JP2004287024A - 顕微鏡 - Google Patents

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Abstract

【課題】この発明は、構成簡易にして、明るい同軸照明を実現し得るようにして、高精度な観察を実現することにある。
【解決手段】被検体20からの光束を取り込んで結像する対物レンズ19の光軸と異なる方向から発光された照明光の照度分布を変更して被検体方向に偏向する偏向部材25を、対物レンズ19の範囲内であって、一対のズームレンズ群26に挟まれた空間で、ズームレンズ群26のレンズと対物レンズ19の間の光束を遮らない範囲に、その平行プリズム252の一部斜面が左右一対の観察光束の略中心である対物レンズ19の観察軸Oに交差するように配して構成した。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば医療分野における眼科、脳神経外科等の各種の手術に用いられる手術用顕微鏡等の顕微鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、この種の手術用顕微鏡は、脳神経外科、眼科等の微細な術部の手術を行うのに用いられることが知られている。このような手術用顕微鏡にあっては、光源を備えた照明系が設けられ、この照明系を用いて小さな開口部の深い部位を照明しながら対物光学系で術部の光学像を取り込み、この光学像を一対の観察光学系で観察しながら手術を実行する方法が採られている。
【0003】
ところで、このような照明系は、被検体の術部の光学像を顕微鏡本体の対物光学系で取り込んで、観察をしながら手術を施す方法が採られることにより、所望の術部を、正確に照明することが要請される。そこで、対物光学系の光軸と、略同軸的に術部を照明する、所謂、同軸照明と称するが照明形態が、各種、提案されている。
【0004】
例えば光学像を取り込む対物光学系の下方に、該対物光学系の光束を殆ど網羅するような形状の半透過半反射部材を配して、この半透過半反射部材に対して上記対物光学系と略直交する方向から照明光を導いて、略同軸上の照明を実行する照明系が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
また、対物光学系で取り込んだ光束のうち術者の左右眼に対応する一対の光束の間に反射部材を移動自在に配して、この反射部材を移動させて対物光学系の光軸と照明光軸を一致させた垂直照明と、斜め照明を選択的に実現するようにした照明系がある(例えば、特許文献2参照。)。
【0006】
しかしながら、上記手術用顕微鏡では、前者の照明系の場合、半透過半反射部材を配する構成上、光源からの光量の低下を招くために、所望の照度を得るのに、大容量の光源が必要となるうえ、装置の大型化を招くという問題を有する。
【0007】
また、後者の照明系では、対物光学系の略光軸上の照度を高めるように構成すると、反射部材への光量の供給量を増加させなければならないために、同様に大容量の光源を備えることが必要となる。
【0008】
係る事情は、手術用顕微鏡に限ることなく、その他、精密部品検査用実体顕微鏡等の顕微鏡においても同様である。
【0009】
【特許文献1】
特開昭63―27810号公報
【0010】
【特許文献2】
特公平6―44101号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
以上述べたように、従来の手術用顕微鏡では、いずれの照明系においても同軸照明の明るさを上げるのに、大容量の光源を備えなければならないという問題を有する。
【0012】
この発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、構成簡易にして、明るい同軸照明を実現し得るようにして、高精度な観察を実現した顕微鏡を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
この発明は、被検体からの光束を入射する対物光学系と、前記対物光学系から出射される光束を結像し、該結像した光学像を観察する観察光学系と、前記被検体の照明する照明光を前記対物光学系の光軸と異なる方向から発する光源と、前記光源から発光された照明光の照度分布を変更して前記被検体方向に偏向する偏向手段と、を備えて顕微鏡を構成した。
【0014】
上記構成によれば、光源で発光された照明光は、偏向手段により照度分布が変更されて対物光学系に導かれ、該対物光学系を介して被検体を、照度分布に応じた明るさ分布で照明する。これにより、被検体は、偏向手段で偏向する照度分布を、観察形態に応じて変更することにより、所望の観察を高精度に行うことが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態に係る顕微鏡について、図面を参照して詳細に説明する。
【0016】
(第1の実施の形態)
図1は、この発明の第1の実施の形態に係る手術用顕微鏡を示すもので、ベース部10には、移動用ローラ101が設けられ、この移動用ローラ101が床面9上に移動自在に設置される。そして、このベース部10には、架台部11が立設され、この架台部11には、例えば多関節式のアーム部12が設けられる。このアーム部12の先端には、顕微鏡本体を構成する鏡体部13が支持される。
【0017】
また、架台部11は、電源スイッチ14、ディスプレイ15及びフォーカススピードやフォーカス作動範囲など、手術の術式に最適な設定値を選択するための操作部16が設けられる。
【0018】
さらに、上記架台部11には、光源を構成する電源部17が設けられ、この電源部17には、上記鏡体部13の後述する照明系が光ケーブル18(図3及び図4参照)を介して光学的に接続される。
【0019】
上記構成において、手術を実行する場合には、ベース部10を所望の位置に設置固定した状態で、術者が鏡体部13のハンドル131を握り、図示しないアーム駆動部を操作してアーム部12を駆動し、鏡体部13を所望の位置に移動させる。この状態で、例えば図2に示すように先ず、ステップS1おいて、電源スイッチ14を操作し、その操作部16を操作して一括選定メニューを表示する。続いて、術者は、操作部16を操作して脳外科、耳鼻科、成形外科、眼科等の手術タイプを選択する(ステップS2)。
【0020】
例えば脳外科を選択した場合には、先ず、ステップS31で、脳外科か否かが判定され、YESを判定して、ステップS41に移行される。このステップS41において、鏡体部のフォーカス作動範囲、フォーカス中心位置、ズーム倍率範囲、フォーカススピードを脳外科手術に適した値に設定され、設定操作が完了される。
【0021】
また、上記手術タイプの選択時に、眼科が選択されると、ステップS31で脳外科、ステップS32で耳鼻科、ステップS33で整形外科等が順に判定され、それぞれがNOを判定して最終ステップS3nに移行され、このステップS3nでYESが判定され、ステップS4nに移行される。このステップS4nにおいて、鏡体部のフォーカス作動範囲、フォーカス中心位置、ズーム倍率範囲、フォーカススピードを眼科手術に適した値に設定され、設定操作が終了される。なお、図2中において、ステップS3n、ステップS4nのn数は、手術タイプとして選択される科の数に対応して設定されることとなる。
【0022】
ここで、上記鏡体部13について、図3及び図4を参照して説明する。このうち図3は、鏡体部13の対物光学系を構成する対物レンズ19を側部から見た状態を示し、他方の図4は、対物レンズ19を被検体20側から見た状態を示す。
【0023】
即ち、鏡体部13は、鏡筒131が筒状に形成され、この鏡筒131の下端部には、上記被検体20からの光束を入射する対物レンズ19が配される。そして、鏡筒131の上端部には、接眼レンズ21が配される。また、鏡筒131の側方には、ランプハウス22と電子映像表示装置23が配される。
【0024】
ランプハウス22には、上記電源部17からの光ケーブル18の一端が連結され、この光ケーブル18に対応して集光レンズ群24が配される。この集光レンズ群24は、後述する上記鏡筒131内に配される偏向手段を構成する偏向部材25の入射光路に対向配置される。この偏向部材25は、鏡筒(鏡体)131に設けられた支持部材34(支持手段)に接続され、例えば、偏向部材の傾斜面が対物レンズ19で取り込んだ光束から選択される第1及び第2の領域191,192の間の領域(第3の領域)に配置される。
【0025】
また、上記鏡筒131には、上記対物レンズ19の上方に観察光学系を構成する術者の左右眼各々に対応する変倍用の一対のズームレンズ群26、一対の結像レンズ27が上記第1及び第2の領域191,192に対応して順に配される(但し、図3中においては、一方は他の一方に重なるため、片方のみを代表して示す)。そして、この一対の結像レンズ27の上方には、平行プリズム28、像拡大用の接眼レンズ群29が順に配される。
【0026】
さらに、鏡筒131には、反射プリズム30が上記ズームレンズ群18及び結像レンズ27との間に上記電子映像リレーレンズ群22に対応して配される。そして、鏡筒131には、電子映像リレーレンズ群22に対向して上記電子映像表示装置23が取付けられる。この電子映像表示装置23は、例えば図示しない内視鏡と同時に使用するような場合、該内視鏡(図示せず)で取り込んだ内視鏡画像21a(図5参照)を、表示する。この内視鏡画像21aは、電子映像リレーレンズ群22により結像されて反射プリズム30を介して結像レンズ27に導かれ、例えば図5に示すように被検体画像21bと共に、接眼レンズ21の接眼レンズ群29に観察可能に導かれる。
【0027】
ここで、上記偏向部材25について説明する。即ち、偏光部材25は、例えば図6に示すように透過偏向部材である三角プリズム251の斜面251aに半透膜がコーティングされ、この斜面251a上には、厚さ寸法tを有した反射部材である平行プリズム252が積重されて形成される。そして、偏向部材25は、上記対物レンズ19の範囲内であって、例えば一対のズームレンズ群26に挟まれた空間で、ズームレンズ群26のレンズと対物レンズ19の間の光束を遮らない範囲に、その平行プリズム252の一部斜面が左右一対の観察光束の略中心である対物レンズの光軸O(観察軸)に交差するように配される。
【0028】
上記構成により、偏向部材25には、上記電源部17が駆動されて、照明光が光ファイバ18を介してランプハウス22に導かれると、その照明光L1,L2が集光レンジ群24を介して入射される。このうち照明光L1は、先ず、三角プリズム251に入射されると、該照明光L1の一部が三角プリズム251の斜面251aのP1位置を透過して平行プリズム252のP2位置に導かれ、その他の光が斜面251aのP1において反射されて対物レンズ方向に照射される。平行プリズム252のP2位置に導かれた照明光は、該平行プリズム252で反射され、対物レンズ19の観察軸O上に導かれて対物レンズ方向に照射され、上記被検体20上にいわゆる、同軸照明される。
【0029】
また、照明光L2は、一部が三角プリズム251の斜面251aのP3位置を透過して平行プリズム252のP4位置に導かれ、その他の光が斜面251aのP3位置で反射されて対物レンズ方向に照射される。平行プリズム252のP4位置に導かれた照明光は、該平行プリズム252で反射され、三角プリズム251の斜面251aの他方面のP1位置に照射される。この三角プリズム251の斜面251aの他方側に導かれた照明光L2は、その一部が三角プリズム251の斜面251aのP1位置を透過して対物レンズ方向に照射される。そして、三角プリズム251の斜面251aの他方側に導かれた照明光L2の他の光は、該斜面251aのP1位置で反射されて、平行プリズム252のP2位置に導かれる。
【0030】
この平行プリズム252のP2位置に導かれた照明光L2は、該平行プリズム252で反射され、対物レンズ19の観察軸O上に導かれて対物レンズ方向に照射されて被検体20上に同軸照明される。これにより、偏向部材25を介して対物レンズ19に入射される照明光は、図7に示すように観察軸Oに対して近づくほど明るさ(照度)が明るくなる、明るさ分布曲線Aを有し、容易に同軸照明が可能となる。
【0031】
これに対して、例えば図8に示すように、偏向部材として従来のように反射部材1のみを対物レンズ19に対向して配した場合には、図7中の明るさ分布曲線Bの如く、明るさが観察軸Oに対する離間距離により変化することなく、略一定の明るさとなる。従って、図8の構成の場合だと、観察軸O回りの明るさを明るくする場合には、その光量を増加させることにより対処することとなるが、上記偏向部材25によれば、光量を増加することなく、観察軸O回りの明るさを明るく設定することが可能となる。
【0032】
上記偏向部材25は、その平行プリズム252の厚さ寸法tを変えることにより、図7に示す明るさ分布曲線Aの観察軸Oからの距離と、照明光の明るさの関係を、任意に設定することができる。
【0033】
このように、上記手術用顕微鏡は、被検体20からの光束を取り込んで結像する対物レンズ19の光軸と異なる方向から発光された照明光の照度分布を変更して被検体方向に偏向する偏向部材25を、対物レンズ19の範囲内であって、一対のズームレンズ群26に挟まれた空間で、ズームレンズ群26のレンズと対物レンズ19の間の光束を遮らない範囲に、その平行プリズム252の一部斜面が左右一対の観察光束の略中心である対物レンズ19の観察軸Oに交差するように配して構成した。
【0034】
これによれば、電源部17で発光された照明光は、三角プリズム251の斜面251aに設けられた半透膜面を透過した後に、斜面251aと平行プリズム252との間で単数もしくは複数の反射または透過を繰り返すことにより、り照度分布が変更されて対物レンズ19に導かれ、該対物レンズ19を介して被検体20を、照度分布に応じた明るさ分布で照明する。この結果、電源部17の光量を増加させたりすることなく、照度分布を可変設定するだけで、所望の明るさを持つ同軸照明を実現することが可能となり、観察精度の高精度化を図ることができる。
【0035】
また、これによれば、偏向部材25として、半透膜面を持った三角プリズム251と平行プリズム252を積重させただけで、大形化したり、構成部品を増やしたりすることなく、高精度な照明を実現することができる。
【0036】
なお、第1の実施の形態では、偏向部材25を支持部材34を用いて対物レンズ19の観察軸Oに対して接離可能に移動させるように構成してもよい。例えば図4に示したとおり、偏向部材25を集光レンズ群24の光軸方向に移動可能にするために、前記支持部材34に長穴35を形成し、鏡筒(鏡体)131にこの長穴35と係合するピン36を設ける。なお、長穴35とピン36とは、偏向部材25が落下しない程度の摩擦が両者の間に生じるように係合されている。また、既知の構成であるアリ溝を集光レンズ群24の光軸方向に沿って支持部材34に形成し、このアリ溝に嵌合する形状の凸部を鏡筒(鏡体)131に設けることにより、上述の長穴35及びピン36と同等の効果を得ることができる。また、後述する第2の実施の形態に詳述された、移動手段を構成するプリズム保持部32、ラック321及び操作ハンドル33に嵌着されるピニオン331(図9参照)により構成しても良い。この場合には、明るさ分布曲線の可変調整が可能となることにより、さらに照明形態の多様化を図ることが可能となる。
【0037】
(第2の実施の形態)
図9乃至図12は、第2の実施の形態を示すものである。但し、図9乃至図12においては、前記図1乃至図7と同一部分について、同一符号を付して、その説明を省略する。
【0038】
即ち、第2の実施の形態においては、偏向部材31を三角プリズム311及び反射部材である反射ミラー312で構成する。三角プリズム311は、その斜面311aに半透膜がコーティングされ、移動手段を構成するプリズム保持部32を介して矢印C、D方向に移動自在に配される。このプリズム保持部32には、ラック321が延出して設けられ、このラック321には、例えば操作ハンドル33に嵌着されるピニオン331が噛合される。これにより、三角プリズム311は、操作ハンドル33が回転操作されてピニオン331が回転されると、ラック321が矢印C、D方向に移動付勢されて反射ミラー312に対して接離されて相互間の間隔が調整される。
【0039】
上記反射ミラー312は、例えばその一部が、対物レンズ19の観察軸O上に重なるように配さて、鏡筒(鏡体)131に対して固定される。
【0040】
上記構成において、例えば図9に示すように前記集光レンズ群24に導かれた照明光L1〜L3は、偏向部材31の三角プリズム311に入射される。
【0041】
このうち照明光L1は、先ず、三角プリズム311に入射されると、該照明光L1の一部が三角プリズム311の斜面311aのP1位置を透過して所定の間隔dだけ離間された反射ミラー312のP2位置に導かれ、その他の光が斜面311aのP1において反射されて対物レンズ方向に照射される。反射ミラー312のP2位置に導かれた照明光は、該反射ミラー312で反射され、対物レンズ19の観察軸O上に導かれて対物レンズ方向に照射され、前記被検体20上にいわゆる、同軸照明される。
【0042】
そした、照明光L2は、一部が三角プリズム311の斜面311aのP3位置を透過して反射ミラー312のP4位置に導かれ、その他の光が斜面311aのP3位置で反射されて対物レンズ方向に照射される。反射ミラー312のP4位置に導かれた照明光は、該反射ミラー312で反射され、三角プリズム311の斜面311aの他方面のP1位置に照射される。この三角プリズム311の斜面311aの他方側に導かれた照明光L2は、その一部が三角プリズム311の斜面301aのP1位置を透過して対物レンズ方向に照射される。そして、三角プリズム311の斜面311aの他方側に導かれた照明光L2の他の光は、該斜面311aのP1位置で反射されて、反射ミラー312のP2位置に導かれる。この反射ミラー312のP2位置に導かれた照明光L2は、該反射ミラー312で反射され、対物レンズ19の観察軸O上に導かれて対物レンズ方向に照射されて被検体20上に同軸照明される。
【0043】
また、照明光L3は、一部が三角プリズム311の斜面311aのP5位置を透過して反射ミラー312のP6位置に導かれ、その他の光が斜面311aのP5位置で反射されて対物レンズ方向に照射される。反射ミラー312のP4位置に導かれた照明光は、該反射ミラー312で反射され、三角プリズム311の斜面311aの他方面のP3位置に照射される。
【0044】
この三角プリズム311の斜面311aの他方面に導かれた照明光L3は、その一部が三角プリズム311の斜面311aのP3位置を透過して対物レンズ方向に照射される。そして、三角プリズム311の斜面311aの他方側に導かれた照明光L3の他の光は、該斜面311aのP3位置で反射されて、反射ミラー312のP4位置に導かれる。
【0045】
この反射ミラー312のP4位置に導かれた照明光L3は、該反射ミラー312で反射され、三角プリズム311の斜面311aの他方面のP1位置に照射される。この三角プリズム311の斜面311aのP1位置の他方面側に導かれた照明光L3は、その一部が三角プリズム311の斜面311aのP1位置を透過して対物レンズ方向に照射される。そして、三角プリズム311の斜面311aのP1位置の他方側に導かれた照明光L3の他の光は、該斜面311aのP1位置で反射されて、反射ミラー312のP2位置に導かれる。この照明光L3は、反射ミラー312のP2位置で反射されて対物レンズ19の観察軸O上に導かれて対物レンズ方向に照射されて被検体20上に同軸照明される。
【0046】
ここで、上記三角プリズム311は、操作ハンドル33を回転操作すると、上述したようにピニオン331が同方向に回転されてラック321が矢印C、D方向に移動付勢され、反射ミラー312に対向して移動されて相互間の間隔dが可変される。これにより、照明光の明るさ分布曲線が可変される。
【0047】
例えば三角プリズム311は、矢印D方向に移動されて図10(a)に示すように反射ミラー312に接近されて間隔d1に狭められると、同図(b)に示すように観察軸O近傍が明るく、観察軸Oから遠ざかると暗くなる明るさ分布曲線X1となる。
【0048】
また、三角プリズム311は、操作ハンドル33が反転操作されて矢印C方向に移動され、図11(a)に示すように反射ミラー312から離間されて間隔d2に広げられると、同図(b)に示すように観察軸O近傍が、若干明るく、観察軸Oから遠ざかっても明るさが若干低下される明るさ分布曲線X2となる。
【0049】
さらに、三角プリズム311は、操作ハンドル33が反転操作されて矢印C方向に移動され、図12(a)に示すように反射ミラー312から離間されて照明光の反射されない無照明範囲313が存在する間隔d3に広げられると、同図(a)に示すように観察軸O近傍と、観察軸Oから遠ざかった状態で略同一の明るさとなる略直線状の明るさ分布直線X3となる。この間隔d3にあっては、一部に無照明部分が生じる。
【0050】
この第2の実施の形態によれば、例えば形成外科のように比較的浅い部位に処置を施す場合に、陰影ができる虞があるために、斜めからの照明を好む術者も存在するが、上述したように同軸照明と傾斜照明の明るさ比率を簡単に調整できることにより、所望の照明形態に容易に切換え設定することができる。また、これによれば、無照明範囲も設定できることにより、例えば眼科の手術における網膜のような照明光を照射したくない部位を、無照明範囲下に固定し、照明光から保護するように使うこともできることにより、さらに、照明形態の多様化が容易に図れる。
【0051】
なお、上記偏向部材31の三角プリズム311を反射ミラー312に対向して移動させる移動手段としては、上記ラック・ピニオン構造に限ることなく、その他、各種の移動構造を用いて構成することが可能である。例えば、第1の実施の形態に記載した長穴35とピン36、または、アリ溝と凸部の組み合わせでも可能である。
【0052】
(第3の実施の形態)
図13乃至図15は、第3の実施の形態を示すものである。図13乃至図15においては、前記図9乃至図12と同一部分について、同一符号を付して、その説明を省略する。
【0053】
即ち、第3の実施の形態では、偏向部材40を上述した第2の実施の形態における三角プリズム311と反射ミラー312との間の三角プリズム311の半透膜がコーティングされた斜面311aに対向してホログラム401が配される(図13参照)。
【0054】
このホログラム41は、例えば前記プリズム保持部31により三角プリズム311の斜面311aに所定の間隔を有して取付けられ、上述したように前記ラック321及びピニオン331を介して三角プリズム311とともに矢印C、D方向に移動自在に設けられる。このホログラム401は、図14に示すように三角プリズム311の半透膜を透過して一方面側から入射した照明光L1を全て透過し、面に対して45°の入射角で入射された照明光L2、L3を反射する特性を有する。
【0055】
上記構成において、上述したように照明光L1、L2、L3は、偏向部材40の三角プリズム311に入射されると、その一部が三角プリズム311の斜面311aで反射されて対物レンズ方向に出射される。同時に、三角プリズム311の斜面311aを透過した照明光L1、L2、L3は、ホログラム401を透過して反射ミラー312で反射され、該反射ミラー312とホログラム401の相互間で繰り返し反射されて観察軸O上に導かれ、対物レンズ方向に射出される。
【0056】
これにより、対物レンズ19に導かれる照明光の明るさ分布曲線は、図15に示すように観察軸O回りの明るさが集中されて、さらに、明るい同軸照明を実現することができる。
【0057】
なお、この第3の実施の形態おいても、上記第2の実施の形態と同様に三角プリズム311を移動手段を用いて光軸に対して接離するように構成することも可能である。この移動手段としては、第2の実施の形態で説明したラック・ピニオン構造等の各種の構成が可能である。
【0058】
(第4の実施の形態)
図16及び図17は、第4の実施の形態を示すもので、前記図3及び図4と同一部分について、同一符号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0059】
第4の実施の形態は、光学像の結像される、例えば観察光学系である前記接眼レンズ21に適用される。即ち、接眼レンズ21のハウジング50には、その基端部に術者の視度を合わせる焦点板51が接着等により内装され、ハウジング50の先端部の内壁には、螺子部501が形成される。このハウジング50の螺子部501には、前記接眼レンズ群29が内装されるレンズ枠52の螺子部521が調整自在に螺合される。これにより、レンズ枠52は、回転操作されると、ハウジング50に対して光軸方向に移動される。
【0060】
また、上記ハウジング50には、第1の粘性部材53が、結像位置となる焦点板51の近傍に該焦点板51に対向して内装され、第2の粘性部材54が上記レンズ枠52の端部に接着されて取り付けられる。このうち第1の粘性部材53は、図17に示すようにリング状のシート部材531の裏表両面にリング状の両面テープ532の一方面が接着されて挟装される。この第1の粘性部材53のシート部材531は、接眼レンズ群29の視野径を決定する視野絞りを構成する。
【0061】
他方、第2の粘性部材54は、略同様にシート部材541の裏表両面にリング状の両面テープ542の一方面が接着されて挟装され、一方の両面テープ542の粘着面がレンズ枠52の基端に接着される。この際、第2の粘性部材54は、その外周部がハウジング50の内壁に摺接するように配され、レンズ枠52の調整時に密閉状態が保たれる。
【0062】
上記構成により、接眼レンズ21のハウジング50は、螺合自在に配されるレンズ枠52との隙間から侵入しようとしている塵埃を、第2の粘性部材54の両面テープ542により阻止する。また、レンズ枠52の螺子部521とハウジング50の螺子部501の隙間より塵埃が侵入してしまったような場合には、接眼レンズ群29と焦点板51に挟まれる空間502内に浮遊する塵挨が第1及び第2の粘性部材53,54の各両面テープ532,542に接着され、焦点板51への付着が阻止される。これにより、ハウジング50の空間502内に侵入した塵埃は、例えば振動などが加わった場合においても、結像位置となる焦点板51上に落下して付着することが防止される。
【0063】
この第4の実施の形態によれば、簡単な構成で、しかも、効果的な防塵機能が得られることにより、その組立て作業を含む取扱い性の向上が図れる。そして、ハウジング50内の結像位置に配される焦点板51への塵埃の付着を効果的に阻止することが可能となることにより、長期間にわたり、信頼性の高い高精度な観察を実現することが可能となる。
【0064】
(第5の実施の形態)
図18及び図19は、第4の実施の形態を示すもので、前記図3及び図4と同一部分について、同一符号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0065】
第4の実施の形態は、前記光学像が結像される例えば前記電子映像表示装置23に適用される。即ち、電子映像表示装置23のモニターハウジング60には、反射型液晶素子61が固定板62及び固定ビス63によって取付けられる。モニターハウジング60には、反射型液晶素子61の結像面に対応して偏向プリズム64が内装される。この偏向プリズム64の出力光路は、前記映像リレーレンズ群22に対向される。
【0066】
また、上記モニターハウジング60には、発光LED65と、その発光LEDから発せられる光を拡散するフレネルレンズ66が上記偏向プリズム64の入力光路に対応して内装される。発光LED65で発光された光は、フレネルレンズ66、偏向プリズム64を介して反射型液晶素子61方向に反射され、その反射型液晶素子61で反射されて偏向プリズム64を介して上記映像リレーレンズ群22に導かれる。この際、反射型液晶素子61には、例えば上述したように内視鏡(図示せず)で取り込まれた内視鏡画像が表示され、この内視鏡画像が偏向プリズム64を介して映像リレーレンズ群22に導かれる。
【0067】
そして、上記モニターハウジング60の光学像の結像される反射型液晶素子61の近傍には、粘性部材67が配される。この粘性部材67は、第18図に示すようにシート部材671が略四辺形状の略中央付近に略四辺形状の窓部672が上記反射型液晶素子61に対応して設けられる。このシート部材671の裏表両面に、略同形状に略四辺形状の略中央付近に略四辺形状の開口が設けられたリング状の両面テープ673が貼りつけられる。そして、この粘性部材67は、その両面テープ673の一方がモニターハウジング60の内壁に接着されて、その他方の面が偏向プリズム64に接着され、反射型液晶素子61と偏向プリズム64との間に空間601を形成した状態で、モニターハウジング60と偏向プリズム64との間を塞ぐように配される。
【0068】
また、上記粘性部材67のシート部材671は、その窓部672が上記電子映像表示装置23の映像の表示範囲を決定する視野絞りを兼ねる。
【0069】
上記構成により、モニターハウジング60は、その粘性部材67によって、その内壁と偏向プリズム64の隙間から反射型液晶素子61との間に存在する空間601内に侵入することを防止する。そして、この粘性部材67は、偏向プリズム64と反射型液晶素子61に挟まれる空間601内に塵埃が浮遊してしまったような場合に、その両面テープ673で該塵挨を吸着し、光学像の結像位置となる反射型液晶素子61への付着を阻止する。これにより、例えばモニターハウジング60内に塵埃が侵入してしまったような場合においても、振動などが加わっても、反射型液晶素子61への付着を効果的に防止することができる。
【0070】
この第5の実施の形態によれば、簡単な構成で、しかも、効果的な防塵機能が得られることにより、その組立て作業を含む取扱い性の向上が図れる。そして、モニターハウジング60内の結像位置に配される反射型液晶素子61への塵埃の付着を効果的に阻止することが可能となることにより、長期間にわたり、信頼性の高い高精度な観察を実現することが可能となる。
【0071】
また、上記第4及び第5の実施の形態では、いずれもシート部材531,541671の裏表両面に両面テープ532,542、573を接着して積重配置し、第1及び第2の粘性部材53、54、粘性部材57を形成するように構成した場合で説明したが、これに限ることなく、シート部材531,541671に接着剤を塗布した粘着面を形成した第1及び第2の粘性部材53,54、粘性部材57を形成するように構成することも可能である。この場合、接着剤として、粘着性が長期間持続するように成分を配合することにより、耐久性の向上を図ることが可能となる。
【0072】
そして、接着剤として、黒色のものを使用し、偏向プリズム64の底面にシルク印刷などで直接塗布するように構成することで、例えば視野絞りも兼ねた粘性部材を形成するように構成してもよい。
【0073】
さらに、上記第4及び第5の実施の形態では、接眼レンズ21及び電子映像表示装置23の塵埃の結像位置への付着防止構造に適用したが、これに限ることなく、その他の光学部材の塵埃付着防止構造に適用することも可能で、略同様の効果が期待される。
【0074】
なお、上記各実施の形態においては、手術用顕微鏡に適用した場合を代表して説明したが、これに限ることなく、その他、精密部品や半導体部品等の検査に供される実体顕微鏡等の各種顕微鏡においても適用可能で、略同様の効果が期待される。
【0075】
よって、この発明は、上記実施の形態に限ることなく、その他、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実施し得ることが可能である。さらに、上記実施形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合せにより種々の発明が抽出され得る。
【0076】
例えば実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【0077】
また、この発明は、上記記述に基づいて、
(1) 被検体からの光束を入射する対物レンズと、前記対物レンズから出射される光束を結像する一対の結像レンズと該結像レンズにより結像された像を拡大する一対の接眼レンズと、前記被検体を照明するための照明光を発する光源とを有する手術用顕微鏡において、
前記対物レンズの光軸とは異なる方向から前記照明光を入射すると共に、該照明光の被検体上における照度分布を変更して前記被検体方向に偏向する偏向手段とを具備し、前記偏向手段は、前記照明光の一部を前記被検体方向に偏向すると共に、一部を透過する透過偏向部材と、前記透過偏向部材を透過した前記照明光を前記被検体方向に反射する反射部材とを備えることを特徴とする手術用顕微鏡を提供することができる。
【0078】
(2) (1)において、
前記透過偏向部材は、三角プリズムであり、前記反射部材は、平行プリズムであることを特徴とする手術用顕微鏡を提供することができる。
【0079】
(3) (1)において、
前記対物レンズから出射される光束を入射し倍率を変更する一対のズームレンズを備え、前記透過偏向部材と前記反射部材は、前記一対のズームレンズに入射される一対の光束の間に、該光束を遮らないように配置されていることを特徴とする手術用顕微鏡を提供することができる。
【0080】
(4) (1)において、
前記透過偏向部材と前記反射部材とは、一体あることを手術用顕微鏡を提供することができる。
【0081】
(5) (1)において、
前記透過偏向部材と前記反射部材は、分離されていることを特徴とする手術用顕微鏡を提供することができる。
【0082】
(6) (5)において、
前記透過偏向部材は、前記照明光の光軸方向に移動可能に支持されていることを特徴とする手術用顕微鏡を提供することができる。
【0083】
(7) (5)において、
前記透過偏向部材と前記反射部材は、前記被検体に照射される照明光が分割されるまで間隔が離れることを特徴とする手術用顕微鏡を提供することができる。
【0084】
(8) (5)において、
前記透過偏向部材と前記反射部材の間にホログラムが配設されていることを特徴とする手術用顕微鏡を提供することができる。
【0085】
(9) 光学部材の光学像の結像位置近傍に、粘着面が露出した粘性部材を配設したことを特徴とする手術用顕微鏡を提供することができる。
【0086】
(10) (9)において、
前記光学部材は、電子映像表示手段であることを特徴とする手術用顕微鏡を提供することができる。
【0087】
(11) 顕微鏡本体に装着されるハウジングと、
前記ハウジングに位置決め固定される焦点板と、
前記ハウジングに光軸方向に進退可能に支持されるレンズ枠と、
前記レンズ枠の内径に位置決め固定されるレンズ部材と、
前記レンズ枠と前記焦点板の間に配設された粘性部材とを有する接眼レンズと、
を備えたことを特徴とする手術用顕微鏡を提供することができる。
【0088】
(12) (11)において、
前記粘性部材は、前記レンズ枠と前記焦点板とに挟まれた空間を密封するように配置されることを特徴とする手術用顕微鏡を提供することができる。
【0089】
(13) 外部からの電気信号により顕微鏡の視野内に映像を表示する電子映像表示手段と、
前記電子映像表示手段を支持固定するハウジングと、
前記ハウジングに支持固定され、前記電子映像表示手段からの光束を入射する光学部材と、
前記電子映像表示手段と前記光学部材の間に配設された粘性部材と、
を具備することを特徴とする手術用顕微鏡を提供することができる。
【0090】
(14) (13)において、
前記粘性部材は、前記電子映像表示手段と前記光学部材とに挟まれた空間を密封するように配置されることを特徴とする手術用顕微鏡。
【0091】
(15) (9)(11)(13)において、
前記粘性部材は、粘着面が接着剤あるいは接着テープにより形成されることを特徴とする手術用顕微鏡を提供することができる。
【0092】
(16) (9)(11)(13)において、
前記粘性部材は、通過する光束径を決定するための絞りを兼用することを特徴とする手術用顕微鏡。
【0093】
(17) (9)(11)(13)において、
前記粘性部材は、粘着面が黒色に形成されることを特徴とする手術用顕微鏡を提供することができる。
【0094】
【発明の効果】
以上詳述したように、この発明によれば、構成簡易にして、明るい同軸照明を実現し得るようにして、高精度な観察を実現した顕微鏡を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態を適用した手術用顕微鏡の構成を示した外観構成図である。
【図2】図1の手術選定手順を説明するために示したフローチャートである。
【図3】図1の鏡体部の構成を示した図である。
【図4】図1の鏡体部を被検体方向から見た状態を示した図である。
【図5】図3の接眼レンズの観察画像の一例を示した図である。
【図6】図3の偏向部材と対物レンズの配置構成を説明するために示した図である。
【図7】図3の照明光の明るさ分布特性を示した特性図である。
【図8】図3の明るさ分布の特徴を説明するために反射部材を偏向部材として用いた照明形態を示した図である。
【図9】この発明の第2の実施の形態を説明するために示した図である。
【図10】図9の明るさ分布の調整例を示した図である。
【図11】図9の明るさ分布の調整例を示した図である。
【図12】図9の明るさ分布の調整例を示した図である。
【図13】この発明の第3の実施の形態を説明するために示した図である。
【図14】図13のホログラムの作用を説明するために示した図である。
【図15】図13の照明光の明るさ分布特性を示した特性図である。
【図16】この発明の第4の実施の形態を説明するために示した図である。
【図17】図16の第1の粘性部材を取り出して示した図である。
【図18】この発明の第5の実施の形態を説明するために示した図である。
【図19】図18の粘性部材を取り出して示した図である。
【符号の説明】
9…床、10…ベース部、101…ローラ、11…架台部、12…アーム部、13…鏡体部、131…ハンドル、14…電源スイッチ、15…ディスプレイ、16…操作部、17…電源部、18…光ケーブル、19…対物レンズ、191,192…第1及び第2の領域、20…被検体、21…接眼レンズ、21a…内視鏡画像、21b…被検体画像、22…ランプハウス、23…電子映像表示装置、24…集光レンズ群、25…偏向部材、251…三角プリズム、251a…斜面、252…平行プリズム、26…ズームレンズ群、27…結像レンズ、28…平行プリズム、29…接眼レンズ群、30…反射プリズム、31…偏向部材、311…三角プリズム、311a…斜面、312…反射ミラー、32…プリズム保持部、321…ラック、33…操作ハンドル、331…ピニオン、40…偏向部材、401…ホログラム、50…ハウジング、501…螺子部、51…焦点板、52…レンズ枠、521…螺子部、53…第1の粘性部材、531…シート部材、532…両面テープ、54…第2の粘性部材、541…シート部材、542…両面テープ、60…モニターハウジング、601…空間、61…反射型液晶素子、62…固定板、63…固定ビス、64…偏向プリズム、65…発光LED、66…フレネルレンズ、67…粘性部材、671…シート部材、672…窓部、673…両面テープ。

Claims (6)

  1. 被検体からの光束を入射する対物光学系と、
    前記対物光学系から出射される光束を結像し、該結像した光学像を観察する観察光学系と、
    前記被検体の照明する照明光を前記対物光学系の光軸と異なる方向から発する光源と、
    前記光源から発光された照明光の照度分布を変更して前記被検体方向に偏向する偏向手段と、
    を具備することを特徴とする顕微鏡。
  2. 前記観察光学系は、前記対物光学系で取り込んだ光束から選択される第1及び第2の領域の光束に基づく二つの光学像を結像して観察し、且つ、前記偏向手段を、前記第1及び第2の領域と異なる第3の領域に対向して配することを特徴とする請求項1記載の顕微鏡。
  3. 前記偏向手段は、前記光源からの照明光を、前記対物光学系の光軸に近い方が照度を高くするように照度分布を偏向することを特徴とする請求項1又は2記載の顕微鏡。
  4. さらに、前記偏向手段を前記対物光学系の光軸に対応して配する支持手段を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の顕微鏡。
  5. 前記支持手段は、前記偏向手段を前記対物光学系の光軸に対して接離する方向に移動自在に支持することを特徴とする請求項4記載の顕微鏡。
  6. 前記支持手段は、前記偏向手段を前記対物光学系の光軸に対して略直交する方向に移動自在に支持することを特徴とする請求項5記載の顕微鏡。
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