JP2004286344A - 空気調和機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】一方にエアフィルター3を巻取る巻取軸6と巻取駆動モータを、他方にエアフィルターの支持軸と戻しバネを配設し、前記巻取軸に巻回される帯状のエアフィルターと、前記エアフィルターを前記巻取軸から前記支持軸へ導くフレームと、前記巻取軸の近傍に設けた除去部材と当て片とで構成されるフィルター装置を空気調和機に備えることで、エアフィルターの清掃作業を容易にする。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動清掃が可能なフィルター装置を備えた空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
公知の如く、ファンにより吸込んだ空気を熱交換器で冷却もしくは加熱した後、室内へ送風する空気調和機には、吸込む空気中に漂う塵埃が空気調和機の本体内部へ侵入することを防ぐため、空気調和機の吸込口裏面にエアフィルターが設けられており、このエアフィルターは、付着した塵埃を手で清掃できるように着脱自在に構成されている。
【0003】
また、エアフィルターの清掃が容易な空気調和機として、図7に示すように、モータ11で繰出し又は巻取られる帯状のフィルター6Aとフィルター6Aの除塵部材9とを有するフィルター装置6を吸入パネル3の吸気口2Aの裏面に設置した構成と成っているものが知られている(例えば特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−99479号公報(第3頁、第1図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のエアフィルターは空気調和機の使用頻度に応じて空気調和機より取り外し、水洗いもしくは掃除機などで付着した塵埃を掃除するという定期的なメンテナンスを要する。また、定期的なメンテナンスが成されなかった場合、エアフィルターに塵埃が堆積し吸込み空気の通気抵抗が増大するため空気調和機の性能が低下、消費電力が増大するという課題があった。
【0006】
一方、上記公報記載の空気調和機は、上下双方に繰出しまたは巻取り用の駆動モータ11を有するため、構成が複雑に成り、空気調和機のサイズが大きく成るとともに、コストアップにも繋がるという課題を有する。
【0007】
そこで、本願発明は簡素な構成でエアフィルターの清掃作業を容易に行うことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記従来の課題を解決するため、本発明の空気調和機は、一方にエアフィルターを巻取る巻取軸と巻取駆動モータを、他方にエアフィルターの支持軸と戻しバネを配設し、前記巻取軸に巻回される帯状のエアフィルターと、前記エアフィルターを前記巻取軸から前記支持軸へ導くフレームと、前記巻取軸の近傍に設けた塵埃除去部材と前記エアフィルターを挟んで前記塵埃除去部材と対向する位置に配する当て片とで構成されるフィルター装置を備えたことにより、簡素な構成でエアフィルターの清掃作業を容易に行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0010】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1におけるフィルター装置の斜視図、図2及び図3は本発明の実施の形態1における空気調和機の正面図及び断面図である。
【0011】
空気調和機の本体14の内部には熱交換器10が配設されるとともに、空気の流路である風流路12が形成されている。この風流路12内にはファン11が配設され、本体14の前面から上面に渡り形成される複数の吸込口(図示せず)から吸込み、吹出口13から吹出す空気の流れを発生させている。本体14の前面から上面に渡り形成される複数の吸込口に相対し、熱交換器10を覆うL字形状で配設されたフィルター装置1は、下部にエアフィルター3を巻取る回転自在な巻取軸6と巻取駆動モータ7を、上部にエアフィルター3を引張り支持する回転自在な支持軸8と戻しバネ9を配設し、巻取軸6に巻回される帯状のエアフィルター3と、エアフィルター3を巻取軸6から支持軸8へ導くフレーム2と、巻取軸6の近傍にエアフィルター3に接して配設した除去部材4と、フィルターを挟んで除去部材と相対した当て片15と、除去部材4の下部に配設した着脱自在なダストボックス5とで構成されている。ここで、除去部材4も着脱自在な構成であっても構わない。
【0012】
このように構成されたフィルター装置1の動作について説明する。フィルター装置1の初期状態(動作停止時)は、エアフィルター3が戻しバネ9の弾性力でフレーム2に沿って引張り上げられて支持されているため、熱交換器10の前面部から上部に掛けてを覆った位置で停止している。従って、ファン11により、本体14の前面から上面に渡り形成された複数の吸気口より吸い込まれた空気はエアフィルター3で塵埃が取り除かれ、熱交換器10を通り吹出口13から吹出される。エアフィルター3が汚れた場合、本体もしくはリモコンのスイッチを操作することによりフィルター装置1は作動し、巻取駆動モータ7が回転してエアフィルター3は、フレーム2に沿って移動しながら巻取軸6に巻き取られる。この時、エアフィルター3に付着した塵埃は、巻取軸6の近傍にエアフィルター3に接して配設した除去部材4により取り除かる。除去部材4はエアフィルターを挟みこむように相対して配設した当て片15に対し、常に一定の圧力で押し付けられる。取り除かれた塵埃は除去部材4の下部に配設したダストボックス5に集塵される。そして、エアフィルター3が巻取軸6に全て巻き取られたとき巻取駆動モータ7を逆回転させると、エアフィルター3はフレーム2に沿って戻しバネ9の弾性力を付与した支持軸8に引張り戻されて、初期の位置まで戻って止る。
【0013】
この当て片15は、フィルターの巻き取り機構の最下部に位置しており、フィルターを挟んで除去部材と対向している。断面形状はエアフィルター巻取り軸6、および支持軸8と同等の径の円形、または、半円形をしており、その円弧形状のおかげで、フィルタ移動時になめらかな方向の転換が可能となる。フィルタ3と当て片15の間にかかる力は戻しバネによる張力によって発生するものであり、除去部材4と当て片15の間にかかる力は除去部材と当て片の配設距離により任意に決めることができる。
【0014】
この当て片15がない場合、除去部材4はフィルター3に対し、一方向からしか圧力を加えることができず、その除去性能は安定しないが、当て片15により、フィルター3を当て片15と除去部材4で挟みこむことにより、安定した除去性能を発揮することができる。
【0015】
ここで、ダストボックス5の集塵部分の容積を、1年間にエアフィルター3に付着する塵埃量を溜めることができる値に設定すると、ユーザーは1年に1度だけダストボックス5に溜まった塵埃を取り除けばよいことになる。
【0016】
また、フィルター装置1を空気調和機の運転停止後に自動的に作動させる制御手段を設けてもよい。
【0017】
(実施の形態2)
図4は本発明の実施の形態2係わる空気調和機のフィルター装置の斜視図、図5は本発明の実施の形態2に係わる空気調和機の断面図である。
【0018】
実施の形態1と同様の構成を成す空気調和機において、ワイパ4Aとブラシ4Bによって構成された除去部材4を巻取軸6の近傍にエアフィルター3に接して配設したものである。
【0019】
この構成によってエアフィルター3に付着した塵埃のうち、繊維状のものは除去部材前方に配設したワイパ4Aによって、また、エアフィルター3の網内部に残存する粒子状の塵埃は除去部材4後部配設したブラシ4Bにより取り除かれる。
【0020】
(実施の形態3)
図6は本発明の実施の形態3に係わる空気調和機の断面図である。
【0021】
実施の形態2と同様の構成を成す空気調和機において、除去部材4と、フィルターを挟んで除去部材と相対した当て片15を有すものである。
【0022】
この構成によって、除去部材4はエアフィルター3を挟みこむように相対して配設した当て片15に対し、ワイパ4A、ブラシ4Bそれぞれが常に一定の圧力で押し付けられることができる。
【0023】
なお、上記各実施の形態では塵埃をダストボックス収集する構成としたが、排気手段等を用いて、収集した塵埃を強制的に室外に排出しても良い。
【0024】
【発明の効果】
以上のように、本発明の空気調和機においては、簡素な構成のエアフィルター装置を設けたことにより、空気調和機本体の大幅なサイズアップとコストアップを図ることなく、エアフィルターの清掃作業を容易に行うことができるとともに、空気調和機の性能低下防止にも役立ち、消費電力削減に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1を示すフィルター装置の斜視図
【図2】本発明の実施の形態1を示す空気調和機の正面図
【図3】本発明の実施の形態1を示す空気調和機の断面図(第2図I−I断面)
【図4】本発明の実施の形態2を示すフィルター装置の斜視図
【図5】本発明の実施の形態2を示す空気調和機の断面図(第2図I−I断面)
【図6】本発明の実施の形態3を示す空気調和機の断面図(第2図I−I断面)
【図7】従来の空気調和機の断面図
【符号の説明】
1 フィルター装置
2 フレーム
3 エアフィルター
4 除去部材
4A ワイパ
4B ブラシ
5 ダストボックス
6 巻取軸
7 巻取駆動モータ
8 支持軸
9 戻しバネ
10 熱交換器
11 ファン
12 風流路
13 吹出口
14 本体
15 当て片
Claims (3)
- 本体内部に熱交換器とファンを有し、一方にエアフィルターを巻取る巻取軸と巻取駆動モータを、他方にエアフィルターの支持軸と戻しバネを配設し、前記巻取軸に巻回される帯状のエアフィルターと、前記エアフィルターを前記巻取軸から前記支持軸へ導くフレームと、前記巻取軸の近傍に設けた塵埃除去部材と前記エアフィルターを挟んで前記塵埃除去部材と対向する位置に配する当て片とで構成されるフィルター装置を備えたことを特徴とする空気調和機。
- 本体内部に熱交換器とファンを有し、一方にエアフィルターを巻取る巻取軸と巻取駆動モータを、他方にエアフィルターの支持軸と戻しバネを配設し、前記巻取軸に巻回される帯状のエアフィルターと、前記エアフィルターを前記巻取軸から前記支持軸へ導くフレームと、前記巻取軸の近傍に設けたワイパとブラシを併設した塵埃除去部材で構成されるフィルター装置を備えたことを特徴とする空気調和機。
- 本体内部に熱交換器とファンを有し、一方にエアフィルターを巻取る巻取軸と巻取駆動モータを、他方にエアフィルターの支持軸と戻しバネを配設し、前記巻取軸に巻回される帯状のエアフィルターと、前記エアフィルターを前記巻取軸から前記支持軸へ導くフレームと、前記巻取軸の近傍に設けたワイパとブラシを併設した塵埃除去部材と前記エアフィルターを挟んで前記塵埃除去部材と対向する位置に配する当て片とで構成されるフィルター装置を備えたことを特徴とする空気調和機。
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JP2003080290A JP2004286344A (ja) | 2003-03-24 | 2003-03-24 | 空気調和機 |
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JP2010091255A (ja) * | 2008-09-09 | 2010-04-22 | Panasonic Corp | フィルタ清掃方法とそれを用いた加湿装置および空気清浄装置 |
JP2011163685A (ja) * | 2010-02-10 | 2011-08-25 | Fujitsu General Ltd | 空気調和機 |
CN101726089B (zh) * | 2004-10-19 | 2012-10-17 | 松下电器产业株式会社 | 空调机的过滤器装置 |
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2003
- 2003-03-24 JP JP2003080290A patent/JP2004286344A/ja active Pending
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