JP2004289896A - 風力発電システム - Google Patents

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紘史 神保
Hitoshi Nakayama
仁 中山
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    • Y02E10/70Wind energy
    • Y02E10/72Wind turbines with rotation axis in wind direction

Abstract

【課題】出力電力の平滑化が可能な風力発電システムを得る。
【解決手段】風力発電機と電力系統99との間に電力変換装置400およびコンデンサ500を接続する。レーザ式風向風速計によって得られるデータに基づいて、風況解析制御信号送信部300で風力発電機前方の風況を解析し、さらに、近未来に風力発電機が受ける風の風況を予測して、風力発電機の発電電力量の変動を予測する。この予測した発電電力量の変動に応じて、制御信号を電力変換装置400に送り、風力発電機とコンデンサ500をあわせた出力量が平滑化するように、コンデンサ500の電力入出力を予測制御する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、風力発電機前方の風況を予測して風力発電機の出力変動を抑制、または平滑化する風力発電システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の、風況を予測する風力発電システムは、電波を利用したドップラーレーダを用いて風力発電機前方の風ベクトルを測定し、その風ベクトルから風力発電機の出力値を予測し、予測出力値に基づいて、電力系統側発電機の出力制御を行うものである(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
また、別の風力発電システムとして、風力発電を含む分散電源を他電源系統に連係させた電力系統に、コンバータを介して電力貯蔵用バッテリーを接続し、そのバッテリーに貯蔵した電力を負荷に供給することにより電力の平準化を行う電力貯蔵システムが示されている(例えば、特許文献2参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−152975号公報
【特許文献2】
特開2000−175360号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の、特許文献1の風力発電システムでは、風況予測情報を他発電機の出力抑制制御で吸収するのみであり、風力発電機自体の性能向上やシステム全体の効率向上をはかることができないという問題があった。
【0006】
また、特許文献2の風力発電システムでは、バッテリーを用いているため風力発電機の出力変動を制御するためには、その繰り返し放電時の寿命に問題があった。さらに、電力貯蔵システムでは、バッテリーは化学反応を用いた充放電速度の遅い蓄電システムであるため、大電力を取り出す必要がある場合は不必要に大容量のものを用いなければならないという問題があった。
【0007】
風力は環境に最もやさしい自然エネルギーの一つであり、その高効率利用は社会的に非常に望まれている。しかし、風力発電機の構造が単純なために、機械的な技術革新が非常に困難であるという問題があった。
【0008】
この発明は、上記のような問題点を解消するためになされたもので、風況を予測して風力発電機出力を予測することにより、風力発電システムの出力変動抑制、または出力量の平滑化を行い、電力供給を安定化させることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明に係わる風力発電システムは、風力発電機、上記風力発電機に取り付けられるか、またはその近傍に配置されるレーザ式風向風速計、上記風力発電機に設けられた風況解析部を備え、上記風況解析部は、上記レーザ式風向風速計から得られたデータに基づいて、上記風力発電システムの発電電力量の変動を予測し、上記風力発電機を含む風力発電システムの出力変動抑制制御を行うものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図1ないし図5を用いて説明する。
図1は風力発電機(風車)を側方から観察した断面図である。図1に示すように、台座1上にタワー部2が築かれ、タワー部2の上部にはヨー角制御駆動装置50が設けられている。さらにその上部には、ヨー角制御駆動装置50の駆動によって水平面内で回転制御されるナセル20が配置される。風車の制御においては、風の向きが変わった場合、風車のプロペラ回転面が常に風を真正面に受けるように制御することが望ましく、この時に変化させるのがヨー角であり、ヨー角の制御をヨー制御という。
【0011】
プロペラ型風車の羽根部分であるブレード10が、ハブ(ブレード10の取り付け部分。)11を介して回転軸12に取り付けられ、ブレード10の角度がピッチ角制御駆動装置60の駆動によって制御される。風のエネルギーを有効に活用するためには、風を受けるブレードの角度を最適な状態にする必要があり、この時のブレード10の角度をピッチ角(ブレードアングル。)という。また、回転軸12に繋がれる発電機30、増幅器(図示せず。)などがナセル20内に格納されている。プロペラ回転面は、ブレード10が配置された、回転軸12に対して垂直な面である。
【0012】
ナセル20上部には、レーザ光210を射出して、風力発電機前方(任意距離だけ離れた位置。)のエアロゾル150に照射し、その反射光215を検出する風速検出用光学系部(以下、光学系部とする。)200が配置される。エアロゾル150とは、風に乗って風と同速度同方向に動く空気中の塵であり、このエアロゾル150の移動状態を把握することで、同位置における風向風速を観測できる。反射光215から得られた情報(エアロゾル150の風向風速データ。)は、光ファイバー130を介して風向風速計本体部(以下、本体部とする。)100に送られる。本体部100において、反射光215から、エアロゾル150の風向風速を算出するためのデータを取り出して加工する。主に本体部100と光学系部200とによってレーザ式風向風速計が構成される。
【0013】
本体部100で得られた風向風速データは、通信系部71を介して風況解析制御信号送信部(風況解析部に相当する。)300に送られる。風況解析部300において、エアロゾル150の風向風速データに基づいて、風力発電機が受ける風、すなわち近未来(数秒から数十秒後。)に発電に利用する風の風況(風向風速および風の到達時間など。)を予測する。さらに、その風況予測から、風力発電機における近未来の出力を算出し、つまり、風力発電機の発電電力量の変動を予測し、予測出力に基づく制御信号を、電力変換装置400に通信系部72を介して送る。
【0014】
電力変換装置400は、この実施の形態1では電力ケーブル91を介して風力発電機出力電力を受電しており、風況解析部300からの制御信号を基に、予測した風力発電電力量の変動に応じてコンデンサ500の電力入出力量を制御し、電力ケーブル92を介して電力系統99に電力を供給し、風力発電機とコンデンサ500を含む風力発電システムの発電電力量を平滑化する。
【0015】
なお、レーザ式風向風速計の光学系部は、ヨー角を可変とすれば、風力発電機のタワー部2とやや離れた地上に配置してもよく、風力発電機付近にポール状のものを立て、その上に設置してもよい。また、タワー部2の側面に設置してもよい。
また、ブレード10は風を受け風力エネルギを回転力に変換するもので、このブレード10の回転エネルギーを電力に変換するのが発電機30である。
さらに、風況解析部300若しくは他の制御機構によって、ヨー角、風車回転数や現在の風向風速等の風力発電機制御に必要な諸量を取り込んで解析し、風力発電機の各制御駆動装置(例えば、ブレーキ設備など。)にも制御指令を出している。
【0016】
次に、本発明にかかるレーザ式風向風速計の構成および原理の一例について、図2を用いて説明する。レーザ式風向風速計は、上述したように、主に、本体部100と、光学系部200から構成されている。本体部100のレーザ光源101(例えば半導体レーザ。)から出たレーザ光は、その一部が光ファイバ102によって光受信機105に送られ、その他の光はサーキュレータ104を通って光スイッチ103に送られる。光スイッチ103は、入力した光の一部をトリガ106としてAD変換器310に送り、それ以外の光を光学系部200に送る。光学系部200は、例えば、水平風速検出用光学系部200aおよび垂直風速検出用光学系部200bの二つによって構成され、送られた光は、水平、垂直風速検出用光学系部200a、200bにそれぞれ分割して送られる。
【0017】
光スイッチ103から、水平風速検出用光学系部200aに送られてきた光は、1/2波長板201を通って望遠鏡202に送られる。望遠鏡202を出た光は偏向ビームスプリッタ203を通過するP偏光205と、これに反射されるS偏光206に分けられ、P偏光205はそのまま外部に射出され、S偏光206は全反射鏡204に反射され、外部に射出される。垂直風速検出用光学系部200bについても、水平風速検出用光学系部200aと同様の構成であり、P偏光207、S偏光208が外部に射出される構成となっている。
【0018】
なお、水平風速検出用光学系部200aから射出されるP偏光205、S偏光206は、水平面内の異なる2方向にそれぞれ射出され、垂直風速検出用光学系部200bから射出されるP偏光207、S偏光208は、垂直面内の異なる2方向にそれぞれ射出される。
P偏光205、207、S偏光206、208は、図1に示すレーザ光210に相当している。
【0019】
光学系部200から射出されたレーザ光であるP偏光205は、エアロゾル150に当たって反射し、反射光(例えば図1で示す反射光215に相当する。)となって光学系部200に戻ってくる。この様子は後述する。この反射光215は射出経路と逆の経路を辿って、光学系部200から本体部100に送られる。反射光215(必要となるデータ以外に、ノイズを含んでいる。)は、光スイッチ103を経てサーキュレータ104に送られ、サーキュレータ104は必要となる反射光215のみを選択して光受信機105に送る。光受信機105は、レーザ光源101より直接送られてきた光と反射光215を検出信号107とし、AD変換器310に送る。AD変換器310はアナログの光信号であるトリガ106と検出信号107をデジタル信号に変換し、受信信号311として風況解析部300に通信系部71を介して送る。受信信号311を受け、風況解析部300は、後述する所定の計算を行い、レーザ光210の焦点(焦点の位置はエアロゾル150の位置に相当する。)での風向風速を算出する。さらに、その風向風速データに基づいて、風況を予測し、必要な制御情報を電力変換装置400に通信系部72を介して送る。
【0020】
なお、レーザ光210は、連続波のものを用い、特に波長1500nm程度のものを用いると、最もエアロゾル150からの反射光が強く、風況の検出精度が良い。同時に、1500nm程度の波長のレーザ光は人間の目にも最もやさしいという性質があり、安全性に優れている。
また、レーザ光210は、本例のような連続波を利用するものの他に、パルス波を利用する方式のものもあり、いずれを用いても良い。さらに、場合によっては、ナセル20上部に機械式風向風速計を併せて配置することにより、風向風速測定精度を向上させても良い。
ドップラー効果を利用した風向風速の検出の場合、用いるレーザ光、音波などの波長に反比例して、検出精度が良くなることが知られており、例えば音波とレーザ光では、より波長の短いレーザ光を用いる場合の方が、風況を精度良く検出することができる。
【0021】
次に、水平風速検出用光学系部200aから射出されたP偏光205、S偏光206ついて、図3をもとに説明する。光学系部200からP偏光205とS偏光206が、それぞれ水平面内に、任意の方向を基準として、角度+θと−θ方向に射出され、望遠鏡202のレンズによって焦点距離R(任意距離に相当する。)だけ離れた位置で集光する。集光点近くにあるエアロゾル150で光が反射され、反射光(P偏光反射光。)215と反射光(S偏光反射光。)216がそれぞれ発生する。エアロゾル150は空気中に相当数含まれているため、集光点以外からもこのような反射波が発生するが、集光点付近からの反射エネルギーが最も大きくなる。この反射波(反射光215、216。)は速度を持つエアロゾル150から反射されたものであるため、ドップラー効果により周波数がFだけシフトする(ドップラーシフト)。この周波数のずれを測定し、エアロゾル150の速度を算出する。
【0022】
また、垂直風速検出用光学系部200bから射出されるP偏光207、S偏光208は、それぞれ垂直面内で、任意の方向を基準として、角度+θと−θ方向に射出される。このように、レーザ光210を、少なくとも3方向若しくは4方向に射出し、それぞれのデータを得ることで、風力発電機の前方におけるエアロゾル150の3次元での風速ベクトルを検出することができる。また、2方向のみにレーザ光を射出した場合では、2次元での風速ベクトルを検出可能である。なお、レーザ光210の射出角度は、観測対象となるエアロゾル150までの距離等の条件によっても変化するが、およそθ=5°程度とすると良い。
【0023】
次に、風況解析部300において風速を算出する手法例について説明する。反射光215、216の情報は、レーザ光源101から直接得た情報とあわせて検出信号107とし、トリガ106と共に受信信号311として受信し、レーザ光源101の周波数と反射光215、216とのドップラーシフトFを算出する。Fとレーザの波長λ、エアロゾルの速度Vmの間には、次に数式1のような関係がある。
【数1】
Figure 2004289896
これにより、±θ方向の風速Vm(+θ)とVm(−θ)が算出される。また、風速Vr(r方向とは、水平面内でのθ=0に沿う方向。)とVx(x方向とは、水平面内での、θ=0に対して垂直な方向。)が、次に示す数式2、数式3を用いて算出できる。
【数2】
Figure 2004289896
【数3】
Figure 2004289896
このような計算を、垂直風速検出用光学系部200bで得られるデータに対しても行い、水平風速検出用光学系部200aで得られるデータとあわせて、3次元での風速ベクトルが算出でき、高精度でエアロゾル150の風向風速を測定できる。
【0024】
本発明にかかる電力変換装置400の制御ロジック例を、図4をもとに説明する。レーザ式風向風速計により現在時刻τでのX[m]先の風向風速が測定できる(ステップ401。)。この風速をもとにt秒後に風車が受ける風の風速ベクトルが算出される。例えば、400m先の風向風速を測定した場合、風力発電機に向って風速10mの風が吹いていれば、40秒後の風向風速変化を高精度で予測することができる。この予測した風況をもとに、風況解析部300が風力発電機の予測出力PWTを計算する(ステップ402。)。
【0025】
次に、t秒間の電力入出力最適化(ステップ403。)の手法について述べる。今、電力変換装置への制御信号の送信間隔を△t(例えば0.001秒。)とすると、時刻τ現在に予測できている風力発電機出力は、次の数式4のようになる。
【数4】
Figure 2004289896
風力発電機出力は、電力変換装置400により、電力系統99への出力POUTPUTおよびコンデンサ500への電力入出力PCAPに変換できる。すなわち、次の数式5が成り立つ。
【数5】
Figure 2004289896
よって、POUTPUTを制御するためにはPCAPを制御すればよい。現在予測制御可能なコンデンサ500の電力入出力値は、次の数式6で示される。
【数6】
Figure 2004289896
そして、PCAPを制御することにより、電力系統99への出力POUTPUTの時間変動を最低限に抑える。つまり、次の数式7の値が最小となるように、準ニュートン法等の非線形最適化法を用いて、予測制御可能な各時刻のPCAPを決定する。
【数7】
Figure 2004289896
非線形最適化法は、先述した準ニュートン法以外にも様々な手法があり、最適化が可能であれば、どのような最適化法を用いてもよい。また、これらの最適化法については様々な教科書等が刊行されているため、その説明は省略する。
【0026】
続いて、この最適化計算に必要な制約条件について述べる。コンデンサ500には貯蔵可能な電力量の限界値があるため、最大貯蔵電力量QMAXを設定する必要がある。また理論上はコンデンサ500内の電荷がゼロになるまで電力を出力することが可能であるが、コンデンサ500内の電荷が少なくなることはコンデンサ500の電圧が降下することと等しく、低電圧下で大電力を取り出すには大電流を取り出さねばならないため、熱による損失が大きくなってしまう。よって、最低限貯蔵していなければならない電力量QMINを設定することが望ましい。また、電力変換装置400が利用できる最低電圧を確保するためにも、最低限貯蔵していなければならない電力量QMINを設定することが望ましい。さらに、電力変換装置400には、入出力可能な電力の最大値PMAXがあり、今、コンデンサ500に充電できる電力は風力発電機の発電電力以下であるので、次に示す、数式8、数式9、数式10のような制約条件が必要となる。
【数8】
Figure 2004289896
【数9】
Figure 2004289896
【数10】
Figure 2004289896
なお、Qは現在時刻τでのコンデンサ500の貯蔵電力量である。
以上の計算により最適化された、POUTPUTおよびPCAPとなるように、風況解析部300が電力変換装置400に制御信号を送信し(ステップ404。)、電力変換装置400がコンデンサ500の電力入出力および電力系統99への電力供給を行う(ステップ405。)。
【0027】
この制御を行った場合に、出力変動が抑制される様子を図示したものが図5である。風力発電機の発電量は図5(a)の符号800で示すように大きく変動する。しかし、図5(b)に示すように、近未来の発電量800´(細実線。)が予測できるため、符号801aから801gで示す部分の電力量をコンデンサ500に充電し、符号811aから811eで示す部分の電力量をコンデンサ500からの放電で補うことにより、図5(c)の符号900´(太破線。)で示すように出力変動を抑制することができる。よって電力系統99への出力は、符号900で示すように、急激な電力変動がなくなるため、電力系統99に及ぼす影響を大幅に低減できる。
【0028】
従来の化学反応を用いて充放電を行う蓄電池では、蓄電量を正確に測定することが困難であった。しかし、コンデンサ500は、貯蔵電力量Qと電圧の関係が、コンデンサ500の静電容量をCとすると、次の数式11のように表される。
【数式11】
Figure 2004289896
従って、電圧を測定することによって正確な蓄電量が容易に計測でき、より正確な電力制御が可能となる。また、従来の化学反応を用いて充放電を行う蓄電池は、化学反応の速度が遅いため、大電力を取り出すためには大容量の蓄電池が必要であったが、コンデンサ500は電荷の移動により充放電を行うため、小容量でも大電力の入出力が可能であり、このような電力変動抑制を容易に行うことが可能となる。
【0029】
また、コンデンサ500の容量が十分に大きい場合は、図6に示すように、風力発電システムの出力電力を完全に平滑化することができる。予測風力発電量が810で示されるとき、電力系統99への供給電力POUTPUTをP(910で示す。)で一定とする場合、予測風力発電量がPを上回る、符号821aから821dで示す部分の電力量をコンデンサ500に蓄電し、予測風力発電量がPを下回る、符号831aから831eで示す部分の電力量をコンデンサ500からの放電で補う。このように制御することにより、電力系統99にまったく影響を及ぼさずに風力発電システムを連系させることができる。
【0030】
本発明を用いると、風力発電機の出力が予測されており、また電荷の移動によって充放電を行い、入出力量を制御するコンデンサを利用しているために、従来の手法では平滑化できなかったごく微小な電力変動をも平滑化することが可能となる。
【0031】
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2について、図7を用いて説明する。先述の実施の形態1では、風力発電機側から電力系統99に繋がれる電力ケーブル92を介して、風力発電機による発電電力とコンデンサ500による電力入出力量の合計の出力が送られていた。この実施の形態2では、風力発電機の発電機30は電力ケーブル91を介して電力系統99に接続され、さらに、この電力系統99に、電力ケーブル92を介して電力変換装置400とコンデンサ500が接続されている。すなわち、コンデンサ500は、風力発電機の発電電力量により充電されるのではなく、電力系統99の電力を利用して充電できる状態となっている。電力系統99は安定した十分な電力を供給できるため、コンデンサ500の充電時間に対する自由度が大きい接続状態となっている。諸機器については、実施の形態1と同じであるので説明は省略する。
【0032】
続いて、この実施の形態2における電力変動抑制動作について説明する。動作フローについては、実施の形態1で図4を用いて説明したフローと同じである。この一連の動作の中で、時刻τ現在に予測できている風力発電機出力PWTは、既に説明した数式4の通りである。
図7に示したように、風力発電機出力PWTは、そのまま電力系統99に供給されるため、電力系統99の電力が風力発電電力により変動してしまう。この変動を最小とするために、電力変換装置400がコンデンサ500の電力入出力を行う。このコンデンサ500の電力入出力値をPCAPとし、電力系統99の出力値をPGRIDとし、このPGRIDが電力変動の極めて少ない発電方法で発電されている(たとえばディーゼル発電機や電力会社の発電所が発電していると考える。)とし、その出力値が既知であるとする(例えば、昼間はPGRID1、夜間はPGRID2等。)。既知でない場合は、電力系統99の出力値を予想しておく。実際に電力系統99に供給されている電力値をPOUTPUTとすると、諸値間の関係は次の数式12で表される。
【数12】
Figure 2004289896
従って、POUTPUTを制御するためにはPCAPを制御すればよい。現在予測制御可能なコンデンサ500の電力入出力値は、既に説明した数式6の通りである。実際の電力系統99の電力値であるPOUTPUTの時間変動を最低限に抑える、つまり、次の数式13を最小の値とするように、非線形計画法等の最適化法を用いて、予測制御可能な各時刻のPCAPを決定する。最適化法は、実施の形態1と同様の手法を用いる。
【数13】
Figure 2004289896
【0033】
次に最適化計算に必要な制約条件について述べる。数式8、数式9については、実施の形態1の場合と同じである。コンデンサ500に充電できる電力は風力発電機の発電電力PWT+系統電力PGRID以下であるので、その制約条件は次の数式14のようになる。
【数14】
Figure 2004289896
以上の計算により最適化された、PCAPとなるように風況解析部300が電力変換装置400に制御信号を送信し、電力変換装置400がコンデンサ500の電力入出力を行う。電力系統99による電力も利用してコンデンサ500の電力入出力を行うことができるため、かなり自由な電力の入出力が可能となり、風力発電機の出力電力変動を容易に抑制することができるようになる。
【0034】
また、実施の形態1の場合と同様、コンデンサ500の容量が十分に大きい場合は、実際の電力系統99の出力値を完全に平滑化することができる。
【0035】
実施の形態3.
次に、本発明の実施の形態3について、図8を用いて説明する。この実施の形態3では、ウィンドファームの中心付近にレーザ式風向風速計を構成する光学系部200を設置し、そのウィンドファームにある風力発電機610a〜610cの発電電力変動を抑制するために、電力変換装置400とコンデンサ500を設置したものである。複数台の風力発電機610a〜610cの中心付近にタワー部(ポール)601を設け、この上に光学系部用ヨー角制御駆動装置(以下、駆動装置とする。)602を介して光学系部200を載せる。駆動装置602と風況解析部300を通信系部602aで繋ぎ、光学系部200と本体部100を光ファイバー130aで繋ぎ、本体部100と風況解析部300を通信系部71aで繋ぎ、風況解析部300とそれぞれの風力発電機のコントローラ40a〜40cを通信系部72a〜72cで繋いでいる。風力発電機610a〜610cと、コントローラ40a〜40cは通信系部70a〜70cによって繋げられ、各発電機610a〜610cと電力系統99とは電力ケーブル91a〜91cを介して繋げられるている。また、風況解析部300とコンデンサ400は通信系部73を介して繋げられている。
【0036】
なお、駆動装置602は、風況解析部300からの出力信号を基に、光学系部200の向きを変化させ、常に風の真正面に向くようにするか、または一定速度で回転することにより全周方向にわたっての風向風速計測を可能とする。周りに遮るものが殆どない場合、光学系部200およびその駆動装置602を地上に設置しても良い。
【0037】
レーザ式風向風速計は、集光点をタワー部601から最も遠い風力発電機(図8ならば610a。)の前方X[m](例えば400m。)として、この点の風向風速を計測可能なものとするか、またはパルス型のレーザを用いてこの距離の風向風速を検出できるものにする。また制御の正確性向上のため、コントローラ40a〜40cを介して、各風力発電機610a〜610cの現在の発電電力量を風況解析部300が把握していることが望ましい。
【0038】
次に、本発明の実施の形態3にかかる運転フローを、図9を用いて説明する。レーザ式風向風速計によって得たデータから風況解析部300は、現在時刻τにおけるX[m]先の風向風速を計測する(ステップ701に相当。)。この風況解析部300には、実施の形態1で述べた風向風速計算以外に、光学系部用ヨー角制御のための計算機能、各風力発電機の発電電力量を計算するための計算機能を持たせている。
【0039】
まず、動作1として、光学系部200がt秒後に最適なヨー角となるように、風況解析部300において最適ヨー角を計算し(ステップ711、712。)、制御信号を駆動装置602に送信し(ステップ713。)、その信号を基に駆動装置602はヨー角を変化させる(ステップ714。)。ただし、先述のように一定速度で回転することにより全周方向にわたっての風向風速計測を可能とする駆動装置を使用して全周の風況を計測する場合はこの動作を行う必要はない。
【0040】
次に動作2aとして、風力発電機610aの動作である図9中のステップ721aから723aまでを行う。風況解析部300は、レーザ式風向風速計から各風力発電機610a〜610cまでの位置をベクトルで記憶しており、レーザ式風向風速計の計測結果、およびこの位置データを基に、風力発電機610aがta秒後に受けるであろう風向風速を計算する(ステップ721a。)。風況解析部300は、この各風力発電機610a〜610cが近未来に受ける風の風向風速により、近未来ta秒間の風力発電機発電量を計算し、これを用いてta秒間のコンデンサ500の電力入出力量を最適化する(ステップ722a。)。その最適化手法は、実施の形態2の場合と同じものを用いる。このときの風力発電機の出力は、全風力発電機610a〜610cの発電電力の合計値である。実際のコンデンサの電力入出力がこの計算された最適値となるよう、風況解析部300は電力変換装置400に制御信号を送る(ステップ723a。)。
【0041】
風力発電機610aの制御フロー(動作2a。)同様の動作を、風力発電機610b及び610cに対しても同時に行う。動作1と各風力発電機の動作2a〜2cを同時に行い、これらの制御信号に基づいて、電力変換装置400がコンデンサ500の電力入出力を行い、風力発電機の発電電力による系統電力99の変動を抑制する(724に相当。)。動作1および動作2a〜2cを同時に行い、これを繰り返すことにより、図8のような風力発電システムの出力変動抑制が可能となる。
【0042】
図8では、実施の形態2のように、電力系統99側に電力変換装置400およびコンデンサ500を配置した例を示したが、実施の形態1のように電力系統99と各風力発電機610a〜610cを繋ぐ電力ケーブル91a〜91cのそれぞれに、コンデンサを割り込ませるように設置し、これを風況解析部300と通信系部で繋ぐようにしても良い。また、電力ケーブル91a〜91cのうち、いずれかのケーブルにコンデンサを割り込ませる形で設置した上で、電力系統99に繋げられるコンデンサ500を設置し、これらが通信系部を介して風況解析部300と繋がるようにしても良い。この場合、風況解析部300は、各風力発電機610a〜610cと、電力系統99の間にあるコンデンサ500のすべての電力入出力を最適化計算し、その最適値をそれぞれの電力変換装置400に送信する。
【0043】
また、電力変換装置400およびコンデンサ500は、風況解析部300と接続されていれば、このような風力発電システム内に、容量の大きなものを1組設置してもよく、複数組設置してもよい。複数組の電力変換装置400およびコンデンサ500を用いる場合、風況解析部300は、どのコンデンサ500でどれだけの電力を入出力するのかを最適化し、その制御信号を各電力変換装置400に送信し、各電力変換装置400が制御可能なコンデンサ500の電力入出力を行う。
【0044】
以上のような動作1と動作2a〜2cを同時に行うことによって、1台のレーザ式風向風向風速のみを用いて、風況が最適な状態で計測しながら、複数の風力発電機を含む風力発電システム全体の出力変動を最小に抑えることができる。
【0045】
また、風力発電機が多数ある場合や、かなり広範囲に広がって設置されている場合は、レーザ式風向風速計を複数台設置してそれぞれに制御する風力発電機および電力変換装置を割り当てればよい。
【0046】
今回は、この風況解析部300に、風速検出用光学系部用ヨー角制御に必要な計算機能および各風力発電機の発電量計算や制御に必要な計算機能を持たせた例を示したが、この計算機能を持つ計算機を、光学系部200に別に接続したり、各風力発電機側に計算機部を設置したり、また、風力発電機のコントローラにこの計算機能を持たせたりしても良い。
【0047】
また、コンデンサ500の容量(複数設置されていれば、その合計容量。)が十分に大きければ、風力発電システムの出力を完全に平滑化できることは言うまでもない。
【0048】
実施の形態4.
次に、本発明の実施の形態4について、図10を用いて説明する。これは、先述した実施の形態1〜3のような風力発電システムに、発電量をある程度任意に変化させることができる他発電機、例えばディーゼル発電機650を加えたものである。実施の形態1〜3と同様の手法で風力発電システムの発電電力量変動による電力系統99の電力変動を、ディーゼル発電機650の発電電力量制御が追従可能な周期の変動にまで抑制し、このディーゼル発電機650の発電電力量を制御することによって、風力発電機とコンデンサ500とディーゼル発電機650を含むシステム(ハイブリッドシステム。)全体の、すなわち電力系統99の電力変動の抑制、および完全な平滑化を行うものである。このディーゼル発電機650は、電力系統99と電力ケーブル93を介して繋がっており、風況解析部300と通信系部74を介して繋がっている。
【0049】
図10は、複数台の風力発電機610a、610b、電力変換装置400およびコンデンサ500が、実施の形態2で示したように電力系統99に繋がっている場合を示しているが、風力発電機は1機でもよく、また電力変換装置400およびコンデンサ500が、実施の形態1のように、風力発電機と電力系統99との間に繋がれていてもよい。
【0050】
次に、その制御手法について、図11をもとに説明する。風力発電システムの出力変動抑制手法は先述の通り、実施の形態1〜3のいずれかの手法と同様でよいが、その出力変動を発電機650の出力制御が追従できる限界の変動速度(P´MAX)以下となるように、次の数式15に示すような制約条件を設定する。
【数15】
Figure 2004289896
このような一連の動作により、図11(a)に示す風力発電機出力820は、変動を抑制され、図11(b)に示す風力発電システムの出力電力920のようになる。
【0051】
この出力変動は、ディーゼル発電機650の出力制御が追従できる変動速度以下に抑えられているので、風況解析部300がディーゼル発電機650内にある制御コントローラに予測制御信号を送り、この制御コントローラが発電電力量を上下させる(図11中の符号655で示す部分に相当。)。従って、図11中の符号911で示すようにシステムの出力電力を完全に平滑化できるようになる。
【0052】
本発明を用いると、従来のシステムでは平滑化できなかったわずかな出力変動を、風力発電機の発電電力量を高精度で予測して出入力応答性が非常に良好であるコンデンサ500を用い、風力発電機が発電できない電力を他発電機(650に相当。)で補うことにより、完全に平滑化することが可能となる。
【0053】
また、従来では風力発電システム出力電力の平滑化には、非常に容量の大きな、また充放電特性に優れた、長寿命な蓄電池を用いなければならなかったが、本発明を用いることにより、小容量の蓄電システム(電力変換装置400およびコンデンサ500を含む蓄電システム。)を用い、風況予測制御により容易にかつ精密にシステム全体の出力平滑化を行うことが可能となる。
【0054】
【発明の効果】
以上のように、この発明の風力発電システムによれば、風力発電機、上記風力発電機に取り付けられるか、またはその近傍に配置されるレーザ式風向風速計、上記風力発電機に設けられた風況解析部を備え、上記風況解析部は、上記レーザ式風向風速計から得られたデータに基づいて、上記風力発電機の発電電力量の変動を予測し、上記風力発電機を含む風力発電システムの出力変動抑制制御を行うため、風力発電システムの出力変動抑制、または出力量の平滑化を容易かつ精密に行い、電力供給を安定化させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による風力発電機を示す断面図である。
【図2】この発明の実施の形態1によるレーザ式風向風速計を示す構成図である。
【図3】この発明の実施の形態1によるS偏光、P偏光を示す模式図である。
【図4】この発明の実施の形態1による電力変換装置の制御ロジックを示すフロー図である。
【図5】この発明の実施の形態1による、出力変動抑制制御の様子を示した図である。
【図6】この発明の実施の形態1による、コンデンサの容量が十分大きい場合の出力電力量平滑化を示した図である。
【図7】この発明の実施の形態2による風力発電機を示す断面図である。
【図8】この発明の実施の形態3によるウインドファームの構成図である。
【図9】この発明の実施の形態3による電力変換装置の制御ロジックを示すフロー図である。
【図10】この発明の実施の形態4によるウィンドファームの構成図である。
【図11】この発明の実施の形態4による、他発電機を用いた場合の出力電力量平滑化を示した図である。
【符号の説明】
1 台座 2、601 タワー部
10 ブレード 11 ハブ
12 回転軸 20 ナセル
30 発電機 40a〜40c コントローラ
50 ヨー角制御駆動装置 60 ピッチ角制御駆動装置
70、70a〜70c、71、71a、72、72a〜72c、73、74、602a 通信系部
91、91a〜91c、92、93 電力ケーブル
100 風向風速計本体部 101 レーザ光源
102、130、130a 光ファイバー
103 光スイッチ 104 サーキュレータ
105 光受信機 106 トリガ
107 検出信号 150 エアロゾル
200 風速検出用光学系部 200a 水平風速検出用光学系部
200b 垂直風速検出用光学系部
201 1/2波長板 202 望遠鏡
203 偏光ビームスプリッタ 204 全反射鏡
205、207 P偏光 206、208 S偏光
210 レーザ光 215、216 反射光
300 風況解析制御信号送信部 310 AD変換機
311 受信信号 400 電力変換装置
500 コンデンサ 602 光学系部用ヨー角制御駆動装置
610a〜610c 風力発電機 650 ディーゼル発電機。

Claims (5)

  1. 風力発電機、上記風力発電機に取り付けられるか、またはその近傍に配置されるレーザ式風向風速計、上記風力発電機に設けられた風況解析部を備え、上記風況解析部は、上記レーザ式風向風速計から得られたデータに基づいて、上記風力発電機の発電電力量の変動を予測し、上記風力発電機を含む風力発電システムの出力変動抑制制御を行うことを特徴とする風力発電システム。
  2. 上記風力発電機、または上記風力発電機が接続される電力系統に繋がれるコンデンサを備えたことを特徴とする請求項1記載の風力発電システム。
  3. 上記レーザ式風向風速計は、レーザ光を用いて、上記風力発電機の位置から任意距離だけ離れた位置における風向風速データを検出し、上記風況解析部は、上記風向風速データに基づいて、上記風力発電機の発電電力量の変動を予測し、予測した発電電力量の変動に応じて、上記コンデンサの入出力量を制御し、上記風力発電機と上記コンデンサを含む風力発電システムの発電電力量を平滑化することを特徴とする請求項2記載の風力発電システム。
  4. 上記風力発電機は、複数台配置され、1機または数機の上記レーザ式風向風速計から得られたデータに基づいて、上記風力発電システムの出力変動抑制制御を行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の風力発電システム。
  5. 上記電力系統に繋がれる他発電機を備え、上記レーザ式風向風速計は、レーザ光を用いて、上記風力発電機の位置から任意距離だけ離れた位置における風向風速データを検出し、上記風況解析部は、上記風向風速データに基づいて、1台または複数台の上記風力発電機の発電電力量の変動を予測し、予測した発電電力量の変動に応じて上記コンデンサの入出力量を制御し、上記他発電機の発電電力量制御が追従できるまで上記風力発電システムの出力変動を制御し、上記風力発電機と上記コンデンサと上記他発電機を含むシステム全体の発電電力量を平滑化することを特徴とする請求項2記載の風力発電システム。
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