システムにおいては調剤時に、医薬品備蓄システムにおいては調剤業務支援システムへの出荷時に、先入れ先出しの原則を維持して有効期限の管理が容易となる作用を有する。
【0030】請求項14に記載された医薬品流通管理システムは、卸医薬品情報を入力する第2の入力部と、卸医薬品の医薬品情報に数量情報、ロット番号情報及び有効期限情報を付加する第2の物流情報生成部と、卸医薬品の物流医薬品情報を格納する第2の在庫データベースと、発注情報を受信する受注処理部と、この受注処理部で受信された発注情報に含まれる医薬品情報を読み出して、第2の在庫データベースに格納された物流医薬品情報に含まれる医薬品情報と一致する医薬品であって前記有効期限情報に含まれる有効期限が直近である在庫卸医薬品から優先的にその物流医薬品情報を読み出し、物流医薬品情報を付加して出荷処理を行う出荷処理部と、第2の在庫データベースに格納された物流医薬品情報を更新する第2の在庫管理部とを有する医薬品備蓄システムと、
処方箋情報を入力する第1の入力部と、医薬品備蓄システムの出荷処理部で付加された物流医薬品情報を格納する第1の在庫データベースと、第1の入力部から入力された処方箋情報に含まれる医薬品情報を読み出して、第1の在庫データベースに格納された物流医薬品情報に含まれる医薬品情報と一致する在庫医薬品であって有効期限情報に含まれる有効期限が直近である在庫医薬品から優先的にその物流医薬品情報を読み出して調剤指示書を作成する調剤指示書作成部と、第1の在庫データベースに格納された物流医薬品情報を更新する第1の在庫管理部と、前記物流医薬品情報に含まれる数量情報が予め設定した第1の発注点に到達した場合に該数量情報を含む物流医薬品情報から医薬品情報を読み出して前記発注情報を出力する第1の発注処理部とを有する調剤業務支援システムとを有するものである。
【0031】このように構成された医薬品備蓄システムにおいては、請求項13に記載の発明とは異なり、調剤業務支援システムと医薬品備蓄システムという2つのシステムのうち、医薬品備蓄システムにおいて生成された物流医薬品情報を調剤業務支援システムに対して出荷する医薬品に付すことで、調剤業務支援システムにおいても医薬品備蓄システム内と同じ情報を管理することができるという作用を有する。また、それぞれのシステム内において先入れ先出しの原則を維持して有効期限の管理が容易となる作用を有するのは請求項13に記載された発明と同様である。
【0032】請求項15に記載された医薬品流通管理システムは、請求項13又は請求項14に記載された発明において、処方箋情報を入力する第1の入力部に代えて、レセプトコンピュータに入力された処方箋情報を読み出すレセプトコンピュータとのインターフェースを備えるものである。
このように構成された医薬品流通管理システムにおいては、請求項13または請求項14に記載の発明の作用に加えて、レセプトコンピュータに対する入力と調剤業務支援システムへの入力という2重の入力を行う必要がなく、レセプトコンピュータとのインターフェースはレセプトコンピュータの入力を取り込む作用を有する。
【0033】請求項16に記載された医薬品流通管理システムは、請求項13乃至請求項15に記載された発明において、物流医薬品情報に含まれる数量情報が予め設定した第2の発注点に到達した場合に該数量情報を含む物流医薬品情報から医薬品情報を読み出して発注処理を行う第2の発注処理部を有するものである。
このように構成された医薬品流通管理システムにおいては、在庫卸医薬品の数量が予め設定された発注点に到達した場合に、第2の発注処理部が数量情報の減少を感知して発注を行うものであるが、その際には物流医薬品情報から医薬品情報を読み出して行うため、医薬品備蓄システムで使用されるこれらの数量情報、ロット番号情報、有効期限情報を卸業者側で管理する必要がないという作用を有する。
【0034】請求項17に記載された医薬品流通管理システムは、請求項16に記載された発明において、第2の発注点における在庫設定が第1の発注点における在庫設定よりも数量が多いものである。
このように構成された医薬品流通管理システムにおいては、調剤業務支援システムの消費量による在庫管理を、医薬品備蓄システムの消費量による在庫管理よりも詳細に実施することができるという作用を備える。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係る調剤業務支援システム、医薬品備蓄システム及び医薬品流通管理システムの実施の形態を図1乃至図14に基づき説明する。(請求項1乃至請求項17に対応)
図1は本発明の実施の形態に係る医薬品流通管理システムの全体構成図である。図1において、医薬品流通管理システムは調剤業務支援システム1と医薬品備蓄システム2から構成されている。調剤業務支援システム1は、例えば医療機関や薬局4aに設置され、医薬品備蓄システム2は備蓄センター6に設置されるシステムである。
【0036】薬局4aに設置された調剤業務支援システム1は、レセコン5に入力された処方箋データを、パソコン8などのインターフェースを介して受けて様々な処理を行う。この処理には医薬品の発注処理も含まれるが、調剤業務支援システム1からの発注情報は、インターネット9を介して医薬品備蓄システム2によって受信される。医薬品備蓄システム2内部では、薬局4aなどからの発注情報を受ける受注処理、医薬品卸3に対してインターネット9を介して実施する発注処理、照会処理やもちろん薬局4a,4b,4cなどに対する出荷処理も実施される。受注は、薬局4aのようにレセコン5と連動させてインターネット9経由で行われる他、例えば薬局4bではパソコン10を通じて受注したり、薬局4cからはファクス11a,11b間の通信によって受注を受けることもある。
【0037】本実施の形態の最も重要な構成は、医薬品備蓄システム2の存在にある。通常、薬局4a,4b,4cは医薬品の購入の際には、直接医薬品卸3から購入するが、本実施の形態に係る医薬品流通管理システムでは、その間に医薬品備蓄システム2を設けて、ストック倉庫7を備えることによって流通のいわばバッファーを設けるというものである。
【0038】図2は、図1を簡略化して示す本実施の形態に係る医薬品流通管理システムの構成図である。
図2において、実線は物流、すなわち医薬品の流通の経路を示し、点線は情報の流れを示すものである。まず、医薬品の物流について説明すると、医薬品メーカー14で製造された医薬品は、医薬品卸3を経由して一旦備蓄センター6のストック倉庫7に納入される。この備蓄センター6に医薬品備蓄システム2を備えておき、このストック倉庫7内部の在庫管理を行う。
備蓄センター6は、薬局4に対してストック倉庫7から医薬品を出庫して納入する。薬局4は、患者13に医薬品を渡す。
【0039】一方、情報の流れは、まず薬局4は患者13から処方箋を受け取り、その内容をレセコン5に入力して診療請求の手続を行う。このレセコン5に入力された情報のうち、医薬品の種類及び数量に関する情報は、自動的に調剤業務支援システム1に読み出される。調剤業務支援システム1では、この読み出した情報に基づき、在庫や発注を管理する。薬局4毎に予め設定された発注のレベルを超えた段階で、薬局4は備蓄センター6に対して発注処理を行う。備蓄センター6は、複数の薬局4からの受注によって減少する在庫を管理しており、備蓄センター6が設定した発注のレベルを超えると、医薬品卸3に対して発注処理を行う。さらに、医薬品卸3は医薬品メーカー14に対して発注を行う。
【0040】ここで、本発明の実施の形態に係る調剤業務支援システムと医薬品流通管理システムについて図3及び図4を参照しながらその構成を詳細に説明する。(特に、請求項1乃至請求項4、請求項6、請求項13乃至請求項15に対応)
図3において、点線で示される調剤業務支援システム1は、大まかにはシステム本体15、薬局在庫データベース16、薬局発注データベース17、薬局変換備蓄変換マスタデータベース18及び薬局医薬品管理庫27から構成されている。さらに、システム本体15の内部には、薬局内の薬剤師などが情報などを入力するための入力部19や、レセコン5からの情報を読み出して入力するためのレセコン連動インターフェース20が備えられている。このレセコン連動インターフェース20は、入力部19から処方箋に記載されている情報を入力する場合にはなくともよい。
【0041】また、患者13からの処方箋に記載された内容に基づいて、調剤のための指示書を作成する調剤指示書作成部21や、医薬品メーカーや薬剤名などの情報が含まれる医薬品情報(本願明細書では、医薬品情報とは、医薬品メーカーあるいは医薬品名に関する情報をいう。)に、医薬品の数量情報、ロット番号情報及び医薬品の有効期限情報を付加した物流医薬品情報を生成する物流医薬品情報生成部22が設けられている。この物流医薬品情報生成部22によって、例えば処方すべき医薬品の在庫管理においては、医薬品メーカーや薬剤名による数量管理のみならず、ロット番号や有効期限も含めて数量管理が可能となる。ここで物流医薬品情報は、具体的には、デジタルコードのようなものに変換されて表現、表示されることが望ましい。
【0042】この物流医薬品情報生成部22で生成された物流医薬品情報は、薬局在庫データベース16に在庫医薬品情報として格納されるのみならず、実際に薬局医薬品管理庫27に保管されている医薬品に前述のようにデジタルコードなどとして付されるため、処方箋に基づく調剤や患者に医薬品を手渡すなど薬局内におけるすべての局面において詳細な情報を基に管理することが可能となる。
【0043】薬局在庫データベース16には、処方箋などに記載されている医薬品情報に、物流医薬品情報生成部22で数量情報、ロット番号情報、有効期限情報を生成させて付加した状態で格納する。物流医薬品情報生成部22における物流医薬品情報の生成には、数量情報やロット番号情報、有効期限情報を入力部19から入力して行ったり、例えばこれらの情報の一部は薬局変換マスタデータベース18に格納しておきそれを物流医薬品情報生成部22が読み出して自動的に付加することで生成するようにしてもよい。
【0044】調剤指示書作成部21は、処方箋に含まれる医薬品情報に基づいて薬剤師に調剤を指示するための書面を作成する。その際には、この入力部19から入力されるかあるいはレセコン連動インターフェース20から読み出される処方箋情報に含まれる医薬品情報を読み出して、この医薬品情報と一致する医薬品情報を含む物流医薬品情報から、在庫医薬品のうち、最も有効期限が近い医薬品を選択して指示する。在庫管理部24では、指示された有効期限が直近の医薬品の数量情報から薬局在庫データベース16に格納された情報を更新する。従って、いわゆる先入れ先出しが可能となり、有効期限切れを最小限に食い止める管理が可能となる。
しかも、処方箋には予め詳細な情報を記入する必要がなく、処方箋に含まれる医薬品情報のみを抽出し、薬局在庫データベース16、調剤指示書作成部21、物流コード生成部22を用いることで調剤指示書には有効期限の管理された情報を出力することが可能となる。
【0045】発注処理分析部25は、薬局在庫データベース16から在庫医薬品の数量情報を読み出して、その数量が予め設定された発注点に到達した場合に、その数量情報を含む物流医薬品情報から医薬品情報を読み出して、その医薬品の発注処理を行う。発注の履歴は薬局発注データベース17に格納され、過去の発注情報は発注処理分析部25によって管理される。従って、薬局における医薬品の消費の推移を医薬品毎に管理することもできる。
発注点は医薬品毎に設定されるが、設定の仕方としては、例えば発注から納品までの期間が2日である場合を想定して、最近1か月において1日の間に最も在庫が減少した数量の2倍を維持するように発注点を設定するような場合が考えられる。このように設定されると、発注後に1日の最大消費量である日が2日連続しても在庫が維持される計算となる。但し、最大消費量の記録がこの2日間で更新されるような場合には在庫切れとなるので、もう少し余裕を持って発注点を設定してもよい。その設定は、その医薬品の消費の頻度と在庫切れが生じた場合の重篤度などによっても変動させる必要がある。
また、商品を消費量や売上高あるいは重篤度などから、予めA,B,Cなど3種類に分類しておき、その分類によって発注点の設定を行ってもよい。
【0046】出力表示部26は、入力部19やレセコン連動インターフェース20を介して入力される情報の内容や調剤指示書作成部21で作成される指示書の内容、薬局在庫データベース16に格納される医薬品の在庫の内容、あるいは発注の履歴情報などを表示するためのものである。また、この出力表示部26は表示させるのみならず、他のシステムに表示される内容を出力するようにしてもよいことは言うまでもない。
【0047】次に薬局変換マスタデータベース18の内容について図4を参照しながら詳細に説明する。図4は本実施の形態に係る調剤業務支援システムの薬局変換マスタデータベースの内容を示す構造図である。図4において、符号51は個別医薬品コード−JANコード変換マスタを表す。個別医薬品コードとは、(株)じほうが管理するコードであり、レセコンに入力する際に用いられる医薬品情報を示すコードである。また、JANコードとは(財)流通システム開発センターが登録管理するコードであり、一般的な物流に用いられるコードである。医薬品の通常の物流はこのJANコードを付した状態で行われる。 個別医薬品コード−JANコード変換マスタ51は、このJANコードと個別医薬品コードの間で変換を行うためのマスタであり、医薬品毎に変換されるようになっている。薬局取扱マスタ52は、薬局4で取り扱う医薬品について個別医薬品コード−JANコード変換マスタ51から変換マスタを取り込んだものである。従って、薬局取扱マスタ52は個別医薬品コード−JANコード変換マスタ51の一部分であるとも言える。レセコンマスタ53は、レセコン独自に用いられるコードがある場合に、その独自コードを個別医薬品コードに変換するためのマスタである。従って、レセコンに入力される医薬品のコードが既に個別医薬品コードである場合には省略してもよい。
【0048】また、個別医薬品コード−JANコード変換マスタ51は、薬局変換マスタデータベース18において独自に設けてもよいが、例えば、医薬品備蓄システム2などに同様の変換マスタが設けられる場合には、その変換マスタのデータから薬局取扱マスタ52を抽出するようにしてもよい。このように厚生された薬局変換マスタデータベース18は、処方箋情報に含まれる医薬品情報を抽出する際に、図3に示された物流コード生成部22からアクセスされコード変換を行う。従って、薬局変換マスタデータベース18によって一般的な物流コードであるJANコードとして認識され、医薬品情報として用いられるのである。薬局在庫データベース16には、このJANコードとして認識された医薬品コードに前述のとおり医薬品の数量情報、ロット番号情報、有効期限情報を付加して物流医薬品情報として格納される。
【0049】このように、本実施の形態においては、物流医薬品コードは調剤業務支援システム1内で使用されるものであるため、既存の大きな流通システムには影響を与えることがなく、しかも、薬局においてもその存在については意識することがなく、詳細な管理を実現しながら経費が追加されるといった経済的な負担や、薬剤師などがいちいち詳細なコードをチェックするといった時間的な負担も強いることがない。
【0050】このような詳細な管理は、後述する医薬品備蓄システムにおいても同様である。図5及び図6を参照しながら本実施の形態に係る医薬品備蓄システム及び医薬品流通管理システムについて説明する。(特に請求項7乃至請求項10、請求項12乃至請求項14、請求項16、請求項17に対応)
医薬品備蓄システム2は、大まかにはシステム本体31、備蓄在庫データベース32、備蓄発注データベース33、備蓄変換マスタデータベース34、薬局データベース35及び医薬品卸データベース36から構成されている。なお、本実施の形態においてはストック倉庫7を医薬品備蓄システム2に含めずに説明するが含めてもよい。
【0051】まず、備蓄在庫データベース32は、備蓄センター6における医薬品の在庫情報を格納するものである。備蓄発注データベース33は、備蓄センター6から医薬品卸3に対して発注した際の情報が格納されている。備蓄変換マスタデータベース34には、図6を用いて後述するが、様々な変換マスタが格納されている。
また、薬局データベース35には、調剤業務支援システムなどを設置している顧客である薬局4に関する情報を格納している。いつ、どれくらいの量の医薬品の受注があったか医薬品の種類毎に格納し、また、滞納などがないかなども含めて格納する。
【0052】システム本体31には備蓄センター6内の作業者による情報の入力のための入力部37、薬局4からの受注を処理する受注処理部38、受注に応じて出荷の処理を行う出荷処理部39、さらに販売に伴う代金の請求や入金処理を行う売掛処理部40が含まれている。
また、在庫管理部42から在庫情報を読み出して、在庫存在の確認やあとどの程度の時間で在庫が医薬品備蓄システム独自の発注点に到達するかなどの分析を行ったり、この発注点に到達した場合に医薬品卸3に対する発注情報を生成する発注処理部41や、備蓄在庫データベース32から在庫情報を読み出す在庫管理部42がある。
マスタ管理部43は、図6に示される備蓄センター取扱マスタ62や仕入マスタ63a,63b,63c,63dなどを管理するものであり、必要に応じて追加、削除、修正を行うものである。
【0053】物流医薬品情報生成部44は、調剤業務支援システム1に含まれる物流医薬品情報生成部22と同様に、医薬品卸3が使用している通常のJANコードによって示される医薬品情報に、その医薬品の数量情報、ロット番号情報及び有効期限情報を付加した物流医薬品情報を生成する。この物流医薬品情報は、医薬品卸3から医薬品を入荷した段階で生成されるため、備蓄在庫データベース32に格納される医薬品の在庫情報もこの物流医薬品情報で管理される。従って、ストック倉庫7に棚入れされる状態で、医薬品には物流医薬品情報が付されている。この物流医薬品情報は、具体的には文字や数字あるいは記号などによる表現の他、複数の線を羅列したバーコードなどデジタルコードのようなものに変換して付される。
【0054】物流医薬品情報生成部44における物流医薬品情報の生成は、数量情報やロット番号情報、有効期限情報を入力部37から入力して行ってもよいし、例えばこれらの情報の一部は備蓄変換マスタデータベース34に格納しておきそれを物流医薬品情報生成部44が読み出して自動的に付加することで生成するようにしてもよい。
この物流医薬品情報もデジタルコードのようなものに変換されて表現、表示されることが望ましい。このように医薬品備蓄システム2において、既に物流医薬品情報を付加して管理を行うことで、備蓄センター6から薬局4へ小分けした医薬品を出荷する際に、この物流医薬品情報を付加した状態を維持することも可能である。このことについては出荷処理部39における処理の説明時に再度説明する。
【0055】また、薬局4からの受注は、特にこの物流医薬品情報で受けてももちろんよいが、そのような詳細な情報を付加した状態で受ける必要はない。薬局4からの発注情報は受注処理部38で受けるが、この受注処理部38で受けた発注情報に含まれる医薬品情報を、出荷処理部39では読み出して、備蓄在庫データベース32からその読み出された医薬品情報と一致する医薬品情報を含む物流医薬品情報を含む在庫医薬品の中から、最も有効期限が近い在庫医薬品を選択して優先的にその在庫医薬品を出荷するように処理する。
【0056】出荷処理部39で医薬品を出荷する場合には、物流医薬品情報を付加して出荷することは必ずしも必要でないが、この物流医薬品情報を付加して出荷することによれば、入荷した薬局4においても、同じ物流医薬品情報を用いて管理することが可能となる。従って、調剤業務支援システム1の物流医薬品情報生成部22で生成された物流医薬品情報を、薬局医薬品管理庫27に保管されている医薬品にデジタルコードなどとして付す必要がなくなる。
さらに、物流医薬品情報生成部22は、このデジタルコードを読み込むことで、自動的に医薬品情報に数量情報、ロット番号情報及び有効期限情報を付加することが可能となるので、管理が非常に簡素化するため作業の労力を低減することが可能であり、しかも作業時間の短縮にもつながる。
【0057】在庫管理部42では、指示された有効期限が直近の医薬品の数量情報から備蓄在庫データベース32に格納された情報を更新する。従って、医薬品備蓄システム2においてもいわゆる先入れ先出しが可能となり、有効期限切れを最小限に食い止める管理が可能となる。
発注処理部41は、備蓄在庫データベース32から在庫医薬品の数量情報を読み出して、その数量が予め設定された発注点に到達した場合に、その数量情報を含む物流医薬品情報から医薬品情報を読み出して、その医薬品の発注処理を医薬品卸3に対して行う。発注の履歴は備蓄発注データベース33に格納され、過去の発注情報は発注処理部41によって管理される。従って、医薬品備蓄システム2でも備蓄センター6における医薬品の消費の推移を医薬品毎に管理することもできる。
【0058】調剤業務支援システム1における発注点と医薬品備蓄システム2における発注点は、異なる設定としておくことが望ましい。個々の薬局4などに配備される調剤業務支援システム1の発注点を、複数の薬局4からの受注を受ける備蓄センター6の医薬品備蓄システム2の発注点よりも細かく設定することで、この備蓄センター6の存在価値があるからである。すなわち、通常薬局4は、医薬品卸3から大きな単位で医薬品を購入する必要があるが、この備蓄センター6を中間に緩衝帯として挟むことで、少量の医薬品を頻度多く購入することが可能である。特に頻繁には消費されない医薬品であれば、少量購入が可能であるというメリットは大きい。
【0059】発注処理部41において医薬品卸3に対して発注する場合には、物流医薬品情報を付加するのではなく、医薬品卸3が使用しているJANコードで行うとよい。このように物流医薬品情報を医薬品備蓄システム2の中で管理することで、医薬品備蓄システム2の上流側の医薬品卸3や医薬品メーカー14では従来のコードを使用することができるため、従来の流通システムに大きな影響を与えることなく詳細な管理が可能となる。
【0060】出力表示部46は、調剤業務支援システム1における出力表示部26と同様で、情報の入力や出力を確認したり、各データベース32〜36の内容の確認や修正事項の確認を行うためにディスプレイに出力したり、他の装置やシステムに出力するものである。
【0061】次に、図6を参照しながら備蓄変換マスタデータベース34の内容について詳細に説明する。図6は、備蓄変換マスタデータベースの内容を示す構造図である。図6において、個別医薬品コード−JANコード変換マスタ61は先に図4に示されたものと同様である。備蓄センター取扱マスタ62は、この個別医薬品コード−JANコード変換マスタ61から備蓄センター6が取り扱う医薬品について変換マスタを抽出して格納したものである。また、仕入マスタ63a〜63dは仕入先の医薬品卸3がA,B,C,Dの4業者存在する場合に、それぞれの医薬品卸3が取り扱う医薬品についての変換マスタを備蓄センター取扱マスタ62から抽出して格納したものである。これらの仕入マスタ63a〜63dは、備蓄在庫データベース32に接続されている。
【0062】前述のとおり、発注処理部41は、備蓄在庫データベース32の在庫情報を読み出して発注処理を行うが、医薬品卸3が複数社存在していることが多く、この内どの医薬品卸3に発注するかについて判断する際にこの備蓄変換マスタデータベース34が利用されるのである。備蓄在庫データベース32において、医薬品の数量情報が設定された発注点に到達した場合には、それぞれの仕入マスタ63a〜63dに情報が伝達される。ここで、発注点に到達した医薬品の卸を行っている医薬品卸3のうち、どの業者を選択するかという判断に際してこの仕入マスタ63a〜63dに格納されたデータを参照する。仕入マスタ63a〜63dには、それぞれの医薬品卸3の医薬品の売値や卸としての規模、さらには優先順位など卸を依頼する場合に考慮すべき情報が格納されている。
【0063】このように構成された本実施の形態に係る調剤業務支援システム1と医薬品備蓄システム2及びそれらを併せた医薬品流通管理システムに関する情報と物の流れについて図7を参照しながら詳細に説明する。
図7は図2を詳細に図示するものであるが、特に医療機関71が処方箋を発行し、患者13が薬局4にその処方箋を持参して投薬を受ける場合を例に示すものである。
【0064】医療機関71は、患者13を診察した後、必要に応じて処方箋を出し、院外の薬局へ調剤を依頼することがある。特に医薬分業が進みつつある現状ではこのようなケースが多々発生する。患者13は、医療機関71で処方箋を受け取り、それを薬局4の窓口に提出する。薬局4では、この処方箋に記載された投薬内容をレセコンあるいは本実施の形態である調剤業務支援システムの端末に入力する。この作業によって、薬局4内の在庫管理部を通じて在庫確認が行われ、在庫があった場合には使用する医薬品の種類と量から在庫の更新を行う。その際に、基準在庫を割り込む場合、すなわち発注点に到達した場合には、補充の発注を行う。従って、この処方箋に記載された内容の入力が出荷依頼にもなるのである。
【0065】備蓄センター6から納品された医薬品は、ASN(Advanced Shipping Note)と呼ばれる事前出荷明細と共に納品される。
配達された医薬品は入庫と同時に検品され、倉庫や棚に保管される。この医薬品は包装単位で納入される場合もあればその包装を解いて分割品として入荷される場合もある。このような方式を本願明細書では「ペイワンバイワン」と呼ぶがこのシステムについては図8を参照しながら後述する。
【0066】在庫が確認されると出庫の指示が出され、ピッキングされた医薬品は調剤され、薬品明細書、ロット番号や有効期限を付した送り状とともに薬局4の窓口から患者13に手渡される。
備蓄センター6は、薬局4からの分割品レベルでの発注を受ける。この受注によって、備蓄センター6における在庫を確認し、それと同時に在庫の更新を実施する。在庫の更新によって基準在庫を割り発注点に達した場合には、医薬品卸3に対して発注情報を生成する。その際の発注は、通常の包装箱単位で発注され、分割品単位で発注されることはない。
【0067】薬局4からの受注によって在庫が確認された医薬品は、薬局4の求めに応じて受注した医薬品を分割小分けし、納品書を作成して出荷作業を実施する。その際には、備蓄センター6が独自に生成した物流医薬品情報を付加して、取り扱う医薬品の数量、ロット番号や有効期限を含めた医薬品に関する明細情報を管理できるようにしておく。出荷作業が終了したら配車の手配を行い、薬局4へ配達する。事前の出荷明細も納品しておく。
医薬品卸3は、備蓄センター6から包装箱単位での発注を受け、出荷作業を実施する。この場合には、医薬品卸3はJANコードを使用しており、備蓄センター6が実施するような詳細な管理は行っていない。出荷作業を終了した後、配車手続を行い、備蓄センター6に納品する。
以上のように本実施の形態に係る医薬品流通管理システムでは情報や医薬品が流通する。
【0068】以下、図8を参照しながら、前述の「ペイワンバイワン」方式について説明し、さらに図9及び図10を参照して医薬品を物流医薬品情報と共に管理する具体的な方法について説明する。(特に請求項4、請求項5、請求項10、請求項11に対応)
図8において、備蓄センター6では医薬品卸3から入荷した箱詰めの医薬品を包装シート単位あるいは包装袋単位に分割し、それぞれの包装に対して物流医薬品情報を付加した状態で管理している。このような状況下、前述のとおり薬局4からの発注情報を例えばインターネット9を経由して受注処理部38で受付けて出荷処理部39で出荷処理を行う。その際には、既に備蓄センター6で小分けした状態で医薬品を管理しているので、薬局4からの発注情報が包装シートや包装袋などの小分けした状態のものであっても、その単位で配送トラック75による配送が可能である。本願明細書では、このような方式をペイワンバイワン方式と呼んでいる。
【0069】この物流医薬品情報は、具体的には例えば、図9に示されるような調剤専用伝票81と共に薬局医薬品管理庫27に保管される。この調剤専用伝票81には、顧客先表示欄82があり備蓄センター6から出荷された薬局4名が掲載されている。また、医薬品メーカー名83及び医薬品名84など医薬品情報に加えて、数量情報85、ロット番号情報86、有効期限情報87が記載されている。物流コード88は、物流医薬品情報をデジタルコード化したものである。備蓄センター表示欄89には出荷した備蓄センター6に関する情報が記載されている。
【0070】このような調剤専用伝票81は、備蓄センター6から出荷される際に添付するとよいが、このような伝票がなくとも、物流医薬品情報が正しく伝達されるならば、このような伝票を薬局4において作成するようにしてもよい。
この他、例えば図10に示されるように、直接錠剤の包医薬品シート93のシートタブ94などに二次元コード91と有効期限92を表示することで物流医薬品情報を表示してもよい。このような二次元コード91を用いる場合には薬剤師などが直接読めないので、バーコードリーダーなどを使用する必要があるが、そのバーコードリーダーを用いて情報を読み込み、その情報をデータベースなどに伝送することも可能となるので便利がよい。
【0071】例えば、このような二次元コード91と有効期限92が示された物流医薬品情報を医薬品備蓄システム2の物流医薬品情報生成部44で生成、印刷し、ストック倉庫7に医薬品を保管しておく。薬局4からの発注情報を受注処理部38で受けて出荷処理部39で出荷処理を行い、必要量の医薬品をストック倉庫7から搬出し、それを薬局4へ配送する。薬局4は、この二次元コード91と有効期限92が付された状態で医薬品を入荷するが、その際に、物流医薬品情報生成部22に設けられたバーコードリーダーでこの二次元コード91を読み込み、この中に含まれている物流医薬品情報を読み込み、この情報を薬局在庫データベース16に格納する。このようにすることで、薬局4側では逐一物流医薬品情報を入力する必要もなく、薬局在庫データベース16に格納することができ、処方箋を受け付けて調剤指示書もこの物流医薬品情報をベースに作成することが可能である。
【0072】調剤指示書に物流医薬品情報のうち、例えば有効期限やロット番号、さらに数量情報を付すことによれば、表示調剤のために指定の医薬品をピッキングする際に、有効期限やロット番号まで含めて必要な数量の医薬品をピッキングすることができる。
有効期限とロット番号は常に一緒に示す必要はなく、いずれか一方でもよい。システムの運用に沿って選択してもよい。
【0073】調剤指示書に付された物流医薬品情報は、そのまま文字や数字あるいは記号などで表現されてもよいし、バーコードなどデジタルコードで表現するものでもよい。薬局医薬品管理庫27におけるピッキングの際に、例えば正確にピッキングされたかどうかを確認するためにバーコードリーダーなどで調剤指示書に記載された物流医薬品情報と実際にピッキングする医薬品の照合を行う場合には、文字、数字あるいは記号で表現するよりもデジタルコードで表現した方が望ましいが、薬剤師自身が視認する場合には人間が認識できるような数字や文字や記号の羅列で表現されることが望ましい。
このような医薬品と物流医薬品情報の管理は、備蓄センター6においても同様に可能である。調剤業務支援システム1における調剤指示書を用いてピッキングする作業は医薬品備蓄システム2においては、薬局4への出荷処理が相当し、薬局医薬品管理庫27における管理は、ストック倉庫7における管理が相当する。
【0074】次に、医薬品備蓄システム2における処理の内容について、実際に出力表示部46に示される画面をいくつか紹介する。
図11は、発注処理部41で発注処理を行う際の画面を表示した概念図である。
図11において、薬品名あるいはメーカー名を所定の欄に入力することで、該当する薬品を備蓄変換マスタデータベース34を介して検索して発注データとして設定することができる。また、JANコードからの検索も可能である。このJANコードは入力部37から入力するが、その際にはキーボードなどのように直接入力するものであってもよいし、バーコードリーダーのようにスキャニングが可能で間接的に入力することが可能なものであってもよい。
検索によってヒットする仕入先(医薬品卸3)は、図12に示すとおり、一覧表として出力表示部46に表示される。表示は仕入先コードなどを予め設定しておき、それを表示したり、また、単価や値引率、さらに仕入先の優先順位などを表示するとよい。図12で表示される仕入先から希望の仕入先を選択して発注処理を行う。
【0075】図11及び図12においては表示によって作業者によって発注先の検索を行うようにしたが、これら一連の作業が、備蓄在庫データベース32の数量情報によって在庫管理部42や発注処理部41が自動的に医薬品卸3に対して発注するようにしてもよい。その際には複数ある医薬品卸3の中から図12に示されるような優先順位を予め設定しておき、その優先順位に従って発注するようにすることもできる。
次に図13は、医薬品備蓄システム2の受注処理部38で受注処理を行う際の出力表示部46の画面表示である。この画面は例えば、備蓄センター6がインターネット9経由ではなく、ファクスや電話で注文を受けた場合に入力される画面である。
取引先(薬局4)の名前あるいは住所の一部などを入力することによって、取引先を検索する。また、注文を受けた医薬品名又はメーカー名の一部を入力して該当する医薬品の在庫を、備蓄変換マスタデータベース34を経由して備蓄在庫データベース32にアクセスして確認する。在庫が確認された場合には、受注数量を記入し、販売価格を計算する。
図14は、在庫管理部42において発注点を割っている状態の在庫について照会する画面である。発注点を割った場合には発注処理部41から発注の処理が実行されるが、図14は発注された状態であって未入庫の状態を示すものである。在庫数量と発注点数量やその差が表示されている。
【0076】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る調剤業務支援システムにおいては、第1の物流情報生成部において物流医薬品情報を生成し、第1の在庫データベースに格納することで、処方箋に記載された医薬品を調剤する際に、有効期限の近い医薬品から調剤することができるため、有効期限の管理を容易かつ正確に実行することができる。また、予め設定された発注点に到達した場合には、発注処理を行うことができ、有効期限の効率的な管理を促進することができる。また、レセプトコンピュータとのインターフェースによって、入力部から入力することなく、レセコンに処方箋情報を入力するだけで、調剤の指示を行うこともできる。
【0077】また、物流医薬品情報を付した医薬品を第1の医薬品管理庫に保管することで、医薬品のピッキングにおいて有効期限を確認可能であり、また、所望のロット番号に係る医薬品をピッキングすることも可能である。
包装袋や包装シートに直接物流医薬品情報を付すことによれば、物流医薬品情報と医薬品そのものを強固に結びつけて管理することが可能である。
物流医薬品情報をデジタルコードへ変換すれば、専用のコードリーダーなどで読み込むことが可能であり、物流医薬品情報の読み込みや読み出しに作業労力を伴うこともなく、時間的にも効率的に作業を実施することができる。
さらに、医薬品備蓄システムにおいても第2の物流情報生成部によって、物流医薬品情報が生成され第2の在庫データベースに格納されるので、調剤業務支援システムからの発注情報に基づいて、出荷処理部で処理を行う際には、有効期限の近い医薬品から出荷することができる。また、同様に予め設定された発注点に到達した場合には、発注処理を行うこともでき有効期限の効率的な管理が可能である。また、この物流医薬品情報を付した状態で医薬品を調剤業務支援システムに対して出荷することによれば、調剤業務支援システム内において物流医薬品情報を生成することなく、医薬品備蓄システムからの情報をそのまま使用することができ、調剤業務支援システム内における管理を容易に行うことができる。
【0078】本発明に係る調剤業務支援システムと医薬品備蓄システムを併せた医薬品流通管理システムを構成することで、調剤業務支援システムを設置する顧客と医薬品備蓄システムを設置する備蓄センター間で経済的、時間的な負担を軽減しながら消費した医薬品そのままの量を補充して在庫の圧縮を実現しながら、期限徹底管理や調剤ミス防止などの安全対策を講じることができる。
また、医薬品備蓄システム側で生成した物流医薬品情報をそのまま医薬品に付して調剤業務支援システム側に出荷して、調剤業務支援システム側でその物流医薬品情報を利用することによれば、より効率的に有効期限管理が可能となる。
【0079】さらに、調剤業務支援システムにおける発注点よりも医薬品備蓄システムにおける発注点を多く設定することで、調剤業務支援システムを設置する顧客側では使用した医薬品の量が少量であっても医薬品備蓄システムを設置する備蓄センター側に発注が可能となり、顧客側でより一層の在庫の圧縮を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る医薬品流通管理システムの全体構成図である。
【図2】図1を簡略化して示す本実施の形態に係る医薬品流通管理システムの構成図である。
【図3】本実施の形態に係る調剤業務支援システムの構成図である。
【図4】調剤業務支援システムにおける薬局変換マスタデータベースの内容を示す構造図である。
【図5】本実施の形態に係る医薬品備蓄システムの構成図である。
【図6】医薬品備蓄システムにおける備蓄変換マスタデータベースの内容を示す構造図である。
【図7】詳細に示した本実施の形態に係る医薬品流通管理システムの構成図である。
【図8】ペイワンバイワン方式を説明するための概念図である。
【図9】例えば薬局医薬品管理庫で医薬品を保管する際に添付される調剤専用伝票の概念図である。
【図10】例えば薬局医薬品管理庫に保管される医薬品に二次元コード及び有効期限を付した場合の概念図である。
【図11】本実施の形態に係る医薬品備蓄システムの発注処理部で発注処理を行う際の出力表示部の画面の概念図である。
【図12】本実施の形態に係る医薬品備蓄システムの発注処理部で仕入先を検索した結果を表示する出力表示部の画面の概念図である。
【図13】本実施の形態に係る医薬品備蓄システムの受注処理部で受注処理を行う際の出力表示部の画面の概念図である。
【図14】本実施の形態に係る医薬品備蓄システムの在庫管理部において発注点を割っている状態の在庫について照会する画面の概念図である。
【符号の説明】
1…調剤業務支援システム 2…医薬品備蓄システム 3…医薬品卸 4,4a,4b,4c…薬局 5…レセコン 6…備蓄センター 7…ストック倉庫 8…パソコン 9…インターネット 10…パソコン 11a,11b…ファクス 12…薬局倉庫 13…患者 14…医薬品メーカー 15…システム本体16…薬局在庫データベース 17…薬局発注データベース 18…薬局変換マスタデータベース 19…入力部 20…レセコン連動インターフェース 21…調剤指示書作成部 22…物流医薬品情報生成部 24…在庫管理部 25…発注処理分析部 26…出力表示部 27…薬局医薬品管理庫 31…システム本体 32…備蓄在庫データベース 33…備蓄発注データベース 34…備蓄変換マスタデータベース 35…薬局データベース 36…医薬品卸データベース 37…入力部 38…受注処理部 39…出荷処理部 40…売掛処理部41…発注処理部 42…在庫管理部 43…マスタ管理部 44…物流医薬品情報生成部 46…出力表示部 51…個別医薬品コード−JANコード変換マスタ 52…薬局取扱マスタ 53…レセコンマスタ 55…配送トラック 61…個別医薬品コード−JANコード変換マスタ 62…備蓄センター取扱マスタ 63a,63b,63c,63d…仕入マスタ 71…医療機関 75…配送トラック 81…調剤専用伝票 82…顧客先表示欄 83…医薬品メーカー名 84…医薬品名 85…数量情報 86…ロット番号情報 87…有効期限情報 88…物流コード 89…備蓄センター表示欄 91…二次元コード 92…有効期限 93…医薬品シート 94…シートタブ

Claims (17)

  1. 処方箋情報を入力する第1の入力部と、在庫医薬品の医薬品情報に数量情報、ロット番号情報及び有効期限情報を付加した物流医薬品情報を生成する第1の物流情報生成部と、この物流医薬品情報を格納する第1の在庫データベースと、前記第1の入力部から入力された処方箋情報に含まれる医薬品情報を読み出して、前記第1の在庫データベースに格納された物流医薬品情報に含まれる医薬品情報と一致する前記在庫医薬品であって前記有効期限情報に含まれる有効期限が直近である前記在庫医薬品から優先的にその物流医薬品情報を読み出して調剤指示書を作成する調剤指示書作成部と、前記第1の在庫データベースに格納された物流医薬品情報を更新する第1の在庫管理部とを有することを特徴とする調剤業務支援システム。
  2. 前記物流医薬品情報に含まれる数量情報が予め設定した発注点に到達した場合に該数量情報を含む物流医薬品情報から医薬品情報を読み出して発注処理を行う第1の発注処理部を有することを特徴とする請求項1記載の調剤業務支援システム。
  3. 前記処方箋情報を入力する第1の入力部に代えて、レセプトコンピュータに入力された処方箋情報を読み出す前記レセプトコンピュータとのインターフェースを備えることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の調剤業務支援システム。
  4. 前記調剤業務支援システムは、前記物流医薬品情報を付した在庫医薬品を収納する第1の医薬品管理庫を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1に記載の調剤業務支援システム。
  5. 前記物流医薬品情報は、在庫医薬品の包装袋又は包装シートに付されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1に記載の調剤業務支援システム。
  6. 前記第1の物流情報生成部は、生成した物流医薬品情報をデジタルコードに変換することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1に記載の調剤業務支援システム。
  7. 卸医薬品情報を入力する第2の入力部と、在庫卸医薬品の医薬品情報に数量情報、ロット番号情報及び有効期限情報を付加した物流医薬品情報を生成する第2の物流情報生成部と、この物流医薬品情報を格納する第2の在庫データベースと、顧客からの発注情報を受信する受注処理部と、この受注処理部で受信された発注情報に含まれる医薬品情報を読み出して、前記第2の在庫データベースに格納された物流医薬品情報に含まれる医薬品情報と一致する在庫卸医薬品であって前記有効期限情報に含まれる有効期限が直近である在庫卸医薬品から優先的にその物流医薬品情報を読み出して出荷処理を行う出荷処理部と、前記第2の在庫データベースに格納された物流医薬品情報を更新する第2の在庫管理部とを有することを特徴とする医薬品備蓄システム。
  8. 前記出荷処理部は、前記第2の在庫データベースに格納された物流医薬品情報に含まれる医薬品情報と一致する在庫卸医薬品であって前記有効期限情報に含まれる有効期限が直近である在庫卸医薬品から優先的にその物流医薬品情報を読み出し前記物流医薬品情報を付加して出荷処理を行うことを特徴とする請求項7記載の医薬品備蓄システム。
  9. 前記物流医薬品情報に含まれる数量情報が予め設定した発注点に到達した場合に該数量情報を含む物流医薬品情報から医薬品情報を読み出して発注処理を行う第2の発注処理部を有することを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の医薬品備蓄システム。
  10. 前記医薬品備蓄システムは、在庫卸医薬品に前記物流医薬品情報を付した医薬品を管理する第2の医薬品管理庫を備えることを特徴とする請求項7乃至請求項9のいずれか1に記載の医薬品備蓄システム。
  11. 前記物流医薬品情報は、在庫卸医薬品の包装袋又は包装シートに付されていることを特徴とする請求項10に記載の医薬品備蓄システム。
  12. 前記第2の物流情報生成部は、生成した物流医薬品情報をデジタルコードに変換することを特徴とする請求項7乃至請求項11のいずれか1に記載の医薬品備蓄システム。
  13. 処方箋情報を入力する第1の入力部と、在庫医薬品の医薬品情報に数量情報、ロット番号情報及び有効期限情報を付加した物流医薬品情報を生成する第1の物流情報生成部と、この物流医薬品情報を格納する第1の在庫データベースと、前記第1の入力部から入力された処方箋情報に含まれる医薬品情報を読み出して、前記第1の在庫データベースに格納された物流医薬品情報に含まれる医薬品情報と一致する前記在庫医薬品であって前記有効期限情報に含まれる有効期限が直近である前記在庫医薬品から優先的にその物流医薬品情報を読み出して調剤指示書を作成する調剤指示書作成部と、前記第1の在庫データベースに格納された物流医薬品情報を更新する第1の在庫管理部と、前記物流医薬品情報に含まれる数量情報が予め設定した第1の発注点に到達した場合に該数量情報を含む物流医薬品情報から医薬品情報を読み出して発注情報を出力する第1の発注処理部とを有する調剤業務支援システムと、
    卸医薬品情報を入力する第2の入力部と、在庫卸医薬品の医薬品情報に数量情報、ロット番号情報及び有効期限情報を付加した物流医薬品情報を生成する第2の物流情報生成部と、この物流医薬品情報を格納する第2の在庫データベースと、前記発注情報を受信する受注処理部と、この受注処理部で受信された発注情報に含まれる医薬品情報を読み出して、前記第2の在庫データベースに格納された物流医薬品情報に含まれる医薬品情報と一致する在庫卸医薬品であって前記有効期限情報に含まれる有効期限が直近である在庫卸医薬品から優先的にその物流医薬品情報を読み出して出荷処理を行う出荷処理部と、前記第2の在庫データベースに格納された物流医薬品情報を更新する第2の在庫管理部とを有する医薬品備蓄システムと、
    を有することを特徴とする医薬品流通管理システム。
  14. 卸医薬品情報を入力する第2の入力部と、卸医薬品の医薬品情報に数量情報、ロット番号情報及び有効期限情報を付加する第2の物流情報生成部と、卸医薬品の物流医薬品情報を格納する第2の在庫データベースと、発注情報を受信する受注処理部と、この受注処理部で受信された発注情報に含まれる医薬品情報を読み出して、前記第2の在庫データベースに格納された物流医薬品情報に含まれる医薬品情報と一致する医薬品であって前記有効期限情報に含まれる有効期限が直近である在庫卸医薬品から優先的にその物流医薬品情報を読み出し、前記物流医薬品情報を付加して出荷処理を行う出荷処理部と、前記第2の在庫データベースに格納された物流医薬品情報を更新する第2の在庫管理部とを有する医薬品備蓄システムと、
    処方箋情報を入力する第1の入力部と、前記医薬品備蓄システムの出荷処理部で付加された物流医薬品情報を格納する第1の在庫データベースと、前記第1の入力部から入力された処方箋情報に含まれる医薬品情報を読み出して、前記第1の在庫データベースに格納された物流医薬品情報に含まれる医薬品情報と一致する在庫医薬品であって前記有効期限情報に含まれる有効期限が直近である在庫医薬品から優先的にその物流医薬品情報を読み出して調剤指示書を作成する調剤指示書作成部と、前記第1の在庫データベースに格納された物流医薬品情報を更新する第1の在庫管理部と、前記物流医薬品情報に含まれる数量情報が予め設定した第1の発注点に到達した場合に該数量情報を含む物流医薬品情報から医薬品情報を読み出して前記発注情報を出力する第1の発注処理部とを有する調剤業務支援システムと、
    を有することを特徴とする医薬品流通管理システム。
  15. 前記処方箋情報を入力する第1の入力部に代えて、レセプトコンピュータに入力された処方箋情報を読み出す前記レセプトコンピュータとのインターフェースを備えることを特徴とする請求項13又は請求項14に記載の医薬品流通管理システム。
  16. 前記物流医薬品情報に含まれる数量情報が予め設定した第2の発注点に到達した場合に該数量情報を含む物流医薬品情報から医薬品情報を読み出して発注処理を行う第2の発注処理部を有することを特徴とする請求項13乃至請求項15のいずれか1に記載の医薬品備蓄システム。
  17. 前記第2の発注点における在庫設定は前記第1の発注点における在庫設定よりも数量が多いことを特徴とする請求項16記載の医薬品流通管理システム。
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