JP2004285858A - 風力発電システムおよび風力発電機の制御方法 - Google Patents

風力発電システムおよび風力発電機の制御方法 Download PDF

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紘史 神保
Hitoshi Nakayama
仁 中山
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Abstract

【課題】高効率な発電が可能な風力発電システムおよび風力発電機の制御方法を得る。
【解決手段】レーザ式風向風速計を用い、風力発電機前方のエアロゾル150に、レーザ光210を射出し、反射光215を検出することにより、任意距離だけ離れた位置の風向風速データを得、このデータを基に、近未来に風力発電機に吹く風の風向風速および到達時間を予測する。この予測データをコントローラ40に送り、コントローラ40において最適ヨー角を算出し、その制御信号をヨー角制御駆動装置50に送って、風力発電機のプロペラ回転面を、予測した風向にあわせるようにヨー角を制御する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、風力発電機前方の風況を予測して風力発電機を高効率で運転する風力発電システム、および風力発電機の制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の、風況を予測する風力発電システムは、電波を利用したドップラーレーダを用いて風力発電機前方の風ベクトルを測定し、その風ベクトルから風力発電機の出力値を予測し、予測出力値に基づいて、電力系統側発電機の出力制御を行うものである(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
また、別の風力発電システムは、複数台の風力発電装置が、各々、風向、風力等を測定し、各風力発電装置間で、測定結果を相互にやり取りしながら、風の変化タイミングを予測し、風力発電装置の姿勢、プロペラ角度等を最適化させるものである(例えば、特許文献2参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−152975号公報
【特許文献2】
特開2000−87841号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の、特許文献1の風力発電システムでは、風況予測情報を他発電機の出力抑制制御で吸収するのみであり、風力発電機自体の性能向上やシステム全体の効率向上をはかることができないという問題があった。
【0006】
また、特許文献2の風力発電システムでは、風力発電機を相当数設置しなければ成果が見込めない上、風況の観測位置がナセル上部であり、風車ブレードを通った後の風を観測して風況予測を行うため、その精度が極端に悪くなっていた。従って、個々の風力発電装置の性能向上は非常に達成し難いという問題があった。
【0007】
風力は環境に最もやさしい自然エネルギーの一つであり、その高効率利用は社会的に非常に望まれている。しかし、風力発電機の構造が単純なために、機械的な技術革新が非常に困難であるという問題もあった。
【0008】
この発明は、上記のような問題点を解消するためになされたもので、風況を予測して風力発電機を制御することにより、クリーンなエネルギーである風力を、従来と比べて飛躍的に高効率で利用することが可能な風力発電システム、および風力発電機の制御方法を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明に係わる風力発電システムは、風力発電機、上記風力発電機に取り付けられるか、またはその近傍に配置されるレーザ式風向風速計を備え、上記レーザ式風向風速計から得られたデータに基づいて、上記風力発電機の制御を行うものである。
【0010】
また、この発明に係わる風力発電機の制御方法は、プロペラ型である風力発電機に取り付けられるか、またはその近傍に配置されるレーザ式風向風速計を用い、上記風力発電機から任意距離だけ離れた位置における風向風速データを検出するステップ、上記風向風速データに基づいて、上記風力発電機が受ける風の風向風速および到達時間を予測するステップ、上記予測の到達時間に、予測した風向に上記風力発電機のプロペラ回転面をあわせるようにヨー角を制御するステップを含むものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図1ないし図5を用いて説明する。
図1は風力発電機(風車)を側方から観察した断面図である。図1に示すように、台座1上にタワー部2が築かれ、タワー部2の上部にはヨー角制御駆動装置50が設けられている。さらにその上部には、ヨー角制御駆動装置50の駆動によって水平面内に回転制御されるナセル20が配置される。プロペラ型風車の羽根部分であるブレード10が、ハブ(ブレード10の取り付け部分。)11を介して回転軸12に取り付けられ、回転軸12に繋がれる発電機30はナセル20内に収納されている。プロペラ回転面は、ブレード10が配置された、回転軸12に対して垂直な面である。
【0012】
ナセル20上部には、レーザ光210を射出して、風力発電機前方(任意距離だけ離れた位置。)のエアロゾル150に照射し、その反射光215を検出する風速検出用光学系部(以下、光学系部とする。)200が配置される。エアロゾル150とは、風に乗って風と同速度同方向に動く空気中の塵であり、このエアロゾル150の移動状態を把握することで、同位置における風向風速を観測できる。反射光215から得られた情報(エアロゾル150の風向風速データ。)は、光ファイバー130を介して風向風速計本体部(以下、本体部とする。)100に送られる。本体部100において、反射光215から、エアロゾル150の風向風速を算出するためのデータを取り出して加工し、得られた風向風速データは、通信系部131を介して風向風速計信号処理部(以下、信号処理部とする。)300に送られる。信号処理部300において、エアロゾル150の風向風速データに基づいて、風力発電機が近未来(数秒から数十秒後。)に発電に利用する風の風況(風向風速および風の到達時間など。)を予測し、その風況予測情報を、風力発電機のコントローラ40に通信系部132を介して送る。
【0013】
コントローラ40では、近未来に風力発電機が受ける風の向きに、プロペラ回転面を合わせるように、制御信号を、通信系部70を介して、ヨー角制御駆動装置50に送り、これを受けてヨー角制御駆動装置50は、タワー部2を回転軸として、ナセル20の向き、つまりヨー角を制御し、プロペラ回転面を風向きに合わせる。プロペラ型の風車においては、プロペラ回転面を風向きに合わせ、風向に相対するように、プロペラ回転面を向けるように制御することで、発電効率を高めることができるのは言うまでもない。そのため、風車の制御においては、風の向きが変わった場合、風車のプロペラ回転面が常に風を真正面に受けるように制御することが望ましく、この時に変化させるのがヨー角であり、ヨー角の制御をヨー制御という。
【0014】
なお、ブレード10は風を受け風力エネルギを回転力に変換するもので、このブレード10の回転エネルギを電力に変換するのが発電機30である。
また、コントローラ40では、ヨー角、風車回転数や現在の風向風速等の風力発電機制御に必要な諸量を取り込んで解析し、ヨー角制御駆動装置50だけでなく、ブレーキ設備等の風力発電機の各制御駆動装置にも制御指令を出している。
【0015】
このように、本発明による風力発電システムは、レーザ式風向風速計を構成する本体部100、光学系部200、信号処理部300を備えている。なお、図1には、ナセル20上部に、光学系部200を取り付け、タワー部2内部に本体部100と信号処理部300を設置した、風力発電機にレーザ式風向風速計を取り付けた例を示しているが、別途レーザ式風向風速計用のタワーを建てるなどして、風力発電機の近傍に配置しても良く、また、周囲に遮る物がない場所においては、地上に配置することも可能である。
【0016】
次に、本発明にかかるレーザ式風向風速計の構成および原理の一例について、図2を用いて説明する。レーザ式風向風速計は、上述したように、主に、本体部100と、光学系部200と、信号処理部300から構成されている。本体部100のレーザ光源101(例えば半導体レーザ。)から出たレーザ光は、その一部が光ファイバ102によって光受信機105に送られ、その他の光はサーキュレータ104を通って光スイッチ103に送られる。光スイッチ103は、入力した光の一部をトリガ106としてAD変換器310に送り、それ以外の光を光学系部200に送る。光学系部200は、例えば、水平風速検出用光学系部200aおよび垂直風速検出用光学系部200bの二つによって構成され、送られた光は、水平、垂直風速検出用光学系部200a、200bにそれぞれ分割して送られる。
【0017】
光スイッチ103から、水平風速検出用光学系部200aに送られてきた光は、1/2波長板201を通って望遠鏡202に送られる。望遠鏡202を出た光は偏向ビームスプリッタ203を通過するP偏光205と、これに反射されるS偏光206に分けられ、P偏光205はそのまま外部に射出され、S偏光206は全反射鏡204に反射され、外部に射出される。垂直風速検出用光学系部200bについても、水平風速検出用光学系部200aと同様の構成であり、P偏光207、S偏光208が外部に射出される構成となっている。
【0018】
なお、水平風速検出用光学系部200aから射出されるP偏光205、S偏光206は、水平面内の異なる2方向にそれぞれ射出され、垂直風速検出用光学系部200bから射出されるP偏光207、S偏光208は、垂直面内の異なる2方向にそれぞれ射出される。
P偏光205、207、S偏光206、208は、図1に示すレーザ光210に相当している。
【0019】
光学系部200から射出されたレーザ光であるP偏光205は、エアロゾル150に当たって反射し、反射光(例えば図1で示す反射光215に相当する。)となって光学系部200に戻ってくる。この様子は後述する。この反射光215は射出経路と逆の経路を辿って、光学系部200から本体部100に送られる。反射光215(必要となるデータ以外に、ノイズを含んでいる。)は、光スイッチ103を経てサーキュレータ104に送られ、サーキュレータ104は必要となる反射光215のみを選択して光受信機105に送る。光受信機105は、レーザ光源101より直接送られてきた光と反射光215を検出信号107とし、AD変換器310に送る。AD変換器310はアナログの光信号であるトリガ106と検出信号107をデジタル信号に変換し、受信信号311として信号処理部300に通信系部131を介して送る。受信信号311を受け、信号処理部300は、後述する所定の計算を行い、レーザ光210の焦点(焦点の位置はエアロゾル150の位置に相当する。)での風向風速を算出する。さらに、その風向風速データに基づいて、風況を予測し、必要な制御情報をコントローラ40に通信系部132を介して送る。
【0020】
なお、レーザ光210は、連続波のものを用い、特に波長1500nm程度のものを用いると、最もエアロゾル150からの反射光が強く、風況の検出精度が良い。同時に、1500nm程度の波長のレーザ光は人間の目にも最もやさしいという性質があり、安全性に優れている。
また、レーザ光210は、本例のような連続波を利用するものの他に、パルス波を利用する方式のものもあり、いずれを用いても良い。
ドップラー効果を利用した風向風速の検出の場合、用いるレーザ光、音波などの波長に反比例して、検出精度が良くなることが知られており、例えば音波とレーザ光では、より波長の短いレーザ光を用いる場合の方が、風況を精度良く検出することができる。
【0021】
次に、水平風速検出用光学系部200aから射出されたP偏光205、S偏光206ついて、図3をもとに説明する。光学系部200からP偏光205とS偏光206が、それぞれ水平面内に、任意の方向を基準として、角度+θと−θ方向に射出され、望遠鏡202のレンズによって焦点距離R(任意距離に相当する。)だけ離れた位置で集光する。集光点近くにあるエアロゾル150で光が反射され、反射光(P偏光反射光。)215と反射光(S偏光反射光。)216がそれぞれ発生する。エアロゾル150は空気中に相当数含まれているため、集光点以外からもこのような反射波が発生するが、集光点付近からの反射エネルギーが最も大きくなる。この反射波(反射光215、216。)は速度を持つエアロゾル150から反射されたものであるため、ドップラー効果により周波数がFだけシフトする(ドップラーシフト)。この周波数のずれを測定し、エアロゾル150の速度を算出する。
【0022】
また、同様に垂直風速検出用光学系部200bから射出されるP偏光207、S偏光208は、それぞれ垂直面内で、任意の方向を基準として、角度+θと−θ方向に射出される。このように、レーザ光210を、少なくとも3方向若しくは4方向に射出し、それぞれのデータを得ることで、風力発電機の前方におけるエアロゾル150の3次元での風速ベクトルを検出することができる。また、2方向のみにレーザ光を射出した場合では、2次元での風速ベクトルを検出可能である。
なお、レーザ光210の射出角度は、観測対象となるエアロゾル150までの距離等の条件によっても変化するが、およそθ=5°程度とすると良い。
【0023】
次に、信号処理部300が風速を算出する手法例について説明する。反射光215、216の情報は、レーザ光源101から直接得た情報とあわせて検出信号107とし、トリガ106と共に、受信信号311として受信し、レーザ光源101の周波数と反射光215、216とのドップラーシフトFを算出する。Fとレーザの波長λ、エアロゾルの速度Vmの間には、次に数式1のような関係がある。
【数1】
Figure 2004285858
これにより、±θ方向の風速Vm(+θ)とVm(−θ)が算出される。また、風速Vr(r方向とは、水平面内でのθ=0に沿う方向。)とVx(x方向とは、水平面内での、θ=0に対して垂直な方向。)が、次に示す数式2、数式3を用いて算出できる。
【数2】
Figure 2004285858
【数3】
Figure 2004285858
このような計算を、垂直風速検出用光学系部200bで得られるデータに対しても行い、水平風速検出用光学系部200aで得られるデータとあわせて、3次元での風速ベクトルが算出でき、高精度でエアロゾル150の風向風速を測定できる。
【0024】
本発明にかかるヨー角制御ロジック例を、図4のフロー図を用いて説明する。まず、レーザ式風向風速計により、現在時刻τにおけるX[m]先(風力発電機から任意距離だけ離れた位置)の風向風速を測定する(符号401で示すステップに相当する。)。得られた風向風速データを基に、t秒後に風力発電機が受ける風の風向ψ(τ+t)を算出する(402に相当。)。例えば、400m先の風向風速を測定した場合、風速10mの風が、風力発電機に向って吹いていれば、その風が40秒後に風力発電機に到達すると予測でき、40秒後に風力発電機が発電に利用する風の風向風速変化を高精度で予測することができる。エアロゾル150の風向風速データから、近未来に風力発電機に吹く風を予測するには、計測したエアロゾル150の風向風速と、実際に到達する風の風向風速のデータベースを作成しておき、これを基に、演算を行うという方法がある。ここまでの処理は、レーザ式風向風速計により行い、予測した風向風速および到達時間などのデータは、通信系部132を介してコントローラ40に送られる。
【0025】
コントローラ40から、通信系部70を介して、ヨー角制御駆動装置50に送られるヨー角制御信号の送信間隔を△t(例えば1秒。)とすると、時刻τ現在に予測できている風向、即ち最適ヨー角は、次の数式4のように示される。
【数4】
Figure 2004285858
そして、現在のヨー角をφ(τ)とすると、予測制御可能な未来のヨー角は、次の数式5のように示される。
【数5】
Figure 2004285858
このとき、ヨー角の最大回転角速度をω(例えば0.7度/秒。)とし、次の数式6の条件を満たし、さらに次の数式7を最小とするようにヨー角を決めることで、ヨー角を最適化する(403に相当。)。
【数6】
Figure 2004285858
【数7】
Figure 2004285858
時刻τ+△tでのヨー角制御信号を、コントローラ40からヨー角制御駆動装置50に送信する(404に相当。)。この信号を受け、ヨー角制御駆動装置50がナセル20を回転させてヨー角を変化させる(405に相当)。これを繰り返すことにより、ヨー角を最適に制御することができる。また、当然のことながら、レーザ式風向風速計から得られた風向風速データを基にして、これ以外の手法でヨー角を予測制御しても良い。
【0026】
次に、図5を用いて、この実施の形態1の効果を説明する。図5に、風力発電機が実際に受ける風の変化を太線501(実際の風向変化。)で示す。このように時刻taからtbにかけて(例えば、tb−ta=15秒とする。)、風向がΦ(例えばΦ=21度とする。)だけ変化した場合を考える。
【0027】
従来のヨー角制御手法では、風向が時刻taで変化し始めることは感知できるが、風向がΦ0(例えばΦ0=15度。)以上変化したのを確認してからさらにその状態が一定時間(例えば15秒。図5中のt2−t3間。)以上続いて、初めてヨー角を変化させ始めるという破線502(従来の制御によるヨー角変化。)のような受動制御をしていた。これは、ヨー角を変化させるにはかなりの重量物であるナセル部を回転させなけれならず、例えば、図1のヨー角制御駆動装置60がナセルを1秒あたり0.7度程度しか旋回させることができない場合、21度旋回させるには30秒間必要であり、その間に風向が変化してしまうかもしれないためである。このため、例えば風速10m程度の発電に適した風が吹いていたとしても、ヨー角制御遅れによる損失が大きかった。
【0028】
本発明によれば、太一点鎖線503(発明の制御によるヨー角変化。)のような能動制御が可能となる。本例では風向変化角速度(Φ/(tb−ta))が最大ヨー角回転角速度(Φ/(t1−t0)=0.7度/秒。)以上であるため、完全に風を追従することはできない。しかし、レーザ式風向風速計によって得られた風向風速データから、風力発電機が受ける風の風向風速および風の到達時間などを予測し、予測の到達時間に、予測した風向にプロペラ回転面を合わせる。すなわち、風の向きに対してプロペラ回転面がほぼ垂直となるように、ヨー角を制御するため、図5を見れば明らかように、ほぼ風を真正面に受けつづけることができる。従って、従来の受動制御に比べ、常に高効率で風力エネルギーを利用できるようになる。風向変化角速度がヨー回転角速度以下であれば、完全に風向変化を追従することができ、従来の受動制御と比べ、さらに高効率での風力エネルギー利用が可能となる。
【0029】
また本発明によれば、レーザ式風向風速計の本体部100がナセル20とともに風を真正面に受け続けるように動作するため、ドップラーシフトFの値を、より大きな値で得ることができ。従って、風向および風速の検出精度を一層高めることができるという効果がある。
なお、レーザ式風向風速計の光学系部200は、ナセル20上に配置されることについて述べたが、ナセル20に固定して用いる他、ナセル20上に光学系部200を回転駆動させるための制御駆動装置を設け、ナセル20の回転のみによらず、専用の制御駆動装置によって回転する構造とすることもできる。
また、本体部100及び信号処理部300は、タワー部2内に配置される例を示したが、これらの配置についても、他の構成部との通信状態を良好に保つことができれば、タワー部2外部に配置しても問題ない。
【0030】
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2について、図6を用いて説明する。図6は、複数台の風力発電機610a〜610cが設置されたウィンドファームの構成図であり、ウィンドファームの中心付近にレーザ式風向風速計の光学系部200を設置した状態を示している。複数台の風力発電機610a〜610cの中心付近にタワー部(またはポール。)601を立て、この上に光学系部用ヨー角制御駆動装置(以下、駆動装置とする。)602を介して光学系部200を載置する。光学系部200を本体部100と光ファイバ130aで繋ぎ、本体部100と信号処理部300を通信系部131aで繋ぎ、信号処理部300とそれぞれの風力発電機のコントローラ40a〜40cを通信系部132a〜132cで繋ぐ。信号処理部300と駆動装置602は通信系部602aで繋いでいる。また、コントローラ40a〜40cは、通信系部70a〜70cによってそれぞれ風力発電機610a〜610cに繋げられている。
【0031】
なお、駆動装置602は、信号処理部300からの出力をもとに光学系部200の向きを変化させ、プロペラの回転面を常に風の真正面に向くようにするか、または一定速度で回転させることにより全周方向にわたっての風向風速計測を可能とする駆動装置である。周りに遮るものが殆どない場合、光学系部200および駆動装置602を地上に設置しても良い。レーザ式風向風速計は、集光点を風力発電機のタワーから最も遠い風力発電機(図6ならば610aに相当する。)の前方X[m](例えば400m先。)として、この点の風向風速を計測可能なものとするか、またはパルス型のレーザを用いてこの距離の風向風速を検出できるものにする。さらに、信号処理部300には、実施の形態1で述べた風向風速信号処理機能以外に、光学系部用ヨー角制御に用いる計算機能、および各風力発電機のヨー角制御に用いる計算機能を持たせる。
【0032】
次に、この実施の形態2にかかる運転ロジック例を、図7のフロー図を用いて説明する。レーザ式風向風速計は現在時刻τにおけるX[m]先の風向風速を計測する(符号701で示すステップに相当する。)。
まず、動作1として、図7中のステップ711〜714までを行う。光学系部200がt秒後に最適なヨー角となるようにヨー角を計算して制御信号を駆動装置602に送信し、その信号をもとに駆動装置602はヨー角を変化させる。その計算要領は、先述の実施の形態1において図4に示した手法と同様であり、詳細な説明は省略する。ただし、一定速度で回転することにより全周方向にわたっての風向風速計測を行う場合は、この動作を行う必要はない。
【0033】
次に動作2aとして、図7中のステップ721a〜724aまでを行う。信号処理部300に内蔵される記憶装置は、レーザ式風向風速計から各風力発電機までの距離をベクトルで記憶しており、このデータを基に風力発電機610aがta秒後に受けるであろう風向風速を計算(予測)する。その風向風速と風力発電機610aのヨー角の最大回転角速度ωaをもとに、実施の形態1と同じ手法でヨー角最適化を行い、計算された△ta秒間のヨー角制御信号を風力発電機610aのコントローラ40aに送信する。風力発電機610aのコントローラ40aはこの信号を風力発電機610aのヨー角制御駆動装置(図示せず。)に送信し、このヨー角制御駆動装置が風力発電機610aのヨー角を変化させる。動作2aと同様の動作2bを風力発電機610bに行い、同様の動作2c(ステップ721c〜724cに相当。)を風力発電機610cに対しても行う。
【0034】
以上のように動作1、動作2a〜動作2cを同時に行うことによって、風向風速を最適な状態で計測しながら、各風力発電機610a〜610cが風力エネルギを高効率で利用することが可能となる。
【0035】
風力発電機が多数ある場合や、かなり広範囲に広がって設置されている場合は、レーザ風向風速計を複数台設置し、それぞれに制御する風力発電機を割り当てれば良い。
また、ここでは信号処理部300に光学系部用ヨー角制御に用いる計算機能および各風力発電機のヨー角制御に用いる計算機能を持たせる例を示した。しかし、この計算機能を持つ計算機を、光学系部200の外部に別途設置し、通信可能に接続すること、各風力発電機610a〜610c側に計算機部を設置すること、またはコントローラ40a〜40cに、この計算機能を持たせることで、同様の制御が可能となる。
【0036】
なお、このようなウィンドファームにおいても、実施の形態1で示した場合と同様に、風力発電機610a〜610cに、レーザ風向風速計をそれぞれ取り付け、またはその近傍に配置し、得られたデータを基に、ヨー角を制御することが可能であることは言うまでもない。
【0037】
【発明の効果】
以上のように、この発明の風力発電システムによれば、風力発電機、上記風力発電機に取り付けられるか、またはその近傍に配置されるレーザ式風向風速計を備え、上記レーザ式風向風速計から得られたデータに基づいて、上記風力発電機の制御を行うため、高効率な発電を行うことが可能である。
【0038】
また、この発明の風力発電機の制御方法によれば、プロペラ型である風力発電機に取り付けられるか、またはその近傍に配置されるレーザ式風向風速計を用い、上記風力発電機から任意距離だけ離れた位置における風向風速データを検出するステップ、上記風向風速データに基づいて、上記風力発電機が受ける風の風向風速および到達時間を予測するステップ、上記予測の到達時間に、予測した風向に上記風力発電機のプロペラ回転面をあわせるようにヨー角を制御するステップを含むため、ヨー角の制御を最適に行うことができ、高効率な発電を行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による風力発電機を示す断面図である。
【図2】この発明の実施の形態1によるレーザ式風向風速計を示す構成図である。
【図3】この発明の実施の形態1によるS偏光、P偏光を示す模式図である。
【図4】この発明の実施の形態1によるヨー角制御駆動装置の制御ロジックを示すフロー図である。
【図5】この発明の実施の形態1による、時刻に依存するヨー角変化を示した図である。
【図6】この発明の実施の形態2によるウインドファームの構成図である。
【図7】この発明の実施の形態2によるヨー角制御駆動装置の制御ロジックを示すフロー図である。
【符号の説明】
1 台座 2、601 タワー部
10 ブレード 11 ハブ
12 回転軸 20 ナセル
30 発電機 40、40a〜40c コントローラ
50 ヨー角制御駆動装置
70、70a〜70c、131、131a、132、132a〜132c、602a 通信系部
100 風向風速計本体部 101 レーザ光源
102、130、130a 光ファイバー
103 光スイッチ 104 サーキュレータ
105 光受信機 106 トリガ
107 検出信号 150 エアロゾル
200 風速検出用光学系部 200a 水平風速検出用光学系部
200b 垂直風速検出用光学系部
201 1/2波長板 202 望遠鏡
203 偏光ビームスプリッタ 204 全反射鏡
205、207 P偏光 206、208 S偏光
210 レーザ光 215、216 反射光
300 風向風速計信号処理部 310 AD変換器
311 受信信号 501 実際の風向変化
502 従来の制御によるヨー角変化
503 発明の制御によるヨー角変化
602 光学系部用ヨー角制御駆動装置
610a〜610c 風力発電機。

Claims (4)

  1. 風力発電機、上記風力発電機に取り付けられるか、またはその近傍に配置されるレーザ式風向風速計を備え、上記レーザ式風向風速計から得られたデータに基づいて、上記風力発電機の制御を行うことを特徴とする風力発電システム。
  2. 上記レーザ式風向風速計は、レーザ光を用いて、上記風力発電機の位置から任意距離だけ離れた位置における風向風速データを検出するとともに、上記風向風速データに基づいて上記風力発電機が受ける風の風向風速を予測し、プロペラ型である上記風力発電機は、上記レーザ式風向風速計が予測した風向に、プロペラ回転面をあわせるようにヨー角を制御することを特徴とする請求項1記載の風力発電システム。
  3. 上記風力発電機は、複数台配置され、1機または数機の上記レーザ式風向風速計から得られたデータに基づいて、上記複数台の風力発電機のヨー角を制御することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の風力発電システム。
  4. プロペラ型である風力発電機に取り付けられるか、またはその近傍に配置されるレーザ式風向風速計を用い、上記風力発電機から任意距離だけ離れた位置における風向風速データを検出するステップ、上記風向風速データに基づいて、上記風力発電機が受ける風の風向風速および到達時間を予測するステップ、上記予測の到達時間に、予測した風向に上記風力発電機のプロペラ回転面をあわせるようにヨー角を制御するステップを含む風力発電機の制御方法。
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