JP2004283531A - うちわおよびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】うちわは折りたたむことが困難であったことから、携帯用としては不便である。このうちわを、折りたたみ可能にして容易に組み立て可能にし、携帯に便利なようにコンパクトであってしかもデザインのすぐれたうちわを提供する。
【解決手段】複数枚のシート1を互いに重ね合わせると共にその基端部を貫通する部材3によって各シートを回動自在に連結し、各シートにスリット2を設け、シート同士を連結することによりうちわを構成する。
【選択図】図2
【解決手段】複数枚のシート1を互いに重ね合わせると共にその基端部を貫通する部材3によって各シートを回動自在に連結し、各シートにスリット2を設け、シート同士を連結することによりうちわを構成する。
【選択図】図2
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、主として携帯用に便利に使えるようにした折り畳み式のうちわに係り、特に板紙や薄肉の合成樹脂シート等を素材として使い捨て用として好適なうちわに関する。
【0002】
【従来の技術】
国内で製造されて一般に広く使われているうちわの類としては、竹を利用した柄に和紙等を張ったものや、折り畳み式の扇子がある。また最近では紙を丸に切り取っただけのうちわがある。前者のものは、家庭用として広く知られているものであり、扇子はハンドバック等に収めて携帯用として便利に使えるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
うちわは、主として夏に室内及び室外を問わず利用されるほか、その用途はたとえば調理から涼みまでの広い範囲に及ぶ。しかしながら、折り畳めないことから、携帯用としては不便である。本発明において解決すべき課題は、携帯に便利であってしかもデザインのすぐれたうちわを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、所定形状に形成した板状材の一部を組み立ててなる簡易組立式うちわであって、複数枚のシートを互いに重ね合わせると共にその基端部を貫通する部材によって前記シートを回動自在に連接し、前記シートのうち連接し合うものどうしの間を、一方のシートに形成され切開したスリットと、他方のシートの形成されたスリットによって連接してなることを特徴とする簡易組立式うちわに関するものである。
【0005】
重ね畳まれた状態のシートを開いたときに互いに重なり合う部分に、それぞれのシートに切り込みを形成し、シートを全開状態にしたときお互いのシートが切り込みによって支えあい隙間なくうちわが構成される。
【0006】
スリットは、シートの先端側に偏らせて設けたほうが安定する。シートは、板紙または硬質の合成樹脂板を素材とすることが望ましい。
【0007】
各シートはその基端部を貫通する部材周りに回動自在である。
【0008】
また、スリット同士が組み合わさることによって、うちわとして使用している際にシートがバラバラになることが防止される。
【0009】
更に、スリットをシートの先端側に設けることによってこの先端部分が互いに拘束されるので、シートが揺れ動くときには隣接し合うものどうしの先端部分が互いに引き離されることなく一体に動き周り、風をおくるうちわとしての機能を損ねることもない。
【0010】
【発明の実施の形態】
簡単に組み立て完成し、コンパクトに折りたためて、うちわとしても十分利用できるという目的を、最小の部品点数で製品を構成し安価に実現した。
【0011】
【実施例】
図1は本発明のうちわを閉じたときの斜視図、図2は開いたときの正面図である。
【0012】
図1において、うちわは合計4枚の同じ形状のシートのそれぞれの基端をクリップピン3によって連接したものである。そして、このクリップピン3を中心にそれぞれのシートのスリットを組み合わすことによって、図1の折り畳んだ状態と図2の開いた状態として使える構造を持つ。
【0013】
シート1は、たとえばボール紙又はカード紙等の肉厚が0.3〜1mm程度の板紙を素材としたものであり、いずれもその外部は内角が90°程度とした扇形状である。そして、手で握ったときの汗の浸潤や雨等による濡れに対する防水性を持たせるため、表面にニスを塗ったりビニールを引いたり、ポリプロピレンのフィルムを貼ったりしたものが使用できるほか、紙質の緻密性を上げるプレスコート処理したものでもよい。また、このような板紙に代えて、たとえば塩化ビニール,ポリプロピレン及びABS樹脂等の硬質の合成樹脂シートも利用できる。
【0014】
シート1は、その先端部の両端にスリット2を切開したものである。
【0015】
これらのシートは、図1に示すようにその基端部をクリップピン3によって互いに回転自由に拘束され、互いに隣接するものどうしの先端部がそれぞれのスリットによって連接される。
【0016】
4枚のシートに切込みを入れてスリットを設置する。各シートのスリット同士を組み合わせて、シート同士が固定される。スリットの組み合わせを4枚連結してうちわができる。図2に示すように1枚のうちわになる。
【0017】
このとき、各シートは、その先端部のスリットによって連接されているので、シート同士がばらばらに揺れ動くことなく一体に扇ぎ動作し、通常のうちわ又は扇子と同様の風を起こすことができる。極めて簡単な作業により組み立てられ、糊付け等の必要もないので、僅か数秒或いは十数秒で完成する。また折りたたみも瞬時におこなうことができる。
【0018】
うちわを構成するシートの枚数は、3枚や5枚など大きさに応じて変化させて複数枚で構成するとよい。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の簡易組立式うちわは、板紙や合成樹脂板等を素材として折り畳み式のうちわを簡単な構造で安価に製品として提供することができる。組み立て前はシート状であって、極めて容易に組み立てることができる。従来の常用のうちわや扇子等に比べると、携帯用として便利に使えると共に、様々な用途に展開した有効な利用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】うちわを折りたたんだ状態を示した説明図である。
【図2】うちわを開いた状態を示した説明図である。
【符号の説明】
1 シート
2 スリット
3 クリップピン
【発明が属する技術分野】
本発明は、主として携帯用に便利に使えるようにした折り畳み式のうちわに係り、特に板紙や薄肉の合成樹脂シート等を素材として使い捨て用として好適なうちわに関する。
【0002】
【従来の技術】
国内で製造されて一般に広く使われているうちわの類としては、竹を利用した柄に和紙等を張ったものや、折り畳み式の扇子がある。また最近では紙を丸に切り取っただけのうちわがある。前者のものは、家庭用として広く知られているものであり、扇子はハンドバック等に収めて携帯用として便利に使えるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
うちわは、主として夏に室内及び室外を問わず利用されるほか、その用途はたとえば調理から涼みまでの広い範囲に及ぶ。しかしながら、折り畳めないことから、携帯用としては不便である。本発明において解決すべき課題は、携帯に便利であってしかもデザインのすぐれたうちわを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、所定形状に形成した板状材の一部を組み立ててなる簡易組立式うちわであって、複数枚のシートを互いに重ね合わせると共にその基端部を貫通する部材によって前記シートを回動自在に連接し、前記シートのうち連接し合うものどうしの間を、一方のシートに形成され切開したスリットと、他方のシートの形成されたスリットによって連接してなることを特徴とする簡易組立式うちわに関するものである。
【0005】
重ね畳まれた状態のシートを開いたときに互いに重なり合う部分に、それぞれのシートに切り込みを形成し、シートを全開状態にしたときお互いのシートが切り込みによって支えあい隙間なくうちわが構成される。
【0006】
スリットは、シートの先端側に偏らせて設けたほうが安定する。シートは、板紙または硬質の合成樹脂板を素材とすることが望ましい。
【0007】
各シートはその基端部を貫通する部材周りに回動自在である。
【0008】
また、スリット同士が組み合わさることによって、うちわとして使用している際にシートがバラバラになることが防止される。
【0009】
更に、スリットをシートの先端側に設けることによってこの先端部分が互いに拘束されるので、シートが揺れ動くときには隣接し合うものどうしの先端部分が互いに引き離されることなく一体に動き周り、風をおくるうちわとしての機能を損ねることもない。
【0010】
【発明の実施の形態】
簡単に組み立て完成し、コンパクトに折りたためて、うちわとしても十分利用できるという目的を、最小の部品点数で製品を構成し安価に実現した。
【0011】
【実施例】
図1は本発明のうちわを閉じたときの斜視図、図2は開いたときの正面図である。
【0012】
図1において、うちわは合計4枚の同じ形状のシートのそれぞれの基端をクリップピン3によって連接したものである。そして、このクリップピン3を中心にそれぞれのシートのスリットを組み合わすことによって、図1の折り畳んだ状態と図2の開いた状態として使える構造を持つ。
【0013】
シート1は、たとえばボール紙又はカード紙等の肉厚が0.3〜1mm程度の板紙を素材としたものであり、いずれもその外部は内角が90°程度とした扇形状である。そして、手で握ったときの汗の浸潤や雨等による濡れに対する防水性を持たせるため、表面にニスを塗ったりビニールを引いたり、ポリプロピレンのフィルムを貼ったりしたものが使用できるほか、紙質の緻密性を上げるプレスコート処理したものでもよい。また、このような板紙に代えて、たとえば塩化ビニール,ポリプロピレン及びABS樹脂等の硬質の合成樹脂シートも利用できる。
【0014】
シート1は、その先端部の両端にスリット2を切開したものである。
【0015】
これらのシートは、図1に示すようにその基端部をクリップピン3によって互いに回転自由に拘束され、互いに隣接するものどうしの先端部がそれぞれのスリットによって連接される。
【0016】
4枚のシートに切込みを入れてスリットを設置する。各シートのスリット同士を組み合わせて、シート同士が固定される。スリットの組み合わせを4枚連結してうちわができる。図2に示すように1枚のうちわになる。
【0017】
このとき、各シートは、その先端部のスリットによって連接されているので、シート同士がばらばらに揺れ動くことなく一体に扇ぎ動作し、通常のうちわ又は扇子と同様の風を起こすことができる。極めて簡単な作業により組み立てられ、糊付け等の必要もないので、僅か数秒或いは十数秒で完成する。また折りたたみも瞬時におこなうことができる。
【0018】
うちわを構成するシートの枚数は、3枚や5枚など大きさに応じて変化させて複数枚で構成するとよい。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の簡易組立式うちわは、板紙や合成樹脂板等を素材として折り畳み式のうちわを簡単な構造で安価に製品として提供することができる。組み立て前はシート状であって、極めて容易に組み立てることができる。従来の常用のうちわや扇子等に比べると、携帯用として便利に使えると共に、様々な用途に展開した有効な利用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】うちわを折りたたんだ状態を示した説明図である。
【図2】うちわを開いた状態を示した説明図である。
【符号の説明】
1 シート
2 スリット
3 クリップピン
Claims (4)
- 複数枚のシートを互いに重ね合わせ。その基端部を貫通する部材によって前記シートを回動自在に連接し、前記シートのうち連接し合うものどうしの間を、一方のシートに切開したスリットと、他方のシートのスリットと連接してなる折り畳み式うちわ。
- 折り畳み式うちわ。
- 前記シートは、板紙を素材としてなる請求項1記載の折り畳み式うちわ。
- 前記シートは、硬質の合成樹脂板を素材としてなる請求項1記載の折り畳み式うちわ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003120731A JP2004283531A (ja) | 2003-03-19 | 2003-03-19 | うちわおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003120731A JP2004283531A (ja) | 2003-03-19 | 2003-03-19 | うちわおよびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004283531A true JP2004283531A (ja) | 2004-10-14 |
Family
ID=33296531
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003120731A Pending JP2004283531A (ja) | 2003-03-19 | 2003-03-19 | うちわおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004283531A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013506766A (ja) * | 2009-10-01 | 2013-02-28 | アルバニー エンジニアード コンポジッツ インコーポレイテッド | 織りプリフォーム、コンポジットおよびその製造方法 |
-
2003
- 2003-03-19 JP JP2003120731A patent/JP2004283531A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013506766A (ja) * | 2009-10-01 | 2013-02-28 | アルバニー エンジニアード コンポジッツ インコーポレイテッド | 織りプリフォーム、コンポジットおよびその製造方法 |
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