JP2004283935A - ピンミラーカッタ - Google Patents

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Abstract

【課題】ダプタ本体に対し、熱膨張に拘わることなくカッタ本体の軸芯を一致させて軸方向にずれのを防止できること。
【解決手段】突出部13の各々は、カッタ本体12の中心Oを通る基準線Aに沿い等間隔で外方に延在して形成され、カッタ本体12の径方向の前方に向かうに従い次第に幅が拡がるように形成される。突出部13は、カッタ本体12においてその基部が最も幅狭に形成され、そこから前方に至るに従い次第に拡がるように逆台形状をなし、側面21、22で画成される。側面21がカッタ本体12の加工時の回転方向Bにおける前方に位置し、側面22がその後方に位置する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば往復動式内燃機関のクランクシャフトを加工するピンミラーカッタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、往復動式内燃機関のクランクシャフトを加工する工具として、例えばピンミラーカッタが知られている。
図6はピンミラーカッタの従来例の要部を示す平面図、図7はピンミラーカッタが取り付けられる加工機を示す説明図、図8はピンミラーカッタの要部を示す概略断面図であり、これらの図において、符号1はピンミラーカッタ、2はカッタ本体、3は加工機、4はアダプタ本体を示している。
【0003】
即ち、図6〜図8に示す従来のピンミラーカッタ1は、円環状のカッタ本体2と、該カッタ本体2を着脱可能に保持して加工機3(図7)に取り付れられるアダプタ本体4と、該アダプタ本体4にカッタ本体2を固定するためのクランパ9とを備えて構成されている。カッタ本体2の内周部には、複数のスローアウェイチップ6が径方向内方に切刃7を突出させた状態となるように、ボルト8により着脱可能に取り付けられている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
カッタ本体2の外周には、アダプタ本体4の内周に設けられたすり鉢状の嵌合用切欠4Aに対応するよう漸次縮径させる傾斜面2Aが設けられ、これら傾斜面2A、4A同士を面接触させることで、アダプタ本体4にカッタ本体2が求心方向に位置決めされると共に、アダプタ本体4に対しカッタ本体2が互いに軸方向にも一致するようになっている。
【0005】
加工機3側のチャック3A、3Bには、加工物であるクランクシャフト(図示せず)がピンミラーカッタ1の内方を貫通するように架け渡されて固定保持される。そして、ピンミラーカッタ1は、チャック3A、3Bに固定保持されたクランクシャフトに対して、自転しながら公転すると共に軸方向に適宜移動させられることにより、切刃7でクランクシャフトを所定形状に加工する。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−191209号公報(段落番号0002−段落番号0008、第7図、第8図、第10図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のピンミラーカッタ1においては、加工時の熱によってカッタ本体2の温度が上昇し、熱膨張することから、加工時の途中でカッタ本体2を交換して新たにアダプタ本体4に取り付けた場合、熱膨張しているアダプタ本体4に対し、常温のカッタ本体2の中心がずれてしまうばかりでなく、カッタ本体2が軸方向にもずれてしまい、軸芯が一致しないという問題があった。この問題は、上述のような加工時の途中でカッタ本体2を交換する場合にのみならず、加工している最中にもカッタ本体2及びアダプタ本体4の双方が熱膨張することから、互いに組み付けられている状態のカッタ本体2でもアダプタ本体4からずれてしまい、軸芯が一致しなくなるというおそれもあった。軸芯がずれると、クランクシャフトを精密に真円に加工できなくなってしまう。
【0008】
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、ダプタ本体に対し、熱膨張に拘わることなくカッタ本体の軸芯を一致させて軸方向にずれのを防止することができるピンミラーカッタを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明は以下の手段を提案している。
請求項1に係る発明は、加工機に装着される環状のアダプタ本体と、該アダプター内に着脱可能に取り付けられたカッタ本体とを備え、前記カッタ本体の外周に外方に延在する突出部が複数形成される一方、前記アダプタ本体の内周に前記突出部を嵌め込む嵌合用切欠が形成されたピンミラーカッタにおいて、前記突出部は、前記カッタ本体の径方向の前方に向かうに従い次第に幅が拡がるよう傾斜して形成されていることを特長とする。
【0010】
この発明に係るピンミラーカッタによれば、カッタ本体の突出部が、カッタ本体の径方向の前方に向かうに従い次第に幅が拡がるようにそれぞれ傾斜して形成されていると、例え一方の突出部と嵌合用切欠間で軸芯がずれたとしても、他方の突出部と嵌合用切欠間の嵌合によってずれを相殺させることができるので、アダプタ本体に対してカッタ本体を求心方向に合わせることができ、軸芯を一致させることができると共に、軸方向にも一致させることができ、アダプタ本体に対するカッタ本体の取り付けを良好に行える。
【0011】
請求項2に係る発明は、請求項1記載のピンミラーカッタにおいて、突出部の前記幅は、前記アダプタ本体に対するカッタ本体の挿入方向において後方から前方に至るに従い次第に狭まり、突出部の厚み方向に沿い楔形状をなしていることを特長とする。
【0012】
この発明に係るピンミラーカッタによれば、アダプタ本体に対するカッタ本体の挿入方向において後方から前方に至るに従い次第に幅を狭めることで、突出部の厚み方向でも楔形状となっているので、アダプタ本体に対しカッタ本体を嵌め込むとカッタ本体の中心を容易に一致させることができ、軸方向のずれ防止をいっそう良好な行える。
【0013】
請求項3に係る発明は、請求項2記載のピンミラーカッタにおいて、前記突出部は、前記カッタ本体の加工時の回転方向における前方の側面と後方の側面とのうち、前方の側面と後方の側面とが厚み方向で互いに対称な均等の角度に傾斜していること、前方の側面の傾斜角度に対し後方の側面がそれ以下の小さな角度で傾斜して形成されること、前方の側面の傾斜角度に対し後方の側面が0°の角度に形成されていることのいずれかであることを特長とする。
この発明に係るピンミラーカッタによれば、カッタ本体の加工時の回転方向における後方の側面と前方の側面とが対称の角度で傾斜したり、後方の側面が前方の側面の傾斜角度より小さな角度で傾斜したり、さらに後方の側面が0°の角度で形成されるので、突出部が厚み方向に沿っても幅が異なっており、従って、アダプタ本体に対してカッタ本体の軸方向のずれ防止をいっそう良好に行える。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照し、この発明の実施の形態について説明する。図1から図3はこの発明の第1の実施の形態に係るピンミラーカッタを示す図であって、図1はピンミラーカッタの要部を示す平面図、図2はカッタ本体とアダプタ本体の嵌合状態を示す拡大説明図、図3はカッタ本体の突起を厚み方向から見た側面図である。
図1に示すピンミラーカッタ10は、加工機(図7参照)に装着される円環状のアダプタ本体11と、該アダプター本体11内に着脱可能に取り付けられる環状のカッタ本体12とを備えている。
【0015】
カッタ本体12の外周には外方に延在する突出部13が複数形成される一方、アダプタ本体11の内周には突出部13を挿入して該突出部13を嵌め込む嵌合用切欠14が形成されている。そして、アダプタ本体11の嵌合用切欠14に、カッタ本体12の突出部13が挿入されたとき、クランパ15によって締め付けられることでアダプタ本体11内にカッタ本体12が取り付けられるようになっている。
なお、カッタ本体12の径方向内方には、複数のスローアウェイチップ18が径方向の内方に切刃19を突出させた状態となるようボルト20により着脱可能に取り付けられている。
【0016】
クランパ15は、外周の一部に直線状の欠損部16が設けられた円板であって、アダプタ本体11にクランパボルト17によって回転可能に取り付けられており、アダプタ本体11にカッタ本体12を取り付けるとき、図示していないが、欠損部16が嵌合用切欠14の根本部分と一致するように回動操作されることで嵌合用切欠14に突出部13が挿入できるように嵌合用切欠14を解放させ、その嵌合用切欠14内に突出部13が挿入されたとき、図1に示すように突出部13の先端部分に当接するように回動操作され、かつクランパボルト17によって締結されることで、アダプタ本体11にカッタ本体12を強固に固定するようにしている。
【0017】
そして、突出部13の各々は、図1に示すように、カッタ本体12の中心Oを通る基準線Aに沿い等間隔で外方に延在して形成され、カッタ本体12の径方向の前方に向かうに従い次第に幅が拡開して形成されており、突出部13の両側面21、22が、前記中心Oから放射状に延びる直線に沿うように形成されている。
即ち、突出部13は、図2に示すように、カッタ本体12においてその基部が最も幅狭に形成され、そこから前方に至るに従い次第に拡がって形成された逆台形状をなし、従って、前方に至るに従って次第に拡開する両側面21、22によって画成されている。これら両側面21、22のうち、側面21が図1〜図3に示すように、カッタ本体12の加工時の回転方向Bにおける前方に位置し、側面22がその回転方向Bにおける後方に位置するものとなっている。
【0018】
このような突出部13の両側面21、22は、図2に示すように、カッタ本体12の中心Oを通る基準線Aを中心として互いに対称となる角度であって、しかもその基準線Aと交差するよう所望の角度αで傾斜している。この傾斜角度αは、カッタ本体12における突出部13の個数と、カッタ本体12及びアダプタ本体11の大きさや材質等とに基づいて選定されている。
【0019】
また、突出部13の両側面21、22間は、アダプタ本体11に対するカッタ本体12の挿入方向において後方から前方に至るに従い次第に幅を狭めることでその厚み方向に沿って幅が異なっている。
即ち、突出部13の両側面21、22のうち、図3に示すように、回転方向Bの前方の側面21と後方の側面22とが互いに対称となる均等の角度、例えば幅方向の中心軸Cに対し15°ずつの対称となる角度で傾斜し、次第に幅が狭まるようになっている。換言すれば、アダプタ本体11に対するカッタ本体12の挿入方向において、該挿入方向の後方から前方に至るに従って両側面21、22間の幅が次第に狭まるよう傾斜する楔形状をなしている。
【0020】
従って、突出部13は、カッタ本体12の面上において前方に至るに従って幅が拡開する逆楔形状をなすと共に、厚み方向においては、アダプタ本体11に対する挿入方向の後方から前方に幅が次第に狭まるように傾斜する楔形状をなしている。
なお、アダプタ本体11に設けられた嵌合用切欠14の両側は、前記突出部13の両側面21、22に対応する角度で傾斜して形成され、しかもその基部は突出部13の先端部が確実に嵌合できるように若干大きめに形成されている。
【0021】
この実施形態のピンミラーカッタ10は、上記のように構成されるので、まず、カッタ本体12をアダプタ本体11に取り付ける場合には、予め、クランパボルト17を緩めてクランパ15をアダプタ本体11の嵌合用切欠14からずれた位置に回動操作させておいた後、その状態で嵌合用切欠14内にカッタ本体12の突出部13を差し込み、次いでクランパ15を上記待避位置から回動させてカッタ本体12上に当接させてクランパボルト17を締め付けることでカッタ本体12がアダプタ本体11に固定される。
【0022】
このようにしてカッタ本体12がアダプタ本体11に固定され、かつそれらが加工機にセットされたとき、加工機が駆動されることで加工物としてのクランクシャフト(図示せず)をすることとなる。
この場合、カッタ本体12の外周に突出部13が設けられると共に、アダプタ本体11の内周に突出部12を挿入する嵌合用切欠14が設けられ、突出部13が嵌合用切欠14に嵌合して固定されているので、加工機の駆動力がアダプタ本体11から突出部13を介してカッタ本体12へ伝達することができ、従って、カッタ本体12に対して十分な駆動力を伝達することができる。
【0023】
上記加工時、カッタ本体12のスローアウェイチップ18が発熱し、カッタ本体12のみならずアダプタ本体11も熱膨張することから、加工時の途中で、アダプタ本体11にカッタ本体12を交換して取り付けようとすると、アダプタ本体11に対してカッタ本体12の中心Oがずれると共に軸方向にもずれるおそれがある。
【0024】
しかしながら、カッタ本体12に設けられた突出部13が、カッタ本体12の径方向の前方に向かうに従い次第に拡開して形成されていると、たとえ一方の突出部13と嵌合用切欠14間で軸芯がずれたとしても、他方の突出部13と嵌合用切欠14間の嵌合によってずれを相殺させることができるので、アダプタ本体11に対してカッタ本体12を求心方向に合わせることができ、軸芯を一致させることができると共に、軸方向にも一致させることができる。
従って、アダプタ本体11に対し、カッタ本体12を熱膨張に拘わることなく、軸芯を一致した状態に確実に取り付けることができる。これは、カッタ本体12の交換時のみならず、組み付けられたカッタ本体12及びアダプタ本体11の双方が加工時に熱膨張している場合にも同様であり、軸芯がずれるおそれがない。この場合、特に突出部13の両側面21、22が、前記中心Oから放射状に延びる直線に沿うように形成されているので、各部材の熱膨張による軸芯ずれが生じ難く、当該軸芯ずれを可及的小に抑えることができる。
【0025】
このように、突出部13が前方に向かうにつれて幅が拡がっていると、熱膨張する方向と交差する方向に突出した状態であり、つまり、カッタ本体12の中心Oを含む基準線Aに対し、両側面21、22間が所望の角度αで交差するよう傾斜しているので、軸芯のずれを確実に防止することができる。
【0026】
これに加え、突出部13は、カッタ本体12の回転方向Bにおける前方の側面21と後方における側面22とが互いに対称な角度に傾斜しているので、即ち、突出部13がカッタ本体12の面方向で傾斜しているのみならず、厚み方向でも対称な角度で傾斜しているので、アダプタ本体11にカッタ本体12を取り付けたときに容易に軸芯を一致させることができると共に、加工時の熱膨張に拘わらず、互いに組み付けられているアダプタ本体11とカッタ本体12との軸芯がずれるのを防止することもできる。
【0027】
また、突出部13が拡開形成されることで先太形状であると、先細形状のような場合に比較し、この突出部13が嵌合用切欠14に嵌合することでアダプタ本体11とカッタ本体12が組み付けられた場合、アダプタ本体11に対するカッタ本体12の嵌合力を増大させることができるので、その組み付け剛性を上げることができる。
【0028】
なお、図示実施の形態では、カッタ本体12に設けられた突出部13の側面21、22が回転方向Bの前方と後方とで対称となる均等の角度で傾斜して形成された例を示したが、これに限定されるものではなく、図4に示すように左右不均等の角度に傾斜させて形成してもよい。
即ち、図4はこの発明の第2の実施の形態に係るピンミラーカッタを示す図であって、図3に対応しており、前方の側面21が20°の角度で、かつ後方の側面22が10°の角度に形成されている。
【0029】
更に、それ以外として図5に示す角度に形成してもよい。図5はこの発明の第3の実施の形態に係るピンミラーカッタを示す図であって、図3及び図4に対応しており、前方の側面21が30°の角度で、かつ後方の側面22が中心軸Cと平行な角度、つまり0°の角度に形成されている。
【0030】
図4及び図5に示すように、突出部13における前方の側面21の角度に対し、後方の側面22の角度を小さくすると、加工時、突出部13の回転方向Bにおける前方の側面21が切削抵抗を受けても、回転方向Bにおける後方の側面22がその抵抗力に耐える剛性力を付与することができるので、アダプタ本体11から伝達される駆動力がカッタ本体12に確実に伝達され、良好な伝達力が得られる。
【0031】
従って、突出部13において、回転方向Bの前方の側面21と後方の側面22とは、互いに対称となる均等の角度で傾斜してもよいし、また後方の側面22が前方の側面21と同等の角度若しくはそれより小さな角度で傾斜してあればよい。
【0032】
そして、図示実施形態によれば、突出部13の両側面21、22が、図1及び図2に示すようにカッタ本体12の面上において基準線Aに対し角度αをもって拡開するように形成された例を示したが、それより大きな角度、また小さな角度でもよいのは勿論である。つまり、実施形態では、カッタ本体12とアダプタ本体11の寸法及び材質上の関係から突出部13の数が8個設けられた場合に適用したので、上記の角度に形成した例を示したが、突出部13の数やカッタ本体12、アダプタ本体11の外形寸法等に基づき、適宜選定すればよい。
また、アダプタ本体11として、円環状に形成された例を示したが、外周が多角形状をなすものもあるので、円環状のみに限定されるものではない。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る発明によれば、カッタ本体の突出部が、カッタ本体の径方向の前方に向かうに従い次第に幅が拡がるようにそれぞれ傾斜して形成され、突出部と嵌合用切欠間の嵌合によってずれを相殺させることができるように構成したので、アダプタ本体に対してカッタ本体を求心方向に合わせることができ、軸方向にも軸芯を一致させることができる結果、アダプタ本体に対するカッタ本体の取り付けを良好に行えるという効果が得られる。
【0034】
請求項2に係る発明によれば、アダプタ本体に対しカッタ本体を嵌め込むとカッタ本体の中心を容易に一致させることができると共に、軸方向のずれ防止をいっそう良好に行える効果が得られる。
【0035】
請求項3に係る発明によれば、突出部が厚み方向に沿っても幅が異なっており、アダプタ本体に対してカッタ本体の軸方向のずれ防止をいっそう良好な行える効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態に係るピンミラーカッタの要部を示す平面図である。
【図2】カッタ本体とアダプタ本体間の嵌合状態を示す拡大説明図である。
【図3】カッタ本体の突出部を厚み方向から見た側面図である。
【図4】この発明の第2の実施の形態に係るピンミラーカッタを示す図であって、図3に対応する側面図であ
【図5】この発明の第3の実施の形態に係るピンミラーカッタを示す図であって、図3及び図4に対応する側面図である。
【図6】ピンミラーカッタの従来例の要部を示す平面図である。
【図7】ピンミラーカッタが取り付けられる加工機を示す説明図である。
【図8】ピンミラーカッタの要部を示す概略断面図である。
【符号の説明】
10 ピンミラーカッタ
11 アダプタ本体
12 カッタ本体
13 突出部
14 嵌合用切欠
21 突出部の前方の側面
22 突出部の後方の側面
α 突出部の両側面間の角度
A 基準線
B 回転方向
C 突出部の幅方向の中心軸
O カッタ本体の中心

Claims (3)

  1. 加工機に装着される環状のアダプタ本体と、該アダプター内に着脱可能に取り付けられたカッタ本体とを備え、
    前記カッタ本体の外周に外方に延在する突出部が複数形成される一方、前記アダプタ本体の内周に前記突出部を嵌め込む嵌合用切欠が形成されたピンミラーカッタにおいて、
    前記突出部は、前記カッタ本体の径方向の前方に向かうに従い次第に幅を拡開して形成されていることを特長とするピンミラーカッタ。
  2. 請求項1記載のピンミラーカッタにおいて、
    突出部の前記幅は、前記アダプタ本体に対するカッタ本体の挿入方向において後方から前方に至るに従い次第に狭まり、突出部の厚み方向に沿い楔形状をなしていることを特長とするピンミラーカッタ。
  3. 請求項2記載のピンミラーカッタにおいて、
    前記突出部は、前記カッタ本体の加工時の回転方向における前方の側面と後方の側面とのうち、前方の側面と後方の側面とが厚み方向で互いに対称な均等の角度に傾斜していること、前方の側面の傾斜角度に対し後方の側面がそれ以下の小さな角度で傾斜して形成されること、前方の側面の傾斜角度に対し後方の側面が0°の角度に形成されていることのいずれかであることを特長とするピンミラーカッタ。
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