JP2005342849A - ピンミラーカッタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 カッタ取付部の撓みやビビリを抑制して加工を高精度に行うことができ、またチップの欠け等を抑制してチップの長寿命化を図ることができるピンミラーカッタを提供すること。
【解決手段】 加工機に装着される環状のカッタ取付部11と、該カッタ取付部の周面に着脱可能に取り付けられ、かつ前記カッタ取付部と前記カッタ本体とが取り付けられたとき、前記カッタ本体の切刃により被削材を加工するようにしたピンミラーカッタにおいて、前記カッタ取付部11に、該カッタ取付部11よりヤング率の高い材料からなる補強部材が設けられることを特徴とする。また、このピンミラーカッタにおいて、前記補強部材は、前記カッタ取付部11に対し、放射状に複数設けられることを特徴とする。また、前記補強部材は、前記カッタ取付部11の少なくとも一方の端面に配設されることを特徴とするピンミラーカッタ。
【選択図】 図2

Description

この発明は、クランクシャフト等のピン部を加工するピンミラーカッタに係り、カッタ本体を加工機に着脱可能に取り付けるカッタ取付部に関する。
従来、往復動式内燃機関のクランクシャフトを加工する工具として、例えば、図11に示すようなピンミラーカッタ1が知られている。このピンミラーカッタ1は、円環状をなすカッタ本体2の内周部に、複数のチップ3がそれぞれの切刃4をカッタ本体2の内周面から内方に突出させた状態でボルト5によって着脱可能に取り付けられている。
このカッタ本体2は、カッタ取付部6の内周に同軸上に着脱自在に取り付けられている。カッタ取付部6は、図12に示すように、加工機7に対しその軸線が主軸(図示せず)と一致して装着され、ピンミラーカッタ1の内方を貫通して被削材であるクランクシャフト(図示せず)が加工機7に設けられたチャック8aと8bの間に架け渡される。
そして、加工機7の駆動時、カッタ本体2とカッタ取付部6とが主軸によって自身の軸線回りに一定方向に(図11の矢印X方向)に回転させられ、しかもチャック8a、8bによって保持されたクランクシャフトに対し、ピンミラーカッタ1は自転しながら公転して軸方向に適宜移動させられることで、ピンミラーカッタ1の切刃4がクランクシャフトを所定形状に加工するようになっている。
このようなピンミラーカッタ1は、カッタ本体2の外周部に突出部2aが、周方向に定ピッチで多数設けられると共に、カッタ取付部6の内周部に、突出部2aを差し込む差し込み溝6aが突出部2aと同数設けられている。そして、加工に際し、カッタ取付部6の差し込み溝6aにカッタ本体2の突出部2aを差し込むことで両者の軸線が一致し、その後、クランパ9によって両者が互いに固定されるようになっている。
なお、この種のカッタ取付部とカッタ本体とを備えたピンミラーカッタとしては、例えば特許文献1が挙げられる。
特開平8−118125号公報
ところで、近年、車両用エンジンの小型化に伴い、気筒間隔とクランクシャフトのピン幅が小さくなり、その結果としてクランクシャフトを加工するピンミラーカッタが薄くなる傾向にある。
しかしながら、ピンミラーカッタ1のカッタ本体2が薄いと、加工時の切削配分力により発生するスラスト荷重でピンミラーカッタを取り付けているカッタ取付部6が撓んでしまうという問題があった。カッタ取付部6が撓むと、クランクシャフトに対して切刃4が片当たりしてしまい、ビビリが発生して所望精度の加工が困難となるばかりでなく、切刃4の寿命が短くなり、時には破損するという問題があった。
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、薄型化されているにも拘わらず、カッタ取付部の撓みやビビリを抑制して加工を高精度に行うことができ、またチップの欠け等を抑制してチップの長寿命化を図ることができるピンミラーカッタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、この発明は以下の手段を提案している。
請求項1に係る発明は、加工機に装着される環状のカッタ取付部と、該カッタ取付部の周面に着脱可能に取り付けられ、かつ前記カッタ取付部と前記カッタ本体とが取り付けられたとき、前記カッタ本体の切刃により被削材を加工するようにしたピンミラーカッタにおいて、前記カッタ取付部に、該カッタ取付部よりヤング率の高い材料からなる補強部材が設けられることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、カッタ取付部にカッタ取付部よりヤング率の高い材質からなる補強部材が配置されることで、カッタ取付部全体としての見かけ上のヤング率が高くなり剛性が向上する。その結果、カッタ取付部に切削背分力によるスラスト荷重が作用したとき、カッタ取付部の撓みが抑制され、カッタ本体の切刃がクランクシャフトに対して片当たり、ビビリの発生を抑制して、高精度な加工を行うことができる。
請求項2に係る発明は、請求項1記載のピンミラーカッタにおいて、前記補強部材は、前記カッタ取付部に対し、放射状に複数設けられることを特徴とする。
請求項2に係る発明によれば、スラスト力がカッタ取付部のどの位置に作用しても、放射状に配置された補強部材のいずれかがスラスト力による曲げ応力を緩和するため、カッタ取付部の撓みを効果的に抑制することができる。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2記載のピンミラーカッタにおいて、前記補強部材は、前記カッタ取付部の少なくとも一方の端面に配設されることを特徴とする。
請求項3に係る発明によれば、カッタ取付部の少なくとも一方の端面に補強部材が配置されるので、見かけ上のヤング率が高くなり剛性が向上する。カッタ取付部の両方の端面に補強部材を配置すればさらに好適である。
請求項4に係る発明は、請求項1又は2記載のピンミラーカッタにおいて、前記補強部材は、前記カッタ取付部に設けられた挿入孔に収納されていることを特徴とする。
請求項4に係る発明によれば、カッタ取付部の挿入孔に補強部材が収納されているので、カッタ取付部全体の剛性を向上させるとともに、補強部材が脱落、破損する虞がない。
請求項5に係る発明は、請求項4記載のピンミラーカッタにおいて、前記補強部材は、前記カッタ取付部における前記カッタ本体の厚み方向の中央部と対応する位置に設けられていることを特徴とする。
請求項5に係る発明によれば、カッタ取付部に対しカッタ本体の厚み方向の中央部に相当する位置に補強部材が設けられているので、カッタ取付部全体の剛性を向上させるのに加え、加工時に発生する熱によってカッタ取付部に熱膨張が生じても、カッタ取付部に歪みが生じるのを抑制することができる。
請求項6に係る発明は、請求項4記載のピンミラーカッタにおいて、前記補強部材は、前記カッタ取付部における前記カッタ本体の一方の端面と他方の端面寄りに配設されていることを特徴とする。
請求項6に係る発明によれば、カッタ取付部の一方の端面と他方の端面寄りに中央部からオフセットして補強部材が配設されているので、カッタ取付部全体の剛性をより向上させることができる。
請求項7に係る発明は、請求項4から請求項6のいずれかに記載のピンミラーカッタにおいて、前記補強部材は、前記カッタ取付部に径方向に設けられた挿入孔に挿入されると共に、該挿入孔を閉塞する閉塞ねじによって止着されることを特徴とする。
請求項7に係る発明によれば、挿入孔に補強部材を挿入して閉塞ねじで止着するだけであるので、補強部材をよりヤング率の大きな材質への変更するのを容易に行うことができる。
請求項8に係る発明は、請求項1から請求項7のいずれかに記載のピンミラーカッタにおいて、前記補強部材は、超硬合金からなることを特徴とする。
請求項8に係る発明によれば、超硬合金のヤング率は鋼材等に比較して非常に高いのでカッタ取付部の剛性を大きく向上させることができる。
この発明に係るピンミラーカッタ用のカッタ取付部によれば、カッタ取付部に補強部材が配設されているので、カッタ取付部の厚さが薄くされているにも拘わらずカッタ取付部の剛性が向上し、切削背分力によりカッタ取付部に生じる撓みやビビリを抑制して高精度な加工を行うことができ、またチップの欠け等を抑制してチップの長寿命化を図ることができる。
以下、図面を参照し、この発明の実施の形態について説明する。図1〜図4はこの発明の第1の実施の形態に係るインターナル型のピンミラーカッタを示す図であって、図1はピンミラーカッタを示す一部破断の正面図、図2はピンミラーカッタのカッタ取付部を示す一部破断の正面図、図3は図2のA−A線断面図、図4は図2のB矢視図である。
図1に示すピンミラーカッタ10は、円環状のカッタ取付部11と、該カッタ取付部11の内周に着脱可能に取り付けられる円環状のカッタ本体12とを備えて、いわゆるインターナル型ピンミラーカッタを構成している。
カッタ取付部11は、加工機(図12参照)に装着されるものであって、鋼にニッケル,クロム,モリブデンなどが適宜の割合で含まれた材料(例えばSNCM439、SCM440など)によって形成されている。
カッタ本体12は、内周部に、複数のチップ13が切刃14をカッタ本体12の内方に突出させた状態でボルト15によって着脱自在に取り付けられている。このカッタ本体12の外周には、外方に延在する突出部16が周方向に所定間隔で複数形成される一方、カッタ取付部11の内周の前記突出部16と対応する位置には、その突出部16を差し込む差し込み溝17が形成されている。
突出部16はそれぞれ、図1に示すように、カッタ本体12の径方向に等間隔で外方に延在して形成され、略矩形をなしている。差し込み溝17は、突出部16を差し込んだとき、突出部16をガイドしてカッタ本体12とカッタ取付部11との厚み方向を一致させるため、突出部16の差し込みをガイドするテーパ部17a(図2参照)が設けられている。
そして、カッタ取付部11の差し込み溝17にカッタ本体12の突出部16が差し込まれた後、カッタ取付部11及びカッタ本体12がクランプ機構20によって互いにスラスト方向に締め付けられることで、カッタ取付部11内にカッタ本体12が同軸上に固定されるようになっている。
クランプ機構20は、カッタ取付部11の内周部及びカッタ本体12の外周部に、これらを跨ぐように略半月状凹部21及び22が形成され、この略半月状凹部21、22に略半月形状の切欠23aを有するクランパ23が、クランプねじ24によって回動可能に取り付けられるように構成されている。従って、このクランパ23を回動させることで、カッタ本体12がカッタ取付部11に対して堅固に固定される。
この実施形態では、カッタ取付部11に、カッタ取付部11よりヤング率の高い材料、例えば超硬合金からなる補強部材30が設けられている。
補強部材30は、適宜の幅及び長さを有する長板状体に形成されており、図2〜図4に示すように、一方の端面に設けられる第1の補強部材30aと、他方の端面に設けられる第2の補強部材30bとが、カッタ取付部11に対しそれぞれ適宜の角度をなして放射状に複数設けられている。
内側補強板30aは、カッタ取付部11の裏面側において、差し込み溝17を形成する底壁から外周方向に延在する挿入溝31に収納され、かつロー付けされることにより周方向に45°間隔で放射状に8個配設されている。この内側補強板30aは、外側補強板30bより長さが若干短く形成されている。挿入溝31は、図3に示すように、カッタ取付部11の裏面側において、差し込み溝17を形成する内壁付近から径方向に沿い段差外径部11aまで延在するよう凹んで形成されている。従って、内側補強板30aは、その挿入溝31に収納されることで、カッタ取付部11の内径から段差外径部11aまで延びている。
外側補強板30bは、カッタ取付部11の表面に外径方向から内径側に延在して設けられた挿入溝32に収納され、かつロー付けされることで周方向に22.5°間隔で16個配設されている。挿入溝32は、図3に示すように、カッタ取付部11において、その外周端縁から径方向に沿い差し込み溝17の近傍まで凹んで形成されている。従って、外側補強板30bは、挿入溝32に収納されることで、カッタ取付部11の外周端縁から内径近傍まで延びている。
なお、図1及び図2において、符号25は、カッタ取付部11が加工機に装着されるためのネジ孔である。
この実施形態のように構成されたピンミラーカッタの作用について説明する。
被削材としてのクランクシャフトを加工する場合に、加工機に装着されるカッタ取付部11の差し込み溝17にカッタ本体12の突出部16を差し込み、次いで、クランプ機構20によりカッタ取付部11とカッタ本体12とともに回転することによりクランクシャフトを加工する。
切刃14が切削をはじめると、ピンミラーカッタ10には、切削背分力によるスラスト荷重が軸方向に作用する。その結果、カッタ取付部11はスラスト荷重が作用する方向に撓むが、カッタ取付部11の両端面に補強部材30a、30bが配置されているので、カッタ取付部11のみの場合に比較して全体としてのヤング率が高くなり、撓みが抑制される。
その結果、ビビリの発生が抑制され、高精度な加工が可能となりチップの欠け等を抑制してチップの長寿命化を図ることができる。
また、補強部材30が放射状に複数設けられることにより、切削背分力によるスラスト力がカッタ取付部のどの位置に作用しても、放射状に配置されたいずれかの補強部材のスラスト力による曲げ力を緩和するため、カッタ取付部の撓みを効果的に抑制することができる。
また、カッタ取付部の両方の端面に補強部材を配置されているので、剛性が向上し、片面に配置される場合に比較してさらに好適である。
図5〜図7は、この発明の第2の実施の形態に係るインターナル型のピンミラーカッタを示すものであり、第1の実施の形態で説明した部分については同一符号を付し、説明を省略する。
この実施形態において、第1の実施の形態と異なるのは、補強部材30が、カッタ取付部11に対しカッタ本体12の厚み方向の中央部と対応する位置に設けられた点にある。
補強部材30は、図5に示すように、カッタ取付部11の厚みより細い径からなるピン状補強部材30cによって構成されている。このピン状補強部材30cは、カッタ取付部11において、放射状に等間隔をなす3本が一組として配設され、3本一組として補強部材が30がカッタ取付部11の周方向に沿い45°間隔で8組設けられると共に、各組のそれぞれが図6及び図7に示すように、カッタ取付部11においてカッタ本体12の厚み方向の中央部に対応する位置に設けられている。
ピン状補強部材30cは、カッタ取付部11の外周端縁から内周方向に向けて穿設された挿入孔33に挿入され、その挿入孔33に閉塞ねじ34が螺着されることで、カッタ取付部11に放射状に止着されている。そのため、挿入孔33の外端側には閉塞ねじ34の雄ネジと螺合する雌ネジが刻設されている。
また、加工時の背分力により、チップ13の切刃14に発生した熱がカッタ本体12を介してカッタ取付部11に伝わり、カッタ取付部11に熱膨張が生じるが、上述のように補強部材30が、カッタ取付部11に対して一方の端面側に補強部材30aが、また他方の端面側に補強部材30bがそれぞれ設けられ、カッタ取付部全体の剛性を大きく向上されているので、カッタ取付部の表裏面間に歪みが生じるのを防ぐことができる。
しかも、それら内側増強部30aと外側増強部30bとからなる補強部材30は、超硬合金からなっているので、カッタ取付部11の剛性を容易に上げることができ、薄型化されてあっても、小型化されたクランクシャフトにも容易に対処することができる。
この実施形態によれば、カッタ取付部11に放射状に設けられたピン状補強部材30cが、カッタ取付部11に対しカッタ本体12の厚み方向の中央部に相当する位置に挿入されているので、カッタ取付部全体の剛性を向上させることができる。加工時に発生する熱によってカッタ取付部11に熱膨張が生じても、カッタ取付部11に歪みが生じるのを防ぐことができ、基本的には前記第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
また、第2の実施の形態によれば、カッタ取付部の挿入孔に補強部材が収納されているので、カッタ取付部全体の剛性を向上させるとともに、補強部材が脱落、破損する虞がない。
また、カッタ取付部に対しカッタ本体の厚み方向の中央部に相当する位置に補強部材が設けられているので、カッタ取付部全体の剛性を向上させるのに加え、加工時に発生する熱によってカッタ取付部に熱膨張が生じても、カッタ取付部に歪みが生じるのを抑制することができる。
また、挿入孔33にピン状補強部材30cを挿入して閉塞ねじ34で止着するだけであるので、ロー付けによって固定される第1の実施形態に比較して、取付けが容易であり、補強部材をよりヤング率の大きな材質のものに容易に変更することができる。
図8〜図10は、この発明の第3の実施の形態に係るインターナル型のピンミラーカッタを示している。第2の実施の形態で説明した部分については同一符号を付し、説明を省略する。
第3の実施の形態は、図8に示すように、カッタ取付部11の中心と隣接する二つのクランプ機構20によって形成される8つの扇形の区画において、外周縁面から径方向内方に向かって、3本を1組とする挿入孔33がカッタ本体の一方の端面と他方の端面寄りにそれぞれ挿入孔33a、33bがV字型に形成されている。
そして、ピン状補強部材30d、30e、30fのうち、ピン状補強部材30d及び30fは、図9に示すように、カッタ取付部11の表面寄りに穿設された挿入孔33aに挿入されて、図10に示すようにピン状補強部材30eは、左右にピン状補強部材30d、30fが配置されたV字型に配置されている。
この実施の形態によれば、カッタ取付部の一方の端面と他方の端面寄りにV字型に補強部材が配設されているので、隣接する補強部材30間に曲げのみならず捻りモーメントが発生するので、カッタ取付部の剛性をより向上させることができる。
なお、上記第2及び第3の実施形態における、カッタ取付部11に配置するピン状補強部材30c、30d〜30fの取り付け角度及び本数については、適宜選定できるのはいうまでもない。また、第3の実施形態では各区画における補強部材34の配置はカッタ取付部の厚み方向に関して、3つの補強部材34により山形状をなしているが、千鳥状等にしてもよく、その配列形態、補強部材34の数量については任意に選定することかできる。
また、上記各実施の形態においては、カッタ取付部がSNCM材やSCM材によって形成される例を示したが、それ以外の材質で形成されてもよい。また、ヤング率の高い補強部材として、超硬合金のものを用いた例を示したが、カッタ取付部11よりもヤング率が高い材料であれば、セラミックス等の超硬合金以外の金属材料であってもよい。
更に、カッタ取付部の内周部に差し込み溝が、カッタ本体の外周部に突出部がそれぞれ設けられた例を示したが、カッタ取付部に対するカッタ本体の取付方法に限定されないことは当然である。
また、カッタ取付部の内周側にカッタ本体が取り付けられる、いわゆるインターナル型のピンミラーカッタについて説明したが、カッタ取付部の外周側にカッタ本体を取り付けるいわゆるエクスターナル型のピンミラーカッタにも同様に適用することができる。
また、上記実施の形態では、薄型化されカッタ取付部の厚みがカッタ本体の厚みより大きく形成されたピンミラーカッタのカッタ取付部に適用した例を示したが、両者が同一の厚みのものであってもよい。
この発明の第1の実施の形態に係るインターナル型のピンミラーカッタを示す一部破断の正面図である。 この発明の第1の実施の形態に係るピンミラーカッタのカッタ取付部を示す一部破断の拡大図である。 図2のA−A線断面図である。 図2のB矢視図である。 この発明の第2の実施の形態に係るインターナル型のピンミラーカッタを示す一部破断の正面図である。 図5のC矢視図である。 図5のD−D線断面図である。 この発明の第3の実施の形態に係るインターナル型のピンミラーカッタを示す図であって、図6に相当する側面図である。 図8のE−E線断面図である。 図8のF−F線断面図である。 従来のピンミラーカッタの要部を示す正面図である。 ピンミラーカッタを装着する加工機を示す説明図である。
符号の説明
10 ピンミラーカッタ
11 カッタ取付部
12 カッタ本体
30、30a〜30f 補強部材
33、33a、33b 挿入孔
34 閉塞ねじ


Claims (8)

  1. 加工機に装着される環状のカッタ取付部と、該カッタ取付部の周面に着脱可能に取り付けられ、かつ前記カッタ取付部と前記カッタ本体とが取り付けられたとき、前記カッタ本体の切刃により被削材を加工するようにしたピンミラーカッタにおいて、
    前記カッタ取付部に、該カッタ取付部よりヤング率の高い材料からなる補強部材が設けられることを特徴とするピンミラーカッタ。
  2. 請求項1記載のピンミラーカッタにおいて、
    前記補強部材は、前記カッタ取付部に対し、放射状に複数設けられることを特徴とするピンミラーカッタ。
  3. 請求項1又は2記載のピンミラーカッタにおいて、
    前記補強部材は、前記カッタ取付部の少なくとも一方の端面に配設されることを特徴とするピンミラーカッタ。
  4. 請求項1又は2記載のピンミラーカッタにおいて、
    前記補強部材は、前記カッタ取付部に設けられた挿入孔に収納されていることを特徴とするピンミラーカッタ。
  5. 請求項4記載のピンミラーカッタにおいて、
    前記補強部材は、前記カッタ取付部における前記カッタ本体の厚み方向の中央部と対応する位置に設けられていることを特徴とするピンミラーカッタ。
  6. 請求項4記載のピンミラーカッタにおいて、
    前記補強部材は、前記カッタ取付部における前記カッタ本体の一方の端面と他方の端面寄りに配設されていることを特徴とするピンミラーカッタ。
  7. 請求項4から請求項6のいずれかに記載のピンミラーカッタにおいて、
    前記補強部材は、前記カッタ取付部に径方向に設けられた挿入孔に挿入されると共に、該挿入孔を閉塞する閉塞ねじによって止着されることを特徴とするピンミラーカッタ。
  8. 請求項1から請求項7のいずれかに記載のピンミラーカッタにおいて、
    前記補強部材は、超硬合金からなることを特徴とするピンミラーカッタ。

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103624309A (zh) * 2012-08-28 2014-03-12 株洲钻石切削刀具股份有限公司 具有防飞结构的铣刀
JP2016159415A (ja) * 2015-03-04 2016-09-05 コマツNtc株式会社 クランクシャフトミラーのカッタ
CN108663991A (zh) * 2018-04-28 2018-10-16 华中科技大学 一种面向镜像铣削加工的双通道同步加工方法及设备

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