JP2004285857A - 風力発電システム - Google Patents

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Hiroshi Jinbo
紘史 神保
Hitoshi Nakayama
仁 中山
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Abstract

【課題】高効率な発電が可能な風力発電システムを得る。
【解決手段】レーザ式風向風速計を用い、風力発電機前方のエアロゾル150に、レーザ光210を射出し、反射光215を検出することにより、任意距離だけ離れた位置の風向風速データを得、このデータを基に、近未来に風力発電機が受ける風の風向風速および到達時間などの風況を予測する。この予測データをコントローラ40に送り、コントローラ40において最適ヨー角・ピッチ角を算出し、その制御信号をヨー角制御駆動装置50、ピッチ角制御駆動装置60に送って、風力発電機のプロペラ回転面を、予測した風向にあわせるようにヨー角を制御するとともに、ブレード10のピッチ角を最適化させる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、風力発電機前方の風況を予測して風力発電機を高効率で運転する風力発電システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の、風況を予測する風力発電システムは、電波を利用したドップラーレーダを用いて風力発電機前方の風ベクトルを測定し、その風ベクトルから風力発電機の出力値を予測し、予測出力値に基づいて、電力系統側発電機の出力制御を行うものである(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
また、別の風力発電システムは、複数台の風力発電装置が、各々、風向、風力等を測定し、各風力発電装置間で、測定結果を相互にやり取りしながら、風の変化のタイミングを予測し、風力発電装置の姿勢、プロペラ角度等を最適化させるものである(例えば、特許文献2参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−152975号公報
【特許文献2】
特開2000−87841号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の、特許文献1の風力発電システムでは、風況予測情報を他発電機の出力抑制制御で吸収するのみであり、風力発電機自体の性能向上やシステム全体の効率向上をはかることができないという問題があった。
【0006】
また、特許文献2の風力発電システムでは、風力発電機を相当数設置しなければ成果が見込めない上、風況の観測位置がナセル上部であり、風車ブレードを通った後の風を観測して風況予測を行うため、その精度が極端に悪くなり、個々の風力発電装置の性能向上は非常に達成し難いという問題があった。
【0007】
また、可変速発電機(詳細は後述する。)の場合、風力エネルギーを風車の回転エネルギーに変換することが可能であるが、未来の風況が未知であるため、その特徴を生かしきれないという問題があった。
【0008】
風力は、環境に最もやさしい自然エネルギーの一つであり、その高効率利用は社会的に非常に望まれているにもかかわらず、風力発電機の構造が単純なために、機械的な技術革新が非常に困難であるという問題もあった。
【0009】
この発明は、上記のような問題点を解消するためになされたもので、風況を予測して風力発電機を制御することにより、クリーンなエネルギーである風力を従来と比べて飛躍的に高効率で利用すること、及び風況を予測することにより風力発電機の容易かつ正確な制御を可能とすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明に係わる風力発電システムは、風力発電機、上記風力発電機に取り付けられるか、またはその近傍に配置されるレーザ式風向風速計を備え、上記レーザ式風向風速計は、レーザ光を用いて、上記風力発電機の位置から任意距離だけ離れた位置における風向風速データを検出するとともに、上記風向風速データに基づいて上記風力発電機が受ける風の風向風速を予測し、プロペラ型である上記風力発電機は、上記レーザ式風向風速計が予測した風向に、プロペラ回転面をあわせるようにヨー角を制御するとともに、上記プロペラを構成するブレードのピッチ角を制御するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図1ないし図4を用いて説明する。
図1は風力発電機(風車)を側方から観察した断面図である。図1に示すように、台座1上にタワー部2が築かれ、タワー部2の上部にはヨー角制御駆動装置50が設けられている。さらにその上部には、ヨー角制御駆動装置50の駆動によって水平面内に回転制御されるナセル20が配置される。プロペラ型風車の羽根部分であるブレード10が、ハブ(ブレード10の取り付け部分。)11に設けられたピッチ角制御駆動装置60を介して回転軸12に取り付けられ、回転軸12に繋がれる発電機30はナセル20内に格納されている。プロペラ回転面は、ブレード10が配置された、回転軸12に対して垂直な面である。
【0012】
ナセル20上部には、レーザ光210を射出して、風力発電機前方(任意距離だけ離れた位置。)のエアロゾル150に照射し、その反射光215を検出する風速検出用光学系部(以下、光学系部とする。)200が配置される。エアロゾル150とは、風に乗って風と同速度同方向に動く空気中の塵であり、このエアロゾル150の移動状態を把握することで、同位置における風向風速を観測できる。反射光215から得られた情報(エアロゾル150の風向風速データ。)は、光ファイバー130を介して風向風速計本体部(以下、本体部とする。)100に送られる。本体部100において、反射光215から、エアロゾル150の風向風速を算出するためのデータを取り出して加工し、得られた風向風速データは、通信系部131を介して風向風速計信号処理部(以下、信号処理部とする。)300に送られる。信号処理部300において、エアロゾル150の風向風速データに基づいて、風力発電機が受ける風、すなわち、近未来(数秒から数十秒後。)に発電に利用する風の風況(風向風速および風の到達時間など。)を予測し、その風況予測情報を、風力発電機のコントローラ40に通信系部132を介して送る。
【0013】
コントローラ40では、近未来に風力発電機が受ける風の向きに、プロペラ回転面を合わせるように、制御信号を、通信系部70を介して、ヨー角制御駆動装置50に送り、これを受けてヨー角制御駆動装置50は、タワー部2を回転軸として、ナセル20の向き、つまりヨー角を制御し、プロペラ回転面を風向きに合わせる。プロペラ型の風車においては、プロペラ回転面を風向きに合わせ、風向に相対するように、プロペラ回転面を向けるように制御することで、発電効率を高めることができるのは言うまでもない。そのため、風車の制御においては、風の向きが変わった場合、風車のプロペラ回転面が常に風を真正面に受けるように制御することが望ましく、この時に変化させるのがヨー角であり、ヨー角の制御をヨー制御という。
【0014】
また、風のエネルギーを有効に活用するために発電効率を高めるには、風を受けるブレード10の角度を最適にする必要があり(ブレードの角度をピッチ角(ブレードアングル)という。)、コントローラ40から、ブレード10の角度を最適にするように、制御信号を、通信系部75を介して、ピッチ角制御駆動装置60に送り、これを受けてピッチ角制御駆動装置60は、ピッチ角を制御する。
【0015】
なお、ブレード10は、風を受けて風力エネルギを回転力に変換するもので、このブレード10の回転エネルギーを電力に変換するのが発電機30である。
また、コントローラ40では、ヨー角、風車回転数(回転数。)や現在の風向風速等の風力発電機制御に必要な諸量を取り込んで解析し、ヨー角制御駆動装置50、ピッチ角制御駆動装置60だけでなく、ブレーキ設備等の風力発電機の各制御駆動装置にも制御指令を出している。
【0016】
このように、本発明による風力発電システムは、レーザ式風向風速計を構成する本体部100、光学系部200、信号処理部300を備えている。なお、図1には、ナセル20上部に、光学系部200を取り付け、タワー部2内部に本体部100と信号処理部300を設置した、風力発電機にレーザ式風向風速計を取り付けた例を示しているが、別途レーザ式風向風速計用のタワーを建てるなどして、風力発電機の近傍に配置しても良く、また、周囲に遮る物がない場所においては、地上に配置することも可能である。
【0017】
次に、本発明にかかるレーザ式風向風速計の構成および原理の一例について、図2を用いて説明する。レーザ式風向風速計は、上述したように、主に、本体部100と、光学系部200と、信号処理部300から構成されている。本体部100のレーザ光源101(例えば半導体レーザ。)から出たレーザ光は、その一部が光ファイバー102によって光受信機105に送られ、その他の光はサーキュレータ104を通って光スイッチ103に送られる。光スイッチ103は、入力した光の一部をトリガ106としてAD変換器310に送り、それ以外の光を光学系部200に送る。光学系部200は、例えば、水平風速検出用光学系部200aおよび垂直風速検出用光学系部200bの二つによって主に構成され、送られた光は、水平、垂直風速検出用光学系部200a、200bにそれぞれ分割して送られる。
【0018】
光スイッチ103から、水平風速検出用光学系部200aに送られてきた光は、1/2波長板201を通って望遠鏡202に送られる。望遠鏡202を出た光は偏向ビームスプリッタ203を通過するP偏光205と、これに反射されるS偏光206に分けられ、P偏光205はそのまま外部に射出され、S偏光206は全反射鏡204に反射され、外部に射出される。垂直風速検出用光学系部200bについても、水平風速検出用光学系部200aと同様の構成であり、P偏光207、S偏光208が外部に射出される構成となっている。
【0019】
なお、水平風速検出用光学系部200aから射出されるP偏光205、S偏光206は、水平面内の異なる2方向にそれぞれ射出され、垂直風速検出用光学系部200bから射出されるP偏光207、S偏光208は、垂直面内の異なる2方向にそれぞれ射出される。
P偏光205、207、S偏光206、208は、図1に示すレーザ光210に相当している。
【0020】
光学系部200から射出されたレーザ光の一つであるP偏光205は、エアロゾル150に当たって反射し、反射光(例えば図1で示す反射光215に相当する。)となって光学系部200に戻ってくる。この様子は後述する。この反射光215は射出経路と逆の経路を辿って、光学系部200から本体部100に送られる。反射光215(必要となるデータ以外に、ノイズを含んでいる。)は、光スイッチ103を経てサーキュレータ104に送られ、サーキュレータ104は必要となる反射光215のみを選択して光受信機105に送る。光受信機105は、レーザ光源101より直接送られてきた光と反射光215を検出信号107とし、AD変換器310に送る。AD変換器310はアナログの光信号であるトリガ106と検出信号107をデジタル信号に変換(加工)し、受信信号311として信号処理部300に通信系部131を介して送る。受信信号311を受け、信号処理部300は、後述する所定の計算を行い、レーザ光210の焦点(焦点の位置はエアロゾル150の位置に相当する。)での風向風速を算出する。さらに、その風向風速データに基づいて、風況を予測し、必要な制御情報を、コントローラ40に通信系部132を介して送る。
【0021】
なお、レーザ光210は、連続波のものを用い、特に波長1500nm程度のものを用いると、最もエアロゾル150からの反射光が強く、風況の検出精度が良い。同時に、1500nm程度の波長のレーザ光は人間の目にも最もやさしいという性質があり、安全性に優れている。
また、レーザ光210は、本例のような連続波を利用するものの他に、パルス波を利用する方式のものもあり、いずれを用いても良い。さらに、場合によっては、ナセル20上部に機械式風向風速計を併せて配置することにより、風向風速測定精度を向上させても良い。
ドップラー効果を利用した風向風速の検出の場合、用いるレーザ光、音波などの波長に反比例して、検出精度が良くなることが知られており、例えば音波とレーザ光では、より波長の短いレーザ光を用いる場合の方が、風況を精度良く検出することができる。
【0022】
次に、水平風速検出用光学系部200aから射出されたP偏光205、S偏光206ついて、図3を用いて説明する。光学系部200からP偏光205とS偏光206が、それぞれ水平面内に、任意の方向を基準として、角度+θと−θ方向に射出され、望遠鏡202のレンズによって焦点距離R(任意距離に相当する。)だけ離れた位置で集光する。集光点近くにあるエアロゾル150で光が反射され、反射光(P偏光反射光。)215と反射光(S偏光反射光。)216がそれぞれ発生する。エアロゾル150は空気中に相当数含まれているため、集光点以外からもこのような反射波が発生するが、集光点付近からの反射エネルギーが最も大きくなる。この反射波(反射光215、216。)は速度を持つエアロゾル150から反射されたものであるため、ドップラー効果により周波数がFだけシフトする(ドップラーシフト)。この周波数のずれを測定し、エアロゾル150の速度を算出する。
【0023】
また、同様に垂直風速検出用光学系部200bから射出されるP偏光207、S偏光208は、それぞれ垂直面内で、任意の方向を基準として、角度+θと−θ方向に射出される。このように、レーザ光210を、少なくとも3方向若しくは4方向に射出し、それぞれのデータを得ることで、風力発電機の前方におけるエアロゾル150の3次元での風速ベクトルを検出することができる。また、2方向のみにレーザ光を射出した場合では、2次元での風速ベクトルを検出可能である。
なお、レーザ光210の射出角度は、観測対象となるエアロゾル150までの距離等の条件によっても変化するが、およそθ=5°程度とすると良い。
【0024】
次に、信号処理部300が風速を算出する手法例について説明する。反射光215、216の情報は、レーザ光源101から直接得た情報とあわせて検出信号107とし、トリガ106と共に、受信信号311として受信し、レーザ光源101の周波数と反射光215、216とのドップラーシフトFを算出する。Fとレーザの波長λ、エアロゾルの速度Vmの間には、次に数式1のような関係がある。
【数1】
Figure 2004285857
これにより、±θ方向の風速Vm(+θ)とVm(−θ)が算出される。また、風速Vr(r方向とは、水平面内でのθ=0に沿う方向。)とVx(x方向とは、水平面内での、θ=0に対して垂直な方向)が、次に示す数式2、数式3を用いて算出できる。
【数2】
Figure 2004285857
【数3】
Figure 2004285857
このような計算を、垂直風速検出用光学系部200bで得られるデータに対しても行い、水平風速検出用光学系部200aで得られるデータとあわせて、3次元での風速ベクトルが算出でき、高精度でエアロゾル150の風向風速を測定できる。
【0025】
次に、実施の形態1のピッチ角制御ロジック例を、図4のフロー図を用いて説明する。レーザ風向風速計により現在時刻τでのX[m]先の風向風速が測定できる(符号401で示すステップに相当する。)。得られた風向風速データを基に、t秒後(τ+t)に風車が受ける風の風速ベクトル[u]を算出する。例えば、400m先の風向風速を測定した場合、風力発電機に向って風速10mの風が吹いていれば、40秒後に風力発電機が発電に利用する風の風向風速変化を高精度で予測することができる。エアロゾル150の風向風速データから、近未来に風力発電機が受ける風を予測するには、計測したエアロゾル150の風向風速と、実際に到達する風の風向風速データベースを作成しておき、これを基に、演算を行うという方法がある。
【0026】
今、ピッチ角制御信号の送信間隔を△t(例えば0.1秒。)とすると、時刻τ現在に予測できている風向風速(風速ベクトル[u]に相当する。)は、次の数式4のようになる。
【数式4】
Figure 2004285857
また、時刻τ現在に予測できる最適ヨー角は、次の数式5のようになる。
【数式5】
Figure 2004285857
そして、現在のヨー角をφ(τ)とすると、予測制御可能な未来のヨー角は、次の数式6のようになる。
【数式6】
Figure 2004285857
このとき、ヨー角の最大回転角速度をωy(例えば0.7度/秒。)とし、次の数式7の条件を満たし、さらに次の数式8を最小とするようにヨー角を決めることで、ヨー角を最適化できる。
【数式7】
Figure 2004285857
【数式8】
Figure 2004285857
このヨー角制御信号を受け、ヨー角制御駆動装置50がヨー角を変化させる。これを繰り返すことにより、ヨー角が最適に制御される。また、当然のことながら、これ以外の手法でヨー角を予測制御してもよい。
【0027】
このように予測されたヨー角と、数式4で示す予測風向風速により、ブレード10が受けるであろう風向風速(風速ベクトル[v]に相当する。)が、次の数式9のように高精度で予測できる(402に相当。)。
【数式9】
Figure 2004285857
ブレード10の1枚あたりのトルク(風の力を受けて、風車が回転しようとする力であり、単位は[N・m]。)は、風車軸回転角速度[θ]、ブレード10が受ける風向風速(風速ベクトル[v]に相当する。)、ブレード10のピッチ角αによって決まるため、時刻τ+i△tでの風車トルクT(τ+i△t)は、次の数式10で表すことができる。
【数式10】
Figure 2004285857
この関数T([θ],v,α)を予め計測またはシミュレートしておき、コントローラ40または信号処理部300で計算可能なようにしておく。
【0028】
次にt秒間のピッチ角最適化(403に相当。)について述べる。今、風車軸回転角速度[θ]は一定で、ブレード10が受けるt秒後までの風向風速(風速ベクトル[v]に相当。)が予測できているため、数式7を用いることにより時刻τ+i△tで、最大のトルクを取得できる最適ピッチ角α´(τ+i△t)が算出できる。従って、時刻τにおいて予測可能な最適ピッチ角α´は、次の数式11のようになる。
【数式11】
Figure 2004285857
ピッチ角駆動の最大回転角速度をωp(例えば15度/秒。)とし、次の数式12を満たし、次の数式13の値が最小となるようにピッチ角を最適化する。
【数式12】
Figure 2004285857
【数式13】
Figure 2004285857
【0029】
コントローラ40は、ピッチ角が最適角αとなるように、時刻τ+△tのピッチ角制御信号をピッチ角制御駆動装置60に送信する(404に相当。)。この信号を受け、ピッチ角制御駆動装置60がピッチ角を変化させる(405に相当。)。なお、計算に使われる現在時刻τでの風向風速は、実測値(実データ。)を用いることが望ましく(406に相当。)、また、現在時刻τでのピッチ角α(τ)は、コントローラ40がスキャニングして得ているピッチ角の、現在の実測値(実データ。)を用いることが望ましい(407に相当。)。これを複数枚(主流となっているのは3枚羽根。)のブレード10のそれぞれについて繰り返すことにより、全てのブレード10のピッチ角が最適に制御される。また、当然のことながら、レーザ式風向風速計から得られた風向風速データを基にして、これ以外の手法で、ピッチ角を予測制御してもよい。
【0030】
従来のピッチ角制御手法では、風速が変化し始めることは感知できるが、ピッチ角を変化させると翼性能に著しく影響を与え、ピッチ角を変化させている間に風向が変化してしまった場合に悪影響がでてしまっていた。また、機械式風向風速計がナセル20上部のブレード10を通った後の後流を計測するために、ブレード10から約1秒周期(風車回転数に応じて変化する。)の影響を強く受けることになり、1秒間の平均値を基にピッチ角を変化させることしかできなかった。また実際の制御時には機械の応答遅れ等があるので、かなり遅れた受動制御しかできなかった。
【0031】
これに対し、本発明によれば、機械の応答遅れをも考慮したヨー角、ピッチ角などの能動制御が可能となり、ブレード10は、ほぼ風を最適なピッチ角で受け続けることができる。従って、従来の受動制御に比べ、常に高効率で風力エネルギーを利用できるようになる。
【0032】
また逆に、ヨー角、ピッチ角等の制御で、発生トルクを抑えることにより、風力発電機の出力抑制を行うこともできる。この場合、数式11における最適ピッチ角を、発生トルクを抑制できるように任意に設定すれば容易に出力抑制を達成できる。このように、本発明より、風力発電機を容易にかつ正確に制御することが可能となる。
【0033】
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2について、図5および図6を用いて説明する。図5は、可変速風力発電機にレーザ式風向風速計を設置した断面図である。なお、一般的な風力発電機は、50Hzまたは60Hzの交流の電気を、発電機で直接発電して送電線に送っており、風力発電機の回転数(風車回転数。)が、使用する電気の周波数に依存して固定されるのに対し、可変速風力発電機では、風力発電機の回転数が一定でなくても、発電した電気を一旦、蓄電装置に溜めて、インバータを利用したり、また発電機の力率を調整したりすることによって、周波数を一定に保つことができる。このような装置を風力発電機に付けて、風車回転数を自由にできる風力発電機を可変速風力発電機と言う。
【0034】
図5は、実施の形態2による風力発電機を側方から見た断面図であり、ナセル20内には、回転軸12に繋がる可変速発電機35が配置され、この可変速発電機35の出力を、タワー部2内に配置されたインバータ80にて制御する。なお、可変速発電機35とインバータ80は、電力ケーブル85で繋がれており、インバータ80から、送電線84を介して送電する構成となっている。その他の機器や、その動作は実施の形態1の場合と同じであるため説明を省略する。これ以外の手法で可変速を達成することもできるが、可変速発電が可能であればどのような手法を用いてもよい。
【0035】
次に可変速風力発電機のピッチ制御のロジック例を、図6のフロー図を用いて説明する。まず、風車が受けるt秒後の風向風速の計算までの動作であるステップ411、412は、先述の実施の形態1で述べたステップ401、402の動作と同じである。
【0036】
次にt秒間のピッチ角および風車軸回転角速度の最適化(ステップ413に相当。)について述べる。なお、風車軸回転角速度から風車回転数(回転数。)が決まる。風車のトルクT(τ)は風車出力トルクTOUTPUT(τ)と回転数の変化に使われるトルクTREV(τ)にわけられる。つまり、次の、数式14のように表される。
【数14】
Figure 2004285857
今、風車の慣性能率をIとし、風車軸回転角加速度を[θ´]と置くと、次の数式15が成り立つ。
【数15】
Figure 2004285857
また、風車軸回転角速度[θ]は、次の数式16で表される。
【数16】
Figure 2004285857
従って、時刻τ+i△tでの風車出力トルクTOUTPUT(τ+i△t)を決めれば、時刻τ+i△tの風車軸回転角速度[θ]を、次の数式17のように決定することができる。
【数17】
Figure 2004285857
風車出力トルクの決定にはさまざまな手法が考えられる。一例として風車出力が最大となる方法を挙げる。風車出力が最大となるとは、すなわち次の数式18が最大の値となることである。
【数18】
Figure 2004285857
数式18の値が最大となるように、次の数式19を準ニュートン法等の非線形最適化法を用いて最適化する。
【数19】
Figure 2004285857
非線形最適化法は、準ニュートン法以外にも様々な手法があり、最適化が可能であればどのような最適化法を用いてもよい。また、これらの最適化法については様々な教科書等が刊行されているため、その説明は省略する。いま、Vはレーザ風向風速計の計測により既知であり、TREVは[θ]の関数であるため、TOUTPUTを決定するための変数は[θ],αのみである。この変数の制約条件として、ブレード10の回転数制限[θ]<[θ]MAX、先述のピッチ角回転角速度制限(数式12に相当。)を設定する。また、制御精度を上げるために、現在時刻τの風向風速実データを用いること、[θ](τ)、α(τ)についても、コントローラ40が得ている実測値(実データ。)を用いることが望ましい(ステップ416、417、418に相当。)。
【0037】
この最適化計算によって計算された、[θ](τ+△t),α(τ+△t)となるように、コントローラ40が、(図示しない通信系を介して)可変速発電機35、インバータ80やピッチ角制御駆動装置60に指令信号(ピッチ角・出力制御信号。)を出し(ステップ414に相当。)、この指令信号によりそれぞれの装置が駆動し、ピッチ角制御駆動装置60がピッチ角を変化させ、インバータ80が出力を変化させる(415に相当。)。この一連の動作を繰り返すことによって、可変速風力発電機の最適ピッチ角操作、および回転数制御ができる。
【0038】
風車出力トルクの決定手法には、他に風車出力変動を制限する手法や、風車出力を制限する手法等があるが、本装置を使用すれば、最適化時の制約条件を変えるだけで容易に風車出力トルク制御を達成できる。
【0039】
このように、レーザ式風向風速計を用いて検出した風向風速データに基づいて、風況を予測し、予測した風向風速に基づいてヨー・ピッチ制御、および風車回転数制御を行うことで、従来は生かすことができなかった可変速発電機35の最大の特徴である可変速機構を最大限に生かす制御が可能となる。
【0040】
実施の形態3.
次に、本発明の実施の形態3について、図7を用いて説明する。図7は、複数台の風力発電機610a〜610cが設置されたウィンドファームの構成図であり、ウィンドファームの中心付近にレーザ式風向風速計の光学系部200を設置した状態を示している。複数台の風力発電機610a〜610cの中心付近にタワー部(ポール)601を立て、この上に光学系部用ヨー角制御駆動装置(以下、駆動装置とする。)602を介して光学系部200を載置する。光学系部200を本体部100と光ファイバ130aで繋ぎ、本体部100と信号処理部300を通信系部131aで繋ぎ、信号処理部300とそれぞれの風力発電機のコントローラ40a〜40cを通信系部132a〜132cで繋ぐ。信号処理部300と駆動装置602は通信系部602aで繋いでいる。また、コントローラ40a〜40cは、通信系部70a〜70cによってそれぞれ風力発電機610a〜610cに繋げられている。
【0041】
なお、駆動装置602は、信号処理部300からの出力をもとに光学系部200の向きを変化させ、常に風の真正面に向くようにするか、または一定速度で回転させることにより全周方向にわたっての風向風速計測を可能とする駆動装置である。周りに遮るものが殆どない場合、光学系部200および駆動装置602を地上に設置しても良い。レーザ式風向風速計は、集光点を風力発電機のタワーから最も遠い風力発電機(図7ならば610aに相当する。)の前方X[m](例えば400m先。)として、この点の風向風速を計測可能なものとするか、またはパルス型のレーザを用いてこの距離の風向風速を検出できるものにする。さらに、信号処理部300には、実施の形態1で述べた風向風速信号処理機能以外に、光学系部用ヨー角制御に用いる計算機能、可変速風力発電機を利用する場合には、その出力制御のための計算機能、および各風力発電機のヨー角・ピッチ角制御に用いる計算機能を持たせる。
【0042】
次に、実施の形態3にかかる運転ロジック例を、図8のフロー図を用いて説明する。まず、レーザ風向風速計は現在時刻τにおけるX[m]先の風向風速を計測する(ステップ701に相当する。)。次に、動作1として、風速検出用送受光学系部がt秒後に最適なヨー角となるようにヨー角を計算して、算出した制御信号を駆動装置602に送信し、その信号を基に、駆動装置602はヨー角を変化させる。その計算要領は実施の形態1で記述した手法と同じでよい。ただし、先述のように一定速度で回転することにより全周方向にわたっての風向風速計測を可能とする駆動装置を使用して全周の風況を計測する場合は、この動作を行う必要はない。
【0043】
次に、風力発電機610aの動作2aとして、図8中のステップ721a〜724aまでを行う。レーザ風向風速計信号処理部に内蔵される記憶装置は、レーザ風向風速計から各風力発電機610a〜610cまでの位置をベクトルで(方向と距離で。)記憶しており、このデータをもとに風力発電機610aがta秒後に受けるであろう風の風向風速を計算する(721aに相当)。その風向風速と風力発電機610aのヨー角の最大回転角速度ωay、ピッチの最大回転角速度ωapを基に、上述した実施の形態1および実施の形態2と同様のヨー角最適化およびピッチ角最適化、可変速発電機の場合は風車回転数最適化を行い(722aに相当。)、計算された△ta秒間のヨー角制御信号、ピッチ角制御信号、可変速発電機に対しては発電量制御信号を、風力発電機610aのコントローラ40aに送信する(723aに相当。)。風力発電機610aのコントローラ40aは、この信号を基に、風力発電機610aのヨー角制御駆動装置、ピッチ角制御駆動装置、インバータに制御信号を送信し、ヨー角制御駆動装置がヨー角を変化させ、ピッチ角制御駆動装置がピッチ角を変化させ、可変速発電機の場合はインバータが出力を変化させる(724aに相当。)。風力発電機610aの動作2aと同様の動作2b、2c(721c〜724cに相当。)を、風力発電機610b、610cについても同時に行う。
【0044】
以上のように動作1と風力発電機610a〜610cの動作2a〜2cを同時に行うことによって、風向風速を最適な状態で計測しながら、各風力発電機610a〜610cが風力エネルギーを高効率で利用することが可能となる。
【0045】
なお、風力発電機が多数ある場合や、かなり広範囲に広がって設置されている場合は、レーザ式風向風速計を複数台設置してそれぞれに制御する風力発電機を割り当てればよい。
【0046】
また、今回はこの信号処理部300に、光学系部用ヨー角制御の計算機能および各風力発電機のヨー角、ピッチ角、出力制御の計算機構を持たせたが、この計算機能を持つ計算機を、風速検出用光学系部200に別に接続したり、各風力発電機610a〜610c側に計算機部を設置したり、また、コントローラ40にこの計算機能を持たせるように構成することもできる。
【0047】
このようなウィンドファームにおいて、それぞれの風力発電機にレーザ風向風速計を取り付け、上述した実施の形態1および実施の形態2に示すように風力発電機を制御することが可能であることは言うまでもない。
なお、風力発電機の制御は、上述したような、現在の風向風速データおよびそのデータに基づく近未来の風況データを用いて行う予測制御以外に、現在の風向風速データに加え、さらに過去の風況データをフィードバックさせて近未来の風況データを算出して用いる制御がある。過去の風況データをフィードバックさせる制御法を用いた場合は、このデータを用いない場合よりも、さらに精度の高い制御が可能となる。
【0048】
【発明の効果】
以上のように、この発明の風力発電システムによれば、風力発電機、上記風力発電機に取り付けられるか、またはその近傍に配置されるレーザ式風向風速計を備え、上記レーザ式風向風速計は、レーザ光を用いて、上記風力発電機の位置から任意距離だけ離れた位置における風向風速データを検出するとともに、上記風向風速データに基づいて上記風力発電機が受ける風の風向風速を予測し、プロペラ型である上記風力発電機は、上記レーザ式風向風速計が予測した風向に、プロペラ回転面をあわせるようにヨー角を制御するとともに、上記プロペラを構成するブレードのピッチ角を制御するため、高効率で、制御性の高い発電が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による風力発電機を示す断面図である。
【図2】この発明の実施の形態1によるレーザ式風向風速計を示す構成図である。
【図3】この発明の実施の形態1によるS偏光、P偏光を示す模式図である。
【図4】この発明の実施の形態1によるピッチ角の制御ロジックを示すフロー図である。
【図5】この発明の実施の形態2による風力発電機を示す断面図である。
【図6】この発明の実施の形態2によるピッチ角の制御ロジックを示すフロー図である。
【図7】この発明の実施の形態3によるウインドファームの構成図である。
【図8】この発明の実施の形態3による運転ロジック例を示すフロー図である。
【符号の説明】
1 台座 2、601 タワー部
10 ブレード 11 ハブ
12 回転軸 20 ナセル
30 発電機 35 可変速発電機
40、40a〜40c コントローラ
50 ヨー角制御駆動装置 60 ピッチ角制御駆動装置
70、70a〜70c、75、131、131a、132、132a〜132c、602a 通信系部
80 インバータ 84 送電線
85 電力ケーブル
100 風向風速計本体部 101 レーザ光源
102、130、130a 光ファイバー
103 光スイッチ 104 サーキュレータ
105 光受信機 106 トリガ
107 検出信号 150 エアロゾル
200 風速検出用光学系部 200a 水平風速検出用光学系部
200b 垂直風速検出用光学系部
201 1/2波長板 202 望遠鏡
203 偏光ビームスプリッタ 204 全反射鏡
205、207 P偏光 206、208 S偏光
210 レーザ光 215、216 反射光
300 風向風速計信号処理部 310 AD変換機
311 受信信号 602 光学系部用ヨー角制御駆動装置
610a〜610c 風力発電機。

Claims (3)

  1. 風力発電機、上記風力発電機に取り付けられるか、またはその近傍に配置されるレーザ式風向風速計を備え、上記レーザ式風向風速計は、レーザ光を用いて、上記風力発電機の位置から任意距離だけ離れた位置における風向風速データを検出するとともに、上記風向風速データに基づいて上記風力発電機が受ける風の風向風速を予測し、プロペラ型である上記風力発電機は、上記レーザ式風向風速計が予測した風向に、プロペラ回転面をあわせるようにヨー角を制御するとともに、上記プロペラを構成するブレードのピッチ角を制御することを特徴とする風力発電システム。
  2. 風力発電機、上記風力発電機に取り付けられるか、またはその近傍に配置されるレーザ式風向風速計を備え、上記レーザ式風向風速計は、レーザ光を用いて、上記風力発電機の位置から任意距離だけ離れた位置における風向風速データを検出するとともに、上記風向風速データに基づいて上記風力発電機が受ける風の風向風速を予測し、上記風力発電機は、予測した風向風速に基づいて風車回転数を制御することを特徴とする風力発電システム。
  3. 上記風力発電機は、複数台配置され、1機または数機の上記レーザ式風向風速計から得られたデータに基づいて、上記風力発電機のヨー角、ピッチ角、風車回転数を制御することを特徴とする請求項1または請求項2記載の風力発電システム。
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