JP2004284068A - インクジェット記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】空打ちメンテナンス時に発生するインクミストの飛散を防ぐ。
【解決手段】インクジェット記録装置は、インクジェット記録ヘッド112のノズル面にキャップ30が密着した状態のときにはシロッコファン26を停止させ、離間した状態のときには駆動させる制御を行っているので、空打ちメンテナンス時に発生するインクミストが回収される。また、インクミストが発生していない時、つまり、ノズル面にキャップが密着した状態ではシロッコファン26を停止しているので、不必要な電力消費もなく、シロッコファン26による駆動音や風切り音等の騒音も発生しない。更に、シロッコファン26の停止及び動作は、キャップ状態検知センサー32の検知結果を用いているので、別途新たにセンサーを設ける必要は無く、コスト高になることもない。
【選択図】 図2
【解決手段】インクジェット記録装置は、インクジェット記録ヘッド112のノズル面にキャップ30が密着した状態のときにはシロッコファン26を停止させ、離間した状態のときには駆動させる制御を行っているので、空打ちメンテナンス時に発生するインクミストが回収される。また、インクミストが発生していない時、つまり、ノズル面にキャップが密着した状態ではシロッコファン26を停止しているので、不必要な電力消費もなく、シロッコファン26による駆動音や風切り音等の騒音も発生しない。更に、シロッコファン26の停止及び動作は、キャップ状態検知センサー32の検知結果を用いているので、別途新たにセンサーを設ける必要は無く、コスト高になることもない。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクミストの回収手段を有するインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ノズルからインク滴を吐出し、記録媒体に記録するインクジェット記録ヘッドを備えるインクジェット記録装置では、インク滴を吐出する際にミスト状の微小なインク微粒子(以下、「インクミスト」と記載する)が発生する。
【0003】
このインクミストは、インクジェット記録装置内を飛散し、記録媒体やインクジェット記録装置内を汚染してしまうという問題があった。
【0004】
このため、インクジェット記録装置に回収手段、例えばファンによって負圧とされたダクトでインクミストを吸引し、インクミストの飛散を防止する方法が知られている。(例えば、特許文献1参照)
このインクミストは、インクジェット記録ヘッドを搭載するキャリッジが移動するシリアルタイプのインクジェット記録装置では、キャリッジの移動によって気流が発生し、この気流によってインクジェット記録装置内を飛散する。このためキャリッジの位置や速度等を検知した結果に応じて回収手段を制御することで、より効果的に飛散を防止させる方法が提案されている。(例えば、特許文献2参照)
【0005】
【特許文献1】
特開平11−138777号公報
【特許文献2】
特開平11−138783号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
さて、インクジェット記録ヘッドは、印字休止中は待機位置に設けられたメンテナンスユニット上に搬送され、そこでキャップをノズル面に密着させ、ノズルのインクの乾燥を防いでいる。そして、印字再開直前に、キャップを離間した後、吐出ムラなど防止するため、空打ちメンテナンスエリアで全ノズルからインク滴を空打する空打ちメンテナンスを行う。
【0007】
インクミストは、記録媒体への印字中にも発生するが、この空打ちメンテナンス時にも発生する。
【0008】
しかしながら、上述したキャリッジの位置や速度等の検知した結果に応じて回収手段を制御する方法では、空打ちメンテナンス時に発生するインクミストの回収は考慮されていない。従って、空打ちメンテナンス時に発生するインクミストの飛散を防止することができず、問題があった。
【0009】
本発明は、上記問題を解決すべく成されたもので、空打ちメンテナンス時に発生するインクミストの飛散を防ぐことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明に係るインクジェット記録ヘッドは、ノズルからインク滴を吐出し、記録媒体に記録を行うインクジェット記録ヘッドと、前記記録媒体の搬送方向に対して直交方向に前記インクジェット記録ヘッドを往復させる走査手段と、前記インクジェット記録ヘッドの待機位置に設けられ、前記ノズルが形成されたノズル面へ移動して密着し、前記ノズルのインクの乾燥を防ぐキャップと、前記キャップの位置を検知するキャップ状態検知手段と、前記ノズルから空打ちされたインク滴を回収する空打ちメンテナンスエリアと、インク滴を吐出した際に発生するインクミストを回収するための回収手段と、を有し、前記キャップ状態検知手段の検知結果に基づき前記回収手段を制御する制御手段を有することを特徴としている。
【0011】
請求項1に記載のインクジェット記録装置によれば、制御手段がインク滴を吐出した際に発生するインクミストを回収するための回収手段をキャップ状態検知手段の検知結果に基づき駆動を制御することで、空打ちメンテナンス時に回収手段を駆動させる。
【0012】
従って、空打ちメンテナンス時に発生するインクミストが回収手段によって回収され、インクジェット記録装置内にインクミストが飛散することは無い。また、キャップの位置を検知し、この検知結果に基づいて回収手段を制御しているため、新たに検知手段を設ける必要がなく、コストアップしない。
【0013】
請求項2に記載の発明に係るインクジェット記録装置は、請求項1に記載の構成において、前記回収手段が、回収ダクトと、該回収ダクト内に前記インク滴を回収するための気流を発生させるファンと、で構成され、前記制御手段は、前記キャップ状態検知手段が、前記キャップが前記ノズル面に密着した状態を検知したとき前記ファンの駆動を停止し、前記キャップが前記ノズル面から離間した状態を検知したとき前記ファンを駆動させることを特徴としている。
【0014】
請求項2に記載のインクジェット記録装置は、インクジェット記録ヘッドが印字休止中は待機位置に移動し、キャップがノズル面に密着してノズルのインクの乾燥を防ぐ。このキャップの位置は、キャップ状態検知手段で検知され、制御手段がファンの駆動を停止する。
【0015】
次に印字再開直前に、キャップがノズル面から離間すると、キャップ状態検知センサーはキャップの位置を検知し、この検知結果に基づいて制御手段がファンを駆動させる。このため、空打ちメンテナンス時に発生するインクミストが回収ダクトに回収される。
【0016】
従って、インクミストの回収効率が上がり、インクジェット記録装置内にインクミストが飛散することは無い。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るインクジェット記録装置の第1実施形態を図1乃至は図3に基づき説明する。
【0018】
図1に示すように、インクジェット記録装置102は、インクジェット記録ヘッド112を搭載するキャリッジ104、キャリッジ104を主走査方向Mに走査する為の主走査機構106、記録媒体としての記録紙Pを副走査方向Sに走査する為の副走査機構108、及びメンテナンスユニット110を含んで構成される。
【0019】
インクジェット記録ヘッド112は、ノズル10が形成されたインク吐出面10A(図3参照)が記録用紙Pと対向するようにキャリッジ104上に搭載されており、主走査機構106によって約1.0m/分の速度で主走査方向Mに移動されながら記録用紙Pに対してインク滴を吐出することにより、一定のバンド領域BEに対して画像の記録を行う。主走査方向への1回の移動が終了すると、副走査機構108によって記録用紙Pが副走査方向Sに搬送され、再びキャリッジ104を主走査方向Mに移動させながら次のバンド領域BEを記録する。こうした動作を複数回繰り返すことにより、記録用紙Pの全面にわたって画像の記録を行うことができる。
【0020】
キャリッジ104が移動し印字を行う領域の副走査方向Sの下流側に、後述するインクミスト52、54(図6、7参照)を回収する為、インクミスト回収機構20が設けられている。
【0021】
図2に示すように、インクミスト回収機構20は主走査方向Mに記録紙Pの幅以上の長さを有する箱状の回収ダクト22を有している。また、回収ダクト22はキャリッジ104と対向する面に複数のスリット状の開口部24が設けられている。また、メンテナンスユニット110近傍にも開口部が開けられており、後述する空打ちメンテナンス時に発生するインクミスト52も開口部から吸引可能となっている。
【0022】
回収ダクト22の上方には、図示しないインク吸収体フィルターを介して二つのシロッコファン26が設けられ、回収ダクト22からインクミスト52、54を含む空気が吸い込まれる
各シロッコファン26の吹出し方向後方には、インク吸収体フィルターにインクミスト52、54が捕捉された後の空気が排気される排気経路28を有し、排気経路28はインクジェット記録装置102の側面に設けられている排気口30に繋がっている。
【0023】
メンテナンスユニット110はキャリッジ104の移動範囲で、且つ、記録紙P外に設けられている。また、メンテナンスユニット110は箱状の筐体からなり、キャップ30、キャップ状態検知センサー32、空打ちメンテナンスエリア34、インク吸収体36、及び図示しないポンプ、クリーニング機構等を含んで構成されている。
【0024】
図3及び図4に示すように、キャップ30は図示しない機構によって上下に昇降し、メンテナンスユニット110のキャップ30上に搬送されたインクジェット記録ヘッド112のノズル面10Aに密着しキャッピングする。このキャッピングにより、印字休止時のノズル10のインクの乾燥を防止する。また、キャップ状態検知センサー32によって、インクジェット記録ヘッド112のノズル面10Aにキャップ30が密着した状態であるか、離間した状態であるかを検知することができる。また、この検知結果に基づいて、前述したインクミスト回収機構20のシロッコファン26を制御している。つまり、インクジェット記録ヘッド112のノズル面10Aにキャップ30が密着した状態のときシロッコファン26を停止させ、離間した状態のとき駆動させる制御を行っている。
【0025】
空打ちメンテナンスエリア34は、キャップ部30の横の記録紙Pの搬送側に設けられており、直方体形状の空間となっている。また、メンテナンスユニット10の筐体の底面部はインク吸収体36を有しており、空打ちメンテナンスエリア34で空打ちされたインク滴を吸収する。
【0026】
次に本実施の形態のインクジェット記録装置の作用を説明する。
【0027】
主走査方向Mに移動されながら記録用紙Pに対してインクジェット記録ヘッド102のノズル10からインク滴が吐出され一定のバンド領域BEに対して画像の記録が行われる。
【0028】
図6には、インク滴をノズル10から吐出していく際の吐出過程が、順に(a)から(f)へと模式的に示されている。このようにインク滴は記録紙Pに着弾する主滴50以外に、二次的に発生するミスト状の微小なインク微粒子52が発生する。このミスト状の微小なインク微粒子52は質量及び大きさともに小さく、記録紙Pに着弾することなくインクジェット記録装置102内を浮遊する。
【0029】
また、図7には、主滴50が記録紙Pに着弾した際、跳ね返りによるミスト状のインク微粒子54が発生する過程が模式的に書かれている。この跳ね返りによるミスト状のインク微粒子54もインクジェット記録装置内を浮遊する。
【0030】
このようにインクがノズル10から吐出する際と記録紙Pに着弾した際とに発生するミスト状の微小なインク微粒子52、54を以後「インクミスト52、54」と記載する。
【0031】
また、このインクミスト52、54はキャリッジ104が移動することで発生する気流でインクジェット記録装置102内に飛散する。特に本実施形態では、高速に印字するため、キャリッジ104は、約1.0m/分と高速で移動していおり、大きな気流が発生するため影響が大きい。
【0032】
このように飛散したインクミスト52、54はインクジェット記録装置102内の様々な部位に付着し各種不具合の原因となる。例えば、副走査機構108の記録紙Pを搬送するローラ(図示せず)に付着すると記録紙Pを汚し良好な記録画像の妨げとなる。或いは、主走査機構106、副走査機108の構駆動部(図示せず)に付着した後、乾燥し増粘すると、キャリッジ104や記録紙Pの正常な走査が行われなくなる原因となる。また、図示しない電気部品や電気基板に付着した場合、インクの組成によっては、ショートや腐食等が起こり故障の原因となる。或いは、図示しない各種センサー類に付着すると誤動作の原因となる。
【0033】
しかし、本実施形態では、上述したようにインクミスト回収機構20が設けられているので、インクミスト52、54がインクジェット記録装置102内に飛散することはなく、インクミスト52、54による不具合が発生することは無い。
【0034】
すなわち、シロッコファン26によって回収ダクト22が負圧になり、図2に示す(図2の矢印Fが空気の流れを表す)ようにインクミスト52、54を含んだ空気が開口部24から吸い込まれる。吸い込まれたインクミスト52、54を含んだ空気はインク吸収体フィルターによって、インクミスト52、54が捕捉され、シロッコファン26を通り排気経路28に空気のみ送られる。排気経路26に送られた空気は排気経路28を通り、インクジェット記録装置102の側面に設けられた排気口からインクジェット記録装置102外に排気される。尚、インク吸収体フィルターによってインクミスト52、54が捕捉されているので、シロッコファン26にはインクミスト52、54が付着することは無く、インクミスト52、54の付着が原因による故障が起きることもない。また、インクジェット記録装置102外に排出されることもない。
【0035】
印字休止時には、インクジェット記録ヘッド112は、待機位置にあるメンテナンスユニット110のキャップ30上に搬送され、図4に示すようにキャップ30がノズル面10Aに密着し、ノズル10のインクの乾燥を防いでいる。
【0036】
印字再開時には、図5に示すようにキャップ30をノズル面10Aから離間した後、吐出ムラなど防止するため、空打ちメンテナンスエリア34にインクジェット記録ヘッド112を移動し、全ノズルからインク滴を空打する空打ちメンテナンスを行う。空打ちされたインク滴はインク吸収体36に吸収される。
【0037】
尚、この空打ちメンテナンス時にも図7に示すようなインクミスト52が発生する。しかも、全ノズル10からインク滴を吐出する為、インクミスト52の発生量も多い。また、このインクミスト52はインク吸収体36まで到達せずに浮遊する。つまり、空打ちメンテナンス時にもインクミスト回収機構20によってインクミスト54を回収するほうがインクミスト52の回収効率が向上する。
【0038】
しかし、インクミスト52、54の発生の有無に関わらず、インクミスト回収機構20のシロッコファン26を常に駆動させておくと、電力を消費し、また、シロッコファン26による駆動音や風切り音などの騒音も発生する。
【0039】
また、「従来の技術」で示した、特開平11−138777のようにキャリッジ104の動作を検知して制御する方法では、印字中はシロッコファン26を駆動させることはできるが、空打ちメンテンナンス時にはシロッコファン26を動作させることはできず、また、キャリッジ104の動作を検知する専用のセンサーを設ける必要がありコスト高になる。
【0040】
しかしながら、本実施形態のインクジェット記録装置102は、インクジェット記録ヘッド112のノズル面10Aにキャップ30が密着した状態のときにはシロッコファン26を停止させ、離間した状態のときには駆動させる制御を行っているので、空打ちメンテナンス時に発生するインクミスト52が回収される。また、インクミスト52、54が発生していない時、つまり、ノズル面10Aにキャップ30が密着した状態ではシロッコファン26を停止しているので、不必要な電力消費もなく、シロッコファン26による駆動音や風切り音等の騒音も発生しない。
【0041】
更に、シロッコファン26の停止及び駆動の制御は、キャップ状態検知センサー32の検知結果を用いているので、別途新たにセンサーを設ける必要は無く、コスト高になることもない。
【0042】
従って、本実施形態のインクジェット記録装置102では、インクミスト52、54が発生しない印字休止中にはシロッコファン26を停止するので、不必要な電力消費がなく、シロッコファン26による駆動音や風切り音等の騒音も発生しない。また、空打ちメンテナンス時に発生するインクミスト54の飛散を防ぐことができる。
【0043】
尚、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではない。
【0044】
例えば、上記実施の形態のインクミスト回収機構20の構成でなくても良い。例えば、ファンは、シロッコファン26以外であっても良い。例えばプロペラファンであっても良い。或いは、吸込みファンでなく、吹き出しファンであっても良いし、吸込みファン及び吹き出しファンの両方を備えていても良い。或いは、ファンがインクジェット記録装置102の側面の排気口30の近傍にあっても良い。或いは、キャリッジ104の副走査方向Sに対し後方にファンを設け、キャリッジ104の副走査方向Sに対し後方から空気を送り回収ダクトに回収する方法でも良い。要は、インクミスト52、54をインクジェット記録装置内102に飛散させない機構であれば良い。
【0045】
また、本明細書におけるインクジェット記録とは、記録紙上への文字や画像の記録に限定されるものではない。すなわち、記録媒体は紙に限定されるものでなく、また、吐出する液体もインクに限定されるものではない。例えば、高分子フィルムやガラス上にインクを吐出してディスプレイ用カラーフィルターを作成したり、溶接状態の半田を基板上に吐出して部品実装用のバンプを形成したりするなど、工業用的に用いられる液滴噴射装置全般に対して本発明を利用することが可能である。
【0046】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明によれば、空打ちメンテナンス時に発生するインクミストの飛散を防ぐことを目的とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一の実施形態に係るインクジェット記録装置の部分断面斜視図である。
【図2】本発明の一の実施形態に係るインクジェット記録装置のインクミスト回収機構をインクジェット記録装置後方から見た、空気の流れを説明する斜視図である。
【図3】本発明の一の実施形態に係るインクジェット記録装置のメンテナンスユニットを模式的に表す図である。
【図4】本発明の一の実施形態に係るインクジェット記録装置のメンテナンスユニットのキャップ上にインクジェット記録ヘッドが移動し、キャップが密着している状態を模式的に表す図である。
【図5】本発明の一の実施形態に係るインクジェット記録装置のメンテナンスユニットの空打ちメンテナンスエリア上にインクジェット記録ヘッドが移動し、空打ちメンテナンス動作を行っている状態を模式的に表す図である。
【図6】(a)〜(f)は、インク滴が吐出する際にインクミストが発生する過程を模式的に表した模式図である。
【図7】(A)〜(C)は、インクミストが記録媒体から跳ね返る過程を模式的に表した模式図である。
【符号の説明】
10 ノズル
10A ノズル面
20 インクミスト回収機構(回収手段)
22 回収ダクト
26 シロッコファン(ファン)
30 キャップ
32 キャップ状態検知センサー(キャップ状態検知手段)
34 空打ちメンテナンスエリア
52、54 インクミスト
102 インクジェット記録装置
106 主走査機構(走査手段)
112 インクジェット記録ヘッド
P 記録紙(記録媒体)
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクミストの回収手段を有するインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ノズルからインク滴を吐出し、記録媒体に記録するインクジェット記録ヘッドを備えるインクジェット記録装置では、インク滴を吐出する際にミスト状の微小なインク微粒子(以下、「インクミスト」と記載する)が発生する。
【0003】
このインクミストは、インクジェット記録装置内を飛散し、記録媒体やインクジェット記録装置内を汚染してしまうという問題があった。
【0004】
このため、インクジェット記録装置に回収手段、例えばファンによって負圧とされたダクトでインクミストを吸引し、インクミストの飛散を防止する方法が知られている。(例えば、特許文献1参照)
このインクミストは、インクジェット記録ヘッドを搭載するキャリッジが移動するシリアルタイプのインクジェット記録装置では、キャリッジの移動によって気流が発生し、この気流によってインクジェット記録装置内を飛散する。このためキャリッジの位置や速度等を検知した結果に応じて回収手段を制御することで、より効果的に飛散を防止させる方法が提案されている。(例えば、特許文献2参照)
【0005】
【特許文献1】
特開平11−138777号公報
【特許文献2】
特開平11−138783号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
さて、インクジェット記録ヘッドは、印字休止中は待機位置に設けられたメンテナンスユニット上に搬送され、そこでキャップをノズル面に密着させ、ノズルのインクの乾燥を防いでいる。そして、印字再開直前に、キャップを離間した後、吐出ムラなど防止するため、空打ちメンテナンスエリアで全ノズルからインク滴を空打する空打ちメンテナンスを行う。
【0007】
インクミストは、記録媒体への印字中にも発生するが、この空打ちメンテナンス時にも発生する。
【0008】
しかしながら、上述したキャリッジの位置や速度等の検知した結果に応じて回収手段を制御する方法では、空打ちメンテナンス時に発生するインクミストの回収は考慮されていない。従って、空打ちメンテナンス時に発生するインクミストの飛散を防止することができず、問題があった。
【0009】
本発明は、上記問題を解決すべく成されたもので、空打ちメンテナンス時に発生するインクミストの飛散を防ぐことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明に係るインクジェット記録ヘッドは、ノズルからインク滴を吐出し、記録媒体に記録を行うインクジェット記録ヘッドと、前記記録媒体の搬送方向に対して直交方向に前記インクジェット記録ヘッドを往復させる走査手段と、前記インクジェット記録ヘッドの待機位置に設けられ、前記ノズルが形成されたノズル面へ移動して密着し、前記ノズルのインクの乾燥を防ぐキャップと、前記キャップの位置を検知するキャップ状態検知手段と、前記ノズルから空打ちされたインク滴を回収する空打ちメンテナンスエリアと、インク滴を吐出した際に発生するインクミストを回収するための回収手段と、を有し、前記キャップ状態検知手段の検知結果に基づき前記回収手段を制御する制御手段を有することを特徴としている。
【0011】
請求項1に記載のインクジェット記録装置によれば、制御手段がインク滴を吐出した際に発生するインクミストを回収するための回収手段をキャップ状態検知手段の検知結果に基づき駆動を制御することで、空打ちメンテナンス時に回収手段を駆動させる。
【0012】
従って、空打ちメンテナンス時に発生するインクミストが回収手段によって回収され、インクジェット記録装置内にインクミストが飛散することは無い。また、キャップの位置を検知し、この検知結果に基づいて回収手段を制御しているため、新たに検知手段を設ける必要がなく、コストアップしない。
【0013】
請求項2に記載の発明に係るインクジェット記録装置は、請求項1に記載の構成において、前記回収手段が、回収ダクトと、該回収ダクト内に前記インク滴を回収するための気流を発生させるファンと、で構成され、前記制御手段は、前記キャップ状態検知手段が、前記キャップが前記ノズル面に密着した状態を検知したとき前記ファンの駆動を停止し、前記キャップが前記ノズル面から離間した状態を検知したとき前記ファンを駆動させることを特徴としている。
【0014】
請求項2に記載のインクジェット記録装置は、インクジェット記録ヘッドが印字休止中は待機位置に移動し、キャップがノズル面に密着してノズルのインクの乾燥を防ぐ。このキャップの位置は、キャップ状態検知手段で検知され、制御手段がファンの駆動を停止する。
【0015】
次に印字再開直前に、キャップがノズル面から離間すると、キャップ状態検知センサーはキャップの位置を検知し、この検知結果に基づいて制御手段がファンを駆動させる。このため、空打ちメンテナンス時に発生するインクミストが回収ダクトに回収される。
【0016】
従って、インクミストの回収効率が上がり、インクジェット記録装置内にインクミストが飛散することは無い。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るインクジェット記録装置の第1実施形態を図1乃至は図3に基づき説明する。
【0018】
図1に示すように、インクジェット記録装置102は、インクジェット記録ヘッド112を搭載するキャリッジ104、キャリッジ104を主走査方向Mに走査する為の主走査機構106、記録媒体としての記録紙Pを副走査方向Sに走査する為の副走査機構108、及びメンテナンスユニット110を含んで構成される。
【0019】
インクジェット記録ヘッド112は、ノズル10が形成されたインク吐出面10A(図3参照)が記録用紙Pと対向するようにキャリッジ104上に搭載されており、主走査機構106によって約1.0m/分の速度で主走査方向Mに移動されながら記録用紙Pに対してインク滴を吐出することにより、一定のバンド領域BEに対して画像の記録を行う。主走査方向への1回の移動が終了すると、副走査機構108によって記録用紙Pが副走査方向Sに搬送され、再びキャリッジ104を主走査方向Mに移動させながら次のバンド領域BEを記録する。こうした動作を複数回繰り返すことにより、記録用紙Pの全面にわたって画像の記録を行うことができる。
【0020】
キャリッジ104が移動し印字を行う領域の副走査方向Sの下流側に、後述するインクミスト52、54(図6、7参照)を回収する為、インクミスト回収機構20が設けられている。
【0021】
図2に示すように、インクミスト回収機構20は主走査方向Mに記録紙Pの幅以上の長さを有する箱状の回収ダクト22を有している。また、回収ダクト22はキャリッジ104と対向する面に複数のスリット状の開口部24が設けられている。また、メンテナンスユニット110近傍にも開口部が開けられており、後述する空打ちメンテナンス時に発生するインクミスト52も開口部から吸引可能となっている。
【0022】
回収ダクト22の上方には、図示しないインク吸収体フィルターを介して二つのシロッコファン26が設けられ、回収ダクト22からインクミスト52、54を含む空気が吸い込まれる
各シロッコファン26の吹出し方向後方には、インク吸収体フィルターにインクミスト52、54が捕捉された後の空気が排気される排気経路28を有し、排気経路28はインクジェット記録装置102の側面に設けられている排気口30に繋がっている。
【0023】
メンテナンスユニット110はキャリッジ104の移動範囲で、且つ、記録紙P外に設けられている。また、メンテナンスユニット110は箱状の筐体からなり、キャップ30、キャップ状態検知センサー32、空打ちメンテナンスエリア34、インク吸収体36、及び図示しないポンプ、クリーニング機構等を含んで構成されている。
【0024】
図3及び図4に示すように、キャップ30は図示しない機構によって上下に昇降し、メンテナンスユニット110のキャップ30上に搬送されたインクジェット記録ヘッド112のノズル面10Aに密着しキャッピングする。このキャッピングにより、印字休止時のノズル10のインクの乾燥を防止する。また、キャップ状態検知センサー32によって、インクジェット記録ヘッド112のノズル面10Aにキャップ30が密着した状態であるか、離間した状態であるかを検知することができる。また、この検知結果に基づいて、前述したインクミスト回収機構20のシロッコファン26を制御している。つまり、インクジェット記録ヘッド112のノズル面10Aにキャップ30が密着した状態のときシロッコファン26を停止させ、離間した状態のとき駆動させる制御を行っている。
【0025】
空打ちメンテナンスエリア34は、キャップ部30の横の記録紙Pの搬送側に設けられており、直方体形状の空間となっている。また、メンテナンスユニット10の筐体の底面部はインク吸収体36を有しており、空打ちメンテナンスエリア34で空打ちされたインク滴を吸収する。
【0026】
次に本実施の形態のインクジェット記録装置の作用を説明する。
【0027】
主走査方向Mに移動されながら記録用紙Pに対してインクジェット記録ヘッド102のノズル10からインク滴が吐出され一定のバンド領域BEに対して画像の記録が行われる。
【0028】
図6には、インク滴をノズル10から吐出していく際の吐出過程が、順に(a)から(f)へと模式的に示されている。このようにインク滴は記録紙Pに着弾する主滴50以外に、二次的に発生するミスト状の微小なインク微粒子52が発生する。このミスト状の微小なインク微粒子52は質量及び大きさともに小さく、記録紙Pに着弾することなくインクジェット記録装置102内を浮遊する。
【0029】
また、図7には、主滴50が記録紙Pに着弾した際、跳ね返りによるミスト状のインク微粒子54が発生する過程が模式的に書かれている。この跳ね返りによるミスト状のインク微粒子54もインクジェット記録装置内を浮遊する。
【0030】
このようにインクがノズル10から吐出する際と記録紙Pに着弾した際とに発生するミスト状の微小なインク微粒子52、54を以後「インクミスト52、54」と記載する。
【0031】
また、このインクミスト52、54はキャリッジ104が移動することで発生する気流でインクジェット記録装置102内に飛散する。特に本実施形態では、高速に印字するため、キャリッジ104は、約1.0m/分と高速で移動していおり、大きな気流が発生するため影響が大きい。
【0032】
このように飛散したインクミスト52、54はインクジェット記録装置102内の様々な部位に付着し各種不具合の原因となる。例えば、副走査機構108の記録紙Pを搬送するローラ(図示せず)に付着すると記録紙Pを汚し良好な記録画像の妨げとなる。或いは、主走査機構106、副走査機108の構駆動部(図示せず)に付着した後、乾燥し増粘すると、キャリッジ104や記録紙Pの正常な走査が行われなくなる原因となる。また、図示しない電気部品や電気基板に付着した場合、インクの組成によっては、ショートや腐食等が起こり故障の原因となる。或いは、図示しない各種センサー類に付着すると誤動作の原因となる。
【0033】
しかし、本実施形態では、上述したようにインクミスト回収機構20が設けられているので、インクミスト52、54がインクジェット記録装置102内に飛散することはなく、インクミスト52、54による不具合が発生することは無い。
【0034】
すなわち、シロッコファン26によって回収ダクト22が負圧になり、図2に示す(図2の矢印Fが空気の流れを表す)ようにインクミスト52、54を含んだ空気が開口部24から吸い込まれる。吸い込まれたインクミスト52、54を含んだ空気はインク吸収体フィルターによって、インクミスト52、54が捕捉され、シロッコファン26を通り排気経路28に空気のみ送られる。排気経路26に送られた空気は排気経路28を通り、インクジェット記録装置102の側面に設けられた排気口からインクジェット記録装置102外に排気される。尚、インク吸収体フィルターによってインクミスト52、54が捕捉されているので、シロッコファン26にはインクミスト52、54が付着することは無く、インクミスト52、54の付着が原因による故障が起きることもない。また、インクジェット記録装置102外に排出されることもない。
【0035】
印字休止時には、インクジェット記録ヘッド112は、待機位置にあるメンテナンスユニット110のキャップ30上に搬送され、図4に示すようにキャップ30がノズル面10Aに密着し、ノズル10のインクの乾燥を防いでいる。
【0036】
印字再開時には、図5に示すようにキャップ30をノズル面10Aから離間した後、吐出ムラなど防止するため、空打ちメンテナンスエリア34にインクジェット記録ヘッド112を移動し、全ノズルからインク滴を空打する空打ちメンテナンスを行う。空打ちされたインク滴はインク吸収体36に吸収される。
【0037】
尚、この空打ちメンテナンス時にも図7に示すようなインクミスト52が発生する。しかも、全ノズル10からインク滴を吐出する為、インクミスト52の発生量も多い。また、このインクミスト52はインク吸収体36まで到達せずに浮遊する。つまり、空打ちメンテナンス時にもインクミスト回収機構20によってインクミスト54を回収するほうがインクミスト52の回収効率が向上する。
【0038】
しかし、インクミスト52、54の発生の有無に関わらず、インクミスト回収機構20のシロッコファン26を常に駆動させておくと、電力を消費し、また、シロッコファン26による駆動音や風切り音などの騒音も発生する。
【0039】
また、「従来の技術」で示した、特開平11−138777のようにキャリッジ104の動作を検知して制御する方法では、印字中はシロッコファン26を駆動させることはできるが、空打ちメンテンナンス時にはシロッコファン26を動作させることはできず、また、キャリッジ104の動作を検知する専用のセンサーを設ける必要がありコスト高になる。
【0040】
しかしながら、本実施形態のインクジェット記録装置102は、インクジェット記録ヘッド112のノズル面10Aにキャップ30が密着した状態のときにはシロッコファン26を停止させ、離間した状態のときには駆動させる制御を行っているので、空打ちメンテナンス時に発生するインクミスト52が回収される。また、インクミスト52、54が発生していない時、つまり、ノズル面10Aにキャップ30が密着した状態ではシロッコファン26を停止しているので、不必要な電力消費もなく、シロッコファン26による駆動音や風切り音等の騒音も発生しない。
【0041】
更に、シロッコファン26の停止及び駆動の制御は、キャップ状態検知センサー32の検知結果を用いているので、別途新たにセンサーを設ける必要は無く、コスト高になることもない。
【0042】
従って、本実施形態のインクジェット記録装置102では、インクミスト52、54が発生しない印字休止中にはシロッコファン26を停止するので、不必要な電力消費がなく、シロッコファン26による駆動音や風切り音等の騒音も発生しない。また、空打ちメンテナンス時に発生するインクミスト54の飛散を防ぐことができる。
【0043】
尚、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではない。
【0044】
例えば、上記実施の形態のインクミスト回収機構20の構成でなくても良い。例えば、ファンは、シロッコファン26以外であっても良い。例えばプロペラファンであっても良い。或いは、吸込みファンでなく、吹き出しファンであっても良いし、吸込みファン及び吹き出しファンの両方を備えていても良い。或いは、ファンがインクジェット記録装置102の側面の排気口30の近傍にあっても良い。或いは、キャリッジ104の副走査方向Sに対し後方にファンを設け、キャリッジ104の副走査方向Sに対し後方から空気を送り回収ダクトに回収する方法でも良い。要は、インクミスト52、54をインクジェット記録装置内102に飛散させない機構であれば良い。
【0045】
また、本明細書におけるインクジェット記録とは、記録紙上への文字や画像の記録に限定されるものではない。すなわち、記録媒体は紙に限定されるものでなく、また、吐出する液体もインクに限定されるものではない。例えば、高分子フィルムやガラス上にインクを吐出してディスプレイ用カラーフィルターを作成したり、溶接状態の半田を基板上に吐出して部品実装用のバンプを形成したりするなど、工業用的に用いられる液滴噴射装置全般に対して本発明を利用することが可能である。
【0046】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明によれば、空打ちメンテナンス時に発生するインクミストの飛散を防ぐことを目的とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一の実施形態に係るインクジェット記録装置の部分断面斜視図である。
【図2】本発明の一の実施形態に係るインクジェット記録装置のインクミスト回収機構をインクジェット記録装置後方から見た、空気の流れを説明する斜視図である。
【図3】本発明の一の実施形態に係るインクジェット記録装置のメンテナンスユニットを模式的に表す図である。
【図4】本発明の一の実施形態に係るインクジェット記録装置のメンテナンスユニットのキャップ上にインクジェット記録ヘッドが移動し、キャップが密着している状態を模式的に表す図である。
【図5】本発明の一の実施形態に係るインクジェット記録装置のメンテナンスユニットの空打ちメンテナンスエリア上にインクジェット記録ヘッドが移動し、空打ちメンテナンス動作を行っている状態を模式的に表す図である。
【図6】(a)〜(f)は、インク滴が吐出する際にインクミストが発生する過程を模式的に表した模式図である。
【図7】(A)〜(C)は、インクミストが記録媒体から跳ね返る過程を模式的に表した模式図である。
【符号の説明】
10 ノズル
10A ノズル面
20 インクミスト回収機構(回収手段)
22 回収ダクト
26 シロッコファン(ファン)
30 キャップ
32 キャップ状態検知センサー(キャップ状態検知手段)
34 空打ちメンテナンスエリア
52、54 インクミスト
102 インクジェット記録装置
106 主走査機構(走査手段)
112 インクジェット記録ヘッド
P 記録紙(記録媒体)
Claims (2)
- ノズルからインク滴を吐出し、記録媒体に記録を行うインクジェット記録ヘッドと、
前記記録媒体の搬送方向に対して直交方向に前記インクジェット記録ヘッドを往復させる走査手段と、
前記インクジェット記録ヘッドの待機位置に設けられ、前記ノズルが形成されたノズル面へ移動して密着し、前記ノズルのインクの乾燥を防ぐキャップと、
前記キャップの位置を検知するキャップ状態検知手段と、
前記ノズルから空打ちされたインク滴を回収する空打ちメンテナンスエリアと、
インク滴を吐出した際に発生するインクミストを回収するための回収手段と、を有し、
前記キャップ状態検知手段の検知結果に基づき前記回収手段を制御する制御手段を有することを特徴とするインクジェット記録装置。 - 前記回収手段が、回収ダクトと、該回収ダクト内に前記インク滴を回収するための気流を発生させるファンと、で構成され、前記制御手段は、前記キャップ状態検知手段が、前記キャップが前記ノズル面に密着した状態を検知したとき前記ファンの駆動を停止し、前記キャップが前記ノズル面から離間した状態を検知したとき前記ファンを駆動させることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003076133A JP2004284068A (ja) | 2003-03-19 | 2003-03-19 | インクジェット記録装置 |
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Cited By (3)
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CN103991292A (zh) * | 2013-02-14 | 2014-08-20 | 精工爱普生株式会社 | 印刷装置 |
JP2017121703A (ja) * | 2016-01-05 | 2017-07-13 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷装置 |
JP2020026081A (ja) * | 2018-08-10 | 2020-02-20 | キヤノン株式会社 | 記録装置、その制御方法、及びプログラム |
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2003
- 2003-03-19 JP JP2003076133A patent/JP2004284068A/ja active Pending
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CN103991292B (zh) * | 2013-02-14 | 2017-04-26 | 精工爱普生株式会社 | 印刷装置 |
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