JP2004286188A - 上下方向に移動可能な夾雑物除去装置および不断水工法における該装置の据付け方法 - Google Patents

上下方向に移動可能な夾雑物除去装置および不断水工法における該装置の据付け方法 Download PDF

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Abstract

【課題】フィルタを上下に移動できるように取付けることで、夾雑物を容易且つ確実に取り除くことができ、しかもフィルタに付着しなかった大きめの挟雑物でも取り除くことが可能な夾雑物除去装置およびその装置を不断水工法で据付ける方法を提供する。
【解決手段】フィルタエレメント6が下降停止位置では、導入管50と流入側の流入管1aとの整合により、流入管1aから導入された水道水がフィルタエレメント6を通過して流出管1bに導出されるので水道水中の夾雑物はフィルタエレメント6により捕獲され、フィルタエレメント6が上昇停止位置では、これがフィルタケース5内に収納されてこの内部がフィルタエレメント6下端の基板42により密封遮断され、導入水道水が直接他方の流出管1bに導出するので水道水の流れに影響されずに夾雑物を取出すことができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、流体管の一部に装着されたケース体内に、流水を内側から外側に向けて流通させるようにした上下方向に移動可能な夾雑物除去装置および不断水工法における該装置の据付け方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
水道本管等の既設流体管を不断水状態で切断し、この切断部分に夾雑物除去装置を挿入して夾雑物除去装置を据付ける方法およびその夾雑物除去装置は、例えば特許文献1に記載されているように既に公知である。そして、この特許文献1に記載のものは、夾雑物除去装置として構成されたフィルタ部材が目詰まりを起こした場合に、フィルタ部材を緩速で回転させながら流入する水圧により、フィルタ部材に付着した夾雑物を吸引管を介して外部に排出するようになっている。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−286409号公報(第3−4頁、図1,図8)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1に記載のものは、夾雑物を除去する場合に、フィルタ部材を回動駆動しなければならないこと、また、吸引管の吸引口をフィルタ外面に対し適正間隙をもって高精度に位置決め保持しておかないと夾雑物が効率よく吸引できないことがあった。しかもフィルタ部材に付着しなかった大きめの挟雑物は下方に堆積し取り除くことはできなかった。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、フィルタ部材を上下に移動できるように取付けることで、夾雑物を容易且つ確実に取り除くことができ、しかもフィルタでは捕捉できない大きな挟雑物でも取り除くことが可能な夾雑物除去装置およびその装置を不断水工法で据付ける方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するために、本発明の夾雑物除去装置は、流体管の一部に装着されたケース体内に、流水を内側から外側に向けて流通させるようにした上下方向に移動可能な夾雑物除去装置であって、前記夾雑物除去装置は前記ケース体に固定されるフィルタケースと該フィルタケースに対して上下動可能なフィルタエレメントから成り、このフィルタエレメントはその下降停止位置で、流体管の流入側となる流入管とフィルタエレメントに設けた流入口部とが整合し、フィルタエレメントの上昇停止位置ではフィルタケース内に収納されて、流入管から導入される流体がフィルタエレメント側と密封遮断され、直接流体管の流出側となる流出管に導出することを特徴としている。
この特徴によれば、フィルタエレメントはその下降停止位置で、流入管とフィルタエレメントに設けた流入口部とが整合して夾雑物がフィルタエレメント内に捕捉され、フィルタエレメントの上昇停止位置でフィルタエレメント内の夾雑物を流体の流れに左右されずに取り除くことができる。
【0007】
本発明の上下方向に移動可能な夾雑物除去装置において、前記フィルタエレメントの上下動は、該フィルタエレメントを回動不能に支持するフィルタケースと、フィルタエレメントに螺合する外部操作可能なネジスピンドルの回動運動で行われることが好ましい。
このようにすれば、フィルタエレメントの下降及び上昇停止位置を外からネジスピンドルを回動させるだけで容易に変えることができる。
【0008】
本発明の上下方向に移動可能な夾雑物除去装置において、前記フィルタエレメントの上昇停止位置で、該フィルタエレメントの底部とフィルタケースが密封接合することにより流入管から導入される流体がフィルタエレメント側と密封遮断されることが好ましい。
このようにすれば、フィルタエレメントの上昇停止位置では流体管内の流れが夾雑物除去装置側に流れ込まないので、流体管の流れに何ら影響されずに、夾雑物を取り除くことができる。
【0009】
本発明の上下方向に移動可能な夾雑物除去装置において、前記ケース体の上部は、フィルタエレメント清掃用の開閉蓋が設けられているフィルタケースの上面板で密封固定されていることが好ましい。
このようにすれば、フィルタケースの上面板に設けたフィルタエレメント清掃用の開閉蓋を開けることで容易にフィルタエレメント内の夾雑物を取り除くことができる。
【0010】
本発明の上下方向に移動可能な夾雑物除去装置において、前記フィルタケースの底面部は、夾雑物を捕獲できる受体で構成されていることが好ましい。
このようにすれば、フィルタエレメントで捕捉できなかった夾雑物を受体内に堆積保持しておける。
【0011】
本発明の上下方向に移動可能な夾雑物除去装置において、前記フィルタケース内の内圧を除去するための排出管がフィルタケースに接続されていることが好ましい。
このようにすれば、前記フィルタエレメントの上昇停止位置で、排出管を開放してフィルタケースの内圧を下げれば、フィルタエレメントからの夾雑物の除去作業がし易い。
【0012】
本発明の上下方向に移動可能な夾雑物除去装置において、前記フィルタケースの内圧とケース本体に囲まれた外圧は同圧管により常に等圧とされていることが好ましい。
このようにすれば、フィルタケースの内外面に常に均等圧が掛かっているので、フィルタケースが差圧で変形するようなことはない。
【0013】
上記課題を達成するために、本発明の不断水工法における上下方向に移動可能な夾雑物除去装置の据付け方法は、既設流体管の外部にインサー本体を密封状態で囲繞固定し、インサー本体内の既設流体管を所定長さに亘って不断水の状態で切断し、該切断部分に上下方向に移動可能な夾雑物除去装置を設置する不断水工法における夾雑物除去装置の据付け方法であって、前記夾雑物除去装置は前記インサー本体に固定されるフィルタケースと該フィルタケースに対して上下動可能なフィルタエレメントから成り、このフィルタエレメントはその下降停止位置で、切断された既設流体管の一方の流入側となる流入管の切断開口部とフィルタエレメントに設けた流入口部と整合させることにより、前記流入管から導入される流体をフィルタエレメントを通過させて切断された既設流体管の他方の流出側となる流出管に導出すると共に、フィルタエレメントの上昇停止位置ではフィルタケース内に収納されて、流入管から導入される流体がフィルタエレメント側と密封遮断され、インサー本体内を経て直接流出管に導出することを特徴としている。
この特徴によれば、切断時に使用したインサー本体がフィルタケースの支持体として利用でき、かつフィルタエレメントがフィルタケース内で上下方向に移動でき、特に、フィルタエレメントの上昇停止位置にあるときは、既設流体管の流れに影響されずに、夾雑物を容易に取り除くことができるように夾雑物除去装置が据付けられている。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0015】
図1〜図4は、本発明の一実施形態を示すもので、図1(a)は既設流体管の切断部分に設置された夾雑物除去装置の断面図、(b)は(a)のX部拡大図、図2は図1のA−A断面図、図3は夾雑物除去装置の一部半断面を示す側面図であり、図4は夾雑物除去装置の平面図である。
【0016】
最初に夾雑物除去装置に付き説明する。図1〜図4に示す符号1は既設流体管を示し、既設流体管1(以下水道本管と称する)の不断水の状態で所定長さに亘って切断された所定箇所には水道本管1内を流れる水道水中の夾雑物を除去するための夾雑物除去装置2が設置されている。
【0017】
この夾雑物除去装置2は、水道本管1を切断した一方の流入側となる流入管1aと他方の流出側となる流出管1bの間に設けられるものであって、インサー本体4に固定される円筒状のフィルタケース5とこのフィルタケース5に対して上下動可能なフィルタエレメント6から構成されている。ここでインサー本体とは切断時に使用する密封ケーシングであって、断水して流体管に夾雑物除去装置を取付ける場合は、インサー本体に代えて固定のケース体を用いる。
【0018】
インサー本体4は、図1(a)に示すように上端が開口する有底の縦長円筒状に形成されて、その下方部位から上下に上部インサー4aと下部インサー4bに分割されており、上部インサー4aと下部インサー4bの接合部位Tにおける対向する両側面には、上下に半分割された所定長さの半割り筒体8a,8bないし10a,10bが左右に突設している。
【0019】
図1(a)では、上部インサー4aと下部インサー4bが接合されて一体化されたインサー本体4が示されており、この状態では両側面から左右に突設した半割り筒体8a,8b及び10a,10bが接合部位Tで液密に接合され、内径が水道本管1の外径より若干大径の円筒状の保持筒8,10として構成されている。
【0020】
両保持筒8,10の先端には、これら保持筒8,10内に挿入された両流入出管1a及び1bの外周を液密にシール状態で保持するフランジ12b,14bが固設されており、これらフランジ12b,14bは、この外側に隣接して両流入出管1a及び1bの外周に挿嵌された押輪12a,14aによる軸方向の押圧力によりパッキンが押圧されて両流入出管1a及び1bの外周が液密にシールされている。
【0021】
下部インサー4bにおける底板15の内部周縁にはフィルタエレメント6下端の基板42の外周を芯出しするために内周に上方が拡開するテ−パを形成したガイドリング16が取付けられている。
【0022】
更に、下部インサー4b底板15の下面中央には、仕切弁を備えた排水管54が接続されており、夾雑物除去装置2の補修などのメンテナンスを行う際に、下部インサー4b底板15の水道水を適宜排出することができるようになっている。
【0023】
また、上部インサー4a下方における半割り筒体8a,10aの直上内周面には、フィルタケース5の下端をほぼ液密状に支持する支持リング18が固設されると共に開口上部外周にはフランジ20が取付けられている。
【0024】
そして、支持リング18の若干上方には上部インサー4a外周の4箇所に、フィルタケース5の外周を均等に押圧して芯出し、固定する押圧ネジ部22(図2参照)が等配されている。
【0025】
上部インサー4aの内部には、上端開口部が上面板23にて閉塞されたフィルタケース5が収容されており、このフィルタケース5は、上部インサー4a内周の下方位置に固設された支持リング18に下端周縁の段付き部を支持すると共に、フィルタケース5上端周縁の段付き部上面に環状支持板24を当接させた状態で、ボルトを介してフランジ20に締着することでフィルタケース5の上下端部が挟持されている。
【0026】
図3に示すように、上部インサー4aの上端開口部を閉塞する上面板23には、その中心を挟んで両側にフィルタエレメント6内部清掃用の一対の掃除口23a,23bが形成されており、これら掃除口23a,23bは開閉蓋52で閉塞されている。
【0027】
上部インサー4aの内周にはフィルタケース5外周との間で若干の密封された環状空間が形成されており、この環状空間とフィルタケース5の内部は、フィルタケース5の上面板23所定位置に配設された継手を介して両端に開閉弁を設けた同圧管25により連通接続されて、環状空間とフィルタケース5の内圧が等圧になるようバランスを保っている。
【0028】
更に、上面板23の所定位置にはフィルタケース5の内圧の上昇で作動する圧抜きボール弁を備えた排出管26が接続されると共に、上面板23の中央にはフィルタエレメント6を上下動するネジスピンドル28が挿通保持されており、上面板23を貫通したネジスピンドル28の上端にはハンドル等が装着可能な断面角形の回動操作部28aが設けられている。
【0029】
そして、フィルタケース5の下方内周面には、詳細は後述するがフィルタエレメント6の上下動時にこのフィルタエレメント6外周の両側面に配設された一対のガイド片36に係合して回転不能に案内する一対のガイド部材38が対応してフィルタケース5の内周面に上下に向けて取付けられている。
【0030】
また、フィルタケース5上面板23裏面の中央には、ネジスピンドル28の外周を全長に亘って密閉囲繞する中空管30が固設されており、中空管30の下端は図1(b)に示すように、フィルタエレメント6の円板状の上板32中央に挿嵌されている。
【0031】
次に、フィルタエレメント6の上板32は、外周にパッキンとなるOリング44が装着された基板42の上面周囲に均等立設した4本の支柱45(図1aにおいて2本のみ図示)により所定高さに水平に支持され、フィルタエレメント6の上板32および基板42間の4本の支柱45外周には、ステンレススチール製の金網46(例えば50メッシュ)が貼着されて、基板42上面部は夾雑物を捕獲堆積するための受体47が構成されている。
【0032】
更に、基板42の上面中央には、図1(b)に示すように、小径筒体48が、上板32上面までの高さを有し且つその上端が中空管30の内部に摺動可能に挿嵌された状態で垂直に支持されて、小径筒体48の上端開口内周に設けられた雌ネジにネジスピンドル28の下端が螺通している。
【0033】
このような構成の基に、ネジスピンドル28を正逆回動操作すれば、フィルタエレメント6はその回動がガイド部材38により阻止されているので、上下動できるようになっている。そして、フィルタエレメント6が上下動の際は、図1(a)に示すようにフィルタケース5から内方の突出した振れ止め駒40(周方向に3箇所配置してある)により振れが抑えられて滑らかな移動が達成される。
【0034】
フィルタケース5の内周面に配設されたガイド部材38と係合するガイド片36によって回動不能に支持されているフィルタエレメント6外側面の金網45には、流入側となる流入管1aの切断開口部と整合すべく端部形状をなした流入口部となる導入管50が突設している。
【0035】
そして、フィルタエレメント6の円板状上板32には中心軸線を挟んだ両側には2つの清掃用の開口34a,34bが、フィルタケース5上面板23の掃除口23a,23bと対応する位置関係になるよう配設されており、これら開口34a,34bは、図示しないコイルバネを介して所定圧により上部に付勢される開閉蓋35により密閉されている。
【0036】
次に、本発明の夾雑物除去装置の据付け方法の一実施形態に付き、図5〜図13を参照して以下に説明する。
【0037】
図5は既設の水道管の外部にインサー本体を取付けた状態を示す説明図、図6はインサー本体内部で既設の水道管が不断水下で切断された状態を示す説明図、図7はインサー本体内上部のフィルタケース内部にフィルタエレメントが挿入された状態を示す説明図、図8は挿入されたフィルタエレメントがインサー本体内下方に移動する状態を示す説明図、図9はフィルタエレメントがインサー本体内の下方にセットされた状態を示す説明図、図10は流入管を介して流入した夾雑物をフィルタエレメントにより捕獲する状態を示す説明図、図11は夾雑物を捕獲したフィタエレメントを上昇させる状態を示す説明図、図12は上昇停止位置まで上昇させたフィタエレメント内部から夾雑物を取出す状態を示す説明図であり、図13は清掃後のフィタエレメントを下降させて所定の位置にセットする状態を示す説明図である。
【0038】
先ず、図5及び図6に示すように、矢印方向に水道水を供給する既設の水道本管1の所定位置の外部にインサー本体4を上下に二分割した上部インサー4aと下部インサー4bを接合して密封状態に囲繞し、この状態でインサー本体4に図示しない不断水切断装置を作業弁を介して取付けて、水道管1を所定長さに亘って不断水の状態で切断する。
【0039】
次に、図7に示すように、水道管1の切断後に不断水切断装置をインサー本体4から取外した後、フィルタケース5内にフィルタエレメント6を収納した状態で、フィルタケース5を支持リング18と環状支持板24によってを保持し、フィルタケース5上面板23と上部インサー4aの側面に同圧管25を連通接続する。
【0040】
フィルタエレメント6が上昇停止位置に保持された状態では、フィルタケース5の内部は、フィルタエレメント6の基板42のOリング44によってシールされているので、流入側の流入管1aからフィルタエレメント6への水道水の侵入は密封阻止されている。
【0041】
次に、図8、図9に示すように、ネジスピンドル28上端の回動操作部28aを所定方向に回動させることで、フィルタエレメント6を上昇停止位置から下降させて、基板42の下面を下部インサー4bにおける底板15上の下降停止位置まで移動させる。
【0042】
フィルタエレメント6が下降停止位置に移動する際は、フィルタエレメント6上部外周の一対のガイド片36がガイド部材38に回動不能に案内されて、底板15直前ではフィルタエレメント6下端の基板42外周が下部インサー4b底板15のガイドリング16内周に形成されたテ−パによって芯出しされ、同時にガイドリング16の内周はOリング44によってシールされる。
【0043】
そして、フィルタエレメント6が下部インサー4b底板15まで移動した際には、フィルタエレメント6の導入管50が流入側となる流入管1aの切断開口部と整合する。
【0044】
次いで、図10に示すように、流入側となる流入管1aの水道水は、導入管50を介してフィルタエレメント6内に導入されると同時に、フィルタエレメント6側面全周に貼着された金網46を通過して下部インサー4b内部に流出すると共に流出側となる流出管1bに導出される。
【0045】
そこで、フィルタエレメント6内に水道水と共に導入された水道水中に浮遊する夾雑物は、金網46にて捕獲され、比重の重いものはフィルタエレメント6下端の基板42上に形成した受体47に沈澱し堆積する。上記の夾雑物としては、水道本管1の穿孔または切断工程中に生じた金属紛や、内張ライニング、金属部に生じた錆、または水あか、土砂などが含まれる。
【0046】
次に、フィルタエレメント6が所定期間使用されると、フィルタエレメント6は捕獲された夾雑物を取出すために図11ないし図12に示すように上方に引き上げられる。
【0047】
即ち、回動操作部28aの回動操作によりネジスピンドル28を所定方向に回動させてフィルタエレメント6を上方のフィルタケース5内部に移動させる。そして、 図12に示されるように、フィルタエレメント6が上昇停止位置まで引き上げられると、フィルタエレメント6下端の基板42のOリング44によってフィルタケース5の開口端内周縁が密封接合されるので、流入側の流入管1aから導入された水道水がフィルタエレメント側と密封遮断される。
【0048】
その後、圧抜きボール弁を備えた排出管26を開放してフィルタケース5内の圧を低減し、一対の開閉蓋52を取外して掃除口23a,23bを開放して夾雑物の取出しを行う。
【0049】
そして、掃除口23a,23bを開放後、図示しない吸引ノズルを掃除口23a,23bより挿入して、掃除口23a,23bの直下に対応して位置決めされている開閉蓋35をコイルバネの付勢力に抗して開放することで、フィルタエレメント6内部に捕獲されている夾雑物は吸引ノズルにより吸引回収され、内部の清掃を行うことができる。
【0050】
次に、清浄化されたフィルタエレメント6は、同圧管25の両端の開閉弁を開け同圧をとった後、図13に示すように回動操作部28aによる回動操作により、再び下降停止位置まで移動して導入管50と流入管1aの切断開口部を整合させることで夾雑物除去装置の据付け作業が完了する。
【0051】
従って、本発明の夾雑物除去装置によれば、夾雑物除去装置2を構成するフィルタエレメント6が下降停止位置にある時は、一方の流入側となる流入管1aの切断開口部に導入管50を整合させることにより、一方の流入管1aから導入される水道水はフィルタエレメント6を通過して他方の流出管1bに導出される。
【0052】
また、フィルタエレメント6が上昇停止位置にある時は、このフィルタエレメント6がフィルタケース5内に収納される際、このフィルタケース5内がフィルタエレメント6下端の基板42外周に装着されたOリング44により密封遮断されて、導入された水道水がインサー本体4内を経て直接他方の流出管1bに導出されるので、フィルタエレメント6の清掃時やメンテナンスを行う際に水道水の流れに影響されずに、夾雑物を取出すことができる。
【0053】
また、フィルタエレメント6の上下動が、外部操作可能なネジスピンドル28の回動運動で行われるようになっているので、外部からネジスピンドル28を回動させるだけでフィルタエレメント6の下降及び上昇停止位置を容易に変更することができる。
【0054】
そして、夾雑物除去装置2をインサー本体4に固定する際に、インサー本体4の上部開口がフィルタケース5上端の上面板23で密封固定され、この上面板23には、フィルタエレメント6の円板状上板32の開口34a,34bに対応するように開閉蓋52で閉塞される掃除口23a,23bが設けられているので、フィルタエレメント清掃用の開閉蓋52を開けるだけで容易にフィルタエレメント6内の夾雑物を取り除くことができる。
【0055】
そしてまた、フィルタエレメント6は、夾雑物を捕獲できる金網46により構成され、その底面部は夾雑物を捕獲できる受体47で構成されているので、フィルタエレメント6の金網46等から落下した夾雑物を受体47内に堆積保持しておける。
【0056】
更に、フィルタケース5の上面板23には、フィルタケース5の内圧を低下させる圧抜きボール弁を備えた排出管26が接続されているので、フィルタエレメント6の上昇停止位置でボール弁を開放してフィルタケース5の内圧を低下させることで、開閉蓋52を開放した際に内部の水道水が噴き出すことがなく、フィルタエレメント6から夾雑物を除去する際の作業性が向上する。
【0057】
また、フィルタケース5の内圧とインサー本体4に囲まれた環状空間による外圧は、同圧管25により常に等圧になるようバランスを保っているので、フィルタケース5の内外面には常に均等圧が作用するため、フィルタケース5が差圧で変形するようなことはない。
【0058】
以上、本発明の実施形態を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではない。即ち、本実施例では既設流体管(水道管)に不断水工法で夾雑物除去装置を据付ける方法に関して説明してきたが、流体管に予め夾雑物除去装置を取り付けて、清掃が容易な夾雑物除去装置として使用することも可能である。この場合、不断水工法で用いたインサー本体は、夾雑物除去装置を支持固定できるケース体として構成すればよい。
【0059】
【発明の効果】
本発明によれば、次のような効果が得られる。
【0060】
(a)請求項1に記載の発明によれば、フィルタエレメントはその下降停止位置で、流入管とフィルタエレメントに設けた流入口部とが整合して夾雑物がフィルタエレメント内に捕捉され、フィルタエレメントの上昇停止位置でフィルタエレメント内の夾雑物を流体の流れに左右されずに取り除くことができる。
【0061】
(b)請求項2に記載の発明によれば、フィルタエレメントの下降及び上昇停止位置を外からネジスピンドルを回動させるだけで容易に変えることができる。
【0062】
(c)請求項3に記載の発明によれば、フィルタエレメントの上昇停止位置では流体管内の流れが夾雑物除去装置側に流れ込まないので、流体管の流れに何ら影響されずに、夾雑物を取り除くことができる。
【0063】
(d)請求項4に記載の発明によれば、フィルタケースの上面板に設けたフィルタエレメント清掃用の開閉蓋を開けることで容易にフィルタエレメント内の夾雑物を取り除くことができる。
【0064】
(e)請求項5に記載の発明によれば、フィルタエレメントで捕捉できなかった夾雑物を受体内に堆積保持しておける。
【0065】
(f)請求項6に記載の発明によれば、前記フィルタエレメントの上昇停止位置で、排出管を開放してフィルタケースの内圧を下げれば、フィルタエレメントからの夾雑物の除去作業がし易い。
【0066】
(g)請求項7に記載の発明によれば、フィルタケースの内外面に常に均等圧が掛かっているので、フィルタケースが差圧で変形するようなことはない。
【0067】
(h)請求項8に記載の発明によれば、フィルタケースの内外面に常に均等圧が切断時に使用したインサー本体がフィルタケースの支持体として利用でき、かつフィルタエレメントがフィルタケース内で上下方向に移動でき、特に、フィルタエレメントの上昇停止位置にあるときは、既設流体管の流れに影響されずに、夾雑物を容易に取り除くことができるように夾雑物除去装置が据付けられている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係り、(a)は既設流体管の切断部分に設置された夾雑物除去装置の断面図、(b)は(a)のX部拡大図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】夾雑物除去装置の一部半断面を示す側面図である。
【図4】夾雑物除去装置の平面図である。
【図5】既設の水道管の外部にインサー本体を取付けた状態を示す説明図である。
【図6】インサー本体内部で既設の水道管が不断水下で切断された状態を示す説明図である。
【図7】インサー本体内上部のフィルタケース内部にフィルタエレメントが挿入された状態を示す説明図である。
【図8】挿入されたフィルタエレメントがインサー本体内下方に移動する状態を示す説明図である。
【図9】フィルタエレメントがインサー本体内の下方にセットされた状態を示す説明図である。
【図10】流入管を介して流入した夾雑物をフィルタエレメントにより捕獲する状態を示す説明図である。
【図11】夾雑物を捕獲したフィタエレメントを上昇させる状態を示す説明図である。
【図12】上昇停止位置まで上昇させたフィタエレメント内部から夾雑物を取出す状態を示す説明図である。
【図13】清掃後のフィタエレメントを下降させて所定の位置にセットする状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 水道本管(既設流体管)
1a 流入管
1b 流出管
2 夾雑物除去装置
4 インサー本体(ケース体)
4a 上部インサー
4b 下部インサー
5 フィルタケース
6 フィルタエレメント
8,10 保持筒
8a,8b 半割り筒体
10a,10b 半割り筒体
12a,14a 押輪
12b,14b フランジ
15 底板
16 ガイドリング
18 支持リング
20 フランジ
22 押圧ネジ部
23 上面板
23a,23b 掃除口
24 環状支持板
25 同圧管
26 排出管
28 ネジスピンドル
28a 回動操作部
30 中空管
32 上板
34a,34b 開口
35 開閉蓋
36 ガイド片
38 ガイド部材
40 振れ止め駒
42 基板
44 Oリング
45 支柱
46 金網
47 受体
48 小径筒体
50 導入管
52 開閉蓋
54 排水管
T 接合部位

Claims (8)

  1. 流体管の一部に装着されたケース体内に、流体を内側から外側に向けて流通させるようにした上下方向に移動可能な夾雑物除去装置であって、前記夾雑物除去装置は前記ケース体に固定されるフィルタケースと該フィルタケースに対して上下動可能なフィルタエレメントから成り、このフィルタエレメントはその下降停止位置で、流体管の流入側となる流入管とフィルタエレメントに設けた流入口部とが整合し、フィルタエレメントの上昇停止位置ではフィルタケース内に収納されて、流入管から導入される流体はフィルタエレメント側とは密封遮断され、直接流体管の流出側となる流出管に導出することを特徴とする上下方向に移動可能な夾雑物除去装置。
  2. 前記フィルタエレメントの上下動は、該フィルタエレメントを回動不能に支持するフィルタケースと、フィルタエレメントに螺合する外部操作可能なネジスピンドルの回動運動で行われる請求項1に記載の上下方向に移動可能な夾雑物除去装置。
  3. 前記フィルタエレメントの上昇停止位置で、該フィルタエレメントの底部とフィルタケースが密封接合することにより流入管から導入される流体がフィルタエレメント側と密封遮断される請求項1または2に記載の上下方向に移動可能な夾雑物除去装置。
  4. 前記ケース体の上部は、フィルタエレメント清掃用の開閉蓋が設けられているフィルタケースの上面板で密封固定されている請求項1ないし3の何れかに記載の上下方向に移動可能な夾雑物除去装置。
  5. 前記フィルタケースの底面部は、夾雑物を捕獲できる受体で構成されている請求項1ないし4の何れかに記載の上下方向に移動可能な夾雑物除去装置。
  6. 前記フィルタケース内の内圧を除去するための排出管がフィルタケースに接続されている請求項1ないし5の何れかに記載の上下方向に移動可能な夾雑物除去装置。
  7. 前記フィルタケースの内圧とケース本体に囲まれた外圧は同圧管により常に等圧とされている請求項1ないし6の何れかに記載の上下方向に移動可能な夾雑物除去装置。
  8. 既設流体管の外部にインサー本体を密封状態で囲繞固定し、インサー本体内の既設流体管を所定長さに亘って不断水の状態で切断し、該切断部分に上下方向に移動可能な夾雑物除去装置を設置する不断水工法における夾雑物除去装置の据付け方法であって、前記夾雑物除去装置は前記インサー本体に固定されるフィルタケースと該フィルタケースに対して上下動可能なフィルタエレメントから成り、このフィルタエレメントはその下降停止位置で、切断された既設流体管の一方の流入側となる流入管の切断開口部とフィルタエレメントに設けた流入口部と整合させることにより、前記流入管から導入される流体をフィルタエレメントを通過させて切断された既設流体管の他方の流出側となる流出管に導出すると共に、フィルタエレメントの上昇停止位置ではフィルタケース内に収納されて、流入管から導入される流体がフィルタエレメント側と密封遮断され、インサー本体内を経て直接流出管に導出することを特徴とする不断水工法における上下方向に移動可能な夾雑物除去装置の据付け方法。
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